JPH11512632A - 液体の気化とそれにより得られたガスを計量する装置 - Google Patents

液体の気化とそれにより得られたガスを計量する装置

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JPH11512632A
JPH11512632A JP9514184A JP51418497A JPH11512632A JP H11512632 A JPH11512632 A JP H11512632A JP 9514184 A JP9514184 A JP 9514184A JP 51418497 A JP51418497 A JP 51418497A JP H11512632 A JPH11512632 A JP H11512632A
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JP9514184A
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ホルムストランド,ニクラス
ニーマン,ルネ
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ダテックス エングストレーム アーベー
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Abstract

(57)【要約】 液状の麻酔薬を気化し、例えば、これにより得られたガスを新規ガスの流れへ計量供給する装置。装置は、気化される液体の加圧された供給源(2)、気化室(16)、加熱部材(32)、および流体誘導部材(20)から構成している。気化室(16)は伸長した気化ハウジング(4)内に収容され、その下部分(6)は、液供給源からの液体の入口(8)を有する。計量された状態で新規ガスの流れへガスを供給する部材(20)は、気化ハウジングの上部分(22)へ接続されかつ計量バルブ(18)を有する計量ハウジングから成っている。高温ハウジング部分を形成するため、加熱部材(32)が、気化ハウジングの中間部分(34)の外側に配置されている。このハウジング部分は、底部において入口(8)と通じ、下部の熱絶縁ハウジング部分(36)を経ても通じており、それは上部において上部分(22)へ接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】 液体の気化とそれにより得られたガスを計量する装置 本発明は、本請求の範囲請求項1の前文に明記されたタイプの装置に関する。 この装置は、特に麻酔装置において、液体、特に液状の麻酔薬を気化し、これ により得られたガスを計量して新規ガスの流れへ供給しようとするものである。 本装置は、好適には、一定圧力の下で、気化される液体の供給源、その供給源と 通じ、加熱部材を有する気化室、および計量バルブを備え、ガスを計量された状 態で前記室から新規ガスの流れへ送るように設計された流体誘導部材から成って いる。技術の現状 上述のタイプの気化室に関し、一般的原理では、気化室が、ガスを計量して麻 酔装置内の新規ガスの流れへ供給するとき、液状の麻酔薬である当該の液体が送 られて、新規ガスの流れへ計量される空洞または閉じた空間を構成している。気 化の基本的原理は、当該の液体が、沸騰されることにより蒸発され、その結果、 100%飽和蒸気が得られる。液体は沸騰され(蒸発)、蒸気は圧力を受けるの で、計量ガスが新規ガスの流れへ誘導される流路のバルブを開けることにより、 蒸気はガス状で新規ガスの流れへ供給される。従って、蒸気が新規ガスの流れへ 計量された後にのみ、発生した蒸気(ガス)が冷却されることが、この点で重要 である。そのような場合、あるいは、蒸気は凝縮され、すなわち、液体が蒸気の ように新規ガスの流れへ供給され、これによって、新規ガスの蒸気圧が予想外に 非常に高くなる。 前文で説明したタイプの既知の装置の例に関し、欧州特許の明細書02315 13に記載された計量と気化の装置を参照することが出来る。この既知の装置は 、特に、麻酔装置内の新規ガスの流れへ麻酔ガスを送るように設計されている。 この装置は、一定圧のガス源、気化される液体を内蔵しているもう一つのガス源 、気化室、ガスが室から他のガス(これはこの明細書が麻酔ガス装置と関係して いる)と混合される混合点へ送られる液体計量流路、およびバルブ装置の制御バ ルブの計量ストローク毎に処方された投与量のガスを送るように配置されたバル ブ装置から構成している。