JPH11503597A - モジューラ通信システム - Google Patents

モジューラ通信システム

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JPH11503597A
JPH11503597A JP8523076A JP52307696A JPH11503597A JP H11503597 A JPH11503597 A JP H11503597A JP 8523076 A JP8523076 A JP 8523076A JP 52307696 A JP52307696 A JP 52307696A JP H11503597 A JPH11503597 A JP H11503597A
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JP8523076A
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Inventor
ロス ジョンソン
ハロルド アール. ウィルソン
Original Assignee
ハワース,インク.
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R31/00Coupling parts supported only by co-operation with counterpart
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 特に、複数の隣接するワークステーション(12)を区画すべく一続きに連結した室内スペース区分式壁パネル(26)のモジューラ通信システム(10)。このモジューラ通信システム(10)は、複数の事前組立式モジュールによって形成するとともに、前記モジュールの内の一つが、前記パネルの長手方向に水平に延出する配電管(28)に内設可能な長メインディストリビューションモジュール(20)である。この長メインディストリビューションモジュール(20)は、一実施例では、前記パネルの長手と略一致する長さを有するとともに両端に端子又はコネクタ(38)を有するので、複数のメインディストリビューションモジュール(20)を、複数の一続きに連結したパネルに沿って延出するように一続きに接続することができる。このメイン通信モジュール(20)によって複数のテレコミュニケーションリンク(即ち、経路)が形成し、各々のリンクは八本のコンダクタ(即ち、四対)で形成したものが好適である。また、このモジューラ通信システムには、一つ(好適な実施態様では二つ)のリンクをワークステーションでタップオフさせて通信機器(即ち、電話及び/又はコンピュータ)に接続するように前記メイン通信モジュール(20)と協働するタップオフモジュール(22b、22c)も含まれる。このタップオフモジュール(22b、22c)は、選択した(各)リンクだけをワークステーションでタップオフさせてアクセスできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 モジューラ通信システム 発明の分野 本発明は、ビルディング内で使用する通信ケーブリングシステムに関し、更に 詳細には、複数の通信リンクを複数のワークステーションに容易に供給すること ができてワークステーションでリンクの選択を行うことができるようにした、オ フィスファーニチャ、特に室内スペースを区分する壁パネル、と併用する場合に 好適な改良型モジューラ通信ケーブリングシステムであって、また、最初の据付 と再構築の両方とも相当に簡略化する改良型モジューラ通信ケーブリングシステ ムに関する。 発明の背景 通常、商用ビルディングには、オフィス等として使用することを目的にした広 域なオープンフロア領域があり、エンドユーザは、通常、自己の必要性に合わせ て最も効率的なフロアスペースの使用を決めるとともに、運搬可能な壁パネル等 を使ってこのフロアスペースを比較的小さな作業スペースに区分けする方法を選 ぶ。このスペースの用途を最適化すると同時に前記用途と再構築に基づいて相当 な柔軟性を保持するために、現代のオフィスの大部分は、広いフロアスペース領 域を比較的小さなワークステーションに区分けするいわゆる通称「システムズ」 と呼ばれるファーニチャを利用する。通常、この「システムズ」ファーニチャは 、2−パネルストレート連結具又は2−パネルアングル連結具、あるいは、適切 な3−パネル連結具又は4−パネル連結具で一続きに繋ぎ合わせて多数の個別ワ ークステーションを形成する室内スペース区分式直立パネルを利用する。通常、 当該パネルは、床から天井までの高さよりも低いものであり、他のファーニチャ 構成要素と協働して備品付きワークステーションを形成する。当該構成要素には 、前記壁パネルに直接取り付けてこの壁パネルで支える作業面やファイルキャビ ネット等が含まれたり、又は、テーブルやファイルキャビネット等の自立式ファ ーニチャ構成要素、が含まれたりする場合があり、壁掛け式構成要素と自立式構 成要素の両方を組み合わせて利用するのが普通である。 上記ワークステーションは、電力と通信ケーブリングの両方にアクセスする必 要がある。ワークステーションに電力を供給することに伴う問題は、モジューラ 電気システムの開発によって大幅に簡素化されており、このモジューラ電気シス テムは、前記パネルに容易に取り付けて前記パネルと協働するものであり、且つ 、容易に再構築することが可能であり、個々のワークステーションに電力を供給 することに対して相当な柔軟性と簡素化が得られるようになっている。オフィス ファーニチャ、特に室内スペース区分式壁パネル、と併用する前記モジューラ電 気システムは、今では一般的であり、15年以上も広範囲に利用されてきた。但 し、前記パネルシステムで区画したワークステーションに通信ケーブルを供給す ることは、オフィスファーニチャ環境では、引き続き難題である。 つまり、主要配線クゼットに全部繋ぎ戻す従来の通信ケーブルをオフィスシス テムに設けることが、現在広く利用されている一般的な作業である。即ち、多数 の従来の四対の通信ケーブルを前記配線クロゼット中の制御機器に接続し、次に この個別のケーブルをフロアの導管又は天井の隙間を経由して各種作業領域に供 給し、次にこの段階でこの個別のケーブルを、各パネルに沿って延設した内部経 路又は配電管であって通常はパネルの頂部又底部に沿って延設した内部経路又は 配電管の中に供給する。通常、各々のケーブルは、前記パネルの側面の中に取り 付ける通常の通信ジャックであって、通常ではベースに取り付けたり又は作業面 の高さに取り付けたりする前記通常の通信ジャック等の標準コネクタの中まで達 する。但し、この構成の場合、特に作業スペース内の通信機器であって、通常で は電話やコンピュータ及び場合によってはファクシミリ機等の他の機器が含まれ る前記通信機器の汎用と、コンピュータ同士をリンクさせたり又は各コンピュー タを共通のメインフレームと相互にリンクさせたりするという別の要件と、を考 慮すると、前記配線クロゼットから個々のワークステーションまで通信ケーブル (即ち、通信リンク)を供給するには、相当な労力と据付の困難が生じるが、そ の理由は、通常、ファーニチャシステムをジョブサイトで完全に組み立てた後に 多数のケーブルを据付する必要があるので、前記ケーブルを配線クロゼットから 個々のワークステーションまで延設する際の当該ケーブルの数と長さのために相 当込み入ったケーブルになり、このため最初のレイアウトと据付が時間の浪費で ありコスト高になる。さらに、上記システムのために、特にコンピュータの場合 、 各種通信リンクへの接続に対するこのシステムの柔軟性全体が大幅に阻止される とともに、この通信システム又はファーニチャシステムを改造又は再構築するこ とも大幅に制限されたり、又は、前記改造又は再構築の難点が少なくとも大幅に 増したりする。通信システム又はファーニチャシステムを大がかりに改造するに は、通信ケーブルを大がかりに取り除く必要があるとともに、ファーニチャシス テムを再構築した後には、配線クロゼットから個々のワークステーションまでの 通信ケーブルのほぼ全体を新たに据付する必要がある。それにもかかわらず、最 新の通信ケーブリングシステムでは、たとえ当該システムが長年の間広範囲に利 用され且つ引き続き利用されていても、この種のファーニチャシステムに付随の 長所が大幅に軽視されるものであり、特に、前記ファーニチャシステムに通信シ ステムを設ける場合、前記ファーニチャシステムの据付、改造、又は再構築を容 易に行う能力に対しては大幅に軽視される。 