JPH1153460A - 光走査装置及び光源モジュール - Google Patents

光走査装置及び光源モジュール

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JPH1153460A
JPH1153460A JP9208137A JP20813797A JPH1153460A JP H1153460 A JPH1153460 A JP H1153460A JP 9208137 A JP9208137 A JP 9208137A JP 20813797 A JP20813797 A JP 20813797A JP H1153460 A JPH1153460 A JP H1153460A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光走査装置に関し、共通の光源から出射し且
つ光分割手段によって分割された2つの光線成分のビー
ム径を小さくすることができるようにすることを目的と
する。 【解決手段】 第1の読み取り窓18と、第2の読み取
り窓20と、光源22から出射する光線を光分割手段2
6と、分割された第1及び第2の光線成分をそれぞれに
異なった方向に反射させるポリゴンミラー32と、ポリ
ゴンミラーで反射した第1の光線成分を第1の読み取り
窓から出射させる第1のミラー群38と、ポリゴンミラ
ーで反射した第2の光線成分を第2の読み取り窓から出
射させる第2のミラー群40と、物体に当たって反射す
る光線を検出する検出器44、48と、光源と光分割手
段との間に配置された第1のビーム成形手段24と、一
方の光路に配置された第2のビーム成形手段28とを備
えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばバーコードリ
ーダとして知られる光走査装置及びそれに使用される光
源モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】光線を照射し、物体に当たって反射した
光線を検出することにより、商品に添付されたバーコー
ドを読み取るようにした、POSシステムが急速に普及
している。このPOSシステムでは、オペレータは商品
を操作するだけでチェックアウト作業を行うことができ
るため、オペレータの負荷は軽減される。
【0003】近年、2つの読み取り窓を有する光走査装
置が提案されている。例えば、光走査装置の底部及び正
面にL字形に2つの読み取り窓が設けられ、両方の読み
取り窓から光線を照射して、商品のバーコードを読み取
ることができる。このような光走査装置では、商品のバ
ーコードの向きが一定の方向を向いていなくてもバーコ
ードを読み取ることができるので、オペレータの負荷を
さらに低減させることができる。
【0004】装置の底部の読み取り窓及び装置の正面の
読み取り窓を備えた光走査装置においては、装置の底部
の読み取り窓のための光走査系と、装置の正面の読み取
り窓のための光走査系とが必要である。各光走査系は、
光源と、ポリゴンミラー等の走査手段と、その他のミラ
ーとを含む。従って、装置が複雑になり、部品点数が多
くなって2つの読み取り窓を有する光走査装置の製造コ
ストは高くなる。そこで、2つの光走査系に対して共通
の光源を使用すれば、部品点数が少なくなって、コスト
低減を図ることができる。
【0005】例えば、図27に示されるように、共通の
光源1を使用するためには、ハーフミラー2等の光分割
手段を設け、光源1から出射される光線を第1の光線成
分と第2の光線成分に分割し、分割された2つの光線成
分を直接及びミラーを介して共通のポリゴンミラー3に
導く。ポリゴンミラー3で反射した第1の光線成分Xを
ミラー群M1 を介して装置の底部の読み取り窓4から出
射させ、ポリゴンミラーで反射した第2の光線成分Yを
ミラー群M2 を介して装置の正面の読み取り窓5から出
射させるようにする。そして、装置の底部及び正面の読
み取り窓4,5から出射した光線は、物体に当たって反
射する。その反射光線を検出器6,7で検出することに
より、バーコードを読むことができる。
【0006】バーの間隔の狭いバーコードをより確実に
読むためには、バーコードに当たる光線の幅をできるだ
け絞ることが必要である。このために、光源1と光分割
手段2との間にビーム成形手段8を配置し、装置の底部
の読み取り窓から出射した光線のビーム径が該読み取り
窓4上の所望の位置で最小ビーム径となり、且つ装置の
正面の読み取り窓5から出射した光線のビーム径が該読
み取り窓から所望の位置で最小ビーム径となるようにす
るのが好ましい。こうすれば、共通の光源1及び共通の
ポリゴンミラー3を使用して、第一及び第二の走査光で
バーコードをより確実且つ簡単に読むことができるよう
になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特にバーの間隔の狭い
バーコードを読み取る場合には、レーザービームの径が
細い方が望ましい。バーコード読取り装置には最適読取
領域が設定され、バーコードを読取る際には物品をこの
領域を通過させる。レーザービームの焦点(径が最も細
点)は最適読取り領域の中心辺りに設定することが望ま
しい。複数の走査ビームによりバーコードを読取るタイ
プの装置の場合には、底部窓を通して出射される走査光
