JPH1155186A - 空間光伝送方法、空間光伝送装置及び光伝送方法 - Google Patents

空間光伝送方法、空間光伝送装置及び光伝送方法

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JPH1155186A
JPH1155186A JP9211042A JP21104297A JPH1155186A JP H1155186 A JPH1155186 A JP H1155186A JP 9211042 A JP9211042 A JP 9211042A JP 21104297 A JP21104297 A JP 21104297A JP H1155186 A JPH1155186 A JP H1155186A
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JP
Japan
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light
conversion means
polarizer
polarized light
polarization
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JP9211042A
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English (en)
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Satoshi Hirotsune
聡 廣常
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光線を空間に放射してデータを伝送する空間光
伝送装置において、データ伝送の帯域幅を広げることが
出来ないと言う課題。 【解決手段】2系統の電気信号を互いに直交する偏光に
変換する偏光子302、308と、それら2系統の光信
号を実質上同一の光軸上に多重化して空間伝送させるハ
ーフミラー304と、それぞれの偏光成分を分離する偏
光ビームスプリッタ305と、その分離された光信号を
電気信号に変換するフォトダイオード306,310を
備え、これにより2系統の光信号の相互干渉をなくすこ
とができ同一伝送空間で2倍の伝送帯域を確保すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間光伝送方法、
空間光伝送装置及び光伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機器のワイヤレス化が進み、その
中でもデータの伝送媒体に光を用いた空間光伝送を用い
た機器が増えつつある。
【0003】従来の空間光伝送装置は主に発光デバイ
ス、受光デバイスの応答速度の制限から20〜30Mb
ps程度が実用的な限界であり、例えば、室内のパーソ
ナルコンピュータ同士のデータ伝送などに利用されてい
る。
【0004】この様な従来の光伝送において、複数の系
統のデータを同時に上記パーソナルコンピュータ同士で
送受信するには、それら複数の系統のデータの光軸は、
互いに干渉することのないように一定の距離だけはなし
て行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空間光伝送装置では、上述した様に、発光・受光デバイ
スの応答速度が低く伝送帯域幅が狭いと言う点と、光の
干渉の問題で複数の系統のデータを同一の光軸上で伝送
出来ないと言う点から、実質上同一の光軸上において伝
送帯域幅を広くすることが出来ないと言う課題があっ
た。
【0006】本発明は、従来の装置のこの様な課題を考
慮し、伝送帯域幅をより広帯域にすることが出来る空間
光伝送方法、空間光伝送装置及び光伝送方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、光線を空間に放射してデータを伝送する空間光伝送
方法であって、偏光方向が互いに直交する直線偏光を用
いて実質上同一の光路で2系統のデータ伝送を行う空間
光伝送方法である。
【0008】請求項2記載の本発明は、光線を空間に放
射してデータを伝送する空間光伝送方法であって、偏光
の回転方向が互いに逆回りの円偏光を用いて実質上同一
の光路で2系統のデータ伝送を行う空間光伝送方法であ
る。
【0009】請求項54記載の本発明は、光を利用して
データを伝送する光伝送方法であって、偏光方向が互い
に直交する直線偏光、又は偏光の回転方向が互いに逆回
りの円偏光を用いて実質上同一の光路で異なる系統のデ
ータ伝送を同時に行う光伝送方法である。
【0010】これにより、伝送帯域幅をより広帯域にす
ることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、光線を空
間に放射してデータを伝送する空間光伝送装置におい
て、2系統のデータ伝送を偏光方向が互いに直交するそ
れぞれの直線偏光を用いて多重化する空間光伝送方法と
したものであり、光を用いて多重化するので2倍の帯域
幅が得られるという作用を有する。
【0012】また第2の発明は、光線を空間に放射して
データを伝送する空間光伝送装置において、2系統のデ
ータ伝送を偏光の回転方向が互いに逆回りの円偏光を用
いて多重化する空間光伝送方法としたものであり、光を
用いて多重化するので2倍の帯域幅が得られるという作
用を有する。
【0013】また第3の発明は、第1の電気−光変換手
段と第1の光−電気変換手段と第1の偏光子と第1の検
光子と第2の電気−光変換手段と第2の光−電気変換手
段と第2の偏光子と第2の検光子を具備し、前記第1の
電気−光変換手段が発した光線が前記第1の偏光子に入
力し前記第1の偏光子の出力光の直線偏光軸と前記第1
の検光子の直線偏光軸が一致し、前記第1の偏光子の出
力光が前記第1の検光子に入力し、前記第1の検光子の
出力光が前記第1の光−電気変換手段に到達し、前記第
2の電気−光変換手段が発した光線が前記第2の偏光子
に入力し前記第2の偏光子の出力光の直線偏光軸と前記
第2の検光子の直線偏光軸が一致し、前記第2の偏光子
の出力光が前記第2の検光子に入力し、前記第2の検光
子の出力光が前記第2の光−電気変換手段に到達し、か
つ前記第1の直線偏光軸と前記第2の直線偏光軸が直交
する事を特徴とする空間光伝送装置としたものであり、
光を用いて多重化するので2倍の帯域幅が得られるとい
う作用を有する。
【0014】また第4の発明は、第1の電気−光変換手
段と第1の光−電気変換手段と第1の偏光子と第1の直
線偏光−円偏光変換手段と第1の検光子と第1の円偏光
−直線偏光変換手段と第2の電気−光変換手段と第2の
光−電気変換手段と第2の偏光子と第2の直線偏光−円
偏光変換手段と第2の検光子と第2の円偏光−直線偏光
変換手段を具備し、前記第1の電気−光変換手段が発し
た光線が前記第1の偏光子に入力し、前記第1の偏光子
の偏光軸に対して前記第1の直線偏光−円偏光変換手段
の遅相軸のなす角が光線の進行方向に向かって45度ま
たは315度をなし、前記第1の偏光子の出力光が前記
第1の直線偏光−円偏光変換手段に入力し、前記第1の
直線偏光−円偏光変換手段の出力光が前記第1の円偏光
−直線偏光変換手段に入力し、前記第1の円偏光−直線
偏光変換手段の遅相軸に対して前記第1の検光子の偏光
軸のなす角が光線の進行方向に向かって315度または
45度をなし、前記第1の円偏光−直線偏光変換手段の
出力光が前記第1の検光子に入力し、前記第1の検光子
の出力光が前記第1の光−電気変換手段に入力し、前記
第2の電気−光変換段が発した光線が前記第2の偏光子
に入力し、前記第2の偏光子の偏光軸に対して前記第2
の直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸のなす角が光線の
進行方向に向かって315度または45度をなし、前記
第2の偏光子の出力光が前記第2の直線偏光−円偏光変
換手段に入力し、前記第2の直線偏光−円偏光変換手段
の出力光が前記第2の円偏光−直線偏光変換手段に入力
し、前記第2の円偏光−直線偏光変換手段の遅相軸に対
して前記第2の検光子の偏光軸のなす角が光線の進行方
向に向かって315度または45度をなし、前記第2の
