JPH11509274A - 溶融銑鉄又は鋼材前製品を生産するためのプロセス及びこのプロセスを実行するためのプラント - Google Patents

溶融銑鉄又は鋼材前製品を生産するためのプロセス及びこのプロセスを実行するためのプラント

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JPH11509274A
JPH11509274A JP9506081A JP50608197A JPH11509274A JP H11509274 A JPH11509274 A JP H11509274A JP 9506081 A JP9506081 A JP 9506081A JP 50608197 A JP50608197 A JP 50608197A JP H11509274 A JPH11509274 A JP H11509274A
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ヴェーナー ケプリンゲル,レオポルト
ヴォルネル,フェリクス
シェンク,ジョハネス
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ヴォエスト−アルピーネ インデュストリーアンラーゲンバウ ゲーエムベーハー
ポハン アイロン アンド スティール カンパニー リミテッド
リサーチ インスティテュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー インコーポレイテッド ファンデイション
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Abstract

(57)【要約】 細かい粒子状の鉄含有物質(5)から溶融ガス化装置(1)の溶融ガス化ゾーン内において溶融銑鉄(24)又は鋼材前製品を生産するプロセスにおいて、炭素含有物質(19,19’)と酸素含有ガスとの供給下において、同時に、固体炭素キャリア(16,16’)で形成されたベッド(27)中に還元ガスを形成し、鉄含有物質(5)は、ベッド(27)を通過する時に、溶融することを特徴とするプロセス。100%までの細かい鉱石を含む充填物と一緒に作用することができるように、依然として、揮発性部分を含む石炭のダストおよび/または他の炭素含有物質のような細かい粒子状の石炭(19)のための供給ダクト(18)供給する細かい鉱石の排出を信頼性よく防止し、酸素含有ガスを供給するダクト(21)が、溶融ガス化装置(1)の還元ガス排出ダクト(2,17)に入り、細かい粒子状の石炭(19)および/または揮発性の部分を含む炭素含有物質が、溶融ガス化装置(1)中に導入された際に、細かい粒子状のコークス(19’)へと変化し、細かい粒子状のコークス(19’)は、溶融ガス化装置(1)から運び出される際に、還元ガスと一緒に排出され、次いで、分離手段(3)において分離される。

Description

【発明の詳細な説明】 溶融銑鉄又は鋼材前製品を生産するためのプロセス及びこのプロセスを実行する ためのプラント 本発明は、溶融ガス化装置の溶落ちガス化ゾーンにおいて、細かい粒子状の鉄を 含有する物質、特に還元された海綿鉄から、溶融銑鉄(molten pigi ron)又は鋼材前製品(steel preproducts)を生産するた めのプロセスに関する。溶融ガス化装置の中においては、炭素を含む物質と酸素 を含むガスとの供給下、固体炭素キャリアで形成されたベッド(bed)中にお いて、同時に、還元ガスが生成される。鉄含有物質は、任意に予め還元が行われ て、ベッドを通過する際に溶かされる。本発明は、前記のプロセスを行うための プラントに関するものでもある。 欧州特許第0010627号公報により、特に、予め還元された海綿鉄のような 粒子状の鉄含有物質から、溶融銑鉄又は鋼材前製品を生産するためのプロセスが 公知であり、同様に、溶融ガス化装置中において還元ガスを生成することも公知 である。溶融ガス化装置中において、流動床(fluidized bed)は 、石炭が加えられ、かつ、酸素を含有するガス中で吹き付けが行なわれたコーク ス粒子によって形成される。酸素を含有するガス又は純酸素は、溶融ガス化装置 の下部領域中に注入される。粒子状の鉄含有物質、特に予め還元された海綿鉄と 塊状の石炭とが、溶融ガス化装置のフード中に設けられた充填用の開口部を通し て、上注ぎ充填される。落下する粒子は、流動床内において制動され、かつ、鉄 を含む粒子は、コークスの流動床を通って落下する間に還元され、かつ、溶融さ れる。スラグ(slag)によって被覆された溶融金属は、溶融ガス化装置の底 部に集まる。金属とスラグとは、別体のタップの開口を通して排出される。 