JPH11512009A - 自動鎖錠・解錠装置 - Google Patents

自動鎖錠・解錠装置

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JPH11512009A
JPH11512009A JP9510893A JP51089397A JPH11512009A JP H11512009 A JPH11512009 A JP H11512009A JP 9510893 A JP9510893 A JP 9510893A JP 51089397 A JP51089397 A JP 51089397A JP H11512009 A JPH11512009 A JP H11512009A
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JP9510893A
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ケレ,ジャック
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Salomon SAS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/20Non-self-releasing bindings with special sole edge holders instead of toe-straps

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 スポーツ用具(2)上に対応する靴(3)を自動的に固定する装置であって、この靴は靴底の前部区域に横断方向ヒンジ連結軸(4)を有し、かつ上記スポーツ用具と一体の固定装置本体(8)上に配置された対応する切込み(5)と共働でき、また該靴(3)の横断方向ヒンジ連結軸(4)の鎖錠位置から解錠位置まで、またその逆に、作動可能な連関する鎖錠部材(6)を含み、該作動は、上記固定装置本体(8)上に配設され、かつ上記鎖錠部材(6)に対して弾性的に作用する制御装置(7)を介して行われるものであって、上記鎖錠部材(6)を鎖錠状態あるいは解錠状態に制御する装置(7)は、上記スポーツ用具の水平面内で、該水平面に垂直な軸を中心として行われる固定部分(7A)に対して可動部分(7B)の内の1が回転運動をする間に付勢され、それにより、一方では、上記制御装置(7)の固定部分(7A)と可動部分(7B)の長手方向軸が互いに合致し、また該スポーツ用具の軸に対して合致するとき、上記鎖錠部材(6)が、その収容凹部(5)内の所定位置において、上記靴(3)のヒンジ連結軸(4)に鎖錠位置へ向かう枢動を生じさせ、また他方では、上記制御装置(7)の固定部分(7A)に対して上記可動部分(7B)が回転した後、上記可動部分(7B)の長手方向軸が該固定部分(7A)と該スポーツ用具(2)との軸に対して所定の角度を形成するとき、弾性戻し力により該鎖錠部材(6)が解錠位置へ向けて枢動を生じることを特徴とする自動固定装置。

Description

【発明の詳細な説明】 自動鎖錠・解錠装置 本発明は、使用者の足に連結するため、対応する靴をクロスカントリー用スキ ー板、あるいは他の滑走装置またはスポーツ用具上に自動的に固定するとともに 、関連する用具に対する足の枢動さらには歩行展開において或る程度の自由度を 保たせる自動固定装置(ビンディング)に関する。 場合により、本発明で問題になるのは、上記の靴に設けられ、かつ固定装置の 鎖錠システムと共働することができる(円形断面または平行六面体断面の)横断 方向軸を介して固定具(閉鎖具)の所定位置に靴を配置するだけで鎖錠が生じる 固定装置である。このような固定装置(ビンディング)はとりわけクロスカント リースキーにおいて知られており、靴の鎖錠用軸が円筒形であるとき靴の回転を 或る程度可能にする。 