JPH1156138A - 水草植栽装置 - Google Patents
水草植栽装置Info
- Publication number
- JPH1156138A JPH1156138A JP9242061A JP24206197A JPH1156138A JP H1156138 A JPH1156138 A JP H1156138A JP 9242061 A JP9242061 A JP 9242061A JP 24206197 A JP24206197 A JP 24206197A JP H1156138 A JPH1156138 A JP H1156138A
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- JP
- Japan
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- planting
- container
- water
- float
- strut
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- Pending
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Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 岸辺部分を岸壁に構築した湖沼に於いて、自
然破壊された岸辺部分を自然に近い環境に戻す水草植栽
装置を提供する。 【解決手段】 水中から水面上に直立せしめた支柱１２
に、上下移動自在に植栽容器２１を装着し、この植栽容
器をフロート部３で吊り下げることで一定の水深位置に
保持し、植栽容器２１に水草を繁殖させる。
然破壊された岸辺部分を自然に近い環境に戻す水草植栽
装置を提供する。 【解決手段】 水中から水面上に直立せしめた支柱１２
に、上下移動自在に植栽容器２１を装着し、この植栽容
器をフロート部３で吊り下げることで一定の水深位置に
保持し、植栽容器２１に水草を繁殖させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、人工岸辺など植物の植
栽が不可能な箇所に植物を繁殖させるための水草植栽装
置に関するものである。
栽が不可能な箇所に植物を繁殖させるための水草植栽装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】河川、
湖沼等は、農地の拡大、農業用水の確保、大雨時の洪水
防止のための遊水の受入池等のためその岸辺は人工的に
改修されている。特に湖沼箇所の岸辺は矢板を打ち込み
直立な岸壁状態とし、而も貯水量の確保や、遊水の受入
量確保のためその水深も深く、植物の繁殖ができ難い環
境となっている。このため自然に放置しておいても浮き
草等の特殊な水草が繁殖して環境改善されるには長い年
月を要する。そこで本発明は、人工的に植栽できる植栽
装置を提案したものである。
湖沼等は、農地の拡大、農業用水の確保、大雨時の洪水
防止のための遊水の受入池等のためその岸辺は人工的に
改修されている。特に湖沼箇所の岸辺は矢板を打ち込み
直立な岸壁状態とし、而も貯水量の確保や、遊水の受入
量確保のためその水深も深く、植物の繁殖ができ難い環
境となっている。このため自然に放置しておいても浮き
草等の特殊な水草が繁殖して環境改善されるには長い年
月を要する。そこで本発明は、人工的に植栽できる植栽
装置を提案したものである。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水草植栽装
置は、水中から水面上に直立せしめた支柱を備えた支柱
部と、支柱に上下自在に移動可能に装着した植栽容器を
備えた容器部と、植栽容器を一定の水深位置に保持する
フロート部とで構成したことを特徴とするものである。
置は、水中から水面上に直立せしめた支柱を備えた支柱
部と、支柱に上下自在に移動可能に装着した植栽容器を
備えた容器部と、植栽容器を一定の水深位置に保持する
フロート部とで構成したことを特徴とするものである。
【０００４】また植栽容器を備えた容器部と、植栽容器
を一定の水深位置に保持するフロート部と、容器部を岸
辺近傍に位置せしめておく係留部とで構成したことを特
徴とするものである。
を一定の水深位置に保持するフロート部と、容器部を岸
辺近傍に位置せしめておく係留部とで構成したことを特
徴とするものである。
【０００５】従って植栽容器は、フロート部によって水
面の上下に対応して上下動して常に一定の水深位置に保
たれるので、植栽容器内に適宜な水草を植え付けておく
と、水位変動によって水没したり、根が乾燥したりする
ことがなく、水草を繁殖させることができる。この水草
の繁殖によって水棲昆虫や、水鳥などが集まり、人工の
岸辺となる岸壁等の付近を自然に近い環境とすることが
できるものである。
面の上下に対応して上下動して常に一定の水深位置に保
