JPH1153127A - 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH1153127A
JPH1153127A JP9204283A JP20428397A JPH1153127A JP H1153127 A JPH1153127 A JP H1153127A JP 9204283 A JP9204283 A JP 9204283A JP 20428397 A JP20428397 A JP 20428397A JP H1153127 A JPH1153127 A JP H1153127A
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Akira Ito
亮 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に最新の印刷制御プログラムに基づく印刷
情報処理を行える正規のユーザに対して有効な印刷処理
環境を整備することである。 【解決手段】 コンピュータ1からの要求に応じてRA
M7の一部に確保されるNVRAM領域に記憶される認
証情報をコンピュータ1に通知した後、コンピュータ1
から転送される印刷制御プログラムをRAM7に記憶
し、該記憶された印刷制御プログラムに基づいてコンピ
ュータ1から転送される印刷データを前記録部3に転送
する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介してデータ処理装置と通信可能な印刷制御装置および
印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷制御装置を含む印刷
システムにおいて、印刷制御プログラムおよび文字フォ
ントを印刷装置の本体基板上の不揮発性メモリに記憶し
て印刷装置に一体で顧客に供給していた。
【0003】そして、印刷動作に際しては作業用記憶領
域である揮発性メモリを用いて上記印刷制御プログラム
を実行していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このために、印刷装置
を大量生産後に、該不揮発性メモリに記憶された印刷制
御プログラムに不具合が発見された場合には、最悪の場
合は、印刷装置本体の全回収など大変な経費を要し、実
際問題として対応することが難しかった。
【0005】また、印刷装置に搭載される印刷制御プロ
グラムは全て本体基板上の不揮発性メモリに保存してお
かねばならないので、使用頻度の低い印刷モードの制御
プログラムおよび印刷フォントのためにもメモリ空間を
割かねばならず、メモリ領域の使用については無駄が多
い構成であった。
【0006】また、上記印刷制御プログラムをホスト側
から印刷開始毎に印刷装置に転送して印刷シーケンスを
実行する構成とする場合、ソフトウエアの資源管理がな
されていないため、プリンタソフトドライバが不正使用
者に使用されてしまうため、不正使用者からの印刷要求
を有効に禁止できないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、印刷装置側のメモリ
資源負担を強いることなく、印刷装置から取得する認証
情報と印刷資源情報とを比較して認証しながら、データ
処理装置側より印刷装置側に有用な印刷制御プログラム
の供給を制御することにより、常に最新の印刷制御プロ
グラムに基づく印刷情報処理を行える正規のユーザに対
して有効な印刷処理環境を整備し、拡張される印刷機能
を最大限利用可能な印刷システムを容易に構築できる印
刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介してデータ処理装置と通信して
印刷部の印刷制御を行う印刷制御装置であって、前記デ
ータ処理装置に通知すべき認証情報を記憶する第1の記
憶手段と、前記データ処理装置からの要求に応じて前記
第1の記憶手段に記憶される前記認証情報を前記データ
処理装置に通知する通知手段と、前記通知手段の通知
後、前記データ処理装置から転送される印刷制御プログ
ラムを記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段
に記憶された前記印刷制御プログラムに基づいて前記デ
ータ処理装置から転送される印刷データを前記印刷部に
転送する制御手段とを有するものである。
【0009】本発明に係る第2の発明は、所定の通信媒
体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御装置であっ
て、前記印刷装置に転送可能な印刷資源データを記憶す
る記憶手段と、ユーザ識別情報を入力する入力手段と、
印刷要求受信時に、前記印刷装置から認証情報を取得す
る取得手段と、前記取得手段が取得した前記認証情報と
前記ユーザ識別情報とを照合して前記印刷装置の設定さ
れた印刷モードに対応する印刷資源データを前記印刷装
置に転送可能なユーザかどうかの可否を認証する認証手
段と、前記認証手段の認証結果に基づいて前記記憶手段
に記憶される印刷資源データの前記印刷装置への転送を
制御する制御手段とを有するものである。
【0010】本発明に係る第3の発明は、前記記憶手段
に記憶される印刷資源データは、後続して転送される印
刷データを処理するための印刷制御プログラムを含むも
のである。
【0011】本発明に係る第4の発明は、前記制御手段
は、前記認証手段が前記印刷装置に転送可能なユーザで
ないと認証した場合に、不正使用状態を通知するもので
ある。
【0012】本発明に係る第5の発明は、前記認証情報
は、属性の異なる製品識別情報,ユーザ識別情報,前記
ユーザ識別情報を書き換え不可状態に管理するためのユ
ーザ識別情報書込み確認情報を含むものである。
【0013】本発明に係る第6の発明は、前記第1の記