円偏光−直線偏光変換手段の出力光が前記第2の検光子
に入力し、前記第2の検光子の出力光が前記第2の光−
電気変換手段に入力する事を特徴とする空間光伝送装置
としたものであり、光を用いて多重化するので2倍の帯
域幅が得られるという作用を有する。
【0015】また第5発明は、第1の電気−光変換手段
と第1の光−電気変換手段と第1の偏光子と光線合成手
段と偏光分離手段と第2の電気−光変換手段と第2の光
−電気変換手段と第2の偏光子を具備し、前記第1の電
気−光変換手段が発した光線が前記第1の偏光フィルタ
に入力し、前記第2の電気−光変換手段が発した光線が
前記第2の偏光フィルタに入力し、前記第1の偏光フィ
ルタの出力光と前記第2の偏光フィルタの出力光が前記
光線合成手段に入力し、前記光線合成手段の出力光が前
記偏光光分離手段に入力し、前記偏光分離手段の第1の
出力光が前記第1の光−電気変換手段に入力し、第2の
出力光が前記第2の光−電気変換手段に入力し、かつ前
記第1の直線偏光軸と前記第2の直線偏光軸が直交する
事を特徴とする空間光伝送装置としたものであり、光を
用いて多重化するので2倍の帯域幅が得られるという作
用を有する。
【0016】また第6発明は、第1の電気−光変換手段
と第1の光−電気変換手段と第1の偏光子と第1の直線
偏光−円偏光変換手段と光線合成手段と円偏光−直線偏
光変換手段と偏光分離手段と第2の電気−光変換手段と
第2の光−電気変換手段と第2の偏光子と第2の直線偏
光−円偏光変換手段を具備し、前記第1の電気−光変換
手段が発した光線が前記第1の偏光子に入力し、前記第
1の偏光子の偏光軸に対して前記第1の直線偏光−円偏
光変換手段の遅相軸のなす角が光線の進行方向に向かっ
て45度または315度をなし、前記第2の電気−光変
換手段が発した光線が前記第2の偏光子に入力し、前記
第2の偏光子の偏光軸に対して前記第2の直線偏光−円
偏光変換手段の遅相軸のなす角が光線の進行方向に向か
って45または315度をなし、前記第1の直線偏光−
円偏光変換手段の出力光が前記第1の偏光子の出力光と
前記第2の偏光子の出力光が前記光線合成手段に入力
し、前記光線合成手段の出力光が前記円偏光−直線偏光
変換手段に入力し前記円偏光−直線偏光変換手段の出力
光が前記偏光分離手段に入力し、前記偏光分離手段の第
1の出力光が前記第1の光−電気変換手段に入力し、第
2の出力光が前記第2の光−電気変換手段に入力する事
を特徴とする空間光伝送装置としたものであり、光を用
いて多重化するので2倍の帯域幅が得られるという作用
を有する。
【0017】また第7発明は、第1の電気−光変換手段
と第1の光−電気変換手段と第1の偏光子と第1の直線
偏光−円偏光変換手段と光線合成手段と円偏光−直線偏
光変換手段と光線分離手段と第1の検光子と第2の電気
−光変換手段と第2の光−電気変換手段と第2の偏光子
と第2の直線偏光−円偏光変換手段と第2の検光子を具
備し、前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記
第1の偏光子に入力し、前記第1の偏光子の偏光軸に対
して前記第1の直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸のな
す角が光線の進行方向に向かって45度または315度
をなし、前記第2の電気−光変換手段が発した光線が前
記第2の偏光子に入力し、前記第2の偏光子の偏光軸に
対して前記第2の直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸の
なす角が光線の進行方向に向かって45度または315
度をなし、前記第1の直線偏光−円偏光変換手段の出力
光と前記第2の直線偏光−円偏光変換手段の出力光が前
記光線合成手段に入力し、前記光線合成手段の出力光が
前記円偏光−直線偏光変換手段に入力し前記円偏光−直
線偏光変換手段の出力光が前記光線分離手段に入力し、
前記光線分離手段の第1の出力光が前記第1の検光子に
入力し、前記第1の検光子の出力光が前記第1の光−電
気変換手段に入力し、第2の出力光が前記第2の検光子
に入力し、前記第2の検光子の出力光が前記第2の光−
電気変換手段に入力する事を特徴とする空間光伝送装置
としたものであり、光を用いて多重化するので2倍の帯
域幅が得られるという作用を有する。
【0018】また第8発明は、第1の電気−光変換手段
と第1の光−電気変換手段と第2の電気−光変換手段と
第2の光−電気変換手段を具備し、前記第1の電気−光
変換手段が発した光線が前記第1の光−電気変換手段に
入力し、前記第2の電気−光変換手段が発した光線が前
記第2の光−電気変換手段に入力し、前記第1の電気−
光変換手段が発した光と第2の電気−光変換手段が発し
た光は互いに直交する偏光であって、偏光が直交するこ
とを利用して分離し電気信号を光で多重化できるように
した事を特徴とする空間光伝送装置としたものであり、
光を用いて多重化するので2倍の帯域幅が得られるとい
う作用を有する。
【0019】また第9の発明は、第1の電気−光変換手
段と第1の光−電気変換手段と第1の偏光子と第1の直
線偏光−円偏光変換手段と光線合成手段と円偏光−直線
偏光変換手段と偏光分離手段と第2の電気−光変換手段
と第2の光−電気変換手段と第2の偏光子と第2の直線
偏光−円偏光変換手段を具備し、前記第1の電気−光変
換手段が発した光線が前記第1の偏光子に入力し、前記
第1の偏光子と前記第1の直線偏光−円偏光変換手段を
通過した光線が第1の円偏光となるように配置し、前記
第2の電気−光変換手段が発した光線が前記第2の偏光
子に入力し、前記第2の偏光子と前記第2の直線偏光−
円偏光変換手段を通過した光線が前記第1の円偏光とは
逆回転の第2の円偏光となるように配置し、前記第1の
直線偏光−円偏光変換手段の出力光が前記第1の偏光子
の出力光と前記第2の偏光子の出力光が前記光線合成手
段に入力し、前記光線合成手段の出力光が前記円偏光−
直線偏光変換手段に入力し、前記円偏光−直線偏光変換
手段の出力光が前記偏光分離手段に2つの直線偏光が2
つの出力光に分離できるように入力し、前記偏光分離手
段の第1の出力光が前記第1の光−電気変換手段に入力
し、第2の出力光が前記第2の光−電気変換手段に入力
しする事を特徴とする空間光伝送装置としたものであ
り、光を用いて多重化するので2倍の帯域幅が得られる
という作用を有する。
【0020】また第10発明は、第1の電気−光変換手
段と第1の光−電気変換手段と第1の偏光子と第1の直
線偏光−円偏光変換手段と光線合成手段と円偏光−直線
偏光変換手段と光線分離手段と第1の検光子と第2の電
気−光変換手段と第2の光−電気変換手段と第2の偏光
子と第2の直線偏光−円偏光変換手段と第2の検光子を
具備し、前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前
記第1の偏光子に入力し、前記第1の偏光子と前記第1
の直線偏光−円偏光変換手段を通過した光線が第1の円
偏光となるように配置し、前記第2の電気−光変換手段
が発した光線が前記第2の偏光子に入力し、前記第2の
偏光子と前記第2の直線偏光−円偏光変換手段を通過し
た光線が前記第1の円偏光とは逆回転の第2の円偏光と
なるように配置し、前記第1の直線偏光−円偏光変換手
段の出力光と前記第2の直線偏光−円偏光変換手段の出
力光が前記光線合成手段に入力し、前記光線合成手段の
出力光が前記円偏光−直線偏光変換手段に入力し前記円
偏光−直線偏光変換手段の出力光が前記光線分離手段に
入力し、前記光線分離手段の第1の出力光が前記第1の
検光子に入力し、前記第1の直線偏光−円偏光変換手段
で変換された第1の直線偏光の偏光軸と前記第1の検光
子の偏光軸が一致するように配置し、前記第1の検光子
の出力光が前記第1の光−電気変換手段に入力し、第2
の出力光が前記第2の検光子に入力し、前記光線分離手
段の第1の出力光が前記第1の検光子に入力し、前記第
2の直線偏光−円偏光変換手段で変換された第2の直線
偏光の偏光軸と前記第2の検光子の偏光軸が一致するよ
うに配置し、前記第2の検光子の出力光が前記第2の光
−電気変換手段に入力する事を特徴とする空間光伝送装
置としたものであり、光を用いて多重化するので2倍の
帯域幅が得られるという作用を有する。
