JPH1161838A - 受圧板施工用囲状コンクリート型枠 - Google Patents

受圧板施工用囲状コンクリート型枠

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JPH1161838A
JPH1161838A JP22625797A JP22625797A JPH1161838A JP H1161838 A JPH1161838 A JP H1161838A JP 22625797 A JP22625797 A JP 22625797A JP 22625797 A JP22625797 A JP 22625797A JP H1161838 A JPH1161838 A JP H1161838A
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JP
Japan
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arm
series
receiving plate
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pressure receiving
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JP22625797A
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Kazuaki Tsuchimoto
和明 土本
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受圧板の施工に用いるのに適した運搬取扱い
に簡便である囲状コンクリート型枠を提供する。 【解決手段】 受圧板施工用囲状コンクリート型枠1
は、平面からみて1つおきの4辺2が仮想の正八角形中
央部3と、その仮想4辺2からほぼコ状で開放側が中心
部に向けられ、4方に突出している第1〜第4腕部4〜
7とよりなる。各腕部4,5,6,7の先端垂直部8,
14,20,26および左側垂直部9,15,21,27がそれぞれ
一連の金網10,16,22,28で形成せられ、隣り合う腕部
間の正八角形中央部3の1辺となる垂直部11,17,23,
29およびその左側の各腕部5,6,7,4の右側垂直部
12,18,24,30がそれぞれ一連の金網13,19,25,31で
形成せられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受圧板施工用囲状
コンクリート型枠、さらに詳しくいえば、のり面などの
崩壊抑止用受圧板の施工に用いられる囲状コンクリート
型枠に関する。なお、この明細書において、コンクリー
トとは、コンクリートの外にモルタルを含み、アンカー
とは、アンカーの外にロック・ボルトを含むものとす
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】プレキャスト受圧板を
凹凸のある施工面に施工するさい、受圧板が施工面に均
等に接しないという問題があるし、また、凹凸のある施
工面に硬度差があると、受圧板にアンカー力を加えたと
きに集中荷重が加わるので、受圧板がコンクリート製の
場合は、予期しないひび割れが発生するという問題があ
り、受圧板が鋼製または合成樹脂製の場合は、変形が設
計より大きくなるという問題があった。
【0003】従来、上記問題を解消するため、凹凸のあ
る施工面を平滑にするか、同施工面にコンクリートを打
設してこれを平滑にするか、あるいは同施工面に発泡ス
チロールなどよりなるクッション材を介してプレキャス
ト受圧板を設置していた。
【0004】上記前二者は、施工面の平滑化作業をのり
面上で行なう関係上、多くの人力を要するばかりか、精
度のよい平滑仕上げは難しく、また、後者ではクッショ
ン材の耐久性に問題がある。
【0005】本発明者は、先に施工面が凹凸であっても
上記のような問題がない優れたつぎの受圧板の施工法を
提案した。すなわち、この施工法は、土中にアンカーが
打設せられた凹凸のある施工面に、下面周縁に囲状の金
網または合成樹脂製型枠を有するプレキャスト受圧板を
配置する工程と、アンカーを1次緊張して型枠下部を施
工面の凹凸にそうように変形せしめる工程と、型枠内に
コンクリートを充填して硬化せしめることにより、コン
クリートを介して施工面とプレキャスト受圧板を一体化
する工程と、アンカーを2次緊張する工程とを含むこと
を特徴とするものである(特願平8−238930
号)。
【0006】本発明の目的は、上記受圧板の施工に用い
るのに適した運搬取扱いに簡便である囲状コンクリート
型枠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による受圧板施工
用囲状コンクリート型枠は、平面からみて1つおきの4
辺が仮想の正八角形中央部と、その仮想4辺からほぼコ
状で開放側が中心部に向けられ、4方に突出している第
1〜第4腕部とよりなり、第1腕部の先端垂直部および
左側垂直部が一連の金網で形成せられ、第1腕部と第2
腕部間の正八角形中央部の1辺となる垂直部および第2
腕部の右側垂直部が一連の金網で形成せられ、第2腕部
の先端垂直部および左側垂直部が一連の金網で形成せら
れ、第2腕部と第3腕部間の正八角形中央部の1辺とな
る垂直部および第3腕部の右側垂直部が一連の金網で形
成せられ、第3腕部の先端垂直部および左側垂直部が一
連の金網で形成せられ、第3腕部と第4腕部間の正八角
形中央部の1辺となる垂直部および第4腕部の右側垂直
部が一連の金網で形成せられ、第4腕部の先端垂直部お
よび左側垂直部が一連の金網で形成せられ、第4腕部と
第1腕部間の正八角形中央部の1辺となる垂直部および
第1腕部の右側垂直部が一連の金網で形成せられている
ものである。
【0008】なお、この明細書において、各腕部の「左
側」および「右側」とは、各腕の先端に向かって左およ
び右をいうものとする。用いられる好ましい金網の具体
例としては、溶接金網およびクリンプ金網があげられ
る。また、型枠の高さは50〜150mmが適当であ
る。さらに、網目の大きさは、型枠内に充填されたコン
クリートが余り漏れ出さない程度のものがよく、コンク
リートの漏れ出し量が多い場合は、型枠の内外面のいず
れか一方が空気抜き用切り欠きまたは孔を有するダンボ
ールのような紙または布で覆われる。ダンボールとして
は、並列状中空部に針金が挿入せられているものを用い
てもよい。網線の径、とくに型枠の高さ方向の網線すな
わち垂直網線の径は、プレキャスト受圧板に対する支持
力を有するとともに、プレキャスト受圧板の自重と1次
緊張のさいのアンカー力によって、施工面の凸部により
変形ないし座屈可能であり、これによりプレキャスト受
圧板を所定位置に保持しうる径となされる。具体的に
は、網線の径は、2.0〜3.0mmの範囲内から、プ
レキャスト受圧板の自重と1次緊張のさいのアンカー力
