JPH1163971A - 真円度測定機 - Google Patents

真円度測定機

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JPH1163971A
JPH1163971A JP23543397A JP23543397A JPH1163971A JP H1163971 A JPH1163971 A JP H1163971A JP 23543397 A JP23543397 A JP 23543397A JP 23543397 A JP23543397 A JP 23543397A JP H1163971 A JPH1163971 A JP H1163971A
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JP
Japan
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detector
work
guide
measuring machine
error
Prior art date
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Pending
Application number
JP23543397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Arai
正敏 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1163971A publication Critical patent/JPH1163971A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブル回転型の真円度測定機でワークの複
数の断面を測定して同軸度や円筒度を求める場合に、Z
ガイドの運動精度の影響を受けずに測定できる方法を提
供する。 【解決手段】 Zテーブルに検出器ホルダー15と平行
して検出器ホルダー16を設け、各々の検出器ホルダー
に検出器17と検出器18を、互いの検出方向が回転テ
ーブル12の回転中心Tcに対峙する状態に設ける。そ
して、検出器17で検出された第一測定値と回転テーブ
ル12によってワークが180゜回転して検出器18で
検出された測定値との平均値を、ワークのその点の測定
値(半径)とする。 【効果】 Zガイド13の運動精度の誤差があっても、
2つの測定値の平均によって運動精度13aの誤差Ea
が相殺される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物(本明細
書では「ワーク」という。)の真円度や円柱形状を測定
する真円度測定機に係わり、その中で、テーブル回転型
の真円度測定機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テーブル回転型の真円度測定機は図3に
示すように、ベース11に鉛直軸回りに回転する回転テ
ーブル12が設けられるとともに、ベース11にはZガ
イド13が立設され、Zガイド13にZテーブル24が
Z方向移動自在に支持されている。Zテーブル24には
検出器ホルダー15が水平一軸方向(X方向)移動自在
に支持されており、その先端15aに検出器17が設け
られている。検出器17の測定子17aのY方向(X方
向に直角な水平方向)位置は回転テーブル12のY方向
中心線上にほぼ一致している。
【0003】テーブル回転型の真円度測定機はこのよう
に構成されており、ワークの測定部分の中心を回転テー
ブル12の回転中心に概略(検出器17の測定可能範囲
内)合わせてワークを回転テーブル12に載置し、ワー
クを回転さてワークの円周を測定し、測定データから真
円度を算出する。
【0004】また、検出器17はZテーブル24によっ
て上下に移動可能であるので、ワークの任意の高さで真
円度測定ができる。これによって、各測定断面での真円
度データから同軸度や円筒度等の円柱形状の算出も可能
となる。さらに、回転テーブル12を回転せずに検出器
17を上下移動させるとワークのX方向の真直度の測定
も可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Zテー
ブル24は、Z方向に移動するときにZガイド13の運
動精度によって変動が発生する。その結果、検出器の水
平方向位置が変位するため、同軸度や円筒度を測定する
場合に、次のような測定誤差が生じる。
【0006】これを図4に示す。Toは回転テーブル1
2の回転中心、CoはZガイド13の運動精度13aの
誤差が零の場合の検出器17の位置、LcはToからC
oまでの距離、Ec、Edは各々鉛直方向Zc、Zd位
置におけるZガイド13の運動精度13aのX方向誤
差、Dc、Ddは各々Zc、Zd位置における検出器1
7の位置から測定子17aがワークに当接した点までの
距離を表している。したがって、ワークWの一つの母線
Wc上のZc、Zd位置における半径Rc、Rdは、次
の式で表わされる。 Rc=Lc−Dc−Ec Rd=Lc−Dd−Ed
【0007】同軸度は回転テーブル12の回転中心To
からの各測定断面半径のばらつきで表わされるので、図
4の例の2つの位置の差でみると、次のようになる。 Rc−Rd=(Dd−Dc)+(Ed−Ec) つまり、運動精度13aの誤差EcとEdとの差がその
まま同軸度の誤差に加算される。
【0008】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、テーブル回転型の真円度測定機でワークの複数
の断面を測定して同軸度や円筒度を求める場合に、Zガ
イド13の運動精度13aの影響を受けずに測定できる
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、テーブル回転型の真円度測定機のZテーブ
