JPH11511102A - 不正操作が一見してわかるクロージャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 環状内側ねじ込みスカートと；前記スカートの下端に隣接するスカートに永続的に取付けられた環状スカート延長部と；前記スカート延長部の本体に後端である第１端部で、ねじ戻し作業中永続的にくっつけた複数のフラップとして構成され、かつ前記延長部の本体に前記フラップの前端である第２端部に、ねじ戻し作業中破損自在に接続された前記スカート延長部の１つ以上の分離弓形セクターと；各々の前記フラップからその第２端部に隣接して容器の方に伸びる容器噛合い歯と；前記各フラップ上にあって、その第１端部と前記容器噛合い歯との中間にあるヒンジと；を備え、前記容器噛合い歯が容器ネックに隣接するトリガ手段に、クロージャーが容器上を走り上る間に重なり合い、ねじ戻し作業中前記トリガ手段に接して固定できるよう適応させてあることと；前記固定がスカート延長部の本体と前記フラップの第２端部の間の破損し易くした接続の破断に対応させてあることと；前記容器噛合い歯と前記フラップの第２端部がクロージャーをさらにねじ戻すことで、前記の回りを内側方向に、かつ前記フラップの第１端部に向い、前記フラップの折畳まれない部分の半径方向で内側の不正操作が一見してわかる位置に対して折畳むことができるよう適応させてあること；を特徴とするタイプの熱可塑性クロージャー。

Description

【発明の詳細な説明】 不正操作が一見してわかるクロージャー 技術分野 本発明は不正操作が一見してわかるクロージャー、詳述すれば外部ねじ込みネ ックを備える容器に関して用いられるクロージャーならびにシステムに関するも のである。 背景技術 近年、一旦製品が製造者により容器に封入されると、その後、どのようにして 容器を開栓しても、前記クロージャーのどこかの部分もしくはその付属部品の破 断によってそれが一見して分るようなクロージャーの設計が望ましくなってきた 。 不正操作が一見してわかり商品として成功した数多くのクロージャーが設計さ れてきたが、ねじ山を切った容器が必要とされる場合、もっとも一般的な設計は 通常、そのスカートの下に懸垂した不正操作の一見してわかるバンドを備えたキ ャップを必要とする。このような設計は従来比較的に満足すべきものであったが 、破断が前記クロージャーのねじ戻しよりも寧ろクロージャーの締付けでしばし ば起こるクロージャーのスカートに前記バンドを取付ける小さいブリッジに気付 かないうちに起こる破断に関連する問題がある。いくつかの既存の設計で、不正 操作が一見してわかるバンドは、一旦それがクロージャーから脱落すると、計量 分配されるべき製品中に落下するか、あるいは外れ落ちて、ごみ／汚染問題を起 こすか、もしくは正に邪魔物扱いにされるような厄介な物となりかねない。別の 設計では、不正操作が一見してわかるという特性は、クロージャーが再シールさ れて、極めて綿密な検査だけが容器の不正開栓されたことを示すので容器の開栓 をひとめ見てわかるような十分な証拠を提供しない。 発明の開示 従って本発明の目的は既存の不正操作が一見してわかるねじ山を切った容器の クロージャーと関連する１つ以上の欠点の克服もしくは市場に代りのものを少く とも提供することである。 本発明によれば、環状の内側ねじ込み式スカートと；このスカートの下端に隣 接してスカートに永続的に取付けられた環状スカート延長部と；このスカート延 長部の本体にねじ戻し作業中後端となる第１端部に永続的にくっつけられたフラ ップとして構成され、また前記延長部の本体にねじ戻し作業中前記フラップの前 端となる第２端部で破損自在に接続された前記スカート延長部の１つ以上の分離 した弓形セクターと；前記容器に向ってその第２端部に隣接する各フラップから 伸びる容器噛合い手段と；各フラップ上、その第１端部と前記容器噛合い手段の 中間にあるヒンジ手段と；を備え、前記容器噛合い手段が容器ネックに隣接する トリガ手段の上にクロージャーが容器上を走り上る間に乗り上げるだけでなく、 ねじ戻し作業中このトリガ手段に接して固定できるよう対応させることと；この ような固定が前記スカートの延長部の本体と前記フラップの第２端部の間に破損 性接続を破断させることと；そして、その後、前記容器噛合い手段と前記フラッ プの第２端部とを前記ヒンジ手段の回りを内側方向に折畳んで前記フラップの折 畳まれない部分の半径方向内面に接して位置させることと；前記噛合い手段とフ ラップの構成が、一旦フラップの第２端部と容器噛合い手段とが上述のように折 り返って、前記クロージャーを引続き容器の上でねじ戻し走り上げると、フラッ プの前端と関連する容器噛合い手段をそれぞれの不正操作が一見してわかる位置 から事実上遷移させないか、あるいはそれぞれの元の位置に復帰させないことを 保証することを特徴とするタイプの熱可塑性クロージャーが提供される。 