JPH1163434A - 焼却炉 - Google Patents

焼却炉

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JPH1163434A
JPH1163434A JP21629097A JP21629097A JPH1163434A JP H1163434 A JPH1163434 A JP H1163434A JP 21629097 A JP21629097 A JP 21629097A JP 21629097 A JP21629097 A JP 21629097A JP H1163434 A JPH1163434 A JP H1163434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grate
movable
fixed
incinerator
fire grate
Prior art date
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Pending
Application number
JP21629097A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ikeda
宏志 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインテナンスコストが安く、被焼却物を効
率よく焼却することができる焼却炉を提供する。 【解決手段】 固定火格子11および可動火格子12が
それぞれ、固定火格子本体11aおよび可動火格子本体
12aと、固定火格子本体11aおよび可動火格子本体
12aそれぞれの下側に取り付けられ、自らの下に重な
る可動火格子本体12aおよび固定火格子本体11aの
上面に対して実質的に密着しつつ相対的に摺動するシュ
ー11bおよび12bとにより構成されている。固定火
格子本体11aおよび可動火格子本体12aのそれぞれ
と各々に取り付けられたシュー11bおよび12bとの
間には、燃焼用空気の吹出口11cおよび12cが形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ等の被焼
却物を焼却する焼却炉に関し、特に、傾斜して交互に重
なり合う固定火格子および可動火格子を備え、炉内にて
被焼却物を搬送する上向き傾斜摺動式等のストーカを有
する焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の焼却炉において、上向き傾斜摺
動式のストーカは、焼却炉の底部に設けられている。傾
斜して交互に重なり合う固定火格子および可動火格子は
それぞれ、幅方向に複数並べられて固定フレームおよび
可動フレームに係止され、鍵盤状の固定火格子段および
可動火格子段の形態をとる。そして、可動フレームが油
圧シリンダ等の駆動源によって駆動されることで、可動
火格子段が固定火格子段上(間)にて直線運動をなし、
炉内に供給された都市ごみ等の被焼却物を、撹拌、反転
しながら炉内を移送する。この際に、被焼却物層下部に
潜り込んだ着火した被焼却物は、固定火格子および可動
火格子の先端部下面に形成された凹部からなる吹出口か
ら高速で噴出される燃焼用空気と接触し、これが燃焼の
核となって、燃焼が拡がり、ストーカ全面上にて、燃焼
が継続する。
【0003】このようなストーカは、この種の焼却炉に
おいて、被焼却物を効率よく焼却するためには、必要不
可欠の重要な構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した例をも含め、
従来の焼却炉において、固定火格子、可動火格子の下面
は、それの下に重なる可動火格子、固定火格子の上面に
摺動する構造であるため、ストーカを使用していくにつ
れて、摩耗していく。
【0005】特に、従来の焼却炉のストーカでは、燃焼
用空気の吹出口が火格子の先端部のうちの下面に凹部を
形成することにより構成されているので、例えば下面全
てが摺動面であるような火格子に比べ、摺動面積が狭小
であり、単位面積当たりの摺動頻度が高く、摩耗の進行
が大きい。そして、ストーカとしての動作に支障を来す
程に摩耗した固定火格子、可動火格子は、それ全体を交
換しなければならず、メインテナンスコストが高いとい
う問題点がある。
【0006】また、火格子の下面が摩耗していくにつれ
て凹部が浅くなり、燃焼用空気の吹出口の開口面積が減
少し、ひいては燃焼用空気を必要な箇所に必要な量だけ
供給することができなくなり、焼却炉として被焼却物を
効率よく焼却することができなくなるという問題点があ
る。さらに、このような場合にも、摩耗した火格子全体
を交換する必要がある。