一般に、横断方向軸は靴の前端(実際は先端)に配設され、かつスキー板と一 体の固定装置本体上に配置された対応する収容凹部と共働可能である。なお、こ の収容凹部はこれと連関する鎖錠部材を含み、この鎖錠部材は、固定装置本体に 配設されて該鎖錠部材に弾性的に作用する制御部材を介して、靴の横断方向ヒン ジ連結軸の鎖錠位置から解錠位置まで、またはその逆に作動可能である。 既に知られているこの型式のクロスカントリースキー用の固定装置(ビンディ ング)は、U字型断面の切込みが設けられている台座を含む。この切込みは靴の ヒンジ連結軸を受け入れるためのもので、スキー板の長手方向軸を横断する方向 に延在し、その上部分は長手方向に移動可能な鎖錠部材によって塞がれるように なっている。この鎖錠部材はその鎖錠位置でばねにより付勢され、かつビンディ ングへの靴の配置は、開放位置にある該鎖錠を上方から下方へ押し戻すことによ って行われなければならない。それゆえ、この靴の配置は、鎖錠位置で該鎖錠部 材を付勢するばねの力に抗して為され、その結果少なくとも該システムを鎖錠す る力に等しい強さの着靴応力を生み出す必要がある。 このようなビンディングに靴を配置するのは簡単ではない。なぜなら、切込み 内にヒンジ連結軸を嵌め込み次いで鎖錠できるようにするためには、開位置にあ る鎖錠部材を押し戻すのに十分な強さの長手方向分力を持つ応力を伴わねばなら ないからである。そのうえ、この着靴応力は一般に、スキー実施時に生じる応力 と同じ方向に働く。そのために、スキー実施中に思いがけなく締め具が外れると いう危険が生じる。 フランス国発明特許第2635014号明細書は、このような短所を部分的に 取り除くビンディング装置を提案する。ここに記載されているシステムは、同じ く自動閉鎖システムではあるが、靴の配置を容易にするよう、 鎖錠部材が着靴位置にあるときその開位置に鎖錠された状態にある。 このようなことが上述した特許により可能とされるのは、鎖錠部材もまた鉛直 面で回転移動できること、および、ビンディングに対して靴の配置を容易にする ために、靴の収容凹部へ向けて靴の移行を自在とするよう、ビンディングの着靴 位置の上方へ該鎖錠部材を枢動させるための手段が設けられていることによる。 この装置が前に提起された問題を解決できるとしても、やはり、足部の回転ま たは撓曲の方向でもある鎖錠方向において、思いがけず鎖錠部材が外れるという 同じ危険を有する。 そのうえ、このようなビンディング装置は、スポーツ実施中に、スポーツマン の足部の長手方向軸がもはや足部の回転軸に垂直ではないような状態で鎖錠を自 動的に解除する可能性をもたらさない。もちろん、スポーツ実施中の通常の状態 に当たらないこのような状態は、大抵の場合転倒時に起きる。 これまでは、この種のビンディングにおいて(特にクロスカントリースキー用 のものについて)、結局のところスキーのビンディングに靴の先端が支持されて いるだけなので、足の歩行展開が自由自在であり、それによってビンディングは 、スキーヤーが転倒した場合、その足首の捻れに大きく影響することはあるまい と考えがちであった。ところがクロスカントリースキーの場合、この 動きの大きな自由度は、靴のヒンジ連結軸を後退させるという現在の傾向ととも に減少する傾向にある。 このことがスキーヤーの足首や足に多かれ少なかれ深刻な結果をもたらす可能 性があることは十分理解される。 さらに、もう一つの短所は、スキー板への靴の装着が靴の長手方向に行われる ということにあり、この場合、靴の横断方向軸をビンディングの切込みに嵌入す る際、若干の試行錯誤により、スポーツ用具を前方へ滑動させようとすることで ある(とりわけ、靴の装着の際スポーツ用具が足から離れる恐れがあるクロスカ ントリースキーの場合に問題である)。 