JPH11514169A - 適応型利得制御装置 - Google Patents

適応型利得制御装置

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JPH11514169A
JPH11514169A JP9505069A JP50506997A JPH11514169A JP H11514169 A JPH11514169 A JP H11514169A JP 9505069 A JP9505069 A JP 9505069A JP 50506997 A JP50506997 A JP 50506997A JP H11514169 A JPH11514169 A JP H11514169A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、高速デジタル通信システムにおける、高精度で偏りのない適応型利得制御を提供する。データ通信チャネルを通じて送信される複数のシンボルの各各を受信する確率を、当該データ通信チャネル上で用いられる所定の通信プロトコルに対して判定する。各シンボルに判定した確率に基づいて、適応利得制御調節係数を、各シンボルに確定する。実際の通信の間、データ通信チャネルを通じて送信されるシンボルを検出し、この検出されたシンボルに対して確定した調節係数を用いて、適応利得制御値を選択的に調節する。これに応じて、本発明の一実施例による適応利得制御の更新は、受信シンボルの大きさにしたがって、適応利得制御値の増分および減分を行うために異なるステップ・サイズを用いる

Description

【発明の詳細な説明】 適応型利得制御装置 発明の分野 本発明は、通信チャネルを通じてデータ・シンボルを送信するデータ通信に関 し、更に特定すれば、受信シンボルの振幅を適応的に調節する適応型利得制御方 法および装置に関するものである。 発明の背景 統合サービス・デジタル・ネットワーク(ISDN)のような遠隔通信システ ムは、既存の電話線を通じて、符号化されたフォーマットで情報を送信する。二 進情報を符号化するためには、各々特定のシンボル分布を有する数種類の異なる デジタル回線符号の1つを用いればよい。その最も単純な形態では、回線符号化 は、異なる信号レベルを用いて、送信される各個別信号を符号化する。コンピュ ータ・システムにおける符号化に共通の形態は、通信リンクを通じ、二進数の1 には3ボルトのような正電圧レベル、二進数の0にはほぼ0ボルト・レベルを用 いた、オン/オフ符号であるが、電力に関しては、電圧レベルは等しいが0ボル トに対して対称的に均衡化した差を用いて二進データを符号化する方が効率的で ある。例えば、ISDNでは、2−二進1−四元(2B1Q:2-binary,1-quat ernary)回線符号を用いている。これは、4レベルのパルス幅変調(PAM)の 非冗長符号を採用している。送信すべき情報の二進ビットの各対は、四元シンボ ル(−3,−1,+1,および+3)に変換される。例えば、「00」は−3に 符号化され、「01」は−1に符号化され、「10」は+3に符号化され、「1 1」は+1に符号化される。 ISDNのようなデジタル通信環境においては、デジタル情報は、所定のプロ トコルまたはフォーマットにしたがって送信される。一例としてISDNを用い ると、四元2B1Q回線符号シンボルはフレームに区分され、各フレームは、典 型的に、少なくとも同期フィールドとデータ・フィールドとを含む、所定のビッ ト・フィールドを収容する。データ・フィールド内の情報はフレーム毎に変化す るが、同期フィールド内の情報は、特定的な所定のシンボル・パターンを含み、 受信機がこれを用いて、メッセージを送る送信機との同期を取る。例えば、IS DNに用いるために指定されているU−トランシーバでは、各U−フレームは、 同期のための9個の四元シンボル・パターンのフィールドと、データのための1 11個の四元シンボルのフィールドとから成り、フレーム当たり合計120シン ボルとなっている。同期フィールド内の9個の四元シンボルは、(+3,+3, −3,−3,−3,+3,−3,+3,+3)というパターンで送信される。 同期フィールドには「1」という大きさを有する四元シンボルがないことに気 が付くであろう。したがって、シンボル−3,−1,+1,および+3が等しい 確率で分散されるデータ・フィールドにおけるシンボル分散とは異なり、同期フ ィールドは、「3」という大きさのシンボルのみを含む。したがって、各フレー ムにおいて「3」の大きさを有するシンボルを受信する確率(p3)は、 p3=[(120−9)/2+9]/120=129/240=0.5375 (1) となる。 受信したシンボルが1の大きさを有する確率P1は、 P1=[(120−9)/2]/120=111/240=0.4625 (2) と定義される。 したがって、各フレームごとに、「3」の大きさを有するシンボルを受信する 確率の方が高くなる。 