とによって決められる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、図1ない
し図5に示されている。図示の受圧板施工用囲状コンク
リート型枠(1) は、平面からみて1つおきの4辺(2) が
仮想の正八角形中央部(3) と、その仮想4辺(2) からほ
ぼコ状で開放側が中心部に向けられ、4方に突出してい
る第1〜第4腕部(4) 〜(7) とよりなり(図3参照)、
第1腕部(4) の先端垂直部(8) および左側垂直部(9) が
一連の金網(10)で形成せられ、第1腕部(4) と第2腕部
(5) 間の正八角形中央部(3) の1辺となる垂直部(11)お
よび第2腕部(5) の右側垂直部(12)が一連の金網(13)で
形成せられ、第2腕部(5) の先端垂直部(14)および左側
垂直部(15)が一連の金網(16)で形成せられ、第2腕部
(5) と第3腕部(6) 間の正八角形中央部(3) の1辺とな
る垂直部(17)および第3腕部(6) の右側垂直部(18)が一
連の金網(19)で形成せられ、第3腕部(6) の先端垂直部
(20)および左側垂直部(21)が一連の金網(22)で形成せら
れ、第3腕部(6) と第4腕部(7) 間の正八角形中央部
(3) の1辺となる垂直部(23)および第4腕部(7) の右側
垂直部(24)が一連の金網(25)で形成せられ、第4腕部
(7) の先端垂直部(26)および左側垂直部(27)が一連の金
網(28)で形成せられ、第4腕部(7) と第1腕部(4) 間の
正八角形中央部(3) の1辺となる垂直部(29)および第1
腕部(4) の右側垂直部(30)が一連の金網(31)で形成せら
れているものである(図1〜図3参照)。
【0010】金網(10)(13)(16)(19)(22)(25)(28)(31)
は、すべて溶接金網であり、その水平網線(32)は5本
で、垂直網線(33)の上端は最上端の水平網線(32)と合致
しているが、同下端は最下端の水平網線(32)より若干下
方に突出している(図4および図5参照)。型枠(1) 内
へのコンクリート充填圧により型枠(1) が外方へ開いた
りしないように、型枠(1) の高さの中程において、中央
部(3) および各腕部(4) 〜(7) には、開き止め(34)(35)
が配置せられている(図2および図3参照)。中央部
(3) の開き止め(34)は、平行な2本の金属線の組が2組
み井形状になるように溶接せられてなるものであり、各
組の2本の金属線の両端部(36)は、正八角形中心部(3)
の対向する垂直金網の上から3番目の水平網線(32)に、
フック状に折り曲げられて掛け止められている(図4参
照)。各腕部(4) 〜(7) の開き止め(35)は、平行な2本
の金属線の組が2組み鳥居状になるように溶接せられて
なるものであり、各腕部(4) 〜(7) の開き止め(35)の長
さ方向の金属線の一端部(37)は、各腕部(4) 〜(7) の先
端において、同幅方向の金属線の両端部(38)は、各腕部
(4) 〜(7) の左右において、それぞれ垂直金網の上から
3番目の水平網線(32)に、フック状に折り曲げられて掛
け止められている(図5参照)。
【0011】上記囲状コンクリート型枠(1) を用いた受
圧板の施工工程を図6〜図9に示す。まず、第1工程と
して、土中にアンカー(39)が打設せられた凹凸のある施
工面(40)に、下面周縁に囲状コンクリート型枠(1) を有
するプレキャスト受圧板(41)をクレーンで吊り下ろして
垂直に配置する(図6参照)。
【0012】囲状コンクリート型枠(1) は、これを構成
する8つの金網(10)(13)(16)(19)(22)(25)(28)(31)をプ
レキャスト受圧板(41)の下面周縁にあらかじめ所定間隔
おきに基部が埋入せられた下方突出状金物(42)にそれぞ
れ針金(43)で結び止めて所定の型枠形状とすることによ
り得られる。金物(42)の代わりに、鉄筋の一部をプレキ
ャスト受圧板(41)に埋入し、残部を下方に突出せしめて
もよい。
【0013】つぎに、第2工程として、アンカー(39)を
1次緊張してアンカー力により型枠下部(1a)を施工面(4
0)の凹凸にそうように変形せしめる(図7参照)。
【0014】つぎに、第3工程として、型枠(1) 内にポ
ンプにより圧送せられた流動性のあるコンクリートを型
枠(1) の外からホース(44)で注入充填して硬化せしめる
ことにより、コンクリート(45)を介して施工面(40)とプ
レキャスト受圧板(41)を一体化する(図8参照)。
【0015】最後に、第4工程として、アンカー(39)を
2次緊張した後、プレキャスト受圧板(41)の開口部(46)
にキャップ(47)を施す(図9参照)。アンカー(39)を2
次緊張したさい、アンカー力は均等に施工面(40)に伝達
されるので、プレキャスト受圧板(41)の一部に集中荷重
が加わらない。
【0016】上記において、囲状コンクリト型枠(1) に
金網が使用されているので、アンカー(39)の1次緊張に
よるアンカー力により、型枠下部(1a)が施工面(40)の凹
凸にそって変形し易く、また、型枠(1) 内へのコンクリ
ート充填状態を網目から確認でき、さらに、コンクリー
トの充填時、施工面(40)とプレキャスト受圧板(41)との
間の空気が網目から逃げ、コンクリート内に空気だまり
ができない。
【0017】
【発明の効果】本発明の囲状コンクリート型枠は、運搬
取扱いに簡便であるから、施工面に凹凸があっても問題
のない受圧板施工に用いるのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の囲状コンクリート型枠をつくるために
用意せられた8つの金網の斜視図である。
【図2】図1の8つの金網により組み立てられた囲状コ
ンクリート型枠の斜視図と、これに組み込まれる開き止
めの分解平面図である。
【図3】開き止めが組み込まれた囲状コンクリート型枠
の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線にそう拡大断面図である。
【図5】図3のV−V線にそう拡大断面図である。
【図6】受圧板施工の第1工程を示す垂直断面図であ
る。
【図7】同第2工程を示す垂直断面図である。
【図8】同第3工程を示す垂直断面図である。
【図9】同第4工程を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
(1) :受圧板施工用囲状コンクリート型枠 (2) :仮想4辺 (3) :中央部 (4) :第1腕部 (5) :第2腕部 (6) :第3腕部 (7) :第4腕部 (8)(14)(20)(26) :先端垂直部 (9)(15)(21)(27) :左側垂直部 (11)(17)(23)(29):正八角形中央部の一辺となる垂直部 (12)(18)(24)(30):右側垂直部 (10)(13)(16)(19)(22)(25)(28)(31):金網

