JPH11510207A - 硬質面洗浄組成物に関する改良 - Google Patents

硬質面洗浄組成物に関する改良

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JPH11510207A JP9508055A JP50805597A JPH11510207A JP H11510207 A JPH11510207 A JP H11510207A JP 9508055 A JP9508055 A JP 9508055A JP 50805597 A JP50805597 A JP 50805597A JP H11510207 A JPH11510207 A JP H11510207A
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リーチ,マシユー・ジエイムズ
ニユーボウルド,ジエフリー
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ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ノニオン界面活性剤を含有するプラスチック洗浄組成物中に水溶性アニオンポリマーを、表面亀裂の伝播を抑制する薬剤として用いることに係わり、a)1〜30重量%のノニオン界面活性剤と、b)0.005〜5重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有する水溶性アニオンポリマーとを含有するpH2〜10の洗浄組成物でプラスチック面を処理することを含むプラスチック面洗浄方法を提供し、この方法において前記組成物のポリマー対ノニオン界面活性剤比は0.1:1以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】 硬質面洗浄組成物に関する改良 技術分野 本発明は、ノニオン界面活性剤及びポリマー成分を含有する汎用硬質面洗浄液 組成物に係わる。この組成物は使用時、浴室、作業台天板(worktops) 等の表面などのプラスチック面と接触させ得る。発明の背景 硬質面洗浄用の組成物は通常、前記面からよごれを除去する洗浄剤として1種 以上のノニオン界面活性剤を含有する。 様々なノニオン界面活性剤が知られ、かつ洗浄組成物中に用いられている。そ のような界面活性剤の典型例にアルコキシル化アルコールが有り、この物質は親 水性である酸化アルキレンと、脂肪族性またはアルキル芳香族性であり得る疎水 性有機化合物との縮合によって生成する化合物と説明される。いずれか特定の疎 水性基と縮合する親水性ラジカルもしくはポリオキシアルキレンラジカルの長さ は、親水性要素と疎水性要素とを所望の程度に平衡させた水溶性化合物を得るべ く容易に調節可能である。アルコキシル 化アルコールの特定例として、やし油アルコール1モル当たり2〜15モルの酸 化エチレンを有するやし油−酸化エチレン縮合物; そのアルキル基が6〜12 個の炭素原子を有するアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モル当たり 5〜25モルの酸化エチレンとの縮合物などの、直鎖状または分枝鎖状に配列し た8〜22個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと酸化エチレンとの縮合物な どが挙げられる。 ノニオン界面活性剤を主成分とする組成物に或る種の成分を含有させ、その成 分を表面に付着させることにより一段洗浄操作でよごれからの保護層を設けるこ とが知られている。本発明者の国際特許出願公開第94/26858号には、或 る種のアニオンポリマーをノニオン界面活性剤と共に用い、この両者によって初 期洗浄効果を改善し、かつ前記ポリマーを含有する組成物で洗浄した硬質面への よごれの再付着を防止する方法が開示してある。 ノニオン界面活性剤を主成分とする洗浄組成物は、該組成物をユーザーに受け 容れられやすくし、かつ悪臭を隠す香料、及び洗浄を補助する溶媒も含有し得る 。ノニオン界面活性剤が、特に溶媒との組み合わせで存在することによ り、使用または製造の間に応力を受けたプラスチック材料の表面損傷が助長され ると考えられる。前記表面損傷は材料の光沢消失及び/または構造破損をもたら す恐れが有る。本発明は、溶媒の存在下または不在下いずれにおいてもノニオン 界面活性剤含有組成物に起因する表面損傷の問題を少なくとも部分的には克服す ることに係わる。発明の概要 本発明者は今や、アニオンポリマーが、ノニオン界面活性剤の存在下に生起す るプラスチック材料の表面損傷からの保護作用を有することを確認した。 従って本発明は、ノニオン界面活性剤を含有するプラスチック洗浄組成物中へ の水溶性アニオンポリマーの、表面亀裂の伝播を抑制(retard)する薬剤 としての使用を提供する。 別の一構成において本発明は、プラスチック面を洗浄する方法に係わり、この 方法は a)1〜30重量%のノニオン界面活性剤と、 b)0.005〜5重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有する水 溶性アニオンポリマーと を含有するpH2〜10の洗浄組成物でプラスチック面を 処理するステップを含み、その際前記組成物は0.1:1以下のポリマー対ノニ オン界面活性剤比を有する。 本発明の組成物及び本発明の方法の利点は、構造弱点の出現または光沢の消失 を招く表面損傷を低減することであると考えられる。そのうえ、本発明の組成物 はノニオン界面活性剤の洗浄作用を表面損傷作用から切り離すことを可能にし、 即ち以前は十分な洗浄力を有する組成物は表面を損傷し、さほど損傷しない組成 物は洗浄力が見劣りしたが、本発明の組成物は有効な洗浄剤であると同時に、表 面をごく僅かしか損傷しない。発明の詳細な説明 いかなる作業理論にも拘泥するつもりは無いが、プラスチック表面の損傷は、 プラスチックが使用時または製造時に応力を受け、かつ応力により生じた亀裂が 伝播し得るほどプラスチック材料を脆弱にする量の可塑剤が存在することを必要 条件とすると考えられる。亀裂の長さ及び/または幅が増すにつれて材料は構造 的に弱くなり、また亀裂の存在は施された表面仕上を消失させる。上記ポリマー の存在はノニオン界面活性剤の可塑剤としての活性を抑制するか、または表面の 物理的遮蔽によって亀裂への作用を低減 すると考えられる。 本発明の、好ましくかつ重要である様々な特徴を以下に詳述する。 ポリマー 水溶性ポリマーは、本発明による組成物の重要な一成分である。 驚くべきことに、本発明の具体例において好ましいポリマーは市場で容易に入 手可能なポリマーである。好ましいポリマーはアクリル酸、メタクリル酸もしく はマレイン酸無水物のポリマー、または任意の組み合わせの前記モノマー同士の コポリマー、もしくは1種以上の前記モノマーと他のモノマーとのコポリマーで ある。 特に適当なポリマーに、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸無水物、並びにアク リル酸またはマレイン酸無水物とエチレン、スチレン及びメチルビニルエーテル とのコポリマーが含まれる。 最も好ましいポリマーは、好ましくはスチレン、アクリル酸、メチルビニルエ ーテル及びエチレンとの間に形成されたマレイン酸無水物コポリマーである。 