JPH11508035A - 非分泌型遺伝子に対する発現系 - Google Patents

非分泌型遺伝子に対する発現系

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JPH11508035A JP50168597A JP50168597A JPH11508035A JP H11508035 A JPH11508035 A JP H11508035A JP 50168597 A JP50168597 A JP 50168597A JP 50168597 A JP50168597 A JP 50168597A JP H11508035 A JPH11508035 A JP H11508035A
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Abstract

(57)【要約】 非分泌型遺伝子から組換え蛋白を生成できる哺乳動物発現系。融合蛋白を利用するアッセイ、融合蛋白を含む試験キット、融合蛋白を含む診断試薬、開示のプラスミドによって産生される融合蛋白を利用するワクチンも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 非分泌型遺伝子に対する発現系 関連出願 本出願は、1994年1月28日出願の係属中の米国特許出願第08/188 281号(発明の名称「Mammalian Expression Systems for Hepatitis C Virus Envelope Genes」)と関連し、さらには1993年10月28日出願の係属中 の米国特許出願第08/144099号(発明の名称「Mammalian Expression S ystems for Hepatitis C Virus」)に関連するものであり、後者の出願は米国特 許出願第07/830024号の一部継続出願であり、その両出願とも所有者が 同一であり、参考として本明細書に含める。発明の背景 本発明は、哺乳動物発現系に関するものであり、より詳細には、遺伝子の非分 泌性のために従来あまり高レベルでは生成されなかった組換え蛋白を生成するこ とができる哺乳動物発現系に関するものである。その組換え蛋白は、培地および 哺乳動物細胞で発現される。 1989年のスクリーニングアッセイとしての第1世代のC 型肝炎ウィルス(HCV)酵素イムノアッセイ(EIA)(HCV 1.0EI A)および1992年の第2世代のHCV EIA(HCV 2.0EIA)の 導入によって、供血品のスクリーニングを常時行っている国では輸血後HCV( PT−HCV)感染の発生率が大幅に低下した。HCVに対する抗体は、ウィル スのコア遺伝子、NS3(ウィルスプロテアーゼ)遺伝子およびNS4(機能不 明)遺伝子に由来する組換え蛋白を用いて検出される。NS5領域(ウィルスポ リメラーゼと第2の未知機能を有する)からの別の抗原を含むHCVの第3世代 EIA(HVC 3.0EIA)が現在使用可能であり、数ヶ国で使用されてい る。HCVエンベロープ抗原は、これらのアッセイでは使用されていない。 推定HCVウィルスエンベロープ蛋白(E1,E2)の発現および精製は困難 であったために、血液スクリーニングアッセイでの標的としてのこれら蛋白につ いての詳細な研究およびそれらの組み込みはできなかった。ある細胞を得て異種 蛋白を合成し、それからその蛋白を検出・回収する上で遭遇する困難にはいくつ かの理由があると考えられる。例えば、異種遺伝子は、効果的にメッセンジャー RNA(mRNA)に転写することが できない。さらに、そのmRNAは不安定であって、蛋白に翻訳する前に分解す る可能性がある。さらに、mRNAに存在するリボソーム結合部位(RBS)は 翻訳を開始する能力が非常に低い。産生される異種蛋白が細胞中で不安定である か、あるいはそれが細胞に対して有毒である可能性がある。蛋白に対する抗体が 入手できない場合、あるいは蛋白アッセイの別法がない場合、合成された蛋白を 検出することは困難であると考えられる。最後に、蛋白が産生されるとしても、 精製が困難な場合がある。 融合系は、上記の問題の多くを解決する手段を提供するものである。代表的に は遺伝子の5’末端に認められるハイブリッド遺伝子の「担体」部分は、転写お よび翻訳の制限領域を提供するとともに、検出(Shuman et al., J.Biol.Chem. 255:168[1980])および/または精製(Moks et al., Bio/Technology 5:379[198 7])を促進するペプチドの遺伝コードを提供するものである。蛋白分解的開裂可 能部位を融合蛋白に組み込んで、同種ペプチド部分の除去を可能とする場合が非 常に多い(de Geus et al., Nucleic Acids Res. 15:3743[1987];Nambiar et al ., Eur.J.Biochem. 163:67[1987]; Imai et al., J.Biochem. 100:425[1986])。 融合系についての担体遺伝子を選択する場合、検出可能性および精製の容易さ に加えて、強く発現される遺伝子で開始することが極めて有利であると考えられ る。発現は、有効な転写および翻訳だけでなく、蛋白の安定性および良性(蛋白 は細胞宿主に有害であったり、宿主を阻害するものであってはならない)の結果 でもある。そのような発現は、アッセイに使用されるような融合蛋白の産生を可 能にし得ることから有利である。そのような発現ができない遺伝子では、非分泌 型遺伝子が市販アッセイまたはワクチン生産などの他の用途に有用となるだけの 量で蛋白を分泌すなわち発現することができる系を提供することは有利であると 考えられる。発明の概要 本発明は、従来は遺伝子の非分泌性のために発現が困難であった発現蛋白を高 レベルで得ることができる新規な哺乳動物発現系を提供するものである。詳細に は本発明は、HCV E2抗原の発現のためのプラスミドを提供するものである 。この特有の発現系により、高レベルのHCV蛋白を産生することができ、その 系におけるウィルス蛋白の適切なプロセシング、糖付 加およびコンホーメーション(折り畳み)が可能である。詳細には、本発明はプ ラスミド577を提供する。本発明の哺乳動物発現系でプラスミド577から発 現されるHCV E2融合蛋白は、細胞外および細胞内で回収することができる 。図面の簡単な説明 図1は、プラスミド577をグラフ表示したものである。 図2は、HCV E2抗原発現カセットのDNA配列である。 図3(標識翻訳図)は、HCV E2遺伝子およびシグナルプロテアーゼ開裂 部位の概念的翻訳を示す図であり、「−−−」はシグナルペプチダーゼ開裂部位 を示す。発明の詳細な説明 本発明は、哺乳動物発現系で発現される糖付加HCV E2融合蛋白を製造す る方法を提供するものである。これらの糖付加蛋白は、例えばスクリーニング用 途および予知用途のためのアッセイ系などの各種用途で、ならびにワクチン製剤 として有用である。哺乳動物細胞で発現されるこれらのHCVウィルスエンベロ ープ蛋白は、特異的ウィルスの付着部位もしくは配列および/または肝細胞など の感受性細胞種でのウィルス受容体の解明などの阻害剤研究を可能とするもので もある。 哺乳動物発現系で本明細書に記載のように形成される特異的発現クローンの獲 得により、例えば急性感染と進行中もしくは持続性の感染、および/または最近 の感染と過去の曝露などのHCV感染の段階を決定する上で役立ち得る診断アッ セイ用の抗原が提供される。これらの特異的発現クローンは、HCVによって生 じる慢性肝炎と疾患消散とを識別するための疾患消散の予知マーカーも提供する ものである。糖付加構造抗原への早期血清変換を、これらの哺乳動物発現系で産 生される蛋白を用いることで検出できると考えられる。モノクローナルとポリク ローナルの両方の抗体も、これら哺乳動物発現系由来の蛋白から産生し、次にそ れを診断、予後および治療の方面に利用することが可能である。 これらの哺乳動物発現系から産生される蛋白およびその蛋白から製造される試 薬は、各容器にモノクローナル抗体もしくはモノクローナル抗体のカクテルまた は組換え蛋白などの個々の試薬を入れた試薬瓶または瓶などの1以上の容器をア ッセイ実施に便利な試験キットとして包装したキットの形態で提供することがで きる。本発明の他の態様には、固相に付着させたHCVエピトープを有する組み 換え蛋白および固相に付着させ たHCVエピトープに対する抗体などがある。さらに、ポリペプチドを発現させ る条件下でHCVエピトープを含むポリペプチドをコードする配列を有する哺乳 動物発現ベクターで形質転換した宿主細胞をインキュベーションすることでHC Vエピトープを有する組換え蛋白を製造する方法、ならびにその方法によって製 造されるHCVエピトープを有するポリペプチドも含まれる。 