JPH1157034A - 平滑式マイクロ波治療器 - Google Patents

平滑式マイクロ波治療器

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JPH1157034A
JPH1157034A JP24781797A JP24781797A JPH1157034A JP H1157034 A JPH1157034 A JP H1157034A JP 24781797 A JP24781797 A JP 24781797A JP 24781797 A JP24781797 A JP 24781797A JP H1157034 A JPH1157034 A JP H1157034A
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JP
Japan
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magnetron
current
power supply
filter circuit
circuit
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Application number
JP24781797A
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English (en)
Inventor
Akinobu Tomono
昭宣 友野
Kazuo Fujimura
和夫 藤村
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Og Giken Co Ltd
Original Assignee
Og Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他機器へ及ぼす悪影響の少ない平滑式マイク
ロ波治療器を提供することにある。 【構成】 マイクロ波を発振させるマグネトロン(1)
と、該マグネトロン(1)を駆動する電源部(2)と、
マグネトロン(1)に印加する電力を制御する制御部
(3)とを有し、前記電源部(2)は、マグネトロン陽
極電流を平滑直流電流とするものであり、前記電源部
(2)に、マグネトロン陽極電流を平滑直流電流になす
RCフィルター回路(7)又はLCフィルター回路(1
0)又は電流制御素子回路(11)が設けられる平滑式
マイクロ波治療器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体にマイクロ波を照
射して温熱治療を施すマイクロ波治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術には実開昭58−139153
号公報に示されるものがあり、該公報には、マグネトロ
ンと、2次巻線にタップを有する高圧トランスと、スラ
イドトランスと、高圧整流回路と、ヒーター加熱用巻線
とからなる極超短波治療器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
従来技術は、電源部が倍電圧整流回路であり、回路内に
コンデンサはあるものの、電流平滑には全く寄与してい
ないため、マグネトロンを駆動する直流電流は商用電源
周波数の脈流となっている。この電流により駆動され発
振するマグネトロンから出力されるマイクロ波は、商用
電源周波数の脈流成分に振幅変調されている。(図4参
照)
【0004】この場合、マイクロ波治療器の出力表示値
(=平均値)の約5倍のピーク値マイクロ波が出ている
が、マイクロ波治療器は温熱治療を目的とするものであ
るため平均出力強度が同じであればピーク強度の差によ
る治療効果の差は期待できない。一方、マイクロ波等の
電磁波は、出力強度が強くなるに従って他機器への影響
を与え易くなるため、ピーク強度を抑えた方が良いこと
は言うまでもない。更に、変調されている周波数が50
Hz又は60Hzであるため、電話、テレビ、ラジオ等
の音声出力を備える機器では、内部の回路によりマイク
ロ波が検波されノイズとなって聞こえるため、マイクロ
波治療中は使用できない機器もある。
【0005】本発明の目的は、他機器へ及ぼす悪影響の
少ない平滑式マイクロ波治療器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、マイクロ
波を発振させるマグネトロン(1)と、該マグネトロン
(1)を駆動する電源部(2)と、マグネトロン(1)
に印加する電力を制御する制御部(3)とを有し、前記
電源部(2)は、マグネトロン陽極電流を平滑直流電流
とするものであることを特徴とする平滑式マイクロ波治
療器である。又、電源部(2)に、マグネトロン陽極電
流を平滑直流電流になすRCフィルター回路(7)又は
LCフィルター回路(10)が設けられる。更に、電源
部(2)に、マグネトロン陽極電流を平滑直流電流にな
す、トランジスタ等でなる電流制御素子回路(11)が
設けられる。更に又、RCフィルター回路(7)又はL
Cフィルター回路(10)又は電流制御素子回路(1
1)にあるコンデンサ(19)に、電解コンデンサ(1
6)を使用し更に該電解コンデンサ(16)に電圧分布
用抵抗(17)を並列に取着したものである。