現在使用中の従来の通信システムを向上させるために、少なくとも一定のモジ ュール性を提供する各種試みが行われ、複数のワークステーションへの通信接続 具の据付に対してある程度の簡略化を行うようにした。但し、現在の提案では、 最新のシステムに付随する問題に対してほんの些細な前進しか得られないので、 上記ファーニチャのシステム、特に上記壁パネルのシステム、の据付と再構築を 大幅に簡略化するために所望とされる又は所要とされる程の選択と柔軟性は得ら れない。発明者の知る限りでは、周知の試みで商業的に相当に受け入れられたり 又は利用されたりしたものはない。このような以前の試みの例が、米国特許第5 272 277号、米国特許第5 160 276号、及び米国特許第4 9 28 303号に例示している。 したがって、本発明の目的は、従来の通信ケーブリングシステムに付随する深 刻な問題や欠点であって、これに対する好適な解決法に欠けるということにより 長年耐えてきた深刻な問題や欠点の多くを解消する、特に、壁パネルを含むオフ ィスファーニチャに使用する改良型モジューラ通信システムを提供することにあ る。 つまり、本発明の目的は、複数のワークステーションを区画するファーニチャ 壁パネルに載設又は内設する場合に特に好適な改良型モジューラ通信ケーブリン グシステムを提供することにあり、このモジューラ通信ケーブリングシステムは 、 電話やコンピュータ等の通信機器との接続が容易になるように各種ワークステー ションで選択的にタップオフすることができる複数の通信リンクを組み込んでい る。 さらに本発明の目的は、モジューラ通信システムを構成する最小数のモジュー ルの事前組立ができる、前述したようなモジューラ通信システムを提供すること にあり、前記モジュールは、容易に且つ効率的にジョブサイトで各パネルに取り 付けて相互連結することができ、この通信システムの最初の据付を大幅に簡素化 すると同時にこの通信システム又はパネリングシステムの以後の改造又は再構築 を大幅に簡素化するようになっている。所望により、前記モジュールの一部を工 場で各パネルに取り付けてジョブサイトに搬送することができるので、したがっ て残りのモジュールはジョブサイトで容易に且つ効率的に据付を行い、この通信 システムを相互連結するようになっている。 さらにこの発明の目的は、ワークステーションに供給する少なくとも一つの通 信リンクを容易に選択することができるモジュールを含む、前述したような改良 型モジューラ通信システムを提供することにあり、この通信システムの各種リン クの選択と当該リンクの個々のワークステーションへの供給は、ファーニチャシ ステムを組み立てた後、ジョブサイトで、且つ、個々のワークステーションで、 容易に且つ効率的に行われる。 さらにこの発明の目的は、上述したような改良型モジューラ通信システムであ って、多数の通信リンクをこのモジューラ通信システムの全長の隅から隅まで延 出させることができる能力を含むとともに、選択したワークステーションにタッ プオフする前記通信リンクの内の一つを選ぶと、当該リンクを、このタップオフ 位置の下流で死んだ状態にさせるタップオフ機能を含む改良型モジューラ通信シ ステムを提供することにある。 また、この発明の目的は、前記タップオフ機能が、1つ以上のグループの通信 リンクを特定のタップオフ位置でタップオフさせることができる能力を有すると ともに、この選択がその後容易に変更できるということにある。もう一つの目的 は、前記タップオフ機能が一定の数の異なるタップオフユニットによって達成さ れるということにある。 この発明によると、ファーニチャ、特に、複数の隣接するワークステーション を区画すべく一続きに連結した室内スペース区分式壁パネル、に使用又は併用す る場合に特に好適な改良型モジューラ通信システムを提供する。このモジューラ 通信システムは、複数の事前組立式モジュールによって形成するとともに、前記 モジュールの内の一つが、例えば前記パネルの底部で同パネルと係合する配電管 であって前記パネルの長手に沿って長手方向に水平に延出する前記配電管に内設 可能な長メインディストリビューションモジュールである。この長メインディス トリビューションモジュールは、一実施例では、前記パネルの長手と略一致する 長さを有するとともに、さらに両端に端子又はコネクタを有するので、複数の前 記メインディストリビューションモジュールを、複数の隣接するワークステーシ ョンを区画する複数の一続きに連結したパネルに沿って延出するように一続きに 接続することができる。このメイン通信モジュールによって複数の通信リンク( 即ち、経路)が形成し、各々のリンクは八本のコンダクタ(即ち、四対)で形成 したものが好適であり、当該リンクは、標準で十分に認可された通信リンクであ る。また、このモジューラ通信システムには、前記通信リンクの内の一つ(好適 な実施態様では二つ)をワークステーションでタップオフさせて電子機器(電話 及び/又はコンピュータ等)をこのリンクに結合できるように前記メインディス トリビューションモジュールと協働するタップオフモジュールも含まれる。この タップオフモジュールは、選択した(各)リンクだけをワークステーションでタ ップオフさせてアクセスできるようにすべくこの通信システムと協働し、この通 信システムの残りのリンクを、一続きに接続したメイン通信モジューラの隅から 隅まで伝達させ、他の位置又は他のワークステーションで他のリンクをタップオ フする。 上述したようなモジューラ通信システムでは、タップオフモジュールと、この タップオフモジュールのメイン通信モジューラとの協働と、によって、好適な実 施例においては、据付者は、どの(各)リンクがワークステーションでアクセス 可能であるかに関して選択決定を行うことができ、次にこれら選択したリンクを タップオフポイントの下流で死んだ状態又は断線した状態にして、これによって 、このシステムの最初の据付と、各種ワークステーション内の機器の異なる通信 リ ンクとの接続と、が簡素化するだけでなく、この通信システム又はこのファーニ チャシステム全体の以後の再構築も簡素化する。 また、上述したようなモジューラ通信システムは、一続きに接続したメインデ ィストリビューションモジュールに接続して当該メインディストリビューション モジュールに複数の通信リンクを供給するようにしたインフィードモジュールを 含むものが好ましく、このインフィードモジュールは、テレコミュニケーション クロゼットに繋ぎ戻るメイン中継ケーブル等を当該インフィードモジュールに接 続させている。前記インフィードモジュールは、前記メインディストリビューシ ョンモジュールと協働するように位置決めすることができ、前記複数の通信リン クの内の一部分を前記インフィードモジュールから一方の下流方向に流れるとと もに前記複数のテレコミュニケーションリンクの内の残りを前記インフィードモ ジュールから反対方向の下流に延出するようになっている。 この改良型モジューラ通信システムでは、以下開示するような好適な実施例に おいて、この通信システムが当該通信システムの隅から隅まで延出した16のテ レコミュニケーションリンクがあり、二種類のリンクを八ヶ所のワークステーシ ョンの各々に供給することが容易になるように前記タップオフモジュールが二つ のリンクにアクセスすることが好ましく、各ワークステーション毎に前記リンク の内の一方がボイス通信(即ち、電話)用であることが好ましく、他方のリンク がデータ通信(即ち、コンピュータ)用であることが好ましい。 この好適な実施例における当該タップオフモジュールは、二つのメイン通信モ ジュールの隣接する端部間に一続きに接続することが望ましい。前記タップオフ モジュールは、次のタップオフのために、通常、未使用の通信リンクをこのタッ プオフモジュールから下流のメイン通信モジュールに渡す前記基板であって、ま た、少なくとも一つの特定のグループのリンクをワークステーション領域にタッ プオフする前記基板を含むことが好ましい。このタップオフ機能は、タップオフ する特定のグループに直接接続したり、又は、前記グループをスイッチ等で選択 的にタップオフしたりすることによって達成される。 これ以外のこの発明の対象と目的、及び、この発明の変形は、以下の明細書を 読んで添付図面を調べると直ちに明瞭となろう。 図面の簡単な説明 図1は、複数のワークステーションとスペース区分式壁パネルを示す平面図で ある。 図2は、複数の壁パネルに内設したこの発明のモジューラ通信システムを示す 、図4の矢印2−2の方向から見たときの部分平面図である。 