理論上、U−トランシーバの受信機部分は、1および3の大きさに対応する振 幅値を有するシンボルを探しているが、実際には、送信経路上のひずみ、ノイズ 、およびその他の要因のために、受信シンボルの中には「1」とは異なる大きさ を有するものや、「3」とは異なる大きさを有するものがある。更に、受信信号 が「1」より小さい確率(P1/2)は、受信信号が「1」より大きい確率と同 じである。例えば、0.9および1.1は確率が等しい。同様に、受信信号の大 きさが「3」より小さい確率(P3/2)または「3」より大きい確率、例えば 、3.1および2.9も同一である。 適応型利得制御(AGC)は、受信シンボルの振幅レベルを適応的に調節し、 そのピーク・サンプル振幅および対応するシンボル基準振幅スレシホルドを等し くするために用いられている。この調節は、受信経路における利得の適合化、ま たはシンボル基準スレシホルドの適合化のいずれかによって行うことができる。 ISDNのような高速データ通信システムでは、AGC処理を精度高く行い、シ ンボルを適正に検出/識別することは非常に重要である。典型的に、受信シンボ ルに適用される適応型利得制御(AGC)値は、検出されたシンボルの大きさレ ベルに応じて、あるステップ量/増分量「μ」だけ増分または減分される。 AGCgain(t)=AGCgain(t−1)±μ (3) 利得値の同等な増分変化も、 AGC(t)gain=AGCgain(t−1)*(1±μ ) (4) を用いて表すことができる。 標準的なステップ・サイズを用い、受信シンボルが所定のシンボルの大きさ範 囲、即ち、2B1Q回線符号の例では1ないし3の間よりも小さい場合利得を多 少大きくするように調節し、受信信号の大きさがこの所定のシンボルの振幅範囲 よりも大きい場合、利得を多少小さくする。この範囲以内の大きさを有する受信 シンボルについては、その利得値には増加も減少も行わない。 定常状態のシステムでは、時間が進むに連れて、大きさ「1」を有するシンボ ルは、大きさ「3」を有するシンボルと同じ数だけ受信し、利得調節のステップ ・サイズ「μ」を固定値として利得値の増加または減少が可能であると想定する ことができる。しかしながら、通信プロトコル内の所定のシンボル・パターン、 即ち、このISDNの例では同期フィールドでは、「3」の大きさを有するシン ボルが「1」の大きさを有するシンボルよりも多い(outweigh)ので、この想定は 正しくない。このように大きさ「3」を有するシンボルが統計的にアンバランス に受信されることの結果として、適応利得値は、増分されるよりも減分される可 能性の方が高くなる。言い換えると、受信シンボルの大きさが「3」より大きい 回数(利得の減分または減少を必要とする)は、受信シンボルの大きさが「1」 より小さい回数(利得の増分または増加を必要とする)よりも多くなり、利得推 定値に偏りが生じる。このようなアンバランスは、受信シンボルの信号対ノイズ 比やトランシーバの同期処理ばかりでなく、シンボルの検出/識別にも悪影響を 及ぼす。 AGC値を更新するための従来の手法は、例えば式(3)および(4)からわ かるように、適用した回線符号の統計を考慮に入れている。これは、多くの場合 、AGC値の偏りを招く。したがって、シンボルの非対称的で確率的な分布を補 償する改良されたAGC手法が必要とされている。 発明の概要 本発明の目的は、受信シンボルに適用される適応利得制御値を精度高く調節す る、適応型利得制御方法および装置を提供することである。本発明の別の目的は 、利得を調整する際、受信シンボルのアンバランスを補償し、バイアスされない 適応利得制御値が得られる、適応型利得制御方法および装置を提供することであ る。本発明の更に別の目的は、シンボルの非対称的で確率的な分布を補償する、 改良されたAGCを提供することである。 本発明は、デジタル通信プロトコル、フレーム・フォーマット等のような既知 のシンボル分布を利用し、受信シンボルに適用する適応利得に高精度で偏りのな い調節を行うことによって、これらおよびその他の目的を満たすと共に、他の適 応型利得制御技法の欠点を克服するものである。したがって、本発明による適応 型利得制御更新は、受信シンボルの大きさに応じて適応利得制御値の値を増分お よび減分するために、1つ以上の異なるステップ・サイズを用いる。 最初に、データ通信チャネル上を送信される複数のシンボルの各々を受信する 確率を、当該データ通信チャネル上で用いられる所定の通信プロトコルに対して 判定する。各シンボルに対して判定された確率に基づいて、これらシンボルの1 つ以上について、利得調節係数を確定する。通信が開始したときに、データ通信 チャネルを通じて送信されるシンボルを検出し、現在検出されたシンボルに対し て確定した調節係数を用いて、利得値を選択的に調節する。 通信システムが2つの異なる大きさを有する1組のシンボルを含み、(通信プ ロトコルに基づいて)第1のシンボルの大きさが第2のシンボルの大きさに関連 する発生確率よりも大きな関連する確率を有すると仮定すると、第1のシンボル に対して確定した調節係数は、第2のシンボルに対して確定した調節係数よりも 小さくなる。