【0007】
【作用】本発明から放射するマイクロ波を人体に照射す
る。その際、マグネトロン1はマイクロ波を発生し、電
源部2はマグネトロン1を駆動し、制御部3はマグネト
ロン1へ印加する電力を制御する。前記電源部2は、平
滑直流電流を出力し、その平滑直流電流をマグネトロン
1の陽極に印加する。マグネトロン1は平滑直流電流で
駆動する。
【0008】電源部2に設けられ商用電源を高圧に変え
る高圧トランス5の出力部と、マグネトロン1の入力部
との間に設けられるRCフィルター回路7は、マグネト
ロン1の陽極電流を平滑する。又、高圧トランス5の出
力部と、マグネトロン1の入力部との間にLCフィルタ
ー回路10が設けられるものにおいても、該LCフィル
ター回路10はマグネトロン1の陽極電流を平滑する。
【0009】電源部2に設けられる高圧トランス5の出
力部と、マグネトロン1の入力部との間に設けられるト
ランジスタ等でなる電流制御素子回路11は、マグネト
ロン1の陽極電流を平滑する。
【0010】RCフィルター回路7又はLCフィルター
回路10又は電流制御素子回路11にあるコンデンサ1
9として使用する電解コンデンサ16は、充放電を繰り
返しマグネトロン1の陽極電流を平滑する。又、前記電
解コンデンサ16に並列に取着される電圧分布用抵抗1
7は、複数個の電解コンデンサ16のうち各電解コンデ
ンサ16に掛かる電圧を均等に分布させ、1個の電解コ
ンデンサ16に集中して電圧が掛かることを防止する。
【0011】
【実施例】本発明の第1実施例は、図1に示すように、
マイクロ波を発振させるマグネトロン1と、該マグネト
ロン1に所定電圧を与え駆動させる電源部2と、マグネ
トロン1のヒーター14を加熱するヒータートランス8
と、商用電源と電源部2の間に介在して設けられる制御
部3と、マグネトロン1が発生したマイクロ波を人体患
部に照射するアンテナ4とを備える。前記所定電圧は、
マグネトロン1の陽極20とヒーター(=陰極)14と
の間に加えられる。
【0012】前記制御部3はスライダックや半導体等を
用いて電力制御を行なう回路(図示省略)でなり、該回
路3で電源部2ヘ入力する電力が制御される。前記電力
制御によって、電源部2を介してマグネトロン1の作動
が制御され、マイクロ波出力が制御されるものである。
【0013】前記電源部2は、商用電源電圧を昇圧する
高圧トランス5と、該高圧トランス5の出力を倍電圧整
流する倍電圧整流回路6と、倍電圧整流回路6から出力
される脈流を平滑直流電流に形成する平滑回路9とから
なる。第1実施例では、前記平滑回路9は抵抗18とコ
ンデンサ19を主部材とするRCフィルター回路7であ
る。図1に示すコンデンサ19は、図7に示すように複
数個を直列接続する電解コンデンサ16で構成され、各
電解コンデンサ16に並列に電圧分布抵抗17が取着さ
れる。
【0014】使用に際して、操作者は、ヒータートラン
ス8及び制御部3に商用電源を掛けた後、制御部3の出
力調整器(図示省略)を操作しマイクロ波出力を零から
適宜値へ上昇させ、該マイクロ波出力を設定する。上記
出力設定器の操作により、電源部2を介してマグネトロ
ン1に加える電力を制御し、マグネトロン1から発生す
るマイクロ波を調節及び設定する。マグネトロン1で発
生したマイクロ波をアンテナ4から患部に照射する。
【0015】倍電圧整流回路6は、高圧トランス5の出
力を倍電圧整流し、ピーク電圧を2倍にするとともに整
流する。この整流電源(=脈流状の電源)をRCフィル
ター7で平滑する。平滑した直流をマグネトロン1へ掛
け、陽極電流とする。マグネトロン1の電圧−電流特性
は図6の様なカーブをもち、マイクロ波出力は、陽極電
流に比例することから、電源部2に平滑回路が無い場合
は、整流後の脈流波形と同波形のマイクロ波がマグネト
ロン1より出力されることとなる。上述の様に、マグネ
トロン1を平滑直流で駆動させ、5図に示す様な平滑な
マイクロ波を得る。平滑な包絡線で示されるマイクロ波
出力を患者に照射し、該マイクロ波で患部を加温する。
【0016】図4に示す本発明の第2実施例は、平滑回
路9をLCフィルター回路10としたものである。即
ち、高圧トランス5の出力部と、マグネトロン1の入力
部との間にLCフィルター回路10が設けられる。LC
フィルター回路10は、RCフィルター回路7と同様
に、マグネトロン陽極電流を平滑直流電流になす。
【0017】図5に示す本発明の第3実施例は、平滑回
路9を電流制御素子回路11としたものである。即ち、
高圧トランス5の出力部と、マグネトロン1の入力部と
の間に、トランジスタ12を擁する電流制御素子回路1
1が設けられる。電流制御素子回路11は、RCフィル
ター回路7と同様に、マグネトロン陽極電流を平滑直流
電流になす。前記トランジスタ12はフォトカプラ15
で制御され、フォトカプラ15は内蔵の発光ダイオード
13で制御され、該発光ダイオード13は前記出力調整
器で制御される。従って、第3実施例では、出力調整器
で制御される電流制御素子回路11の作用によってマイ
クロ波出力が調節される。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明に係る電源部
2は、マグネトロン陽極電流を平滑直流電流としたもの
であるから、発振したマイクロ波出力は平滑なものであ
