JPH11507901A - 容器用の注ぎ口装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 カーン用の注ぎ口装置は、弱い部分（７）のループによってほぼ取り囲まれたカートン壁部分（２６）の周りにシールされたリング（９）、当該リング（９）によって取り囲まれ、かつもろいブリッジ（１３）によって接続された管状の注ぎ口（１２）、及びもろいブリッジ（３６）によってキャップ（３３）に接続されたスペーシングストリップ（３７）によってリング（９）から離され、かつリング（９）内の真っすぐな溝（３８）内に収容される閉止キャップ（３３）を包含してなる。キャップ（３３）のその軸の周りでの回転はブリッジ（３６）を破断してストリップ（３７）を脱落させる。ついで、キャップ（３３）はリング（９）に対して、内方に直線的に軸方向に押圧されてブリッジ（１３）を破断し、注ぎ口（１２）によって部分（２６）を開口させ、キャップ（３３）のねじ（３１）が注ぎ口（１２）のねじ（３０）と係合して協働状態となり、注ぎ口（１２）の環状ランド（４１）がリング（９）の環状フランジ（１１）を通り越える。別の形態では、キャップは注ぎ口の外方端にヒンジ止めされたフリップキャップであり、スペーシングストリップはもろいブリッジによって注ぎ口に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 容器用の注ぎ口装置 本発明は、容器用の注ぎ口装置及び容器を開ける方法に係る。 切妻頂部及び偏平頂部を有する厚紙製カートンへの取り付けに適する注ぎ口装 置は、たとえばヨーロッパ特許公開第３２８,６５２号、同第３８５,６０３号、 英国特許第２,２１０,３５９号及び米国特許第５,１４１,１３３号、ＷＯ９２／ １５４９６号及びＷＯ９３／１５９７０号から知られている。 ヨーロッパ特許公開第３２８,６５２号、同第３８５,６０３号、英国特許第２ ,２１０,３５９号及び米国特許第２,１４１,１３３号では、注ぎ口装置は、カー トンにシールされたリングによって取り囲まれ、オープナー（すなわち、カート ンを開けようとする者）によって、注ぎ口用の孔をカートンの壁を貫通させるよ うにリングに対して軸方向に内方に押し付けられる管状部材を包含する。 ヨーロッパ特許公開第３８５,６０３号では、オープナーは管状部材を直線的 に内方に押し付けることができるが、初めに管状部材の外方端（この外方端は装 置の注ぎ口を内部的に限定する）に指又は親指を直接当てがうことができるよう に、閉止キャップ（リングの外表面上のねじと協働するように内表面上にねじが 切られている）をねじって取り外さなければならない。これは、特にオープナー が内容物の消費者でない（たとえば、バーテンダーである）場合には、消費者は この装置が開放方式の点で非衛生的であると考えるとの欠点を有する。 この欠点は、ヨーロッパ特許公開第３２８,６５２号、英国特許第２,２１０, ３５９号及び米国特許第５,１４１,１３３号では、リングに対する作用を介して 管状部材に対する内方へ向かう動きを生ずるように閉止キャップを回転させるよ うにすることによって解消されている。しかしながら、これは、カートンのプラ スチック被覆厚紙に対するリングの破断（再度閉止されるとすれば、カートンか らの内容物の漏れを生ずるだけでなく、各種バリヤー層（たとえばＯ₂バリヤー 層）の良好な効果の低減を生ずる）の危険があるとの欠点を有する。 ＷＯ９２／１５４９６号及びＷＯ９３／１５９７０号では、キャップを取り囲 むもろいブリッジによってここに結合された不正行為明示（tamper-evident）バ ンドに、容器に取り付けられたリング上のラチェットに係合するようにつめが設 けられて、バンドが破断されるまでキャップがそれ自体の軸の周りで回転するこ とを防止している 本発明の第１の態様によれば、リングと、当該リングによって取り囲まれた管 状部材と、及び閉止キャップとを包含してなり、前記管状部材を通って容器の内 容物が注がれ、前記閉止キャップによってオープナーが前記管状部材に力をかけ て、前記リングに対して前記管状部材を変位させることができるような容器用の 注ぎ口装置において、前記管状部材が、前記リングの軸方向に前記キャップに力 をかけることにより、前記リングの軸方向に直線的に摺動可能であることを特徴 とする注ぎ口装置が提供される。 