憶手段は、不揮発性メモリ媒体で構成するものである。
【0014】本発明に係る第7の発明は、前記第2の記
憶手段は、揮発性メモリ媒体で構成するものである。
【0015】本発明に係る第8の発明は、前記制御手段
は、前記印刷装置から取得する認証情報中のユーザ識別
情報書込み確認情報が未書込み状態かどうかを判定して
新規入力されるユーザ識別情報を前記印刷装置に転送す
るものである。
【0016】本発明に係る第9の発明は、前記制御手段
は、前記データ処理装置から転送される新規登録すべき
ユーザ識別情報,製品識別情報を前記第1の記憶手段に
登録し、前記ユーザ識別情報を書き換え不可状態に管理
するためユーザ識別情報書込み確認情報を書き込み状態
に設定するものである。
【0017】本発明に係る第10の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部の印刷制
御を行う印刷制御方法であって、前記データ処理装置か
らの要求に応じて第1の記憶手段に記憶される前記認証
情報を前記データ処理装置に通知する通知工程と、前記
通知手段の通知後、前記データ処理装置から転送される
印刷制御プログラムを第2の記憶手段に書き込む書込み
工程と、前記第2の記憶手段に書き込まれた前記印刷制
御プログラムに基づいて前記データ処理装置から転送さ
れる印刷データを前記印刷部に転送する転送工程とを有
するものである。
【0018】本発明に係る第11の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ処理装置と通信して印刷部の印刷制
御を行うコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、前記データ処理装置からの要
求に応じて第1の記憶手段に記憶される前記認証情報を
前記データ処理装置に通知する通知工程と、前記通知手
段の通知後、前記データ処理装置から転送される印刷制
御プログラムを第2の記憶手段に書き込む書込み工程
と、前記第2の記憶手段に書き込まれた前記印刷制御プ
ログラムに基づいて前記データ処理装置から転送される
印刷データを前記印刷部に転送する転送工程とを有する
ものである。
【0019】本発明に係る第12の発明は、所定の通信
媒体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御方法であっ
て、ユーザ識別情報を入力する入力工程と、印刷要求受
信時に、前記印刷装置から認証情報を取得する取得工程
と、前記取得工程が取得した前記認証情報と前記ユーザ
識別情報とを照合して前記印刷装置の設定された印刷モ
ードに対応する印刷資源データを前記印刷装置に転送可
能なユーザかどうかの可否を認証する認証工程と、前記
認証工程の認証結果に基づいて印刷データを処理するた
めの印刷資源データの転送を行う転送工程とを有するも
のである。
【0020】本発明に係る第13の発明は、所定の通信
媒体を介して印刷装置と通信して通信処理を行うコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
であって、ユーザ識別情報を入力する入力工程と、印刷
要求受信時に、前記印刷装置から認証情報を取得する取
得工程と、前記取得工程が取得した前記認証情報と前記
ユーザ識別情報とを照合して前記印刷装置の設定された
印刷モードに対応する印刷資源データを前記印刷装置に
転送可能なユーザかどうかの可否を認証する認証工程
と、前記認証工程の認証結果に基づいて印刷データを処
理するための印刷資源データの転送を行う転送工程とを
有するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
印刷制御装置を適用可能な印刷システムの構成を説明す
る図である。
【0022】図において、1はコンピュータで、CP
U,ROM,RAMを備える制御ボードを備え、各種周
辺機器(ハードディスク,CRT,キーボード,ポイン
ティングデバイス,ネットワークカード)を総括的に制
御する。2は印刷装置で、コントローラ4,記録部3を
備えている。
【0023】コントローラ4は、揮発性メモリとなるR
AM7(拡張可能)およびCPU5を備え、内臓ROM
6に記憶された制御プログラムを実行して、インタフェ
ース8を介したコンピュータ1との通信処理,インタフ
ェース9を介した記録部3との通信処理を総括的に制御
している。
【0024】なお、内臓ROM6には、起動処理プログ
ラム,コンピュータ1との通信プログラムが記憶されて
おり、該通信プログラムによりコンピュータ1から印刷
装置2個有の印刷制御プログラムを所定のプロトコルに
より認証処理しながらダウンロードする。また、RAM
7の一部は、NVRAM領域として使用可能に構成され
ている。
【0025】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1を参照して説明する。
【0026】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワーク,インタフェース等を含む)を介してデ
ータ処理装置(コンピュータ1)と通信して印刷部(記
録部3)の印刷制御を行う印刷制御装置であって、前記
データ処理装置に通知すべき認証情報を記憶する第1の
記憶手段(RAM7のNVRAM領域)と、前記データ
処理装置からの要求に応じて前記第1の記憶手段に記憶
される前記認証情報を前記データ処理装置に通知する通
知手段(CPU5が内臓ROM6に記憶される制御プロ
グラム中の通信プログラムを実行してコンピュータ1に
通知する)と、前記通知手段の通知後、前記データ処理
装置から転送される印刷制御プログラムを記憶する第2
の記憶手段(RAM7)と、前記第2の記憶手段に記憶
された前記印刷制御プログラムに基づいて前記データ処