り、従来の振幅変調に係るピーク出力分を削除乃至は低
減できその為近隣の他機器への電磁波障害を低減でき、
好都合である。
【0019】請求項2に記載した本発明は、電源部2に
設けられ脈流を平滑する平滑回路9を、RCフィルター
回路7又はLCフィルター回路10としたので、構成は
簡単であり保守が容易であり、好都合である。
【0020】請求項3に記載した本発明は、電源部2に
設けられ脈流を平滑する平滑回路9を、トランジスタ1
2を有する電流制御素子回路11としたので、平滑性能
が高く、他機器への電磁波障害の低減効果が大きく好都
合である。
【0021】請求項4に記載した本発明は、RCフィル
ター回路7等にあるコンデンサ19に、電解コンデンサ
16を使用し更に該電解コンデンサ16に電圧分布用抵
抗17を並列に取着したものであるから、好適な平滑作
用を、入手容易な電解コンデンサ16で安価に実施で
き、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例におけるLCフィルターの
ブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例における電流制御素子回路
のブロック図である。
【図4】従来のマイクロ波出力の包絡線波形を示す図で
ある。
【図5】本発明のマイクロ波出力の包絡線波形を示す図
である。
【図6】マグネトロンの陽極電圧−電流特性を示す図で
ある。
【図7】本発明の第1乃至3実施例における電解コンデ
ンサの接続を示す図である。
【符号の説明】
1 マグネトロン 2 電源部 3 制御部 7 RCフィルター回路 10 LCフィルター回路 11 電流制御素子回路 16 電解コンデンサ 17 電圧分布用抵抗 18 抵抗 19 コンデンサ
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】前記制御部3はスライダック(図示省略)
半導体等(図示省略)を用いて電力制御を行なう回路
なり、該回路で電源部2へ入力する電力が制御され
る。前記電力制御によって、電源部2を介してマグネト
ロン1の作動が制御され、マイクロ波出力が制御される
ものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図2に示す本発明の第2実施例は、平滑回
路9をLCフィルター回路10としたものである。即
ち、高圧トランス5の出力部と、マグネトロン1の入力
部との間にLCフィルター回路7と同様に、マグネトロ
ン陽極電流を平滑直流電流になす。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図3に示す本発明の第3実施例は、平滑回
路9を電流制御素子回路11としたものである。即ち、
高圧トランス5の出力部と、マグネトロン1の入力部と
の間に、トランジスタ12を擁する電流制御素子回路1
1が設けられる。電流制御素子回路11は、RCフィル
ター回路7と同様に、マグネトロン陽極電流を平滑直流
電流になす。前記トランジスタ12はフォトカプラ15
で制御され、フォトカプラ15は内蔵の発光ダイオード
13で制御され、該発光ダイオード13は前記出力調整
器で制御される。従って、第3実施例では、出力調整器
で制御される電流制御素子回路11の作用によってマイ
クロ波出力が調節される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を発振させるマグネトロン
    (1)と、該マグネトロン(1)を駆動する電源部
    (2)と、マグネトロン(1)に印加する電力を制御す
    る制御部(3)とを有し、 前記電源部(2)は、マグネトロン陽極電流を平滑直流
    電流とするものであることを特徴とする平滑式マイクロ
    波治療器。
  2. 【請求項2】 電源部(2)に、マグネトロン陽極電流
    を平滑直流電流になすRCフィルター回路(7)又はL
    Cフィルター回路(10)が設けられることを特徴とす
    る請求項1記載の平滑式マイクロ波治療器。
  3. 【請求項3】 電源部(2)に、マグネトロン陽極電流
    を平滑直流電流になす、トランジスタ等でなる電流制御
    素子回路(11)が設けられることを特徴とする請求項
    1記載の平滑式マイクロ波治療器。
  4. 【請求項4】 RCフィルター回路(7)又はLCフィ
    ルター回路(10)又は電流制御素子回路(11)にあ
    るコンデンサ(19)に、電解コンデンサ(16)を使
    用し更に該電解コンデンサ(16)に電圧分布用抵抗
    (17)を並列に取着したことを特徴とする請求項2又
    は請求項3記載の平滑式マイクロ波治療器。
JP24781797A 1997-08-27 1997-08-27 平滑式マイクロ波治療器 Pending JPH1157034A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012130748A (ja) * 2009-05-27 2012-07-12 Young-San Ko エネルギーレベル調節が可能なipl機器

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