本発明の第２の態様によれば、閉止キャップによって管状部材に力をかけ、前 記管状部材を取り囲むリングに対して前記管状部材を変位させることによって容 器を開ける方法において、前記リングの軸方向に前記キャップに力をかけること によって、前記管状部材を前記リングの軸方向に直線的に摺動させることを特徴 とする容器の開放方法が提供される。 本発明のこれら２つの態様のため、管状部材はリングを介して変位される際、 オープナーによって触れられる（非衛生的である）必要がないだけでなく、オー プナーがリングと容器との間の結合部で液密封を失わせる力をリングにかける必 要がない。 この注ぎ口装置は、管状部材に沿ってリングから管状部材又は閉止部材まで延 びる不正行為明示スペーシング手段を包含できる。この場合、注ぎ口装置への不 正な行為が明白になり、キャップに対する偶然の軸方向の内方への押圧による容 器の故意によらない開放の危険が低減される。 有利には、不正行為明示スペーシング手段は、もろい部分によって管状部材又 はキャップに固着される。 充填、封止された容器が内容物上にヘッド空間を有し、このヘッド空間を限定 しかつ壁を貫通する注ぎ口開口を閉じる部分を包含する上方に延びる壁をもつも のである場合、管状部材は、そのヒンジ部分の周りで内方に回転させることによ って、壁部分を有利に開口する。 このようにして、容器から注がれる内容物が開口された部分の背後から注ぎ口 開口に回る傾向を低減できる。 壁の部分は、壁の表面上に広がる弱い部分のループによって限定されてもよい 。この弱い部分のループは閉鎖ループであってもよいが、好ましくは、ヒンジ部 分（この周りで壁の一部分が内方に回転できる）を残すような開放ループである 。 本発明の第３の態様によれば、閉止キャップと、同軸的に一列で配置された管 状の注ぎ口及びリングと、及び前記注ぎ口及び前記リングの間のもろいブリッジ ング部分とを包含する装置において、前記キャップ、前記注ぎ口及び前記リング が一体的に成形され、比較的弱いブリッジング部分が前記キャップと前記注ぎ口 とを接続することを特徴とする装置が提供される。 本発明の第４の態様によれば、閉止キャップ、管状の注ぎ口及びリングを提供 することからなる容器上に注ぎ口装置を提供する方法において、前記注ぎ口及び 前記キャップを一緒に該リングに対してリングの軸方向に直線的に内方に変位さ せることによって、前記注ぎ口と前記キャップ又はリングとの間のブリッジング 部分を破断することを特徴とする注ぎ口装置の提供方法が提供される。 本発明のこれらの態様のため、装置は簡単かつ安価に製造され、容器に取り付 けられる。 本発明が明確に理解され、容易に実施されるように、例として添付図面を参照 する。 図１は、注ぎ可能な状態にある注ぎ口装置を有する切妻頂部カートン形の容器 の概略縦断図である。 図２は、成形によって製造された直後の注ぎ口装置の一部正面及び一部軸方向 の断面で示す図である。 図３は、図２と同様の図であるが、消費者に供給される際の状態にあるカート ンにシールされた装置を示す。 図４は、図３の状態にある装置の平面図である。 図５は、図３と同様の図であるが、ほぼ注ぎ可能な状態にある装置を示す。 図６は、図３と同様の図であるが、注ぎ可能な状態とある装置を図１における 線VI−VIに沿った軸方向の断面で示す。 図７〜１０は、それぞれ図２，３，５及び６と同じ図であるが、注ぎ口装置の 変形例を示す。 図１〜６を参照すると、切妻頂部カートン１は、頂部閉止ルーフパネル２及び ３及び頂部閉止シールフィン４を有する。