【0021】また第11発明は、第1の電気−直線偏光
変換手段と第1の光−電気変換手段と光線合成手段と偏
光分離手段と第2の電気−直線偏光変換手段と第2の光
−電気変換手段を具備し、前記第1の電気−直線偏光変
換手段が発した光線と前記第2の電気−直線偏光変換手
段が発した光線が前記光線合成手段に入力し、前記光線
合成手段の出力光が前記偏光分離手段に入力し、前記偏
光分離手段の第1の出力光が前記第1の光−電気変換手
段に入力し、第2の出力光が前記第2の光−電気変換手
段に入力し、かつ前記第1の電気−直線偏光変換手段の
偏光軸と前記第2の電気−直線偏光変換手段の偏光軸が
直交する事を特徴とする空間光伝送装置としたものであ
り、光を用いて多重化するので2倍の帯域幅が得られる
という作用を有する。
【0022】また第12発明は、第1の電気−円偏光変
換手段と第1の光−電気変換手段と光線合成手段と円偏
光−直線偏光変換手段と偏光分離手段と第2の電気−円
偏光変換手段と第2の光−電気変換手段を具備し、前記
第1の電気−円偏光変換手段が発した光線と前記第2の
電気−円偏光変換手段が発した光線が前記光線合成手段
に入力し、前記光線合成手段の出力光が前記円偏光−直
線偏光変換手段に入力し、前記円偏光−直線偏光変換手
段の出力光が前記偏光分離手段に入力し、前記偏光分離
手段の第1の出力光が前記第1の光−電気変換手段に入
力し、第2の出力光が前記第2の光−電気変換手段に入
力し、かつ前記第1の電気−直線偏光変換手段の偏光軸
と前記第2の電気−直線偏光変換手段の偏光軸が直交す
る事を特徴とする空間光伝送装置としたものであり、光
を用いて多重化するので2倍の帯域幅が得られるという
作用を有する。
【0023】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。
【0025】同図に示す様に、101は電気−光変換手
段としての発光ダイオード、102は偏光子、103は
前記偏光子102の偏光軸、104は検光子、105は
前記検光子104の偏光軸、106は光−電気変換手段
としてのフォトダイオード、107は電気−光変換手段
としての発光ダイオード、108は偏光子、109は前
記偏光子108の偏光軸、110は検光子、111は前
記検光子110の偏光軸、112は光−電気変換手段と
してのフォトダイオードである。
【0026】以上の構成において、次に本実施の形態の
動作を説明する。
【0027】即ち、発光ダイオード101に印加された
電気信号は光に変換される。この光の偏光方向は一致し
てないが偏光子102は偏光軸103方向に振動する光
しか通過させないため偏光子102通過後の光は直線偏
光となる。尚、ここで、偏光方向とは、光の電界成分の
振動方向のことである。検光子104は偏光軸105方
向に振動する光しか通過させないが前述の偏光子102
を通過した光は偏光の方向が一致するのですべて通過す
ることができる。そして検光子104を通過した光はフ
ォトダイオード106で電気信号に変換される。次に発
光ダイオード107に印加された電気信号は光に変換さ
れる。この光の偏光方向は一致してないが偏光子108
は偏光軸109方向に振動する光しか通過させないため
偏光子108通過後の光は直線偏光となる。検光子11
0は偏光軸111方向に振動する光しか通過させないが
前述の偏光子108を通過した光は偏光の方向が一致す
るのですべて通過することができる。そして検光子11
0を通過した光はフォトダイオード112で電気信号に
変換される。
【0028】発光ダイオード101とフォトダイオード
106の光軸、発光ダイオード107とフォトダイオー
ド112の光軸はそれぞれ一致しており、光線は平行光
であるとするとお互い干渉することはない。しかし実際
には設置の誤差などから完全に光軸を一致させることは
難しく、またレーザーを用いなければレンズや凹面鏡を
用いても完全な平行光を得るのは難しい。レーザー光が
目に入ることは避けた方が良いので、レーザ光を空間に
放射する場合は、慎重に取り扱う必要がある。装置をコ
ンパクトにするため2つの光軸を接近させる方が良い
が、従来の装置であれば、光線の干渉はより顕著にな
る。
【0029】しかし本発明では偏光子102を通過した
光は偏光子108を通過した光とたとえ干渉してもお互
いに偏光の方向が直交するので検光子104、検光子1
10で干渉光は遮断される。したがって発光ダイオード
101に印加された電気信号と発光ダイオード107に
印加された電気信号はそれぞれ干渉することなくそれぞ
れフォトダイオード106とフォトダイオード112に
伝送される。これは2つの光軸を極めて接近させること
が可能で2つの信号を多重化でき、データ信号の伝送帯
域幅は2倍にできる。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照しながら述べる。
【0031】図2は本発明の第2の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。 同図に示すよう
に、201は電気−光変換手段としての発光ダイオー
ド、202は偏光子(第1の偏光子)、203は前記偏
光子202の偏光軸、204は直線偏光−円偏光変換手
段(第1の直線偏光−円偏光変換手段)としてのλ/4
板、205は前記λ/4板204の遅相軸、206は円
偏光−直線偏光変換手段(第1の円偏光−直線偏光変換
手段)としてのλ/4板、207は前記λ/4板206
の遅相軸、208は検光子(第1の検光子)、209は
前記検光子208の偏光軸、210は光−電気変換手段
としてのフォトダイオード、211は電気−光変換手段
としての発光ダイオード、212は偏光子(第2の偏光
子)、213は前記偏光子212の偏光軸、214は直
線偏光−円偏光変換手段(第2の直線偏光−円偏光変換
手段)としてのλ/4板、215は前記λ/4板214
の遅相軸、216は円偏光−直線偏光変換手段としての
λ/4板、217は前記λ/4板216の遅相軸、21
8は検光子(第2の検光子)、219は前記検光子21
8の偏光軸、220は光−電気変換手段としてのフォト
ダイオードである。ここで、前記第1の偏光子の偏光軸
に対して前記第1の直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸
のなす角が光線の進行方向に向かって45度(または3
15度)をなし、前記第1の円偏光−直線偏光変換手段
の遅相軸に対して前記第1の検光子の偏光軸のなす角が
光線の進行方向に向かって45度(または315度)を
なしている。また、前記第2の偏光子の偏光軸に対して
前記第2の直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸のなす角
が光線の進行方向に向かって315度(または45度)
をなし、前記第2の円偏光−直線偏光変換手段の遅相軸
に対して前記第2の検光子の偏光軸のなす角が光線の進
行方向に向かって315度(または45度)をなしてい
る。
【0032】発光ダイオード201に印加された電気信
号は光に変換される。この光の偏光方向は一致してない
が偏光子202は偏光軸203方向に電界が振動する光
しか通過させないため偏光子202通過後の光は直線偏
光となる。λ/4板204を直線偏光が通過すると遅相
軸205方向の電界成分はそれに直交する進相軸の電界
成分に比べλ/4(1/4波長)だけ遅れるので図2の
ようにλ/4板204の遅相軸205に対し偏光軸が4
5度で入射した直線偏光は光線の進行方向に向かって時
計回りの円偏光となる。他方、発光ダイオード211に
印加された電気信号は光に変換される。この光の偏光方
向は一致してないが偏光子212は偏光軸213方向に
電界が振動する光しか通過させないため偏光子212通
過後の光は直線偏光となる。λ/4板214を直線偏光
が通過すると遅相軸215方向の電界成分はそれに直交
する進相軸の電界成分に比べλ/4(1/4波長)だけ
遅れるので図のようにλ/4板214の遅相軸215に
対し偏光軸が45度で入射した直線偏光は光線の進行方
向に向かって反時計回りの円偏光となる。
【0033】空間伝送されてλ/4板206に入射した
時計回りの円偏光は図中で電界の振動方向が上下の直線
偏光に変換され検光子208は通過するが、反時計回り
の円偏光は図中で電界の振動方向が左右の直線偏光に変