この既知の計量/気化装置の明確な特徴は、気化室が 一定圧に維持され、制御可能な加熱器により、液体源から気化室へ送られた液体 が直接に気化される主流路にあるようになっている温度に維持される要素に設計 されていることであり、 従って、平衡状態に到達すると、計量流路のバルブ装置により処方され、計量さ れるより多くの液体は、液体供給源気化室へ送られない。 同様な医学技術の適用を目的とした既知の計量装置の他の例は、米国特許52 43973に記載されている。発明の目的 本発明の主な目的は、室の下部(液相を含む)と室の上部(気相を含む)との 間に位置する、気化室内の変動する液面が、気化室内で実質的に一定の高さに維 持される装置を使用可能にすることである。 本発明によりこの問題に提供される解決の基本的な考えは、気化室が、簡単な 手段により制御/モニターされる明確に形成されたゾーンが、気化室が収容され ている気化ハウジング内の中間領域において得られるように設計されていること である。 本発明の第二の目的は、気化ハウジングが、構造上簡単で信頼性のある方法で 、気化室内の液面の高さの変動が容易に検出されるように設計されることであり 、気化ハウジング(および、それと共に気化室)が、気化室が室の縦軸方向の寸 法よりかなり小さい横方向の寸法を有するように、比較的伸長した構造を有する ことが出来ることにより、これが容易に行われる。発明の開示 本発明により、上述の目的は、前文に明記された装置が特許請求の範囲の請求 項1に明記された特徴により達成される。 本発明をさらに発展した、多様な立脚点から最適問題解決へ寄与する特徴が、 従属請求項2〜8に記載されている。 本発明により、構造上の実施態様が選択され、その実施態様には、気化室が伸 長した気化ハウジング内に収容され、液供給源からの液体の入口を備えた下部分 を有し、伸長ガスの流れへ計量された状態でガスを供給する部材が、気化ハウジ ングの上部分へ接続された、少なくとも一つの計量バルブを有する計量ハウジン グから成っている。加熱部材が、この場合、上述の明確な温度範囲を設定する高 温ハウジング部分を形成するため、気化ハウジングの上部分と下部分の間の領域 に位置付けられた、気化ハウジングの中間部分の外側に配置されている。この高 温ハウジング部分は、底部において、入口を有する気化ハウジングの下部分と下 部の熱絶縁ハウジング部分を経て通じ、上部において、対応する熱絶縁ハウジン グ部分を経て気化ハ ウジングの上部分へ接続されている。 気化ハウジングは、気化室の境界壁が円柱状ジャケット面により形成されるよ うに、好適に設計されている。これは、例えば、本質的に垂直か、または垂直に 対し比較的鋭角で、好ましくは、配置された中空状ハウジングである気化ハウジ ングにより達成される。 高温ハウジング部分の明確な加熱範囲を維持するのを容易にするため、気化ハ ウジングが熱伝導性の良い材料、例えば、黄銅で製作され、この場合、ハウジン グの中間部分が、好適には、中間部分の端へ接続されている二つの熱絶縁ハウジ ング部分より厚い壁を有している。気化ハウジングの厚い壁の中間部分と、薄い 壁のそれぞれ隣接している熱絶縁ハウジングとの間の変移は、顕著な温度勾配を 壁の厚さにおいて形成しており、熱絶縁ハウジング部分の薄い壁の厚さは、中間 部分により形成された高温ハウジング部分からの熱伝導が、熱絶縁ハウジング部 分において最小になることを意味している。 入口(供給源からの液体の入口)を備えた気化ハウジングの下部分は、分離し た冷却基部と熱伝導で通じて配置された低温ハウジング部分として好適に設計さ れている。この冷却基部は、余り高くなろうとする何かの理由に対しては、室の 内部温度の場合、気化室内の液面を許容の高さに維持するように働く。 高温ハウジング部分を構成している気化ハウジングの中間部分内で、温度状態 を出来るだけ一定に維持するため、中間部分は、好ましくは、外側に加熱部材を 好適に備えている中間部分の少なくともその領域を囲んでいる有効な熱絶縁体を 備えており、この加熱部材は、好適には、一つ以上の電気的加熱要素から成って いる。これらの加熱要素は発熱箔から成っており、この場合、ハウジングの中間 部分の壁の外部に配置され、この壁をその縦軸方向の少なくともかなり大きい部 分で囲んでいる。 高温ハウジング部分の温度状態をモニターするため、適切なタイプの温度セン サー、例えば、サーミスターなどが、ハウジング壁の外部に、ハウジングの中間 部分の下端の領域に好適に配置されている。