JPH1159106A - 車 輪 - Google Patents

車 輪

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JPH1159106A
JPH1159106A JP21684997A JP21684997A JPH1159106A JP H1159106 A JPH1159106 A JP H1159106A JP 21684997 A JP21684997 A JP 21684997A JP 21684997 A JP21684997 A JP 21684997A JP H1159106 A JPH1159106 A JP H1159106A
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JP
Japan
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boss
vibration absorbing
outer ring
absorbing layer
ring part
Prior art date
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Pending
Application number
JP21684997A
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English (en)
Inventor
Tadashi Shiozaki
正 塩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIOZAKI TEKKOSHO KK
Original Assignee
SHIOZAKI TEKKOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停車状態で機械等を運転している際、機械等
の振動が車輪から地面に伝わるのを少なくし、振動及び
騒音を低減すると共に地面とのガタツキ音の発生を防止
する。 【解決手段】 車輪1の接地面2Aを備えた外輪部2を
内外分割してその分割部間に、又はボス部3を内外分割
してその分割部間に、、或いは外輪部2とボス部3の間
に、ゴム等の弾性材からなる環状の吸振層5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用機械又は装
置等(例えば、空気圧縮機、送風機、ポンプ、洗浄機、
発電機などを備えたもの)を移動可能に支持する車輪
(金属、合成樹脂製等)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気圧縮機、送風機、ポンプ、洗浄機、
発電機等の駆動源を備えた産業用機械や装置等は、これ
らの駆動源はもとより、機械等自体もかなりの振動及び
騒音を発する。一般に、この種の機械や装置等、例えば
空気圧縮機Cは、図10に示すように、圧縮空気タンク
10に4個の車輪11が、車軸12を介して回転自在に
取付けられており、前記タンク10上に圧縮機本体13
及び駆動用電動機14が載設されており、任意の場所へ
移動できるようになっている。
【0003】従来、前記車輪11は、図9a、bに示す
ように、鉄鋼製で外輪15と内輪(ボス部)16が5本
のアーム17により連結されており、内輪16が前記車
軸12に回転自在に装着されている。また、図11a、
bに示すように、外輪15の接地面にゴムタイヤ18を
外嵌したゴム車輪19が用いられることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9a、bに示す鋼製
車輪11を使用した圧縮機Cにあっては、圧縮機本体1
3及び電動機14の振動が、タンク10及び車軸12等
を介して車輪11から地面に伝わるため、車輪11より
振動、騒音が発生する。特に、地面と車輪11との間
に、隙間があるときは、大きなガタツキ音が発生する。
【0005】また、図11a、bに示すゴム車輪19を
使用した場合は、車軸の振動により、外輪15のゴムタ
イヤ18が圧縮され、特に、繰り返し荷重の作用すると
き、ゴムの圧縮とリバウンドが繰り返され、圧縮機等の
運転中の機械又は装置自体が上下方向に大きく振動す
る。本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、停車状態で機械、装置等
を運転している際において、機械等の振動が車輪を介し
て地面に伝わるのを少なくし、振動及び騒音を低減する
ことができ、地面とのガタツキ音の発生を防止できる車
輪を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、車輪の接地面を備えた外輪部を内外分割してその