換されるため検光子208を通過しない。逆にλ/4板
216に入射した反時計回りの円偏光は図中で電界の振
動方向が左右の直線偏光に変換され検光子218は通過
するが、時計回りの円偏光は図中で電界の振動方向が上
下の直線偏光に変換されるため検光子218を通過しな
い。
【0034】発光ダイオード201とフォトダイオード
210の光軸、発光ダイオード211とフォトダイオー
ド220の光軸はそれぞれ一致しており、光線は平行光
であるとするとお互い干渉することはない。しかし実際
には設置の誤差などから完全に光軸を一致させることは
難しく、またレーザーを用いなければレンズや凹面鏡を
用いても完全な平行光を得るのは難しい。レーザー光が
目に入ることは避けた方が良いので、レーザ光を空間に
放射する場合は、慎重に取り扱う必要がある。装置をコ
ンパクトにするため2つの光軸を接近させる方が良い
が、従来の装置であれば、光線の干渉はより顕著にな
る。
【0035】しかし本発明では偏光子202を通過した
光は偏光子212を通過した光とたとえ干渉してもお互
いに偏光の方向が直交するのでそれぞれ検光子206、
検光子216で干渉光は遮断される。したがって発光ダ
イオード201に印加された電気信号と発光ダイオード
211に印加された電気信号はそれぞれ干渉することな
くそれぞれフォトダイオード210とフォトダイオード
220に伝送される。これは2つの光軸を極めて接近さ
せることが可能で2つの信号を多重化でき、データ信号
の伝送帯域幅は2倍にできる。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照しながら述べる。
【0037】図3は本発明の第3の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。
【0038】同図に示すように、301は電気−光変換
手段としての発光ダイオード、302は偏光子、303
は前記偏光子302の偏光軸、304は光線合成手段と
してのハーフミラー、305は偏光分離手段としての偏
光ビームスプリッタ、306は光−電気変換手段として
のフォトダイオード、307は電気−光変換手段として
の発光ダイオード、308は偏光子、309は前記偏光
子308の偏光軸、310は光−電気変換手段としての
フォトダイオードである。
【0039】発光ダイオード301に印加された電気信
号は光に変換される。この光の偏光方向は一致してない
が偏光子302は偏光軸303方向に電界が振動する光
しか通過させないため偏光子302通過後の光は直線偏
光となる。一方、発光ダイオード307に印加された電
気信号は光に変換される。この光の偏光方向は一致して
ないが偏光子308は偏光軸309方向に電界が振動す
る光しか通過させないため偏光子308通過後の光は直
線偏光となり、さらにハーフミラー304で偏光方向が
直交する偏光子303からの偏光と合成され、空間伝送
されて偏光ビームスプリッタ305に入射する。偏光ビ
ームスプリッタ305に入射した合成光は偏光子303
からの偏光成分は透過してフォトダイオード306に到
達し電気信号に変換される。偏光子308からの偏光成
分は偏光ビームスプリッタで反射されフォトダイオード
310に到達し電気信号に変換される。
【0040】即ち、2系統の電気信号を互いに直交する
偏光に変換する偏光子302、308と、それら2系統
の光信号を実質上同一の光軸上に多重化して空間伝送さ
せるハーフミラー304と、それぞれの偏光成分を分離
する偏光ビームスプリッタ305と、その分離された光
信号を電気信号に変換するフォトダイオード306,3
10を備え、これにより2系統の光信号の相互干渉をな
くすことができ同一伝送空間で2倍の伝送帯域を確保す
ることができる。
【0041】このように本発明では1本の光軸で2つの
信号を伝送して多重化でき、データ信号の伝送帯域幅は
2倍にできる。
【0042】次に、本発明の第4の実施の形態について
図面を参照しながら述べる。
【0043】図4は本発明の第4の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。 同図に示すよう
に、401は電気−光変換手段としての発光ダイオー
ド、402は偏光子、403は前記偏光子402の偏光
軸、404は光線合成手段としてのハーフミラー、40
5は偏光分離手段としての偏光ビームスプリッタ、40
6は光−電気変換手段としてのフォトダイオード、40
7は電気−光変換手段としての発光ダイオード、408
は偏光子、前記偏光子409の偏光軸、410は全反射
ミラー、411は光−電気変換手段としてのフォトダイ
オードである。発光ダイオード401に印加された電気
信号は光に変換される。この光の偏光方向は一致してな
いが偏光子402は偏光軸403方向に振動する光しか
通過させないため偏光子402通過後の光は直線偏光と
なる。一方、発光ダイオード407に印加された電気信
号は光に変換される。この光の偏光方向は一致してない
が偏光子408は偏光軸409方向に振動する光しか通
過させないため偏光子408通過後の光は直線偏光とな
る。さらに全反射ミラー410で反射されハーフミラー
404で偏光方向が直交する偏光子403からの偏光と
合成され、空間伝送されて偏光ビームスプリッタ405
に入射する。偏光ビームスプリッタ405に入射した合
成光は偏光子403からの偏光は透過してフォトダイオ
ード406に到達し電気信号に変換される。偏光子40
9からの偏光光は偏光ビームスプリッタで反射されフォ
トダイオード411に到達し電気信号に変換される。こ
のように本発明では1本の光軸で2つの信号を伝送して
多重化でき、データ信号の伝送帯域幅は2倍にできる。
【0044】次に、本発明の第5の実施の形態について
図面を参照しながら述べる。
【0045】図5は本発明の第5の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。 同図に示すよう
に、501は電気−光変換手段としての発光ダイオー
ド、502は偏光子(第1の偏光子)、503は前記5
02偏光子の偏光軸、504は直線偏光−円偏光変換手
段(第1の直線偏光−円偏光変換手段)としてのλ/4
板、505は前記λ/4板504の遅相軸、 50
6は光線合成手段としてのハーフミラー、507は円偏
光−直線偏光変換手段としてのλ/4板、508は前記
λ/4板507の遅相軸、509は偏光分離手段として
の偏光ビームスプリッタ、510は光−電気変換手段と
してのフォトダイオード、511は電気−光変換手段と
しての発光ダイオード、512は偏光子(第2の偏光
子)、513は前記512偏光子の偏光軸、514は直
線偏光−円偏光変換手段(第2の直線偏光−円偏光変換
手段)としてのλ/4板、515は前記λ/4板514
の遅相軸、516は光−電気変換手段としてのフォトダ
イオードである。ここで、前記第1の偏光子の偏光軸に
対して前記第1の直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸の
なす角が光線の進行方向に向かって45度(または31
5度)をなし、前記第2の偏光子の偏光軸に対して前記
第2の直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸のなす角が光
線の進行方向に向かって45(または315度)をなし
ている。発光ダイオード501に印加された電気信号は
光に変換される。この光の偏光方向は一致してないが偏
光子502は偏光軸503方向に電界が振動する光しか
通過させないため偏光子502通過後の光は直線偏光と
なる。λ/4板504を直線偏光光が通過すると遅相軸
505方向の電界成分はそれに直交する進相軸の電界成
分に比べλ/4(1/4波長)だけ遅れるので図のよう
にλ/4板504の進相軸505に対し偏光軸が45度
で入射した直線偏光は光線の進行方向に向かって時計回
りの円偏光となる。
【0046】一方、発光ダイオード511に印加された
電気信号は光に変換される。この光の偏光方向は一致し
てないが偏光子512は偏光軸513方向に電界が振動
する光しか通過させないため偏光子512通過後の光は
直線偏光となる。λ/4板514を直線偏光が通過する
と遅相軸515方向の電界成分はそれに直交する進相軸
