JPH1151698A - エンコーダ内挿装置 - Google Patents

エンコーダ内挿装置

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JPH1151698A
JPH1151698A JP20458097A JP20458097A JPH1151698A JP H1151698 A JPH1151698 A JP H1151698A JP 20458097 A JP20458097 A JP 20458097A JP 20458097 A JP20458097 A JP 20458097A JP H1151698 A JPH1151698 A JP H1151698A
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JP
Japan
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signal
encoder
phase
amplitude
output
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JP20458097A
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Naoko Hisada
菜穂子 久田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リアルタイム性を損なわず回路規模等も変えず
に、比較的容易に高分割化が可能なエンコーダ内挿装置
を提供すること。 【解決手段】エンコーダ1の出力するアナログA相信号
及びB相信号と、記憶素子8のデジタル追従信号C及び
追従信号Dを乗算器2a、2bに入力して乗じ、2つの
乗算器2a、2bの出力を加減算器3で加算または減算
した後、コンパレータ4a、4bに入力する。コンパレ
ータ4a、4bでは、上記A相信号及びB相信号の変化
に対応したアップパルス及びダウンパルスの2つのパル
スが生成され、これらをアップ/ダウンカウンタ7に入
力して計数し、位相に対する正弦データ及び余弦データ
のテーブルを保存している記憶素子8内のROM8a、
8bのアドレスに入力して、正弦データ及び余弦データ
を読出し、これを追従信号C及びDとして、それぞれ乗
算器2a、2bに入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長さ若しくは角
度を検出するエンコーダ内挿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、長さや角度の測定分解能を上
げるために、いくつかの方法が提案されている。例え
ば、特公平7−94989号公報には、正弦波信号をA
/Dにてデジタル変換し、これをアドレスとして記憶セ
ル内部の位置情報を読出す技術の例が開示されている。
通常分解能を上げた時には、記憶セルのアドレス空間を
比例して大きくする必要が生じるが、ここではアドレス
空間を8分の1までに低減できる手段が明記されてい
る。
【0003】また、本件出願人による先の出願である実
開平5−43019号公報には、内部位相を生成して実
位相を追いかけるようにした内挿装置が記載されてい
る。この実開平5−43019号公報に記載された装置
によると、ノイズに対して強く且つ、サーボ系に組込ん
だ場合に必要となるリアルタイム性も良い内挿装置が可
能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
にしても記憶素子のアドレス空間は分解能が高くなるほ
ど必要である。例えば、通常使われるような16ビット
アドレスのROMを考えると、正弦波信号の分解能は8
ビットであり、8分の1に低減したとしても10ビット
程度が限界となり、素子の限界により分解能があげられ
なくなってしまうという課題を有している。
【0005】図5は、上述した特公平7−94989号
公報に開示された、記憶セルを256個有した記憶器の
模式図である。この記憶器Zには、座標方向XYで0〜
15の十進値の範囲を占める多数の記憶セルより成って
いる。そして、これら256個の記憶セルは、360°
で一目盛周期または所定の信号周期Tの全内挿に必要と
なる256このデータ語を有しており、どのデータ語も
記憶セルのアドレスを介して選択可能である。この場
合、該アドレスを付属する座標X、Yにより4ビット語
長の二進符号にして表される。
【0006】そして、上記記憶器Zは、図示されるよう
に、0〜15の数字で区別されている16の区分に分割
されている。これらの区分は符号の4ビットで表せら
れ、上記目盛周期Tに相当する一信号周期内の角度が与
えられる。
【0007】また、近年、測定分解能は更に高分解能で
あることが要求されてきている。例えば、図5に示され
るような記憶器Zの分割数1000とすると、S/Nを
考慮した正弦波信号の分解能は10ビット以上が必要で
ある。つまり、ROMのアドレス空間としては20ビッ
ト以上が必要であり、更に分割数を大きくしようとして
もROMのアドレス空間が限界となって、実現するのが