ルに検出器ホルダー15と平行して検出器ホルダー16
を設け、検出器ホルダー16には第二検出器を第一検出
器(従来の技術で説明した検出器17)の検出方向と回
転テーブル12の回転中心Tcを結ぶ方向で、回転テー
ブル12の回転中心に対峙する状態に設ける。そして、
第一検出器で検出された第一測定値と、回転テーブル1
2によってワークが180゜回転して第二検出器で検出
された測定値との平均値を、ワークのその点の測定値と
するようにする。こうすると、Zガイド13の運動精度
13aの誤差があっても、2つの測定値の平均によって
運動精度の誤差が相殺される。
【0010】
【実施の形態】本発明に係る真円度測定機の実施の形態
の全体図を図1に、測定説明図を図2に示す。図1に示
す真円度測定機は、従来の技術(図3)で説明したもの
と基本構成は同じである。従来の技術と異なるのは、検
出器が2つあることである。すなわち、図1に示すよう
に、Zテーブル14には、検出器ホルダー15と平行し
て上側に検出器ホルダー16が設けられている。検出器
ホルダー15には従来どおり検出器17が取り付けられ
ており、検出器ホルダー16には検出器18(第二検出
器)が設けられている。検出器18は、検出器17の検
出方向と回転テーブル12の回転中心Toを結ぶ方向
で、回転テーブル12に対峙する方向に検出方向が設定
されている。
【0011】本発明に係わる真円度測定機はこのように
構成されており、ワークWを回転テーブル12の上に載
置し固定した状態で、回転テーブル12を駆動してワー
クの測定部分の中心を検出器17、18の回転中心に概
略(検出器17、18の測定可能範囲内)に合わせた
後、回転テーブル12を回転させてワークWの円周を測
定する。すると、ワークの各点は検出器17で検出され
た後、180゜回転して検出器18でも検出されるの
で、検出器17で検出された第一測定値と検出器18で
検出された測定値(回転テーブル12の180゜回転時
間分だけ、第一測定値より遅れて検出される)との平均
値を算出し、それをワークのその点の測定値(半径)と
する。
【0012】これを図2を用いて説明すると、次のよう
になる。図2において、Toは回転テーブル12の回転
中心、Ca、CbはZガイド13の運動精度13aの誤
差が零の場合の検出器17、検出器18の位置、La、
LbはToから各々Ca、Cbまでの距離、Eaは鉛直
方向Za位置におけるZガイド13の運動精度13aの
X方向誤差、DaはZ位置における検出器17の位置か
ら測定子17aがワークに当接した点までの距離、Db
はZ位置における検出器18の位置から測定子18aが
ワークに当接した点までの距離を表している。なお、図
2でワークWの一つの母線Waは検出器17側を実線で
表わし、母線Waが180゜回転して検出器18側に位
置する状態をWbとして想像線で表わしている。
【0013】図2において、ワークWの一つの母線Wa
のZ位置における半径Ra、母線Waが180゜回転し
た時の半径Rbは、次の式で表わされる。 Ra=La−Da−Ea Rb=Lb−Db+Ea したがって、算出される測定値は、 (Ra+Rb)/2=(La+Lb−Da−Db)/2 となり、Zガイド13の運動精度13aの誤差Eaは相
殺される。
【0014】なお、以上説明した実施の形態では、2つ
の検出器17、18の方向をX方向としたが、これに限
らず、検出器ホルダー15、16の移動方向を他の方向
に変えても、本発明は適用できる。つまり、2つの検出
器17、18検出器の検出方向が回転テーブル12の回
転中心Toに対峙していればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ーブル回転型の真円度測定機において、Zテーブルに2
つの検出器ホルダーを設け、検出器ホルダーに各々検出
器を、互いの検出方向が回転テーブルの回転中心に対し
て対峙する状態に設ける。そして、第一検出器で検出さ
れた第一測定値と、回転テーブルによってワークが18
0゜回転して第二検出器で検出された測定値との平均値
を、ワークのその点の測定値(半径)とするようにし
た。これによって、Zテーブルを鉛直方向に案内するZ
ガイドの水平方向の運動精度の誤差があっても、2つの
測定値の平均によって運動精度の誤差が相殺されるの
で、Zガイドの運動精度の影響を受けずに同軸度や円筒
度の測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる真円度測定機の実施の形態の外
観図
【図2】本発明に係る真円度測定機の実施の形態の測定
説明図
【図3】従来の真円度測定機の外観図
【図4】従来の真円度測定機の測定説明図
【符号の説明】
W………ワーク 11……ベース 12……回転テーブル 13……Zガイド 14……Zテーブル 15……検出器ホルダー 16……検出器ホルダー 17……検出器 18……検出器 17a…測定子 18a…測定子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースに鉛直軸回り回転自在に支持された
    回転テーブルと、 前記ベースに立設されたZガイドに鉛直方向移動自在に
    支持されたZテーブルと、 前記回転テーブルの回転中心に対して互いに対峙する状
    態で、前記Zテーブルに設けられた第一検出器及び第二
    検出器とから構成され、 前記第一検出器で検出された第一測定値と、ワークが1
    80゜回転して前記第二検出器で検出された測定値との
    平均値を、ワークのその点の測定値とすることを特徴と
    する真円度測定機。
JP23543397A 1997-08-15 1997-08-15 真円度測定機 Pending JPH1163971A (ja)

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