図面の簡単な説明 ・図１は本発明によるクロージャーの側面図である。 ・図２は図１のクロージャーの線Ａ−Ａ′を通る部分断面であり、またクロージ ャーの開栓前の相補的容器を示す図である。 ・図３は図１のクロージャーの線Ａ−Ａ′を通る開栓中の相補的容器を示す図で ある。 ・図４は図１のクロージャーの線Ａ−Ａ′を通る開栓後の相補的容器を示す図で ある。 ・図５は図１のクロージャーの開栓前の斜視図である。 ・図６は図１のクロージャーの開栓後の斜視図である。 ・図７は本発明の別の実施例の斜視図である。 ・図８は図７のクロージャーの開栓後の斜視図である。 実施のための最良の形態 本発明の１つの実施例は添付図面を参照して詳述されるであろう。 図１乃至６を含む実施例によれば、上面１と外側にぎざぎざをつけた環状内側 ねじ込み（図示せず）スカート部分２を備えるクロージャが配設されている。前 記スカート２のすぐ下に平面図で同一の外径のスカート延長部３がある。多くの 実施例では、前記スカートとスカート延長部の間の交点は、スカート延長部が前 記スカートの内側ねじ込み部分のすぐ下に現れる筈だが事実上見分けることはで きない。 スカート延長部３はフラップ４を前記スカート延長部３に、ねじ戻し作業中は フラップの後端に相当する第１端部５で永続的にくっつけて組込んでいる。この フラップの第２端部であって前記６は前記スカート延長部に破損性ブリッジ７に より取付けられている。フラップの第２端部に容器（図示せず）のネック１０（ 部分的に図示）に施された歯９と相互作用するよう適応させた容器噛合い歯８を 付加的に施す。 図１の実施例のフラップ４は、２つの切れ目１８と１９の片方をこのフラップ の上方に、他方を下方にした部品を形成するスカート延長部３とは（とりわけ） 区別される。他の実施例たとえば本明細書の図７と８に示されたものの場合、最 も低い切れ目はフラップの基部もスカート延長部の基部からなるので必要でない 。 ねじ戻し作業中、歯８の最も内側の前端は歯９の下から切取った部分９Ａと接 触する。クロージャーをさらにねじ戻しすると、結果として図３に示されたよう にブリッジ７の破断と、フラップ４の前記スカート延長部３とスカート２に関し 半径方向外側方向（図３で最もよく見られるように）へ、ヒンジ１１の回りにフ ラップをそれ自体に折り返った状態で移動させる。ねじ戻し動作が続くに従って 、フラップの前端６は歯８と共にそれぞれの元の位置からほぼ１８０度の角度を とって、それらがヒンジ１１とフラップ５の第１端部の間のフラップの前端の内 面に接触するまで折り返る。 クロージャーの回転を図３に示された方向から、このクロージャーが容器へ再 度ねじ込まれるように逆転させると結果として歯８と関連するランプ状面８Ａを 出現させることになり、第２のフラップ端部が歯９上のランプ状面１２に向けら れることが分るであろう。これらの２つのランプ状形材は互いの上に乗上げるこ とになって、そのため前記フラップの第２端部６と容器噛合い歯８が図４と６に 示されたそれぞれの不正操作が一見してわかる位置から後ろに折れることを防ぐ に役立つ。図４と６に示された位置が孔１３に関し、前記スカート延長部のブリ ッジ７とヒンジ１１の間の適所に残った不正操作が一見してわかる位置であるこ とがわかる筈である。 さらに、材料のヒンジ部分１１の厚さが、このヒンジ１１の折畳み後に、第１ 端部５とヒンジ１１の間のフラップの折畳まれない部分をキャップの開栓後もう 一度半径方向で外側方向への折畳みを促して、それにより不正操作が一見してわ かる位置の維持が出来なくなるために、十分な復元力をもたないことが好ましい 。