図3は、モジューラ通信システムの代替構造を示す部分平面図である。 図4は、壁パネルの配電管に内設したモジューラ通信システムを示す、図2の 矢印4−4の方向から見た正面断面図である。 図5は、メイン通信モジュールと、インフィードモジュールと、パススルーコ ネクタと、二つの実施例のタップオフコネクタと、を示すモジューラ通信システ ムの斜視図である。 図6は、固定式タップオフコネクタの側面図である。 図7は、固定式タップオフコネクタの正面図である。 図7Aは、タップオフコネクタの配線を示した概略図である。 図8は、タップオフコネクタの斜視図である。 図9は、切換式タップオフコネクタの左側面図である。 図10は、切換式タップオフコネクタの正面図である。 図10Aは、一グループの通信リンクをタップオフする切換式タップオフコネ クタの配線を示した概略図である。 図11は、切換式タップオフコネクタを示す斜視図である。 図12は、インフィードモジュールを示す左側面図である。 図13は、インフィードモジュールを示す正面図である。 図13Aは、グループ1〜6を左側下流方向にルート設定し、グループ7と8 を右側下流方向にルート設定した、インフィードモジュールの各回線を示す概略 図である。 図14は、インフィードモジュールを示す斜視図である。 図15は、切換式タップオフコネクタの基板と添付の各スイッチを示す正面図 である。 図16は、切換式タップオフコネクタの一対の基板と添付の各スイッチを示す 側面図である。 図16Aは、図16の基板とスイッチの絵画図である。 図17は、パススルーコネクタの平面図である。 図18は、パススルーコネクタの側面図である。 図19は、パススルーコネクタの正面図である。 図20は、タップオフコネクタの一対の基板を示す側面図である。 図21は、図20の基板を示す正面図である。 図22は、図20〜図21の基板の絵画図である。 図23は、固定式タップオフコネクタの一対の基板と、アウトフィードケーブ ルと、通信ジャックと、を示す側面図である。 図23Aは、図23に示した通信ジャックの各々の通信ポートに接続したコン ダクタを示す概略図である。 図24は、固定式タップオフコネクタの基板と、アウトフィードケーブルと、 通信ジャックと、の絵画図である。 図25は、メイン通信モジュールの端子ブロックのコネクタハウジングの平面 図である。 図26は、前記端子ブロックのコネクタハウジングを示す正面図である。 図27は、前記端子ブロックのコネクタハウジングを示す側面図である。 図28は、前記端子ブロックのコネクタハウジングを示す絵画図である。 図29は、ディストリビューションケーブルから分離した端子ハウジングと、 メイン通信モジュールの弾性接触子と、を示すメイン通信モジュールの端子ブロ ックの分解平面図である。 図30は、前記コネクタハウジングに挿入した前記弾性接触子を示す前記端子 ブロックの斜視図である。 図31は、前記コネクタの内の一つに挿入する以前の端子ブロックを示した分 解図である。 図32は、コネクタブロックとコネクタを示すとともに、ディストリビューシ ョンケーブルと、弾性接触子と、端子ブロックと接続する以前のコネクタの基板 と、を示す、図31の拡大図である。 図33は、接続前の端子ブロックとコネクタを示す斜視図である。 図34は、図20〜図22の基板の片面上のトレースを実線で図示するととも に、この基板の反対面上に載設したトレースを透視線で図示する、図20〜図2 2の基板の正面図である。 図35は、複数のスイッチを載設した各基板の内の一つの正面図である。 図36は、図35に図示した各基板と各スイッチの絵画図である。 図37は、スイッチの好適な実施例の平面図である。 図38は、図37に図示したスイッチの側面図である。 図39は、平行な二列のピン受孔を図示するスイッチの正面図である。 図40は、タップオフ位置の一つのスイッチを図示するとともに、この一番目 のスイッチの下に設けたパススルー位置の二番目のスイッチを図示する、一つの 実旋例の切換式タップオフコネクタの正面図である。 図40Aは、図40に示した各スイッチの詳細図である。 図41は、図40の切換式タップオフコネクタの側面図である。 図42は、スイッチソケットから離脱した一つのスイッチを図示する、切換式 タップオフコネクタの絵画図である。 図43は、タップオフ位置の一つのスイッチと、各々がパススルー位置である 残り三つのスイッチと、を図示する、切換式タップオフコネクタの拡大正面図で ある。 図44は、一方の基板を他方の基板と接続するとともに基板の一方のエッジか ら基板の他方のエッジまで回路を斜めにルート設定する一つのピンブロックと複 数のコネクタピンを図示する、インフィードモジュールの基板の絵画分解図であ る。 図45から図56は、本発明のモジューラ通信システム、特にこのモジューラ 通信システムの変形と、考え得る構造と、を図示した概略平面図である。 図45は、インラインデータタップ(即ち、タップオフモジュール)を使用す るデータ・ディストリビューション・アゼンブリ(即ち、モジューラ通信システ ム)の三つの構造を図示するものであり、図45Aと図45Bは、一方向データ フィード(即ち、インフィードモジュール)がこの通信システムの両端に接続し た構造を図示し、図45Cは、双方向であり且つこの通信システムの長手中間に 接続したデータフィードを図示する。 図46は、ディストリビューションセグメント(即ち、ディストリビューショ ンモジュール)がデータTと呼ばれる中間タップオフコネクタを組み込んでいる こと以外は、図45と同様のデータ・ディストリビューション・アゼンブリを図 示するものであり、図46Aはこの通信システムの一端のデータフィードを図示 するとともに、図46Bはこの通信システムの長手中間のデータフィードを図示 する。 図47は、図45と図46の特徴の各種組み合わせを図47Aと図47Bに図 示する、データ・ディストリビューション・アゼンブリの類似図を図示する。 図48は、拡張長手データ・ディストリビューション・セグメント(即ち、メ イン・ディストリビューション・モジュール)を使用するデータ・ディストリビ ューション・アゼンブリを図示するものであり、図48Aと図48Bは異なる組 み合わせの特徴を図示する。 図49は、データ・ディストリビューション・セグメントのみに係わるもので あり、図49Aはセグメント構造を図示するものであり、図49Bは、このセグ メント構造を通過する内部テレコミュニケーションリンクを図示する。 図50は、インラインデータタップに関するものであり、図50Aはこのデー タタップの構造を図示するとともに、図50Bはこのデータタップのテレコミュ ニケーションリンク又は経路を図示する。 図51は、データTを組み込んだディストリビューションセグメントに関する ものであり、図51Aはこのディストリビューションセグメントの構造を図示す るとともに、図51Bは内部テレコミュニケーションリンクの回路図である。 図52は、データTと協働するタイプのデータタップに関するものであり、図 52Aはこのタップの構造を図示するとともに、図52Bはこのタップを通過す るテレコミュニケーションリンクの回路図である。 図53は、一方向データフィードに関するものであり、具体的には、図53A はこの一方向データフィードの構造を図示するとともに、図53Bは、この一方 向データフィードに付随するテレコミュニケーションリンクを図示する。 図54は、双方向データフィードを図示するものであり、具体的には、図54 Aはこの双方向データフィードの構造を図示するとともに、図54Bはこの双方 向データフィードに付随するテレコミュニケーションリンクを図示する。 図55は、データタップのディストリビューションセグメントとの接続を概略 的に図示するものであり、具体的には、図55Aは、データTに接続したデータ タップを図示するとともに、図55Bは、テレコミュニケーションリンクと、こ のリンクの内の一つとの前記データタップの結合と、を図示する回路図である。 図56は、スプラインパネル構造(明瞭化のため図面から削除)の両側に配設 した複数のワークステーションを図示する概略平面図であり、隣接するワークス テーションに通信アクセスするこの通信システムの一つの構造をこのスプライン パネル構造に略沿って延出するように設けている。 以下の記述においては、ただ単に参照し易くなるように特定の術語を使用する が、これに限定するものではない。例えば、「上方」、「下方」、「右側」、「 左側」という用語は、参照する図面中の方向を指す。