理装置から転送される印刷データを前記印刷部に転送す
る制御手段(CPU5がRAM7にコンピュータ1から
ダウンロードされる印刷制御プログラムを実行してコン
ピュータ1から転送される印刷データを記録部3に転送
制御する)とを有するので、最小限のメモリ資源(内臓
ROM6)でデータ処理装置から転送される印刷制御プ
ログラムに基づいて受信する印刷データを処理できる印
刷処理環境を自在に構築して、安価な印刷システム環境
を整備できる。
【0027】また、所定の通信媒体(ネットワーク,イ
ンタフェース)を介して印刷装置(プリンタ)2と通信
可能な印刷制御装置であって、前記印刷装置2に転送可
能な印刷資源データを記憶する記憶手段(図示しない記
録媒体またはネットワークを介して供給されてハードデ
ィスク1aに記憶される場合がある)と、ユーザ識別情
報を入力する入力手段(図示しないキーボード)と、印
刷要求受信時に、前記印刷装置から認証情報を取得する
取得手段(ハードディスク1aに記憶される制御プログ
ラムを制御部のCPUが実行して取得する)と、前記取
得手段が取得した前記認証情報と前記ユーザ識別情報と
を照合して前記印刷装置の設定された印刷モードに対応
する印刷資源データを前記印刷装置に転送可能なユーザ
かどうかの可否を認証する認証手段(ハードディスク1
aに記憶される認証処理プログラムを制御部のCPUが
実行して処理する)と、前記認証手段の認証結果に基づ
いて前記記憶手段に記憶される印刷資源データの前記印
刷装置への転送を制御する制御手段(ハードディスク1
aに記憶される認証処理プログラムを制御部のCPUが
実行して制御する)とを有するので、印刷要求時に、印
刷を要求するユーザが印刷装置の正規のユーザかどうか
を確実に認証して、印刷データを処理する印刷制御プロ
グラムが不正使用されてしまう事態が発生することを確
実に回避して、不正使用者からの印刷要求を有効に禁止
できる印刷処理環境を自在に整備できる。
【0028】さらに、コンピュータ1の制御部のCPU
は、前記印刷装置2に転送可能なユーザでないと認証し
た場合に、不正使用状態を通知するので、不正使用する
ユーザのその旨を明示できる。
【0029】また、前記認証情報は、属性の異なる製品
識別情報(製品ID),ユーザ識別情報(ユーザI
D),前記ユーザ識別情報を書き換え不可状態に管理す
るためのユーザ識別情報書込み確認情報(書込みビッ
ト)を含むので、印刷装置固有の認証情報に基づく正規
ユーザを容易に認証することができる。
【0030】また、RAM7のNVRAM領域は、不揮
発性メモリ媒体として機能するので、登録される認証情
報(ユーザID,製品ID)を有効に管理することがで
きる。
【0031】さらに、RAM7のNVRAM領域を除く
メモリ領域は、揮発性メモリとして機能するので、安価
なメモリ資源で常に最新の印刷制御プログラムをデータ
処理装置から取得して実行させることができる。
【0032】また、コンピュータ1のCPUは、プリン
タ2から取得する認証情報中のユーザ識別情報書込み確
認情報が未書込み状態かどうかを判定して新規入力され
るユーザ識別情報をプリンタ2に転送するので、一度登
録されたユーザ識別情報を書き換え不可として管理する
ことができる。
【0033】さらに、プリンタ2のCPU5は、コンピ
ュータ1から転送される新規登録すべきユーザ識別情
報,製品識別情報をRAM7のNVRAM領域に登録
し、前記ユーザ識別情報を書き換え不可状態に管理する
ためユーザ識別情報書込み確認情報を書き込み状態に設
定するので、一度登録されたユーザ識別情報および製品
識別情報を書き換え不可として管理することができる。
【0034】以下、図2,図3に示すフローチャートを
参照して、本発明に係る印刷制御装置のデータ処理動作
について説明する。
【0035】図2,図3は、本発明に係る印刷制御装置
における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(14)は各ステップを示
す。
【0036】まず、ユーザからプリントの指示が出ると
処理が開始され、印刷装置2に接続されたコンピュータ
1上の認証プログラムが印刷装置2の書き込み可能不揮
発性メモリ(NVRAM)上に記憶されている製品ID
レジスタの内容を印刷装置2に接続されたコンピュータ
1に読み出す(1)。そして、その内容が初期設定値
(使用する前の設定値で、工場出荷時に設定されている
値)かどうかを認証プログラムが判断し(2)、初期設
定値であると判断された場合は認証シーケンスをステッ
プ(4)へ進める。
【0037】一方、ステップ(2)で初期設定値でない
と判断された場合は、RAM7上に確保されるNVRA
Mの製品IDレジスタから読み出してきた内容がこれか
ら使おうとしているプリンタソフトの製品IDと一致す
るかどうかを認証プログラムが判断し(3)、該判断の
結果一致したと判断した場合は、後述する印刷シーケン
スに進む。
【0038】一方、ステップ(3)で判断の結果一致し
ないと判断した場合は、ステップ(4)に進み、印刷装
置2に接続されたコンピュータ1上の認証プログラムが
印刷装置2の書き込み可能不揮発性メモリ(RAM7上
に確保されるNVRAM)上のユーザID書込み確認ビ
ットの内容を印刷装置2に接続されたコンピュータ1に
読み出す。
【0039】そして、該読み出された内容が「書き込み
済み」かどうかを認証プログラムが判定、すなわち、ユ
ーザID書込確認ビットは、例えば「1」を「書き込み
済み」とするならば、「書き込みしてない」のは「0」
で表される。これがどちらであるかを認証プログラムが
判定し(5)、書き込みしてないと判定した場合には、
後述するステップ(11)へ進む。
【0040】一方、ステップ(5)の判断で「書込み済
み」と判定された場合は、印刷装置2に接続されたコン
ピュータ1上の認証プログラムが印刷装置2の書き込み
