JPH1159673A - 缶の蓋開け用多機能ラベル - Google Patents

缶の蓋開け用多機能ラベル

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JPH1159673A
JPH1159673A JP23786597A JP23786597A JPH1159673A JP H1159673 A JPH1159673 A JP H1159673A JP 23786597 A JP23786597 A JP 23786597A JP 23786597 A JP23786597 A JP 23786597A JP H1159673 A JPH1159673 A JP H1159673A
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JP
Japan
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lid
opening
label
base material
knob
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JP23786597A
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English (en)
Inventor
Koji Moriya
浩二 森谷
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 ラベルに宣伝効果を持たせると共に、ラベ
ルの一部を摘み部として、当該摘み部を上方に持ち上げ
ることにより、怪我をすることなく、簡単に缶の蓋を開
けることができる。 【解決手段】 缶の蓋13には、所望の強度を有する基
材が接着性の強い接着剤によって接着されている。そし
て、上記基材は、一部が上記缶の蓋13と接着されてい
ない缶の蓋開け用摘まみ部15が設けられている。した
がって、缶切りによって蓋13の周囲が切られた際に、
下方に入り込んだ蓋13は、上記缶の蓋開け用摘まみ部
15を指によって摘まみながら、上方に引っ張ること
で、簡単に開けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶の蓋を開ける際
に、缶切りで切られた縁によって、怪我のないようにす
ると共に、人目に付く商品とする缶の蓋開け用多機能ラ
ベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】缶に詰めて保存するものは、食料品以外
にも多くのものが出回っている。特に、食料品の缶詰
は、種類が多い。しかし、食料品の缶詰は、便利である
ため、消費者の要望に応じて、益々種類が増加する傾向
にある。たとえば、食料品の缶詰は、同じ会社の製品で
同じ原料を使用したものでも、大きさ、料理方法、味付
け等の異なるものがあり、非常に多種類のものとなる。
さらに、食料品の缶詰は、近年、消費者の要望に応ずる
ため、輸入品が多く入るようになってきた。
【0003】一方、缶詰は、缶切りで開ける場合、手間
が係るのと、切り口の縁によって怪我をする恐れがある
ため、輪に指を掛けて引くと、蓋に半分切り込まれた部
分から蓋が開く、所謂、プルトップ方式のものが多く売
られるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記プルトップ方式の
蓋は、蓋の切り込み部分を深くすると、少ない力で開け
られるが、輸送中の振動が激しく、かつ長く続くと、蓋
が開いてしまうという欠点を有する。また、上記プルト
ップ方式は、蓋の切り込み部分を浅くすると、上記輸送
中に蓋が開くという欠点を解決できるが、蓋を開ける際
の力が多くなり、蓋を開ける際に怪我の原因となる。
【0005】特に、輸入品の缶詰は、船で長い間揺られ
ているため、プルトップ方式のものとすると、いろいろ
なトラブルの原因となる。プルトップ方式の缶詰は、上
記トラブルの全ての原因を考慮して、蓋の切り込み部分
の深さに対する品質管理を行う必要があるが、各国にお
ける輸出入等の条件まで考慮して作製することは困難で
ある。したがって、輸入品の缶詰は、プルトップ方式が
採用されていないため、必ず缶切りが必要である。缶切
りを使用して缶詰を開ける場合、缶切りの刃は、上から
下に向けて押すようにするものが多いため、開けられた
蓋が缶の内部に入り込むことが多い。このような状態に