本発明の目的は、このような幾つかの欠点を除去し、かつ上述した型式(すな わち、鎖錠位置において靴の鎖錠が弾性的に付勢される鎖錠部材の移動によって 該靴の横断方向軸上で行われる型式)の自動固定装置を提供することにある。こ り型式の靴は着靴がより容易で、靴装着時にとりわけ大きな応力を生じさせる必 要がなく、また、ひとたび閉鎖すれば、スポーツ実施中に該鎖錠部材の思いがけ ない解錠を引き起こす恐れなしに靴の鎖錠を確実にするとともに、通常のスポー ツ実施とは言えない状況において鎖錠部材の解錠の可能性を提供し、しかも設計 も簡単でコストもかからない。 この発明によるビンディング(固定)装置は、とりわけクロスカントリースキ ーへの取付けに限定されるとい うものではなく、スケート(アイススケート、ローラースケート)、自転車のペ ダル、サーフィンなど他のスポーツ用具に靴を連結するためにも使用可能となる べきものである。 この目的のために、本発明は、対応する靴を、クロスカントリースキー板など のスポーツ用具上に取り付けられる自動ビンディング(固定)装置に関し、この 装置に対応する靴は靴底の前部区域に設けられ、かつスポーツ用具と一体のビン ディング本体上に配置された、対応する収容凹部と共働できる、横断方向ヒンジ 連結軸を有し、かつこの靴の横断方向ヒンジ軸連結の鎖錠位置から解錠位置まで 、またその逆に作動可能な連関する鎖錠部材を含み、この作動は、ビンディング 本体上に配設され、かつ鎖錠部材に対して弾性的に作用する制御装置を介して行 われる。 この装置の特徴は以下の点にある。すなわち、鎖錠部材を鎖錠状態または解錠 状態にする制御装置は、該制御装置の固定部分に対して可動部分の1がスポーツ 用具の垂直軸を中心として該用具の水平面内で回転運動をする間に付勢され、そ れにより、一方では、鎖錠部材が収容凹部内の所定位置で靴のヒンジ連結軸に鎖 錠位置へ向かう枢動を生じさせ、このとき制御装置の固定部分と可動部分の長手 方向軸は互いに一致するとともに、スポーツ用具の長手方向軸に対して一致し、 また他方では、解錠位置へ向けて弾性復帰により該鎖錠部材の枢動を生じ、 このとき、該制御装置の固定部分に対して該可動部分が回転した後、該可動部分 の長手方向軸は、固定部分の長手方向軸とスポーツ用具の長手方向軸に対して所 定の角度を形成する。 本発明はまた、以下の記載を読むことによって明らかになる特徴、および個別 または全ての可能な技術的組合せに従って考慮されるべき特徴に関する。 非限定的な例として示されるこの記載は、添付の図面を参照して、本発明がど のように具体化され得るかをよりよく理解させるものとなろう。 第1図は本発明による締め具装置をクロスカントリー用のスキー板に取り付け て解錠状態にしたときの縦断面拡大図である。 第1A図は第1図による装置の平面図である。 第2図は第1図に類似の締め具装置を同一の縦断面図であるが、靴が鎖錠状態 でスキー板上に平らに乗っている状態を示す図である。 第2A図は第2図に類似の図で、スキーヤーの足が展開して靴が持ち上がった 状態を示す図である。 第2B図は第2図の装置の平面図である。 図面に全体が示されている固定装置1はクロスカントリー用スキー板2上に対 象とする靴3を自動的に取り付けるためのものである。もちろん、この装置の用 途はこれに限定されるものではない。 この取り付けは、靴3の前底部区域に配設される横断 方向軸4を介して行われる。 この横断方向軸4は、スキー板2と一体の締め具本体8に配置された対応する 切込み5から成る収容凹部と共働できるような断面を有する。この切込みは、横 断方向軸4の鎖錠位置(第2図)から解錠位置(第3図)まで、またはその逆に、 作動可能な、連接した鎖錠部材6を含む。この横断方向軸4は、図示のように円 形断面あるいは平行六面体(長方形、正方形など)の断面とすることができる。 この位置の変更は、ビンディング本体8に配設されて鎖錠部材6に弾性的に作 用する制御装置7を介して行われる。 