この温度センサーからの出力された 信号は、電気的加熱部材の電力を制御するために使用される。同様に、温度セン サーは、ハウジングの中間部分の上端の領域において、ハウジング壁の内部に都 合良く配置されている。この温度センサーからの出力信号は、気化ハウジングの 中間部分を囲ん でいる電気的加熱部材への電流の供給を遮断することにより、信号ガスの流れへ のガスの供給を一時的に中断するするか、または、気化室内の液体の気化を中断 する警報機能に使用される。 気化ハウジングの上部分に取り付けられた計量ハウジングは、分離した電気的 加熱要素を備えたバルブプレートから成っており、そのハウジング部分はこのバ ルブプレートへ接続され、新規ガスを送り、新規ガスの連続通路を有する。この ガス通路の一端は、新規ガスの流れの入口を構成しており、その通路の他端は、 ハウジング部分の内部のガス通路に隣接している流路を経て、気化室内に発生し たガスを含んでいる新規ガスの出口を構成している。新規ガスの流れへのガスの 供給を行うため、ハウジング部分を通るガスの通路は、計量バルブの流路、バル ブプレート、およびそれへ接続されたハウジング部分を経て、気化室と通じてい る。 例えば、直線状のプレートまたは他に設計された構造として設計されたバルブ プレートは、例えばソレノイドバルブである計量バルブを支持するばかりでなく 、逆流バルブも支持する。この逆流バルブの目的は、分離した逆流ガス、例えば 、酸素または空気を使用して、気化室内の気化が終了した後、気化されない液体 を気化室から液供給源へ押し戻すことである。例えば、気化室内で気化される液 体を交換する場合、この様な逆流が必要である。従って、一方で、逆流バルブは バルブプレートの流路を経て逆流源と通じており、他方で、バルブプレートの流 路を経て気化室と通じている。 計量バルブは、ハウジングから離れて指向したバルブプレートの側の気化ハウ ジングと軸方向に一直線に並んで好ましくは配置されており、逆流バルブは、気 化ハウジングと同じバルブプレート側に都合良く配置されている。気化ハウジン グは垂直に配置され、計量バルブは、バルブプレートの上側から真っ直ぐに指向 されており、他方で、逆流バルブは、好適には、中空状の気化ハウジングと平行 に、バルブプレートの下側から下方へ真っ直ぐに指向されている。図面の簡単な説明 本発明による装置の実施態様を示す添付図面を参照して、本発明をここで説明 し、以降に詳細に述べる。図面において、 図1は、本発明による、遠近法で見られる装置を示す。 図2は、図3の断面線II−IIに沿った、図1と図3に示された縦断面を示す。 図3は、図2の矢印Sにより示された方向から見た、図2による装置の側面図で ある。 図4は、図5の温度曲線の背景として非常に概要的に示された、本発明による装 置の下半分の縦断面を示す。 最後に、図5は、理想的温度曲線と、図4に示された、装置の気化ハウジング内 の気化室の部分内の流体(液体/ガス(蒸気))の一層実際的温度曲線を示す。実施態様の説明 図1は、液体を気化するように設計された本発明による装置の見取り図である 。この特別の事例の場合、装置は液状の麻酔薬を気化し、これにより得られた麻 酔薬のガスを麻酔装置(不図示)の新規ガスの流れへ計量するように設計されて いる。図1には示されていないが、図2には示されている液供給源2が、この場 合の装置へ接続されており、この液供給源は、好適に一定の圧力を受けており、 装置内で気化される液状の麻酔薬を収容している。 図1〜3に示された装置は、液供給源2から流路10を通って送られた液状の 麻酔薬の入口8を備えた下部6を有する中空状の気化ハウジング4から成ってい る。この液状の麻酔薬は、入口8から、気化ハウジング4に収められた円筒形気 化室16の下端において一組の流路12,14を経て流れる。気化室16の上端 には、流体誘導部材20があり、これは計量バルブ18を備えており、ガスを計 量された状態で室16から上述の麻酔装置(不図示)の新規ガスの流れへ送るた めに使用される。気化ハウジング4は上端部分22を有しており、この部分22 は、流体誘導部材20の下側の下方へ指向した管状部分24へ強固に接続されて いる。 図2と3から分かるように、部材20は、気化ハウジングの上部分22へ接続 され、平行六面体のバルブプレート26から成り、後者へ接続された計量ハウジ ング25と、新規ガスを送り、ハウジング部分28の内部で、気化室16からの ガスへ加えられる新規ガスの流れの連続したガス通路30を有するハウジング部 分28とから構成している。