好ましくは、ポリマーの分子量は少なくとも5,000 で、より好ましくは少なくとも50,000であり、最も好ましくは100,0 00を上回る。 典型的には、界面活性剤を主成分とする洗浄組成物に、製品の少なくとも0. 01重量%のポリマーを含有させる。意外にも、ポリマーの存在が実際に有益で あることは非常に低レベルのポリマー及び界面活性剤しか存在しない場合でも確 認できることが判明した。低濃度しきい値のこのような特徴は、著しい稀釈を要 する本発明の用途において特に有利である。 好ましいポリマーレベルは0.05〜5.0重量%であり、このレベルにおい て、再度のよごれ(resoiling)を防止する有益な特性は特に向上する 。より好ましくは0.2〜2.0重量%のポリマーを存在させる。本発明者は、 ポリマーレベルを前記より高くしても通常の稀釈率で洗浄に関して更に著しい利 点は得られず、その一方で組成物のコストは上昇することを確認した。高レベル のポリマーは製品の粘度を上昇させ、製品がよごれを湿潤化してよごれに浸透す るのを妨げると考えられる。しかし、稀釈してから用いる濃縮製品の場合は、初 期ポリマーレベルを5重量%のような高い値とし得る。 本発明に用いるアニオンポリマーは、負の電荷を有するポリマーまたはプロト ン化形態の同様ポリマーである。ポリマー混合物を用いることも可能である。 先に述べたように、ポリマーの分子量は好ましくは1,000,000Daを 下回る。分子量が高いほど、ポリマーが洗浄に関して有する有益な特性は低下す ると考えられる。 界面活性剤 本発明による組成物が少なくとも1種のノニオン界面活性剤を含有することは 重要である。 本発明による組成物は、ノニオン洗剤活性化合物の中から選択され得る洗剤活 性化合物を含有する。適当なノニオン洗剤活性化合物は広義には、親水性である 酸化アルキレン基と、脂肪族性またはアルキル芳香族性であり得る疎水性有機化 合物との縮合によって生成する化合物と説明できる。 いずれか特定の疎水性基と縮合する親水性ラジカルもしくはポリオキシアルキ レンラジカルの長さは、親水性要素と疎水性要素とを所望の程度に平衡させた水 溶性化合物を得るべく容易に調節可能である。 上記化合物の特定例に、直鎖状または分枝鎖状に配列した8〜22個の炭素原 子を有する脂肪族アルコールと2〜15モルの酸化エチレンとの縮合物が含まれ る。このような物質の例としては、やし油アルコール1モル当たり2〜15モル の酸化エチレンを有するやし油−酸化エチレン縮合物; そのアルキル基が6〜 12個の炭素原子を有するアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モル当 たり5〜25モルの酸化エチレンとの縮合物; エチレンジアミンと酸化プロピ レンとの反応から得られた生成物と酸化エチレンとの縮合物で40〜80重量% のポリオキシエチレンラジカルを有する、分子量5,000〜11,000の縮 合物; 構造R3NO〔式中1個の基Rは炭素原子8〜18個のアルキル基であ り、その他の基Rはそれぞれメチル基、エチル基またはヒドロキシエチル基であ る〕の第三級アミン酸化物、例えばジメチルドデシルアミンオキシド; 構造R3 PO〔式中1個の基Rは炭素原子10〜18個のアルキル基であり、その他の 基Rはそれぞれ炭素原子1〜3個のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であ る〕の第三級ホスフィン酸化物、例えばジメチルドデシルホスフィンオキシド; 構造R2SO〔式中一方の基Rは 炭素原子10〜18個のアルキル基であり、他方の基Rはメチルまたはエチルで ある〕のジアルキルスルホキシド、例えばメチルテトラデシルスルホキシド; 脂肪酸アルキロールアミド(alkylolamides); 並びに脂肪酸ア ルキロールアミド及びアルキルメルカプタンの酸化アルキレン縮合物などが挙げ られる。 好ましいノニオン界面活性剤は、9〜15炭素アルコールと3〜10モルの酸 化エチレンとの縮合物である。 本発明の組成物中に用いるべきノニオン洗剤活性化合物の量は通常1〜30重 量%で、好ましくは5〜20重量%、最も好ましくは12〜20重量%である。 活性化合物レベルは15%前後が特に好ましく、なぜなら該レベルをこれより高 くしても、稀釈せずに用いる場合洗浄性能が僅かにしか向上しないからであるが 、著しく稀釈してから用いるべく企図された製品ではより高いレベルが使用可能 である。 場合によっては、アニオン界面活性剤を比較的小さい比率で存在させ得る。 適当なアニオン洗剤活性化合物は、炭素原子8〜22個のアルカリラジカルと 、スルホン酸エステルラジカル、硫酸エステルラジカル及びこれらの混合物の中 から選択され たラジカルとをその分子構造中に有する硫黄含有有機反応生成物の水溶性塩であ る。 アニオン洗剤の例には、アルコール硫酸ナトリウム及びカリウム、特に獣脂ま たはやし油のグリセリドを還元することにより生成させた高級アルコールの硫酸 化によって得られるもの; アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びカリウ ム、例えばそのアルキル基が9〜15個の炭素原子を有するものなど; 第二級 アルカンスルホン酸ナトリウム及びカリウム; 硫酸ナトリウムアルキルグリセ リルエーテル、特に獣脂またはやし油由来の高級アルコールのエーテル; やし 油脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウム; 1モルの高級脂肪アルコールと1〜 6モルの酸化エチレンとの反応生成物の硫酸エステルのナトリウム及びカリウム 塩; 1〜8単位の酸化エチレン分子を有し、かつそのアルキルラジカルが4〜 14個の炭素原子を有するアルキルフェノール−酸化エチレンエーテル硫酸のナ トリウム及びカリウム塩; 例えばやし油に由来する脂肪酸をイセチオン酸でエ ステル化し、かつ水酸化ナトリウムで中和して得られる反応生成物; 及びこれ らの混合物が有る。 好ましい水溶性合成アニオン洗剤活性化合物は、高級ア ルキルベンゼンスルホン酸、高級アルキルベンゼンスルホン酸とオレフィンスル ホン酸及び高級アルキルスルフェートとの混合物、並びに高級脂肪酸モノグリセ リド硫酸のアンモニウム及び置換アンモニウム(モノ、ジ及びトリエタノールア ミンなど)、アルカリ金属(ナトリウム及びカリウムなど)並びにアルカリ土類 金属(カルシウム及びマグネシウムなど)塩である。 最も好ましいアニオン洗剤活性化合物は、直鎖状または分枝鎖状のアルキル基 中に6〜20個の炭素原子を有する高級アルキルベンゼンスルホン酸塩などの高 級アルキル芳香族スルホン酸塩であり、その特定例に、高級アルキルベンゼンス ルホン酸または高級アルキルトルエン、キシレンもしくはフェノールスルホン酸 のナトリウム塩、ナフタレンスルホン酸アルキル、ジアミルナフタレンスルホン 酸アンモニウム、及びジノニルナフタレンスルホン酸ナトリウムが有る。 本発明の洗浄組成物中に用いるべき合成アニオン洗剤活性化合物の量は通常0 .5〜50重量%(活性化合物総量に基づく)であり、好ましくは33重量%未 満(活性化合物総量に基づく)である。製品が15重量%前後の界面活 性剤を含有する場合、アニオン界面活性剤のレベルは好ましくは製品の5重量% を越えるべきでない。 