の電界成分に比べλ/4(1/4波長)だけ遅れるので
図のようにλ/4板514の進相軸515に対し偏光軸
が45度で入射した直線偏光光は光線の進行方向に向か
って時計回りの円偏光となる。
【0047】さらにハーフミラー506でλ/4板50
4からの円偏光はそのままの回転方向でλ/4板514
からの円偏光は逆回転になり合成される。空間伝送され
λ/4板507に入射した時計回りの円偏光成分は遅相
軸508に対して進行方向を向いて電界成分が315度
(図中で上下)の、反時計回りの円偏光成分は遅相軸5
08に対して進行方向を向いて電界成分が45度(図中
で左右)の直線偏光に変換され偏光ビームスプリッタ5
09に入射する。従って発光ダイオード511からの偏
光成分は透過してフォトダイオード510に到達し電気
信号に変換される。発光ダイオード501からの偏光成
分は偏光ビームスプリッタで反射されフォトダイオード
516に到達し電気信号に変換される。このように本発
明では1本の光軸で2つの信号を伝送して多重化でき、
データ信号の伝送帯域幅は2倍にできる。
【0048】次に、本発明の第6の実施の形態について
図面を参照しながら述べる。
【0049】図6は本発明の第6の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。 同図に示すよう
に、601は電気−光変換手段としての発光ダイオー
ド、602は偏光子(第1の偏光子)、603は前記偏
光子602の偏光軸、604は直線偏光−円偏光変換手
段(第1の直線偏光−円偏光変換手段)としてのλ/4
板、605は前記λ/4板604の遅相軸、606は光
線合成手段としてのハーフミラー、607は円偏光−直
線偏光変換手段としてのλ/4板、608は前記λ/4
板607の遅相軸、609は光線分離手段としてのハー
フミラー、610は検光子、611は前記610検光子
の偏光軸、612は光−電気変換手段としてのフォトダ
イオード、613は電気−光変換手段としての発光ダイ
オード、614は偏光子(第2の偏光子)、615は前
記614偏光子の偏光軸、616は直線偏光−円偏光変
換手段(第2の直線偏光−円偏光変換手段)としてのλ
/4板、617は前記λ/4板616の遅相軸、618
は検光子、619は前記618検光子の偏光軸、620
は光−電気変換手段としてのフォトダイオードである。
ここで、前記第1の偏光子の偏光軸に対して前記第1の
直線偏光−円偏光変換手段の遅相軸のなす角が光線の進
行方向に向かって45度(または315度)をなし、前
記第2の偏光子の偏光軸に対して前記第2の直線偏光−
円偏光変換手段の遅相軸のなす角が光線の進行方向に向
かって45度(または315度)をなしている。
【0050】発光ダイオード601に印加された電気信
号は光に変換される。この光の偏光方向は一致してない
が偏光子602は偏光軸603方向に電界が振動する光
しか通過させないため偏光子602通過後の光は直線偏
光となる。λ/4板604を直線偏光が通過すると遅相
軸605方向の電界成分はそれに直交する進相軸の電界
成分に比べλ/4(1/4波長)だけ遅れるので図6の
ようにλ/4板604の遅相軸605に対し偏光軸が4
5度で入射した直線偏光は光線の進行方向に向かって時
計回りの円偏光となる。一方、発光ダイオード613に
印加された電気信号は光に変換される。この光の偏光方
向は一致してないが偏光子614は偏光軸615方向に
電界が振動する光しか通過させないため偏光子614通
過後の光は直線偏光となる。λ/4板616を直線偏光
が通過すると遅相軸617方向の電界成分はそれに直交
する進相軸の電界成分に比べλ/4(1/4波長)だけ
遅れるので図のようにλ/4板616の遅相軸617に
対し偏光軸が45度で入射した直線偏光は光線の進行方
向に向かって時計回りの円偏光となる。さらにハーフミ
ラー606でλ/4板604からの円偏光はそのままの
回転方向でλ/4板616からの円偏光光は逆回転にな
り合成される。空間伝送されλ/4板607に入射した
時計回りの円偏光成分は遅相軸608に対して進行方向
を向いて電界成分が315度(図中で上下)の、反時計
回りの円偏光成分は遅相軸608に対して進行方向を向
いて電界成分が45度(図中で左右)の直線偏光に変換
される。これらの偏光はハーフミラー609で透過光と
反射光に分離される。透過光は検光子610に到達し偏
光軸611の方向に電界が振動する成分しか通過させな
い。これはすなわち発光ダイオード601の発した光の
みがフォトダイオード612に到達し電気信号に変換さ
れる。反射光は検光子618に到達し偏光軸619の方
向に電界が振動する成分しか通過させない。これはすな
わち発光ダイオード613の発した光のみがフォトダイ
オード620に到達し電気信号に変換される。
【0051】このように本発明では1本の光軸で2つの
信号を伝送して多重化でき、データ信号の伝送帯域幅は
2倍にできる。
【0052】次に、本発明の第7の実施の形態について
図面を参照しながら述べる。
【0053】図7は本発明の第7の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。 同図に示すよう
に、701は電気−直線偏光変換手段としてのレーザー
ダイオード、702は前記レーザーダイオード701の
偏光軸、703は光線合成手段としてのハーフミラー、
704は偏光分離手段としての偏光ビームスプリッタ、
705は光−電気変換手段としてのフォトダイオード、
706は電気−直線偏光変換手段としてのレーザーダイ
オード、707はレーザーダイオード706の偏光軸、
708は光−電気変換手段としてのフォトダイオードで
ある。レーザーダイオード701に印加された電気信号
は偏光軸702方向に電界が振動する直線偏光に変換さ
れる。一方、レーザーダイオード706に印加された電
気信号は偏光軸707方向に電界が振動する直線偏光に
変換され、さらにハーフミラー703で偏光方向が直交
するレーザーダイオード701からの偏光と合成され、
空間伝送されて偏光ビームスプリッタ704に入射す
る。偏光ビームスプリッタ704に入射した合成光はレ
ーザーダイオード701からの偏光成分は透過してフォ
トダイオード705に到達し電気信号に変換される。レ
ーザーダイオード706からの偏光成分は偏光ビームス
プリッタで反射されフォトダイオード708に到達し電
気信号に変換される。このように本発明では1本の光軸
で2つの信号を伝送して多重化でき、データ信号の伝送
帯域幅は2倍にできる。
【0054】次に、本発明の第8の実施の形態について
図面を参照しながら述べる。
【0055】図8は本発明の第8の実施の形態における
空間光伝送装置の略示構成図である。 同図に示すよう
に、801は電気−円偏光変換手段としてのレーザーダ
イオード、802は前記レーザーダイオード801の偏
光の回転方向で光線の進行方向に向かって時計回り、8
03は光線合成手段としてのハーフミラー、804は円
偏光−直線偏光変換手段としてのλ/4板、805は前
記λ/4板804の遅相軸、806は偏光分離手段とし
ての偏光ビームスプリッタ、807は光−電気変換手段
としてのフォトダイオード、808は電気−円偏光変換
手段としてのレーザーダイオード、809はレーザーダ
イオード808の偏光の回転方向で光線の進行方向に向
かって時計回り、810は光−電気変換手段としてのフ
ォトダイオードである。
【0056】レーザーダイオード801に印加された電
気信号は偏光の回転方向802の円偏光に変換される。
一方、レーザーダイオード808に印加された電気信号
は偏光の回転方向802の円偏光に変換される。さらに
ハーフミラー803でレーザーダイオード801からの
円偏光はそのままの回転方向でレーザーダイオード80
8からの円偏光は逆回転になり合成される。空間伝送さ
れλ/4板804に入射した時計回りの円偏光成分は遅
相軸805に対して進行方向を向いて電界成分が315
度(図中で上下)の、反時計回りの円偏光成分は遅相軸
805に対して進行方向を向いて電界成分が45度(図
中で左右)の直線偏光に変換され偏光ビームスプリッタ
806に入射する。従って偏光ビームスプリッタ806
に入射した合成光はレーザーダイオード808からの偏
光成分は透過してフォトダイオード807に到達し電気