たれるので、植栽容器内に適宜な水草を植え付けておく
と、水位変動によって水没したり、根が乾燥したりする
ことがなく、水草を繁殖させることができる。この水草
の繁殖によって水棲昆虫や、水鳥などが集まり、人工の
岸辺となる岸壁等の付近を自然に近い環境とすることが
できるものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。 ＜第一実施形態＞図１及び図２は本発明の第一実施形態
を示したもので、この実施形態の水草植栽装置は、支柱
部１と、容器部２と、フロート部３から構成される。
明する。 ＜第一実施形態＞図１及び図２は本発明の第一実施形態
を示したもので、この実施形態の水草植栽装置は、支柱
部１と、容器部２と、フロート部３から構成される。
【０００７】支柱部１は、湖沼Ａの岸壁（鋼矢板Ｂと笠
コンクリートＣとで構成される）に近い底面Ｄに設置し
たコンクリート製のベース体１１に強化樹脂やステンレ
ス製の支柱１２を最高水位面以上まで植立させたもので
ある。容器部２は合成樹脂製の植栽容器２１と、容器２
１から側方に突設して支柱１１に遊装したガイド腕２２
からなり、特に植栽容器は２１は再生樹脂等を使用する
と共に、水の流通が可能な微小孔１３を多数穿設形成し
てなる。
コンクリートＣとで構成される）に近い底面Ｄに設置し
たコンクリート製のベース体１１に強化樹脂やステンレ
ス製の支柱１２を最高水位面以上まで植立させたもので
ある。容器部２は合成樹脂製の植栽容器２１と、容器２
１から側方に突設して支柱１１に遊装したガイド腕２２
からなり、特に植栽容器は２１は再生樹脂等を使用する
と共に、水の流通が可能な微小孔１３を多数穿設形成し
てなる。
【０００８】フロート部３は、支柱１１に上下移動可能
に装着したフロート体３１と、フロート体３１と前記植
栽容器２１を連結する吊り下げロープ３２からなり、吊
り下げロープ３２の長さ調整可能としておく。
に装着したフロート体３１と、フロート体３１と前記植
栽容器２１を連結する吊り下げロープ３２からなり、吊
り下げロープ３２の長さ調整可能としておく。
【０００９】而して植栽容器２１を水中に沈める前に、
容器２１内に適宜な植土を入れて当該環境で育ち易い種
類の水草Ｅを植え付け、吊り下げロープ３２の長さ調節
で定めた一定の水深位置に沈めることで、水草は充分な
太陽光線を浴びてその光合成を可能にして繁殖するもの
である。而も岸壁を有する湖沼Ａは、用水確保や、用水
調整等を目的としているものであるから、その水位の上
下が著しいが、増水時でも減水時でもフロート体３１に
よって植栽容器２１は常に一定の水深位置に保たれるこ
とになるので、増減水に関わりなく水草Ｅの繁殖がなさ
れるものである。そして水草Ｅが繁殖すると、トンボや
ミズスマシ等の水棲昆虫が集まり、さらに水棲昆虫を餌
とするフナやドジョウ、更には鴨などの水鳥等が集まる
ことになり、人工岸壁のために、自然破壊された環境を
自然に近い環境に戻すことができるものである。
容器２１内に適宜な植土を入れて当該環境で育ち易い種
類の水草Ｅを植え付け、吊り下げロープ３２の長さ調節
で定めた一定の水深位置に沈めることで、水草は充分な
太陽光線を浴びてその光合成を可能にして繁殖するもの
である。而も岸壁を有する湖沼Ａは、用水確保や、用水
調整等を目的としているものであるから、その水位の上
下が著しいが、増水時でも減水時でもフロート体３１に
よって植栽容器２１は常に一定の水深位置に保たれるこ
とになるので、増減水に関わりなく水草Ｅの繁殖がなさ
れるものである。そして水草Ｅが繁殖すると、トンボや
ミズスマシ等の水棲昆虫が集まり、さらに水棲昆虫を餌
とするフナやドジョウ、更には鴨などの水鳥等が集まる
ことになり、人工岸壁のために、自然破壊された環境を
自然に近い環境に戻すことができるものである。
【００１０】尚本発明は、水中に植立する支柱に、フロ
ート部でつり下げた植栽容器を備えていれば良いもの
で、支柱を湖底や沼底のベース体を採用せずに、鋼矢板
Ｂや笠コンクリートＣから水中に垂設した構造を採用し
ても良い。
ート部でつり下げた植栽容器を備えていれば良いもの
で、支柱を湖底や沼底のベース体を採用せずに、鋼矢板
Ｂや笠コンクリートＣから水中に垂設した構造を採用し
ても良い。
【００１１】＜第二実施形態＞図３及び図４は本発明の
第二実施形態を示したもので、この実施形態の水草植栽
装置は、フロート部４と、容器部５と、係留部６から構
成される。
第二実施形態を示したもので、この実施形態の水草植栽
装置は、フロート部４と、容器部５と、係留部６から構
成される。
【００１２】フロート部４は、フロート体４１と、フロ
ート体４１から垂設した吊り下げ腕４２からなり、吊り
下げ腕の長さは調整可能な構造とする。容器部５は前記
の第一実施形態と同様に合成樹脂製の植栽容器５１と、
容器５１から側方に突設して吊り下げ腕４２に装着した
連結腕５２からなる。
ート体４１から垂設した吊り下げ腕４２からなり、吊り
下げ腕の長さは調整可能な構造とする。容器部５は前記