容器１の液体内容物（たとえば、ミル ク又はオレンジジュース）５は、ルーフパネル２及び３によって限定されるヘッ ド空間６を残して、ほぼ容器を満たしている。 容器１は、外に向かって少なくとも下記の層でなるラミネートで構成される。 −液体内容物５に対するバリヤーを構成する内方サーモプラスチックス（たとえ ば低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ））層 −ガス状物質（たとえば、酸素）に対するバリヤーを構成する、たとえばアルミ ニウム箔又はエチレンビニルアルコール（ＥＶＨＯ）層 −たとえば厚紙の如き剛性層 −水に対するバリイヤーを構成する外方サーモプラスチックス（たとえば、ＬＤ ＰＥ）層 パネル２には、外方サーモプラスチックス層及び剛性層を貫通するが、ガス状 物質バリヤー層又は内方サーモプラスチックス層は貫通しておらず、しかも部分 的深さの環状（ただし開放形）ループ形の弱い部分７のレーザー・カット（パネ ル２の外側表面上で延びる）がある。リング９の環状の外側を向いたフランジ８ がループ７の周りで外方サーモプラスチックス層に加熱及び圧縮シールされる。 リング９は、外表面にねじが切られた中間環状部分１０及び内方を向いた環状の 上方フランジ１１を包含する。リング９は、管状の注ぎ口１２を同軸的に取り囲 み、もろく、薄いブリッジング部分１３によってここに接続される。管状の注ぎ 口１２の下方の縁１４は、弱い部分７のループの直径とほぼ同じ直径である。注 ぎ口１２の口部分には内部ねじ３０が形成されており、ねじ止めキャップ３３の スカート３２の一部にある外部ねじ３１と協力し、軸方向に押し付ける。ねじ３ １の直上では、スカート３２に半径方向の外部フランジ３４が形成されている。 キャップ３３は、放射状のベーン３５を包含し、該ベーンは、半径方向で最も内 方の縁部でスカート３２と一体となり、かつ最も底の縁部でフランジ３４と一体 となっている。注ぎ口１２に対して縦方向に延びる水面方向で湾曲したストリッ プ形の不正行為明示スペーサー３７（ブリッジング部分３６によって特定のベー ン３５に固定されている）が縦に正反対の方向で配置されている。リングの上方 フランジ１１の外表面には、注ぎ口装置の軸Ａに垂直方向に延びかつ各スペーサ ー３７の内方端を収容するように配置された２つの平行なスロット３８が形成さ れる。注ぎ口１２の外方周辺表面は、浅く、矩形断面の環状溝３９及びその直上 で、より深く、細かく矩形断面の環状溝４０と同軸的に形成され、一方、溝３９ の直下には環状ランド４１があり、つづいて、注ぎ口１２と同軸的であり、かつ ブリッジング部分１３に向かって下方に狭くなっている切頭円錐形表面４２があ る。フランジ１１は、環状円筒形の溝３９の高さの周辺内表面を有し、溝３９の 環状のベース表面はフランジ１１の内方周辺表面よりも直径がわずかに大きい。 リング９、注ぎ口１２、キャップ３３及び２つのスペーサー３７は、図２に示す ように、部材９，１２，３３及び３７を安定して相互接続する、もろく、薄いブ リッジング部分４３と共にポリエチレンから一部品として射出形成される。矩形 の孔４４は、その下方端で注ぎ口１２の壁を通って放射状で存在する。 成形後、スペーサー３７を保持するキャップ３３は注ぎ口１２に対して下方に 機械的に押圧され、ブリッジング部分４３を破断し、キャップ３３及びスペーサ ー３７を図３に示す位置に運び、この際、ねじ３１がねじ３０と係合し、フラン ジ３４が注ぎ口１２の上方端にもたれかかるようになり、スペーサー３７の下方 端は各スロット３８内に簡単に収容される。注ぎ口装置がフランジ８によってパ ネル２に加熱及び圧縮シールされた状態（図３参照）及びカートンが保存され及 び消費者に向けて運搬され、消費者が当該カートンを受け取る際の状態はこの状 態である。 充填されたカートンを受け取り、注ぎ口装置を開ける際、消費者は、初めにリ ングに対してその軸の周りでキャップ３３を回転させ、これによってブリッジン グ部分１３及び３６が破断され、その結果スペーサー３７が脱落する。