ハウジング部分28は、バルブプレート26の一体 化された部分を構成している。気化室16から新規ガスの通路30へのガスの流 路は、以降に説明する。 図1〜3から分かるように、気化ハウジング4は、その外部に加熱部材32を 備えている。これらの加熱部材は、適切に、好適な発熱箔タイプの、一つ以上の 電気 的加熱要素から構成されている。 図2から特に分かるように、加熱部材32は、気化ハウジング4の上部分22 とその下部分6との間に配置され、かつ、比較的に厚い壁を有する気化ハウジン グの中間部分34の外側に配置されている。この中間部分は、装置の高温ハウジ ング部分を構成して、入口を備えた、気化ハウジングの下部分6と底部で通じて おり、従って、比較的薄い壁を有する下部の断熱ハウジング部分36を経て通じ ている。同様に、中間部分34は、その上部において、気化ハウジング4の上部 分22と、比較的薄い壁を有する上部断熱ハウジング部分38を経て通じている 。 気化ハウジング4は、示された実施態様において中空状のハウジングであり、 黄銅などの熱伝導性の良い材料で製作されている。図2から分かるように、気化 ハウジング4の中間部分34およびその上部分22と下部分6は、二つの断熱ハ ウジング部分36と38よりかなり厚い壁を有する。これら二つの薄い壁の断熱 ハウジング部分は、この様にして、気化ハウジングの軸方向の温度絶縁体として 機能する。入口を備えた気化ハウジングの下部分6は、装置の低温ハウジング部 分を形成しており、この低温部分は、好ましくは、冷却基部40と直接に熱伝導 により接続しており、基部40は図示されているだけで、その温度は図5にT40 で示されている。 気化ハウジングの中間部分34を囲んでいる加熱部材32は、ハウジングの前 記中間部分を、その縦軸方向の範囲の少なくともかなり大きい部分において囲ん でいる。中間部分34に配置された気化室16のその部分において、所望の温度 状態と温度勾配を維持するため、外側のスリーブ状熱絶縁体42が、加熱部材3 2が配置されているハウジングの少なくともその部分において、気化ハウジング 4の回りに配置されている。 ハウジングの中間部分34の下部分の領域において、温度センサー44、例え ば、サーミスターが、ハウジング壁の内側に配置されており、この温度センサー 44からの出力信号は、電気的加熱部材32の電力を制御するために働く。ハウ ジングの中間部分34の上端の領域で、ハウジングの壁の内側には、例えば、新 規ガスの流れへの計量されたガスの供給を一時的に中断するか、または、気化室 16内の流体の気化を中断するために、出力信号が警報機能で使用される他の温 度センサー46がある。図2は、温度センサー44と46により働いて、加熱部 材32への電流の供給を制御するために使用される制御手段48を図示している 。 ここで、特に図2と図3を参照して、気化ハウジング4の上端にある流体誘導 部材20を詳細に説明する。 流体誘導部材20は、室16から通路30の新規ガスの流れへのガスの供給を 制御し、別個の電気的加熱要素50を備えたバルブプレート26を有する計量ハ ウジングと、バルブプレートの後部側へ接続された、連続したガス通路30を有 するハウジング部分28とから成っている。麻酔装置(不図示)へ流れる新規ガ スは、その入口の端にあるガス通路30へ入り、ハウジング部分28の内部で計 量された新規ガスを含んだ後、通路30からその出口の端を経て流出する。 例えば、ソレノイドバルブであることも可能である計量バルブ18のほかに、 バルブプレート26は、逆流バルブ52も有する。この逆流は、逆流ガス、例え ば、酸素または空気により、気化室内の気化が終わった後、残留した未気化の流 体を気化室16から流体源へ押し戻す働きをする。この状態は、例えば、気化室 16内で気化される流体を交換する時に発生する。逆流バルブ52は、バルブプ レートの穴54に取り付けられており、上部において、流路56と入口58を経 て逆流ガス源60と通じている。逆流バルブ52の内部には、一組の軸方向の流 路60と62、および流路62の上端と隣接している半径方向の流路64がある 。バルブの可動バルブ要素66が下方の位置に位置付けられると、ガスは入口5 8から流路60,62,および64を経てバルブプレート26の水平の流路68 へ流れる。流路68が、バルブプレート26の穴70へ開くと、穴70は、気化 室16の上端と直接に開いて通じる。