なった蓋を指等で上方に持ち上げようとすると、蓋の縁
によって怪我をすることが多くなる。
【0006】近年、PL法の施行により、上記のように
危険がある場合、缶詰の一部に注意を促す文章を記載す
る必要がある。このような場合、缶の表面は、上記注意
文、内容物の説明、調理方法等の記載によって、多くを
占めることになり、消費者の目に付く宣伝文や図形が小
さくなるという問題がある。缶詰の種類は、前述のよう
に多いため、他社との競争上、人目に付くようにしたい
が、その表面積に限度があった。
【0007】本出願人は、特に、輸入用缶詰が必ず日本
語ラベルを貼っていることに着目し、当該ラベルに宣伝
効果を持たせると共に、ラベルの一部を摘まみ部とし
て、当該摘まみ部を上方に持ち上げることにより、怪我
をすることなく、簡単に蓋を開けることができることに
気づいた。すなわち、本発明は、宣伝効果を上げること
ができると共に、怪我のない缶の蓋開け用多機能ラベル
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)本発明における缶の蓋開け用多機能ラベル
は、缶12の蓋13に接着された所望の強度を有する基
材66と、当該基材66の一部に上記缶12の蓋13と
接着されていない缶12の蓋開け用摘まみ部15、2
5、35とから構成されていることを特徴とする。
【0009】(第2発明)本発明における缶の蓋開け用
多機能ラベルは、缶12の蓋13に接着された所望の強
度を有する基材66と、当該基材66上に形成された印
刷層67からなるラベル部と、上記基材66の一部に上
記缶12の蓋13と接着されていない缶12の蓋開け用
摘まみ部15、25、35とから構成されていることを
特徴とする。
【0010】(第3発明)本発明における缶の蓋開け用
多機能ラベルは、缶12の蓋開け用摘まみ部441、4
42、443、444が複数設けられていることを特徴
とする。
【0011】(第4発明)本発明における缶の蓋開け用
多機能ラベルは、基材66およびラベル部14が缶12
の蓋13と胴体に跨がって形成されていることを特徴と
する。
【0012】(第5発明)本発明における缶の蓋開け用
多機能ラベルは、複数枚の説明書または宣伝文等からな
ることを特徴とする。
【0013】(第6発明)本発明における缶の蓋開け用
多機能ラベルは、基材66とラベル部45、46、47
との間に宣伝用物体が折り畳まれていることを特徴とす
る。
【0014】(第7発明)本発明における缶の蓋開け用
多機能ラベルは、缶12の蓋13と接着されていない缶
12の蓋開け用摘まみ部52、53が缶12の内容物を
表すものの一部から構成されていることを特徴とする。
【0015】(第8発明)本発明における缶の蓋開け用
多機能ラベルは、缶12の蓋13と接着されていない缶
の蓋開け用摘まみ部は、指が入る輪56が形成されてい
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1発明)缶の蓋には、所望の強度を有する基材が接
着性の強い接着剤によって接着されている。そして、上
記基材は、一部が上記缶の蓋と接着されていない缶の蓋
開け用摘まみ部が設けられている。したがって、缶切り
によって蓋の周囲が切られた際に、下方に入り込んだ蓋
は、上記缶の蓋開け用摘まみ部を指によって摘まみなが
ら、上方に引っ張ることで、簡単に開けられる。
【0017】(第2発明)缶の蓋には、所望の強度を有
する基材が接着性の強い接着剤によって接着されている
と共に、基材の上に、たとえば、宣伝、内容物の説明、
調理方法、PL法に基づく注意書き等が印刷されている
ラベル部がある。また、上記基材の一部は、上記缶の蓋
と接着されずに、缶の蓋開け用摘まみ部となっている。
上記ラベル部は、必要に応じて、耐水性の保護膜によっ
て覆われる。したがって、缶切りによって、蓋の周囲が
切られた後、蓋に接着されていない缶の蓋開け用摘まみ
部を上方に引っ張ることによって、簡単に蓋を開けるこ
とができる。また、上記ラベル部は、摘まみ部を引っ張
った際に、剥がれないために充分な面積によって接着さ
れていると共に、宣伝、内容物の説明、調理方法、PL
法に基づく注意書き等のスペースにもなる。
【0018】(第3発明)基材上に設けられた缶の蓋開
け用摘まみ部は、一箇所の場合、缶切りで蓋を開けるス
タート点と終点との中間に設ける必要がある。そのた
め、缶を開ける者は、これらの位置を確認してから缶の