信号に変換される。レーザーダイオード801からの偏
光成分は偏光ビームスプリッタで反射されフォトダイオ
ード810に到達し電気信号に変換される。
【0057】このように本発明では1本の光軸で2つの
信号を伝送して多重化でき、データ信号の伝送帯域幅は
2倍にできる。
【0058】以上のように本発明によれば、従来発光デ
バイスと受光デバイスで制限されていたデータ伝送帯域
を上回ることができより大容量の空間光伝送が可能とな
るという有利な効果が得られる。
【0059】尚、上記実施の形態では、光は、空間に放
射された光である場合について述べたが、これに限らず
例えば、光ファイバー内を伝搬する光であっても勿論良
い。この場合でも、上記実施の形態の場合と同様の効果
を発揮する。
【0060】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、伝送帯域幅をより広帯域にすることが出来ると
言う長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【図3】本発明の第3の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【図4】本発明の第4の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【図5】本発明の第5の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【図6】本発明の第6の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【図7】本発明の第7の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【図8】本発明の第8の実施の形態による空間光伝送装
置の構成図
【符号の説明】
101 発光ダイオード 102 偏光子 103 偏光子102の偏光軸 104 検光子 105 検光子104の偏光軸 106 フォトダイオード 107 発光ダイオード 108 偏光子 109 偏光子108の偏光軸 110 検光子 111 検光子110の偏光軸 112 フォトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04J 14/06

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線を空間に放射してデータを伝送する
    空間光伝送方法であって、偏光方向が互いに直交する直
    線偏光を用いて実質上同一の光路で2系統のデータ伝送
    を行うことを特徴とする空間光伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記光線に赤外線を用いることを特徴と
    する請求項1記載の空間光伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記データは電気信号を前記光線に変換
    したものであることを特徴とする請求項1記載の空間光
    伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記2系統のデータはそれぞれ直交する
    直線偏光に変換したものであることを特徴とする請求項
    1記載の空間光伝送方法。
  5. 【請求項5】 光線を空間に放射してデータを伝送する
    空間光伝送方法であって、偏光の回転方向が互いに逆回
    りの円偏光を用いて実質上同一の光路で2系統のデータ
    伝送を行うことを特徴とする空間光伝送方法。
  6. 【請求項6】 前記光線に赤外線を用いることを特徴と
    する請求項5記載の空間光伝送方法。
  7. 【請求項7】 前記データは電気信号を前記光線に変換
    したものであることを特徴とする請求項5記載の空間光
    伝送方法。
  8. 【請求項8】 前記2系統のデータはそれぞれ逆回りの
    円偏光に変換したものであることを特徴とする請求項5
    記載の空間光伝送方法。
  9. 【請求項9】 第1の電気−光変換手段と第1の光−電
    気変換手段と第1の偏光子と第1の検光子と第2の電気
    −光変換手段と第2の光−電気変換手段と第2の偏光子
    と第2の検光子を具備し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    偏光子に入力され、前記第1の偏光子の出力光の直線偏
    光軸と前記第1の検光子の直線偏光軸が一致し、前記第
    1の偏光子の出力光が前記第1の検光子に入力され、前
    記第1の検光子の出力光が前記第1の光−電気変換手段
    に到達し、前記第2の電気−光変換手段が発した光線が
    前記第2の偏光子に入力され、前記第2の偏光子の出力
    光の直線偏光軸と前記第2の検光子の直線偏光軸が一致
    し、前記第2の偏光子の出力光が前記第2の検光子に入
    力され、前記第2の検光子の出力光が前記第2の光−電
    気変換手段に到達し、かつ前記第1の直線偏光軸と前記
    第2の直線偏光軸が直交する事を特徴とする空間光伝送
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光
    子、前記第1の検光子、前記第2の検光子には偏光板を
    用いることを特徴とする請求項9記載の空間光伝送装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光
    子、前記第1の検光子、前記第2の検光子には偏光ビー
    ムスプリッタを用いることを特徴とする請求項9記載の
    空間光伝送装置。
  12. 【請求項12】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項9記載の空間光伝送装置。
  13. 【請求項13】 第1の電気−光変換手段と第1の光−
    電気変換手段と第1の偏光子と第1の直線偏光−円偏光
    変換手段と第1の検光子と第1の円偏光−直線偏光変換
    手段と第2の電気−光変換手段と第2の光−電気変換手
    段と第2の偏光子と第2の直線偏光−円偏光変換手段と
    第2の検光子と第2の円偏光−直線偏光変換手段を具備
    し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    偏光子に入力され、前記第1の偏光子の出力光が前記第
    1の直線偏光−円偏光変換手段に入力され、前記第1の
    直線偏光−円偏光変換手段の出力光が前記第1の円偏光
    −直線偏光変換手段に入力され、前記第1の円偏光−直
    線偏光変換手段の出力光が前記第1の検光子に入力さ
    れ、前記第1の検光子の出力光が前記第1の光−電気変
    換手段に入力され、前記第2の電気−光変換段が発した
    光線が前記第2の偏光子に入力され、前記第2の偏光子
    の出力光が前記第2の直線偏光−円偏光変換手段に入力
    され、前記第2の直線偏光−円偏光変換手段の出力光が
    前記第2の円偏光−直線偏光変換手段に入力され、前記
    第2の円偏光−直線偏光変換手段の出力光が前記第2の
    検光子に入力され、前記第2の検光子の出力光が前記第
    2の光−電気変換手段に入力されるものであり、且つ、
    前記第1及び第2の直線偏光−円偏光変換手段のそれぞ
    れの円偏光の回転方向が互いに逆回りである事を特徴と
    する空間光伝送装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光
    子、前記第1の検光子、前記第2の検光子には偏光板を
    用いることを特徴とする請求項13記載の空間光伝送装
    置。
  15. 【請求項15】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光
    子、前記第1の検光子、前記第2の検光子には偏光ビー
    ムスプリッタを用いることを特徴とする請求項13記載
    の空間光伝送装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の直線偏光−円偏光変換手