困難になってしまう。
【0008】一方で、サーボ系を構成する装置や、トリ
ガをかけて測定データを取り込む装置のように、測定の
リアルタイム性を要求する場合も多い。しかしながら、
上述したように、分解能を上げようとすると、アドレス
空間の限界等により、ROMが使用できなくなってしま
う。
【0009】このため、例えばCPUでA/Dのデータ
を読み込んでプログラムで処理をすれば、高分解能化は
可能である。しかしながら、プログラムの処理時間が追
加されるために、その分時間がかかってしまう。したが
って、リアルタイム性が損なわれるものとなってしま
う。
【0010】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、容易に高分割化が可能で、且つ高速な内挿を行
うことができるエンコーダ内挿装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、長
さ若しくは角度に応じた、互いに90度位相の異なる距
離に換算可能な信号を出力するエンコーダと、生成され
るべく追従信号と上記距離に換算可能な信号とを乗じる
第1及び第2の乗算器と、上記第1及び第2の乗算器の
出力を加減算する加減算器と、この加減算器の出力を所
定の第1及び第2の閾値と比較し、この比較結果に応じ
て第1及び第2の状態信号を出力する第1及び第2のコ
ンパレータと、上記第1及び第2のコンパレータから出
力される第1及び第2の状態信号をアップパルス/ダウ
ンパルスとしてカウントするカウンタと、このカウンタ
のカウント値に対応する上記追従信号が記憶された記憶
素子とを具備し、上記記憶素子は、上記カウンタのカウ
ント値に基いて位相角360°回転の所定の区分に分割
された、アドレスに対する正弦及び余弦データを記憶す
ることを特徴とする。
【0012】請求項1に記載のエンコーダ内挿装置にあ
っては、エンコーダの出力する長さ若しくは角度に応じ
た互いに90度位相の異なる距離に換算可能な信号であ
るアナログ正弦波信号(A相信号及びB相信号)と、記
憶素子のデジタル出力(追従信号C及び追従信号D)が
第1及び第2の乗算器に入力されて乗じられる。そし
て、2つの乗算器の出力が、加減算器で加算または減算
された後、第1及び第2のコンパレータに入力される。
該コンパレータでは、正弦波信号の変化に対応した2つ
のパルス、すなわちアップパルス及びダウンパルスが生
成されて、これらのパルスがカウンタに入力されて計数
される。このカウンタから出力される位相に対して、正
弦データ及び余弦データのテーブルが保存されている記
憶素子のアドレスに応じて、正弦データ及び余弦データ
が読出される。これらの正弦データ及び余弦データが追
従信号C及び追従信号Dとされて、それぞれ第1及び第
2の乗算器に入力される。
【0013】請求項2に記載のエンコーダ内挿入装置で
は、演算器で求められた正弦波信号の振幅がレベル設定
手段に入力されて、振幅に応じてコンパレータのコンパ
レートレベルが変化されるように制御される。
【0014】請求項3に記載のエンコーダ内挿装置で
は、演算器で求められた正弦波信号の振幅がゲイン設定
手段に入力される。このゲイン設定手段により、常に振
幅が所定のレベルになるゲインが算出されて、これをゲ
インコントロールアンプで設定されるようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1は、この発明のエンコーダ
内挿装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
【0016】図1に於いて、エンコーダ1から、長さま
たは角度に対応した正弦波信号(A相信号及びB相信
号)が乗算器2a及び2bに出力される。これら乗算器
2a及び2bとしては、乗算型D/Aコンバータが用い
られている。これら乗算器2a及び2bには、それぞれ
クロック信号CLKと共に、後述する記憶素子8を構成
するROM8a及び8bからの出力が供給される。
【0017】そして、乗算器2aには、その基準電圧入
力端子(ref )に上記エンコーダ1からのアナログA相
信号が入力されると共に、ROM8aからの追従信号C
がデジタルで入力されるように構成されている。同様
に、乗算器2bには、基準電圧入力端子(ref )に上記
エンコーダ1からのアナログB相信号が入力されると共
に、ROM8bからの追従信号Dがデジタルで入力され
るように構成されている。
【0018】上記乗算器2a及び2bの出力は、加減算
器(ここでは引算器)3に出力される。そして、この加
減算器3の演算結果Eは、コンパレータ4a及び4bに
入力されて、基準電圧+Vref 5a及び−Vref 5bと
比較される。
【0019】ここで、コンパレータ4aの出力Fは、上
記演算結果の信号Eが+Vref を上回るとLOWにな
り、下回るとHIGHに戻るように動作する。また、コ
ンパレータ4bの出力Gは、上記信号Eが−Vref を下
回るとLOWになり、上回るとHIGHに戻るように動
作する。
【0020】上記コンパレータ4a及び4bの出力信号