の光源から読取り領域中心までの距離と、正面窓を通し
て出射される走査光の光源から読取り中心までの距離と
が等しいことが望ましい。しかし、光学部品配置などに
制限があり、両者の距離を等しくすることが困難である
ため、第一の走査光と第二の走査光との双方の焦点位置
を合せることが困難である。そのため、第一の走査光の
焦点を読取り領域の中心に設定すると、第二の走査光の
焦点は読取領域の中心から外れた位置に設定せざるを得
ず、第二の走査光ではバーコードを読取れない場合もあ
る。
【0008】本発明の目的は、共通の光源から出射し且
つ光光分割手段によって分割された2つの光線成分のビ
ーム径をできるだけ小さくすることができる光走査装置
を提供することである。本発明の目的は、共通の光源と
2つの読み取り窓を備え、それぞれの読み取り窓から出
射した光線により感度よくバーコードの読み取りを行う
ことのできる光走査装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による光走査装置
は、本体と、該本体に設けられた少なくとも一つの読み
取り窓と、光源と、該光源から出射される光線を第1の
光路に沿って進む第1の光線成分と第2の光路に沿って
進む第2の光線成分に分割する光分割手段と、該光分割
手段で分割された該第1の光線成分及び該第2の光線成
分を該読み取り窓から出射させるための光ガイド手段
と、該読み取り窓から出射して物体に当たって反射する
光線を検出する少なくとも一つの検出器と、該光源と該
光分割手段との間に配置された第1のビーム成形手段
と、該第1の光路及び該第2の光路の一方に配置された
第2のビーム成形手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】また、もう一つの見方によれば、本発明に
よる光走査装置は、本体と、該本体に設けられた第1の
読み取り窓と、該第1の読み取り窓に対して角度をなし
て該本体に設けられた第2の読み取り窓と、光源と、該
光源から出射される光線を第1の光路に沿って進む第1
の光線成分と第2の光路に沿って進む第2の光線成分に
分割する光分割手段と、該光分割手段で分割された該第
1の光線成分及び該第2の光線成分をそれぞれに該第1
の読み取り窓及び該第2の読み取り窓から出射させる光
ガイド手段と、該第1の読み取り窓及び該第2の読み取
り窓から出射して物体に当たって反射する光線を検出す
る少なくとも一つの検出器と、該光源と該光分割手段と
の間に配置された第1のビーム成形手段と、該第1の光
路及び該第2の光路の一方に配置された第2のビーム成
形手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】上記構成においては、光源から出射する光
線は第1のビーム成形手段によって所望の位置で最小ビ
ーム径となるように絞られる。ただし、光分割手段で分
割された2つの光線成分のそれぞれの最小ビーム径の部
分がそれぞれの所望の位置にならないことがある。そこ
で、第1のビーム成形手段は、光分割手段で分割された
2つの光線成分のうちの一方の光線成分について、最小
ビーム径の部分がそれの所望の位置にくるように設定さ
れる。第2のビーム成形手段は、他方の光線成分の光路
に配置され、その光路を通る光線の最小ビーム径の部分
の位置を補正し、最小ビーム径の部分がそれの所望の位
置にくるようにする。このようにして、光分割手段で分
割された2つの光線成分について、それぞれの最小ビー
ム径の部分がそれぞれの所望の位置になるようにするこ
とができる。
【0012】上記構成とともに、下記の構成を採用する
ことができる。該光ガイド手段は、該光分割手段で分割
された該第1の光線成分及び該第2の光線成分をそれぞ
れに反射させるポリゴンミラーと、該光分割手段と該ポ
リゴンミラーとの間に配置される少なくとも1つのミラ
ーと、該ポリゴンミラーで反射した該第1の光線成分を
該第1の読み取り窓から出射させる第1のミラー群と、
該ポリゴンミラーで反射した該第2の光線成分を該第2
の読み取り窓から出射させる第2のミラー群とからな
る。
【0013】該第1のビーム成形手段は該光源から出射
される光線が該光源から第1の距離で最小ビーム径を有
するようにビーム成形を行い、該第2のビーム成形手段
は該一方の光路を通る光線成分が該第1の距離とは異な
った該光源からの第2の距離で最小ビーム径を有するよ
うにビーム成形を行う。該第1のビーム成形手段はコリ
メータレンズとアパチャとを含む。
【0014】該第2のビーム成形手段は該コリメータレ
ンズよりも焦点距離が長い凸レンズからなる。あるい
は、該第2のビーム成形手段は凹レンズからなる。ある
いは、該第2のビーム成形手段は凹面鏡からなる。該光
源と、該光分割手段と、該第1のビーム成形手段とは、
1つのユニットとして形成されている。
【0015】該光源と、該光分割手段と、該第1のビー
ム成形手段と、該第2のビーム成形手段とは、1つのユ
ニットとして形成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施例に
よりバーコードリーダとして構成された光走査装置10
を示す図である。光走査装置10は本体12を有し、本
体12はベース部分14とカバー部分16とからなる。