本発明は、本発明によって提供される組換え蛋白ならびに各種方式で本明細書 に記載された抗体を利用するアッセイであって、アッセイで測定可能な信号を発 生する信号発生化合物を使用できるものを提供する。信号発生化合物を利用せず に検出手段を提供するアッセイも提供される。記載のアッセイはいずれも、抗原 もしくは抗体またはその両方を検出するものであり、被験サンプルと本発明で提 供される1以上の試薬を混合して、1以上の抗原/抗体複合体を形成し、その複 合体の存在を検出するものである。これらのアッセイについて、本明細書で詳細 に説明する。 本明細書に記載のようなHCVからのエンベロープ遺伝子を有する哺乳動物発 現系から得られた免疫原性ペプチドを有する HCV感染治療のためのワクチンが本発明に含まれる。さらに、対象者に対して 、被接種者において免疫応答を引き起こすのに十分な量でHCVエピトープを含 む単離免疫原性ポリペプチドを投与する段階を含む、HCVに対する抗体を産生 する方法も本発明に含まれる。 「被験サンプル」という用語は、対象となる抗体の入手源である個人の身体の 成分である。これらの成分は当業界では公知であり、本明細書に記載の方法によ って調べることができる生物検体を含むものである。被験サンプルの例としては 、全血、血清、血漿、脳脊髄液、尿、リンパ液などのヒトおよび動物の体液、な らびに呼吸管、腸管および性尿器管の各種外分泌液、涙、唾液、乳汁、白血球、 骨髄腫など、細胞培養上清などの生体液、固定組織検体、ならびに固定細胞検体 などがある。 本発明によって説明される方法によって組換え蛋白を製造した後、これらの組 換え蛋白を用いて、本明細書に記載のような独特のアッセイを行って、HCVに 対する抗原または抗体の存在を検出することができる。これらの組成物を用いて 、HCVの免疫学的エピトープに特異的に結合する特異的組換え蛋白を有するモ ノクローナルおよび/またはポリクローナル抗体を形 成することもできる。さらに、本明細書に記載の方法によって製造される組換え 蛋白を用いて、当業界で公知の方法に従ってワクチンを製造できると考えられる 。 代表的には、そのようなワクチンは、溶液もしくは懸濁液としての注射剤とし て調製され、注射に先だって溶液または懸濁液とするのに好適な固体製剤を調製 することもできる。製剤を乳化させることができるか、あるいは蛋白をリポソー ム中にカプセル封入することができる。活性な免疫原性成分は多くの場合、有効 成分と相容性の薬理学的に許容される賦形剤と混合される。好適な賦形剤には、 水、生理食塩水、ブドウ糖、グリセリン、エタノールなどがあるが、これらに限 定されるものではなく、これらの賦形剤を各種の量で組み合わせて使用すること もできる。ワクチンにはさらに、ワクチンの有効性を高める、湿潤剤もしくは乳 化剤、pH緩衝剤および/またはアジュバントなどの補助物質を少量含有させる こともできる。例えば、そのようなアジュバントには、水酸化アルミニウム、N −アセチル−ムラミル−L−トレオニル−D−イソグルタミン(thr−DMP )、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン(CGP 11687、nor−MDPとも称 する)、N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−ア ラニン−2−(1’,2’−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシ ホスホリルオキシ)−エチルアミン(CGP19835A、MTP−PEとも称 する)又はRIBI(MPL+TDM+CWS)を2%スクアレン/Tween-80( 登録商標)乳剤中に含むものなどがあり得る。アジュバントの有効性は、やはり 各種アジュバントを含有するワクチン中の免疫原性ポリペプチド投与によって生 じる、HCV抗原性配列を有するそのポリペプチドに対する抗体の量を測定する ことで求めることができる。 ワクチンは通常、静脈内注射または筋肉内注射によって投与される。他の投与 形態に好適な別の製剤としては坐剤などがあり、場合によっては経口投与製剤と する。坐剤の場合、従来使用される結合剤および担体としては、ポリアルキレン グリコールまたはトリグリセリドなどがあり得るが、これらに限定されるもので はない。そのような坐剤は、有効成分を約0.5%〜約10%、好ましくは約1 %〜約2%の範囲で含有する混合物から得ることができる。経口製剤には、例え ば医薬用グレードのマンニトール、乳糖、デンプン、ステアリン酸マグネシウム 、 サッカリンナトリウム、セルロース、炭酸マグネシウムなどの通常使用される賦 形剤を含有させることができる。これらの組成物は、溶液剤、懸濁液剤、錠剤、 丸薬、カプセル、徐放性製剤または粉末剤の形態とすることができ、有効成分を 約10%〜約95%、好ましくは約25%〜約70%含有させることができる。 ワクチンで使用される蛋白は、中性または塩の形でワクチンに製剤することが できる。酸付加塩(ペプチドの遊離アミノ基と形成)などの医薬的に許容される 塩は、塩酸もしくはリン酸などの無機酸または酢酸、シュウ酸、酒石酸、マレイ ン酸などの有機酸、その他当業者に公知のもので形成する。遊離カルボキシル基 で形成される塩を、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウムまたは第 2鉄の水酸化物などの無機塩基、ならびにイソプロピルアミン、トリメチルアミ ン、2−エチルアミノエタノール、ヒスチジンプロカインその他の当業者に公知 のものから得ることもできる。 ワクチンは投与形態と適合させて、予防上および/または治療上有効な量で投 与する。投与量は通常、用量当たり抗原約5μg〜約250μgであり、投与対 象者、対象者の免疫系が抗 体を合成する能力および要求される保護の程度によって決まるものである。投与 する必要のある有効成分の正確な量も医師の判断によって決まり得るものであり 、各対象者に特有であり得る。ワクチンは、単回投与または複数回投与で投与す ることができる。複数回投与とは、予防接種の最初の過程で1〜10回に分けて 投与し、その後は免疫応答を維持および/または強化するのに必要な時間間隔で 他の投与を行う(例:2回目の投与を1〜4ケ月後に行い、対象者に必要な場合 には数ヶ月後に次の投与を行う)ものである。投与法も少なくとも部分的には、 対象者のニーズによって決まり、医師の判断による。免疫原性HCVエンベロー プ抗原を含むワクチンを例えば免疫グロブリンなどの他の免疫調節剤と併用して 投与できると考えられる。 (a)発現制御領域、(b)ウサギ免疫グロブリン重鎖ガンマ分泌シグナル配 列をコードする領域、(c)真核生物細胞での選択のための細菌酵素、(d)真 核細胞での発現強化に好適な増幅系、(e)対象蛋白をコードする領域を有する DNAクローニングビヒクルを用いる対象蛋白をコードする遺伝子の発現が、本 明細書において記載されている。本明細書に記載のクローニングビヒクルは、融 合蛋白すなわち、商業的に有用なレ ベルで、免疫グロブリンシグナルペプチド配列と、異種蛋白に融合し且つ該シグ ナルペプチド配列に隣接する免疫グロブリンコーディング配列との融合蛋白を発 現することができる。図1には、本発明の方法で使用される融合蛋白の製造に有 用なプラスミドの特徴を一般的に示してある。図1のプラスミドは、部分1〜1 3を有する一連の集合断片として開示してある。それら部分の寄託番号とは、遺 伝子バンク(Genbank(登録商標))寄託番号を指す。このプラスミドには、制 御領域(以下に記載)と、その後に免疫グロブリンシグナルペプチドをコードす る遺伝子および対象の異種蛋白をコードする遺伝子に結合した隣接する免疫グロ ブリンコーディング配列を有する。プラスミド構築時には、若干の配列変動が生 じ得るものであり、起こっている可能性のあることは留意すべき点である。 図1に示したようなプラスミドへの異種遺伝子の挿入は、当業界で公知の各種 方法によって行うことができる。これらの融合蛋白は、多くの方法で捕捉試薬ま たは蛋白結合剤として各種アッセイ方式で利用することができる。本明細書に記 載の方法で組換え蛋白を得た後、その組換え蛋白を用いて本明細書に記載のよう な特有のアッセイを行って、特異的結合対の特異的結 合構成員のいずれかの存在を検出することができる。これらの組換え蛋白を使用 して、特異的結合対の特異的結合構成員に特異的に結合する特異的な組換え蛋白 または合成ペプチドを得ることもできる。本明細書に記載の融合蛋白を、ワクチ ンの有効成分として使用することもできる。ワクチン調製 ワクチンは、対象の核酸配列または相当する対象ゲノムに由来する1以上の免 疫原性ポリペプチドから調製することができる。ワクチンは、対象のエピトープ を有する組換えポリペプチドを含むことができる。