の第一実施形態と同様に合成樹脂製の植栽容器５１と、
容器５１から側方に突設して吊り下げ腕４２に装着した
連結腕５２からなる。
【００１３】係留部６は、岸壁の笠コンクリートＣに設
けた係留フック部６１に、係留ロープ６２の一端を結着
し、他端をフロート体４１の受け部４３に結び付けてい
るものである。
けた係留フック部６１に、係留ロープ６２の一端を結着
し、他端をフロート体４１の受け部４３に結び付けてい
るものである。
【００１４】而して植栽容器５１に水草Ｅを植え付けて
水面に移動させると、吊り下げ腕４２の長さ調整で定め
た一定の水深位置に沈み、水草の繁殖を促進し、係留ロ
ープ６２や或はアンカーロープの許容範囲内では自由に
移動できるので、水位の上下が在ったとしても、何ら支
障無く水草Ｅが繁殖するものである。水草Ｅの繁殖によ
って岸壁の周辺は自然に近い環境に戻すことができるも
のである。
水面に移動させると、吊り下げ腕４２の長さ調整で定め
た一定の水深位置に沈み、水草の繁殖を促進し、係留ロ
ープ６２や或はアンカーロープの許容範囲内では自由に
移動できるので、水位の上下が在ったとしても、何ら支
障無く水草Ｅが繁殖するものである。水草Ｅの繁殖によ
って岸壁の周辺は自然に近い環境に戻すことができるも
のである。
【００１５】尚吊り下げ腕の代わりに吊り下げロープと
しても良いし、また係留部は、フロート部若しくは容器
部５からのアンカーロープを、沼底等に沈めた錨に装着
するようにしても良い。
しても良いし、また係留部は、フロート部若しくは容器
部５からのアンカーロープを、沼底等に沈めた錨に装着
するようにしても良い。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明は、植栽容器をフロ
ート部に装着して一定の水深位置に保持した水草植栽装
置で、湖沼の増減水に関わらず水草を繁殖させることが
でき、この水草の繁殖によって水棲昆虫や、水鳥等が集
まり、自然破壊された環境を、自然に近い環境とするこ
とができたものである。
ート部に装着して一定の水深位置に保持した水草植栽装
置で、湖沼の増減水に関わらず水草を繁殖させることが
でき、この水草の繁殖によって水棲昆虫や、水鳥等が集
まり、自然破壊された環境を、自然に近い環境とするこ
とができたものである。
【図１】本発明の第一実施形態の使用説明図（増水状
態）。
態）。
【図２】本発明の第一実施形態の使用説明図（減水状
態）。
態）。
【図３】本発明の第二実施形態の全体斜視図。
【図４】本発明の第二実施形態の使用説明図。
１ 支柱部 １１ ベース体 １２ 支柱 ２、５ 容器部 ２１、５１ 植栽容器 ２２ ガイド腕 ５２ 連結腕 ３、４ フロート部 ３１、４１ フロート体 ３２ 吊り下げロープ ４２ 吊り下げ腕 ６ 係留部 ６１ 係留フック部 ６２ 係留ロープ
Claims (2)
- 【請求項１】 水中から水面上に直立せしめた支柱を備
えた支柱部と、支柱に上下自在に移動可能に装着した植
栽容器を備えた容器部と、植栽容器を一定の水深位置に
保持するフロート部とで構成したことを特徴とする水草
植栽装置。 - 【請求項２】 植栽容器を備えた容器部と、植栽容器を
一定の水深位置に保持するフロート部と、容器部を岸辺
近傍に位置せしめておく係留部とで構成したことを特徴
とする水草植栽装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9242061A JPH1156138A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 水草植栽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9242061A JPH1156138A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 水草植栽装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1156138A true JPH1156138A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17083709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9242061A Pending JPH1156138A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 水草植栽装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1156138A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100417929B1 (ko) * | 2001-05-17 | 2004-02-11 | 레인보우스케이프주식회사 | 수상생육식물의 조성방법 및 그 구조물 |