ボトム読み取り窓18がベース部分14の表面に設けら
れ、サイド読み取り窓20がカバー部分16の表面に設
けられる。ボトム読み取り窓18とサイド読み取り窓2
0とはほぼL字形をなすように互いに角度をなして配置
される。
【0017】図2においては、ボトム読み取り窓18か
ら出射する光線の一つが矢印Xで示され、サイド読み取
り窓20から出射する光線の一つが矢印Yで示される。
ボトム読み取り窓18の上にあって、サイド読み取り窓
20から所定の距離にある点を中心とする空間領域が最
適の読み取り領域Pとなる。つまり、物体が最適の読み
取り領域Pにあるとバーコードを最適に読み取ることが
できる。ただし、物体が最適の読み取り領域Pの外側に
領域にあってもバーコードを読み取ることができるが、
バー間隔が狭いので、バーコードの読取りは保証されな
い。
【0018】図2において、光走査装置10は、光源
(レーザーダイオード等)22と、第1のビーム成形手
段24と、光分割部材26と、第2のビーム成形手段2
8とを含む。これらの部材は共通のフレームに取り付け
られ、光源モジュール30としてユニット化されてい
る。光走査装置10は、さらに、モータ32aによって
回転させられるポリゴンミラー32と、2つのミラー3
4、36とを含む。光源モジュール30はベース部分1
4の一端部の低い位置に配置される。ミラー34はベー
ス部分14の一端部の光源モジュール30の上に配置さ
れ、ミラー36はベース部分14の他端部に配置され
る。光源モジュール30は本体12内の図2で右端部に
配置され、ポリゴンミラー32は本体12内の左端部近
くで、2つの読み取り窓18,20の間に配置される。
【0019】光分割部材26はハーフミラー、ハーフキ
ューブ、あるいは偏光ビームスプリッタにより構成さ
れ、光源22から出射される光線を第1の光路に沿って
進む第1の光線成分L1と第2の光路に沿って進む第2
の光線成分L2に分割する。この場合、第1の光線成分
L1は光分割部材26を透過して光分割部材26から真
っ直ぐにポリゴンミラー32の一側へ向かい、第2の光
線成分L2は光分割部材26で反射してミラー34、3
6でさらに反射して光路を曲げられてからポリゴンミラ
ー32の他側へ向かう。第2の光線成分L2はミラー3
4、36間においてポリゴンミラー32の下側を通る。
【0020】ポリゴンミラー32で図2で右側へ反射し
た第1の光線成分L1はボトムミラー群38を経て、例
えば光線Xとしてボトム読み取り窓18から出射し、物
体を走査する。ポリゴンミラー32で図2で左側へ反射
した第2の光線成分L2はサイドミラー群40を経て、
例えば光線Yとしてサイド読み取り窓20から出射し、
物体を走査する。ボトムミラー群38及びサイドミラー
群40は後で説明するようにそれぞれ複数のミラーを含
み、それぞれ複数の光線で物体を走査する。
【0021】最適の読み取り領域P(あるいはそのまわ
りの領域)に物体があると、光線X又は光線Yはその物
体に当たって反射し、散乱し、この反射光は走査光が光
源22から進んで来たときとは逆の進路を辿って戻る。
物体で反射され、ボトム読み取り窓18を通ってポリゴ
ンミラー32で反射された光線がL3で示されている。
物体で反射され、サイド読み取り窓20を通ってポリゴ
ンミラー32で反射された光線がL4で示されている。
【0022】反射光を検出するために、第1の光線成分
L1の光路には、光源モジュール30の近くに反射鏡4
2が配置される。反射鏡42はその中心部に穴42aを
有する凹面鏡として形成される。穴42aは、光分割部
材26からポリゴンミラー32へ向かう第1の光線成分
L1を通過させる。反射鏡42の焦点の位置に第1の検
出器44が配置される。反射光線L3は反射鏡42の広
い面積に当たって反射され、且つ集光されて第1の検出
器44に入射する。第1の検出器44はピンフォトダイ
オードからなり、検出した光量を電気信号に変換する。
電気信号は図示しない電気回路に送られ、復調などの処
理がほどこされる。これによって、物体に添付されたバ
ーコードがあれば、バーコードを読み取ることができ
る。
【0023】第2の光線成分L2の光路にあるミラー3
6の裏側には、ミラー36よりも大きな集光子46が配
置される。集光子46は凸レンズ又はフレネルレンズに
よって形成されている。集光子46で集光された反射光
線L4を検出するために第2の検出器48が集光子46
の焦点の位置に配置される。反射光線L4は集光子46
を通って第2の検出器48へ進む。第2の検出器48は
ピンフォトダイオードからなり、検出した光量を電気信
号に変換する。電気信号は図示しない電気回路に送られ
る。よって、物体に添付されたバーコードがあれば、バ
ーコードを読み取ることができる。
【0024】図3は第1のビーム成形手段24の例を示
している。第1のビーム成形手段24はコリメータレン
ズ50とアパチャ52とからなり、これらはモジュール
としてユニット化される。コリメータレンズ50は光源
(レーザー光源)22から出射している発散性の光線を
集光し、平行光よりもわずかに絞り、アパチャ52はコ
リメータレンズ50を通った光線の余分な光をカットし
て、ビーム径をさらに絞る。アパチャ52から出射した
光線の径は次第に細くなり、最小ビーム径の部分Sを経
た後で次第に太くなる。
【0025】図4は第1のビーム成形手段24を通った