しかしながら、このタイプのプロセスは、細かい粒子状の海綿鉄と細かい粒子状 の石炭とを処理するのには適していない。なぜならば、細かい粒子状の固体粒子 は、そこを流れている激しいガス流により、溶融ガス化装置から急速に排出する であろうからである。当該排出は、溶融ガス化装置の上部領域における温度の上 昇によって幾分か好ましい状態になる。何故ならば、充填の位置においては、海 綿鉄を融解させるには、温度が低すぎるからである。 米国特許出願第5082251号明細書によれば、天然ガスから製造される還元 ガスの助けによる流動により、鉄を含有する細かい鉱石を直接還元することは、 公知である。鉄リッチな細かい鉱石は、直列に設けられた流動床反応炉を具備す る装置中において、昇圧下、還元ガスの助けによって還元される。その後に、上 記のようにして生産された海綿鉄の粉が、熱い、又は、冷たい固形燃料(bri quetting)にあてられる。分離した融解している凝集体は、海綿鉄の粉 をさらに処理するために供給される。細かい粒子状の石炭の処理は、そこでは困 難である。 欧州特許第0111176号公報によれば、塊状の鉄鉱石から製造される海綿鉄 の粒子と溶融銑鉄とを製造することが公知であり、この鉄鉱石は、直接還元され た凝集体の中において直接還元され、かつ、この直接還元された凝集体から排出 された海綿鉄の粒子は、粗い粒子の部分と細かい粒子の部分とに分離される。細 かい粒状の部分は、溶融ガス化装置中に供給され、その中で、海綿鉄を溶融する ために必要な熱と直接還元された凝集体に供給される還元ガスとが、充填された 石炭と供給された酸素含有ガスとから生成される。そのようにして、まだ塊状の 形態でのみではあるけれども、石炭の充填が可能となる。細かい粒子状の石炭は 、還元ガスと一緒に溶融ガス化装置から排出される。 欧州特許公開番号第0576414号公報のプロセスによれば、塊状の鉄鉱石を 含んでいる充填物質は、溶落ちガス化ゾーン中で生成された還元ガスによって、 還元シャフト炉中で直接還元される。従って、そのようにして得られた海綿鉄は 、次いで、溶落ちガス化ゾーンに供給される。このような公知の方法において、 冶金学的なプラント中において生じる酸化鉄の細かいダストのような細かい鉱石 および/または鉱石のダストを追加的に用いることを可能とするために、細かい 鉱石および/または鉱石のダストは、コークスのダストと一緒になって、溶落ち ガ ス化ゾーン中において動作しているダストバーナーへと供給され、次いで、準化 学量論的な燃焼反応をする。そのようなプロセスは、金属学的なプラントに受け 入れられる全充填量の20から30%の間の量までの細かい鉱石および/または 鉱石のダストを有効に練り混ぜることができるように考慮されている。それゆえ 、このようなプロセスにより、塊状の鉱石と細かい鉱石との組み合わせ処理と、 さらに、コークスのダストとの組み合わせ処理も可能である。しかしながら、石 炭のダストを使用するのは、問題となる。何故ならば、脱ガス化とタール形成と が行われ、それゆえ、熱く還元された鉱石によって運搬チューブ内で固化が生じ るからである。 本発明は、上記の問題点と困難さとを克服することを目的としており、当初定義 したような種類のプロセスを提供するとともに、そのプロセスを実行するための プラントを提供することを目的としており、これにより、細かい粒子状の石炭と 細かい粒子状の鉄含有物質とを処理するプロセスを可能にする。一方、溶融ガス 化装置中で生成される還元ガスによって供給された細かい粒子の排出は、信頼性 良く阻止され、そして、一方、鉄含有物質を、できる限り完全に還元するという 要求はかなえられる。特に、本発明は、溶融ガス化装置を用いることによって細 かい粒子状の石炭を充填した際に、細かい粒子状の鉄含有物質を含む充填物10 0%で、銑鉄および/または鋼材前物質へと処理するプロセスを提供することを その目的としている。 本発明によれば、当初定義したような種類のプロセスを提供するという目的は、 石炭のダストおよび/または揮発性の部分を含む、他の炭素含有物質のような細 かい粒子状の石炭を供給するための供給ダクトを用いることにより達成される。 酸素を含有するガスを供給するダクトは、溶融ガス化装置の還元ガス排出管の近 傍に入り、細かい粒子状の石炭および/または揮発性の部分を含む、他の炭素含 有物質は、溶融ガス化装置中に導入される際に、細かい粒子状のコークスに変化 し、この細かい粒子状のコークスは、溶融ガス化装置から排出された還元ガスと 一緒に排出され、かつ、分離手段中で分離される。本発明によれば、細かい粒子 状の石炭は、激しい還元ガスの流れによって引き起こされる排出効果を利用した 簡単な方法でコークスに変換される。