その後、シンボルを検出した場合、その大きさを判定し、この大き さを種々のシンボルの大きさのスレシホルド・レベルと比較する。受信シンボル の大きさが所定のスレシホルド範囲内にある場合、現適応利得値の調節は行わな い。一方、受信シンボルの大きさがこの所定範囲の外側にある場合、当該シンボ ルの大きさに対して特定的に決定した調節係数に基づいて、利得値を変化させる 。 本発明によれば、通信経路上を送信される複数のシンボルの既知の分布から判 定されるシンボルの大きさの受信確率に基づき、調節係数を用いてAGC利得値 を変化させる。このようにして、本発明は、1つ以上のシンボルに対する偏りを 補償することにより、一層精度および信頼性が高いシンボルの検出を達成する。 本発明の特徴および利点のよりよい理解は、本発明の原理を利用した例示の実 施例を示す、以下の本発明の詳細な説明および添付図面を参照することにより得 ることができよう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明を適用可能な環境の一例である、統合サービス・デジタル・ネ ットワーク(ISDN)を示す、システム・レベルの図である。 図2は、本発明の例示実施例による適応型利得制御装置を採用した、トランシ ーバの一例の機能ブロック図である。 図3は、本発明の例示実施例による適応型利得制御装置の機能ブロック図であ る。 図4は、図3に示した適応型利得制御装置のステップ制御および利得更新要素 に特に関係する機能ブロック図である。 図面の詳細な説明 以下の説明では、限定ではなく説明の目的のために、本発明の完全な理解が得 られるように、特定の回路、インターフェース、技法等のような、具体的な詳細 について説明する。しかしながら、本発明は、これらの具体的な詳細から逸脱し た他の実施例でも実施可能であることは、当業者には認められよう。その他の場 合には、不必要な詳細によって本発明の説明が曖昧にならないように、公知の方 法、装置、および回路に関する詳細な説明は省略する。 図1は、本発明を適用可能な、データ通信環境、即ち、統合デジタル・サービ ス・ネットワーク(ISDN)10の全体的なブロック図を示す。建物12は、 例えば、S−トランシーバ(図示せず)を介して、U−トランシーバ20にロー カル・エリア・ネットワークを通じてリンクされている、電話加入者(16およ び18)ならびにデータ加入者(パーソナル・コンピュータ14)を含むものと することができる。U−トランシーバ20は、二線「ループ」送信線22によっ て、電話交換およびサービス・ネットワーク24における他のU−トランシーバ 26に接続されている。電話交換およびサービス・ネットワーク24は、デジタ ル交換およびその他のメッセージ送信/呼処理サービスを提供する。U−トラン シーバ20および26によって実行されなければならない重要な機能の1つは、 送信線22上を送信されるシンボルの正確な検出である。これは、受信シンボル に適用される適応利得値に対する高精度で偏りのない調節に部分的に左右される 。 例示および説明の目的のためのみに、本発明は、以下、U−トランシーバ、2 B1Q回線符号、および背景の章で既に説明した120シンボル・フレーム・フ ォーマット(同期フィールドに9シンボル、データ・フィールドに111シンボ ル)を用いる、ISDNネットワークに関連付けて説明することにする。しかし ながら、当業者には認められるように、本発明は、他のタイプの通信ネットワー ク、他のタイプの回線符号/シンボル、および他のデジタル通信プロトコルにも 適用可能である。 図2に、U−トランシーバ40を機能ブロック図形態で示す。U−トランシー バ40は、二進データ対を対応する四元シンボルに符号化するための、2B1Q 符号化器のような、符号化器44に接続されている、送信データ入力ポート42 を含む。符号化器44の出力は、エコー・キャンセラ52、および送信データ出 力ポート46に接続されている。送信シンボルは、従来のハイブリッドおよび変 圧器(transformer)47を介して、送信ループに接続される。受信データ入力ポ ート48は、送信ループ上を送信されてきたシンボル、およびハイブリッド47 を通じて送信データ出力ポート46から送信されるシンボルのエコーを受信する 。受信データ入力ポート48からの出力は、受信フィルタ50によって濾波され 、濾波された信号はエコー・キャンセラ52に入力される。受信フィルタ50は 、受信パルス波形の「テールの短縮」(“shortening the tail”)を含む、受信 状態 を改善するように設計されている。 送信され符号化器44から出力されたばかりのシンボル・シーケンスは、従来 からのエコー・キャンセラ52において、受信シンボル・シーケンスに混入して いる、送信されてきたばかりのシンボル・シーケンスのエコーを打ち消すために 用いられる。