本発明によれば、鎖錠部材6を鎖錠状態または解錠状態にする制御装置7は、 ビンディング本体8と一体の固定部分7Aに対し可動部分7Bの1が回転運動を している間に付勢され、この運動はスキー板2に垂直なXX’を中心として該ス キー板2の水平面で行われる。その結果、一方では、収容凹部5に納まっている 靴3のヒンジ連結軸4上の鎖錠位置へ向けて該鎖錠部材6の枢動を生じる。この とき制御装置7の固定部分7Aと可動部分7Bの長手方向軸YY’とZZ’は互 いに一致し、また、スキー板2の長手方向軸YY’とも一致した状態にある。ま た他方では、解錠位置へ向かう弾性復帰により該制御装置7の可動部分7Bの枢 動を生じ、このとき、制御装置7の固定部分7Aに対して該装置の可動部分 7Bが回転した後、該可動部分7Bの長手方向軸ZZ’は該固定部分7Aとスキ ー板2の長手方向軸YY’に対して所定の角度αを形成する。もちろん、該ビン ディング装置の精度に応じて、軸ZZ’と軸YY’の一致は必ずしも完全ではな い。角度αはスポーツの種類あるいは所望の維持角度に応じて決まるであろう。 例えば、クロスカントリースキーの場合、この角度は約45°であろう。同じく 、軸YY’はスポーツ用具に対して特定の向きを持つことがあり得よう。とりわ け、スポーツ用具に対して靴を或る特定の向きに定めたい場合はそのようになる 。 図示の実施例によれば、鎖錠部材6の鎖錠または解錠を制御する装置7は、一 方では、固定部分7Aの扇形部9に含まれ、かつ該可動部分7Bの垂直回転軸X X’を中心とする水平カム10と、他方では、該鎖錠部材6の下部に設けられる 操作用爪11とで構成される。なお、この操作用爪11は、鎖錠部材6の枢動を 両方向(すなわち、可動部分7Bの水平横断方向ヒンジ連結軸12を中心として 上方または下方)へ向けて生ずるよう、該カム10の輪郭形状に追従することが できる。 そのうえ、該鎖錠部材6は、可動部分7Bの長手方向軸ZZ’(第1A図参照 )に位置し、かつ鎖錠部材6のヒンジ連結軸12が横断方向に貫通している収容 凹部13に配設される。この鎖錠部材6は開放フックの形をした上端部6aを含 み、その輪郭形状は、靴3の横断方 向軸4を受け入れるための切込み5の輪郭形状を補完する。自明のことであるが 、軸12は切込み5の下方に配設される。 この切込み5自体はU字型で上方へ向けて開き、かつ回転する可動部分7Bの 上端区域で横断方向に設けられ、該切込み5とフック6の相対位置は、フックが 鎖錠状態で枢動するとき、靴の軸4の形状に適合する形状の、また場合によって は、靴3の横断方向軸4が鎖錠位置で閉じ込められている全体的に円筒形状の収 容凹部を両者間に画定できるようになっている。図示の例において、切込み5は ヒンジ連結軸のほぼ全長に亙って延在し、中央部分のみが鎖錠部材6により閉じ られている。もちろん、別の実施態様を考えてもよい。例えば、二重鎖錠部材(v errou double)で該切込み5の長手方向両端部を塞ぐようにしてもよいだろう。 本発明のもう1つの特徴によると、鎖錠部材6を開位置(つまり解錠位置)へ 戻す機構は渦巻きばね14から成り、かつ鎖錠部材のヒンジ連結軸12を中心に 配置された鎖錠部材の中央くり抜き部15に収容されており、このばね14の先 端分岐部の一方14aは該鎖錠部材6にもたれ掛かるのに対し、もう一方の先端 分岐部14bは可動部分7Bの隣接区域にもたれ掛かって、操作用爪11に常時 下方への付勢力が加わるようになっている。 特定の一実施態様によると、固定部分7A上に設けられるカム10の輪郭形状 は対称形をしている。すなわち、 一方ではスキー板2の長手方向軸YY’に位置し、かつ第2図に示すように鎖錠 部材6の可動部分7Bを鎖錠位置の方へ枢動させることができるボス10Aによ って、また他方では該ボス10Aの両側の窪み内に配置される2の収容凹部10 Bによって構成される。