この細かい粒子状のコークスは、次の使用 に備えて、実質的に、より一層容易に取り扱えるようにされる。なぜならば、脱 ガス化とタールの生成とについては、もはや、恐れる必要がないからである。揮 発性物質の部分を含む他の炭素含有物質は、例えば、人為的なシュレッダー(s ynthetic shredder)や細かい粒子状の石油コークスである。 好ましくは、細かい粒子状のコークスは、還元ガスの助けにより、任意に、予熱 され、および/または還元された、細かい粒子状の鉄含有物質と一緒に溶融ガス 化装置に供給される。好ましい実施の形態においては、ベッド(bed)上に形 成されたキリングゾーン(Killing zone:Beruhigungz one)中において、直接、酸素の供給下、高温の燃焼および/またはガス化ゾ ーンが、溶融ガス化装置に供給された細かい粒子状のコークスを燃焼および/ま たはガス化することによって形成される。高温の燃焼および/またはガス化ゾー ン中では、細かい粒子状の鉄含有物質が直接導入され、その中で、鉄含有物質の うち少なくとも表面の溶融と鉄含有物質の凝集とが、細かい粒子状のコークスの 反応の間に放出された熱によって行われる。 このようにして形成された凝集体には、その質量の増加により、垂直方向への落 下速度が増加する。この質量の増加及び形状因子の増大によって、すなわち、大 きい球が形成されることによる、より好ましいCw値になることによって、溶融 ガス化装置から排出される還元ガスによって、鉄含有物質が排出されるのを免れ る。 欧州特許公開第0217331号公報によれば、細かい鉱石を、流動化によって 、直接、予め還元すること、及び、このような、予め還元された細かい鉱石を溶 融ガス化装置中に導入することは公知であり、そして、細かい鉱石を、炭素を含 有する還元剤の供給下、プラズマバーナーによって完全に還元し、かつ、溶融す ることも公知である。流動床とその上のコークスの流動床とが、溶融ガス化装置 内に形成されている。予め還元された細かい鉱石又は海綿鉄の粉末は、それぞれ 、 溶融ガス化装置の下部に設けられているプラズマバーナーに供給される。そこで 、不都合にも、予め還元された細かい鉱石を、直接、下部溶融領域、すなわち、 溶融物が集まっている領域中に供給するために、完全な還元はもはや保証されず 、そのために、どのようにしても、銑鉄をさらに処理するために必要とされる化 学組成物にはならない。加えて、子め還元された細かい鉱石を大量に導入するこ とは困難である。なぜなら、溶融ガス化装置の下部において石炭により形成され ている流動床と固定床とがそれぞれ存在しており、従って、プラズマバーナーの 高い温度ゾーンから、十分な量の溶融生成物を排出することは難しいからである 。予め還元された細かい粒子状の鉱石を多量に導入すると、プラズマバーナーは 、すぐに、熱的又は機械的な故障を起こすことになる。 供給された固形物を可能な限り均一かつ完全に混合し、かつ、処理するために、 本発明による高温での燃焼および/またはガス化ゾーンは、好都合にも、中央に 形成され、かつ、溶融ガス化装置の上端部に形成される。物質の供給は、直接、 下方に向けて行われ、高温燃焼および/またはガス化ゾーンにおいて、鉄含有物 質を渦巻くようにする(swirling)ことによって、適度に凝集が促進さ れ、かつ、強められる。さらに、高温燃焼および/またはガス化ゾーン中への酸 素の供給も、好都合にも、同様に渦巻きの下において行われる。 好ましい工程の変形例として、鉄含有物質は、高温燃焼および/またはガス化ゾ ーン中で、細かい粒子状のコークスと混合された状態で導入される。 加えて、鉄含有物質が高温燃焼および/またはガス化ゾーン中に入る速度が、窒 素ガス或いは工程中のガスのような推進材の助けにより増加すれば、さらに好都 合である。 好ましい実施の形態として、溶落ちガス化ゾーン中において生成される還元ガス は、鉄含有物質を予め加熱するための予熱ゾーンおよび/または直接還元ゾーン に供給され、この予熱および/または還元された鉄混合物質は、熱い状態で、高 温燃焼および/またはガス化ゾーンに供給される。好ましいことに、細かい粒子 状のコークスも、加えて、予熱および/または直接還元ゾーンに供給される。 好都合にも、固体の炭素キャリアからなるベッドを形成するために、追加的に、 塊状の石炭が、溶落ちガス化ゾーン中に導入される。 好ましい変形例としては、予熱および/または直接還元ゾーンにおける鉄含有物 質は、細かい粒子状の部分と粗い粒子状の部分とに分離され、粗い粒子状の部分 は、好ましくは、0.5から8mmの間の粒子を含んでいる。細かい粒子状の部 分のみが、高温燃焼および/またはガス化ゾーン中に導入され、粗い粒子状の部 分は、溶融ガス化装置中、好ましくは、その溶融ガス化装置中のキリングスペー スの中に直接導入される。