蓋を開けなければならない。このような注意を怠った場
合でも、缶の蓋開け用摘まみ部が複数設けられているた
め、缶の蓋が開け易い位置の摘まみ部を引っ張ることが
できる。
【0019】(第4発明)基材およびラベル部は、缶の
蓋だけでなく、缶の胴体にも跨がって形成されている。
ラベル部が蓋および缶の胴体部分にまで及んでいること
は、それだけで、他の缶詰との差異が明瞭であり、ラベ
ル部の上部に記載された内容によって、人目をさらに引
き付けることができる。
【0020】(第5発明)缶の表面は、宣伝文、内容物
の説明、調理方法、PL法に基づく注意書き等を記載す
る必要があるが、これらを充分に記載するだけの面積が
ない場合がある。そこで、缶の蓋を開けるためのラベル
部を複数枚として、内容物の説明書、宣伝文、懸賞案
内、PL法に基づく注意書き等多くの情報を持たせるこ
とができる。
【0021】(第6発明)缶の蓋または胴部には、多機
能ラベルとなる基材が接着剤によって接着されている。
また、基材は、缶の蓋開け用摘まみ部を有すると共に、
印刷されたラベル部がある。また、上記基材とラベル部
との間には、宣伝用物体、たとえば、缶の内容物が判る
ものを折り畳んでおく。商品棚に積まれた缶は、消費者
の目に留まった場合、ラベル部が開かれる。ラベル部が
開かれると、折り畳まれた宣伝用物体、たとえば、牛肉
の缶詰の場合、牛が飛び出すようになっている。したが
って、多機能ラベルは、怪我をすることなく、蓋を開け
ることができるとともに、宣伝用物体が立体的に飛び出
すため、人目を引く商品となる。
【0022】(第7発明)缶の蓋と接着されていない缶
の蓋開け用摘まみ部は、缶の内容物を表すもの、たとえ
ば、牛肉の缶詰の場合、牛の頭の部分、魚の缶詰の場
合、魚の頭あるいは尾の部分とする。そして、この缶の
蓋開け用摘まみ部となる部分は、缶詰の蓋に接着されて
おらず、指で摘み易いと同時に、内容物の一部が立体的
になっているため、缶詰の内容物を宣伝したり、人目を
引くための効果が大きくなる。
【0023】(第8発明)缶の蓋と接着されていない缶
の蓋開け用摘まみ部には、指が入る輪が形成されてい
る。したがって、缶を缶切りによって切った後、上記輪
に指を挿入して上方に持ち上げながら蓋を開けるため、
蓋の縁によって怪我をすることがない。上記指を挿入す
る輪は、指が挿入されるため、上方への持ち上げが少な
い力で簡単にできる。
【0024】
【実 施 例】図1(イ)および(ロ)は、本発明の第
一実施例で、貼着ラベルによって、缶詰の蓋を開ける際
の状態を説明するための図である。図1(イ)に示され
た缶詰11は、缶12と蓋13とが見える状態に描かれ
ている。そして、缶12と蓋13には、貼着ラベル14
が比較的強い接着剤によって接着されている。蓋13上
において、貼着ラベル14の先端部には、接着剤の付け
られていない部分、すなわち、蓋開け用摘まみ部15が
形成されている。
【0025】上記のような缶詰は、図示されていない缶
切りによって、たとえば、蓋13のstartからst
opと記載された位置に向かって切られる。缶切りによ
って切られた蓋13は、缶12の内部に押し込まれた状
態になる場合が多い。このような場合、蓋13に接着さ
れていない蓋開け用摘まみ部15を指によって摘み、上
方に持ち上げる。図1(ロ)は、蓋13を蓋開け用摘ま
み部15によって上方に持ち上げた状態を示すものであ
る。貼着ラベル14は、単に、蓋13を上方に持ち上げ
るだけでなく、「缶の切り口によって手を怪我しないよ
うに注意しましょう。」というようなPL法対策の文章
を記載することができる。また、上記貼着ラベル14
は、缶詰11の内容物の説明や宣伝文を記載することも
できる。さらに、蓋開け用摘まみ部15は、蓋13上に
接着されていないため、一部が持ち上がり、立体的にな
り、他の商品と明らかに差異を持たせることができる。
【0026】図2(イ)および(ロ)は本発明の第二実
施例で、缶詰の蓋を開ける際の状態を説明するための図
である。図2(イ)に示されている貼着ラベル24は、
蓋13上において、蓋開け用摘まみ部25以外が接着剤
によって接着され、非粘着部26が設けられている。図
2に示す貼着ラベル24は、図1に示す貼着ラベル14
と比較して、蓋13上のみに形成されているため小型で
あり、缶詰11の開け方には差異がない。図1に示す貼
着ラベル14は、どちらかというと、帯状に近いもので
あるという特徴を有するのに対して、図2に示す実施例