このボスには2の収容凹部が傾斜部10Cを介して接続 され、この収容凹部10Bは操作用爪11を受け入れることができるとともに、 スキー板2の長手方向軸YY’の両側で角度αに相当する同一の角度α1とα2 に従って変位し、かつ靴3に対する該スキー板2がこのような角度的に変位した 位置において靴の着脱を可能にする。このとき鎖錠部材の操作用爪11はカム1 0のボス10Aによる閉錠状態へ付勢されず、逆に該収容凹部10Bのいずれか 一方の内側でばね14により付勢され、このようにして、第1図に示すように下 方への枢動によって鎖錠部材6が開かれる。 本発明の一特性によれば、可動部分7Bの回転軸XX’を中心0とする円弧形 状の案内溝16が固定部分7A上に配置され、かつ該可動部分7Bの対応するリ ブ17と共働してこの可動部分が回転運動するとき該可動部分を案内する。 また、本発明によると、ビンディング装置1は、鎖錠位置または解錠位置にお いて、制御装置7の固定部分7Aに対する可動部分7Bの割出し兼相対的固定手 段をも含む。 この手段は、鎖錠位置については、2のボス部18Aから成る対称的垂直カム 18の形をした輪郭形状により構成される。これら2のボス部は、可動部分7B の円弧状周囲に張り出して設けられ、かつ2のボス部間に、該可動部分7Bの長 手方向軸ZZ’上に位置するとともに、傾斜部19を介してボス18Aに接続さ れる中央くり抜き部18Bを画定する。また、解錠位置については、該割出し兼 固定手段は、ボス部18Aの各々の外側に配設される2の側方くり抜き部18C から成る。 このようにして、また後で明らかとなるように、鎖錠部材の鎖錠位置において は、軸方向くり抜き部分18Bが、固定部分7Aの軸方向園長部21内にばね2 6に抗して滑動可能に取り付けられた軸方向の割出し(インデクス)部20と共 働する。この軸方向延長部21は、固定部分7Aの円弧状をした先端部区域22 に通じる。なお、この円弧状先端部は、可動部分7Bのボス部18Aの円弧状周 囲の形状を補完する形状をとり、該可動部分が固定部分と共働して案内を行う。 作動に当たり、この割出し部20は、可動部分7Bが鎖錠部材6の解錠位置へ 向かういずれかの方向に回転するとき、該可動部分7Bの垂直方向カム18のボ ス部18Aのいずれか一方の作用を受けて、ばね26に抗して軸方向に弾性的に 収納される。 第1A図によると、可動部分7Bの解錠位置における固定は側方くり抜き部1 8Cのいずれか1においてこの 割出し部20と係合することによって実現されることがわかる。くり抜き部18 Bについても同様に、傾斜部19Cが各々のくり抜き部18Cを連接されたボス 部19に接続する。 この場合、鎖錠位置への戻りは可動部分7Bの回転によって該割出し部20を 収納位置へ押し戻すことにより行われる。これは、割出し部20の傾斜部20a を形成する隅切り面によって容易となる。なお、この隅切り角度は、さらに、垂 直方向カム18の受け座(収容凹部)18Bと18Cの傾斜部19と19Cに一 致する。厳密な意味での鎖錠位置は、割出し部20がくり抜き部18Bに入り込 むとき達成される。 実際、制御装置7によって可動部分7Bを固定部分7Aに対し相対的に固定す る軸方向の指示部20は、該固定部分7Aの延長部21に配置される対応する収 容凹部24内に配設されるスライダー23から成り、このスライダー23自体は 、割出し部20の反対部分に、少なくとも1の圧縮ばねを受け入れるためのU字 形状をしたくり抜き部25を含む。この圧縮ばねは、一方ではスライダー23の くり抜き部25のU字型の水平部分25aに、また他方ではスライダー23の収 容凹部24の底部24aに支承されて、スライダーに押圧力を加えている。この ようにして、可動部分7Bは、該可動部分7Bのくり抜き部18Bと共働する割 出し部20によって閉じられる鎖錠部材6により鎖錠位置に固定されてるかある い は収容凹部10Bのいずれか1と操作用爪11との共働によって解錠位置のいず れか1に固定される。 