還元された鉄鉱石のうちの、より粗い部分は、重力の みによって充填させることができ、もし、混合されて高温燃焼および/またはガ ス化ゾーン中に入れられたならば、粗い部分は、単に、熱を消費するのみである 。その結果として、この熱は、細かい粒子を凝集させるのに役立つ。従って、高 温の燃焼および/またはガス化ゾーンを形成するために設けられたバーナーを、 より効率的に動作させることができ、かつ、凝集に影響を与えずに、バーナーの 大きさを小さくしてもよい。 別の望ましい変形例においては、還元ガスが、予熱ゾーンおよび/または、直接 還元ゾーンに、非精製状態で供給される。従って、炭素を含むダストは、予熱お よび/または直接還元ゾーン中において、溶融ガス化装置から分離可能である。 上記プロセスを実施するためのプラントは、炭素含有物質及び鉄含有物質を供給 するとともに、生成される還元ガスを排出し、かつ、酸素を含有するガスをも供 給するための供給ダクトおよび排出ダクトを備えた溶融ガス化装置と、さらに、 スラグと溶融物とのタップ(tap)とを具備している。さらに、溶融ガス化装 置の下部が、溶融銑鉄および/または鋼材前製品及び液体スラグを集めるために 設けられ、その上に設けられている中央部が、固体炭素のキャリアのベッド (bed)を収容するために設けられており、最後に、上部が、キリングスペー スとして設けられていることを前提としている。溶融ガス化装置は、還元ガスの 排出ダクトの開日の近傍において、細かい粒子状の石炭を供給するためのバーナ ーを具備するとともに、還元ガス排出ダクト中には、還元ガスとともに排出され る細かい粒子状のコークスを分離するための分離手段が設けられており、かつ、 細かい粒子状のコークスが、分離手段からほど良く通過して溶融ガス化装置中に 入るように、戻りダクトが設けられていることを特徴とする。 好ましくは、酸素含有ガスと細かい粒子状の鉄含有物質とを供給するバーナーと 細かい粒子状のコークスを供給するための供給手段とが、キリングスペースの上 端部に設けられている。 好ましくは、単一のバーナーが、中央に、すなわち、溶融ガス化装置の長手方向 の垂直中心軸上に設けられており、そのバーナーの口は、ベッドの表面に向けて 配置されている。 好ましくは、同様に細かい粒子状のコークスは、バーナーを通して供給され、バ ーナーは、好ましくは、酸素−炭素バーナーとして構成されている。 バーナーには、供給すべき酸素を含有するガスと一緒になってバーナーに供給さ れる固形物をお互いに完全に混合するために、好ましくは、バーナーを通して供 給される酸素含有ガスのための追加の渦巻き手段とともに、バーナーを通して供 給される固形物のための渦巻き手段が設けられている。 細かい粒子状の物質と細かい粒子状のコークスとを供給するための混合物質ダク トがバーナー中に入るのであれば、単純なバーナーの構造が実現できる。 別の好ましい実施の形態によれば、還元ガス排出ダクトは、溶融ガス化装置のキ リングスペースから離れて、細かい粒子状の鉄含有物質を予熱および/または直 接還元するための手段中に入っている。 好ましくは、予熱および/または直接還元する手段は、鉄含有物質を、粗い粒子 状の部分と細かい粒子状の部分とに分離するための分離手段を具備している。細 かい粒子状の部分は、ダクトを通ってバーナーに導入され、これに対して、粗い 粒子状の部分は、ダクトを通って、溶融ガス化装置中に、直接、供給される。 好ましくは、還元ガスの排出ダクトは、予熱および/または直接還元する手段中 に、直接入っている。すなわち、ダストを分離するための手段としての中間的な 装置は設けられていない。 次いで、本発明は、例示的な実施の形態においてより詳細に説明される。本発明 のプロセスを実施するためのプラントを説明する図は、模式的な図である。 符号1は、溶融ガス化装置を示しており、その中で、COとH2とを含有する還 元ガスが、石炭と酸素含有ガスとから生成される。この還元ガスは、還元ガス排 出ダクト2を通って、溶融ガス化装置1から排出されてガス精製サイクロン3中 に至っている。このサイクロン3からは、細かい粒子状の鉄含有物質5、例えば 、鉄を含有するダスト、特に鉄鉱石のダストや海綿鉄のダストなどを予熱および /または還元するための反応室4に供給される。還元ガス排出ダクト2を通って 排出される還元ガスの一部は、ガス精製装置7と圧縮機8とを通って、戻りダク ト6により、反応炉4内において使うのに必要な温度まで還元ガスを冷却するよ うに、再び、還元ガス排出ダクト2中へと再循環される。 反応炉4は、好都合にも、直立炉として設計されている。この直立炉は、また、 ドラム型の炉或いは回転炉に置換することも可能である。さらに、単一の反応炉 4の代わりに、連続的に直列配置されたいくつかの流動床反応炉を用いることも 可能である。