は、蓋13上のみであるため、形状を缶詰11の外形に
合わしたり、あるいはその内容物を印刷することによっ
て、宣伝効果を上げることができる。缶詰11は、第一
実施例と同様に、図示されていない缶切りによって蓋1
3が切られた後、蓋開け用摘まみ部25を摘んで、上方
に持ち上げることによって開けられる。
【0027】図3(イ)および(ロ)は本発明の第三実
施例で、缶詰の蓋を開ける際の状態を説明するための図
である。図3(イ)に示されている貼着ラベル34は、
蓋13上において、蓋開け用摘まみ部35と、反対方向
に設けられた蓋開け用摘まみ部37が形成されている。
そして、蓋開け用摘まみ部35には、蓋13に接着剤に
よって接着されていない非粘着部36が設けられてい
る。また、同様に蓋開け用摘まみ部37には、蓋13に
接着剤によって接着されていない非粘着部38が設けら
れている。図3に示す貼着ラベル34は、蓋開け用摘ま
み部が二箇所にあり、缶詰11を開ける方向も二箇所か
ら開始することができる。缶詰11は、第一実施例と同
様に、図示されていない缶切りによって蓋13が切られ
た後、蓋開け用摘まみ部35または37のいずれかを摘
んで、上方に持ち上げることによって開けられる。
【0028】図4(イ)は本発明の第四実施例で、貼着
ラベルの形状を説明するための図で、図4(ロ)は本発
明の第五実施例で、貼着ラベルが複数枚からなると共
に、缶と蓋に跨がったものを説明するための図で、図4
(ハ)は本発明の第六実施例で、貼着ラベルが複数枚か
らなると共に、蓋にのみあるものを説明するための図で
ある。図4(イ)に示されている貼着ラベル44は、蓋
13上において、蓋開け用摘まみ部441、442、4
43、444の4箇所に設けられている。また、第四実
施例における蓋開け用摘まみ部の数は、任意に増減する
ことができる。蓋開け用摘まみ部の数が多いと、缶詰1
1は、缶切りによって、どの位置から切り初めても、い
ずれかの蓋開け用摘まみ部を摘んで持ち上げることがで
きる。そして、上記貼着ラベル44は、多数の蓋開け用
摘まみ部を幾何学的模様にしたり、あるいは缶詰11の
内容物を示す図とすることができる。缶詰11の内容物
を示す図とした場合、蓋開け用摘まみ部441、44
2、443、444に内容物を顕著に表す部分とするこ
とにより、宣伝効果を発揮する。
【0029】図4(ロ)において、貼着ラベル45は、
蓋13上に、貼着ラベル46は、缶12上に接着されて
おり、両者が連続している。また、貼着ラベル45は、
蓋開け用摘まみ部451と、複数枚のラベル452、4
53、454、・・・とから構成されている。また、貼
着ラベル46は、複数のラベル461、462、46
3、・・・から構成されている。ラベルを複数枚にした
理由は、缶詰11の情報量を多くすることと、ラベル部
がヒラヒラして、他の商品との差異を付けることにあ
る。情報は、たとえば、宣伝文、内容物の説明、調理方
法、PL法対策の文章、懸賞品応募のための案内等があ
る。
【0030】図4(ハ)において、貼着ラベル47は、
蓋13上にのみ接着されて、蓋開け用摘まみ部471と
複数のラベル472、473、474、・・・とから構
成されている。上記貼着ラベル47は、蓋13に比較的
大きい面積のものとすることができるため、内容物の宣
伝効果を上げることができると共に、ラベル部がヒラヒ
ラして、他の商品との差異を付けることにある。情報
は、たとえば、宣伝文、内容物の説明、調理方法、PL
法対策の文章、懸賞品応募のための案内等がある。ま
た、上記ラベルは、折り畳み形式のものを挿入するよう
にしておくことができる。上記ラベルは、客が開けると
折り畳まれた部分が開き、立体的な宣伝ができる。たと
えば、上記ラベルは、缶詰11の内容物を表すもの、あ
るいは流行りのキャラクターや人気者であっても良い。
【0031】図5(イ)は本発明の第七実施例で、貼着
ラベルに描かれた図と蓋開け用摘まみ部を説明するため
の図で、図5(ロ)は本発明の第八実施例で、貼着ラベ
ルがプルトップタイプになっているものを説明するため
の図である。図5(イ)の実施例は、魚の缶詰の場合
で、蓋13上に魚の絵が描かれた貼着ラベル51が接着
剤によって接着されている。この貼着ラベル51は、魚
の頭部52と魚の尾部53は、接着剤が付けられていな
いため、蓋開け用摘まみ部となっている。蓋13は、図
示されていない缶切りによって切られた後、蓋開け用摘
まみ部となっている魚の頭部52、または魚の尾部53
を摘んで、上方に持ち上げることによって、開けられ