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面からみて1つおきの4辺が仮想の正
    八角形中央部と、その仮想4辺からほぼコ状で開放側が
    中心部に向けられ、4方に突出している第1〜第4腕部
    とよりなり、第1腕部の先端垂直部および左側垂直部が
    一連の金網で形成せられ、第1腕部と第2腕部間の正八
    角形中央部の1辺となる垂直部および第2腕部の右側垂
    直部が一連の金網で形成せられ、第2腕部の先端垂直部
    および左側垂直部が一連の金網で形成せられ、第2腕部
    と第3腕部間の正八角形中央部の1辺となる垂直部およ
    び第3腕部の右側垂直部が一連の金網で形成せられ、第
    3腕部の先端垂直部および左側垂直部が一連の金網で形
    成せられ、第3腕部と第4腕部間の正八角形中央部の1
    辺となる垂直部および第4腕部の右側垂直部が一連の金
    網で形成せられ、第4腕部の先端垂直部および左側垂直
    部が一連の金網で形成せられ、第4腕部と第1腕部間の
    正八角形中央部の1辺となる垂直部および第1腕部の右
    側垂直部が一連の金網で形成せられている受圧板施工用
    囲状コンクリート型枠。
JP22625797A 1997-08-22 1997-08-22 受圧板施工用囲状コンクリート型枠 Withdrawn JPH1161838A (ja)

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JP22625797A Withdrawn JPH1161838A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 受圧板施工用囲状コンクリート型枠

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001032288A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Shin Gijutsu Koei Kk 地上構造物の基礎工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001032288A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Shin Gijutsu Koei Kk 地上構造物の基礎工法

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Effective date: 20041102