可能不揮発性メモリ(NVRAM)上のユーザIDレジ
スタの内容を印刷装置2に接続されたコンピュータ1に
読み出す(6)。
【0041】次に、ユーザにユーザIDの入力を図示し
ない表示画面上で促し(7)、ユーザからのユーザID
入力を待機し(8)、ユーザIDが入力されたならば、
印刷装置2に接続されたコンピュータ1上の認識プログ
ラムが、NVRAMのユーザIDレジスタから読み出し
てきた内容がユーザが今入力したユーザIDと一致する
かどうかを認証プログラムが判断し(9)、その結果、
両者が一致したと判断した場合には、そのユーザは正規
ユーザであると判断されたことになるので、後述する印
刷シーケンスに進む。
【0042】一方、ステップ(9)で両者が一致しなか
ったと判断した場合は、そのユーザが正規ユーザでない
ことが分かったので、コンピュータ1の画面上にユーザ
に対して不正使用を警告し、正規登録を勧告し(1
0)、その後、印刷動作に入るのを中止してユーザが印
刷の指示をしたときの状態に戻る。
【0043】一方、ステップ(5)で、ユーザID書込
確認ビットの判定の結果「書き込みしてない」と判断し
た場合は、すなわち、プリンタが初めて使用される場合
なので、次にユーザにユーザIDの入力をコンピュータ
1の表示画面上に促し(11)、ユーザからのユーザI
D入力を待機し(12)、ユーザがユーザIDの入力を
したならば、その内容を印刷装置2に接続されたコンピ
ュータ1上の認証プログラムが印刷装置2の書き込み可
能不揮発性メモリ(NVRAM)上に確保されるユーザ
IDレジスタに書き込む(13)。
【0044】そして、次に印刷装置2に接続されたコン
ピュータ1上の認証プログラムが印刷装置の書き込み可
能不揮発性メモリ(NVRAM)上のユーザID書込確
認ビットを「書き込み済み」に設定して(14)、印刷
シーケンスに移行する。
【0045】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、本発明に係る印刷制御装置における第2のデータ処
理について説明する。
【0046】図4は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、印刷シーケンスに対応する。なお、(1)〜
(7)は各ステップを示す。
【0047】まず、ユーザが指示をした印刷モードに相
当する印刷制御プログラム(プリンタソフト)がすでに
印刷装置2に送ってあるプログラムであるかどうか判断
する(1)。
【0048】ここで、プリンタソフトは今どの印刷モー
ドのプログラムがプリンタ2にあるかを記憶しており
(プリンタソフトは転送した制御プログラムを記憶する
ためにコンピュータ1上に対応した印刷モード記憶用の
レジスタのフラグを立てて管理している)、該指示され
た印刷モードに対応する制御プログラムがすでに印刷装
置2にあると判断した場合には、ステップ(4)以降へ
進み、上記のように印刷プログラムを再ロードすること
はないようになっている。
【0049】一方、ステップ(1)で、NO、すなわ
ち、必要な印刷モードに対応する印刷制御プログラムが
印刷装置2に存在しないと判断した場合は、コンピュー
タ1で指定された印刷モードに対応するプログラムを印
刷装置2の揮発性メモリとなるRAM7に転送するとと
もに(2)、コンピュータ1上のプリンタソフトは転送
した制御プログラムの印刷モードを記憶するためにコン
ピュータ1に用意された印刷モード記憶用のレジスタの
フラグを立てる(3)。そして、印刷動作へと移行す
る。
【0050】なお、印刷動作への移行に際しては印刷装
置2のRAM7の固定したプログラム保存領域の先頭ア
ドレスにCPU5のプログラムカウンタをプログラムロ
ード処理の最後に設定することで移行する。
【0051】この移行の動作はCPU5に内蔵する不揮
発性メモリ(内臓ROM6)の通信プログラムによって
行われる。
【0052】次に、印刷動作においては印刷内容の印刷
データへの変換処理、すなわち画像処理はすべてコンピ
ュータ1上のプリンタソフトの画像処理プログラムで行
う(4)。すなわち、印刷装置2の制御回路はデータ変
換の処理の一切を行わない。
【0053】そして、そのまま印刷できる状態まで変換
された印刷データをプリンタソフトを動かすコンピュー
タ1が印刷装置2のRAM7に転送する(5)。そし
て、印刷装置2の制御回路は印刷装置2のRAM7にロ
ードされたデータを記録部3に転送し、記録媒体(例え
ば紙など)に印刷し(6)、記録媒体(例えば紙など)
を必要量送り、記録素子を必要な位置へと動かす。
【0054】このように、本実施形態における印刷装置
2が行う処理はプリンタソフトから受け取ったデータを
記録媒体に印刷する処理のみである。
【0055】そして、プリントデータの印刷が終了した
ら印刷装置2は待機状態に移行する(7)。待機状態へ
の移行は制御プログラムの最後で、CPU5の内臓RO
M6に記憶される通信処理の待機状態のプログラムへと
飛ぶようにアドレスをCPU5のプログラムカウンタに
設定して移行する。
【0056】そして、コンピュータ1からの通信待ちの
状態で次の指示を待っている。以上が印刷装置の印刷シ
ーケンスである。
【0057】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2〜図4に示すフローチャートを参照してさらに説明す
る。
【0058】上記のように構成された所定の通信媒体
(ネットワーク,インタフェースを含む)を介してデー
タ処理装置(コンピュータ1)と通信して印刷部(記録
部3)の印刷制御を行う印刷制御方法であって、あるい
は所定の通信媒体を介してデータ処理装置と通信して印
刷部の印刷制御を行うコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを格納した記憶媒体であって、前記データ処理