細かい鉱石は、運搬ダクトを通して、1つの流動床反応炉からもう 一つの反応炉へと、米国特許出願第5082251号明細書に説明されているも のと類似の方法で運搬される。 サイクロン3中で分離された細かい粒子は、これらは、実質的にはコークスの粒 子又はコークスのダストから成っているが、後で説明するように、集塵コンテナ 9を通して、戻りダクト9’によって溶融ガス化装置1の上端部すなわちフード 10の中心に設けられているバーナー11へ供給される。反応炉4からダクト1 2を通って供給された細かい粒子状の鉄含有物質5は、バーナーを介して、溶融 ガス化装置1内に導入される。溶融ガス化装置1中に導入されるのに先だって、 コークスのダストは、細かい粒子状の鉄含有物質5と混合され、次いで、混合物 質ダクト13を通ってバーナー11に供給される。バーナー11に供給される固 形物が入る速度を上げるために、推進材ダクト14は、インジェクター15を通 って混合物質ダクト13に至っている。推進材としては、例えば窒素が用いられ る。さらに、酸素を含有するガスを供給するためのダクト16が、バーナー11 中に至っている。 バーナーの口11’は、例えば、欧州特許公開第0481955号公報には、混 合物質ダクト13を具備したものが記載されている。すなわち、混合物質ダクト 13は、バーナー11の中央の内管中に至っている。バーナー11は、前記酸素 含有ガスを供給するための環状の隙間によって囲まれている。原則として、コー クスは、分離ランスを通ってバーナーの口11’にもまた送られる。好都合にも 、バーナー11に供給される固形物は、バーナー11から放出される際に、ねじ り手段(例えば、らせん状に設けられた出口チャネル)によって、バーナー11 によってねじられる。加えて、環状の隙間を通して供給される酸素の噴出のねじ れが生じ、従って、特に良好なミキシングが確保される。 還元ガスと一緒に溶融ガス化装置1から排出される細かい粒子状のコークス又は コークスのダストは、次のような方法で形成される。 細かい粒子状の石炭19および/または揮発性の部分を含む、他の炭素含有物質 を供給するためのバーナー18は、溶融ガス化装置1の還元ガス排出ダクト2の 1つの開口17又は数個の開口17の近傍に設けられている。供給物質としては 、例えば、人為的なシュレッダーの廃物(synthetic shredde r waste)或いは細かい粒子状の石油コークスを有していてもよい。それ らは、窒素のような推進材の助けによってバーナー18に供給される。さらに、 推進材は、インジェクター20を介して供給される。さらに、酸素含有ガスを供 給するダクト21は、バーナー18中に達している。 供給された細かい石炭19は、細かい粒子状のコークス又はコークスのダスト1 9’になる反応一部分的燃焼−が起こる。後者、すなわち細かい粒子状のコーク ス又はコークスのダストは、還元ガスと一緒に、還元ガス排出ダクト2の開口1 7の近傍に設けられたバーナー18によって、ほぼ完全に排出され、かつ、サイ クロン3中で分離される。 溶融ガス化装置1の上端部10において、溶融ガス化装置1は、例えば石炭のよ うな、塊状の炭素キャリアのための供給ダクト22を有している。同様に、酸素 を含有するガスのために、さらに下方に設けられた供給ダクト23を有している 。さらに、燃焼したフラックスのためのものと同様に、炭化水素のような室温に おいて液体又はガス状の炭素キャリアのための供給ダクトを、任意に設けてもよ い。 溶融銑鉄24および/または鋼材前製品と溶融スラグ25とが、溶融ガス化装置 1中の下部Iに集められ、タップ26を通して引き出される。 溶融ガス化装置1の下部Iの上方に設けられている部分11において、固定床お よび/または流動床27は、充填された固体炭素キャリアによって形成されてい る。酸素を含有するガスのための供給ダクト23は、この部分11に開口してい る。中央部11の上に設けられている上部IIIは、ガス流にのせられた固体粒 子のためであると同様に、溶融ガス化装置1において生成される還元ガスのため のキリングスペースとして働く。上部IIIには、還元ガス排出ダクト2の開口 17が存在し、かつ、細かい粒子状の石炭19を供給するためのバーナー18が 設けられている。 高温の燃焼および/またはガス化ゾーン28は、バーナー11のバーナー口11 ’に形成され、この中で、鉄含有物質5の細かい粒子が、ドロップレットの形成 過程において、完全に、または、少なくとも表面が溶融し、鉄を含有する細かい 粒子を凝集させる。これによって、細かい粒子状の鉄含有物質5が、溶融ガス化 装置1から外部に送られる還元ガスと一緒に排出されるのを効果的に防止する。 