光線のビーム径と光源22からの距離との関係を示す図
である。距離a、b、c、dは図2の位置A、B、C、
Dに対応している。すなわち、距離aは光源22からボ
トム読み取り窓18上の位置Aまでの距離、距離bは光
源22からボトム読み取り窓18を通って最適読み取り
領域Pの上の位置Bまでの距離である。また、距離cは
光源22からサイド読み取り窓20上の位置Cまでの距
離、距離dは光源22からサイド読み取り窓20を通っ
て最適読み取り領域Pを越えた位置Dまでの距離であ
る。
【0026】図4において、ボトム読み取り領域Eはボ
トム読み取り窓18から出射する光線によって読み取り
可能な領域であり、サイド読み取り領域Fはサイド読み
取り窓20から出射する光線によって読み取り可能な領
域である。最適読み取り領域Pはボトム読み取り領域E
及びサイド読み取り領域Fよりもそれぞれ狭い。PB点
は図2でAB方向の最適読み取り領域Pの中心までの距
離に相当する点、PS点は図2でCD方向の最適読み取
り領域Pの中心までの距離に相当する点である。
【0027】図4から分かるように、光源22から点P
Bまでの距離は、光源22から点PSまでの距離よりも
短い。このような場合、従来は、光線Xの最小ビーム径
の部分SがPB点に位置するように設定していた。する
と、光線Yの最小ビーム径になる位置はPS点からはず
れてしまい、PS点におけるビーム径は最小ビーム径よ
りも少し大きくなってしまう。
【0028】しかし、特にバーコードを構成するバーの
ピッチがさらに小さくなると、もっと小さいビーム径の
光線で走査を行うことが望まれる。このために、第2の
ビーム成形手段28を設け、さらに光線Yのビーム径を
細くして、望ましくはPS点付近で最小ビーム径となる
ようにする。図5は第1のビーム成形手段24及び第2
のビーム成形手段28の特徴を示す図である。曲線Gは
図4の特性と同じである。曲線Hは、PS点におけるビ
ーム径を小さくするために、第1のビーム成形手段24
の設定を変えた場合を示す。これによって、曲線G上の
PS点のビーム径は、曲線H上のPS′点のビーム径に
なる。つまり、サイド読み取り窓20から出射する光線
YのPS点でのビーム径が小さくなる。図5において
は、c−d間においては曲線Hの方が曲線Gよりも全体
的にビーム径をしぼることができる。a−b間において
は、特に読み取り窓に近い位置では、曲線Iの方が曲線
H,Gよりもビーム径をしぼることができる。こうし
て、読み取り領域全般にわたってビーム径を小さくする
ことができるようになり、いずれの光線を使用してもよ
りバー幅が狭い細いバーコードを読み取ることができる
ようになる。
【0029】曲線Gから曲線Hへの変更は、第1のビー
ム成形手段24の設定を変えることにより行われる。例
えば、曲線Gから曲線Hへの変更は、ビームの焦点の位
置、つまり光源22からの最小ビーム径の部分Sまでの
距離を長くなるようにすることであり、これは第1のビ
ーム成形手段24のコリメータレンズ50の焦点距離f
を図4の場合よりも長さを長くすることによって達成さ
れる。例えば、曲線Gの特性はコリメータレンズ50の
焦点距離fが3.6mmで達成されたとした場合、曲線
Hの特性はコリメータレンズ50の焦点距離fが14m
mで達成される。また、曲線Gの特性から曲線Hの特性
への変更は、アパチャ52の穴の大きさを変えたり、光
源22とコリメータレンズ50の間の距離を変えたりす
ることによっても達成される。
【0030】しかし、曲線G上のPB点は、曲線H上の
PB′点に移動し、ボトム読み取り窓18から出射する
光線のビーム径はPB′点では大きくなる。そこで、第
1の光線成分L1の光路に配置された第2のビーム成形
手段28により、ボトム読み取り窓18から出射する光
線Xについてのみ、ビーム成形を行う。つまり、ボトム
読み取り窓18から出射する光線Xについては、焦点を
結ぶ位置を曲線Hの特性から曲線Iの特性へ変更し、曲
線H上のPB′点におけるビーム径を曲線I上のPB″
点におけるビーム径へと小さくする。第2のビーム成形
手段はビームスプリッタの後段に配置される。この場
合、第2のビーム成形手段28の平凸レンズの焦点距離
fは3000mmである。従って、コリメータレンズ5
0の焦点距離fが14mmであるのに対して、光線Yの
PS点でのビーム径を絞るための第2のビーム成形手段
28の平凸レンズの方がコリメータレンズ50よりも数
100倍も長い焦点距離をもつものである。
【0031】これによって、サイド読み取り窓20から
出射する光線のビーム径、及びボトム読み取り窓18か
ら出射する光線のビーム径をともに小さくすることがで
き、小さなビーム径の光線で走査を行うことができる。
実施例のモジュールでは、コリメータレンズで光線Yの
焦点を最適読取り位置に合わせる。平凸レンズで、コリ
メータレンズにより合わせられてしまう光線Xの焦点を
若干手前にもってくるようにする。
【0032】図6は第1のビーム成形手段24の変形例
を示す図である。この例においては、第1のビーム成形
手段24はコリメータレンズ50とアパチャ52との間
に配置された直角プリズム54をさらに含む。図7に示
されるように、レーザーダイオード22から出射する光
線は一般的に、直交する第1及び第2の光線成分のう
ち、一方の光線の発散角が他方の光線の発散角よりも大