エコー・キャンセラ52の出力(AGCin)は、適応型利得制御装 置54によって処理される。適応型利得制御装置54は、AGC出力信号AGCout をフィルタ56に供給する。利得を適切に調節した後、AGC出力信号は( 少なくとも理論的には)続いて受信されるシンボルに対して適切な所望の振幅値 に調節されたシンボル振幅を表す。フィルタ56は、当業者には認められるよう に、本質的に、受信し利得を調整したパルスの「先駆」部分(precursor portion )を抑制するものである。フィルタ56の出力は、減算器58において、等化器 66の出力と組み合わせる。等化器66は、本質的に、受信シンボルの「後駆テ ール」(post cursor tail)をモデル化する。その結果、減算器の出力は、本質的 に、検出器60によって(+1,−1,+3,または−3として)識別されると 共に、適応型利得制御装置54にフィードバックされた受信シンボルとなる。検 出シンボルは、復号器62において二進ビットに復号され、受信データ出力ポー ト64に転送される。 U−型(およびその他の)トランシーバのタイミングおよび動作の詳細は一般 的に既知であり、精度の高い適応型利得制御(AGC)およびAGCを用いる用 途に関連する本発明の理解には必要ではない。したがって、以下の説明は、適応 型利得制御装置54の動作に照準を当てることにする。しかしながら、先に与え たトランシーバ40の概略説明から、当業者は、適応型利得制御装置54の出力 AGCgainがシンボルの検出およびトランシーバの同期動作に大きな影響を与え ることを容易に認めることができよう。精度が高く偏りのないAGCの調節は、 高速データ通信における成功のための重要な部分であることは明らかである。ま た、当業者は、アナログ/デジタル変換器のダイナミック・レンジを改善するた めには、AGC54を配置するのは、例えば、アナログ・フロント・エンドを含 む、トランシーバの他の部分でもよいことも認めよう。AGC54は、デジタル 信号プロセッサにも実施可能である。 図3は、本発明を実施する際に使用可能なトランシーバ40の適応型利得制御 装置54の機能ブロック図である。受信シンボルは、(先駆フィルタ56におい て)濾波され、(等化器66において)等化されて、検出器60による識別/検 出の準備が整っており、適応型利得制御装置54内の絶対値検出素子70にもフ ィードバックされ、シンボルの大きさを判定する。ここでも、+1,−1,+3 ,−3に対応するシンボルを含む2B1Q回線符号を想定する。検出されたシン ボルの大きさは、スレシホルド比較部72において、「1」および「3」のスレ シホルドと比較される。シンボルの大きさを比較して、それが(1)1より小さ いか、(2)3より大きいか、または(3)1以上であり3未満であるかを判定 する。シンボルの大きさが1以上で3未満である場合、スレシホルド比較部72 は、ホールド信号(H)を出力する。これは、適応利得制御値は増加も減少もさ れなかったことを意味する。シンボルの大きさが1より小さい場合(利得を増加 させ、シンボル検出器が認識する所望のシンボル1の大きさまで、シンボルの大 きさを引き上げる必要がある)、スレシホルド比較部72は、増加信号(I)を 出力する。最後に、シンボルの大きさが3より大きい場合(利得を、シンボル検 出器が認識する所望のシンボル3の大きさに引き下げる必要がある)、スレシホ ルド比較素子72は減少信号(D)を出力する。 受信したスレシホルド比較信号がH,I,またはDのどれであるかにしたがっ て、ステップ制御部74は、適切な利得調節値を利得更新部76に発生し、AG Cgain信号を乗算器78に出力する。AGC調節係数を用いて、必要であれば、 受信シンボルに適用される現利得値AGCgainを調節する。出力AGCout信号 は、その振幅/大きさが標準的なシンボルの大きさに調節された受信シンボルで ある。 図3に示す例示実施例では、利得調節信号(即ち、AGCgain信号)は、 上述のAGC利得調節式(4)による±μ*AGCgainという形状を取る。勿論 、調節係数が式(3)にしたがって現AGC値に加算されるのであれば、この係 数も単に±μとすることができる。AGCgain信号は、利得更新部76およびス テップ制御部74にもフィードバックされる。AGCgain値は、乗算器78にお いて、入力信号AGCinと乗算され、AGCout信号を発生する。 ステップ制御回路74は、シンボルの大きさ各々に対して、異なるステップ・ サイズ値、例えば、μ値を保持する。2B1Q回線符号および標準的なISDN データ通信プロトコルを採用した我々の例の場合、各U−フレームは、同期に用 いられる9シンボルのパターンを含み、これらのシンボルの全てが3の大きさを 有する。したがって、同期フレームは、3の大きさを有するシンボルに偏ってい る。120シンボルのU−フレームの残りを形成する111個のデータ・シンボ ルは、対称的な確率分布を有する。即ち、このフレーム内のこれら残りの111 シンボルのシンボル分布は、等しい確率で、−3,−1,+1,および+3とな る。