【0007】本発明の課題は、メインテナンスコストが
安い焼却炉を提供することである。
【0008】本発明の他の課題は、被焼却物を効率よく
焼却することができる焼却炉を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、傾斜し
て交互に重なり合う固定火格子および可動火格子を備
え、炉内にて被焼却物を搬送するストーカを有する焼却
炉において、前記固定火格子および前記可動火格子はそ
れぞれ、固定火格子本体および可動火格子本体と、前記
固定火格子本体および前記可動火格子本体それぞれの下
側に取り付けられ、自らの下に重なる該可動火格子本体
および該固定火格子本体の上面に対して実質的に密着し
つつ相対的に摺動するシューとにより構成されており、
前記固定火格子本体および前記可動火格子本体のそれぞ
れと各々に取り付けられた前記シューとの間には、燃焼
用空気の吹出口が形成されていることを特徴とする焼却
炉が得られる。
【0010】本発明によればまた、前記シューは、前記
固定火格子本体または前記可動火格子本体に対して着脱
可能に取り付けられている前記焼却炉が得られる。
【0011】本発明によればさらに、前記シューは、前
記固定火格子本体または前記可動火格子本体の先端部下
に取り付けられている前記焼却炉が得られる。
【0012】本発明によればまた、前記シューは、前記
固定火格子本体および前記可動火格子本体よりも耐摩耗
性の低い材質から成る前記焼却炉が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態による焼却炉を説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態による焼却炉
を含むごみ焼却システムの構成を示す図である。図2
は、本焼却炉の要部を示す斜視図である。図3は、本焼
却炉の要部を示す側面図である。
【0015】図1を参照して、本焼却炉が適用されるご
み焼却システムは、焼却炉1と、ごみピット2と、クレ
ーン3と、ガス冷却室4と、空気予熱器5と、余熱利用
空気加熱器6と、バグフィルタ7と、煙突8とを有して
いる。そして、都市ごみ等の被焼却物の乾燥および燃
焼、排ガスの処理、灰およびダストの処理、余熱の回
収、ならびに廃水処理等を連続して行う。
【0016】図2および図3を参照して、本発明による
焼却炉1は、ストーカ10と、ホッパ20とを有してい
る。
【0017】ストーカ10は、傾斜して交互に重なり合
う固定火格子段および可動火格子段を備え、可動火格子
段が直線運動することによって炉内にて被焼却物を搬送
する。固定火格子段および可動火格子段はそれぞれ、固
定火格子11および可動火格子12のそれぞれが幅方向
に複数並んで構成されており、固定火格子段は固定フレ
ーム13に、可動火格子段は可動フレーム(図示せず)
に係止されている。そして、可動フレームが駆動源とし
ての油圧シリンダ15によって駆動されることで、可動
火格子段が固定火格子段上(間)にて直線運動をなし、
炉内に供給された被焼却物を、撹拌、反転しながら炉内
を移送する。
【0018】ホッパ20は、ストーカ10下に配され、
炉内へ燃焼用空気を供給すると共に、炉内から火格子間
の隙間を通って落下する落じんおよび落灰を受け止め
る。
【0019】本焼却炉ではまた、可動火格子12(可動
火格子段および可動フレーム)を直線運動可能に支持す
る支持手段を有している。
【0020】図4は、固定火格子11および可動火格子
12の詳細を示す断面図である。図4を参照して、固定
火格子11、可動火格子12は、固定火格子本体11
a、可動火格子本体12aと、固定火格子本体11a、
可動火格子本体12aそれぞれの下側に取り付けられ、
自らの下に重なる可動火格子本体12a、固定火格子本
体11aの上面に対して実質的に密着しつつ相対的に摺
動するシュー11b、12bとにより構成されている。
【0021】固定火格子本体11a、可動火格子本体1
2aと各々に取り付けられたシュー11b、12bとの
間には、燃焼用空気の吹出口11c、12cが形成され
ている。これにより、重なり合う火格子間にてシュー下
面と火格子本体上面とが摺動して摩耗しても、燃焼用空
気の吹出口は、初期の開口面積のまま、変化することが
ない。
【0022】シュー11b、12bはそれぞれ、固定火
格子本体11a、可動火格子本体12aの先端部下に取
り付けられている。シュー11b、12bはそれぞれ、
固定火格子本体11a、可動火格子本体12aに対し
て、着脱可能に取り付けられている。詳しくは、固定火
格子本体11a、可動火格子本体12aに形成された直
角に屈曲した溝部11a−1、12a−1内に、シュー
に取り付けられたシャフトを挿入して取り付けられてい