形成されたドロップレットの凝集体は、より大きな水力直径および/または高い 密度と、それゆえ、細かい粒子の場合と比較してより高い降下速度を有している 。この降下速度は、形成されるドロップレットの凝集体の形状係数(form factor:Formfaktors)、すなわちCw値がより高められるこ とによってさらに改善される。 溶融ガス化装置1の頂上部10の中央領域に設けられたバーナー装置11により 、供給される固体粒子が均一に混合され、従って、固体粒子が完全に凝集する。 その結果として、鉄のキャリアは、溶融ガス化装置中に形成される固体炭素キャ リアの固定床および/または流動床27と一体化される。従って、細かい鉱石1 00%の溶融−還元プロセスが実現され、かつ、溶融ガス化装置1からの鉄キャ リアが、固体状態で排出されるのを防止することが可能である。 本発明によるプロセスに用いられるような細かい粒子状の石炭の粒径は、好まし くは、1から0cmの間の範囲であり、細かい粒子状の鉄含有物質は、8から0 cmの間である。 図示されるようなサイクロン3を通って再循環されるダストは、明らかに減少す るであろうし、場合によっては省略することさえも可能である。なぜならば、破 線(サイクロン3と反応炉4との間のダクト2は、その場合には省略することも できる)で示されるダタト2’を通って、反応炉4に供給されるダストは、再び 、反応炉4から排出され、予熱されるとともに、任意に予め還元された固体と一 緒にバーナー11に供給され、高温ゾーン28において熱的に利用してもよい。 この場合には、サイクロン3を省略してもよく、或いは、還元ガスが再循環され る総量という観点のみから設けられていてもよい。 好ましくは、反応炉4は、分離手段を備えていてもよい。粗い粒子の部分(0. 5から8mmの間の粒子)は、例えばダクト12’を通して重力充填されること によって、溶融ガス化装置1に、直接、供給される。細かい粒子は、ダクト12 を通して、高温燃焼および/またはガス化ゾーン28に供給される。 このようにして、バーナー11の熱を最も細かい粒子にのみ用いるようにするこ とにより、バーナー11の負担を軽くすることができる。ここで、最も細かい粒 子は、その排出を防止するために、いかなる場合においても凝集しなければなら ない。粗い粒子の部分の粒子のサイズは、粗い粒子の降下速度が、溶融ガス化装 置1のゾーンIIIにおける見かけの速度(空塔速度)に比べてわずかに速くな っているはずである。これにより、粗い粒子の排出が防止される。 実施例 1トンのPI(銑鉄)当たり1,020kgの石炭と、1トンのPI19当たり 340kgの石炭とが、(符号22において)塊状の石炭と、1トンのPI当た り1,460kgの細かい粒状の鉄含有物質5とが、図示するプラントによって 、1時間当たり40トンの銑鉄を生産するために充填される。 ・石炭: 石炭の化学的分析(細かい石炭19及び塊状の石炭、重量分率、乾燥成分) C 77.2% H 4.6% N 1.8% O 6.8% S 0.5% 灰分 9.0% 不揮発性炭素成分(C−fix) 63.0% 細かい石炭19の粒径分布 −500 μm 100% −250 μm 85% −100 μm 51% − 63 μm 66% − 25 μm 21% ・細かい粒子状の鉄含有物質: 化学的分析(重量分率): Fetot 66.3% Fe0 0.4% Fe23 94.5% 燃焼による損失分 1.0% 水分 1.0% 粒径分布 −4000 μm 100% −1000 μm 97% − 500 μm 89% − 250 μm 66% − 125 μm 25% ・フラックス 化学的分析(重量分率): CaO 34.2% MgO 9.9% SiO2 14.1% Al23 0.3% Fe23 1.1% MnO 0.5% 燃焼による損失分 39.1% PIを1トン当たり、321 Nm3のO2が、石炭をガス化するための羽口と して設けられている供給ダクト23を通してベッド27中に導入され、バーナー 11の消費量は、1トンのPI当たり225Nm3のO2であり、バーナー18で は、1トンのPI当たり75Nm3のO2である。 ・銑鉄24 化学的分析(重量分率): C 4.3% Si 0.4% Mn 0.09% P 0.1% S 0.05% Fe 95.0% ・排出ガス: 量: 1,720 Nm3/ton PI 分析(体積分率): CO 38.7% CO2 37.2% H2 16.4% H2O 2% N2+Ar 4.6% CH4 1.1% 熱価: 7,060kJ/Nm3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 リサーチ インスティテュート オブ イ ンダストリアル サイエンス アンド テ クノロジー インコーポレイテッド ファ ンデイション 大韓民国 ポハン シティ ヒョーチャ− トン サン−32 (72)発明者 ケプリンゲル,レオポルト ヴェーナー オーストリア国 アー−4060 レオンディ ンク ラーホールドストラッセ 7 (72)発明者 ヴォルネル,フェリクス オーストリア国 アー−4020 リンツ ロ ーゼゲルストラッセ 75 (72)発明者 シェンク,ジョハネス オーストリア国 アー−4040 リンツ ク ナベンセミナルストラッセ 8 【要約の続き】 れる際に、還元ガスと一緒に排出され、次いで、分離手 段(3)において分離される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.細かい粒子の鉄含有物質、特に、溶融ガス化装置(1)の溶落ちガス化ゾー ン中における還元海綿鉄(24)から、溶融銑鉄(24)又は鋼鉄前製品を生産 するプロセスであり、炭素含有物質(19,19’)と酸素を含有するガスとの 供給の下で、固体の炭素キャリアにより形成されたベッド(27)中において、 還元ガスを同時に生成し、鉄含有物質(5)が、任意に前もって完全に還元され てベッド(27)を通過する際に、鉄含有物質(5)を溶融するプロセスにおい て、 石炭のダストおよび/または揮発性の部分を含む、他の炭素を含有する物質の ような細かい粒子状の石炭(19)の供給ダクト(18)と酸素を含有するガス を供給するためのダクト(21)とが、溶融ガス化装置(1)の還元ガス排出ダ クト(2,17)の近傍に設けられ、細かい粒子状の石炭(19)および/また は揮発性の物質を含む、他の炭素含有物質が、溶融ガス化装置(1)中に導入さ れる際に、細かい粒子状のコークス(19’)に変化し、この細かい粒子状のコ ークス(19’)は、溶融ガス化装置(1)から排出された還元ガスと一緒に排 出されて、かつ、分離されることを特徴とする溶融銑鉄(24)又は鋼鉄前製品 を生産するためのプロセス。 2.細かい粒子状のコークス(19’)は、還元ガスの助けによって、任意に予 熱および/または還元された細かい粒子状の鉄含有物質(5)と一緒に溶融ガス 化装置(1)に供給されることを特徴とする請求項1記載のプロセス。 3.ベッド(27)の上方に形成されたキリングゾーン(III)中において、 高温燃焼および/またはガス化ゾーン(28)が、溶融ガス化装置(1)に供給 される細かい粒子状のコークス(19’)に直接酸素を供給することによる燃焼 および/またはガス化によって形成され、かつ、細かい粒子状の鉄含有物質(5 )が、高温燃焼および/またはガス化ゾーン中へ直接導入され、そこにおいて、 鉄含有物質(5)のうち少なくとも表面の溶融と鉄含有物質の凝集とが、細かい 粒 子状のコークス(19’)の反応の間に放出された熱によって生じることを特徴 とする請求項2記載のプロセス。 4.高温燃焼および/またはガス化ゾーン(28)は、溶融ガス化装置(1)の 中心、かつ、上端部(10)に形成されるとともに、物質の供給は、下方に向け て行われることを特徴とする請求項3記載のプロセス。 5.高温燃焼および/またはガス化ゾーン(28)中において鉄含有物質(5) を渦巻化させることによって前記凝集が加速され、かつ、強められることを特徴 とする請求項3又は4に記載のプロセス。 6.同様に、高温燃焼および/またはガス化ゾーン(28)中への酸素の供給が 、渦巻きの下で行われることを特徴とする請求項5に記載のプロセス。 7.鉄含有物質(5)が、細かい粒子状のコークス(19’)と混合された状態 で、高温燃焼および/またはガス化ゾーン(28)中に導入されることを特徴と する請求項3から6までのいずれか1項に記載のプロセス。 8.鉄含有物質(5)と細かい粒子状のコークス(19’)との高温燃焼および /またはガス化ゾーン(28)中への導入速度が、窒素ガス又はプロセスガスの ような推進材の助けにより大きくなることを特徴とする請求項3から7までのい ずれか1項に記載のプロセス。 9.溶落ちガス化ゾーン中において形成された還元ガスが、鉄含有物質(5)を 予備加熱するための予熱ゾーンおよび/または直接還元ゾーンヘ供給され、かつ 、予熱および/または予め還元された鉄含有物質が、熱い状態で、高温燃焼およ び/またはガス化ゾーン中に供給されることを特徴とする請求項3から8までの いずれか1項に記載のプロセス。 10.細かい粒子状のコークスが、予熱および直接還元ゾーンに追加的に供給さ れることを特徴とする請求項9に記載のプロセス。 11.塊状の石炭が、溶落ちガス化ゾーン中に、追加的に導入されることを特徴 とする請求項1から10までのいずれか1項に記載のプロセス。 12.