全体として、そして背景の章で詳細に述べたように、大きさ3を有するシン ボルを受信する確率は、P3=0.5375に等しく、大きさ1を有するシンボ ルを受信する確率は、P1=0.4625に等しい。 この非対称的確率分布にも拘わらず、AGCgain値の調節が各大きさのシンボ ルを受信する確率を反映するのであれば、シンボル・レベルは適正に調節するこ とができる。殆どのAGCシステムは、固定の増分ステップ値即ちサイズμを用 いてAGCgain値を調節するので、以後本発明はステップ・サイズの調節に関し て説明する。利得を減少させるため、即ち、3より大きいシンボルの大きさに対 して利得を調節する場合のステップ・サイズは、利得を増加させるため、即ち1 より小さいシンボルの大きさに対して利得を調節する場合のステップ・サイズよ りも小さい。シンボルの大きさが3未満で1以上の場合は、利得の調節を行わな いことを思い出されたい。異なるステップ・サイズによって、大きさ3を有する シンボルの方が、大きさ1を有するシンボルよりもを受信する確率が大きいため にAGC値を減少させる傾向のある統計の補償を行う。 これら2つの異なるステップ・サイズ(利得調節係数)を実施し、偏りなくA GCgain値を調節するための技法には、多数の異なるものがある。例えば、スレ シホルド比較部72の出力信号(D,I,H)をステップ制御部74が用いて、 データ送信システムにおいて用いられている既知の信号分散/プロトコルに基づ いて、各シンボルの大きさに対して以前に決定された適切な利得ステップ・サイ ズμ、即ち、現利得値を減少させるためのステップ・サイズ(μdecrease)およ び利得値を増加させるためのステップ・サイズ(μincrease)を選択することが できる。次に、スレシホルド出力の比較に基づいて、ステップ制御部74は、以 下にしたがって、適切な「利得調節」信号を発生する。 利得調節=AGCgain*μs (5) ここで、μsは、検出されたシンボルに対応する調節係数であり、検出されたシ ンボルに応じて変化する。 したがって、加算器80の出力における利得値AGCgainは、以下の式(上述 の式(4)と同様)にしたがって調節される。 AGCgain=利得調節+AGCgain (6) 式(6)において、標準的な式(4)とは逆に、ステップ・サイズは固定されて おらず、代わりに可変となっており、既に上述したような通信プロトコルの既知 の信号分布にしたがって、予め決定しておく。例えば、AGCgainを減少させる 場合、1ステップ・サイズを用い、AGCgainを増加させる場合、他のステップ ・サイズを用いる。 好ましくは、本発明は、デジタル信号処理技法を用いて実施する(が、必須と いう訳ではない)。デジタル信号処理の場合、オーバーヘッドの高い乗算処理を 避け、代わりに、可能であれば、加算/減算/シフト処理を用いることによって 、データ処理資源を最少に抑えることが望ましい。式(5)の計算は、利得を更 新/調節する毎に、乗算処理を必要とする。したがって、他の好適な例示実施例 では、本発明は、乗算処理を必要とせずに、各大きさを有するシンボルを受信す る確率を反映した、AGC値を調節する適切なステップ・サイズ調節係数を発生 するための有利な技法を用いる(が、必須ではない)。 1より小さい受信シンボルの大きさに対応するステップ・サイズμincreaseと 、3より大きい受信シンボルの大きさに対応するステップ・サイズμdecreaseと の間の比は、以下のように、各大きさを有するシンボルを受信する確率を反映し なければならない。 μincrease/μdecrease=(P3/2)/(P1/2)=1.162 (7) 勿論、このような確率比は、他のタイプの符号およびプロトコルに対しても同様 に、容易に定義することができる。 数学的に、μincreaseは、以下のように、2の指数係数によって変形した増分 ステップ・サイズμとして表すことができる。 μincrease=(μ+μ2-i)=μ(1+2-i) (8) ここで、μは(従来のAGCにおいて用いられているような)固定利得調節ステ ップ・サイズである。同様に、μdecreaseは、2の指数係数によって減分された 標準的なステップ・サイズとして表すことができる。 μdecrease=(μ−μ2-j)=μ(1−2-j) (9) 以下の表1は、指数iおよびjの適切な値を選択することによって、どのよう に2B1Q回線符号に対する比 μincrease/μdecrease=(1+2-i)/(1−2-j)=1.162 (10) を近似可能であるかを示す。 μincreaseおよびμdecreaseの比を二進表現で(1+2-i)/(1−2-j)と して表すことにより、式(5)における乗算を、1回のシフトおよび1回の加算 と交換することができ、これによってデータ処理資源の保存を図る。一例として 、AGC利得をμ=2-14の調節値と乗算すると仮定する。