これらのポリペプチドは、細 菌、酵母または哺乳動物細胞で発現することができるか、あるいはウィルス調製 物から単離することができる。さらに、各種構造蛋白に、保護効果のある抗エピ トープ抗体を生じる目的のエピトープを持たせ得ることも考えられる。従って、 そのワクチンを調製する際に、合成ペプチドを利用することもできる。そうして 、1以上の目的のエピトープを有するポリペプチドを単独もしくは組み合わせて 、これらのワクチンで使用することができる。さらに、非構造蛋白および構造蛋 白が中和抗体の産生を起こさない場合であっても、ウィルスの病原性に対して保 護を提供し 得ると考えられる。 以上の内容を考慮して、多価ワクチンに1以上の構造蛋白および/または1以 上の非構造蛋白を含有させることができる。これらのワクチンは例えば、本発明 のプラスミドによって発現される組換えポリペプチド、および/またはビリオン から単離されるポリペプチドおよび/または合成ペプチドを有することができる 。これらの免疫原性エピトープを組み合わせて、すなわち組換え蛋白、合成ペプ チドおよび/またはビリオンから単離されたポリペプチドの混合物として使用す ることができ、それらは同時または時間をずらして投与することができる。さら に、ワクチン中に不活化ウィルスを使用することが可能である。そのような不活 化は、ウィルス溶解物によって、または有機溶媒もしくは洗剤による処理または ホルマリン処理などの肝炎様ウィルスの不活化を起こす当業界で公知の他の手段 によって行うことができる。弱毒化ウィルス株の調製も、本発明に開示されてい る。一部の蛋白は、他の公知のウィルスと交差反応して、対象ウィルスと他のウ ィルスとの間で共通のエピトープが存在することで、これら病原体によって生じ る1以上の疾患に対する保護抗体を生じ得ると考えられる。この考え方に基づい て多 目的ワクチンを得ることが可能であると考えられる。 有効成分として1以上の免疫原性ペプチドを有するワクチンの調製は、当業者 には公知である。代表的には、そのようなワクチンは、溶液もしくは懸濁液とし ての注射剤として調製され、注射に先だって溶液または懸濁液とするのに好適な 固体製剤を調製することもできる。製剤を乳化させることができるか、あるいは 蛋白をリポソーム中にカプセル封入することもできる。活性な免疫原性成分は多 くの場合、有効成分と相容性の薬理学的に許容される賦形剤と混合される。好適 な賦形剤には、水、生理食塩水、ブドウ糖、グリセリン、エタノールなどがある が、これらに限定されるものではなく、これらの賦形剤を各種の量で組み合わせ て使用することもできる。ワクチンにはさらに、ワクチンの有効性を高める、湿 潤剤もしくは乳化剤、pH緩衝剤および/またはアジュバントなどの補助物質を 少量含有させることもできる。例えば、そのようなアジュバントは、水酸化アル ミニウム、N−アセチル−ムラミル−L−トレオニル−D−イソグルタミン(t hr−DMP)、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタ ミン(CGP11687、nor−MDPとも称する)、N−アセチルムラミル −L −アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン−2−(1’,2’−ジパル ミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)−エチルアミン (CGP19835A、MTP−PEとも称する)又はRIBI(MPL+TD M+CWS)が2%スクアレン/Tween-80(登録商標)乳剤中に含むものなどが あり得る。アジュバントの有効性は、やはり各アジュバントを含有するワクチン 中の免疫原性ポリペプチド投与によって生じる、本明細書に開示のプラスミドに よって産生される抗原性配列を有するそのポリペプチドに対する抗体の量を測定 することで求めることができる。 ワクチンは通常、静脈内注射または筋肉内注射によって投与される。他の投与 法に好適な別の製剤としては坐剤などがあり、場合によっては経口投与製剤とす る。坐剤の場合、従来使用される結合剤および担体としては、ポリアルキレング リコールまたはトリグリセリドなどがあり得るが、これらに限定されるものでは ない。そのような坐剤は、有効成分を約0.5%〜約10%、好ましくは約1% 〜約2%の範囲で含有する混合物から得ることができる。経口製剤には、例えば 医薬用グレードのマンニトール、乳糖、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、 サ ッカリンナトリウム、セルロース、炭酸マグネシウムなどの通常使用される賦形 剤を含有させることができる。これらの組成物は、溶液剤、懸濁液剤、錠剤、丸 薬、カプセル、徐放性製剤または粉末剤の形態とすることができ、有効成分を約 10%〜約95%、好ましくは約25%〜約70%含有させることができる。 ワクチンで使用される蛋白は、中性または塩の形でワクチンに製剤することが できる。酸付加塩(ペプチドの遊離アミノ基と形成)などの医薬的に許容される 塩は、塩酸もしくはリン酸などの無機酸または酢酸、シュウ酸、酒石酸、マレイ ン酸などの有機酸、その他当業者に公知のもので形成する。遊離カルボキシル基 と形成される塩は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウムまたは第 2鉄の水酸化物などの無機塩基、ならびにイソプロピルアミン、トリメチルアミ ン、2−エチルアミノエタノール、ヒスチジンプロカインその他の当業者に公知 のものから得ることもできる。 ワクチンは投与形態と適合させて、予防上および/または治療上有効な量で投 与する。投与量は通常、用量当たり抗原約5μg〜約250μgであり、投与対 象者、対象者の免疫系が抗 体を合成する能力および要求される保護の程度によって決まるものである。投与 する必要のある有効成分の正確な量も医師の判断によって決まり得るものであり 、各対象者に特有であり得る。ワクチンは、単回投与または複数回投与で投与す ることができる。複数回投与とは、予防接種の最初の過程で1〜10回に分けて 投与し、その後は免疫応答を維持および/または強化するのに必要な時間間隔で 他の投与を行う(例:2回目の投与を1〜4ケ月後に行い、対象者に必要な場合 には数ケ月後に次の投与を行う)ものである。投与法も少なくとも部分的には、 患者のニーズによって決まり、医師の判断による。本明細書に記載の方法に従っ て製造される免疫原性抗原を含むワクチンを例えば免疫グロブリンなどの他の免 疫調節剤と併用して投与できると考えられる。アッセイ方式 アッセイに使用される試薬を、各容器にアッセイで使用されるモノクローナル 抗体もしくはモノクローナル抗体のカクテルまたは組換え蛋白などの個々の試薬 を入れた試薬瓶または瓶などの1以上の容器をキットとしてまとめた形態で提供 することができると考えられる。 本明細書で使用される「分析物」という用語は、被験サンプル中に存在し得る 検出対象の物質である。分析物としては、天然の特異的結合構成員(抗体など) が存在するまたは特異的結合構成員を与え得る物質があり得る。従って、分析物 は、アッセイにおける1以上の特異的結合構成員に結合し得る物質である。「分 析物」としてはさらに、抗原物質、ハプテン、抗体およびそれらの組み合わせで あることができる。例えば、特異的結合対の構成員として内因性蛋白を用いるビ タミンB12の測定、葉酸結合蛋白を用いた葉酸の測定、または特異的結合対の 構成員としてレクチンを用いた炭水化物の測定のように、天然の特異的結合相手 (対)によって、特異的結合対の構成員として分析物を検出することができる。 分析物には、蛋白、ペプチド、アミノ酸、ホルモン、ステロイド、ビタミン、治 療目的で投与される薬剤および不法な目的で投与される薬剤などの薬物、細菌、 ウィルス、ならびに上記の物質の代謝物もしくは抗体などがあり得る。そのよう な抗体の調製についての詳細および特異的結合構成員としての使用への適性につ いては、当業者には公知である。調べることができるウィルスには、肝炎の原因 となるウィルス(例:A型肝炎ウィルス、B型肝炎ウィルス、C型 肝炎ウィルス、デルタ型肝炎およびE型肝炎ウィルス、ならびにGB型肝炎ウィ ルス)、ヒト免疫不全ウィルス(例:HIV−1、HIV−2)、HTLV−I およびHTLV−IIウィルスなどがある。 本発明は、特異的結合構成員を利用するアッセイを提供する。本明細書で使用 される「特異的結合構成員」とは、特異的結合対の一方の構成員である。すなわ ち、化学的もしくは物理的手段によって一方の分子が第2の分子に特異的に結合 する2個の異なる分子である。