逆に第１端部５とヒンジ１１の間のフラップの折畳まれない部分は理想的には 開栓作業中に半径方向で外側方向に曲げられた後、平面図で見て事実上スカート 延長部３と整合するその元の位置へ必ず復帰できるよう対応させた復元特性をも つような厚さの材料で組立てることである。 前記フラップの前端６が、開栓後その元の位置から約１８０度の角度で後ろに 折畳まれたまま残る傾向をさらに強めるために、図１乃至６を含む実施例にある フラップの前縁にタブ２０を設けることである。このタブは前記フラップ（折畳 み部分）の前縁６から上方方向に伸びて、クロージャーと折畳みのヒンジの回り のねじ戻し中、先ず半径方向で外側方向に移動し、その後、半径方向で内側方向 に移動して、前記タブを半径方向で内側方向にさらに少しでも移動させるフラッ プの折畳まない部分と関連する復元を防ぐストップとして作用するスカート延長 部３の外面２１に隣接して静止させる。タブ２０はフラップの折畳めない部分と スカート延長部３のストップ部分２１と関連する復元性と共にフラップの前縁６ と歯８の不正操作が一見してわかる位置での維持に役立つことがわかるであろう 。 本発明によるクロージャーの設計は、スカートの基部から半径方向で外側方向 にずらしたスカート延長部を、フラップの第２端部６と容器噛合い歯８が開栓後 、それぞれの不正操作が一見してわかる位置にあえて固定されるように利用する こ とで可能になる。このような構成は本明細書の図７と８に示され、これらの実施 例は、スカート２の下縁１５が下方方向、前記スカート延長部３の上端の下方、 詳述すればフラップ４の第２端部６と、容器噛合い歯８の両上端の下方の位置に 伸びている事実を当てにしていることがわかるであろう。図８からも、第１端部 ５とヒンジ１１の間にあって前記ヒンジ１１の回りに折り返らないフラップの部 分が十分な弾性と復元力をもち、そのため、環状スカート延長部として一時的に 半径方向で外側方向に曲がった後、その元の位置を取り戻して、その第２端部６ と、関連する容器噛合い手段８を図８に示された位置に折返えることも注目すベ きである。フラップをヒンジ１１の回りに折畳む間に、このヒンジ１１は図３に 示されたようにかなりの距離を半径方向で外側方向に移動してから、前記フラッ プの折畳まれた部分が図４で示された最後の不正操作が一見してわかる位置にあ るフラップの折畳まれない部分の内側に接して位置すると、再度半径方向で内側 方向に移動する。フラップの折畳まれない部分が環状スカート延長部と整合した その元の位置に可能な限り接近した位置に戻ることが好ましい一方、フラップの 折畳まれた部分を折畳まれない部分と容器の間に適応させる必要性があるため、 この位置を完全に取戻すことは不可能となるであろう。 容器噛合せ歯８が容器上の歯９にクロージャーがスカート延長部３の容器部分 １６に最初に走り上る間に乗り上げ易くするために、破損し易くした単数もしく は複数のブリッジ７の反対側に、フラップ４が前記スカート延長部の本体および ／またはキャップから切れ目１７により分離された舌として構成されている。切 れ目１８、１９も図１乃至６の実施例の対応位置に同一の理由で延長する。 産業上の利用可能性 本発明により今までに製造されたクロージャーの実施例は約１８０度の角度だ け半径方向に分けられた２つのフラップを、その各々に容器噛合い手段からなる １つの歯を備えさせて利用する。本発明のクロージャーと併用する容器にほぼ６ 乃至１２の半径方向に離間させたトリガ手段を設けて、クロージャーの不正操作 が一見してわかる特性をクロージャーの限られた移動により発動させる。 上述のこのような２つの実施例と別の実施例が発明でき、本発明の範囲と目的 内に嵌まるよう考えられている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ， ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，Ｌ Ｔ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ， ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ 【要約の続き】 プの折畳まれない部分の半径方向で内側の不正操作が一 見してわかる位置に対して折畳むことができるよう適応 させてあること；を特徴とするタイプの熱可塑性クロー ジャー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．