「前方」という用語は、テ レコミュニケーションリンクが配線クロゼットからユーザの機器まで延出してい るのでこのテレコミュニケーションリンクの方向を明示するために使用する。「 内側」と「外側」という用語は、夫々、このシステムの幾何学的中心と、同シス テムの指定部分と、に近接・離間する方向を指す。前記術語には、特別に言及し た用語、その派生語、及び類義語が含まれる。 詳細な説明 図1、図2、及び図5を参照すると、この発明のモジューラ通信システムは、 参照数字10で全体的に明示されるとともに、図1に示すようなオフィスファー ニチャ環境にて、通信リンク、望ましくはボイスリンクとデータリンク、を個々 のワークステーション12に供給するために使用される。このモジューラ通信シ ステム10は、メイン中継ケーブル16を介してメイン通信又は配線クロゼット 18に接続するインフィードモジュール14と、一続きに延出するとともにコネ クタ22によって選択的に接続される選ばれた数のメイン通信モジュール20と 、を含むとともに、前記コネクタ22は、パススルー型22a又はタップオフ型 22bと22cでよく、各々のワークステーション12の通信機器24をこのモ ジ ューラ通信システム10に接続する。 このモジューラ通信システム10を使用する通常の「システムズ」ファーニチ ャは、図1に全体的に示すように複数のスペース区分式壁パネル26によって一 つ一つ仕切られた複数のワークステーション12を形成する。複数のワークステ ーション12を区画するためにフロアスペースを仕切する際に壁パネル2Gを使 用することは周知である。 また、通常、各々のワークステーション12には、各ワークステーション12 間にボイスリンク及び/又はデータリンク、即ち経路、を必要とするコンピュー タや電話等の通信機器24と、通信機器、ケーブル端子、及びビルディング用ク ロスコネクトケーブリングを内蔵する通常の通信又は配線クロゼット24と、が 含まれる。各々のワークステーション12は、上記リンクを完成させることによ って、ビルディングのテレコミュニケーションとコンピュータネットワークに接 続するが、かかる接続を完成させる従来の方法では、ここで前述した不都合を被 る。この発明のモジューラ通信システム10によって、個々のワークステーショ ンの選択的な接続が容易になり、更に詳細には、各々のワークステーション12 の各々の通信リンク、即ちボイスリンクとデータリンク、の配線クロゼット18 への選択的な接続が容易になり、これによってビルディングの通信ネットワーク への選択的な接続が容易になる。 図2と図4を参照すると、このモジューラ通信システム10は、各々の壁パネ ル26の配電管28に内設するとともに前記壁パネルの長手に沿って長手方向水 平に延設することが好ましい長メイン通信モジュール20と、二つ以上のメイン 通信モジュール20を一続きに接合させるパススルーコネクタ22aでもよく、 あるいは、各々のワークステーション12がアクセスできる通信ジャック又は差 込口30を設けたアウトフィードコネクタ22bと22cでもよいコネクタ22 と、を含む。このようにして、コンピュータ又はテレコミュニケーション機器2 4をこの通信ネットワークに選択的に接続することができる。この壁パネル26 の配電管28中のモジューラ通信システム10を例示したが、このモジューラ通 信システム10は、適切なケーブリングスペースに内設可能であることを正しく 認識する必要がある。 つまり、各々の壁パネル28は、所定の長さで形成されるとともに、このパネ ル20中に中空の配電管28を形成している。この配電管28は、通常、壁パネ ル26の底部にこの壁パネル26の長手に沿って延設しているが、この配電管2 8は、必要に応じて、壁パネル26の上端側に設けたり、又は、中間の高さに設 けたりすることができる。この配電管28内のモジューラ通信システム10を支 持するために、各々の壁パネル26は、U字形又はその他適切な形状を有する支 持ブラケット32であって配電管28の内面34に取り付けた前記支持ブラケッ ト32を有するほうが好ましい。 図2と図4と図5を参照すると、各々のメイン通信モジュール20は、前記コ ネクタ22a〜22cの内の選ばれた一つのコネクタ、又は、前記インフィード モジュール14、に接続する端子ブロック38を両端に連結させた狭長ディスト リビューションケーブル36を含む。このディストリビューションケーブル36 は、腹数のコンダクタ又は電線(図示せず)から成るとともに、このコンダクタ 又は電線は、各ワークステーション12毎に特定のグループ又は対のボイスリン クとデータリンクを形成するものが好ましい。つまり、このディストリビューシ ョンケーブル36は、八(8)ヶ所のワークステーションを担当するためには百 二十八(128)本のコンダクタを含むものが好ましく、この場合、各ワークス テーション12毎の各グループのコンダクタは、各ボイスリンク又は各データリ ンク毎に四(4)対のコンダクタ、即ち、一つのワークステーションを担当する ために各リンク毎に八本のコンダクタであって各グループ毎に十六本のコンダク タ、から成るので、八ヶ所のワークステーションを担当するために全部で百二十 八本のコンダクタから成る。百二十八本のコンダクタは、八ヶ所のワークステー ションを担当する場合に好適なコンダクタの量であるが、この量は、担当するワ ークステーションの数と、各々のワークステーションに提供するリンクの数と、 各々のリンクに接続するコンダクタの数と、に由って変えることができるという ことを正しく認識する必要がある。当業者には正しく認識できるように、各リン クの四対全部のコンダクタによって前記リンク中に単一の経路が形成されるが、 この四対全部のコンダクタを利用する必要はないし、ましてや各々のワークステ ーション12に設けることも必要ない。 図5に全体的に例示し、且つ、更に詳細には図29に例示した好適な実施例で は、このディストリビューションケーブル36は、四層の略平坦なリボンケーブ ル40で形成したものであり、このリボンケーブル40は、接続が容易になるよ うに、図2で全体的に図示するようにディストリビューションケーブル36が前 記端子ブロック38の近傍で屈曲できる程度の可撓性が必要である。図5と図2 9を参照すると、各々のリボンケーブル40は、この好適な実施例の前記八つの グループのシステム中に設けた百二十八(128)本のコンダクタの内、三十二 (32)本のコンダクタを含むものが好ましい。各コンダクタは、当該コンダク タの最適な性能が得られるように併設しているので、リボンケーブル40は、互 いに隔離させたほうが好ましく、また、配電管28に内設することができる電源 システム(図示せず)からも隔離させたほうが好ましい。 図29と図32を参照すると、各々の端子ブロック38は、ディストリビュー ションケーブル36が固定される矩形の底部コンタクトプレート42と、ディス トリビューションケーブル36と反対側の前記コンタクトプレート42の面に取 り付けた複数の弾性接触子44と、を含む。この弾性接触子44は、図20に示 すように、対になって併設して、離間した対向列を形成するものであり、二対の 弾性接触子44を設けている。各々の弾性接触子44は、ディストリビューショ ンケーブル36のコンダクタの内の対応する一つに通電する。また、この弾性接 触子44は、図30に示すように、前記コンタクトプレートの長手方向の長手に 沿って互いに等間隔で離間し、各々隣接する弾性接触子44間で通電することを 防ぐようにしている。この例示した好適な実施例においては、ディストリビュー ションケーブル36の百二十八(128)本のコンダクタと接続する百二十八( 128)本の接触子を配設している。 図25〜図28を参照すると、各々の端子ブロック38は、略矩形の端子ハウ ジング46を含むとともに、この端子ハウジング46は、ここで詳述するように 、前記コネクタ22の内の一つ又はインフィードモジュール14に当接するショ ルダを、この端子ハウジング46の外周の周りにディストリビューションケーブ ル36の反対側に形成している。確実に位置合わせするキー49を例示したが、 このキー49は必要ない。 各々の端子ハウジング46には、前方に開いた一対のソケット50と、後方の キャビティ52と、この一対のソケット50とキャビティ52の間に介設してこ のキャビティ52とソケット50をお互いに分離させている中間壁54と、を形 成している。弾性接触子44をこのキャビティ52と内部壁54に挿通してソケ ット50中に挿入させるために、図32に示すように複数のアパーチャ56を中 間壁54に貫いて形成している。