この乗算処理は、二 進デジタル処理環境では、現利得を、14の二進ビット位置だけシフトすること に対応する。同様に、μincreaseease=2-14+2-17(ここで、2-17はス テップ・サイズ調節係数である)は、2回のシフトおよび1回の加算に対応する 。まず、利得(または、その他の場合に増分量μと乗算したであろう他の数)を 、 14二進ビット位置だけシフトし、次いで、更に3ビット位置シフトした利得に 加算する。 μincrease=2-14 +2-17 =2-14(1+2-3) (11) これは、利得(またはその他の被乗数)を二進位置3つだけシフトすることに対 応する。例えば、図4におけるステップ制御74のμdを見ると、それをそれ自 体に加算し、その結果を14二進ビット位置だけシフトする。この後者の処理は 、μincreaseおよびμdecreaseの値を決定する際に有用である。即ち、 μincrease=2-14 +2-17 =2-14(1+2-3) (12) μdecrease=2-14 −2-17 =2-14(1−2-3) (13) であれば、AGC値の調節には、シフトおよび加算処理のみがあればよい。 ステップ・サイズの比を計算することにより、指数iおよびjの最良の選択を 行うことができる。以下に式(12)に示すように、iおよびj双方を3として 選択した場合、1.162には十分に近づかない。 iおよびj双方を4に選択した場合、 AGC値を増分および減分するためのステップ・サイズの比は、 に等しくなる。 1.13333は要求値である1.162とは多少異なるが、実際の用途の中に は、この値でも十分に近く、利得調節におけるバイアスを防止し、しかも乗算処 理をなくすことができるものもある。利得補正項は、AGC値が増分されるかあ るいは減分されるかには依存せず、双方の場合の補正項は、μ*AGC*2-4に 等しいので、このiおよびjの選択は特に興味深い。しかしながら、先の表1か ら、1.163の比率(1+2-3)/(1−2-5)は、2B2Q回線符号の確率 比に最も近く近似することがわかる。AGCの調節が増分に対する補正のための みに行われる、即ち、減分は標準的なステップ・サイズμを用いて行われるAG Cの実施態様では、確率比P3/P1は(1+2-3)によって、最も近く近似され る。同様に、AGCの調節が減分に対する補正のためのみに行われ、増分には標 準的なステップ・サイズμを用いる場合、確率比P3/P1は(1−2-3)によっ て、最も近く近似される。 背景において論じたように、デジタル通信システムの受信経路において信号レ ベルを適正に調節する問題は非常に重要である。何故なら、シンボル値を判断す るために必要なスレシホルドが永続的に設定されるからである。本発明は、デジ タル通信プロトコルの既知のシンボル分布を利用し、偏りのないAGCgainを達 成する、新規なAGC更新技法を提供する。通常、AGC値の増加および減少を 行うためには、異なるステップ・サイズ/調節係数を決定する。2B1Q回線符 号のように、2つのシンボルの大きさを用いるシンボル集合では、ステップ・サ イズの比は、受信シンボルの大きさが特定の大きさ、例えば、1または3である 確率の比に近似する。表1との関連において先に詳細に説明した例示の実施態様 は、少数の低電力デジタル処理計算のみで済む確率比の二進近似を用いる、実用 的な実施態様を提供する。この後者の特徴は、低コスト、低電力のVLSI回路 を用いて製造される高速データ通信システムにおけるトランシーバに用いること ができ、この場合、コストおよび電力が部分的にAGC値を更新する数値計算の 関数であるので、特に有利である。 以上、現在最も実用的かつ好適な実施例と考えられるものとの関連において本 発明を説明したが、本発明は、開示された実施例に限定されるものとして理解す べきでなく、逆に、添付の請求の範囲の精神および範囲に含まれる種々の変更や 等価な構成を包含することを意図するものである。例えば、本発明は、U−トラ ンシーバ、2B1Q回線符号、およびISDNプロトコル・フォーマットを用い て上述した例に限定される訳ではない。むしろ、本発明は、あらゆる既知の通信 プロトコルに適用可能であり、あらゆるデジタル通信環境において、AGC調節 のあらゆるタイプのシンボルの偏りを判定し補償することができる。以上、適応 利得制御に関連して本発明を説明したが、これは、利得を適合させる代わりに、 判断スレシホルドを適合させる適応型基準制御(ARC)技法にも等しく適用可 能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.デジタル通信システムにおいて、検出されたシンボルに適用される利得を 自動的に制御する方法であって、 (a)受信シンボルの大きさをスレシホルドと比較するステップと、 (b)前記比較ステップ(a)に基づいて、前記複数のシンボルの既知の分布 に基づいて、利得を自動的に変化させるステップと、 を有する方法。 2.前記既知の分布は、受信される各シンボルの確率を基準とする請求項1記 載の方法。 