| WO2007042589A1 (es) * | 2005-10-13 | 2007-04-19 | Macrofitas, S.L. | Soporte para sujetar cultivos de especies vegetales en flotación |
| JP2010124816A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Fujita Corp | 沈水植物の再生方法、それに使用する沈水植物の栽培方法、植物再生基盤、植栽基盤、浮島 |
| WO2010128170A1 (es) * | 2009-05-08 | 2010-11-11 | Macrofitas, S.L. | Estrctura flotante ensambladora |
| KR200454062Y1 (ko) | 2009-02-10 | 2011-06-15 | 송영철 | 수경재배장치 |
| KR101257444B1 (ko) * | 2010-05-27 | 2013-04-23 | 신진철 | 관리가 용이한 씨앗 재배 장치 및 이를 이용한 씨앗 재배 방법 |
| CN103385128A (zh) * | 2013-07-28 | 2013-11-13 | 林建斌 | 一种海底种植箱 |
| KR101641815B1 (ko) * | 2015-01-23 | 2016-07-21 | 군산대학교산학협력단 | 가시연꽃의 재배방법 및 그 방법에 사용되는 재배장치 |
| KR20180054539A (ko) * | 2018-05-11 | 2018-05-24 | 군산대학교산학협력단 | 내륙 습지 수생식물 대량생산 생육유도 키트 |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP9242061A patent/JPH1156138A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100417929B1 (ko) * | 2001-05-17 | 2004-02-11 | 레인보우스케이프주식회사 | 수상생육식물의 조성방법 및 그 구조물 |
| WO2007042589A1 (es) * | 2005-10-13 | 2007-04-19 | Macrofitas, S.L. | Soporte para sujetar cultivos de especies vegetales en flotación |
| ES2277537A1 (es) * | 2005-10-13 | 2007-07-01 | Macrofitas, S.L. | Soporte para sujetar cultivos de especies vegetales en flotacion. |
| US8333034B2 (en) | 2005-10-13 | 2012-12-18 | Vicente Juan Torres Junco | Support for holding floating plant species cultures |
| JP2010124816A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Fujita Corp | 沈水植物の再生方法、それに使用する沈水植物の栽培方法、植物再生基盤、植栽基盤、浮島 |
| KR200454062Y1 (ko) | 2009-02-10 | 2011-06-15 | 송영철 | 수경재배장치 |
| WO2010128170A1 (es) * | 2009-05-08 | 2010-11-11 | Macrofitas, S.L. | Estrctura flotante ensambladora |
| KR101257444B1 (ko) * | 2010-05-27 | 2013-04-23 | 신진철 | 관리가 용이한 씨앗 재배 장치 및 이를 이용한 씨앗 재배 방법 |
| CN103385128A (zh) * | 2013-07-28 | 2013-11-13 | 林建斌 | 一种海底种植箱 |
| KR101641815B1 (ko) * | 2015-01-23 | 2016-07-21 | 군산대학교산학협력단 | 가시연꽃의 재배방법 및 그 방법에 사용되는 재배장치 |
| KR20180054539A (ko) * | 2018-05-11 | 2018-05-24 | 군산대학교산학협력단 | 내륙 습지 수생식물 대량생산 생육유도 키트 |
| KR101865532B1 (ko) * | 2018-05-11 | 2018-06-07 | 군산대학교산학협력단 | 내륙 습지 수생식물 대량생산 생육유도 키트 |
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