従って、通常のイムノアッセイの抗原および抗体 の特異的結合対以外に、他の特異的結合対には、ビオチンとアビジン、炭水化物 とレクチン、相補的なヌクレオチド配列、エフェクタ分子と受容体分子、補因子 と酵素、酵素阻害剤と酵素などがあり得る。さらに特異的結合対には、例えば分 析物類似体などの元の特異的結合構成員の類似体である構成員もあり得る。免疫 反応性特異的結合構成員には、抗原、抗原断片、抗体および抗体断片(モノクロ ーナルおよびポリクローナルの両方)およびそれらの複合体などがあり、組換え DNA分子によって形成されるものも含まれる。本明細書で使用される「ハプテ ン」という用語は、抗体に結合することができるが、担体 蛋白に結合しなければ抗体形成を誘発することができない部分抗原または非蛋白 結合構成員を指す。 本明細書で使用される「捕捉試薬」という用語は、サンドイッチアッセイでの 場合のような分析物、競争的アッセイでの場合のような指示薬もしくは分析物、 あるいは間接アッセイでの場合のようなそれ自体が分析物に対して特異的である 補助的特異的結合構成員に特異的である未標識の特異的結合構成員を指す。捕捉 試薬は、アッセイ実施前またはアッセイ実施時に固相材料に直接もしくは間接に 結合することで、被験サンプルからの固定化複合体の分離を可能とすることがで きる。 「指示薬」は、本明細書に記載の各種アッセイ形態で使用することができる。 「指示薬」は、分析物についての特異的結合構成員に接合(付着)した外部手段 によって検出可能な測定可能信号を発生する能力を有する「信号発生化合物」( 標識)を有するものである。本明細書で使用される「特異的結合構成員」とは、 特異的結合対の一方の構成員である。すなわち、化学的もしくは物理的手段によ って一方の分子が第2の分子に特異的に結合する2個の異なる分子である。分析 物に対する特異的結合対の抗体構成員である以外に指示薬は、ビオチンもしくは 抗 ビオチン、アビジンもしくはビオチン、炭水化物もしくはレクチン、相補的なヌ クレオチド配列、エフェクタ分子もしくは受容体分子、酵素補因子および酵素、 酵素阻害剤もしくは酵素のようないずれかのハプテン−抗ハプテン系などの特異 的結合対の一方の構成員であることもできる。免疫反応性特異的結合構成員は、 サンドイッチアッセイでの場合のような分析物、競争アッセイでの場合のような 捕捉試薬、あるいは間接アッセイでの場合のような補助的特異的結合構成員のい ずれかに対して結合することができる抗体、抗原または抗体/抗原複合体である ことができる。 考えられる各種「信号発生化合物」(標識)には、色素原、酵素などの触媒、 フルオレセインおよびローダミンなどの発光化合物、化学発光化合物、放射性元 素および直接視覚標識などがある。酵素の例としては、アルカリホスファターゼ 、西洋ワサビペルオキシダーゼ、β-ガラクトシダーゼなどがある。特定の標識 の選択は必須ではないが、標識はそれ自体でまたは1以上の別の物質と組み合わ せて信号を発生することができる。 「固相」(「固体支持体」)は当業者には公知であり、反応トレーのウエルの 壁、試験管、ポリスチレンビーズ、磁性ビー ズ、ニトロセルロース片、膜、ラテックス粒子などの微粒子などがある。「固相 」は必須ではないが、当業者であれば選択可能である。そこで、ラテックス粒子 、微粒子、磁性または非磁性ビーズ、膜、プラスチック管、微量定量ウェルの壁 、ガラスもしくはシリコンのチップならびにヒツジ赤血球がいずれも好適な例で ある。ペプチドを固相に固定化するための好適な方法には、イオン的、疎水的、 共有結合的な相互作用などがある。本明細書で使用される「固相」とは、不溶性 であるか、または後の反応によって不溶性とすることができる材料を指す。固相 の選択は、捕捉試薬を引きつけて固定化する固有の能力を考慮して行うことがで きる。別法として、捕捉試薬を引きつけて固定化する能力を有する別の受容体を 固相に保持させることができる。その別の受容体は、捕捉試薬自体または捕捉試 薬に接合した帯電物質に関して反対の電荷を持つ帯電物質などがあり得る。さら に別の代替法として、受容体分子を、固相に固定化(付着)された、特異的結合 反応によって捕捉試薬を固定化する能力を有する特異的結合構成員とすることが できる。受容体分子は、アッセイ実施前またはアッセイ実施時に、捕捉試薬を固 相材料に間接的に結合させることができる。そこで、固相には例 えば、プラスチック、誘導体化プラスチック、磁性または非磁性金属、ガラスも しくは試験管のシリコン表面、微量定量ウェル、シート、ビーズ、微粒子、チッ プその他の当業者に公知の構造などがあり得る。 固相がさらに、検出抗体が接近できるだけの有孔率および抗原を結合させるの に好適な表面親和性を有する好適な多孔性材料を有し得ることも意図され、本発 明の範囲に含まれる。微孔性構造が通常は好ましいが、水和状態でゲル構造を持 つ材料も使用することもできる。そのような有用な固体支持体には、寒天、アガ ロース、架橋アルギン酸、置換および架橋グアーガム、セルロースエステル(特 に硝酸およびカルボン酸とのエステル)、混合セルロースエステルおよびセルロ ースエーテルなどの天然重合性炭水化物およびそれの合成的に変性、架橋または 置換された誘導体;蛋白や架橋もしくは変性ゼラチンなどの誘導体のような含窒 素天然ポリマー;ラテックスおよびゴムなどの天然炭化水素ポリマー;ポリエチ レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルおよび それの部分加水分解誘導体、ポリアクリルアミド、ポリメタアクリレートなどの ビニルポリマー、ポリエステル,ポリアミドなどの上 記重縮合体の共重合体および三元重合体、ならびにポリウレタンもしくはポリエ ポキシドなどの他のポリマーのような好適な有孔性構造で製造することができる 合成ポリマー;硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウムなどのアルカリ 土類金属およびマグネシウムの硫酸塩もしくは炭酸塩、アルカリ金属およびアル カリ土類金属、アルミニウムおよびマグネシウムの珪酸塩などの多孔性無機材料 ;クレー、アルミナ、タルク、カオリン、ゼオライト、シリカゲルまたはガラス (これらの材料は、上記のポリマー材料とともにフィルターとして使用すること ができる)などのアルミニウムもしくはケイ素の酸化物もしくは水和物;ならび に、すでに存在する天然ポリマー上で合成ポリマーの重合を開始することで得ら れるグラフト共重合体のような上記の種類のものの混合物もしくは共重合体など がある。これらの材料はいずれも、フィルム、シートまたはプレートなどの好適 な形状で使用することができるか、あるいは紙、ガラス、プラスチックフィルム またはファブリック(繊維織物)などの適切な不活性担体にコーティングまたは 結合もしくは積層させることができる。 ニトロセルロースの多孔性構造は、モノクローナル抗体を含 む非常に多様な試薬について優れた吸収性および吸着性を有する。ナイロン(登 録商標)も同様の特性を有し、やはり好適である。上記のそのような多孔性固体 支持体は好ましくは、厚さ約0.01〜0.5mm、好ましくは約0.1mmの シートの形状とすることが考えられる。孔径は広い範囲で変動し得るものであり 、好ましくは0.025〜15μm、特には0.15〜15μmである。そのよ うな支持体の表面は、支持体に対する抗原もしくは抗体の共有結合的結合を起こ す化学的方法によって活性化することができる。しかしながら、抗原または抗体 の不可逆的結合は通常、ほとんど解明されていない疎水的力による多孔性材料へ の吸着によって得られる。好適な固体支持体は、米国特許出願第227272号 にも記載されている。 「被験サンプル」という用語には、本明細書に記載の本発明の方法によって調 べることができる生物サンプルが含まれ、それには全血、血清、血漿、脳脊髄液 、尿、リンパ液などのヒトおよび動物の体液、ならびに呼吸管、腸管および性尿 器管の各種外分泌液、涙、唾液、乳汁、白血球、骨髄腫など、細胞培養上清など の生体液、固定組織検体、ならびに固定細胞検体などがある。本明細書に記載の 組換え蛋白を用いた試験および本発 明のアッセイ方式に使用することができる物質は本発明の範囲に含まれるものと 考えられる。 他の各種固相を利用する他の実施態様も意図され、本発明の範囲に含まれるも のである。例えば、EP公開第0326100号に対応する同時係属の米国特許 出願第150278号および米国特許出願第375029号(EP公開第040 6473号)(これらはいずれも所有者が同じであり、参考として本明細書に含 める)に記載の負に帯電したポリマーとの固定化可能な反応複合体を固定化する イオン捕捉法を、本発明に従って使用して、迅速な溶液相免疫化学反応を行うこ とができる。