このアパーチャ56は、弾性接触子44をアパ ーチャ56に挿通させるときに弾性接触子44が内側に偏り、次に、アパーチャ 56から抜けないようにすべく弾性接触子44が元の形状に戻るように定寸した ものが望ましい。 弾性接触子44を互いに分離した状態に保つために、各々のソケット50は、 図26と図28に示すように、各々のアパーチャ56に近設した内側に突起する スペーサ壁58を含む。これによって、端子ブロック38は、図29と図30に 全体的に示すように弾性接触子44をアパーチャ56と位置合わせし、次に、図 32に示すように弾性接触子44がアパーチャ56を嵌通してソケット50に内 設されるようにコンタクトプレート42と装着済み弾性接触子44とをキャビテ ィ52に挿入することによって形成される。 図4を参照すると、メイン通信モジュール20を配電管28に内設する場合、 コネクタ22が容易に端子ブロック38に接続できるように、端子ブロック38 を壁パネル26の端部60に近設することが望ましい。図3を参照すると、端子 ブロック38に接続したディストリビューションケーブル36は、十分に撓みや すく、端子ブロック38を壁パネル26に沿って長手方向に動かすことができる ようになっているので、前記コネクタ22を端子ブロック38に接続できるよう になっている。 図5を参照すると、二つの一続きに隣接するメイン通信モジュール20間の継 ぎ目の近くにワークステーションがない場合には、隣接する端了ブロック38間 にパススルーコネクタ22aを接続し、これによって一方のメイン通信モジュー ル20の各コンダクトと、隣接するメイン通信モジュール20の対応する各コン ダクタと、の間の導通状態が維持する。このため、この好適な実旋例における八 つ全部のグループのボイスリンクとデータリンクがこのコネクタ22aから下流 に継続する。 図17〜図19を参照すると、このパススルーコネクタ22aは、両端に開口 部を形成する矩形の中空コネクタハウジング22aと、図32と図33に全体的 に示すようにこのコネクタ22に接続した端子ブロック38の対応する端子ハウ ジング46をこのコネクタ22中に受け入れるように適応させた外周内面64と 、を含む。 一つのメイン通信モジュール20の弾性接触子44を、隣接するメイン通信モ ジュール20の対応する弾性接触子44に接続するために、図18に示すように 前記コネクタハウジング22aの内部に、図22に全体的に示すように略平行に 離間した二枚のプリント基盤66を内設している。この基板66は、四本の支持 ロッド70で内部の所定の位置に固定しており、この四本の支持ロッド70は、 図17〜図19に全体的に示すように、各々の基板66に貫設したものであり、 当該支持ロック70の端部を前記コネクタハウジング62の夫々の側壁に固着さ せている。この基板66を図18に示す平行に離間した位置合わせ状態に保つた めに、図18の透視線で示すように支持ロッド70に対して大きな直径を有する スペーサスリーブ72等を配設することができる。 図19を参照すると、各々の基板66は、二つの対向エッジ74aと74bと 、対向面76a〜76dと、によって区画されるとともに、夫々のエッジ74a と74bに沿って前記面76a〜76d上に形成した複数の接触子78aと78 bを含む。接触子78の量は、コンダクタの量、即ち、この接触子78に隣接す る端子ブロック38の弾性接触子44の量、と一致する。この例示した好適な実 施例においては、基板68の各エッジ74は、各々の面76に三十二(32)本 の接触子78を有し、全部で百二十八(128)本の接触子78を有する。 前記基板66の一方のエッジ74aと、この基板66の両側方向に隣接する反 対側のエッジ74bと、間に電気接点を設けるために、図21に示すようにこの 基板66の表面上に形成した導電性トレース80によって、両側方向に隣接する 各々の対の接触子78aと78bをお互いに電気的に接続する。このため、各々 の面76上には、複数の平行な個々の回路経路が、両側方向に隣接する各々の対 の接触子78aと78bの間に、前記接触子間に接続した当該トレース80によ って形成しており、その代表的な一つの回路経路を図19に図示する。 各々の基板66は、所定の厚さで形成しており、パススルーコネクタ22aを 隣接する端子ブロック38に接続するときに、接続直前に図32に示すように各 々の基板66をこの端子ブロック38の弾性接触子44間に介設して前記弾性接 触子44によって偏倚させるようになっている。したがって、各々の弾性接触子 44が、この弾性接触子44と互いに隣接するパススルーコネクタ22の一つの 接触子78に接触・圧接するだけにすぎない。 上記構造の場合、各々のグループのボイスリンクとデータリンクを形成する十 六(16)本のコンダクタは、端子ブロック38中の各グループの相対的位置を 変えずに、パススルーコネクタ22を介して一方側から他方側に真っ直ぐに継続 する。例えば、図19に示すように、十六(16)本の右上の接触子78aは、 全体的に参照数字1で指定した、最初のワークステーションに係合するボイス信 号とデータ信号の第1グループを形成するものであり、このボイス信号とデータ 信号は、トレース80を真っ直ぐ横断して右上の接触子78aの反対側の接触子 78bに渡る。換言すると、この基板66の各々の面76a〜76d上の三十二 (32)本の接触子78aは、二つのワークステーション12に対する二つのグ ループのボイスリンクとデータリンク、即ち、各グループ毎に十六本の接触子7 8、を形成する。図20に示すように、二枚の基板の四つの面76a〜76dは 、所望の八(8)ヶ所のワークステーション12に対応するグループ1〜8を形 成し、前記基板上の当該グループの相対的方位は、メイン通信モジュール20と 、パススルーコネクタ22と、後続のメイン通信モジュール20と、を介して保 持される。 図2に全体的に示すようにワークステーション12を通信差込口又はジャック 30でタップオフするために、図2と図5に示したアウトフィードコネクタ又は タップオフコネクタを設けている。一実施例のアウトフィード型又はタップオフ 型のコネクタ22は、専用の又は固定のタップオフコネクタ22bであり、この コネクタ22bは、一つ以上のグループがアウトフィードケーブル84を通過し でこのケーブル84の通信ジャック30まで達するように配線している。この専 用のタップオフコネクタ22bでは、タップオフする特定のグループのボイスリ ンクとデータリンクの信号が、メイン通信モジュール20を通過して専用アウト フィードコネクタ22bの中に渡るとともに、アウトフィードケーブル84にタ ップオフされる。さらに、このタップオフしたグループの回線は、前記コネクタ 22bを越えると遮断し、当該グループに対応するコンダクタが、このモジュー ラ通信システム10の残りの部分に沿って下流で死んだ状態になるようにしてい る。これらのグループは下流で死んでいるので、最初のタップオフサイトの下流 のグループをうっかりタップオフしたり、又は、故意にタップオフしたりするこ とを防ぐ。 図6〜図8を参照すると、この専用コネクタ22bは、図2に示すように、隣 接するメイン通信モジューラ20の夫々の端子ブロック38に接続する、両端が 開口した矩形で中空のコネクタハウジング62を含むという点で、この専用コネ クタ22bはパススルーコネクタ22aと同様の構造である。また、この専用ア ウトフィードコネクタ22bは、パススルーコネクタ22aの基板66と同様に 構成した一対の基板86を含む。相違点は、図7Aの参照数字88aと88bで 表示した少なくとも一つのグループ又は一対の通信リンクを、アウトフィードケ ーブル84にハードワイヤすることが望ましく、このため、このグループは、こ こから下流で死んでいるので、代わりに通信ジャック30にタップオフされると いうことである。図7Aでは、ボイスリンク88aとデータリンク83bのグル ープを概略図が示すとともに、前記通信リンクは、四対のコンダクタ、即ち、十 六(16)本のコンダクタ、から成るものであり、このネットワークの七番目の ワークステーションに対するタップオフが得られるとともに残りのグループ1〜 6及び8が専用アウトフィードコネクタ22bを通過するように配線している。 ここで説明するように、このグループ1〜6又は8の内の一つのグループが既に タップオフされていた場合には、このモジュール通信システム10におけるこの 段階の特定のグループが死んだ状態になるとともに残りのグループが活性化して 引き続き前記信号がこのシステム10を通過するようになっている。 