F及びGは、それぞれアンドゲート6a及び6bを介し
てアップ/ダウン(UP/DOWN)カウンタ7に入力
される。上記信号Fは、アンドゲート6aにてクロック
信号CLKでゲートがかけられてアップ/ダウンカウン
タ7のアップパルスとしてなる。また、上記信号Gは、
同様にダウンパルスとしてカウンタ7に入力される。
【0021】このカウンタ7の出力であるカウント値φ
は、ROM8a及び8bで構成される記憶素子8のアド
レスとなり、記憶素子8内のテーブルに従って追従信号
が読出される。
【0022】このように構成されたエンコーダ内挿装置
に於いて、エンコーダ1から長さまたは角度に対応した
正弦波信号として、A相信号及びB相信号が乗算器2a
及び2bの基準電圧入力端子ref に供給される。そし
て、乗算器2aでは、該基準電圧入力端子ref に入力さ
れたアナログA相信号と、記憶素子8内のROM8aか
らのデジタルの追従信号とが乗算される。同様に、乗算
器2bでは基準電圧入力端子ref に入力されたアナログ
B相信号と、記憶素子8内のROM8bからのデジタル
の追従信号とが乗算される。ここで、乗算器2a及び2
bでは、クロックCLKに同期してアナログデジタル変
換が行われるものとする。
【0023】上記乗算器2a及び2bの出力は引算器3
にて引算され、出力Eが得られる。引算結果Eはコンパ
レータ4a及び4bにて、基準電圧Vref と比較され
る。コンパレータ4a及び4bの出力F及びGは、上述
したように、それぞれ基準電圧5a及び5bとの比較結
果に応じてローレベル(LOW)またはハイレベル(H
IGH)が得られる。
【0024】そして、これらコンパレータ4a及び4b
の出力F及びGは、アンドゲート6a及び6bにて、ク
ロックCLKでゲートがかけられ、それぞれアップパル
ス、ダウンパルスとしてアップ/ダウンカウンタ7に入
力される。したがって、このアップ/ダウンカウンタ7
では、引算器3の出力である信号Eが、コンパレータ4
a、4bで基準電圧±Vref を越える度に、カウント値
φが変化することになる。
【0025】このカウント値φは、記憶素子8内のRO
M8a及び8bのアドレスとなり、記憶素子8内のテー
ブルに従って追従信号が読出される。以上のような構成
に於いて、A相信号とB相信号は90度位相のずれた信
号であるので、以下のように記述できる。 A相信号=R・sinθ B相信号=R・cosθ ここで、Rは正弦波信号の振幅を、θは長さまたは角度
に比例して変化する位相を表している。
【0026】一方、記憶素子8内のROM8aには、位
相φをアドレスとしてcosφを読出すテーブルを記憶
しておき、ROM8bには位相φをアドレスとしてsi
nφを読出すテーブルを記憶しておく。
【0027】よって、追従信号C、追従信号Dは、アッ
プ/ダウンカウンタ7のカウント値φとして、次のよう
に表される。 追従信号C=cosφ 追従信号D=sinφ したがって、乗算器2a及び2bの出力は、それぞれR
・sinθ・cosφ及びR・cosθ・sinφとな
り、引算器3の出力Eは、 信号E=R・sinθ・cosφ−R・cosθ・sinφ =R・sin(θ−φ) となる。すなわち、位相θと位相φが等しければ信号E
はゼロになることがわかる。
【0028】また、コンパレータ4aの基準電圧Vref
を仮に Vref =R・sinγ のように設定すると、コンパレータ4aは、θ−φ>γ
となったときにHIGHになる。つまり、実際の位相θ
が、追従位相φに対しγ以上プラス(+)側に変化した
ことを検出している。逆に、コンパレータ4bは、θ−
φ<(−γ)となったときにHIGHになる。つまり、
実際の位相θが、追従位相φに対し(−γ)以上マイナ
ス(−)側に変化したことを検出している。
【0029】これらの検出結果が、アップ/ダウンカウ
ンタ7に入力されると、位相φが位相θに追従して変化
し、次のクロックでは新しいφをアドレスとしたcos
φ、sinφがROM8a、8bから読出される。
【0030】つまり、この発明の内挿装置は、引算器3
の出力Eが常にほぼゼロになるように位相ロックをかけ
るようにしている。位相ロックからのずれが、アップパ
ルス、ダウンパルスとして、図示されないカウンタやサ
ーボ回路等に入力される。
【0031】図2は、位相φをアドレスとしたROM8
a内の記憶内容の模式図である。この場合、ROMは4
ビットアドレスとすると、位相φに基いて位相角360
°回転の16の区分(図2に於いて0〜15の数字で区
別されている)に分割される。そして、例えば出力を8
ビットとすると、アドレスnに対する内挿データの値da
taは data=cos((360/16)・n)・127 により求められる。
【0032】また、ROM8b内の記憶内容についても
同様にして求めることが可能である。このように、RO
M8a、8bのアドレスを位相とし、正弦、余弦を内挿
データとする構成をとることができるので、高分割にな
ってもアドレス空間には余裕が生じる。また、位相ずれ
をsin(θ−φ)の形で検出し、これがゼロになるよ
うに制御するため、A相信号、B相信号の振幅が変化し
ても影響が少なくなる。例えば、振幅が半分になると、