固定化可能な免疫複合体は、負に帯電したポリアニオン/免疫複合 体と予め処理した正に帯電した多孔性基材との間のイオン性相互作用によって反 応混合物の残りの部分から分離され、EPO公開第0273115号に対応する 同時係属の米国特許出願第921979号(これらはいずれも所有者が同じであ り、参考として本明細書に含める)に記載のような化学発光信号測定で記載され ているものなどの既報の各種信号発生系を用いて検出することができる。 さらに、本発明の方法を、固相が微粒子を有してなる自動お よび半自動系などの微粒子技術を利用する系で使用することができる。そのよう な系としては、それぞれEP公開第0425633号および同第0424634 号に対応する係属中の米国特許出願第425651号および同第425643号 に記載のものなどがある。 イムノアッセイにおける走査プローブ型顕微鏡測定(SPM)の使用も、本発 明の組換え蛋白またはこれらの組換え蛋白から生成するモノクローナル抗体を容 易に利用できる技術である。走査プローブ型顕微鏡測定、特に原子力顕微鏡測定 では、例えば本明細書に記載の新規なプラスミドによって産生される組換え蛋白 またはその蛋白から産生されるモノクローナル抗体などの捕捉相を固相に付着さ せ、被験サンプルと固相の間の反応に十分な時間および条件下に被験サンプルを 固相に接触させ、走査プローブ型顕微鏡を利用して固相表面に存在し得る抗原/ 抗体複合体を検出する。走査トンネル型顕微鏡を用いることで、多くの免疫アッ セイ系で抗原/抗体複合体の検出に通常は使用しなければならない標識の必要性 がなくなる。 ヒト被験サンプル中の特異的分析物(例:ウィルスなどの感染因子)に対する 抗体の存在を検出するアッセイ方式では、ヒ ト被験サンプルを、1以上の組換え蛋白(ポリペプチド)でコーティングした固 相と接触・インキュベーションする。抗体が被験サンプルに存在する場合、それ は抗原ポリペプチドと複合体を形成し、固相に付着する。複合体を形成した後、 未結合の材料および試薬を固相の洗浄によって除去する。複合体を指示薬と反応 させ、第2の複合体を形成するだけの時間および条件でインキュベーションする 。被験サンプル中の組換えポリペプチドに対する抗体の存在を、発生した測定可 能信号を検出することで明らかにする。カットオフ値より上の発生信号は、被験 サンプルに存在する分析物に対する抗体を指示する。酵素などの多くの指示薬を 用いた場合、存在する抗体の量は発生信号に比例する。被験サンプルの種類に応 じて、被験サンプルを好適な緩衝剤で希釈したり、濃縮したり、または操作を加 えずに(「ニート(neat)」で)固相と接触させたりすることができる。例えば、 予め希釈しておいた血清もしくは血漿サンプルまたは尿などの濃縮検体を調べて 、抗体の存在および/または存在する抗体の量を決めることができる。 さらに別の実施態様では、サンドイッチアッセイが提供される。この方法は、 1以上の本発明で提供される組換え抗原また は本発明で提供される1以上の組換え抗原を含む組み合わせ物が結合した固相に 被験サンプルを接触させて混合物を形成する。この混合物を、抗原/抗体複合体 を形成させるだけの時間および条件でインキュベーションする。次にその複合体 を、予め信号発生化合物に接合しておいた抗原を有する指示薬と接触させて第2 の混合物を得る。この第2の混合物を、抗原/抗体/指示薬複合体を形成するだ けの時間および条件でインキュベーションする。発生する測定可能信号を検出す ることで、抗原/抗体/指示薬複合体の存在を明らかにする。このアッセイでは 、本発明で提供される組換え抗原などの検出対象抗体に特異的な第1の抗原を固 相に固定化し、その抗体を有することが疑われる被験サンプルを固相に加え、標 識が付着した本発明の組換え抗原などの第2の抗原を固相と接触させる。そうし て、信号結合対構成員に特異的な2個の組換え抗原が、捕捉相および指示薬の一 部として、一つのアッセイで用いられる。これらの抗原は、同一であっても、異 なる(例:異種)取得源からのものであることもできる。その取得源としては、 細菌および酵母などが考えられる。さらに、本発明で提供される一方の組換え抗 原を捕捉試薬または指示薬の一部として用いて、このアッセイで の他方の抗原を合成ペプチドもしくはウィルス溶解物とするかまたは当業者には 公知の他の抗原取得源から得ることができ、それも本発明の範囲に含まれる。さ らに、ビオチンおよび抗ビオチン、ビオチンおよびアビジン、ビオチンおよびス トレプトアビジンなどを使用して、そのようなアッセイでの発生信号を増強する ことができる。 さらに、1以上の組換え蛋白をちょうど上述したアッセイ方式で使用して、調 べている感染因子のウィルスゲノムの各種抗原性エピトープに対して本明細書に 記載の方法で得た融合蛋白を利用することで、特異的感染因子に対する抗体の存 在について調べることができる。そこで、特異的ウィルス抗原性領域内のエピト ープおよびウィルスゲノムからの他の抗原性領域からのエピトープを有する組換 えポリペプチドを用いて、1個のエピトープからのポリペプチドを用いる場合よ り感度および恐らくは特異性の高いアッセイを行うことが好ましいと考えられる 。そのようなアッセイは、確認アッセイとして利用することができる。この特定 のアッセイ方式では、既知量の被験サンプルを、組換え蛋白/抗体複合体を形成 するのに十分な時間および条件で1以上の組換え蛋白でコーティングした既知量 の1以上の固 体担体と接触させる。その複合体を、反応が起こるだけの時間および好適な条件 で既知量の適切な指示薬を接触させ、発生する信号を負の被験サンプルと比較し て、被験サンプル中の分析物に対する抗体の存在を測定する。さらに、微粒子な どのある種の固相を用いた場合、アッセイで利用される各組換え蛋白を別の微粒 子に付着させ、各種コーティング微粒子(これは各アッセイについて至適化する ことができる)を組み合わせることでこれら微粒子の混合物を得ることができる と考えられる。 上記のアッセイ方式の別法としては、同一または異なる固相に付着した異なる 分析物の本明細書に記載のプラスミドによって産生される組換え蛋白を組み込む ことで、いずれかの分析物に対する抗体の存在を検出する方法(例:同一もしく は異なる固相にHIV−2の一定の抗原領域に特異的な組換え蛋白をコーティン グしたHIV−1の一定の抗原領域に特異的な組換え蛋白による、HIV−1ま たはHIV−2のいずれか(または両方)の存在検出)などがある。 さらに別のアッセイ方式では、抗原性エピトープを有する本明細書に記載のプ ラスミドから産生される組換え蛋白が、中和アッセイなどの競争的アッセイで有 用である。中和アッセイを 行うには、ウィルスなどの感染因子の抗原性領域のエピトープを代表する組換え ポリペプチドを可溶化し、サンプル希釈液と混合して、最終濃度0.5〜50. 0μg/mLの最終濃度とする。希釈または未希釈の既知量の被験サンプル(好 ましくは10μL)を反応ウェルに加え、次に組換えポリペプチドを含むサンプ ル希釈液400μLを加える。所望に応じて、混合物を約15分間〜2時間予め インキュベーションすることができる。次に、本明細書に記載の組換え蛋白でコ ーティングした固相を反応ウェルに加え、約40℃で1時間インキュベーション する。洗浄後、既知量の指示薬、例えばペルオキシダーゼ標識ヤギ抗ヒトIgG の接合体希釈液溶液200μLを加え、40℃で1時間インキュベーションする 。洗浄後、上述のような酵素接合体を用いる場合、OPD基質などの酵素基質を 加え、室温で30分間インキュベーションする。1N硫酸などの停止剤を反応ウ ェルに加えることで、反応を停止する。吸光度を波長492nmで読み取る。特 異的ポリペプチドに対する抗体を有する被験サンプルが発生する信号は、溶液中 のその抗体に対するペプチドの競争的結合のために低いものとなる。同じ希釈度 で、組換えポリペプチド存在下でのサンプルの吸光度値と組 換えポリペプチド不在下で定量したサンプルの吸光度値とを比較することで、競 争的結合のパーセントを計算することができる。そうして、組換え蛋白存在下の サンプルと組換え蛋白不在下のサンプルとの間で生じる信号の差を測定し、それ を用いて抗体の有無を明らかにする。 他の中和アッセイも考えられる。それには、被験サンプル中に存在し得る抗原 分析物の量を検出するための競争的アッセイなどがある。そのアッセイは、信号 発生化合物を付着させた既知量の分析物(この場合、本発明の組換え抗原)およ び抗分析物抗体が付着した固相と被験サンプルとを接触させる段階を有するもの である。こうして得られた混合物を、固相/分析物複合体または固相/組換え抗 原複合体のいずれかを形成するだけの時間および条件でインキュベーションする 。信号の誘発を、当業界で公知の手段によって行う。特異的ポリペプチドに対す る抗体を有する被験サンプルが発する信号は、溶液中の抗原に対する固相上の抗 体の競争的結合によって低下する。