本発明による組成物には、両性、カチオン、または双生イオン性洗剤活性化合 物も任意に含有させ得る。 任意に用い得る適当な両性洗剤活性化合物は、炭素原子8〜18個のアルキル 基と、可水溶化(water−solubilising)アニオン基によって 置換された脂肪族ラジカルとを有する脂肪族第二級及び第三級アミンの誘導体、 例えば3−ドデシルアミノ−プロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロ パンスルホン酸ナトリウム及びN−2−ヒドロキシドデシル−N−メチルタウリ ン酸ナトリウムである。 適当なカチオン洗剤活性化合物は、炭素原子8〜18個の脂肪族ラジカルを有 する第四アンモニウム塩、例えばセチルトリメチルアンモニウムブロミドである 。 任意に用い得る適当な双生イオン性洗剤活性化合物は、炭素原子8〜18個の 脂肪族ラジカルと、可水溶化アニオン基によって置換された脂肪族ラジカルとを 有する脂肪族第四アンモニウム、スルホニウム及びホスホニウム化合物の誘導体 、例えば3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデ シルアンモニウム)プロパン−1−スルホネートベタイン、3−(ドデシルメチ ルスルホニウム)プロパン−1−スルホネートベタイン及び3−(セチルメチル ホスホニウム)エタンスルホネートベタインである。 適当な洗剤活性化合物の更に別の例に、良く知られた教本である「Surfa ce Active Agents」第1巻(Schwartz及びPerry )及び「Surface Active Agents and Deterg ents」第2巻(Schwartz、Perry及びBerch)に記載され た、通常界面活性剤として用いられる化合物が有る。 本発明の洗浄組成物中に用いるべき洗剤活性化合物の総量は通常1.5〜30 重量%とし、好ましくは2〜20重量%、最も好ましくは5〜20重量%とする 。 溶媒 本発明の組成物は、一般式 R1−O−(EO)m−(PO)n−R2 〔式中R1及びR2は独立にC2 〜6アルキルまたはHであるが、ただし両方同時に 水素ではなく、m及びnは独立に0〜5である〕の溶媒を2重量%以下しか含有 しないこと が好ましい。本発明の組成物でのようなポリマーの使用によって、存在する任意 の溶媒の有害作用を相殺できると考えられる。 より好ましくは、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、モノエチレ ングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテ ル及びこれらの混合物の中から選択される溶媒を2重量%以下しか存在させない 。 水以外の溶媒が実質的に存在しなければ有利である。 微量成分 本発明による組成物は、その洗浄性能を補助する他の成分を含有し得る。 例えば、本発明の組成物はニトリロ三酢酸塩、ポリカルボン酸塩、クエン酸塩 、ジカルボン酸、水溶性リン酸塩、特にポリリン酸塩、オルトリン酸塩とピロリ ン酸塩との混合物、ゼオライト及びこれらの混合物など、本明細書中に規定した 特定の水溶性塩以外の洗剤ビルダーを含有し得る。前記のようなビルダーは、本 明細書中に説明したビルダー自体の水への溶解度を超える量で存在する場合は研 磨剤としても機能し得る。特定の水溶性塩以外のビルダーを用い る場合、当該ビルダーの用量は通常組成物の0.1〜25重量%とすることが好 ましい。 エチレンジアミン四酢酸塩、アミノ−ポリホスホン酸塩 様々な多官能有機酸及び塩などの金属イオン封鎖剤も任意に用い得る。 本発明による組成物が場合によっては含有する別の成分に起泡調節物質が有り 、この物質は、使用時気泡を過剰に発生させる傾向を有する本発明による組成物 中に用い得る。起泡調節物質とは、例えば石鹸である。石鹸は脂肪酸の塩であり 、約8〜約24個、好ましくは約10〜約20個の炭素原子を有する高級脂肪酸 のナトリウム塩、カリウム塩といったアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びアル カノールアンモニウム塩を包含する。特に有用であるのは、やし油及び落花生( ground nut)油に由来する脂肪酸の混合物のナトリウム塩及びカリウ ム塩、並びにモノ、ジ及びトリエタノールアミン塩である。石鹸を用いる場合、 その量は組成物の少なくとも0.005重量%、好ましく0.5〜2重量%とし 得る。起泡調節物質の例には、有機溶媒、疎水性シリカ、及びシリコーン油また は炭化水素も 有る。 本発明による組成物は、既述成分に加えてpH調節剤、着色剤、螢光増白剤、 よごれ懸濁化剤、洗浄性(detersive)酵素、相容性漂白剤、ゲル制御 剤、凍結−解凍安定剤、殺菌剤、防腐剤、洗剤ヒドロトロープ、香料及び不透明 剤など、他の様々な任意成分も含有し得る。 本発明の組成物は研磨剤粒子を実質的に含有しないことが好ましい。研磨剤自 体は単独で有益な洗浄特性を示すものの、研磨剤が存在するとポリマーに起因し て組成物の洗浄特性が低下することが実験から判明している。研磨剤と、界面活 性剤と、ポリマーとが複合体を形成し、この複合体のせいで界面活性剤濃度が、 洗浄する表面において有効な濃度を下回ると考えられる。 先に述べたように、本発明による組成物のpHは酸性または中性の値を有する 。本発明者は前記のようなpH値において優れた洗浄特性及び/またはよごれ再 付着(resoiling)防止特性が得られることを確認した。製品のpH値 は、酸組成物の危険性と石灰スケール除去に関する酸の利点との兼ね合いで好ま しくは3〜7、更に好ましくは3〜6とし、4〜6とすれば特に好ましい。 特に好ましい本発明による組成物は、3〜6のpHを有する流動性水性液体で あり、 a)5〜20重量%のアルコキシル化アルコールノニオン界面活性剤と、 b)3重量%未満のアニオン界面活性剤と、 c)0.2〜2重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有し、アクリ ル酸、メタクリル酸及びマレイン酸無水物のうちの少なくとも1種とアクリル酸 、メタクリル酸、マレイン酸無水物、エチレン、スチレン及びメチルビニルエー テルのうちの少なくとも1種とから成る水溶性アニオンポリマーと、 d)2%以下の、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、モノエチレン グリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル 及びこれらの混合物の中から選択された溶媒と を含有する。 本発明を、更に良く理解されるように実施例によって以下に詳述する。実施例 以下の実施例は、24時間の接触時間を用いる工業規格 の方法に類似の方法を用いて実施した。短い(1時間)接触時間を用いて、試料 同士をより明確に区別した。 厚み3mm、長さ127mm及び幅12.7mmの透明PerspexTMスト リップをシートから帯鋸で切り取った。各ストリップを、曲げ歪み1.75%( 40MPaに相当)の下に折り曲げジグ(bending jig)に取り付け た。ジグに取り付けたままのストリップを後述のようにして、ノニオン界面活性 剤及び添加物を含有する試験溶液と1時間接触させた。 