気化された麻酔薬が、通路30を通って流 れている新規ガスへ計量されるとき、逆流バルブ52は当然閉じ、すなわち、バ ルブ要素66は上方の閉じた位置に置かれ、この位置で、逆流バルブ52内の流 路60と62が相互に通じるのを防止する。 計量バルブ18は、その部分に、二つの軸方向の流路72と74を有し、また 、横方向の流路76は、流路74の下端から半径方向へ流れている。計量バルブ 18の可動バルブ要素78が持ち上げられた開放位置にある時、流路72と74 は、相互に接続する。対照的に、バルブ要素78が磁気駆動により下方の閉じた 位置へ切り換えられると、流体は流体72と74の間を流れることが出来ない。 半径方向の流路76は、バルブプレート26内に保持された計量バルブ18の取 り付け部82の外側にある円形の通路80へ開く。図3から分かるように、円形 の通路80は、 バルブプレート26の半径方向の流路84と流路84と同軸に隣接しているハウ ジング部分28の流路86を経て、新規ガス通路30と通じている。流路86は 新規ガス通路30へ開いて、気化室16から通路30内の新規ガスへのガスの供 給は、流路86が通路30へ開く位置において行われる。 気化室16内で気化が行われている間、逆流バルブ52は閉じ、室16からの ガスは、穴70から、流路72,74,および76、円形通路80、および同軸 流路84と86を経て、混合が行われる新規ガス通路へ流れる。 室16内の気化の制御は、図4と5を参照して簡単に説明する。これらの図は 、その機能を説明しており、図面では、図1〜3の実施態様にそのまま一致する これらの部品は、これらの3枚の図面と同じに示した。 気化室16の下部分は、供給された液状の麻酔薬の液相を常に保持しており、 気化室16の上部分は、麻酔薬のガス相を保持している。これらの間のどこかに は、液面Gがある。本発明の主目的に従って、この面の高さは、出来るだけ一定 に維持される。これを達成するため、気化室の壁の温度は、注意深く制御され、 モニターされなければならない。気化室の最下位の部分は、麻酔薬の沸騰点以下 の温度に維持され、最下位部分の上方に位置する気化室のその部分は、沸騰点を 超えた温度に維持される。これら二つの温度区域の間には、光センサー的に薄い 壁を有する気化ハウジング部分36があり、この部分は温度絶縁体として機能す る。温度曲線は詳細には知られていないが、高さの連続関数でなければならず、 一定に増加しなければならない。上部ハウジング部分の厚い壁は、熱伝導性が高 く(黄銅は優れた熱伝導体である)、温度を実質的に垂直方向に一定に維持する。 理想的温度曲線は、Tiで示されており、図5の点線により示されている。高温 ハウジング部分の下端(加熱部材32の内側の方)には、温度制御に使用される 温度センサー44があり、すなわち、これは、制御手段がこの高温部分の設定温 度Trに維持しようとする位置である。高温ハウジング部分の上端には、検出さ れた温度が常に沸騰点より高い温度センサー46がある。この温度が沸騰点(Tkp )より低下すると、液面の高さは、気化ハウジング4内で多分高くなりすぎる であろう。これが、計量中に大きく段階的に増加した直後に起こると、加熱部材 32が追いつくことが出来るようにするため、計量を短時間停止することが出来 る。一方で、これが正常な計量中に発生するならば、それは重大なエラーであり 、従って、警報信号が発生して、気化は中 断される。 実際に、温度曲線は、当然、点線Tiにより図5に示されている理想的場合ほ ど好ましくはない。実際に、温度は、熱絶縁の無い部分においては垂直方向に一 定ではない。水平方向には、麻酔薬は壁と同一の温度を有する。少し実際的温度 曲線が、図5に一点鎖線により、Tvにより示されている。麻酔薬の液相とガス 相との間の相境界は、図4において、理想的な場合Giにより、より現実的な実 際の場合Gvにより示されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特に麻酔装置において、液体を気化し、特に液状の麻酔薬を気化し、これに より得られたガスを新規ガスの流れへ計量供給する装置にして、好ましくは、一 定圧力の下で気化される液体の供給源(2)と、前記液体供給源と通じ、かつ加 熱部材(32)を有する気化室(16)と、および計量バルブを備え、かつ ガ スを計量された状態で前記室から新規ガスの流れへ送るように設計された流体誘 導部材(20)とを含んでいる装置において:気化室(16)が伸長した気化ハ ウジング(4)内に収容され、これが液供給源からの液体の入口(8)を備えて