同じ希釈度で、組換えポリペプチド存在下の サンプルの吸光度値を組換えポリペプチド不在下に定量したサンプルの吸光度値 と比較することで、競争的結合のパーセントを計算することができる。 そうして、組換え蛋白存在下のサンプルと組換え蛋白不在下のサンプルとの間で の発生信号の差を測定し、それを用いて、抗体の有無を明らかにする。 別のアッセイ方式では、免疫ドットブロットアッセイ系で組換え蛋白を使用す ることができる。免疫ドットブロットアッセイ系は、ニトロセルロース固体支持 体上に列状に配置した1群の精製組換えポリペプチドを使用する。準備の整った 固体支持体をサンプルと接触させて、組換え蛋白(他の特異的結合構成員)に対 する特異的抗体(特異的結合構成員)を捕捉して、特異的結合構成員対を形成す る。捕捉された抗体を、指示薬との反応によって検出する。好ましくは、198 8年8月2日出願の米国特許出願第07/227408号に記載の装置中の反射 率光学系アッセンブリーを用いて接合体特異的反応を定量する。関連する米国特 許出願第07/227586号および同第07/227590号(いずれも19 88年8月2日に出願)にはさらに、イムノドットアッセイを実施する上で有用 な具体的な方法および装置が記載されており、米国特許第5075077号(1 988年8月2日出願の米国特許出願第07/227272号)にもそのような 記載がある。すなわち、ニトロセルロース基材 の試験カートリッジを複数の抗原性ポリペプチドで処理する。各ポリペプチドは 、試験カートリッジにある特異的反応領域に含まれている。ニトロセルロース上 に全ての抗原性ポリペプチドを配置した後、ニトロセルロース上の過剰な結合部 位をブロックする。次に、試験カートリッジを被験サンプルと接触させて、被験 サンプルが該当する抗体を有する場合は各反応領域の各抗原ポリペプチドが反応 するようにする。反応後、試験カートリッジを洗浄し、抗原−抗体反応を好適な 公知の試薬を用いて確認する。本明細書に挙げた特許および特許出願に記載の方 法に従って、全プロセスを自動化することが可能である。イムノドットブロット アッセイを行うための方法および装置に関係するこれら出願の明細書は、参考と して本明細書に含める。 本明細書に記載のプラスミドから製造される融合蛋白を、以下に記載するよう な第1および第2の固体支持体を用いるアッセイで使用して、被験サンプル中の 分析物の特異的抗原に対する抗体を検出することができ、それも本発明の範囲に 含まれる。このアッセイ方式では、第1の小分け被験サンプルを、組換え蛋白/ 分析物抗体複合体を形成するのに十分な時間および条件で分析物に特異的な組換 え蛋白でコーティングされた第1の固 体支持体と接触させる。次に、複合体を、組換え抗原に特異的な指示薬と接触さ せる。指示薬を検出して、被験サンプル中の組換え蛋白に対する抗体の有無を明 らかにする。この後に、第2の小分け被験サンプルを第2の抗体に特異的な組換 え蛋白でコーティングされた第2の固体支持体と、組換え蛋白/第2の抗体複合 体を形成するのに十分な時間および条件で接触させることで、同じ分析物の異な る抗原決定因子の有無を明らかにする。複合体を、その複合体の抗体に特異的な 第2の指示薬と接触させる。信号を検出して、被験サンプル中の抗体の有無を明 らかにする。その場合、いずれかの分析物組換え蛋白または両方に対する抗体が 存在すると、被験サンプル中の抗分析物の存在が示される。固体支持体を同時に 調べ得ることも考えられる。 ハプテンの使用は当業界では公知である。本発明のプラスミドによって産生さ れる融合蛋白を用いるアッセイでハプテンを使用して、アッセイの性能を高める ことが可能であることも考えられる。 以下の実施例によって本発明の思想および範囲を説明するが、これらは限定を 加えるものではない。実施例 実施例1 E2抗原構築 以下の手順に従って2段階で、分泌可能なHCV E2抗原のコード配列を挿 入することで、プラスミド577を構築した。第1に、Spe1およびXba1 で消化した二重鎖合成ヌクレオチドを、突出末端連結によって、構築しておいた 発現ベクターのXba1クローニング部位に挿入した。このオリゴヌクレオチド は、ウサギ免疫グロブリンγ鎖ペプチド由来の配列およびクローニングのための 制限部位を形成するために入れた他の配列を有していた。次にそれを、プロモー タ要素およびRNA転写開始部位の下流に挿入した。このDNAセグメントは、 哺乳動物細胞から分泌されるべき下流遺伝子配列に対するXba1部位で同一位 相で(in frame)融合するアミノ酸配列をコードしていた。このプラスミド57 7の構造を図1に示してある。哺乳動物分泌シグナルペプチダーゼ開裂部位を直 線化した概念的翻訳を図4に示してある。 第2に、HCVプラスミド鋳型由来の配列を有するPCR産物を、ウサギ重鎖 シグナル配列の下流にXba1断片として挿 入した。「上側の」PCRプライマー配列にXba1部位がコードされており、 その直後に、ヒトプロウロキナーゼのアミノ末端配列であるアミノ酸配列セリン −アスパラギン−グルタミン酸−ロイシン(「SNEL」)をコードする12ヌ クレオチドの配列がある。アミノ酸配列SNELは、シグナルプロテアーゼプロ セシング、有効な分泌および培養液中での最終産生物の安定性を高めるためのも のであった。図2では、このセグメントに下線が施してある。この12ヌクレオ チドの配列の直後で、プライマーにはHCVのaa388で始まるアミノ酸をコ ードする鋳型配列に対して相補的なヌクレオチドを持たせた。「下側の」PCR プライマーには、HCVの664で終止するアミノ酸をコードする鋳型配列に対 して相同性の配列、二重終止コドン、クローニングのためのXba1部位を持た せた。E2抗原をこの位置で切断して、分泌を促進した。図2では、Xba1部 位は太字で表してあり、終止コドンには下線を施してある。 この挿入領域の完全配列を図2および配列番号14に示してある。図1には、 このコード領域をグラフ表示してある。 図1について説明すると、プラスミド577には、図1のプ ラスミドの最上部から反時計回りに以下のDNAセグメントがある。すなわち、 (a)細菌のβ−ラクタマーゼおよびDNA複製起点を有する、pBR322の 2.3Kb断片、(b)HSV−1チミジンキナーゼプロモータおよびポリ−A 付加シグナルの制御下にネオマイシン耐性遺伝子を発現させる1.8Kbのカセ ット、(c)SV−40プロモータおよびポリ−A付加シグナルの制御下にジヒ ドロ葉酸レダクターゼ遺伝子を発現させる1.9Kbのカセット、(d)サルウ ィルス40T−agプロモータおよび転写エンハンサ、B型肝炎表面抗原エンハ ンサI、ならびにポリ−A付加シグナルを提供する単純疱疹ウィルス−1ゲノム の断片の制御下にC型肝炎ウィルス由来の改変遺伝子を発現させる3.5Kbカ セット、(e)このプラスミドの無機能の残りの0.7Kb断片であるサルウィ ルス40ゲノム後期領域である。これらのデータを上記の表1にまとめてある。 このベクターのセグメントは全て、分子生物学の当業者には公知の標準的方法に よってアッセンブリーしたものである。実施例2 A.ジヒドロ葉酸レダクターゼ欠損チャイニーズ・ハムスター卵巣細胞のトラン スフェクション 以下に記載のように、カチオン性リポソームが仲介する方法(Felgner,P.L. e t al., Proc.Natl.Acad.Sci., 84, 7413-7417(1987))を用いて、プラスミド5 77を、CHO/dhfr細胞(dxb−111)(Uriacio,et al., Proc.Nat. Acad.Sci. , 77, 4451-4466(1980);この細胞は、受託番号CRL 9096下に 入手できる(American Type Culture Collection[A.T.C.C.],12301 Parklawn Dri ve, Rockville, MD 20852))にトランスフェクションした。トランスフェクショ ンの24時間前に、10%ウシ胎仔血清、L−グルタミン(1μM)を補充し、 フラスコ当たり細胞数5〜8×105の密度で25cm2フラスコに接種したばか りのハムのF−12培地で、CHO/dhfr細胞を培養した。プラスミドDN A 15μgをOpti−MEM I培地1.5mLに加え、リポフェクチン試 薬(Lipofectin Reagent;Gibco-BRL, Grand Island N.Y.)100μLを、Op ti MEM−I培地に加えた。その2つの溶液を混合し、室温で20分間イン キュベーションした。細胞から培地を除去し、Opti−MEM I−リポフェ クチン−DNA溶液で置換して、組織培養での細胞へのDNAのリポソーム仲介 トランスフェクションに供した。細胞を37℃で3時 間インキュベーションした後、Opti−MEM I−リポフェクチン−DNA 溶液を培地で置換して、さらに24時間経過させた後、選択を行った。