試験する液体は清浄な12cm径ガラス製ペトリ皿または他の適当な浅い容器 に入れ、折り曲げジグは反転させた。ジグを、折り曲げられたプラスチックの先 端が試験媒質と十分接触するようにしてベンチレベルの1.5〜2cm上方に安 定に支持した。曲げ歪み1.75%の折り曲げジグ(ジグに設けられた溝同士の 間隔116mm)の場合の接触時間は25℃で1時間である。 1時間後、ストリップを脱イオン水で濯ぎ、ジグから取り外し、掻き傷を作ら ないよう注意しながら水気を拭き取った。この時、Perspexの周縁部はそ の縁に沿って剥き出しの指を滑らせれば浅い切り傷ができるほど鋭く、 しかも跳ねてジグから外れかねないので注意を要する。ストリップを、オーバー ヘッドプロジェクターに設置して表示画像中に亀裂を探すことにより検査した。 亀裂の程度を評価者団に、損傷の無いことを表わす0から極度の損傷を表わす2 0までの評点で評価させた。 損傷は20点採点法で評価する。 0=目に見える損傷が全く存在しない。 1=拡大手段を用いずに漸く視認できる、ごく僅かな損傷。 2=僅かな損傷。 3=甚だしく損傷されているが、接触域に無傷の表面も存在する。 4=ストリップ全幅にわたって亀裂が生じているが、幾つかの亀裂は小さく、 見えにくい。 5=ストリップ全幅にわたって明瞭な応力亀裂が生じている。 評点6〜20は、4個のストリップをテープで一つに縛り、光の透過を(例え ばオーバーヘッドプロジェクターにおいて)一組の所定標準と比べて評価するこ とにより決定する。評価者団を用い、評価結果の平均値を求めた。 上述の実験で用いた溶媒は、主としてジエチレングリコールモノn−ブチルエ ーテルから成るButyl DigolTM(BDHから入手可能)であった。溶 媒を存在させる場合、その量は組成物の5重量%のレベルとした。 界面活性剤は次のものを用いた。 Dobanol 91/8: 8モルの酸化エチレンと縮合したC8 〜11アルコール。 Dobanol 23/6.5: 6.5モルの酸化エチレンと縮合したC12 〜13アルコール。 Dobanol 91/5: 5モルの酸化エチレンと縮合したC9 〜11アルコール。 Lial 111/5.5: 5.5モルの酸化エチレンと縮合したC10 〜11アルコール。 DopanolはShellの商標である。LialはEnichemの商標 である。界面活性剤は製品の10重量%のレベルで存在させた。 香料はOpalinaTM(Firmenichから入手可能)を用いた。ポリ マーはVersiocol E1 1TM(Allied Colloidsから入手可能)を用いた。ポリマーを存 在させる場合、その量は0.5重量%のレベルとした。ポリマー含有試料には2 重量%のクエン酸も含有させた。水の添加によって組成物を100重量%とした 。パーセンテージはいずれも製品に基づく重量%である。 得られた結果を次の表1に示す。各組成物(基本組成物、溶媒含有組成物及び 香料含有組成物)を、ポリマーを添加して、また添加せずに、かつ四つの異なる 界面活性剤のうちのいずれか1種を添加して調製した。例えばA列の場合、スト リップを処理した4種の試料には10重量%の界面活性剤(表記してあるもの) 、0.5重量%のポリマー及び5重量%の溶媒を含有させた。B、D及びF列に 示した結果は比較例に関して得られた結果である。 表1からは、ポリマーを存在させると、溶媒を存在させた場合(A列をB列と 比較)と存在させない場合(C列をD列と、またE列をF列と比較)との両方に おいて表面損傷が著しく減少することが知見され得る。溶媒を存在させず、かつ ポリマーを存在させた場合(C及びE列)の表面損傷がノニオン界面活性剤のみ を用いた対照実験(D及びF列)での表面損傷ほどのでなかったことが知見され 得る。 好ましい組成物は、例えばC列に示したものである。これらの組成物はノニオ ン界面活性剤、香料及びポリマーを含有するが、溶媒は含有しない。 別の実験の結果を次の表2に示す。表2に示した実験結 果は先に述べた方法により、2%のVersicol E11及び2%のクエン 酸の添加を行なって(B列)、また行なわずに(A列)得た。表2中に記した使 用物質は先に述べたものであり、即ち溶媒はButyl Digol、香料はO palinaである。 表2に示した結果から、試験した系のほぼ総てにおいて組成物にポリマーを添 加した場合に表面損傷の著しい減少が起こったことが知見され得る。表面損傷は 香料と溶媒との両方が存在する場合特に甚だしくなることが見て取れる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月21日 【補正内容】 明細書 硬質面洗浄組成物に関する改良 技術分野 本発明は、ノニオン界面活性剤及びポリマー成分を含有する汎用硬質面洗浄液 組成物に係わる。この組成物は使用時、浴室、作業台天板(worktops) 等の表面などのプラスチック面と接触させ得る。発明の背景 硬質面洗浄用の組成物は通常、前記面からよごれを除去する洗浄剤として1種 以上のノニオン界面活性剤を含有する。 様々なノニオン界面活性剤が知られ、かつ洗浄組成物中に用いられている。そ のような界面活性剤の典型例にアルコキシル化アルコールが有り、この物質は親 水性である酸化アルキレンと、脂肪族性またはアルキル芳香族性であり得る疎水 性有機化合物との縮合によって生成する化合物と説明される。いずれか特定の疎 水性基と縮合する親水性ラジカルもしくはポリオキシアルキレンラジカルの長さ は、親水性要素と疎水性要素とを所望の程度に平衡させた水溶性化合物を得るべ く容易に調節可能である。アルコキシル 化アルコールの特定例として、やし油アルコール1モル当たり2〜15モルの酸 化エチレンを有するやし油−酸化エチレン縮合物; そのアルキル基が6〜12 個の炭素原子を有するアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モル当たり 5〜25モルの酸化エチレンとの縮合物などの、直鎖状または分枝鎖状に配列し た8〜22個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと酸化エチレンとの縮合物な どが挙げられる。 ノニオン界面活性剤を主成分とする組成物に或る種の成分を含有させ、その成 分を表面に付着させることにより一段洗浄操作でよごれからの保護層を設けるこ とが知られている。本発明者の国際特許出願公開第94/26858号には、或 る種のアニオンポリマーをノニオン界面活性剤と共に用い、この両者によって初 期洗浄効果を改善し、かつ前記ポリマーを含有する組成物で洗浄した硬質面への よごれの再付着を防止する方法が開示してある。 ノニオン界面活性剤を主成分とする洗浄組成物は、該組成物をユーザーに受け 容れられやすくし、かつ悪臭を隠す香料、及び洗浄を補助する溶媒も含有し得る 。ノニオン界面活性剤が、特に溶媒との組み合わせで存在することによ り、使用または製造の間に応力を受けたプラスチック材料の表面損傷が助長され ると考えられる。前記表面損傷は材料の光沢消失及び/または構造破損をもたら す恐れが有る。本発明は、溶媒の存在下または不在下いずれにおいてもノニオン 界面活性剤含有組成物に起因する表面損傷の問題を少なくとも部分的には克服す ることに係わる。