分割部間に、又は車軸を直接又は軸受を介して嵌着する
ボス部を内外分割してその分割部間に、或いはボス部と
外輪部間に、ゴム等の弾性材からなる吸振層が全周にわ
たって設けられていることを特徴としている。
【0007】この場合、吸振層が外輪部又はボス部内或
いは両部間で一体化されているので、機械等の振動は吸
振層により吸収され、外輪部接地面から地面へ伝達され
る振動が大幅に軽減される。しかも、吸振層は、地面と
接しないため圧縮とリバウンドの繰返しがないうえ摩損
することなく、長期にわたって吸振機能を保持し、かつ
騒音を低減することができる。
【0008】また、本発明は、前記吸振層が、円筒形、
ソロバン珠形(軸方向に対し非対称のものも含む)、珠
数玉形(軸方向に対し非対称のものも含む)等の1又は
複数の円錐面或いは曲面からなる外周面を備えた環状と
されているものであるから、車輪の金属部分の成形後
に、弾性材を嵌装して加硫することにより、吸振層を一
体化でき、さらに吸振性が向上するほか、製作が容易で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1,図2は、本発明の第一実施形
態を示し、車輪1は、金属製で接地面2Aを有する外輪
部2とボス部3の間に5本のアーム4を備え、ボス部3
はボス外輪部3Aとボス内輪部3Bから成り、両部3
A,3B間にゴム等の弾性材(ゴム硬度85)からなる
環状の吸振層5が嵌装されている。
【0010】ボス外輪部3Aの内面は円筒面とされ、ボ
ス内輪部3Bも金属製で円筒状とされると共にボス外輪
部3Aの軸方向長さよりも長くされ、該内輪部3Bの外
周面に前記吸振層5の止め軸6が嵌着されている。な
お、止め輪6に加えて、ボス内輪部3Bの外周面に環状
突条又は環状凹溝を設け、吸振層5の抜け止めとするこ
とができ、さらに、ボス外輪部3Aの内周面にも、環状
突条又は凹溝を設けることができる。
【0011】前記吸振層5は、ボス外輪部3Aとボス内
輪部3Bとの間に、ゴム等の弾性材を嵌入し、加硫によ
り硬化一体化される。したがって、吸振層5は、ボス外
輪部3A内面とボス内輪部3B外面とを連結し、脱落す
ることなく、吸振機能を発揮する。また、前記環状吸振
層5は、地面に直接接触しないので、繰返し荷重が作用
する場合でも、圧縮及びリバウンドが繰返されることな
く、機械・装置等自体が大きく振動せず、したがって、
機械・装置等が振動するのを軽減でき、騒音防止をも低
減できる。
【0012】上記第一実施形態によれば、図12(a)
に示す圧縮機C1lを搭載した台車(図示省略)に車輪
1を装着して、従来の鉄車輪11及びゴム車輪19と比
較テストを行なった結果、圧縮機本体13の測定個所
a,b,c,dにおける車輪1の振動は、「表1」に示
すように、鉄車輪11及びゴム車輪19 に比べて大幅
に低減されており、騒音も低減され、しかも、車輪1の
接地面と地面とのガタツキ音は発生しなかった。
【0013】
【表1】
【0014】なお、表1中に示す、a,b,c,dは、
図12(a)の振動測定箇所a,b,c,dに対応して
いる。図3は、本発明の第二実施形態を示し、第一実施
形態と異なるところは、吸振層5がソロバン珠形となる
ようにボス外輪部3A内周面に環状V溝7を設けている
点である。したがって、第一実施形態と共通する構成部
分には、図2と同符号を付し、詳細説明を省略する。
【0015】なお、第二実施形態によれば、吸振層5の
外周面5A,5Bが山形となっているので、軸線と直角
な荷重に対しては、図4に矢印イ,ロ,ハで示すように
分力が生じ、吸振効果を高めることができ、また、軸線
方向の外力に対しては、図5に矢印イ,ロ,ハで示すよ
うに分力が生じ、さらに吸振効果を高めることができる
と共に、安定性が向上する。
【0016】また、第二実施形態によれば、第一実施形
態と同様に、図12(b)に示す圧縮機の鉄車輪11及
びゴム車輪19と比較テストを行った結果、表2に示す
ように、振動及び騒音共に軽減させることができ、車輪
接地面2Aの地面との間にガタツキが生じなかった。
尚、表2中に示すa,c,dは、図12(b)の振動測
定箇所a,c,dに対応している。
【0017】
【表2】
【0018】図6は、本発明の第三実施形態を示し、第
二実施形態と異なるところは、吸振層5がVベルト車形
となるように、ボス外輪部3A内周面に2条の環状V溝
7を設けている点であり、第二実施形態と同等の作用効
果を期待することができる。したがって、第二実施形態
と共通する構成部分については、図3と同符号を付し、
詳細説明を省略する。
【0019】図7は、本発明の第四実施形態を示し、第
二実施形態と異なるところは、吸振層5の外周面が円弧
状となるように、ボス外輪部3Aの内周面に断面略半円
形の環状溝8を設けている点であり、第二実施形態と略