B.選択および増幅 トランスフェクションから1日後に、細胞を1:3継代培養し、dhfr/G 418選択培地(以下、「F−12マイナス培地G」と称する)とともにインキ ュベーションした。選択培地は、L−グルタミンを含みヒポキサンチン、チミジ ンおよびグリシンを含まないハムのF−12(JRH Biosciences,Lenexa,Kansas, USA)および300μg/mLのG418(Gibco-BRL)であった。 F−12マイナス培地Gでトランスフェクションした細胞を4〜5日間インキ ュベーションしたら、ジヒドロ葉酸レダクターゼ(Ringold, et al., J.Mol.App l.Genet. , 1:165-174)およびアミノグリコシドホスホトランスフェラーゼ(Sou thern,P.J. and Berg, P.J., Mol.Appl.Gent., 1:327-341(1981))の存在を示す コロニーが現れた。約2週間後、DHFR/G418細胞が十分に増殖して、F −12マイナス培地Gでの継代および連続維持が可能となった。 メトトレキセートによるDHFR+、G418+細胞の段階的選択(シムケらに よる総説がある(Schimke, R., Cell 37,705-713(1984))によって、トランスフ ェクションしたUK−HCV−E2遺伝子の増幅を行った。150nMでメトト レキセート(MTX)を含むF−12マイナス培地とともに、耐性コロニーが現 れるまでの約2時間にわたって、細胞をインキュベーションした。適切な選択培 地で、MTX耐性細胞を継代および維持した。5μM MTXを用いた選択によ ってさらに増幅を行い、細胞を適切な選択培地で連続的に維持した。C.細胞系の維持および保存 各種の選択または増幅法を受けた培地に入った細胞に、1週間に3回、適切な 培地を再供給した。細胞を適切な培地で75cm2フラスコに1:4継代し、標 準法を用いて5%CO2で37℃にてインキュベーションした。2〜4×106個 の細胞をDMSO(Sigma Chem.Co., St Louis, Missouri, USA)を5%含む適 切な培地1.8mLに再懸濁させ、−80℃で24時間低温保存し、次に−13 5℃で永久的に保存して、冷凍保存した。D.抗原製造 ハムのF12特製マイナス培地で、ちょうど集密となった単層上を、5%CO2 で、37℃にて12〜24時間覆った。次に、成長培地を除去し、細胞をリン 酸緩衝食塩水(PBS)(カルシウムおよびマグネシウム含有;Gibco-BRL から 入手)で3回洗浄して、存在する可能性のある残りの培地/血清を除去した。次 に細胞を、VAS特製培地(1−グルタミンとHEPESを含み、フェノールレ ッドを含まないVAS特製製剤;JRH Bioscience から入手、製品番号52−0 8678P)とともに、5%CO2で、37℃にて1時間インキュベーションし た。次に、最終洗浄としてVASを廃棄した。次に、T25cm2フラスコ当た り5mLでの製造用に細胞をVASで覆った(それより大きいフラスコまたはロ ーラーボトルではそれに比例して規模を合わせる)。回収物1については、イン キュベーション3〜4日後に培地を除去し、冷凍して、回収物2および3の精製 まで待った。単層をVASで覆い、さらに2回の3〜4日後回収を行った。培地 については毎日観察を行って、細胞の状態を調べた。E.清澄化および濃縮 回収物を1500×gで30分間清澄化した。上清を、アミコン(Amicon)Y M10膜を取り付けたアミコン攪拌型セル(Amicon, Amicon, Beverly, MA から 入手)で50倍に濃縮した。実施例3 CHO−E2の精製 イオン交換およびレクチンクロマトグラフィーによって、細胞上清から、シア ル酸を含むCHO−E2糖蛋白を90%を超える純度まで精製した。2つの異な る蛋白を含まない培地からの別個の10ロット全てを精製し、それによって、こ の手順の再現性および多用途性が明らかになった。R−250クマシー・銀染色 によって純度を評価した。エンド−F消化によって、理論分子量が30Kdal であることを検証した。 ローラーボトルで増殖させた細胞からの上清を遠心して、細胞破片を除去し、 アミコンYM10膜を用いて50倍(50mL)まで濃縮した。50倍濃縮液を 0.2μmフィルターで最終濾過し、次にS−セファロース溶離緩衝液(0.0 2Mリン酸ナトリウム、塩なし、pH6.5)に対して十分に透析を行 った(12〜14Kdalカットオフ)。イオン交換クロマトグラフィーは2本 のカラムで行った(S−セファロースおよびDEAE−セファロース)。両方の カラムを直列で流し、望ましくない蛋白はカラムに結合させ、所望の蛋白が溶出 液に含まれていた。カラムのそれぞれの溶離緩衝液に2M NaClを加えた液 でイオン交換カラムを洗浄して、望ましくない蛋白を除去した。 濃縮・透析上清を最初に、流速5mL/分で平衡S−セファロースカラム(ベ ッド容量200mL)に負荷した。未結合溶出液を回収し、濃縮して(YM10 )最初の容量とし、DEAE−セファロース溶離緩衝液(0.02Mトリス緩衝 液/0.1M NaClを含む、pH8.5)で十分に透析を行った。この緩衝 液の導電率が約12mSであることが認められた。透析後、材料を流速5mL/ 分でDEAE−セファロースカラム200mlに負荷した。未結合の溶出液を回 収し、濃縮して(YM10)最初の容量とし、0.01Mリン酸ナトリウム、0 .13M NaCl(pH7.0)で十分に透析を行った。この緩衝液は、レク チンWGA−セファロース6MB溶離緩衝液と称した。サンプルをWGA溶離緩 衝液に加え、それを 0.5mL/分で10.0mLのWGA−セファロース6MBカラムに負荷し、 溶出液を回収・循環した。十分に洗浄(カラム容量の10倍)を行った後、カラ ムの溶離方向を逆転させ、溶離緩衝液に10mM N,N’−ジアセチルキトビ オースを加えた液を用いて精製CHO−E2抗原を溶出させた。精製抗原をPB Sに対して透析し、−70℃で保存した。実施例4 クローン化細胞懸濁液スクリーニングのためのCHO−E2抗原アッセイ A.CHO−E2抗原ビーズ クローン化細胞懸濁液または対照懸濁液(HCV挿入物を持たない発現ベクタ ーでトランスフェクションしたCHO細胞)20μLを、1/4インチのビーズ を入れることができる微量定量ウェルに入れた。調べるウェル数に0.2および 1.05を掛けて、コーティングに必要な希釈液のmL数を得た。使用した希釈 液は、SMP希釈液(Abbott Laboratories, Abbott Park, IL から入手可能) であった、 上記で得られた試薬200μLを、上清の入った各ウェルに加え、封止し、ウ ェルを有するトレーを予め40℃に加熱して おいたインキュベータに入れた。ダイナミックモードとしたダイナミック・イン キュベータ(Dynamic Incubator)中でトレーを20秒間振盪して、サンプルを 混合した。その後、トレーを静止状態で40℃にて1時間インキュベーションし た。次に、E2ペプチドビーズを加え、カバーを施し、静止モードで40℃にて 1時間インキュベーションした。そのインキュベーション後、トレーを洗浄し、 ウェル当たり接合体200μLを加えた(Abbott Laboratories, Abbott Park, ILから入手可能なHCV 2.0接合体希釈液にγ−特異的G抗ヒトHRPOを 100ng/mLで含むもの、リスト番号4A14C)。この混合物を静止モー ドで40℃にて30分間インキュベーションした。このインキュベーション後、 ビーズを洗浄し、EIA管ボックスに移し入れた。次に、OPD基質300μL (Abbott Laboratories, Abbott Park, IL から入手可能)を各ウェルに加え、 得られた混合物を40℃で30分間インキュベーションした。ウェル当たり1N H2SO41.0mLを加えることで反応を停止した。各ウェルについて、アボ ット・クオンタム(Abbott Quantum;登録商標)装置での492(A492)の吸 光度を読み取り、アッセイの妥当性を以下のようにして求めた。 陰性対照の平均A492=1.000±0.10;陽性対照の平均A492=0.0 25±0.10。これらの計算を行ってから、被験サンプルの低下パーセントを 次のように計算した。す 実施例5 E2抗原を利用するアッセイ 以上の実施例で記載の方法に従って得られた精製HCV E2抗原を、当業界 で公知の方法に従って、濃度1.0〜2.0μg/mLでポリスチレンビーズに コーティングした。コーティング法で使用する成分を調節して、抗体アッセイ試 験に至適な感度および特異性が得られるようにした。志願供血者群からの検体を 調べることで、E2抗体アッセイの特異性を評価した。