発明の概要 本発明者は今や、アニオンポリマーが、ノニオン界面活性剤の存在下に生起す るプラスチック材料の表面損傷からの保護作用を有することを確認した。 従って本発明は、ノニオン界面活性剤を含有するプラスチック洗浄組成物中へ の水溶性アニオンポリマーの、表面亀裂の伝播を抑制(retard)する薬剤 としての使用を提供し、その際前記組成物は0.1:1以下のアニオンポリマー 対ノニオン界面活性剤比を有し、かつ界面活性剤総量の33%未満の合成アニオ ン界面活性剤を含有する。 別の一構成において本発明は、プラスチック面を洗浄する方法に係わり、この 方法は a)1〜30重量%のノニオン界面活性剤と、 b)0.005〜3重量%の、1,000,000未満の 平均分子量を有する水溶性アニオンポリマーと を含有するpH2〜10の洗浄組成物でプラスチック面を処理するステップを含 み、その際前記組成物は0.1:1以下のポリマー対ノニオン界面活性剤比を有 し、かつ界面活性剤総量の33%未満の合成アニオン界面活性剤を含有する。 本発明の組成物及び本発明の方法の利点は、構造弱点の出現または光沢の消失 を招く表面損傷を低減することであると考えられる。そのうえ、本発明の組成物 はノニオン界面活性剤の洗浄作用を表面損傷作用から切り離すことを可能にし、 即ち以前は十分な洗浄力を有する組成物は表面を損傷し、さほど損傷しない組成 物は洗浄力が見劣りしたが、本発明の組成物は有効な洗浄剤であると同時に、表 面をごく僅かしか損傷しない。発明の詳細な説明 いかなる作業理論にも拘泥するつもりは無いが、プラスチック表面の損傷は、 プラスチックが使用時または製造時に応力を受け、かつ応力により生じた亀裂が 伝播し得るほどプラスチック材料を脆弱にする量の可塑剤が存在することを必要 条件とすると考えられる。亀裂の長さ及び/また は幅が増すにつれて材料は構造的に弱くなり、また亀裂の存在は施された表面仕 上を消失させる。上記ポリマーの存在はノニオン界面活性剤の可塑剤としての活 性を抑制するか、または表面の物理的遮蔽によって亀裂への作用を低減すると考 えられる。 本発明の、好ましくかつ重要である様々な特徴を以下に詳述する。 ポリマー 水溶性ポリマーは、本発明による組成物の重要な一成分である。 驚くべきことに、本発明の具体例において好ましいポリマーは市場で容易に入 手可能なポリマーである。好ましいポリマーはアクリル酸、メタクリル酸もしく はマレイン酸無水物のポリマー、または任意の組み合わせの前記モノマー同士の コポリマー、もしくは1種以上の前記モノマーと他のモノマーとのコポリマーで ある。 特に適当なポリマーに、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸無水物、並びにアク リル酸またはマレイン酸無水物とエチレン、スチレン及びメチルビニルエーテル とのコポリマーが含まれる。 最も好ましいポリマーは、好ましくはスチレン、アクリル酸、メチルビニルエ ーテル及びエチレンとの間に形成されたマレイン酸無水物コポリマーである。 好ましくは、ポリマーの分子量は少なくとも5,000で、より好ましくは少 なくとも50,000であり、最も好ましくは100,000を上回る。 典型的には、界面活性剤を主成分とする洗浄組成物に、製品の少なくとも0. 01重量%のポリマーを含有させる。意外にも、ポリマーの存在が実際に有益で あることは非常に低レベルのポリマー及び界面活性剤しか存在しない場合でも確 認できることが判明した。低濃度しきい値のこのような特徴は、著しい稀釈を要 する本発明の用途において特に有利である。 好ましいポリマーレベルは0.05〜5.0重量%であり、このレベルにおい て、再度のよごれ(resoiling)を防止する有益な特性は特に向上する 。より好ましくは0.2〜2.0重量%のポリマーを存在させる。本発明者は、 ポリマーレベルを前記より高くしても通常の稀釈率で洗浄に関して更に著しい利 点は得られず、その一方で組成物のコストは上昇することを確認した。高レベル のポ リマーは製品の粘度を上昇させ、製品がよごれを湿潤化してよごれに浸透するの を妨げると考えられる。しかし、稀釈してから用いる濃縮製品の場合は、初期ポ リマーレベルを5重量%のような高い値とし得る。 本発明に用いるアニオンポリマーは、負の電荷を有するポリマーまたはプロト ン化形態の同様ポリマーである。ポリマー混合物を用いることも可能である。 先に述べたように、ポリマーの分子量は好ましくは1,000,000Daを 下回る。分子量が高いほど、ポリマーが洗浄に関して有する有益な特性は低下す ると考えられる。 界面活性剤 本発明による組成物が少なくとも1種のノニオン界面活性剤を含有することは 重要である。 本発明による組成物は、ノニオン洗剤活性化合物の中から選択され得る洗剤活 性化合物を含有する。適当なノニオン洗剤活性化合物は広義には、親水性である 酸化アルキレン基と、脂肪族性またはアルキル芳香族性であり得る疎水性有機化 合物との縮合によって生成する化合物と説明できる。 いずれか特定の疎水性基と縮合する親水性ラジカルもしくはポリオキシアルキ レンラジカルの長さは、親水性要素と疎水性要素とを所望の程度に平衡させた水 溶性化合物を得るべく容易に調節可能である。 上記化合物の特定例に、直鎖状または分枝鎖状に配列した8〜22個の炭素原 子を有する脂肪族アルコールと2〜15モルの酸化エチレンとの縮合物が含まれ る。このような物質の例としては、やし油アルコール1モル当たり2〜15モル の酸化エチレンを有するやし油−酸化エチレン縮合物; そのアルキル基が6〜 12個の炭素原子を有するアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モル当 たり5〜25モルの酸化エチレンとの縮合物; エチレンジアミンと酸化プロピ レンとの反応から得られた生成物と酸化エチレンとの縮合物で40〜80重量% のポリオキシエチレンラジカルを有する、分子量5,000〜11,000の縮 合物; 構造R3NO〔式中1個の基Rは炭素原子8〜18個のアルキル基であ り、その他の基Rはそれぞれメチル基、エチル基またはヒドロキシエチル基であ る〕の第三級アミン酸化物、例えばジメチルドデシルアミンオキシド; 構造R3 PO〔式中1個の基Rは炭素原子10〜1 8個のアルキル基であり、その他の基Rはそれぞれ炭素原子1〜3個のアルキル 基またはヒドロキシアルキル基である〕の第三級ホスフィン酸化物、例えばジメ チルドデシルホスフィンオキシド; 構造R2SO〔式中一方の基Rは炭素原子 10〜18個のアルキル基であり、他方の基Rはメチルまたはエチルである〕の ジアルキルスルホキシド、例えばメチルテトラデシルスルホキシド; 脂肪酸ア ルキロールアミド(alkylolamides); 並びに脂肪酸アルキロー ルアミド及びアルキルメルカプタンの酸化アルキレン縮合物などが挙げられる。 好ましいノニオン界面活性剤は、9〜15炭素アルコールと3〜10モルの酸 化エチレンとの縮合物である。 本発明の組成物中に用いるべきノニオン洗剤活性化合物の量は通常1〜30重 量%で、好ましくは5〜20重量%、最も好ましくは12〜20重量%である。 活性化合物レベルは15%前後が特に好ましく、なぜなら該レベルをこれより高 くしても、稀釈せずに用いる場合洗浄性能が僅かにしか向上しないからであるが 、著しく稀釈してから用いるべく企図された製品ではより高いレベルが使用可能 である。 