・環状内側ねじ込みスカートと； ・前記スカートの下端に隣接してスカートに永続的に取付けられた環状スカー ト延長部と； ・前記スカート延長部の本体に、後端である第１端部で、ねじ戻し作業中永続 的にくっつけた複数のフラップとして構成され、かつ前記延長部の本体に前記フ ラップの前端である第２端部にねじ戻し作業中破損自在に接続された前記スカー ト延長部の１つ以上の分離弓形セクターと； ・各々の前記フラップからその第２端部に隣接して容器の方に伸びる容器噛合 い手段と； ・前記各フラップ上にあって、その第１端部と前記容器噛合い手段との中間に あるヒンジ手段と： を備え、 ・前記容器噛合い手段が容器ネックに隣接するトリガ手段に、クロージャーが 容器上を走り上る間に重なり合い、ねじ戻し作業中は前記トリガ手段に接して固 定できるよう適応させてあることと； ・このような固定が前記スカート延長部の本体と前記フラップの第２端部の間 の破損性接続を破断できるよう適応させてあることと； ・前記容器噛合い手段と前記フラップの第２端部が、クロージャーをさらにね じ戻すことで、前記ヒンジ手段の回りを内側方向に、かつ前記フラップの第１端 部に向い、前記フラップの折畳まれない部分の半径方向で内側の不正操作が一見 してわかる位置に対して折畳むことができるよう適応させてあること； を特徴とするタイプの熱可塑性クロージャー。 ２．前記フラップの折畳まれない部分が、前記ねじ戻し作業中の前記ヒンジの 半径方向で内側の運動に適応させ、しかも十分な弾性と復元力をもたせて、前記 不正操作か一見してわかる位置が達成された後、前記ヒンジの半径方向で外側運 動を阻止させることを特徴とする請求項１記載の熱可塑性クロージャー。 ３．前記環状スカート延長部が平面図にして前記スカートと事実上同延である ことを特徴とする請求項２記載の熱可塑性クロージャー。 ４．前記環状スカート延長部が前記スカートの下端にくっつけられているが、 前記スカートの直径よりも事実上大きい直径をもつ前記環状スカート延長部で段 差がついていることを特徴とする請求項２記載の熱可塑性クロージャー。 ５．前記抑制手段が前記フラップの折畳み部分から上方方向、前記ヒンジ部分 とその第２端部の間に伸びるタブからなることと；前記タブは、前記不正操作が 一見してわかる位置にあって、それと整合されたスカートもしくはスカート延長 部上のストップの半径方向に最も外側の面に接して静止していることと；前記ス トップが前記タブを止めるので、前記容器噛合い手段が不正操作の一見してわか る位置から半径方向で内側方向に移動することと；前記タブが、不正操作の一見 してわかる位置にある時、フラップの折畳まれない部分により前記ストップに接 して圧力をかけられることを特徴とする請求項３記載の熱可塑性クロージャー。 ６．前記フラップの折畳まれる部分が容器の開栓後、フラップの自由端に隣接 する折畳み部分の最上端の下方の位置まで下方方向に伸びるスカートの部分のた め、その折畳まれた不正操作が一見してわかる位置に拘束されることと；前記フ ラップの折畳まれた部分が開栓後、その元の折畳まれない位置を取戻すために、 半径方向で内側方向への移動の自由を失うことと；前記フラップの折畳み部分が 僅かでも折畳まれないと、フラップの折畳まれない部分のその安定位置から半径 方向で外側方向への推進を必要とすることを特徴とする請求項４記載の熱可塑性 クロージャー。 ７．各々の前記フラップから容器の方に伸びる容器噛合い手段が、その前縁に 隣接してアンダーカットを備えるランプ状突起からなることを特徴とする請求項 １〜６のいずれか１項記載の熱可塑性クロージャー。 ８．前記クロージャーが、半径方向で外側方向に向き、前記クロージャーの容 器噛合い手段を、クロージャーを容器上に走り上げさせる間ではなく、ねじ戻し 作業中に噛合せできるよう適応させた外側方向ねじ込みネックの下方にある突起 をもつ容器を備えることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項記載の熱可塑 性クロージャーシステム。