同じ作用効果を期待することができる。したがって、第
二実施形態と共通する構成部分については、図3と同符
号を付し、詳細説明を省略する。
【0020】図8は、本発明の第五実施形態を示し、他
の実施形態と異なるところは、車輪1の外輪部2を径方
向に2分割して外輪外体2Bと外輪内体2Cの間にリン
グ状の吸振層9を設けた点であり、第一実施形態と同等
の作用効果を奏する。したがって、第一実施形態と共通
する構成部分については、図1と同符号を付し、詳細説
明を省略する。
【0021】なお、上記第二,第三及び第四実施形態に
おいても、止め輪6に代えて、ボス内輪部3Bの外周面
に、環状突条又は凹溝を設けることができる。また、第
五実施形態においては、外輪外体2Bと外輪内体2Cの
対向周面の一方又は両方に、環状突条又は凹溝を設けて
吸振層9の抜け止め機能をもたせることができる。
【0022】上記各実施の形態では、金属製車輪につい
て述べたが、合成樹脂車輪にも採用できる。本発明は、
上記各実施形態に限定されるものではなく、吸振層を外
輪部2とボス部3の間例えばアーム4をなくしてリング
状の吸振層を設けることができる。さらに、吸振層は、
軸方向に対して非対称な形状とすることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のように、車輪の接地面
を備えた外輪部又は車軸を直接又は軸受を介して嵌着す
るボス部或いはボス部と外輪部間に、ゴム等の弾性材か
らなる吸振層が全周にわたって設けられていることを特
徴とするものであるから、機械等の振動が車輪を介して
地面に伝わるのを少なくして、振動及び騒音を低減する
ことができ、車輪接地面と地面とのガタツキ音の発生を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態を示す中央縦断面図であ
る。
【図4】同第二実施形態における作用説明図である。
【図5】同作用説明図である。
【図6】本発明の第三実施形態を示す中央縦断面図であ
る。
【図7】同第四実施形態を示す中央縦断面図である。
【図8】同第五実施形態を示す中央縦断面図である。
【図9】従来例を示すもので、aは一部省略正面図、b
は中央縦断面図である。
【図10】従来例を装着した空気圧縮機の正面斜視図で
ある。
【図11】他の従来例を示し、aは一部省略正面図、b
は中央縦断面図である。
【図12】(a)(b)は、本発明に係わる車輪の振動
テストに採用した圧縮機本体の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 車輪 2 外輪部 3 ボス部 3A ボス外輪部 3B ボス内輪部 5 吸振層 5A,5B 外周面 9 吸振層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の接地面を備えた外輪部を内外分割
    してその分割部間に、又は、車軸を直接又は軸受を介し
    て嵌着するボス部を内外分割してその分割部間に、或い
    は、ボス部と外輪部間に、ゴム等の弾性材からなる吸振
    層が全周にわたって設けられていることを特徴とする車
    輪。
  2. 【請求項2】 前記吸振層が、円筒形、ソロバン珠形、
    珠数玉形等の1又は複数の円錐面或いは曲面からなる外
    周面を備えた環状とされていることを特徴とする車輪。
JP21684997A 1997-08-11 1997-08-11 車 輪 Pending JPH1159106A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102120411A (zh) * 2011-02-23 2011-07-13 张旭 低胎压安全轮胎内支撑装置
CN102120410A (zh) * 2011-02-23 2011-07-13 张旭 低胎压安全轮胎链板式内支撑结构
JP2013230799A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Bando Chemical Industries Ltd 絶縁車輪及び絶縁車輪の製造方法
WO2014106908A1 (ja) * 2013-01-07 2014-07-10 株式会社ゼロワンデザイン 鞄用車輪
JP2018095068A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 東洋ゴム工業株式会社 非空気圧タイヤ
CN110901744A (zh) * 2018-09-14 2020-03-24 明门瑞士股份有限公司 可避震的车轮装置及具有该装置的幼儿载具

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