場合によっては、アニオン界面活性剤を比較的小さい比 率で存在させ得る。 適当なアニオン洗剤活性化合物は、炭素原子8〜22個のアルカリラジカルと 、スルホン酸エステルラジカル、硫酸エステルラジカル及びこれらの混合物の中 から選択されたラジカルとをその分子構造中に有する硫黄含有有機反応生成物の 水溶性塩である。 アニオン洗剤の例には、アルコール硫酸ナトリウム及びカリウム、特に獣脂ま たはやし油のグリセリドを還元することにより生成させた高級アルコールの硫酸 化によって得られるもの; アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びカリウ ム、例えばそのアルキル基が9〜15個の炭素原子を有するものなど; 第二級 アルカンスルホン酸ナトリウム及びカリウム; 硫酸ナトリウムアルキルグリセ リルエーテル、特に獣脂またはやし油由来の高級アルコールのエーテル; やし 油脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウム; 1モルの高級脂肪アルコールと1〜 6モルの酸化エチレンとの反応生成物の硫酸エステルのナトリウム及びカリウム 塩; 1〜8単位の酸化エチレン分子を有し、かつそのアルキルラジカルが4〜 14個の炭素原子を有するアルキルフェノール−酸化エチレンエーテル硫酸のナ トリウ ム及びカリウム塩; 例えばやし油に由来する脂肪酸をイセチオン酸でエステル 化し、かつ水酸化ナトリウムで中和して得られる反応生成物; 及びこれらの混 合物が有る。 好ましい水溶性合成アニオン洗剤活性化合物は、高級アルキルベンゼンスルホ ン酸、高級アルキルベンゼンスルホン酸とオレフィンスルホン酸及び高級アルキ ルスルフェートとの混合物、並びに高級脂肪酸モノグリセリド硫酸のアンモニウ ム及び置換アンモニウム(モノ、ジ及びトリエタノールアミンなど)、アルカリ 金属(ナトリウム及びカリウムなど)並びにアルカリ土類金属(カルシウム及び マグネシウムなど)塩である。 最も好ましいアニオン洗剤活性化合物は、直鎖状または分枝鎖状のアルキル基 中に6〜20個の炭素原子を有する高級アルキルベンゼンスルホン酸塩などの高 級アルキル芳香族スルホン酸塩であり、その特定例に、高級アルキルベンゼンス ルホン酸または高級アルキルトルエン、キシレンもしくはフェノールスルホン酸 のナトリウム塩、ナフタレンスルホン酸アルキル、ジアミルナフタレンスルホン 酸アンモニウム、及びジノニルナフタレンスルホン酸ナトリウムが有る。 本発明の洗浄組成物中に用いるべき合成アニオン洗剤活性化合物の量は33重 量%未満(活性化合物総量に基づく)である。 本発明による組成物には、両性、カチオン、または双生イオン性洗剤活性化合 物も任意に含有させ得る。 任意に用い得る適当な両性洗剤活性化合物は、炭素原子8〜18個のアルキル 基と、可水溶化(water−solubilising)アニオン基によって 置換された脂肪族ラジカルとを有する脂肪族第二級及び第三級アミンの誘導体、 例えば3−ドデシルアミノ−プロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロ パンスルホン酸ナトリウム及びN−2−ヒドロキシドデシル−N−メチルタウリ ン酸ナトリウムである。 適当なカチオン洗剤活性化合物は、炭素原子8〜18個の脂肪族ラジカルを有 する第四アンモニウム塩、例えばセチルトリメチルアンモニウムブロミドである 。 任意に用い得る適当な双生イオン性洗剤活性化合物は、炭素原子8〜18個の 脂肪族ラジカルと、可水溶化アニオン基によって置換された脂肪族ラジカルとを 有する脂肪族第四アンモニウム、スルホニウム及びホスホニウム化合物 の誘導体、例えば3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニウム)プ ロパン−1−スルホネートベタイン、3−(ドデシルメチルスルホニウム)プロ パン−1−スルホネートベタイン及び3−(セチルメチルホスホニウム)エタン スルホネートベタインである。 適当な洗剤活性化合物の更に別の例に、良く知られた教本である「Surfa ce Active Agents」第1巻(Schwartz及びPerry )及び「Surface Active Agents and Deterg ents」第2巻(Schwartz、Perry及びBerch)に記載され た、通常界面活性剤として用いられる化合物が有る。 本発明の洗浄組成物中に用いるべき洗剤活性化合物の総量は通常1.5〜30 重量%とし、好ましくは2〜20重量%、最も好ましくは5〜20重量%とする 。 溶媒 本発明の組成物は、一般式 R1−O−(EO)m−(PO)n−R2 〔式中R1及びR2は独立にC2 〜6アルキルまたはHであるが、ただし両方同時に 水素ではなく、m及びnは独立に 0〜5である〕の溶媒を2重量%以下しか含有しないことが好ましい。本発明の 組成物でのようなポリマーの使用によって、存在する任意の溶媒の有害作用を相 殺できると考えられる。 より好ましくは、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、モノエチレ ングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテ ル及びこれらの混合物の中から選択される溶媒を2重量%以下しか存在させない 。 水以外の溶媒が実質的に存在しなければ有利である。 微量成分 本発明による組成物は、その洗浄性能を補助する他の成分を含有し得る。 例えば、本発明の組成物はニトリロ三酢酸塩、ポリカルボン酸塩、クエン酸塩 、ジカルボン酸、水溶性リン酸塩、特にポリリン酸塩、オルトリン酸塩とピロリ ン酸塩との混合物、ゼオライト及びこれらの混合物など、本明細書中に規定した 特定の水溶性塩以外の洗剤ビルダーを含有し得る。 前記のようなビルダーは、本明細書中に説明したビルダー自体の水への溶解度を 超える量で存在する場合は研磨剤と しても機能し得る。特定の水溶性塩以外のビルダーを用いる場合、当該ビルダー の用量は通常組成物の0.1〜25重量%とすることが好ましい。 エチレンジアミン四酢酸塩、アミノ−ポリホスホン酸塩 様々な多官能有機酸及び塩などの金属イオン封鎖剤も任意に用い得る。 本発明による組成物が場合によっては含有する別の成分に起泡調節物質が有り 、この物質は、使用時気泡を過剰に発生させる傾向を有する本発明による組成物 中に用い得る。起泡調節物質とは、例えば石鹸である。石鹸は脂肪酸の塩であり 、約8〜約24個、好ましくは約10〜約20個の炭素原子を有する高級脂肪酸 のナトリウム塩、カリウム塩といったアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びアル カノールアンモニウム塩を包含する。特に有用であるのは、やし油及び落花生( ground nut)油に由来する脂肪酸の混合物のナトリウム塩及びカリウ ム塩、並びにモノ、ジ及びトリエタノールアミン塩である。石鹸を用いる場合、 その量は組成物の少なくとも0.005重量%、好ましく0.5〜2重量%とし 得る。起泡調節物質の例には、有機 溶媒、疎水性シリカ、及びシリコーン油または炭化水素も有る。 