装置からの要求に応じて第1の記憶手段(RAM7のN
VRAM領域)に記憶される前記認証情報を前記データ
処理装置に通知する通知工程(図2のステップ(4))
と、前記通知工程の通知後、前記データ処理装置から転
送される印刷制御プログラムを第2の記憶手段(RAM
7のNVRAM領域以外)に書き込む書込み工程(図4
のステップ(2))と、前記第2の記憶手段に書き込ま
れた前記印刷制御プログラムに基づいて前記データ処理
装置から転送される印刷データを前記印刷部に転送する
転送工程(図4のステップ(5))とを有するので、最
小限のメモリ資源でデータ処理装置から転送される印刷
制御プログラムに基づいて受信する印刷データを処理で
きる印刷処理環境を自在に構築して、安価な印刷システ
ム環境を整備できる。
【0059】また、所定の通信媒体(ネットワーク,イ
ンタフェースを含む)を介して印刷装置(プリンタ)2
と通信可能な印刷制御方法であって、あるいは所定の通
信媒体を介して印刷装置2と通信して通信処理を行うコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体であって、ユーザ識別情報を入力する入力工程(図
3のステップ(11),(12))と、印刷要求受信時
に、前記印刷装置から認証情報を取得する取得工程(図
2のステップ(4))と、前記取得工程が取得した前記
認証情報と前記ユーザ識別情報とを照合して前記印刷装
置の設定された印刷モードに対応する印刷資源データを
前記印刷装置に転送可能なユーザかどうかの可否を認証
する認証工程(図2のステップ(9))と、前記認証工
程の認証結果に基づいて印刷データを処理するための印
刷資源データの転送を行う転送工程(図4のステップ
(5))とを有するので、印刷要求時に、印刷を要求す
るユーザが印刷装置の正規のユーザかどうかを確実に認
証して、印刷データを処理する印刷制御プログラムが不
正使用されてしまう事態が発生することを確実に回避し
て、不正使用者からの印刷要求を有効に禁止できる印刷
処理環境を自在に整備できる。
【0060】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
CPU5に内臓ROM6を備えて、RAM7上に印刷モ
ードに対応する印刷制御プログラムをコンピュータ1か
ら認証処理してロードする場合について説明したが、カ
スタム制御回路上に接続される内臓ROM6が接続され
る構成であっても本発明を適用することができる。以
下、その実施形態の差異について図5等を参照して説明
する。
【0061】図5は、本発明の第2実施形態を示す印刷
制御装置を適用可能な印刷システムの構成を説明する図
であり、図1と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0062】図において、5AはCPUで、カスタム制
御回路5Bの内臓ROM6に記憶された通信プログラ
ム,初期化プログラム等を記憶して、各デバイスを総括
的に制御している。
【0063】次に、印刷シーケンスを図4に示すフロー
チャートの要部を参照して説明する。なお、認証処理は
上記第1実施形態と同様なので説明は省略する。
【0064】そして、そのまま印刷できる状態まで変換
された印刷データをプリンタソフトを動かすコンピュー
タ1は印刷装置2のCPU5Aは印刷装置2のRAM7
にロードされたデータを記録部3に転送し記録媒体(例
えば紙など)に印刷し、記録媒体(例えば紙など)を必
要量送り、記録素子を必要な位置へと動かす。すなわ
ち、印刷装置2が行う処理はプリンタソフトから受け取
ったデータを記録媒体に印刷する処理のみである。
【0065】そして、プリンタソフトデータの印刷が終
了したら印刷装置2は待機状態に移行する。待機状態へ
の移行は制御プログラムの最後で、図5に示した印刷装
置2のカスタム制御回路5Bの内蔵ROM6の通信処理
の待機状態のプログラムへと飛ぶようにアドレスをCP
U5Aのプログラムカウンタに設定して移行する。そし
てコンピュータ1からの通信待ちの状態で次の指示を待
っている。以上が印刷装置の印刷シーケンスである。
【0066】以下、図6に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで
読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説
明する。
【0067】図6は、本発明に係るデータ処理装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【0068】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0069】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0070】本実施形態における図2,図3,図4に示
す機能が外部からインストールされるプログラムによっ
て、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。
そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリや
FD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介し
て外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力
装置に供給される場合でも本発明は適用されるものであ
る。