3.前記既知の分布は、所与の通信プロトコルに対して、受信される各シンボ ルの確率を基準とする請求項1記載の方法。 4.ステップ(b)は、更に、利得増加または利得減少の第1の確率に関連す る第1のステップ・サイズを用いて前記利得を増分し、利得増加または利得減少 の第2の確率に関連する第2の異なるステップ・サイズを用いて前記利得を減分 することを含む請求項1記載の方法。 5.前記第1および第2ステップ・サイズの差が、前記複数のシンボルの既知 の分布による前記第1および第2シンボルの一方に偏った前記利得の変動を補償 する請求項4記載の方法。 6.第1の大きさを有する第1シンボルは、統計的に、第2の大きさを有する 第2シンボルよりも検出される可能性が低いと判定され、前記統計的判定の結果 として、前記第1ステップ・サイズは前記第2ステップ・サイズよりも大きい請 求項4記載の方法。 7.ステップ(b)は、更に、前記利得を増加または減少させる第1の確率に 関連する第1調節値を用いて前記利得を増加させ、前記利得を増加または減少さ せる第2の確率に関連する第2の異なる調節値を用いて前記利得を減少させるこ とを含む請求項1記載の方法。 8.前記第1および第2調節値の選択的適用により、前記複数のシンボルの既 知の分布による前記第1および第2シンボルの一方に偏った前記利得の変動を補 償する請求項7記載の方法。 9.第1の大きさを有する第1シンボルは、統計的に、第2の大きさを有する 第2シンボルよりも検出される可能性が低いと判定され、前記統計的判定の結果 として、前記第1調節値は前記第2調節値よりも大きい請求項7記載の方法。 10.ステップ(a)は、 受信シンボルの大きさが所定範囲内にあるか否かについて判定を行うステップ と、 前記受信シンボルの大きさが前記所定範囲内にある場合、前記利得を現利得値 に維持するステップと、 前記受信シンボルの大きさが前記所定範囲外にある場合、ステップ(b)を実 行するステップと、 を有する請求項1記載の方法。 11.データ通信チャネルを通じて送信される複数のシンボルを受信する受信 機を含むデータ通信システムにおいて、前記受信機を動作させる方法であって、 所定の通信プロトコルに対して、各シンボルを受信する確率を判定するステッ プと、 各シンボルに関連する前記確率に基づいて、前記シンボルの各々に対応する調 節係数を確定するステップと、 前記データ通信チャネル上を送信されるシンボルを検出するステップと、 受信シンボルに適用される利得値を選択的に調節し、前記検出シンボルに対し て確定した調節係数を用いて、シンボル値を調節するステップと、 を有する方法。 12.第1シンボルが、第2シンボルに対する関連する確率よりも大きな関連 する確率を有し、前記第1シンボルに対して確定した前記調節係数は、前記第2 シンボルに対して確定した前記調節係数よりも小さい請求項11記載の方法。 13.前記検出ステップは、更に、 前記検出シンボルの大きさを判定するステップと、 前記判定したシンボルの大きさを、1つ以上のスレシホルドと比較し、前記利 得値を調節すべきか否かについて判定を行い、調節すべき場合、前記利得値を増 加させるのかあるいは減少させるのかについて判定を行うステップと、 を含む請求項11記載の方法。 14.前記利得値は、以下の、 AGCgain(t)=AGCgain(t−1)(1+μs ) にしたがって調節され、 ここで、AGCgain(t)は、検出されたシンボルに適用される利得値であり、 AGCgain(t−1)は以前に適用された利得値であり、μsは検出されたシン ボルに対応する調節係数であり、前記検出されたシンボルに応じて変化する請求 項11記載の方法。 15.前記利得値を二進数として表すことを更に有し、 前記利得値は、少なくとも1つの調節係数に対応するビット・シフト数だけ、 前記二進数の利得値をシフトすることによって調節する請求項11記載の方法。 16.シンボル確率の所定の関係を用いて、各シンボルについてビット・シフ ト数を近似することを更に有する請求項15記載の方法。 17.前記関係は、前記利得値を増加させる前記第1シンボルを受信する確率 μ1の、前記利得値を減少させる前記第2シンボルを受信する確率μ2に対する 比であり、前記μ1/μ2の比は、(1+2-i)/(1−2-j)によって近似さ れ、iおよびjは整数である請求項16記載の方法。 18.通信チャネルを通じて送信されるシンボルの送受信を行うトランシーバ を含むデジタル・データ通信システムにおいて、 第1シンボルまたはシンボル列が、第2シンボルまたはシンボル列よりも頻繁 に受信することが予測可能な受信シンボルに適用される利得値を調節する際、所 定のデジタル通信プロトコルに対して、エラーを判定するステップと、 前記エラーを補償する可変調節係数を判定するステップと、 前記可変調節係数を用いて、受信シンボルに適用される利得を調節するステッ プと、 を有する方法。 19.