本発明による組成物は、既述成分に加えてpH調節剤、着色剤、螢光増白剤、 よごれ懸濁化剤、洗浄性(detersive)酵素、相容性漂白剤、ゲル制御 剤、凍結−解凍安定剤、殺菌剤、防腐剤、洗剤ヒドロトロープ、香料及び不透明 剤など、他の様々な任意成分も含有し得る。 本発明の組成物は研磨剤粒子を実質的に含有しないことが好ましい。研磨剤自 体は単独で有益な洗浄特性を示すものの、研磨剤が存在するとポリマーに起因し て組成物の洗浄特性が低下することが実験から判明している。研磨剤と、界面活 性剤と、ポリマーとが複合体を形成し、この複合体のせいで界面活性剤濃度が、 洗浄する表面において有効な濃度を下回ると考えられる。 先に述べたように、本発明による組成物のpHは酸性または中性の値を有する 。本発明者は前記のようなpH値において優れた洗浄特性及び/またはよごれ再 付着(resoiling)防止特性が得られることを確認した。製品のpH値 は、酸組成物の危険性と石灰スケール除去に関する酸の利点との兼ね合いで好ま しくは3〜7、更に好まし くは3〜6とし、4〜6とすれば特に好ましい。 特に好ましい本発明による組成物は、3〜6のpHを有する流動性水性液体で あり、 a)5〜20重量%のアルコキシル化アルコールノニオン界面活性剤と、 b)3重量%未満のアニオン界面活性剤と、 c)0.2〜2重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有し、アクリ ル酸、メタクリル酸及びマレイン酸無水物のうちの少なくとも1種とアクリル酸 、メタクリル酸、マレイン酸無水物、エチレン、スチレン及びメチルビニルエー テルのうちの少なくとも1種とから成る水溶性アニオンポリマーと、 d)2%以下の、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、モノエチレン グリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル 及びこれらの混合物の中から選択された溶媒と を含有する。 本発明を、更に良く理解されるように実施例によって以下に詳述する。実施例 以下の実施例は、24時間の接触時間を用いる工業規格の方法に類似の方法を 用いて実施した。短い(1時間)接触時間を用いて、試料同士をより明確に区別 した。 厚み3mm、長さ127mm及び幅12.7mmの透明PerspexTMスト リップをシートから帯鋸で切り取った。各ストリップを、曲げ歪み1.75%( 40MPaに相当)の下に折り曲げジグ(bending jig)に取り付け た。ジグに取り付けたままのストリップを後述のようにして、ノニオン界面活性 剤及び添加物を含有する試験溶液と1時間接触させた。 試験する液体は清浄な12cm径ガラス製ペトリ皿または他の適当な浅い容器 に入れ、折り曲げジグは反転させた。ジグを、折り曲げられたプラスチックの先 端が試験媒質と十分接触するようにしてベンチレベルの1.5〜2cm上方に安 定に支持した。曲げ歪み1.75%の折り曲げジグ(ジグに設けられた溝同士の 間隔116mm)の場合の接触時間は25℃で1時間である。 1時間後、ストリップを脱イオン水で濯ぎ、ジグから取り外し、掻き傷を作ら ないよう注意しながら水気を拭き取った。この時、Perspexの周縁部はそ の縁に沿っ て剥き出しの指を滑らせれば浅い切り傷ができるほど鋭く、しかも跳ねてジグか ら外れかねないので注意を要する。ストリップを、オーバーヘッドプロジェクタ ーに設置して表示画像中に亀裂を探すことにより検査した。亀裂の程度を評価者 団に、損傷の無いことを表わす0から極度の損傷を表わす20までの評点で評価 させた。 損傷は20点採点法で評価する。 0=目に見える損傷が全く存在しない。 1=拡大手段を用いずに漸く視認できる、ごく僅かな損傷。 2=僅かな損傷。 3=甚だしく損傷されているが、接触域に無傷の表面も存在する。 4=ストリップ全幅にわたって亀裂が生じているが、幾つかの亀裂は小さく、 見えにくい。 5=ストリップ全幅にわたって明瞭な応力亀裂が生じている。 評点6〜20は、4個のストリップをテープで一つに縛り、光の透過を(例え ばオーバーヘッドプロジェクターにおいて)一組の所定標準と比べて評価するこ とにより決定 する。評価者団を用い、評価結果の平均値を求めた。 上述の実験で用いた溶媒は、主としてジエチレングリコールモノn−ブチルエ ーテルから成るButyl DigolTM(BDHから入手可能)であった。溶 媒を存在させる場合、その量は組成物の5重量%のレベルとした。 界面活性剤は次のものを用いた。 Dobanol 91/8: 8モルの酸化エチレンと縮合したC8 〜11アルコール。 Dobanol 23/6.5: 6.5モルの酸化エチレンと縮合したC12 〜13アルコール。 Dobanol 91/5 : 5モルの酸化エチレンと縮合したC9 〜11アルコール。 Lial 111/5.5: 5.5モルの酸化エチレンと縮合したC10 〜11アルコール。 DopanolはShellの商標である。LialはEnichemの商標 である。界面活性剤は製品の10重量%のレベルで存在させた。 香料はOpalinaTM(Firmenichから入 手可能)を用いた。ポリマーはVersiocol E11TM(Allied Colloidsから入手可能)を用いた。ポリマーを存在させる場合、その量 は0.5重量%のレベルとした。ポリマー含有試料には2重量%のクエン酸も含 有させた。水の添加によって組成物を100重量%とした。パーセンテージはい ずれも製品に基づく重量%である。 得られた結果を次の表1に示す。各組成物(基本組成物、溶媒含有組成物及び 香料含有組成物)を、ポリマーを添加して、また添加せずに、かつ四つの異なる 界面活性剤のうちのいずれか1種を添加して調製した。例えばA列の場合、スト リップを処理した4種の試料には10重量%の界面活性剤(表記してあるもの) 、0.5重量%のポリマー及び5重量%の溶媒を含有させた。B、D及びF列に 示した結果は比較例に関して得られた結果である。 表1からは、ポリマーを存在させると、溶媒を存在させた場合(A列をB列と 比較)と存在させない場合(C列をD列と、またE列をF列と比較)との両方に おいて表面損傷が著しく減少することが知見され得る。溶媒を存在させず、かつ ポリマーを存在させた場合(C及びE列)の表面損傷がノニオン界面活性剤のみ を用いた対照実験(D及びF列)での表面損傷ほどのでなかったことが知見され 得る。 好ましい組成物は、例えばC列に示したものである。これらの組成物はノニオ ン界面活性剤、香料及びポリマーを含有するが、溶媒は含有しない。 別の実験の結果を次の表2に示す。表2に示した実験結 果は先に述べた方法により、2%のVersicol E11及び2%のクエン 酸の添加を行なって(B列)、また行なわずに(A列)得た。表2中に記した使 用物質は先に述べたものであり、即ち溶媒はButyl Digol、香料はO palinaである。 表2に示した結果から、試験した系のほぼ総てにおいて組成物にポリマーを添 加した場合に表面損傷の著しい減少が起こったことが知見され得る。表面損傷は 香料と溶媒との両方が存在する場合特に甚だしくなることが見て取れる。請求の範囲 1. ノニオン界面活性剤を含有し、かつ界面活性剤総量の33%未満の合成ア ニオン界面活性剤を含有するプラスチック洗浄組成物中への水溶性アニオンポリ マーの、表面亀裂の伝播を抑制する薬剤としての使用であって、組成物のアニオ ンポリマー対ノニオン界面活性剤比を0.1:1以下とする使用。 