【0071】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0072】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0073】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0074】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】上記各実施形態によれば、印刷制御プログ
ラムを印刷装置本体から独立してデータ処理装置側で管
理し、全ての印刷制御プログラムおよび印字フォント資
源をプリンタドライバソフトウエアの形態で供給するこ
とで、印刷装置本体を大量生産の後の印刷制御プログラ
ムの不具合(バグ等を含む)が発生された場合にも製品
回収等を行うことなく、ソフト供給により迅速、かつ自
在に対応することができる。すなわち、ネットワークも
しくは何らかの記憶媒体の形態で最新のプリンタ制御プ
ログラムを簡単にユーザに配布して、機能拡張あるいは
不具合解消等を行うことができる。
【0077】また、印刷制御装置本体は共通として、印
刷制御プログラムのみによるプリンタ機能のアップも可
能となる。これにより、プリンタの性能が従来のハード
ウエアの価値によるものからソフトウエアの価値へと変
化することができ、ソフトウエアの価値がプリンタの価
値を決定することも可能となる。従って、印刷制御装置
本体は共通として、性能差別化をソフトウエア資源で設
定することができるので、ハードウエアの共通化による
大量生産が可能となり、本体コストの劇的な低下を生
み、それに伴う品質の安定化,保守管理コストの激減が
生じる。その結果、従来のプリンタ事業の質が変化し、
事業としての効率化が実現できる。
【0078】また、プリンタ制御プログラムにプリンタ
システムの付加価値が集約されるために結果として生じ
るであろう不正コピーによる不正印刷を確実に防止する
ことができる。
【0079】さらに、現在使用中の印刷モードに基づく
印刷制御プログラムのみを本体の揮発性メモリに保持す
るので、印字頻度の低いプログラムやフォントのために
メモリ空間を常時確保する必要がなくなり、メモリの氏
よ羽効率を高めることができる。
【0080】また、印刷装置の不揮発性メモリ容量を極
限(印刷制御プログラムをあらかじめ記憶することがな
くなるため)まで抑えることができ、激烈な製品価格競
争にも十分に対応することができる。
【0081】さらに、本実施形態によれば、常にデータ
処理装置側のCPU能力の飛躍的な向上に伴い、本来の
データ処理の能力を低下させることなく印刷制御プログ
ラムの印刷装置に供給制御でき、印刷システムにおける
パフォーマンスが低下する事態も回避できる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介してデータ処理装
置と通信して印刷部の印刷制御を行う印刷制御装置であ
って、前記データ処理装置に通知すべき認証情報を記憶
する第1の記憶手段と、前記データ処理装置からの要求
に応じて前記第1の記憶手段に記憶される前記認証情報
を前記データ処理装置に通知する通知手段と、前記通知
手段の通知後、前記データ処理装置から転送される印刷
制御プログラムを記憶する第2の記憶手段と、前記第2
の記憶手段に記憶された前記印刷制御プログラムに基づ
いて前記データ処理装置から転送される印刷データを前
記印刷部に転送する制御手段とを有するので、最小限の
メモリ資源でデータ処理装置から転送される印刷制御プ
ログラムに基づいて受信する印刷データを処理できる印
刷処理環境を自在に構築して、安価な印刷システム環境
を整備できる。
【0083】第2,第3の発明によれば、所定の通信媒
体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御装置であっ
て、前記印刷装置に転送可能な印刷資源データを記憶す
る記憶手段と、ユーザ識別情報を入力する入力手段と、
印刷要求受信時に、前記印刷装置から認証情報を取得す
る取得手段と、前記取得手段が取得した前記認証情報と
前記ユーザ識別情報とを照合して前記印刷装置の設定さ
れた印刷モードに対応する印刷資源データを前記印刷装
置に転送可能なユーザかどうかの可否を認証する認証手
段と、前記認証手段の認証結果に基づいて前記記憶手段
に記憶される印刷資源データの前記印刷装置への転送を
制御する制御手段とを有するので、印刷要求時に、印刷
を要求するユーザが印刷装置の正規のユーザかどうかを
確実に認証して、印刷データを処理する印刷制御プログ
ラムが不正使用されてしまう事態が発生することを確実
に回避して、不正使用者からの印刷要求を有効に禁止で
きる印刷処理環境を自在に整備できる。
【0084】第4の発明によれば、前記制御手段は、前
記認証手段が前記印刷装置に転送可能なユーザでないと
認証した場合に、不正使用状態を通知するので、不正使
用するユーザのその旨を明示できる。
【0085】第5の発明によれば、前記認証情報は、属
性の異なる製品識別情報,ユーザ識別情報,前記ユーザ
識別情報を書き換え不可状態に管理するためのユーザ識
別情報書込み確認情報を含むので、印刷装置固有の認証
情報に基づく正規ユーザを容易に認証することができ
る。
【0086】第6の発明によれば、前記第1の記憶手段
は、不揮発性メモリ媒体で構成するので、登録される認
証情報を有効に管理することができる。
【0087】第7の発明によれば、前記第2の記憶手段
は、揮発性メモリ媒体で構成するので、安価なメモリ資
源で常に最新の印刷制御プログラムをデータ処理装置か
ら取得して実行させることができる。
【0088】第8の発明によれば、前記制御手段は、前
記印刷装置から取得する認証情報中のユーザ識別情報書
込み確認情報が未書込み状態かどうかを判定して新規入
力されるユーザ識別情報を前記印刷装置に転送するの
で、一度登録されたユーザ識別情報を書き換え不可とし
て管理することができる。
【0089】第9の発明によれば、前記制御手段は、前
記データ処理装置から転送される新規登録すべきユーザ