予熱および/または直接還元ゾーン中において、鉄含有物質が、細かい粒 子の部分と粗い粒子の部分とに分離するとともに、粗い粒子の部分は、好ましく は、0.5から8mmの粒子を含んでおり、かつ、細かい粒子の部分のみが高温 燃焼および/またはガス化ゾーン(28)中に導入され、さらに、粗い粒子の部 分は、溶融ガス化装置、好ましくはそのキリングスペース(III)中に直接導 入されることを特徴とする請求項9から11までのいずれか1項に記載のプロセ ス。 13.還元ガスは、予熱ゾーンおよび/または直接還元ゾーン中に、非精製状態 で供給されることを特徴とする請求項9から12までのいずれか1項に記載のプ ロセス。 14.炭素含有物質(19,19’)と鉄含有物質(5)とを投入し、かつ、生 成される還元ガスを引き出すとともに、酸素含有ガスを供給するための供給およ び排出ダクト(2,13,18,23)と、さらに、スラグと溶融タップ(26 )とを具備する溶融ガス化装置(1)を備えてなるとともに、溶融銑鉄(24) および/または鋼材前製品と液状のスラグ(25)とを集めるために、溶融ガス 化装置(1)の下部(I)が設けられ、下部(I)の上方に設けられている中央 部(II)が、固体炭素キャリアのベッド(27)を収納するために設けられ、 上部(III)が、キリングスペースとして設けられているプラントであって、 還元ガス排出ダクト(2)の開口(17)の近傍において、溶融ガス化装置( 1)は、細かい粒子状の石炭(19)および/または揮発性の部分を有する、他 の炭素含有物質を供給するためのバーナー(18)を具備するとともに、還元 ガスと一緒に排出される細かい粒子状のコークス(19’)を分離するための分 離手段(3,4)が、還元ガス排出ダクト(2)中に設けられていることを特徴 とする請求項1から13までのいずれか1項に記載のプロセスを実行するための プラント。 15.細かい粒子状のコークス(19’)のための戻りダクトが、分離手段(3 )から溶融ガス化装置(1)中に走っていることを特徴とする請求項14に記載 のプラント。 16.酸素含有ガスと細かい粒子状の鉄含有物質(5)とを供給する少なくとも 1つのバーナー(11)と細かい粒子状のコークス(19’)を供給するための 供給手段とが、キリングスペース(III)の上端部に設けられていることを特 徴とする請求項15に記載のプラント。 17.単一のバーナー(11)が、中央に、すなわち、溶融ガス化装置(1)の 長手方向の垂直中心軸上に設けられ、その溶融ガス化装置のバーナーの口(11 ’)が、ベッド(27)の表面に向けて配置されていることを特徴とする請求項 16に記載のプラント。 18.バーナー(11)が、酸素−炭素バーナーとして、すなわち、細かい粒子 状のコークス(19’)をも供給するためのものとしても設けられていることを 特徴とする請求項16又は17に記載のプラント。 19.バーナー(11)には、それを通して供給される固体(5、19’)のた めの渦巻化手段が設けられていることを特徴とする請求項16から18までのう ちのいずれか1項に記載のプラント。 20.バーナー(11)には、それを通して供給される酸素を含有するガスのた めの渦券化手段が設けられていることを特徴とする請求項16から19までのい ずれか1項に記載のプラント。 21.細かい粒子状の鉄含有物質(5)と細かい粒子状のコークス(19’)と を供給するための混合物質ダクト(13)が、バーナー中に通じていることを特 徴とする請求項16から20までのいずれか1項に記載のプラント。 22.還元ガス排出ダクト(2)は、溶融ガス化装置(1)のキリングスペース (III)から離れて、細かい粒子状の鉄含有物質(5)を予熱および/または 直接還元するための手段(4)中に走っていることを特徴とする請求項14から 20までのいずれか1項に記載のプラント。 23.予熱および/または直接還元するための手段(4)は、鉄含有物質を粗い 粒子状の部分と細かい粒子状の部分とに分離するための分離手段を具備し、かつ 、細かい粒子状の部分は、ダクト(12)を通ってバーナー(11)に送られ、 それに対して、粗い粒子状の部分は、ダクト(12’)を通って溶融ガス化装置 (1)へ直接供給されることを特徴とする請求項22に記載のプラント。 24.還元ガス排出ダクト(2)は、予熱および/または直接還元のための手段 (4)中に、直接、すなわち、ダストを分離するための手段(3)としての中間 的な装置を具備せずに入っていることを特徴とする請求項22又は23に記載の プラント。 25.請求項1から13までのいずれか1項に記載のプロセスによって生産され た溶融銑鉄又は鋼材前製品でつくられた、ローラーストック(roller s tock)のような市場価値のある製品。
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