2. プラスチック洗浄組成物がジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル 、モノエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn− ブチルエーテル及びこれらの混合物の中から選択された溶媒を実質的に含有しな いことを特徴とする請求項1に記載の使用。 3. 水溶性アニオンポリマーがアクリル酸、メタクリル酸もしくはマレイン酸 無水物から成り、または任意の組み合わせの前記モノマー同士のコポリマーであ るか、もしくは1種以上の前記モノマーと他のモノマーとのコポリマーであるこ とを特徴とする請求項1に記載の使用。 4. 前記組成物が a)5〜20重量%の9〜15炭素3〜10モル当量アルコキシル化アルコール ノニオン界面活性剤と、 b)3重量%未満のアニオン界面活性剤と、 c)0.2〜2重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有し、アクリ ル酸、メタクリル酸及びマレイン酸無水物のうちの少なくとも1種とアクリル酸 、メタクリル酸、マレイン酸無水物、エチレン、スチレン及びメチルビニルエー テルのうちの少なくとも1種とから成る水溶性アニオンポリマーと、 d)2%以下の、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、モノエチレン グリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル 及びこれらの混合物の中から選択された溶媒と を含有することを特徴とする請求項1に記載の使用。 5. プラスチック面を洗浄する方法であって、 a)1〜30重量%のノニオン界面活性剤と、 b)0.005〜3重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有する水 溶性アニオンポリマーと を含有するpH2〜10の洗浄組成物でプラスチック面を処理するステップを含 み、前記組成物は0.1:1以下のポリマー対ノニオン界面活性剤比を有し、か つ界面活性剤総量の33%未満の合成アニオン界面活性剤を含有する方 法。 6. アニオンポリマーがアクリル酸、メタクリル酸もしくはマレイン酸無水物 、または任意の組み合わせの前記モノマー同士のコポリマー、もしくは1種以上 の前記モノマーと他のモノマーとのコポリマーを含むことを特徴とする請求項5 に記載の方法。 7. ノニオン界面活性剤が9〜15炭素3〜10モル当量アルコキシル化アル コールノニオン界面活性剤を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 シャープレス,マーテイン イギリス国、マージーサイド・エル・63・ 5・エル・ゼツド、ウイラル、ハイアー・ ベビントン、キングス・レイン・101 (72)発明者 ターナー,ジエイン・エリザベス イギリス国、マージーサイド・エル・47・ 3・エイ・ダブリユ、ウイラル、ホイレイ ク、ダブデイル・ロード・12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ノニオン界面活性剤を含有するプラスチック洗浄組成物中への水溶性アニ オンポリマーの、表面亀裂の伝播を抑制する薬剤としての使用。 2. プラスチック洗浄組成物がジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル 、モノエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn− ブチルエーテル及びこれらの混合物の中から選択された溶媒を実質的に含有しな いことを特徴とする請求項1に記載の使用。 3. 水溶性アニオンポリマーがアクリル酸、メタクリル酸もしくはマレイン酸 無水物から成り、または任意の組み合わせの前記モノマー同士のコポリマーであ るか、もしくは1種以上の前記モノマーと他のモノマーとのコポリマーであるこ とを特徴とする請求項1に記載の使用。 4. 前記組成物が a)5〜20重量%の9〜15炭素3〜10モル当量アルコキシル化アルコール ノニオン界面活性剤と、 b)3重量%未満のアニオン界面活性剤と、 c)0.2〜2重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有し、アクリ ル酸、メタクリル酸及びマレイ ン酸無水物のうちの少なくとも1種とアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸無 水物、エチレン、スチレン及びメチルビニルエーテルのうちの少なくとも1種と から成る水溶性アニオンポリマーと、 d)2%以下の、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、モノエチレン グリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル 及びこれらの混合物の中から選択された溶媒と を含有することを特徴とする請求項1に記載の使用。 5. プラスチック面を洗浄する方法であって、 a)1〜30重量%のノニオン界面活性剤と、 b)0.005〜5重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有する水 溶性アニオンポリマーと を含有するpH2〜10の洗浄組成物でプラスチック面を処理するステップを含 み、前記組成物は0.1:1以下のポリマー対ノニオン界面活性剤比を有する方 法。 6.アニオンポリマーがアクリル酸、メタクリル酸もしくはマレイン酸無水物、 または任意の組み合わせの前記モノマー同士のコポリマー、もしくは1種以上の 前記モノマーと他のモノマーとのコポリマーを含むことを特徴とする 請求項5に記載の方法。 7. ノニオン界面活性剤が9〜15炭素3〜10モル当量アルコキシル化アル コールノニオン界面活性剤を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。 8. プラス面を洗浄する方法であって、 a)5〜20重量%の9〜15炭素3〜10モル当量アルコキシル化アルコール ノニオン界面活性剤と、 b)3重量%未満のアニオン界面活性剤と、 c)0.2〜2重量%の、1,000,000未満の平均分子量を有し、アクリ ル酸、メタタリル酸及びマレイン酸無水物のうちの少なくとも1種とアクリル酸 、メタクリル酸、マレイン酸無水物、エチレン、スチレン及びメチルビニルエー テルのうちの少なくとも1種とから成る水溶性アニオンポリマーと、 d)2%以下の、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル、モノエチレン グリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル 及びこれらの混合物の中から選択された溶媒と を含有する組成物でプラスチック面を処理するステップを含む方法。
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