る。第七実施例は、缶詰の内容物と一致させた貼着ラベ
ルの蓋開け用摘まみ部である点で、商品の面白さによる
宣伝効果、あるいは他の商品との差異を持たせることが
できる。
【0032】第八実施例は、貼着ラベル55の強度を強
くすると共に、指を挿入する輪56を形成させておき、
プルトップタイプと同様にすることができる。缶詰の蓋
13は、缶切りによって、切られた後、指を輪56に挿
入して、上方に持ち上げることによって、開けられる。
第八実施例は、プルトップタイプと実質的に、同じ効果
を奏するが、輸送中に缶が開くという問題がない。
【0033】次に、貼着ラベルについて説明する。図6
は第一実施例に使用された貼着ラベルで、(イ)は本発
明の貼着ラベルの正面図で、(ロ)および(ハ)は断面
図である。貼着ラベル61は、接着剤の付いていない蓋
開け用摘まみ部62と、蓋に接着されている部分63
と、缶の胴に付けられている部分64とから構成されて
いる。なお、第一実施例は、符号65の部分で折り曲げ
られている。貼着ラベル61は、たとえば、比較的強度
のある基材66と、基材66の上部に宣伝用等の印刷層
67と、印刷層67を保護するコート層68と、基材6
6を蓋13等に接着する粘着層69と、粘着層69を消
す印刷層70とから構成されている。また、図6(ハ)
に示すように、基材66は、非粘着部71を残して粘着
層69を塗布するか、または、粘着層69が基材66に
接着しないマスク層を設けておくこともできる。
【0034】基材66は、たとえば、上質紙、コート
紙、アート紙、フォイル紙、クロス紙、和紙、クラフト
紙、サテン・クロス、ポリエチレンテレフタレートにア
ルミ蒸着したもの(ネーマー〔商標名〕)、塩化ビニ
ル、合成紙(ユポ〔商標名〕)、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステ
ル、・・・等を主成分とし、あるいはこれらを組み合わ
せて、必要な強度を持たせることができる。また、コー
ト層68は、上記部材のなかで、紙系を除いた耐水性の
あるものが選択される。粘着層69に使用する粘着剤
は、溶剤を基剤とするもの、水を基剤とするもの、ホッ
トメルトまたは放射線硬化性配合物を含む感圧性接着剤
からなり、強粘着のあるものが選択される。
【0035】以上、本実施例を詳述したが、本発明は、
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。たとえ
ば、貼着ラベルの基材は、必要な強度があれば、実施例
として挙げた以外、公知または周知の部材を採用するこ
とができる。また、粘着剤も同様に、必要な接着性が得
られれば、実施例以外に、公知または周知のものを採用
することができる。缶は、家庭用以外に業務用等の食料
品、あるいは食料品以外のものを入れた缶も含む。缶の
形状は、円形で説明したが、四角、三角、楕円、その他
のものにも適用できる。貼着ラベル、あるいは折り畳み
物の形状、および図は、缶の内容によって任意のものを
採用することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、貼着ラベルの蓋開け用
摘まみ部を持ち上げることによって、缶の内部に入った
蓋の切り口により、怪我をすることがない。本発明によ
れば、貼着ラベルに各種情報をもたせることができるた
め、宣伝効果を大きくすることができる。本発明によれ
ば、貼着ラベルと蓋開け用摘まみ部があるため、他の商
品との差異を明瞭にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)および(ロ)は、本発明の第一実施例
で、貼着ラベルによって、缶詰の蓋を開ける際の状態を
説明するための図である。
【図2】(イ)および(ロ)は本発明の第二実施例で、
缶詰の蓋を開ける際の状態を説明するための図である。
【図3】(イ)および(ロ)は本発明の第三実施例で、
缶詰の蓋を開ける際の状態を説明するための図である。
【図4】(イ)は本発明の第四実施例で、貼着ラベルの
形状を説明するための図で、(ロ)は本発明の第五実施
例で、貼着ラベルが複数枚からなると共に、缶と蓋に跨
がったものを説明するための図で、(ハ)は本発明の第
六実施例で、貼着ラベルが複数枚からなると共に、蓋に
のみあるものを説明するための図である。
【図5】(イ)は本発明の第七実施例で、貼着ラベルに
描かれた図と蓋開け用摘まみ部を説明するための図で、