Xがほぼ0のとき、sinXがほぼXであることから、
位相分解能が2倍となるにすぎず、測長値に累積される
ことはない。
【0033】更に、アップパルス、ダウンパルスは、基
本的に位相θの変化に対しクロックに同期してリアルタ
イムに出力されるが、電気的ノイズ等によりクロックを
上回るような信号が入ってもカウントミスは発生せず、
図示されないが後段の測長カウンタやサーボ回路等には
ノイズの影響を伝えないため、必要な帯域のみを遅れな
く伝達することが可能となる。
【0034】以上のような効果が、従来のエンコーダ内
挿装置に対して、回路規模を特別変えることなく実現す
ることができる。次に、この発明の第2の実施の形態を
説明する。
【0035】図3は、この発明のエンコーダ内挿装置の
第2の実施の形態を示す構成図である。尚、以下に述べ
る実施の形態に於いて、上述した第1の実施の形態と同
一の部分には同一の参照番号を付してその説明を省略す
るものとする。
【0036】この第2の実施の形態は、正弦波信号の振
幅変化に対して、上述した第1の実施の形態よりも更に
考慮された構成となっている。図3に於いて、振幅を算
出する演算器10が、ここでは乗算型D/Aコンバータ
による乗算器11a、11b及び加算器12により構成
されている。
【0037】すなわち、乗算器11aの基準電圧入力端
子ref にエンコーダ1からのA相信号(Rsinθ)が
入力され、ROM8bの出力sinφと乗算される。ま
た、乗算器11bの基準圧力入力端子ref にエンコーダ
1からのB相信号(Rcosθ)が入力され、ROM8
aの出力cosφと乗算される。
【0038】これら2つの乗算結果が、加算器12によ
り加算される。すると、この加算結果は R・cosθ・cosφ+R・sinθ・sinφ=R
cos(θ−φ) となる。上述したように、(θ−φ)はほぼ0であるた
め、Rcos(θ−φ)の値はほぼRとなる。したがっ
て、加算器12の出力、すなわち演算器10の出力は、
振幅Rに等しいとすることができる。
【0039】演算器10の出力Rは、コンパレータ4a
及び4bの基準電圧を決定しているレベル設定部13に
供給される。このレベル設定部13に演算器10内の加
算器12の加算結果Rを入力させることで、振幅Rに比
例して基準電圧Vref が変わるようになっている。
【0040】上記レベル設定部13は、分圧抵抗R11、
R12及び分圧抵抗R21、R22、インバ―タ14により構
成されている。そして、例えば、基準電圧Vref は、次
のようにして求められる。 Vref =(R11/(R11+R12))・R このようにすれば、位相分解能は、正弦波信号の振幅に
関わらず常に高分解能を保つことができる。
【0041】更に、図4は、この発明のエンコーダ内挿
装置の第3の実施の形態を示す構成図である。図4に於
いて、エンコーダ1の出力であるA相信号及びB相信号
は、ゲインコントロールアンプ16a及び16bを介し
て乗算器2a及び2bに供給される。また、演算器10
の出力Rは、ゲイン設定部20内の割算器21に供給さ
れる。この割算器21では、上記出力(振幅)Rが所定
の振幅rとなるように、演算がなされる。この割算器2
1の演算出力が、上記ゲインコントロールアンプ16a
及び16bに供給される。
【0042】このように、第3の実施の形態は、上述し
た第2の実施の形態と同様にして得られた振幅Rが、所
定の振幅rとなるように、A相信号及びB相信号の振幅
をゲインコントロールすることも可能である。この場合
は、ゲイン設定部20にてr/Rが算出されて、この算
出された値がゲインコントロールアンプ16a及び16
bのゲインとされることで、乗算器2a及び2bへの入
力正弦波の振幅が一定に保たれる。
【0043】これにより、上述した第2の実施の形態と
同様の効果を得ることができる。尚、この発明の上記実
施態様によれば、以下の如き構成を得ることができる。
すなわち、 (1) 長さ若しくは角度に応じた、互いに90度位相
の異なる距離に換算可能な信号を出力するエンコーダ
と、生成されるべく追従信号と上記距離に換算可能な信
号とを乗じる第1及び第2の乗算器と、上記第1及び第
2の乗算器の出力を加減算する加減算器と、この加減算
器の出力を所定の第1及び第2の閾値と比較し、この比
較結果に応じて第1及び第2の状態信号を出力する第1
及び第2のコンパレータと、上記第1及び第2のコンパ
レータから出力される第1及び第2の状態信号をアップ
パルス/ダウンパルスとしてカウントするカウンタと、
このカウンタのカウント値に対応する上記追従信号が記
憶された記憶素子とを具備することを特徴とするエンコ
ーダ内挿装置。
【0044】(2) 上記(1)に記載のエンコーダ内
挿装置に於いて、上記記憶素子は、上記カウンタのカウ
ント値に基いて位相角360°回転の所定の区分に分割
された、アドレスに対する正弦及び余弦データを記憶す
ることを特徴とするエンコーダ内挿装置。
【0045】(3) 上記(2)に記載のエンコーダ内
挿装置に於いて、上記距離に換算可能な信号の振幅を算
出する演算器と、上記振幅に応じて、上記コンパレータ
の閾値のレベルを変化させるレベル設定手段と、を更に