ついで、 消費者は親指又は指をキャップの頂部に当てがい、これを下に押し付ける。これ により、フランジ１１の内方周辺が切頭円錐表面４２と遭遇し、ランド４１上に 押出され、溝３９内にしっかりと保持係合されるようになり、ブリッジング部分 １３が溝４０に入り込む。その間に、弱い部分７のループによって区切られるパ ネル２の部分２６は下方に押圧され、弱い部分７のループにおいてガス状物質バ リヤー層及び内方サーモプラスチックス層を破断し、その結果、部分２６がパネ ルの部分２６と残りの部分との間のブリッジング部分２７の周りでヒンジ状に動 く。このようにして、図５に示す状態が達成され、この状態では、注ぎ口１２は リング９内に密閉状に適合している。さらに、消費者は、注ぎ口１２に対してキ ャップ３３を回転させて（注ぎ口１２がフランジ１１によってしっかりと握持さ れているため）、キャップを注ぎ口からねじってはずし、これにより、図６に示 す状態が達成される。 この時点で装置及び部分２６は注ぎ可能の状態にあり、カートンは図１の矢印 の方向に傾けられる。注ぎ口１２の下方側よりもむしろ上側に開口した部分２６ が位置するため、注がれる液体５は、どちらかと言えば、入り口に向かって部分 ２６を押圧するよりもむしろ、この部分を入り口から注ぎ口１２にさらに離れる ように押圧する傾向がある。内容物は、孔４４が設けられていることにより、実 質的にその最後の１滴までも注がれる。 カートンを再び閉じるには、キャップ３３を単に注ぎ口１２にねじ込み、その スカート３２を口に密閉状に適合させる。 図７〜１０に示すものは、いくつかの点で図２〜６に示すものとは異なる。第 １に、ねじ止めキャップ３３の代わりにキャップ５０を使用し、キャップは薄い ヒンジ部分５３によって注ぎ口１２の外方端に近接してヒンジ式に動き、延びる 。第２に、スペーサー３７がブリッジング部分５１によって注ぎ口１２に接続さ れている。さらに、切頭円錐表面４２とブリッジング部分１３との間において、 注ぎ口１２の外方周辺表面は正方形断面リブ５２（その切頭円錐表面は下方に収 束する）と同軸的に設けられている。この場合も、注ぎ口装置は一体に成形され 、部材１２、３７及び５０は、図７に見られるように、ブリッジング部分１３及 び５１及びヒンジ部分５３によって安定して相互接続される。その後、注ぎ口１ ２（キャップ５０を保持する）がリング９に対して下方に機械的に押圧され、こ れによってブリッジング部分１３を破断し、リブ５２をブリッジング部分１３の 下の位置に食い込ませて、注ぎ口１２がリング９から離脱することを防止する。 同時に、スペーサー３７の下方端は溝３８に入る。ついで、キャップ５０をヒン ジ部分５３の周りで回転させ、注ぎ口１２の開口上の閉止位置に食い込ませる。 そ の後、フランジ８をパネル２に加熱及び圧縮シールさせ、これにより、図８に示 す状態が達成される。カートンが保存され、消費者に届けられる間及び消費者が 当該カートンを受け取る際には、注ぎ口装置はこの状態にある。この状態におい て、消費者は、初めにリング９に対してその軸の周りで注ぎ口１２を回転させて ブリッジング部分５１を破断させ、これによってスペーサー３７が脱落し、つい で消費者は親指又は指でキャップ５０を下方に押圧して、ランド４１をフランジ １１を通り越えさせ、フランジ１１を溝３９のベース表面に対してしっかりと係 合させ、ブリッジング部分１３が溝４０に入る。その間に、注ぎ口１２は部分２ ６を開け、その結果、図９に示す状態が達成される。ついで、消費者はキャップ ５０を開け、図１０に示す状態となる。後者の状態では、装置はカートンの内容 物を注ぐことが可能である。カートンを再び閉止するには、キャップ５０を注ぎ 口１２に頂部に単に戻すだけである。 図２〜１０に示したものは多くの利点を有する。第１に、キャップ３３及び５ ０は、図６又は１０の注ぎ可能状態が達成されるまで、ユーザーと注ぎ口１２の 開口とが直接に触れることを防止する。