識別情報,製品識別情報を前記第1の記憶手段に登録
し、前記ユーザ識別情報を書き換え不可状態に管理する
ためユーザ識別情報書込み確認情報を書き込み状態に設
定するので、一度登録されたユーザ識別情報および製品
識別情報を書き換え不可として管理することができる。
【0090】第10,第11の発明は、所定の通信媒体
を介してデータ処理装置と通信して印刷部の印刷制御を
行う印刷制御方法であって、あるいは所定の通信媒体を
介してデータ処理装置と通信して印刷部の印刷制御を行
うコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、前記データ処理装置からの要求に応
じて第1の記憶手段に記憶される前記認証情報を前記デ
ータ処理装置に通知する通知工程と、前記通知手段の通
知後、前記データ処理装置から転送される印刷制御プロ
グラムを第2の記憶手段に書き込む書込み工程と、前記
第2の記憶手段に書き込まれた前記印刷制御プログラム
に基づいて前記データ処理装置から転送される印刷デー
タを前記印刷部に転送する転送工程とを有するので、最
小限のメモリ資源でデータ処理装置から転送される印刷
制御プログラムに基づいて受信する印刷データを処理で
きる印刷処理環境を自在に構築して、安価な印刷システ
ム環境を整備できる。
【0091】第12,第13の発明は、所定の通信媒体
を介して印刷装置と通信可能な印刷制御方法であって、
あるいは所定の通信媒体を介して印刷装置と通信して通
信処理を行うコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体であって、ユーザ識別情報を入力す
る入力工程と、印刷要求受信時に、前記印刷装置から認
証情報を取得する取得工程と、前記取得工程が取得した
前記認証情報と前記ユーザ識別情報とを照合して前記印
刷装置の設定された印刷モードに対応する印刷資源デー
タを前記印刷装置に転送可能なユーザかどうかの可否を
認証する認証工程と、前記認証工程の認証結果に基づい
て印刷データを処理するための印刷資源データの転送を
行う転送工程とを有するので、印刷要求時に、印刷を要
求するユーザが印刷装置の正規のユーザかどうかを確実
に認証して、印刷データを処理する印刷制御プログラム
が不正使用されてしまう事態が発生することを確実に回
避して、不正使用者からの印刷要求を有効に禁止できる
印刷処理環境を自在に整備できる。
【0092】従って、印刷装置側のメモリ資源負担を強
いることなく、常に最新の印刷制御プログラムに基づく
印刷情報処理を行える正規のユーザに対して有効な印刷
処理環境を整備し、拡張される印刷機能を最大限利用可
能な印刷システムを容易に構築できる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能な印刷システムの構成を説明する図である。
【図2】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る印刷制御装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能な印刷システムの構成を説明する図である。
【図6】本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 印刷装置 3 記録部 4 コントローラ 5 CPU 6 内臓ROM 7 RAM

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
    と通信して印刷部の印刷制御を行う印刷制御装置であっ
    て、 前記データ処理装置に通知すべき認証情報を記憶する第
    1の記憶手段と、 前記データ処理装置からの要求に応じて前記第1の記憶
    手段に記憶される前記認証情報を前記データ処理装置に
    通知する通知手段と、 前記通知手段の通知後、前記データ処理装置から転送さ
    れる印刷制御プログラムを記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記印刷制御プログラ
    ムに基づいて前記データ処理装置から転送される印刷デ
    ータを前記印刷部に転送する制御手段と、を有すること
    を特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通信
    可能な印刷制御装置であって、 前記印刷装置に転送可能な印刷資源データを記憶する記
    憶手段と、 ユーザ識別情報を入力する入力手段と、 印刷要求受信時に、前記印刷装置から認証情報を取得す
    る取得手段と、 前記取得手段が取得した前記認証情報と前記ユーザ識別
    情報とを照合して前記印刷装置の設定された印刷モード
    に対応する印刷資源データを前記印刷装置に転送可能な
    ユーザかどうかの可否を認証する認証手段と、 前記認証手段の認証結果に基づいて前記記憶手段に記憶
    される印刷資源データの前記印刷装置への転送を制御す
    る制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶される印刷資源デー
    タは、後続して転送される印刷データを処理するための
    印刷制御プログラムを含むことを特徴とする請求項2記
    載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記認証手段が前記印
    刷装置に転送可能なユーザでないと認証した場合に、不
    正使用状態を通知することを特徴とする請求項2記載の
    印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記認証情報は、属性の異なる製品識別
    情報,ユーザ識別情報,前記ユーザ識別情報を書き換え