具備することを特徴とするエンコーダ内挿装置。
【0046】(4) 上記(2)に記載のエンコーダ内
挿装置に於いて、上記距離に換算可能な信号の振幅を算
出する演算器と、上記距離に換算可能な信号のゲインを
制御するゲインコントロールアンプと、上記振幅に応じ
て、上記ゲインコントロールアンプのゲインを決定する
ゲイン設定手段とを更に具備することを特徴とするエン
コーダ内挿装置。 (5) 上記距離に換算可能な信号は正弦波信号で構成
されることを特徴とする上記(3)及び(4)に記載の
エンコーダ内挿装置。
【0047】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、リアル
タイム性を損なわず回路規模等も変えずに、比較的容易
に高分割化が可能なエンコーダ内挿装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエンコーダ内挿装置の第1の実施の
形態を示す構成図である。
【図2】位相φをアドレスとしたROM8a内の記憶内
容の模式図である。
【図3】この発明のエンコーダ内挿装置の第2の実施の
形態を示す構成図である。
【図4】この発明のエンコーダ内挿装置の第3の実施の
形態を示す構成図である。
【図5】従来のエンコーダ内挿装置を説明するもので、
記憶セルを256個有した記憶器の模式図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ、 2a、2b、11a、11b 乗算器、 3 加減算器(減算器)、 4a、4b コンパレータ、 6a、6b アンドゲート、 7 アップ(UP)/ダウン(DOWN)カウンタ、 8 記憶素子、 8a、8b ROM、 10 演算器、 12 加算器、 13 レベル設定部、 14 インバ―タ、 16a、16b ゲインコントロールアンプ、 20 ゲイン設定部、 21 割算部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ若しくは角度に応じた、互いに90
    度位相の異なる距離に換算可能な信号を出力するエンコ
    ーダと、 生成されるべく追従信号と上記距離に換算可能な信号と
    を乗じる第1及び第2の乗算器と、 上記第1及び第2の乗算器の出力を加減算する加減算器
    と、 この加減算器の出力を所定の第1及び第2の閾値と比較
    し、この比較結果に応じて第1及び第2の状態信号を出
    力する第1及び第2のコンパレータと、 上記第1及び第2のコンパレータから出力される第1及
    び第2の状態信号をアップパルス/ダウンパルスとして
    カウントするカウンタと、 このカウンタのカウント値に対応する上記追従信号が記
    憶された記憶素子とを具備し、 上記記憶素子は、上記カウンタのカウント値に基いて位
    相角360°回転の所定の区分に分割された、アドレス
    に対する正弦及び余弦データを記憶することを特徴とす
    るエンコーダ内挿装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエンコーダ内挿装置に
    於いて、 上記距離に換算可能な信号の振幅を算出する演算器と、 上記振幅に応じて、上記コンパレータの閾値のレベルを
    変化させるレベル設定手段と、 を更に具備することを特徴とするエンコーダ内挿装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のエンコーダ内挿装置に
    於いて、 上記距離に換算可能な信号の振幅を算出する演算器と、 上記距離に換算可能な信号のゲインを制御するゲインコ
    ントロールアンプと、 上記振幅に応じて、上記ゲインコントロールアンプのゲ
    インを決定するゲイン設定手段とを更に具備することを
    特徴とするエンコーダ内挿装置。
JP20458097A 1997-07-30 1997-07-30 エンコーダ内挿装置 Withdrawn JPH1151698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8384014B2 (en) 2010-10-27 2013-02-26 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Interpolation method and device for increasing the resolution of encoders

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8384014B2 (en) 2010-10-27 2013-02-26 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Interpolation method and device for increasing the resolution of encoders

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