本発明の別の特徴によれば、制御装置7の固定部分7Aに対する可動部分7B の回転軸XX’は、該固定部分に設けられて、可動部分7Bの対応する柱脚部2 8を共働状態(あるいはその逆の形)で受け入れることができる中ぐり部27に より画定される。このようにして得られる組立体は固定部材を介して、それ自体 公知の仕方で軸方向に不動固定される。 この固定部材は、場合により、ねじで構成されるが、ねじの代わりにリベット を用いても全く問題なかろう。 割出し用スライダー23の位置をその収容凹部24内に維持すること、ならび に制御装置7の固定部分7A上に可動部分7Bの位置を維持することは、該固定 部分7A上の延長部21に付け加えられる閉鎖用小板28を介して行われる。可 動部分7Bへ向けられるこの小板の先端部28aは、この可動部分の周囲とぴっ たり一致する円弧形状を成すとともに、垂直カム18のボス部18Aのための垂 直方向ストッパーを構成する(第1図参照)。 本発明は、靴底の先端に横断方向ヒンジ連結軸が位置するあらゆる型式のクロ スカントリー用の靴に適合するけれども、とりわけ優れた価値があるのは、この 軸を靴の先端から後退させて(とりわけ、スポーツマンやスキーヤーの足の蹠骨 /趾骨関節の箇所まで後退させて) 配設可能にすることである。 実際、クロスカントリースキーの分野における現在の傾向は、このような軸の 配置構成がスキーのコントロールと安全性を改善するのではないかということで ある。それに反して、靴から生じる自由度が極めて低いために、スキーヤーの足 指、さらには足首を骨折する危険が非常に大きくなるのではないかという「予断 」があるのも事実である。 その点からも、引き外し可能なクロスカントリースキー靴用のビンディング装 置を提供することが本発明の補完的な利点である。 こうした考えから、靴3の横断方向ヒンジ連結軸6は靴の先端3aから後退し て、ほぼスキーヤーの足の蹠骨関節区域に位置する。同じく、自転車ペダル用の ビンディングの場合、靴のヒンジ連結軸がやはり、足の圧力が掛かる足の蹠骨( すなわち屈曲)関節区域に位置すると有利である。 この形態によると、制御装置7の可動部分7Bは、その垂直方向カム18の反 対側の先端部分に靴3の先端3aに作用する該靴の弾性戻し機構29を含みスキ ー実施中に該可動部分が平坦な位置へ戻りやすいようにする。 実際、弾性戻し機構はレバー30から成る。このレバーは、可動部分7Bの端 部に位置する横断方向軸31を中心としてレバーの両端部の一方を介してヒンジ 連結 され、レバー30の下面30aと収容凹部33の底部との間に配設される渦巻き ばね32に圧縮作用を及ぼし、かつ足が歩行展開するときばねの収納を可能にし て該ばねのエネルギーを回復することができるようになっている。 もちろん、本発明は、例として記載した上述の実施態様に限らず、その他全て の実施態様を包含する。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 動を生じさせ、また他方では、上記制御装置(7)の固 定部分(7A)に対して上記可動部分(7B)が回転し た後、上記可動部分(7B)の長手方向軸が該固定部分 (7A)と該スポーツ用具(2)との軸に対して所定の 角度を形成するとき、弾性戻し力により該鎖錠部材 (6)が解錠位置へ向けて枢動を生じることを特徴とす る自動固定装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.