きくなる。直角プリズム54はそのような大きい発散角
をもつ光線を絞って、他方の発散角の小さい方の光線の
発散角と同等にするものである(ビーム径を成形す
る)。例えば,図6では、直角プリズム54は、発散角
の大きい縦方向の光線を絞り、横方向の光線は絞らな
い。なお、図6では直角プリズム54の斜辺がアパチャ
52側を向いて配置されているが、直角プリズム54の
斜辺が光源22側を向いて配置されることもできる。ま
た、直角プリズム54の代わりに直角ではないプリズム
とすることもできる。
【0033】図8は直角プリズム54の代わりにシリン
ドリカル凸レンズ54aとシリンドリカル凹レンズ54
bを設けた例を示す図である。この場合には、実線で示
す発散角の大きい縦方向の光線を点線で示す発散角の小
さい横方向の光線の発散角と同等にすることができる。
図9は同様にシリンドリカル凹レンズ54cとシリンド
リカル凸レンズ54dを設けた例を示す図である。この
場合には、実線で示す発散角の小さい横方向の光線を点
線で示す発散角の大きい縦方向の光線の発散角と同等に
することができる。
【0034】図26(A),(B)は直角プリズムを含
む光源モジュール30を示す図であり、(A)は平面
図、(B)は略垂直断面図である。光源モジュール30
はボディ30aを含み、ボディ30aに光源22が取付
けられている。光源モジュール30のボディ30a内に
は、第1のビーム成形手段24のコリメータレンズ50
と、直角プリズム54と、第1のビーム成形手段24の
アパチャ52と、光分割手段(ハーフミラー)26と、
第2のビーム成形手段28とが配置されている。コリメ
ータレンズ50は(D)に示されるようにアルミブロッ
ク50aに取りつけてボディ30aの一端側の穴に挿入
され、第2のビーム成形手段28であるレンズはボディ
30aの他端側の取りつけ溝28aに挿入される。第2
のビーム成形手段28であるレンズはほぼ半円形状をし
ており、取りつけ穴28aは同レンズの外形と一致し、
U字形の断面の溝である。
【0035】図10及び図11は図2のボトムミラー群
38の配置の一例を示す図である。図10及び図11は
図2とは左右関係が逆に示されるいる。ボトムミラー群
38は図2ではベース部分14のボトム読み取り窓18
の直ぐ下にあるように示されているが、実際には、ボト
ムミラー群38のミラーはベース部分14の下方位置に
も配置される。ボトムミラー群38のミラーはベース部
分14の周辺位置に配置される。
【0036】図10は図2のベース部分14が下方フレ
ーム14aと上方フレーム14bとからなることを示し
ている。図11はベース部分14の下方フレーム14a
のみを示している。上方フレーム14bは図11の下方
フレーム14aの左方部分上には取り付けられ、図2の
カバー部分16は図11の右方部分上に取り付けられ
る。
【0037】図10の下方フレーム14aの中央にはポ
リゴンミラー32が示されている。図11の下方フレー
ム14aの中央には支持台32bが示され、ポリゴンミ
ラー32(図示せず)はこの支持台32bに取り付けら
れる。さらに、図11の左端部には図2の光分割部材2
6で反射した光線を受けるミラー34が示されており、
図2の光源モジュール30はこのミラー34の下方に配
置される。図11の右端部にはミラー34で反射した光
線を受けるミラー36が示されており、図2の集光子4
6がフレネルレンズとしてこのミラー36の後方に示さ
れている。集光子46で集光された反射光を受ける第2
の検知器48はプリント基板56に取り付けられてい
る。第1の検知器44も図11の左端底部のVゾーンに
配置されたプリント基板(図示せず)に取り付けられ
る。
【0038】図10及び図11に示されるように、下方
フレーム14aはミラーZB2、VBRR、VBLL、
HBR2、HBL2、ZML2、ZMR2を備えてい
る。これらのミラーはボトムミラー群38の一部を構成
する。下方フレーム14aはさらにミラーVSR1、V
SL1を備えている。図10には、カバー16に取り付
けられるミラーZL、ZRも示されている。これらのミ
ラーはサイドミラー群40の一部を構成する。これらの
ミラーは概ね反射面を斜め上に向けて配置されている。
【0039】上方フレーム14bはミラーZBR1、Z
BL1、HBR1、HBL1、VBR1、VBL1、V
BR2、VBL2、ZMR1、ZMR2を備えている。
これらのミラーはボトムミラー群38の一部を構成す
る。これらのミラーは概ね反射面を斜め下に向けて配置
されている。ボトムミラー群38については、光源22
から出射し、光分割部材26を透過し、ポリゴンミラー
32で反射した光線は、上方フレーム14bのミラーに
入射する。ポリゴンミラー32が時計方向に回転すると
きには、走査の順番は、ミラーZMR1、VBR2、V
BR1、HBR1、ZBR1、ZBL1、HBL1、V
BL2、VBL2、ZML1となる。上方フレーム14
bのミラーで反射された光線は下方フレーム14aのミ
ラーへ向かう。例えば、ミラーZMR1で反射された光
線はミラーZMR2によって上向きに反射され、ボトム
読み取り窓18から出射する。VBR2及びVBR1で
反射された光線はミラーVBRRによって上向きに反射
され、ボトム読み取り窓18から出射する。同様に、次
のミラーによって反射された光線は他のミラーによって