前記専用コネクタ22bの当該ハードワイヤリングを図23と図23Aと図2 4とに図示する。図23に全体的に示すように、十六(16)本のコンダクタの グループは、個々のコンダクタを基板86上にハードワイヤすることによってタ ップオフする。図21に示す基板86は、前記基板の基材を貫通して個別のトレ ース80に至る穴88を有する。この穴は、図23に示すようにアウトフィード ケーブル84の各々該当する電線を、該当するトレース80と電気的に結合すべ く前記穴の中に挿入してはんだ付けできるように穿設している。この基板86の 両面70上のトレース80と穴88は、図34に示すようにオフセットになって いるので、一方の列の穴88が基板86の片面76上の各トレース80と接触で きるとともに、他方の列の穴88が基板86の反対側の面76上の各トレース8 0と接触できる。下流側の回路を遮断するために、前記トレースを簡単に遮断す ることができるので、信号がアウトフィードケーブル84を通過して通信ジャッ ク30に渡るだけにすぎず、この通信ジャック30では、図23Aを参照すると 、例えばボイスリンクの場合、八(8)本のコンダクタを一つの通信ポート90 aに配線し、例えばデータリンクの場合、残りの八(8)本のコンダクタを、隣 接する通信ポート90bに配線している。この二枚の基板86上の異なるグルー プのコンダクタに対応する十六(16)本のコンダクタの各トレース80との接 続位置を変えることによって、八ヶ所の異なるワークステーション12に対する 八つのグループの内のどれか一つのグループをタップオフすることができる。ア ウトフィードケーブル84が別のコンダクタを格納している場合、又は、別のア ウトフィードケーブル84をそのコネクタハウジング22aに取り付ける場合、 別のグループのデータリンクとボイスリンクも、別のワークステーション12を 担当するために単一の専用アウトフィードコネクタ22bからタップオフするこ とができる。 上記構造の場合、八つのグループのデータリンクとボイスリンクの内のどれか 一つのグループを接続するために、一組の所定の専用アウトフィードコネクタ2 2bを設けており、このタップオフするグループは据付者が決めるので、ある一 つのコネクタ22bを配線の異なるコネクタ22bに取り換えることによって、 このタップオフするグループを変更することができる。図23のグループ2が事 前配線である場合、専用アウトフィードコネクタ22bによってグループ7のデ ータリンクとボイスリンクがタップオフするように同専用アウトフィードコネク タ22bをこのコネクタの水平軸線を中心に回転させることができるので、専用 アウトフィードコネクタ22bの四つの変形だけを設けるほうが望ましい。また 、たった一つのリンク又は比較的少数のコンダクタをタップオフするために基板 36も変えることができる。 図8に示すように、前記コネクタ22bの適正な方位を確保するために方位符 号をコネクタハウジング62に載設することができる。図示したこの方位符号9 2は、インフィードモジュール14側に指向する矢印であり、前記コネクタの適 正な方位を確保する。また、他の方式の符号を使用することもできる。 ある特定のアウトフィードコネクタ22によってタップオフされるボイスリン クとデータリンクのグループを取捨選択する能力を強化するために、アウトフィ ードコネクタ22を図5に示すように切換式アウトフィードコネクタ22cとし て形成することができる。この切換式アウトフィードコネクタ22cは、妥当な 数のスイッチ96を含むものであって、八つのスイッチ96を含むものが好まし く、各々のスイッチ96は、ある特定グループのボイスリンクとデータリンクを 制御し、これによってパススルー位置とタップオフ位置に切り換えることができ る。選択した一つのスイッチ96を作動させてある特定のグループをタップオフ すると、このグループに対応する下流の各コンダクタが終了、即ち、死んだ状態 になる。 この切換式アウトフィードコネクタは、パススルーコネクタ22aや専用アウ トフィードコネクタ22bと同様に、コネクタハウジング62を含むとともに、 略平行に位置合わせして離間させた一対のプリント基板86を内設する。また、 この切換式アウトフィードコネクタ22cは、ここで前述したコネクタ22bと 同様にアウトフィードケーブル84と通信ジャック30を含み、この切換式アウ トフィードコネクタ22cが、隣接するメイン通信モジュール20の一続きに隣 接する端子ブロック38間に連結するようになっている。 八つのスイッチは、各面上に四つのスイッチを配設するものが好ましく、各々 のスイッチ98がタップオフ位置に移動することができる。図10Aの概略図で 示すように、八番目のスイッチ96を入れると、八番目のワークステーションに 対する八番目のグループ、即ちグループ8、のボイスリンクとデータリンクをタ ップオフし、これによって八番目のグループの各コンダクタは、この切換式アウ トフィードコネクタ22cの下流側で死んだ状態になる。したがって、通信シス テム又はファーニチャシステムの構成が変わると、各々の切換式アウトフィード コネクタ22cを選択的に設定してどれか一つ特定のグループのボイスリンクと データリンクをタップオフすることができる。 つまり、図15、図16、及び図16Aに示すように、一方の基板86の片面 76dに前記スイッチ96の内の一つを載設するとともに残り四つのスイッチ9 6を、前記片面76dの反対側の隣接する基板86の面76bに載設することが でき、したがってコネクタハウジング94の側壁からアクセスが容易になる。ス イッチ96は、図15、図16、及び図16Aに図示するように、ボイスリンク とデータリンクの信号が通過する経路を選択的に定めるべく基板86上に配線し たツーポジションスイッチでよい。本実施例では、前記基板86は、図21に図 示するものであり、穴88をこの基板86に貫設し、該当する接触子78間に渡 設した各トレース80にアクセスするようにしている。換言すると、所望により 、八つのグループ全部を通過させてもよいが、通常、一つのグループを、下流の 各コンダクタが死んだ状態の間にタップオフし、残り七つのグループを通過させ る。 図42に示す好適なスイッチ構造においては、各スイッチ96aを図42と図 43に示すように千鳥掛け構造にして配設するとともに、前記スイッチ96aは 、互いに略平行で且つ十六(16)本のコンタクトピンから成る三列のコンタク トピン98、100、及び102と併用する。図36を参照すると、前記三列の コンクトピン98、100、及び102は、基板86の夫々の面76aと76d に載設したスイッチブロックから突出している。基板86を配線する際に、前記 コンタクトピン98、100、及び102の各列の十六(16)本のピンは、各 々、夫々のグループ1〜8の夫々16本の接触子78に電気的に接続するので、 各々のスイッチによって、アウトフィードコネクタ22cを経由してボイスリン クとデータリンクの信号のルート設定が制御される。つまり、中央列の各コンタ クトピン100は、インフィードモジュール14に最も近接して配設した十六( 16)本の接触子78aに電気的に接続し、一方、前記コンタクトピン100の 両側方向に偏倚した各列のコンタクトピン102と98は、夫々、基板86の反 対側の接触子78bに接続したり、又は、アウトフィードケーブル84の各コン ダクタ に接続したりする。したがって、中央列のコンタクトピン100をコンタクトピ ン102に電気的に接続するとともに、このコンタクトピン102を、例えば、 基板86の反対側のエッジ74b上の他組の接触子78bに接続すると、電気回 路が完成し、電気信号がアウトフィードコネクタ22cを通過するとともに一続 きに隣接するメイン通信モジュール20から下流に継続するようになっている。 逆に、中央列のコンタクトピン100を他列のコンタクトピン98に電気的に接 続することができ、回路がアウトフィードケーブルを介して通信モジュール30 まで完成し、これによって、実際に各々のスイッチ96aがパススルー位置とタ ップオフ位置に切り換えることができるようになっている。 図37〜図39を参照すると、この切換機能は、当該図面に示したスイッチ9 6aによって行われ、このスイッチ96aは、実質的に矩形のブロック部106 とハンドル部108から成るとともに、このブロック部106は、平行な二列の 十六(16)個のピンソケット110を含むものであり、各々一対の隣接するピ ンソケット110を電気的に接続して、隣接する対のピンにジャンプする。