対応する靴(3)をスポーツ用具(2)上に取り付ける自動固定装置であ って、前記対応する靴は、靴底の前部区域に設けられ、かつ前記スポーツ用具( 2)と一体の固定装置本体(8)上に配置された、対応する収容凹部(5)と共 働できる横断方向ヒンジ連結軸(4)を有し、また前記靴(3)の前記横断方向 ヒンジ連結軸(4)の鎖錠位置から解錠位置まで、またその逆に、作動可能な連 関する鎖錠部材(6)を含み、該作動は、前記固定装置本体(8)上に配設され 、かつ前記鎖錠部材(6)に対して弾性的に作用する制御装置(7)を介して行 われるものにおいて、 前記鎖錠部材(6)を鎖錠状態あるいは解錠状態に制御する装置(7)は 、前記スポーツ用具(2)の面内で、該面に垂直な軸(XX’)を中心として固 定部分(7A)に対して可動部分(7B)の内の1が回転運動をしている間に付 勢され、それにより、一方では、前記鎖錠部材(6)が、前記収容凹部(5)内 の所定位置において、前記靴(3)のヒンジ連結軸(4)に鎖錠位置へ向かう枢動 を生じさせ、また他方では、前記制御装置(7)の固定部分(7A)に対して前記可 動部分(7B)が回転した後、前記可動部分(7B)の長手方向軸(ZZ’)が 前記固定部分(7A)と前記スポーツ用具(2)の軸(YY’) に対して所定の角度を形成するとき、前記鎖錠部材が解錠位置へ向けて枢動を生 じることを特徴とする自動固定装置。 2.前記鎖錠装置(6)を鎖錠状態あるいは解錠状態に制御する装置(7)が 、一方では、前記固定部分(7A)の扇形箇所(9)に内接し、かつ前記可動部 分(7B)の垂直回転軸(XX’)を中心に有する水平カム(10)と;また他 方では、前記鎖錠部材(6)の下部分に設けられ、かつ前記カム(10)の輪郭形 状に追従することができる操作用爪(11)とから成り、前記可動部分(7B)が回 転するとき、該可動部分の横断方向ヒンジ連結軸(12)を中心として、いずれ か1の方向に、該鎖錠部材(6)の枢動を生じさせるようになっており、前記ヒ ンジ連結軸は該可動部分上に取り付けられていることを特徴とする請求項1によ る装置。 3.前記鎖錠部材(6)が、可動部分(7B)の長手方向軸(ZZ’)に位置 するとともに、該鎖錠部材(6)のヒンジ連結軸(12)を横断する方向に貫通 する収容凹部(13)に配設され、該鎖錠部材は、靴(3)の横断方向軸(4)を 収容するための凹部(5)の輪郭形状を補完する輪郭形状の開フック(6a)の 形をした上端部を含むことを特徴とする請求項2による装置。 4.前記鎖錠部材(6)が、開位置すなわち解錠位置 にあって、該鎖錠部材(6)と前記可動部分(7B)との間に改装されるコイルば ね(14)から成る戻し部材により付勢されることを特徴とする請求項3による 装置。 5.前記固定部分(7A)上に設けられる前記カム(10)の輪郭形状が、一 方では、スキー板(2)の長手方向軸(YY’)に位置し、かつ鎖錠位置へ向け て前記可動部分(7B)の鎖錠部材(6)を枢動させることができるボス部(1 0A)のために、また他方では、前記ボス部(10A)の両側にあるくり抜き部 内に配置される2の収容凹部(10B)によって、対称的に構成され、前記凹部 は傾斜部を介して前記ボス部に接続され、かつ前記鎖錠部材(6)を開放するた めの操作用爪(11)を収容できることを特徴とする請求項2による装置。 6.前記可動部分(7B)の回転軸(XX’)を中心に有する円弧状の案内用 溝(16)が前記固定部分(7A)上に配置され、かつ前記可動部分(7B)の 対応するリブ(17)と共働することを特徴とする請求項5による装置。 7.鎖錠位置あるいは解錠位置において、前記固定部分(7A)に対し前記制 御装置(7)の可動部分(7B)の相対的な割出し兼固定手段を含むことを特徴 とする請求項1ないし6のいずれか1による装置。 8.