上向きに反射され、ボトム読み取り窓18から出射す
る。
【0040】その結果、図12に示されるように、ボト
ム読み取り窓18から種々の方向及び角度の光線が出射
し、物体を走査する。図2の矢印Xはこれらの光線の一
つを代表的に示している。物体に当たった光線は上記し
たようにして第1の検出器44で検出される。また、図
13及び図14に示されるように、カバー部分16はミ
ラーホルダ17を含み、ミラーホルダ17にはミラーV
SL2、ZLL、ZHL、ZHR、ZRR、VSR2が
取り付けられている。これらのミラーは上記ミラーVS
R1、VSL1、ZL、ZRとともにサイドミラー群4
0を構成する。
【0041】サイドミラー群40については、光源22
から出射し、光分割部材26で反射した光線は、ミラー
34及びミラー36で反射してポリゴンミラー32へ向
かい、ポリゴンミラー32で反射した光線は下方フレー
ム14aのミラーVSR1、VSL1、ZL、ZRへ入
射する。走査の順序は、VSL1、ZL、ZR、VSR
1である。これらのミラーで反射した光線はミラーホル
ダ17のミラーへ向かって進み、ミラーホルダ17のミ
ラーで反射してサイド読み取り窓20から出射する。
【0042】従って、図15に示されるように、サイド
読み取り窓20から種々の方向及び角度の光線が出射
し、物体を走査する。図2の矢印Yはこれらの光線の一
つを代表的に示している。物体に当たった反射光線は上
記したようにして第2の検出器48で検出される。な
お、図13では、集光子46と第2の検知器48との間
にさらにミラー47が配置され、集光子46を通った光
線がミラー47で反射して第2の検知器48に入射する
ようになっている。
【0043】従って、物体のバーコードが上を向いてい
ない限り、物体のバーコードがどの方向を向いていたと
しても、ボトム読み取り窓18から出射した光線及びサ
イド読み取り窓20から出射した光線によりほとんどの
バーコードを読み取ることができる。図16は本発明の
他の実施例を示す図である。この実施例は、第2のビー
ム成形手段28が前の実施例とは異なった位置に配置さ
れている点を除くと、前の実施例と基本的に類似の構成
を有する。この実施例では、第2のビーム成形手段28
は、反射鏡42の穴42aに挿入された平凸レンズとし
て形成されている。つまり、反射鏡42の穴42aは、
光分割部材26からポリゴンミラー32へ向かう第1の
光線成分を通過させるとともに、そこに設けられた第2
のビーム成形手段28は光線のビーム成形を行う機能を
もっている。反射鏡42の穴42aの第2のビーム成形
手段28は図2のものと同様の平凸レンズによって形成
されることができる。従って、この実施例の作用は前の
実施例の作用と同様である。図17(A)は反射鏡42
を示す斜視図である。
【0044】図17(B)はこの反射鏡42の変形例を
示す平面図である。反射鏡42の穴42aには同心円状
のパターンを有する透過型ホログラムが設けられてい
る。このような透過型ホログラムは透過する光線に対し
て集光作用があるので、平凸レンズと同様に第2のビー
ム成形手段28として機能する。従って、この例の作用
は前の実施例の作用と同様である。平凸レンズ及び/又
はホログラムは凹面鏡と一体的に成形されてもよく、ま
た凹面鏡とは別個に成形してはめこむようにしてもよ
い。
【0045】図18は反射鏡42の変形例を示す図であ
る。この例では、反射鏡42は平面鏡として形成される
が、同心円状のパターンを有する反射型ホログラムとし
て形成されており、ポリゴンミラー32から来た光線を
集光させつつ第1の検知器44(図2)へ向かって反射
させる。反射鏡42の穴42aには同心円状のパターン
を有する透過型ホログラムが設けられている。従って、
この例でも、前の例と同様の作用が得られる。
【0046】図19は本発明の他の実施例を示す図であ
る。この実施例は、第2のビーム成形手段28が前の実
施例とは異なった位置に配置されている点を除くと、前
の実施例と基本的に類似の構成を有する。この実施例で
は、第2のビーム成形手段28は、光源22から出射
し、光分割部材26で反射した光線をポリゴンミラー3
2に向かって反射させるミラー34、36の間に配置さ
れた凹レンズ29として形成される。
【0047】図20は図19の実施例について第1のビ
ーム成形手段24及び第2のビーム成形手段28の作用
を示す図である。図5の例と同様に、曲線Gは図4の特
性と同じである。曲線Jは、PB点におけるビーム径を
小さくするために、第1のビーム成形手段24の設定を
変えた場合を示す。曲線Gの特性から曲線Hの特性への
変更は第1のビーム成形手段24の設定を変えることに
より光源22からの最小ビーム径の部分Sまでの距離を
短くなるようにすることであり、これは第1のビーム成
形手段24のコリメータレンズ50の焦点距離fの長さ
を短くすることによって達成される。また、曲線Gの特
性から曲線Jの特性への変更は、アパチャ52の穴の大
きさを変えたり、光源22とコリメータレンズ50の間
の距離を変えたりすることによっても達成される。その
結果、曲線G上のPS点は、曲線J上のPS′点に移動
し、PS点における光線のビーム径が大きくなる。そこ
で、第2のビーム成形手段28としての凹レンズ29に
より、曲線Jの特性から曲線Kの特性へ変更し、曲線J