上記のアッセイプロトコ ール(上記の実施例を参照)に従って、信号発生化合物として西洋ワサビ・ペル オキシダーゼで標識したヤギ抗ヒトIgGを用いる酵素イムノアッセイで、検体 はいずれも1:41希釈で使用した。 米国の複数の施設から慢性および急性の非A非B型肝炎(NANBH)検体を 得た。HCV抗原に対して血清変換した対象 者から連続的に採血した検体を商業的血漿販売者から入手した。HCV RNA 陽性である保管サンプル(N=495)を、患者または供血者との関係は不明で 米国の大きいウィルス学参考検査室から入手した。RNA抽出法およびPCR増 幅法は既報である(D.Gretch et al., J.Clin.Micro.. 30:2145-2149(1992))。 別のHCV RNA陽性検体を、日本(C=59)およびオランダ(N=33) から集めた。ALT値が100IU/Lより高いHCV感染の危険性のある供血 者からの検体(N=304)をニューヨーク血液センターから得た。HCV核抗 原およびHCV NS3抗原についてのアボットMATRIX(登録商標)1. 0HCVアッセイで反応性が曖昧なサンプル(それぞれ、N=139およびN= 149)を、アボットウィルス学参考検査室(Abbott Virology Reference Labo ratory, North Chicago, IL)から入手した。市販の抗HCV2.0陽性供血者 および患者。市販の抗HCV混合力価測定群(PHV203)を入手した(Bosto n Biomedica, Inc.(BBI),West Bridgewater, MA から)。HCV2.0反応性血 漿サンプルを入手し(North American Biologicals, Inc.(NABI)から)、2つのH CV2.0 EIA(Abbott Laboratories,Abbott Park, IL および Ortho Diagnostics, Inc., Raritan, NJ)で同じ反応性を示すサンプ ルのみをさらに分析した。 すでに慢性NANBHと診断されている患者159名をアボットHCV2.0 試験およびE2 EIAを用いて調べた。患者159名中計147名(92.5 %)がHCV2.0で陽性であり、患者159名中141名(88.5%)もE 2に対する抗体を持っていた。全体的に、HCV2.0アッセイおよびE2アッ セイの間で96.2%の一致があった。HCV核抗体およびE2抗体の間の高い 相関性(94%)も、この群では認められた。同様の高い一致が、急性NANB H患者でのHCV2.0アッセイとE2アッセイの間でも認められた。これら1 13の検体中99の検体(87.6%)が一致した結果を与え(51が陽性で4 8が陰性)、10検体が専らHCV2.0とのみ反応し、4検体がE2抗体アッ セイのみで陽性であった。HCV2.0およびE2 EIAについての急性患者 での全体的反応率は、それぞれ54%および49%であった。 複数HCV抗原に対して血清転換した5名の個々の血漿供血者からの連続採取 検体も、HCV E2蛋白と反応することが明らかになった。患者5名中3名に おいて、血清転換時に検出 可能な最初の抗体はE2抗体であった。抗E2は最終的に患者5名全員に認めら れた。 計587名のHCV RNA陽性検体について、アボットMATRIX(登録 商標)HCV2.0アッセイを用いて、E2に対する抗体と他の個々のHCV抗 体を調べた。これらRNA陽性検体587中571が、E2に対する抗体を有す ることが明らかになり、それには日本で採血した59検体中の56検体(94. 9%)もあった。いずれのE2陽性サンプルにも、アボットMATRIX(登録 商標)によって検出された他のHCV抗原が含まれていたが、この群では、E2 抗体より高い頻度で生じた抗体はなかった。 ALT値が100 IU/Lを超える供血者群では、48名(15.8%)が E2抗体陽性であった。これら48名の供血者中46名(95.8%)は、アボ ットHCV2.0 EIAでも反応性であり、アボットMATRIX(登録商標 )HCV2.0アッセイで反応性であることが確認された。 アボットMATRIX(登録商標)HCV1.0アッセイによって、専らHC VコアまたはHCV NS3に対する抗体を有するという検出結果を与えた検体 について、E2抗体を調べ た。139のコア反応性検体中59(42.4%)がE2抗体を有することが認 められ、NS3反応性の場合は149中23(15.4%)であった。 血清学的マーカーに関して特性がわかっている検体群をBBIから入手し、ア ボットHCV3.0EIA試験およびE2抗体試験によって評価した。その群に は、BBIによって、HCV2.0EIA(アボットおよびオーソ(Ortho)) 、HCV3.0EIA(オーソ)、アボットMATRIX(登録商標)HCV1 .0およびRIBA HCV2.0のデータが提供された。HCV2.0EIA 陽性(アボットおよびオーソの両方のアッセイによって)の23検体中18検体 (78.3%)が抗E2陽性でもあった。HCV陰性群の2検体がE2抗体陰性 であった。 HCV2.0で同じ陽性の23検体中6検体(全体の26.1%)がオーソH CV3.0EIAでは陰性の評点であったが、アボットHCV3.0EIAでは やはり反応性であった。これら6検体中の3検体(50%)が、複数のHCV蛋 白に対する抗体を有することが明らかになり、そのうちの2検体はE2に対する 抗体を持っていた。これら2検体は、RIBAアッセイ およびアボットMATRIX(登録商標)アッセイの両方でHCVコアに対して 反応性であった。 従って、プラスミド577からのE2組換え抗原は、それを用いるアッセイで 機能することができた。 以上記載の本発明の具体的実施態様についての他の変更および変形は当業者に は明らかであろう。従って本発明は、添付の請求の範囲に従って限定されるべき ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スハー,トーマス・エス アメリカ合衆国、イリノイ・60046、リン デンハースト、ベツク・ロード・842 (72)発明者 レスニーウスキイ,リチヤード・アール アメリカ合衆国、ウイスコンシン・53142、 ケノシヤ、ワンハンドレツドテンス・アベ ニユー・8706

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)固相に付着した分析物に特異的な1以上の蛋白を、蛋白/抗体複合 体が生じるのに適する時間および条件で被験サンプルと接触させ、(b)信号発 生化合物と、分析物に対する特異的結合構成員とを含む指示薬を、反応が起こる 時間および十分な時間で前記複合体と接触させ、ここで発生信号が被験サンプル 中の抗分析物抗体の存在の指標である、被験サンプル中の抗分析物抗体を検出す るためのアッセイにおいて、改良が、プラスミド577で産生された融合蛋白を 捕捉試薬として固相に付着させることからなるアッセイ。 2.分析物が抗HCV抗体、抗HIV−1抗体、抗HIV−2抗体、抗HTL V−I抗体および抗HTLV−II抗体から成る群から選択される請求項1に記 載のアッセイ。 3.(a)第1の小分け被験サンプルと第2の小分け被験サンプルを得て、( b)前記第1の小分けサンプルを、固体支持体に付着した抗分析物抗体に特異的 な蛋白と接触させ、(c)前記第2の小分けサンプルを前記抗分析物に特異的な 未付着の蛋白と接触させ、次に前記結合蛋白と接触させる、流体被験サ ンプル中の蛋白と免疫学的に反応性の抗分析物抗体の存在を検出する競合アッセ イにおいて、改良が、段階(b)で固相に付着した前記抗分析物抗体に特異的な CKS融合蛋白および、段階(c)で前記抗分析物抗体に特異的なプラスミド5 77で産生される未付着融合蛋白からなる競合アッセイ。 4.段階(b)で約15〜2時間のインキュベーシヨンを行ってから、段階( c)を行う請求項3に記載の競合アッセイ。 5.段階(b)と段階(c)を同時に行う請求項2に記載の競合アッセイ。 6.被験サンプル中の抗分析物抗体の存在検出に使用する試験キットであって 、前記抗分析物抗体に特異的な1以上の蛋白の入った容器を含む試験キットにお いて、改良が、前記抗分析物抗体に特異的なプラスミド577で産生される融合 蛋白の入った容器からなる試験キット。 7.前記融合蛋白がHCV融合蛋白である請求項6に記載の試験キット。 8.前記融合蛋白が固相に付着している請求項6に記載の試験キット。 9.プラスミド577で産生される融合蛋白を含む診断試薬。 10.プラスミド577。 11.医薬的に許容される賦形剤中に薬理学的に有効な用量の免疫原性ポリペ プチドもしくはその断片を含む感染治療用ワクチンであって、改良が、プラスミ ド577で産生されるポリペプチドからなるワクチン。
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