    不可状態に管理するためのユーザ識別情報書込み確認情
    報を含むことを特徴とする請求項1または2記載の印刷
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記憶手段は、不揮発性メモリ
    媒体で構成することを特徴とする請求項1記載の印刷制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の記憶手段は、揮発性メモリ媒
    体で構成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御
    装置
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記印刷装置から取得
    する認証情報中のユーザ識別情報書込み確認情報が未書
    込み状態かどうかを判定して新規入力されるユーザ識別
    情報を前記印刷装置に転送することを特徴とする請求項
    2記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記データ処理装置か
    ら転送される新規登録すべきユーザ識別情報,製品識別
    情報を前記第1の記憶手段に登録し、前記ユーザ識別情
    報を書き換え不可状態に管理するためユーザ識別情報書
    込み確認情報を書き込み状態に設定することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置と通信して印刷部の印刷制御を行う印刷制御方法であ
    って、 前記データ処理装置からの要求に応じて第1の記憶手段
    に記憶される前記認証情報を前記データ処理装置に通知
    する通知工程と、 前記通知工程の通知後、前記データ処理装置から転送さ
    れる印刷制御プログラムを第2の記憶手段に書き込む書
    込み工程と、 前記第2の記憶手段に書き込まれた前記印刷制御プログ
    ラムに基づいて前記データ処理装置から転送される印刷
    データを前記印刷部に転送する転送工程と、を有するこ
    とを特徴とする印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 所定の通信媒体を介してデータ処理装
    置と通信して印刷部の印刷制御を行うコンピュータが読
    み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記データ処理装置からの要求に応じて第1の記憶手段
    に記憶される前記認証情報を前記データ処理装置に通知
    する通知工程と、 前記通知工程の通知後、前記データ処理装置から転送さ
    れる印刷制御プログラムを第2の記憶手段に書き込む書
    込み工程と、 前記第2の記憶手段に書き込まれた前記印刷制御プログ
    ラムに基づいて前記データ処理装置から転送される印刷
    データを前記印刷部に転送する転送工程と、を有するこ
    とを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通
    信可能な印刷制御方法であって、 ユーザ識別情報を入力する入力工程と、 印刷要求受信時に、前記印刷装置から認証情報を取得す
    る取得工程と、 前記取得工程が取得した前記認証情報と前記ユーザ識別
    情報とを照合して前記印刷装置の設定された印刷モード
    に対応する印刷資源データを前記印刷装置に転送可能な
    ユーザかどうかの可否を認証する認証工程と、 前記認証工程の認証結果に基づいて印刷データを処理す
    るための印刷資源データの転送を行う転送工程と、を有
    することを特徴とする印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通
    信して通信処理を行うコンピュータが読み出し可能なプ
    ログラムを格納した記憶媒体であって、 ユーザ識別情報を入力する入力工程と、 印刷要求受信時に、前記印刷装置から認証情報を取得す
    る取得工程と、 前記取得工程が取得した前記認証情報と前記ユーザ識別
    情報とを照合して前記印刷装置の設定された印刷モード
    に対応する印刷資源データを前記印刷装置に転送可能な
    ユーザかどうかの可否を認証する認証工程と、 前記認証工程の認証結果に基づいて印刷データを処理す
    るための印刷資源データの転送を行う転送工程と、 を有することを特徴とするコンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納した記憶媒体。
JP9204283A 1997-07-30 1997-07-30 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 Pending JPH1153127A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002032047A1 (en) * 2000-10-11 2002-04-18 Trustcopy Pte Ltd Remote printing of secure and/or authenticated documents

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WO2002032047A1 (en) * 2000-10-11 2002-04-18 Trustcopy Pte Ltd Remote printing of secure and/or authenticated documents

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