上のPS′点におけるビーム径を曲線K上のPS″点に
おけるビーム径へと小さくする。凹レンズ29は光源2
2から出射する光線の最小ビーム径の部分Sを遠ざける
ような作用を有する。これによって、図2の実施例と同
様な作用が得られる。
【0048】図21は本発明の他の実施例を示す図であ
る。この実施例では、第2のビーム成形手段28が前の
実施例とは異なった位置に配置されている点を除くと、
前の実施例と基本的に類似の構成を有する。この実施例
では、第2のビーム成形手段28は、光源22から出射
し、光分割部材26で反射した光線をミラー36へ向か
って反射させるミラー34として形成される。このミラ
ー36は凹面鏡として形成される。これによって、図1
9の実施例と同様な作用が得られる。
【0049】図22は図21と類似した実施例を示す図
である。この実施例では、第2のビーム成形手段28
は、光源22から出射し、光分割部材26で反射した光
線をミラー34を介してポリゴンミラー32へ反射させ
るミラー36として形成される。このミラー36は凹面
鏡として形成される。これによって、図19の実施例と
同様な作用が得られる。
【0050】図23は図21及び図22と類似した実施
例を示す図である。この実施例では、第2のビーム成形
手段28は、ミラー34、36の一方が凹面鏡として形
成されたものからなる。そして、ミラー34、36の他
方はシリンドリカルレンズとして形成され、図8及び図
9を参照して説明したようにレーザー光源22から出射
する発散角の異なる光線のうちの一方の光線の発散角を
制御するようになっている。
【0051】図24は図2と類似した実施例を示す図で
ある。この実施例では、第2のビーム成形手段28は、
光分割部材26とミラー34との間に配置された平凸レ
ンズ33として形成される。この平凸レンズ33の作用
は図2の第2のビーム成形手段28としての平凸レンズ
の作用と同じである。この実施例は、図2の実施例とは
逆に、光源22からボトム読み取り領域Eまでの距離
が、光源22からサイド読み取り領域Eまでの距離より
も長い場合に有効である。36の他方はシリンドリカル
レンズとして形成され、図8及び図9を参照して説明し
たようにレーザー光源22から出射する発散角の異なる
光線のうちの一方の光線の発散角を制御するようになっ
ている。
【0052】図25はさらに他の実施例を示す図であ
る。上記の実施例は光走査装置がボトム読み取り窓18
及びサイド読み取り窓20を有し、これらの読み取り窓
に対して共通の光源22を使用していた。図25の実施
例においては、光走査装置10は単一の読み取り窓18
0を有し、共通の光源22から出射する光線を光分割部
材26によって2つの光線成分に分割し、2つの光線成
分を読み取り窓180から出射させて、物体を走査する
ようになっている。第1のビーム成形手段24が光源2
2と光分割部材26との間に配置され、第2のビーム成
形手段28が光分割部材26で分割された光線成分の一
方の光路に配置される。第1のビーム成形手段24及び
第2のビーム成形手段28の作用は上記の実施例のもの
と同様である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
共通の光源から出射し且つ光分割手段によって分割され
た2つの光線成分のビーム径を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光走査装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例の光走査装置の内部構成を示す
略断面図である。
【図3】図2の第1のビーム成形手段を示す拡大図であ
る。
【図4】第1のビーム成形手段を通った光線のビーム径
と光源からの距離との関係を示す図である。
【図5】図2の第1のビーム成形手段及び第2のビーム
成形手段を用いてビーム成形を行うことを説明する図で
ある。
【図6】第1のビーム成形手段の変形例を示す図であ
る。
【図7】光源の出射光が縦方向と横方向で発散角が異な
ることを示す図である。
【図8】第1のビーム成形手段の変形例を示す図であ
る。
【図9】第1のビーム成形手段の変形例を示す図であ
る。
【図10】ボトムミラー群のミラーを示すための光走査
装置の本体の下方フレーム及び上方フレームを示す分解
図である。
【図11】図7の下方フレームを示す拡大図である。
【図12】ボトム読み取り窓から出射する光線を示す図
である。
【図13】サイドミラー群のミラーを示すための光走査
装置の本体の下方フレーム及びカバーを示す部分断面図
である。
【図14】カバー内に配置されるミラーフレームに取り
付けられたミラーを示す斜視図である。
【図15】サイド読み取り窓から出射する光線を示す図
である。
【図16】本発明の他の実施例の光走査装置の内部構成
を示す略断面図である。
【図17】図16の第2のビーム成形手段を含む反射鏡
を示す図である。
【図18】図17の反射鏡の変形例を示す図である。
【図19】本発明の他の実施例の光走査装置の内部構成
を示す略断面図である。
【図20】図19の第1のビーム成形手段及び第2のビ
ーム成形手段を用いてビーム成形を行うことを説明する
図である。
【図21】本発明の他の実施例の光走査装置の内部構成
を示す略断面図である。
【図22】本発明の他の実施例の光走査装置の内部構成