    段、前記第2の直線偏光−円偏光変換手段、前記第1の
    円偏光−直線偏光変換手段、前記第2の円偏光−直線偏
    光変換手段にはλ/4板を用いることを特徴とする請求
    項13記載の空間光伝送装置。
  17. 【請求項17】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項13記載の空間光伝送装置。
  18. 【請求項18】 第1の電気−光変換手段と第1の光−
    電気変換手段と第1の偏光子と光線合成手段と偏光分離
    手段と第2の電気−光変換手段と第2の光−電気変換手
    段と第2の偏光子を具備し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    偏光フィルタに入力し、前記第2の電気−光変換手段が
    発した光線が前記第2の偏光フィルタに入力し、前記第
    1の偏光フィルタの出力光と前記第2の偏光フィルタの
    出力光が前記光線合成手段に入力し、前記光線合成手段
    の出力光が前記偏光光分離手段に入力し、前記偏光分離
    手段の第1の出力光が前記第1の光−電気変換手段に入
    力し、第2の出力光が前記第2の光−電気変換手段に入
    力されるものであり、かつ前記第1の直線偏光軸と前記
    第2の直線偏光軸が直交する事を特徴とする空間光伝送
    装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光子
    には偏光板を用いることを特徴とする請求項18記載の
    空間光伝送装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光子
    には偏光ビームスプリッタを用いることを特徴とする請
    求項18記載の空間光伝送装置。
  21. 【請求項21】 前記偏光分離手段には偏光ビームスプ
    リッタを用いることを特徴とする請求項18記載の空間
    光伝送装置。
  22. 【請求項22】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項18記載の空間光伝送装置。
  23. 【請求項23】 光路中にミラーを入れることを特徴と
    する請求項18記載の空間光伝送装置。
  24. 【請求項24】 第1の電気−光変換手段と第1の光−
    電気変換手段と第1の偏光子と第1の直線偏光−円偏光
    変換手段と光線合成手段と円偏光−直線偏光変換手段と
    偏光分離手段と第2の電気−光変換手段と第2の光−電
    気変換手段と第2の偏光子と第2の直線偏光−円偏光変
    換手段を具備し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    偏光子に入力し、前記第2の電気−光変換手段が発した
    光線が前記第2の偏光子に入力し、前記第1の直線偏光
    −円偏光変換手段の出力光が前記第1の偏光子の出力光
    と前記第2の偏光子の出力光が前記光線合成手段に入力
    し、前記光線合成手段の出力光が前記円偏光−直線偏光
    変換手段に入力し前記円偏光−直線偏光変換手段の出力
    光が前記偏光分離手段に入力し、前記偏光分離手段の第
    1の出力光が前記第1の光−電気変換手段に入力し、第
    2の出力光が前記第2の光−電気変換手段に入力するも
    のであり、且つ、前記第1及び第2の直線偏光−円偏光
    変換手段のそれぞれの円偏光の回転方向が互いに逆回り
    である事を特徴とする空間光伝送装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光子
    には偏光板を用いることを特徴とする請求項24記載の
    空間光伝送装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光子
    には偏光ビームスプリッタを用いることを特徴とする請
    求項24記載の空間光伝送装置。
  27. 【請求項27】 前記第1の直線偏光−円偏光変換手
    段、前記第2の直線偏光−円偏光変換手段、円偏光−直
    線偏光変換手段にはλ/4板を用いることを特徴とする
    請求項24記載の空間光伝送装置。
  28. 【請求項28】 偏光分離手段には偏光ビームスプリッ
    タを用いることを特徴とする請求項24記載の空間光伝
    送装置。
  29. 【請求項29】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項24記載の空間光伝送装置。
  30. 【請求項30】 第1の電気−光変換手段と第1の光−
    電気変換手段と第1の偏光子と第1の直線偏光−円偏光
    変換手段と光線合成手段と円偏光−直線偏光変換手段と
    光線分離手段と第1の検光子と第2の電気−光変換手段
    と第2の光−電気変換手段と第2の偏光子と第2の直線
    偏光−円偏光変換手段と第2の検光子を具備し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    偏光子に入力し、前記第2の電気−光変換手段が発した
    光線が前記第2の偏光子に入力し、前記第1の直線偏光
    −円偏光変換手段の出力光と前記第2の直線偏光−円偏
    光変換手段の出力光が前記光線合成手段に入力し、前記
    光線合成手段の出力光が前記円偏光−直線偏光変換手段
    に入力し前記円偏光−直線偏光変換手段の出力光が前記
    光線分離手段に入力し、前記光線分離手段の第1の出力
    光が前記第1の検光子に入力し、前記第1の検光子の出
    力光が前記第1の光−電気変換手段に入力し、第2の出
    力光が前記第2の検光子に入力し、前記第2の検光子の
    出力光が前記第2の光−電気変換手段に入力される事を
    特徴とする空間光伝送装置。
  31. 【請求項31】 前記第1の偏光子、前記第1の検光
    子、前記第2の偏光子、前記第2の検光子には偏光板を
    用いることを特徴とする請求項30記載の空間光伝送装
    置。
  32. 【請求項32】 前記第1の偏光子、前記第1の検光
    子、前記第2の偏光子、前記第2の検光子には偏光ビー
    ムスプリッタを用いることを特徴とする請求項30記載
    の空間光伝送装置。
  33. 【請求項33】 前記第1の直線偏光−円偏光変換手
    段、前記第2の直線偏光−円偏光変換手段、円偏光−直
    線偏光変換手段にはλ/4板を用いることを特徴とする
    請求項30記載の空間光伝送装置。
  34. 【請求項34】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項30記載の空間光伝送装置。
  35. 【請求項35】 第1の電気−光変換手段と第1の光−
    電気変換手段と第2の電気−光変換手段と第2の光−電
    気変換手段を具備し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    光−電気変換手段に入力され、前記第2の電気−光変換
    手段が発した光線が前記第2の光−電気変換手段に入力
    され、前記第1の電気−光変換手段が発した光と第2の
    電気−光変換手段が発した光は互いに直交する偏光であ
    って、前記双方の光を実質上同一の光路で伝送する事を
    特徴とする空間光伝送装置。
  36. 【請求項36】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項35記載の空間光伝送装置。
  37. 【請求項37】 第1の電気−光変換手段と第1の光−
    電気変換手段と第1の偏光子と第1の直線偏光−円偏光
    変換手段と光線合成手段と円偏光−直線偏光変換手段と
    偏光分離手段と第2の電気−光変換手段と第2の光−電
    気変換手段と第2の偏光子と第2の直線偏光−円偏光変
    換手段を具備し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    偏光子に入力し、前記第1の偏光子と前記第1の直線偏