(ロ)は本発明の第八実施例で、貼着ラベルがプルトッ
プタイプになっているものを説明するための図である。
【図6】第一実施例に使用された貼着ラベルで、(イ)
は本発明の貼着ラベルの正面図で、(ロ)および(ハ)
は断面図である。
【符号の説明】
11・・・缶詰 12・・・缶 13・・・蓋 14、24、34、44・・・貼着ラベル 15、25、35、37・・・蓋開け用摘まみ部 16、26、36、38・・・非粘着部 441、442、443、444・・・蓋開け用摘まみ
部 45、46、47・・・貼着ラベル 451、471・・・蓋開け用摘まみ部 452、453、454、472、473、474・・
・ラベル 51、55・・・貼着ラベル 52、53・・・摘まみ部 56・・・輪 61・・・貼着ラベル 62・・・蓋開け用摘まみ部 63・・・蓋に接着される部分 64・・・缶の胴に接着される部分 65・・・折り曲げられた部分 66・・・基材 67・・・印刷層 68・・・コート層 69・・・粘着層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶の蓋に接着された所望の強度を有する
    基材と、 当該基材の一部に上記缶の蓋と接着されていない缶の蓋
    開け用摘まみ部と、 から構成されていることを特徴とする缶の蓋開け用多機
    能ラベル。
  2. 【請求項2】 缶の蓋に接着された所望の強度を有する
    基材と、 当該基材上に形成された印刷層からなるラベル部と、 上記基材の一部に上記缶の蓋と接着されていない缶の蓋
    開け用摘まみ部と、 から構成されていることを特徴とする缶の蓋開け用多機
    能ラベル。
  3. 【請求項3】 上記缶の蓋開け用摘まみ部が複数設けら
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の缶の蓋開け用多機能ラベル。
  4. 【請求項4】 上記基材およびラベル部が缶の蓋と胴体
    に跨がって形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3記載の缶の蓋開け用多機能ラベル。
  5. 【請求項5】 上記ラベル部は、複数枚の説明書または
    宣伝文等からなることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4記載の缶の蓋開け用多機能ラベル。
  6. 【請求項6】 上記基材とラベル部との間に宣伝用物体
    が折り畳まれていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4記載の缶の蓋開け用多機能ラベル。
  7. 【請求項7】 上記缶の蓋と接着されていない缶の蓋開
    け用摘まみ部は、缶の内容物を表すものの一部から構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4記
    載の缶の蓋開け用多機能ラベル。
  8. 【請求項8】 上記缶の蓋と接着されていない缶の蓋開
    け用摘まみ部は、指が入る輪が形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項4記載の缶の蓋開け用多
    機能ラベル。
JP23786597A 1997-08-20 1997-08-20 缶の蓋開け用多機能ラベル Pending JPH1159673A (ja)

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JP23786597A JPH1159673A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 缶の蓋開け用多機能ラベル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225159A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Sato Corp ラベル発行システム及びラベル発行方法
CN102897372A (zh) * 2012-09-29 2013-01-30 李红彪 一种易拉罐结构
CN104291006A (zh) * 2013-07-21 2015-01-21 姚国良 一种环保、卫生型易拉罐盖

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