を示す略断面図である。
【図23】本発明の他の実施例の光走査装置の内部構成
を示す略断面図である。
【図24】本発明の他の実施例の光走査装置の内部構成
を示す略断面図である。
【図25】本発明の他の実施例の光走査装置を示す略図
である。
【図26】光源モジュールを示す図である。
【図27】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
10…光走査装置 12…本体 18…ボトム読み取り窓 20…サイド読み取り窓 22…光源 24…第1のビーム成形手段 26…光分割部材 28…第2のビーム成形手段 32…ポリゴンミラー 34、36…ミラー 38…ボトムミラー群 40…サイドミラー群 42…反射鏡 44、48…検出器 46…集光子 50…コリメータレンズ 52…アパチャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綿貫 洋 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山崎 行造 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 該本体に設けられた少なくとも一つの読み取り窓と、 光源と、 該光源から出射される光線を第1の光路に沿って進む第
    1の光線成分と第2の光路に沿って進む第2の光線成分
    に分割する光分割手段と、 該光分割手段で分割された該第1の光線成分及び該第2
    の光線成分を該読み取り窓から出射させるための光ガイ
    ド手段と、 該読み取り窓から出射して物体に当たって反射する光線
    を検出する少なくとも一つの検出器と、 該光源と該光分割手段との間に配置された第1のビーム
    成形手段と、 該第1の光路及び該第2の光路の一方に配置された第2
    のビーム成形手段とを備えたことを特徴とする光走査装
    置。
  2. 【請求項2】 本体と、 該本体に設けられた第1の読み取り窓と、 該第1の読み取り窓に対して角度をなして該本体に設け
    られた第2の読み取り窓と、 光源と、 該光源から出射される光線を第1の光路に沿って進む第
    1の光線成分と第2の光路に沿って進む第2の光線成分
    に分割する光分割手段と、 該光分割手段で分割された該第1の光線成分及び該第2
    の光線成分をそれぞれに該第1の読み取り窓及び該第2
    の読み取り窓から出射させる光ガイド手段と、 該第1の読み取り窓及び該第2の読み取り窓から出射し
    て物体に当たって反射する光線を検出する少なくとも一
    つの検出器と、 該光源と該光分割手段との間に配置された第1のビーム
    成形手段と、 該第1の光路及び該第2の光路の一方に配置された第2
    のビーム成形手段とを備えたことを特徴とする光走査装
    置。
  3. 【請求項3】 該第1のビーム成形手段は該光源から出
    射される光線が該光源から第1の距離で最小ビーム径を
    有するようにビーム成形を行い、該第2のビーム成形手
    段は該一方の光路を通る光線成分が該第1の距離とは異
    なった該光源からの第2の距離で最小ビーム径を有する
    ようにビーム成形を行うことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 該第1のビーム成形手段はコリメータレ
    ンズとアパチャとを含むことを特徴とする請求項3に記
    載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 該第2のビーム成形手段は該コリメータ
    レンズよりも焦点距離が長い凸レンズからなることを特
    徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 該第2のビーム成形手段は凹レンズから
    なることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】 該第2のビーム成形手段は凹面鏡からな
    ることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  8. 【請求項8】 該光源と、該光分割手段と、該第1のビ
    ーム成形手段とは、1つのユニットとして形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装
    置。
  9. 【請求項9】 該光源と、該光分割手段と、該第1のビ
    ーム成形手段と、該第2のビーム成形手段とは、1つの
    ユニットとして形成されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の光走査装置。
  10. 【請求項10】 光源と、 該光源の出射光を成形する第1のビーム成形手段と、 該光源の出射光を第1の光路に沿って進む第1の光線成
    分と第2の光路に沿って進む第2の光線成分に分割する
    光分割手段と、一方の光路に配置された第2のビーム成
    形手段とを備えたことを特徴とする光源モジュール。
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