こう して、スイッチ96aを中央列のコンタクトピン100だけでなくコンタクトピ ン98の列にも着座させることができる二つの位置の内のどちらか一方にスイッ チ96aを選択的に位置決めすることができるので、これによって、スイッチ9 6aを前記各列のコンタクトピンに着座させるとタップオフ位置が定まる。また 、図40と図40Aに示すようにこのスイッチ96aを中央列のコンタクトピン 100と隣接列のコンタクトピン102に着座させると、このスイッチ96aに よってパススルー位置も定まる。図43に示すように、各スイッチ96aを選択 的に設定して、最上端のスイッチ96aがタップオフ位置に設定されるようにす る一方で最下端の三つのスイッチ96aのほかに切換式アウトフィードコネクタ 22bの隠れた面上の四つのスイッチ96aもパススルー位置になるようにする 。モジューラ通信システム10を再構築するためには、各スイッチ96aを取り 外して同じスイッチを該当する位置に配置することによって各スイッチ96aの 相対的位置を簡単にリセットすることができる。 ここで説明したようなモジューラ通信システム10の場合、各々のワークステ ーション12に、データリンクとボイスリンクに対する一つの選ばれたグループ を設けることができるとともに、これを行うには、メイン通信ジュール20を一 続きに連結し、タップオフが不要な箇所とタップオフが必要な箇所とにパススル ーコネクタ22aを接続し、アウトフィードタップオフコネクタ22b又は22 cの内の一つを接続し、該当するワークステーション領域12において通信ジャ ック30が配設されるようにすることである。 モジューラ通信システム10は、図5、図12、図13、図13A、及び図1 4を参照すると、パンチダウンブロックまで達するインフィードケーブル112 を有するインフィードモジュール14を含むとともに、このパンチダウンブロッ クは、メイン中継ケーブル16に接続するとともに、モジューラ通信システム1 0の配線クロゼット18への接続を完了する。この例示した好適な実施例では、 このインフィードモジュール14は、八つのグループのデータリンクとボイスリ ンクをモジュール通信システム10に供給するものであり、図5に示すようにモ ジュール通信システム10の中央でこの通信システムに接続したり、あるいは、 モジューラ通信システム10末端の最初の端子ブロック38に簡単に接続するだ けで前記システムの末端で接続したりすることができる。 メインインフィードモジュール14は、図5に示すように、互いに隣接し合う メイン通信モジュール20の対向する端子ブロック38間に簡単に接続すること ができる。八つのグループのボイスリンクとデータリンクをインフィードモジュ ール14の一方の下流側又は他方の下流側に選択的に送信するために、インフィ ードモジュール14には、特定のグループの特定のボイスリンクとデータリンク をどちらか一方の方向に送信する、対応する数のスイッチ96bを設けている。 このインフィードモジュール14は、ここで説明した切換式アウトフィードコ ネクタ22cと同様に形成し、同様にコネクタハウジング64と二枚の離間した 平行な基板86とを含むようにしたものであり、この基板80は、前記コネクタ ハウジング64に内設し、対向する端子ブロック38に接続する。相違点は、イ ンフィードモジュール14をコネクタハウジング64に装着し、このハウジング 中に百二十八(128)本全部のコンダクタを供給していることである。前記基 板86は、図44に示すように、各々の基板86の対向面76aと76dにスイ ッチ96bを取り付けたということで切換式アウトフィードコネクタ22cと同 様に形成している。基板86bを配線する際、この基板に載設した八つの別個の スイッチ96bによって各グループのデータリンクが制御されるようにインフィ ードモジュール14の各コンダクタを接続する。このインフィードモジュール1 4では、コンタクトピン98の列を前記基板の右側のコンタクト78aに接続す る方が望ましく、中央列のコンタクトピン100をメイン中継ケーブル16のコ ンダクタに電気的に接続し、左側列のコンタクトピン102を前記基板の接触子 78bに電気的に接続する。 インフィードモジュール14では、図37〜図39に示すようなスイッチ96 Bを全く同じように使用することができ、一方でコンタクトピン98と100の 各列に各々のスイッチ96bを載設すると、インフィードモジュール14と、基 板86の右側の接触子78aと、の間の回路が完成し、これによって制御される 特定グループのボイスリンクとデータリンクが、特定方向では活かされるととも に別の方向では死んだ状態又は活かされないようになっている。したがって、当 該グループのボイスリンクとデータリンクは、このモジューラ通信システム10 の該当する右側下流側でアウトフィードコネクタ22b又は22cによってタッ プオフさせることしかできない。他方、中央列のコンタクトピン100と左側列 のコンタクトピン102とに特定のスイッチ96Bを接触させて載置することに よって、インフィードモジュール14とインフィードモジュール14の左側の接 触子78bとの間の電気回路が完成し、左側下流方向で特定グループのボイスリ ンクとデータリンクを活かすようにするとともに、右側の対応するグループのコ ンダクタを死んだ状態又は活かさない状態にしたままにするようになっている。 こうして、各々特定のグループ1〜8のボイスリンクとデータリンクをインフィ ードモジュール14の左側下流側又は右側下流側に選択的に送信するので、これ に応じてモジューラ通信システム10をこれに応じて構成する。 モジューラ通信システム10の構造変更のために特定グループのボイスリンク とデータリンクを、所望により、例えば右側から左側にルート変更することは可 能である。図5に全体的に示すように、このモジューラ通信システム内で二つの 一続きに隣接するメイン通信モジュール20間の中間位置にインフィードモジュ ール14を挿入する場合、特定グループのボイスリンクとデータリンクは、モジ ューラ通信システム10を右方向又は左方向に通過するときと同じパターンで配 列することが望ましい。つまり、図44に示すように、通常、グループ1とグル ープ2は、基板86の外面76a上の接触子78bによって区画され、グループ 3とグループ4は、基板86の内面76b上の該当する接触子78bによって区 画される。グループ5とグループ6は内面76cで区画されるとともに、グルー プ7とグループ8は、外面76d上の特定の接触子78bによって区画され、イ ンフィードモジュール14の左に配設した各々のメイン通信モジュール20を介 してグループ1〜8の特定パターンが得られて保持されるようになっている。 但し、インフィードモジュール14を反対方向から見ると、インフィードモジ ュール14の両側に同アウトフィードコネクタ22bと22cを使用する場合、 図44に図示するような同パターンのグループを保持することが望ましく、イン フィードモジュール14の構造を変える必要はない。つまり、図44に図示する ような左右両側に当該パターンのグループを保持するためには、第一グループの ボイスリンクとデータリンクに対応する接触子78bを、本質的に面76aから 面76dに斜めに、同じ第一グループのボイスリンクとデータリンクを区画する 前記面の接触子78aと接続させることが必要である。このようにして、本質的 にグループ1〜8全部を、基板86の両エッジ74a上の対応するグループ1〜 8に斜めに接続し、下流側方向に見たときの端末ブロック38中の各グループの 相対位置が維持される。 この好適な実施例において斜めに相互接続できるようにするために、一方の基 板86には、複数のピン受け孔118を有するコネクタブロック116を載設し 、対向する基板86には、複数のコネクタピン122を突出させたピンブロック 120を載設している。上述した斜めの相互接続は、該当する接触子78をコネ クタブロック116に配線するとともに対向する基板86上の該当する接触子7 8をコネクタピン122に配線することによって行われ、この斜め相互接続によ ってグループパターンが保たれるようになっている。必要に応じて、当該グルー プ1〜8は、インフィードモジュール14中の各スイッチ96Bを選択的に設定 することによって、当該グループ1〜8が担当するワークステーション12の当 該位置にルート設定されるが、これは、壁パネルの形状とオフィスレイアウトと に よって左右される。 作用においては、選択した壁パネル26に、各々、所定の長さのメイン通信モ ジュール20をこの壁パネル26の配電管28に内設し、端子ブロック38を壁 パネル26の端部に近設するようにしている。