る。取り外す際には、火格子の後端のフレーム係止部を
中心にして回動させるようにして火格子を持ち上げ、シ
ャフトを溝部から外す。
【0023】シュー11b、12bはそれぞれ、固定火
格子本体11a、可動火格子本体12aよりも耐摩耗性
の低い材質から成っている。例えば、シュー11b、1
2bは耐熱鋳物とし、固定火格子本体11a、可動火格
子本体12aは耐熱・耐摩耗鋳鋼とする。これにより、
火格子本体の摩耗が低減し、火格子本体は長期間にわた
り交換が不要である。
【0024】
【発明の効果】本発明による焼却炉は、固定火格子およ
び可動火格子がそれぞれ、固定火格子本体および可動火
格子本体と、固定火格子本体および可動火格子本体それ
ぞれの下側に取り付けられ、自らの下に重なる可動火格
子本体および固定火格子本体の上面に対して実質的に密
着しつつ相対的に摺動するシューとにより構成されてお
り、固定火格子本体および可動火格子本体のそれぞれと
各々に取り付けられたシューとの間に、燃焼用空気の吹
出口が形成されているため、火格子本体を交換する必要
がなく、メインテナンスコストが安い。また、燃焼用空
気の吹出口の開口面積が減少して燃焼用空気を必要な箇
所に必要な量だけ供給することができなくなることがな
く、被焼却物を効率よく焼却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による焼却炉を含むごみ焼
却システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態による焼却炉の要部の構成
を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態による焼却炉の要部の構成
を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態による焼却炉の火格子の構
造を詳細に示す断面図である。
【符号の説明】
10 ストーカ 11 固定火格子 11a 固定火格子本体 11b、12b シュー 11c、12c 吹出口 11a−1、12a−1 溝部 12 可動火格子 12a 可動火格子本体 13 固定フレーム 15 油圧シリンダ 20 ホッパ 162 軸受

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜して交互に重なり合う固定火格子お
    よび可動火格子を備え、炉内にて被焼却物を搬送するス
    トーカを有する焼却炉において、前記固定火格子および
    前記可動火格子はそれぞれ、固定火格子本体および可動
    火格子本体と、前記固定火格子本体および前記可動火格
    子本体それぞれの下側に取り付けられ、自らの下に重な
    る該可動火格子本体および該固定火格子本体の上面に対
    して実質的に密着しつつ相対的に摺動するシューとによ
    り構成されており、前記固定火格子本体および前記可動
    火格子本体のそれぞれと各々に取り付けられた前記シュ
    ーとの間には、燃焼用空気の吹出口が形成されているこ
    とを特徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記シューは、前記固定火格子本体また
    は前記可動火格子本体に対して着脱可能に取り付けられ
    ている請求項1に記載の焼却炉。
  3. 【請求項3】 前記シューは、前記固定火格子本体また
    は前記可動火格子本体の先端部下に取り付けられている
    請求項1または2に記載の焼却炉。
  4. 【請求項4】 前記シューは、前記固定火格子本体およ
    び前記可動火格子本体よりも耐摩耗性の低い材質から成
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の焼却炉。
JP21629097A 1997-08-11 1997-08-11 焼却炉 Pending JPH1163434A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033212A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Takuma Co Ltd 水冷式ストーカ炉
KR101492014B1 (ko) * 2014-06-05 2015-02-10 에스엠메탈(주) 이탈방지 프로텍터 로스터
CN106287743A (zh) * 2015-05-27 2017-01-04 南京凯盛国际工程有限公司 组合型炉排片结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010130