おり、ガスを計量された状態で新規ガスの流れへ送る部材(20)が、気化ハウ ジングの上部分(22)へ接続され、かつ少なくとも一つの計量バルブ(18) を有する計量ハウジングを含んでおり、高温ハウジング部分を形成するため、加 熱部材(32)が、気化ハウジング(4)の上部分(22)と下部分(6)との 間に位置付けられた、気化ハウジングの中間部分(34)の外部に配置されてお り、かつ、加熱部材(32)を備えたこのハウジング部分が、入口を備えた気化 ハウジングのその部分(6)と底部において通じ、下部の熱絶縁ハウジング部分 (36)を経て通じており、かつ、それが上部熱絶縁ハウジング部分(38)を 経て気化ハウジングの上部分(22)へ上部において接続されていることを特徴 とするガス計量供給装置。 2.気化ハウジングが優れた熱伝導性の材料、例えば、黄銅で製作された中空状 ハウジング(4)であり、前記ハウジングの中間部分(34)およびその上下の 部分(22と6それぞれ)が、二つの熱絶縁ハウジング部分(36,38)より 厚い壁の厚さを有し、入口を備えた気化ハウジングの下部分(6)が、冷却基部 (40)と熱伝導により通じて配置されている低温ハウジング部分を形成してい ることを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.加熱部材が、加熱箔などの少なくとも一つの電気的加熱要素(32)から成 り、前記加熱箔が、ハウジングの中間部分(34)の壁の外側に配置され、かつ 、その縦軸方向のかなり大きい部分を覆って少なくともこの壁を囲んでいること を特徴とする請求項1または2に記載の装置。 4.温度センサー(44)が、ハウジングの壁の内部において、ハウジングの中 間部分(34)の下端の領域に配置され、この温度センサー(44)からの出力 信号が、電気的加熱部材(32)の電力を制御するように働き、温度センサー( 46)が、ハウジング壁の内部において、前記ハウジングの中間部分の上端の領 域に配置され、この温度センサー(46)からの出力信号が、新規ガスの流れへ のガスの供給を一時的に中断するか、または、気化室(16)内の液体の気化を 一時的に中断する警報機能に使用されることを特徴とする請求項3に記載の装置 。 5.気化ハウジングの上部分に取り付けられた計量ハウジングが、分離した電気 的加熱要素(50)を備えたバルブプレート(26)と、このバルブプレートへ 接続され、新規ガスを送り、一端が新規ガスの流れの入口を構成し他端が計量さ れたガスを含んだ新規ガスの出口を構成している連続ガス通路(30)を有する 部分(28)を含んでおり、前記通路(30)が、計量バルブ(18)、バルブ プレート(26)、およびそれへ接続されたハウジング部分(28)の流路(7 0,72,74,76,80,84,86)を経て気化室(16)と通じている ことを特徴とする前記請求項に記載の装置。 6.バルブプレート(26)が、好適にソレノイドバルブである計量バルブ(1 8)を支持しているだけでなく、気化室(16)内の気化が終了した後に、例え ば、気化される液体を交換する時、気化されない液体を気化室から液供給源(2 )へ押し戻すように、分離された逆流ガス、例えば、酸素を使用する逆流バルブ (52)も支持しており、逆流バルブ(52)が一方でバルブプレート(26) の流路(58)を経て逆流ガス源(60)と通じ、他方で、バルブプレート(2 6)の流路(68,70)を経て気化室(16)と通じていることを特徴とする 前記請求項に記載の装置。 7.計量バルブ(18)が、ハウジングから離れて指向したバルブプレート(2 6)の側に、気化ハウジング(4)と軸上に一直線に並んで配置され、逆流バル ブ(52)が気化ハウジングと同じバルブプレート側に配置されていることを特 徴とする請求項6に記載の装置。 8.気化ハウジング(4)が、加熱材(32)を支持している中間部分の少なく ともその部分を囲んでいる熱絶縁手段(42)を備えていることを特徴とする前 記請求項に記載の装置。
JP9514184A 1995-10-02 1996-09-26 液体の気化とそれにより得られたガスを計量する装置 Pending JPH11512632A (ja)

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SE9503399-9 1995-10-02
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