    光−円偏光変換手段を通過した光線が第1の円偏光とな
    るように配置し、前記第2の電気−光変換手段が発した
    光線が前記第2の偏光子に入力し、前記第2の偏光子と
    前記第2の直線偏光−円偏光変換手段を通過した光線が
    前記第1の円偏光とは逆回転の第2の円偏光となるよう
    に配置し、前記第1の直線偏光−円偏光変換手段の出力
    光が前記第1の偏光子の出力光と前記第2の偏光子の出
    力光が前記光線合成手段に入力し、前記光線合成手段の
    出力光が前記円偏光−直線偏光変換手段に入力し、前記
    円偏光−直線偏光変換手段の出力光が前記偏光分離手段
    に2つの直線偏光が2つの出力光に分離できるように入
    力し、前記偏光分離手段の第1の出力光が前記第1の光
    −電気変換手段に入力し、第2の出力光が前記第2の光
    −電気変換手段に入力される事を特徴とする空間光伝送
    装置。
  38. 【請求項38】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光子
    には偏光板を用いることを特徴とする請求項37記載の
    空間光伝送装置。
  39. 【請求項39】 前記第1の偏光子、前記第2の偏光子
    には偏光ビームスプリッタを用いることを特徴とする請
    求項37記載の空間光伝送装置。
  40. 【請求項40】 前記第1の直線偏光−円偏光変換手
    段、前記第2の直線偏光−円偏光変換手段、円偏光−直
    線偏光変換手段にはλ/4板を用いることを特徴とする
    請求項37記載の空間光伝送装置。
  41. 【請求項41】 偏光分離手段には偏光ビームスプリッ
    タを用いることを特徴とする請求項37記載の空間光伝
    送装置。
  42. 【請求項42】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項37記載の空間光伝送装置。
  43. 【請求項43】 第1の電気−光変換手段と第1の光−
    電気変換手段と第1の偏光子と第1の直線偏光−円偏光
    変換手段と光線合成手段と円偏光−直線偏光変換手段と
    光線分離手段と第1の検光子と第2の電気−光変換手段
    と第2の光−電気変換手段と第2の偏光子と第2の直線
    偏光−円偏光変換手段と第2の検光子を具備し、 前記第1の電気−光変換手段が発した光線が前記第1の
    偏光子に入力し、前記第1の偏光子と前記第1の直線偏
    光−円偏光変換手段を通過した光線が第1の円偏光とな
    るように配置し、前記第2の電気−光変換手段が発した
    光線が前記第2の偏光子に入力し、前記第2の偏光子と
    前記第2の直線偏光−円偏光変換手段を通過した光線が
    前記第1の円偏光とは逆回転の第2の円偏光となるよう
    に配置し、前記第1の直線偏光−円偏光変換手段の出力
    光と前記第2の直線偏光−円偏光変換手段の出力光が前
    記光線合成手段に入力し、前記光線合成手段の出力光が
    前記円偏光−直線偏光変換手段に入力し前記円偏光−直
    線偏光変換手段の出力光が前記光線分離手段に入力し、
    前記光線分離手段の第1の出力光が前記第1の検光子に
    入力し、前記第1の直線偏光−円偏光変換手段で変換さ
    れた第1の直線偏光の偏光軸と前記第1の検光子の偏光
    軸が一致するように配置し、前記第1の検光子の出力光
    が前記第1の光−電気変換手段に入力し、第2の出力光
    が前記第2の検光子に入力し、前記光線分離手段の第1
    の出力光が前記第1の検光子に入力し、前記第2の直線
    偏光−円偏光変換手段で変換された第2の直線偏光の偏
    光軸と前記第2の検光子の偏光軸が一致するように配置
    し、前記第2の検光子の出力光が前記第2の光−電気変
    換手段に入力される事を特徴とする空間光伝送装置。
  44. 【請求項44】 前記第1の偏光子、前記第1の検光
    子、前記第2の偏光子、前記第2の検光子には偏光板を
    用いることを特徴とする請求項43記載の空間光伝送装
    置。
  45. 【請求項45】 前記第1の偏光子、前記第1の検光
    子、前記第2の偏光子、前記第2の検光子には偏光ビー
    ムスプリッタを用いることを特徴とする請求項43記載
    の空間光伝送装置。
  46. 【請求項46】 前記第1の直線偏光−円偏光変換手
    段、前記第2の直線偏光−円偏光変換手段、円偏光−直
    線偏光変換手段にはλ/4板を用いることを特徴とする
    請求項43記載の空間光伝送装置。
  47. 【請求項47】 光は赤外線であることを特徴とする請
    求項43記載の空間光伝送装置。
  48. 【請求項48】 第1の電気−直線偏光変換手段と第1
    の光−電気変換手段と光線合成手段と偏光分離手段と第
    2の電気−直線偏光変換手段と第2の光−電気変換手段
    を具備し、 前記第1の電気−直線偏光変換手段が発した光線と前記
    第2の電気−直線偏光変換手段が発した光線が前記光線
    合成手段に入力し、前記光線合成手段の出力光が前記偏
    光分離手段に入力し、前記偏光分離手段の第1の出力光
    が前記第1の光−電気変換手段に入力し、第2の出力光
    が前記第2の光−電気変換手段に入力し、かつ前記第1
    の電気−直線偏光変換手段の偏光軸と前記第2の電気−
    直線偏光変換手段の偏光軸が直交する事を特徴とする空
    間光伝送装置。
  49. 【請求項49】 前記第1の電気−光変換手段が発した
    光線と前記第2の電気−光変換手段偏光分離手段にはレ
    ーザーダイオードを用いることを特徴とする請求項48
    記載の空間光伝送装置。
  50. 【請求項50】 偏光分離手段には偏光ビームスプリッ
    タを用いることを特徴とする請求項48記載の空間光伝
    送装置。
  51. 【請求項51】 第1の電気−円偏光変換手段と第1の
    光−電気変換手段と光線合成手段と円偏光−直線偏光変
    換手段と偏光分離手段と第2の電気−円偏光変換手段と
    第2の光−電気変換手段を具備し、 前記第1の電気−円偏光変換手段が発した光線と前記第
    2の電気−円偏光変換手段が発した光線が前記光線合成
    手段に入力し、前記光線合成手段の出力光が前記円偏光
    −直線偏光変換手段に入力し、前記円偏光−直線偏光変
    換手段の出力光が前記偏光分離手段に入力し、前記偏光
    分離手段の第1の出力光が前記第1の光−電気変換手段
    に入力し、第2の出力光が前記第2の光−電気変換手段
    に入力し、かつ前記第1の電気−直線偏光変換手段の偏
    光軸と前記第2の電気−直線偏光変換手段の偏光軸が直
    交する事を特徴とする空間光伝送装置。
  52. 【請求項52】 前記第1の電気−光変換手段が発した
    光線と前記第2の電気−光変換手段偏光分離手段にはレ
    ーザーダイオードを用いることを特徴とする請求項51
    記載の空間光伝送装置。
  53. 【請求項53】 偏光分離手段には偏光ビームスプリッ
    タを用いることを特徴とする請求項51記載の空間光伝
    送装置。
  54. 【請求項54】 光を利用してデータを伝送する光伝送
    方法であって、偏光方向が互いに直交する直線偏光、又
    は偏光の回転方向が互いに逆回りの円偏光を用いて実質
    上同一の光路で異なる系統のデータ伝送を同時に行うこ
    とを特徴とする光伝送方法。
  55. 【請求項55】 前記光は、空間に放射された光または
    光ファイバー内を伝搬する光であることを特徴とする請
    求項54記載の光伝送方法。
  56. 【請求項56】 前記実質上同一の光路とは、前記2種
    類の直線偏光の光軸が一致しているか、又は前記2種類
    の円偏光の光軸が一致していることを特徴とする請求項
    54又は55記載の光伝送方法。
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