鎖錠位置にある前記割出し兼固定手段が、対称的な垂直カム(18)の形 をした輪郭形状から成り、前記カムは前記可動部分(7B)の円弧状周縁部上に 突出して設けられる2のボス部(18A)から成り、かつ該可動部分(7B)の長 手方向軸(ZZ’)上に位置するくり抜き部(18B)を該両ボス部間に画定し 、また傾斜部(19)を介して前記ボス部に連結され、それにより、前記鎖錠部 材(16)の鎖錠位置において、前記軸方向くり抜き部(18B)が、前記固定部 分(7A)の延長部(21)内で活動できるとともに、前記固定部分が案内のた めに共働する前記可動部分(7B)の円弧状周縁部の形状を補完する形をした該 円弧状の端部区域(22)に連通する軸方向の割出し部(20)と共働するよう になっており、前記割出し部(20)は、前記可動部分が、前記鎖錠部材(6) の解錠位置へ向けて近づくよう、前記可動部分(7B)の垂直カム(18)が前記 ボス部(18A)のいずれか一方の作用によって一方向あるいは他方向に回転する とき、軸方向に弾性的に引込み可能であることを特徴とする請求項7による装置 。 9.前記制御装置(7)の固定部分(7A)に対する可動部分(7B)の相対 的な不動固定用の軸方向割出し部(20)が、前記固定部分(7A)の延長部( 21)内に配置された対応する収容凹部(24) 内に配設されるスライダー(23)から成り、前記スライダー(23)自体は、 前記割出し部(20)の反対側にある部分に、少なくとも1の圧縮ばね(26) を収容するためのU字型くり抜き部(25)を含み、前記圧縮ばねは、一方では 、前記スライダー(23)のくり抜き部(25)のU字型をした水平分岐部(2 5a)に支承され、また他方では、前記スライダーに対して押圧力を加えるべく 該スライダー(23)の収容凹部(24)の底部(24a)に支承されることを 特徴とする請求項8による装置。 10.解錠位置にある前記割出し兼固定手段が、軸方向割出し部(20)と前記 ボス部(18A)の各々の外側に配設される2の側方くり抜き部(18C)とか ら成ることを特徴とする請求項7による装置。 11.前記制御装置(7)の固定部分(7A)に対する可動部分(7B)の回転 軸(XX’)が、前記固定部分に形成されて前記可動部分(7B)の対応する柱 脚(28)を共働可能に受け入れることができる中ぐり部(27)、あるいはそ の逆、により構成され、このようにして得られる組立体は固定装置を介して軸方 向に不動固定されることを特徴とする請求項2ないし10のいずれか1による装 置。 12.前記割出し用スライダー(23)の位置をそのくり抜き部(24)内に維 持すること、ならびに前記 制御装置(7)の可動部分(7B)をその固定部分(7A)上に維持することが 、該固定部分(7A)の延長部(21)に付加される閉鎖用小板(28)を介し て行われ、かつ該可動部分(7B)へ向けられる端部区域(28a)が、該可動 部分(7B)の周縁部に合致する対応する円弧形状を成すとともに、その垂直カ ム(18)のボス部(18A)のための垂直ストッパーを構成することを特徴と する請求項1ないし11のいずれか1による装置。 13.靴(3)の横断方向ヒンジ連結軸(6)が、競技者の足部の中足骨・指骨 関節区域と靴の先端部(3a)との間で、該靴の先端部から引っ込んだ位置にあ ることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1による装置。 14.前記制御装置(7)の可動部分(7B)が、その垂直カム(18)の反対 端部に、靴(3)の先端部(3a)と共働できる該靴の弾性戻し部材(29)を 含み、それによりスポーツ実施の間、平坦位置へ向けて靴が容易に復帰できるよ うにすることを特徴とする請求項12による装置。 15.前記弾性戻し部材が、前記可動部分(7B)の端部に位置する横断方向軸 を中心としてその両端の1を介してヒンジ連結され、かつ圧縮によりコイルばね (32)に作用するレバー(30)により構成され、前記コイルばねは、前記レ バー(30)の下面 (30a)と、足部が歩行展開する際、該ばね(32)の引込みを可能にするととも に、ばねのエネルギーを回復させる収容凹部(33)の底部分との間に配設され ることを特徴とする請求項14による装置。
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