さらに、スペーサー３７は、図３〜６の ものにおいてリング９に対するキャップ３３の回転又は内方への動きに対して、 及び図７〜１０のものでは、リング９に対する注ぎ口１２の回転又は内方への動 きに対する不正行為明示手段である。また、スペーサー３７は、リング９に対す る不測の押圧に対して注ぎ口１２を支持することを助ける。 図７〜１０のものの利点は、延ばされた注ぎ口１２により、飲むこと、すなわ ち内容物を直接に消費者の口に注ぐことに好適である。 カートンに充填し、頂部を閉止及び密封した後にカートンに当該装置を取り付 けることが可能である。特に、バリヤー層がそのままの状態であるため、装置は 無菌包装に利用される。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 シングストリップはもろいブリッジによって注ぎ口に取 り付けられる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ リング（９）と、当該リングによって取り囲まれた管状部材（１２）と、及 び閉止キャップ（３３；５０）とを包含してなり、前記管状部材（１２）を通っ て容器（１）の内容物（５）が注がれ、前記閉止キャップによってオープナーが 前記管状部材に力をかけて、前記リング（９）に対して前記管状部材（１２）を 変位させることができるような容器用の注ぎ口装置において、前記管状部材（１ ２）が、前記リング（９）の軸方向に前記キャップ（３３；５０）に力をかける ことにより、前記リング（９）の軸方向に直線的に摺動可能であることを特徴と する、容器用の注ぎ口装置。 ２ さらに、管状部材（１２）に沿ってリング（９）から管状部材（１２）又は キャップ（３３）の一部に延びる不正行為明示スペーシング手段（３７）を包含 するものである、請求項１記載の容器用の注ぎ口装置。 ３ スペーシング手段（３７）が、当該スペーシング手段（３７）とリング（９ ）との間のタング−アンド−溝設置手段（３７，３８）によって前記リング（９ ）に対して設置されている、請求項２記載の容器用の注ぎ口装置。 ４ スペーシング手段が、管状部材（１２）の長手方向軸に平行に延びるストリ ップ（３７）を包含してなるものである。請求項２又は３記載の容器用の注ぎ口 装置。 ５ スペーシング手段が、もろいブリッジ（３６；５１）によって管状部材（１ ２）又はキャップ（３３）の部分に接続されている、請求項２〜４のいずれか１ 項記載の容器用の注ぎ口装置。 ６ リング（９）が実質的に半径方向に内方に向かうフランジ（１１）と実質的 に同軸的に形成されている、請求項２〜５のいずれか１項記載の容器用の注ぎ口 装置。 ７ 管状部材が内方溝（３９，４０）と実質的に同軸的に形成され、フランジ（ １１）がリング（９）に対して前記管状部材（１２）の直線状の摺動の間に係合 し、前記溝（３９，４０）が前記管状部材（１２）と実質的に同軸であり、前記 フランジ（１１）を強制的に通り越されるランド（４１）によって軸方向に内方 に限定される、請求項６記載の容器用の注ぎ口装置。 ８ さらに、管状部材（１２）上に外部から形成され、フランジ（１１）の軸方 向に内側と背後で係合するリブ（５２）を包含してなる、請求項６又は７記載の 容器用の注ぎ口装置。 ９ キャップ（５０）がフリップキャップ（５０）である、請求項１〜８のいず れか１項記載の容器用の注ぎ口装置。 １０ 管状部材（１２）にねじ（３０）が形成されており、キャップ（３３）に は、前記管状部材（１２）のねじ（３０）と協働し、前記管状部材（１２）上の ねじ（３０）を軸方向に通り越されるねじ（３１）が形成されている、請求項１ 〜９のいずれか１項記載の容器用の注ぎ口装置。 １１ 閉止キャップ（３３；５０）によって管状部材（１２）に力をかけ、前記 管状部材（１２）を取り囲むリング（９）に対して前記管状部材（１２）を変位 させることによって容器を開ける方法において、前記リング（９）の軸方向で前 記キャップ（３３；５０）に力をかけることによって、前記管状部材（１２）を 前記リング（９）軸方向に直線的に摺動させることを特徴とする容器の開放方法 。 １２ さらに、リング（９）から管状部材（１２）又はキャップ（３３）の部分 に延びる不正行為明示スペーシング手段（３７）と、前記リング（９）又は前記 部分との間のブリッジング部分（３６；５１）を破断することを包含してなる、 請求項１１記載の容器の開放方法。 １３ ブリッジング部分（３６）の破断を、リング（９）の軸の周りで管状部材 （１２）又は閉止キャップ（３３）を回転させることによって行う、請求項１２ 記載の容器の開放方法。 １４ 閉止キャップ（３３；５０）と、同軸的に一列で配置された管状の注ぎ口 （１２）及びリング（９）と、及び前記注ぎ口（１２）及び前記リング（９）の 間のもろいブリッジング部分（１３）とを包含する装置において、前記キャップ （３３；５０）、前記注ぎ口（１２）及び前記リング（９）が一体的に成形され 、比較的弱いブリッジング部分（４３；５３）が前記キャップ（３３；５０）と 前記注ぎ口（１２）とを接続していることを特徴とする、装置。 １５ キャップ（３３）がねじ止めキャップ（３３）でなり、比較的弱い部分（ ４３）がもろいブリッジング部分（４３）でなる、請求項１４記載の装置。 １６ 注ぎ口（１２）がねじ（３０）と実質的に同軸的に形成され、キャップ（ ３３）には、前記注ぎ口（１２）のねじ（３０）と強制的に軸方向に直線的に係 合されてねじ（３０）と協働するようになる補足的ねじ（３１）が形成されてい る、請求項１５記載の装置。 １７ キャップ（５０）がフリップキャップ（５０）であり、比較的弱い部分（ ５３）がヒンジ部分（５３）を包含してなる、請求項１４記載の装置。 １８ さらに、キャップ（３３）又は注ぎ口（１２）と一体的に成形され、かつ リング（９）に向かって延びる不正行為明示スペーシング手段（３７）、及び場 合により、前記スペーシング手段（３７）を前記キャップ（３３）又は前記注ぎ 口（１２）に接続する他のもろいブリッジング部分（３６；５１）を包含してな る、請求項１４〜１７のいずれか１項記載の装置。 １９ スペーシング手段（３７）がリング（９）に向かって延びるストリップ（ ３７）でなる、請求項１８記載の装置。 ２０ さらに、スペーシング手段（３７）を収容するためにリング内に溝手段（ ３８）を包含してなる、請求項１８又は１９記載の装置。 ２１ リングが実質的に半径方向に内方に向いたフランジ（１１）を包含し、注 ぎ口（１２）が、前記フランジ（１１）の軸方向に外方に配置され、かつ強制的 に軸方向に直線的に前記フランジ（１１）を通って当該フランジ（１１）と係合 されるリブ（５２）を外部的に包含する、請求項１４〜２０のいずれか１項記載 の装置。 ２２ 閉止キャップ（３３；５０）、管状の注ぎ口（１２）及びリング（９）を 提供し、及び前記リング（９）を容器（１）に取り付けることからなる容器上に 注ぎ口装置を提供する方法において、前記注ぎ口（１２）及び前記キャップ（３ ３；５０）を一緒に当該リング（９）に対してリング（９）の軸方向に直線的に 内方に変位させることによって、前記注ぎ口（１２）と前記キャップ（３３）又 はリング（９）との間のブリッジング部分（４３；１３）を破断することを特徴 とする、注ぎ口装置の提供方法。 ２３ リング（９）の軸方向に直線的に内方に注ぎ口（１２）及びキャップ（３ ３）を一緒に変位させることによって、前記キャップ（３３）のねじ（３１） を前記注ぎ口（１２）のねじ（３０）と軸方向に直線的に係合させて協働状態と する、請求項２２記載の方法。 ２４ リング（９）の軸方向に直線的に注ぎ口（１２）及びキャップ（３３；５ ０）を一緒に変化させることによって、前記キャップ（３３）又は前記注ぎ口（ １２）に脱落可能に接続されたスペーシング手段（３７）を前記リング（９）内 の溝手段（３８）に入り込ませる、請求項２２又は２３記載の方法。