前記デジタル通信プロトコルはフレーム型プロトコルであり、少なくと もいくつかのフレームが、第2シンボルまたはシンボル列よりも多い数の第1シ ンボルまたはシンボル列を含む、少なくとも1つのフィールドを有し、前記第1 シンボルまたはシンボル列を受信する確率の方が大きい請求項18記載の方法。 20.前記第1シンボルまたはシンボル列に対応する第1調節係数は、前記第 2シンボルまたはシンボル列に対応する第2調節係数よりも小さい請求項18記 載の方法。 21.通信経路を通じて、第1および第2の振幅を有するデジタル信号を送受 信する複数のトランシーバを含むデジタル通信システムであって、各トランシー バは、適応利得制御係数を複数の受信信号に適用する適応型利得制御装置を含み 、該適応型利得制御装置は、前記適応利得制御係数を増加または減少させる所定 の第1の確率、および前記適応利得制御係数を増加または減少させる所定の第2 の確率に基づいて、前記適応利得制御係数を自動的に変化させるデジタル通信シ ステム。 22.前記適応利得制御係数は、前記第1および第2の所定の確率の比にした がって決定される請求項21記載の適応型利得制御装置。 23.前記第1の確率は第2の確率よりも高く、対応する第1の適応利得制御 係数は、対応する第2係数よりも小さい請求項21記載の適応型利得制御装置。 24.適応型利得制御装置であって、該適応型利得制御装置によって受信され るシンボルが、第1の大きさを有するかあるいは第2の大きさを有するかにした がって、前記シンボルに適用する利得を選択的に調節する前記適応型利得制御装 置。 25.前記第1の大きさを有するシンボルが受信された場合第1係数、前記第 2の大きさを有するシンボルが受信された場合第2係数を用いて前記利得を調節 する請求項24記載の適応型利得制御装置。 26.適応型利得制御装置であって、該適応型利得制御装置によって受信され るシンボルに適用される利得を選択的に調節し、前記選択的な利得調節によって 、一方のシンボルよりも他方のシンボルを受信する確率が高い場合に発生する、 前記利得調節の際のエラーを補償する、前記適応型利得制御装置。 27.適応利得制御装置であって、該適応型利得制御装置によって受信される 、異なる大きさを有するシンボルに適用される利得を選択的に調節し、 受信シンボルの大きさを判定する絶対値検出器と、 前記シンボルの大きさに対してスレシホルド比較を実行し、前記利得を現在値 に維持するか、前記利得を第1の量だけ増加させるか、あるいは前記利得を第2 の異なる量だけ減少させるかを判定する比較器と、 前記比較器から出力を受信し、それに応答して、選択的に前記利得を前記現在 値に保持するか、前記利得を前記第1の量だけ増加させるか、あるいは前記利得 を前記第2の異なる量だけ減少させる制御部と、 を有する適応型利得制御装置。 28.前記利得は二進フォーマットで表され、前記制御部は、 前記第2の量に対応する所定数のシフト位置だけ前記二進利得値をシフトし、 第1シフト信号を生成する第1シフト・レジスタと、 前記第1の量に対応する他の所定数のシフト位置だけ前記第1シフト信号をシ フトし、第2シフト信号を生成する第2シフト・レジスタと、 前記第1シフト信号、前記第2シフト信号、およびヌル入力を受ける3つの入 力を有し、前記比較器からの出力にしたがって前記3入力の1つを選択するマル チプレクサと、 を含む請求項27記載の適応型利得制御装置。 29.前記第1および第2の量は、前記複数のシンボルの既知の分布に基づい て決定される請求項27記載の適応型利得制御装置。 30.前記第1および第2の量は、所定時間期間中に受信される各シンボルの 確率に基づいて決定される請求項27記載の適応型利得制御装置。 31.前記第1および第2の量は、所与の通信プロトコルに対して受信される 各シンボルの確率に基づいて決定される請求項27記載の適応型利得制御装置。 32.前記第1および第2の量の値は、前記利得を変化させる際に、前記複数 のシンボルの既知の分布による、前記第1および第2シンボルの一方に対する偏 りを補償する請求項27記載の適応型利得制御装置。 33.デジタル通信システムにおいて、検出されたシンボルに適用される利得 を自動的に制御する適応型利得制御であって、 受信シンボルの大きさが所定範囲内にあるか否かについて判定を行う手段と、 前記受信シンボルの大きさが前記所定範囲内にある場合、前記利得を現利得値 に維持する手段と、 前記受信シンボルの大きさが前記所定範囲の外側にある場合、前記複数のシン ボルの既知の分布に基づいて、前記利得を自動的に変化させる手段と、 を有する適応型利得制御。 34.適応型利得制御装置であって、該適応型利得制御装置によって受信され るシンボルに適用される利得を選択的に調節し、前記選択的利得調節が、前記利 得を増加させる確率または減少させる確率のいずれかの方が高い場合に発生する 、前記利得を調節する際のエラーを補償する前記適応型利得制御装置。
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