インフィードモジュール14の位 置は、当該ワークステーション構成の構築中に決まり、このインフィードモジュ ールを、モジューラ通信システム10の末端のメイン通信モジュール20の末端 の端末ブロック38に接続したり、又は、図5に更に詳細に図示するように、お 互いに隣接し合うメイン通信モジュール20の対向する端子ブロック38間に接 続したりするようになっている。次に、据付者が各ワークステーション12の相 対位置を定めるとともに、インフィードモジュール14から所定の下流方向に特 定グループのボイスリンクとデータリンクをルート設定、即ち、図13Aの概略 図に示す如く、ワークステーション1〜6を担当するグループ1〜6を左側にル ート設定するとともに、ワークステーション7と8を担当するグループ7と8を 右側にルート設定する。各々個別のワークステーション12への接続を完了する ため、22b又は22c等のタップオフコネクタを、図2に示すように前記コネ クタが担当する特定のワークステーション12に近設する。このタップオフコネ クタが専用アウトフィードコネクタ22bである場合、当該ワークステーション に割り振られる特定のグループが決まるとともに、専用アウトフィードコネクタ 22bの内の該当する一つを、対向する端子ブロック38間に接続する。切換式 アウトフィードコネクタ22cを使用する場合、ボイスリンクとデータリンクの グループに該当する指名に該当するスイッチをタップオフ位置に切り換えるとと もに、残りのスイッチをパススルー状態に設定する。一つ以上のグループを一旦 タップオフすると、このタップオフ位置の下流の対応するコンダクタが死んだ状 態になる。 図2に図示するように、22b又は22c等のある特定のアウトフィードコネ クタで二つのワークステーションを担当することは、該当するグループの接触子 78に配線した二本のアウトフィードケーブル84を延出させている一つの専用 アウトフィードコネクタ22bを設けたり、又は、二本のアウトフィードケーブ ル84にタップオフすべく切換式アウトフィードコネクタ22cの二つのスイッ チ96をセットしたり、どちらか一方をオフィースファーニチャの構成に由って 選択して行うことによって可能である。あるいはその代わりに、図3のメイン通 信モジュール20Aは、二つの壁パネル26を跨ぐ長さを有するとともに、所望 に応じて更に大きな長さで構築することができるが、特定のモジューラ通信シス テム10中の接続箇所の数を削減するために、この図3のメイン通信モジュール 20Aで例示するような所定の長さを有するようにメイン通信モジュール20を 構築することは可能である。 また、特定のグループを特定のワークステーション12にルート設定するとき 、場合によってT−タイプの接続具を必要とすることが望ましい場合がある。こ れは、コネクタ(図示せず)を使って行うことができるとともに、このコネクタ 上の各スイッチは、左列のコンタクトピン98を左の接触子78bに直接接続さ せ、右列のコンタクトピン102を右の接触子78aに接続させ、中央列のコン タクトピン100を、前記コネクタ(図示せず)から外側に延出するTコネクタ ケーブルに接続させている。このTコネクタケーブルは、八つのグループ全部を このケーブルでルート設定できるように百二十八(128)本のコンダクタを格 納するものが望ましい。このT−コネクタケーブルの末端は、パススルーコネク タの半分として形成したり、又は、端子ブロックとして形成したりすることがで きる。このまま、前記グループを、このT−コネクタケーブルを介して、又は、 メイン通信モジュールに、選択的にルート設定することができる。 コネクタ22で一続きに相互連結した複数のメイン通信モジュール20は、通 常では一端が一つの端子ブロック38の中まで達するとともに他端が一つの端子 ブロック38に達する胴長構造を形成するので、これら端末のブロックは、当該 ブロックの接触子グループを閉じるべく適切な端部キャップ(図示せず)を各々 のブロックに設けることによって保護することが望ましい。 また、図2〜図5では、隣接する通信モジュール20間の中間接続部でこのシ ステムに接続したインフィードモジュールを図示しているが、但し、場合によっ ては、この通信システムの自由端に設けたような端末の端子ブロック38等、こ のシステムの一端にインフィードモジュールを接続することが必要な場合があっ たり又は望ましい場合があったりする。このような場合にも同様に、図2〜図5 に図示したインフィードモジュールを端末の端子ブロックと前記端部キャップの 間に介設することができる。 ここで説明したような実施例のモジューラ通信システムは、各々二つのリンク のグループ中に設けた十六本のテレコミュニケーションリンクを所有するが、リ ンクの数とリンクのグループは、ユーザのニーズ、スペースの限度、クロゼット の保守の容易さ等、に由って相当変えることができるということが正しく認識さ れるであろう。所望により、コネクタアゼンブリ中の各々のアウトフィードケー ブルは、たった一つのリンクにアクセスすることしかできないが、但し、略全て のワークステーションで別々のボイスリンクとデータリンクが求められるので、 一対のリンクにアクセスするほうがもっと望ましく且つ好都合であることに間違 いないと思われ、本発明はこの必要性を簡単で効率的な方法で得ることができる 。必要に応じて、特定のワークステーションに別のリンクを供給する二つ以上の タップオフケーブル又はタップオフモジュールでもただ単に使うことによって、 同ワークステーションに別のリンクを設けることができるということが正しく認 識できるであろう。さらに、タップオフモジュールに付随するケーブルは十分に 小さくて撓みやすいので、所望により又は必要に応じて、このケーブルと同ケー ブルのタップオフプラグとを屈曲させてコネクタの片側のワークステーションに 差し込むことができるということが認識されるであろう。 また、壁パネルの構築と相互連結の他に、この壁パネルに付随する配電管であ ってこの通信システムを収容する配電管の敷設も、オフィスファーニチャ業界で 周知のとおり、多種多様な通常の構造にすることができるということも判るであ ろう。但し、例として限って言えば、上記パネルの例とその構造の例を説明する 、米国特許第4 060 294号、米国特許第4 080 366号、及び、 米国特許第4 277 123号(全部この譲受人が所有権を有する)に注目願 いたい。 次に、図45〜図56を参照すると、当該図面は、本発明のモジューラ通信シ ステムの複数の構造と変形を図示した概略平面図である。当該図面において、「 データ・ディストリビューション・アゼンブリ」という件は、モジューラ通信シ ステムのことであり、「データタップ」という件は、タップオフモジュールのこ とであり、「インライン」データタップは、このシステムの位置合わせした各モ ジュール中に直接接続するタップオフモジュールであり、「データ・ディストリ ビューション・セグメント」という件は、メインディストリビューションモジュ ールを指し、「クイックコネクタ」という件は、コネクタユニットのことであり 、「データフィード」という件はインフィードモジュールのことであり、「一方 向」データフィードは、テレコミュニケーションリンクがこのデータフィードか ら下流の一方向だけに突出するように端部又は箇所で接続可能であり、一方、「 二方向」データフィードは、選択した各テレコミュニケーションリンクがこのデ ータフィードから正反対方向に突出するようにこのシステムの長手中間で接続す る。また、前記図面においては、「データT」を参照すると、これは、前記ディ ストリビューションセグメントの一体部品として設けたコネクタであって、前記 データタップと協働するコネクタである。 図45〜図56に概略的に図示したモジューラにおいては、コネクタの他にタ ップとデータフィードも、全部、はめ込み形特性を各々所有するハウジングを設 けているので、二つの前記ハウジングを図面に示すように結合すると、一方のハ ウジングの凸部と凹部が夫々他方のハウジングの凹部と凸部に嵌合し、隣接する モジュール間の連結分離を迅速にするようになっている。かかる連結具は、人手 がかからない関係を形成すべく前記連結具が嵌合する方式を表したものであり、 この連結具自体、周知である。前記連結具、即ち、前記コネクタ、タップ、デー タフィードの各ハウジングに付随するはめ込み特性が、接触子の連結具に影響す ることはなく、前記接触子の連結具は、前述した接触子の連結具に略応じたもの にすることができる。但し、この場合、タップオフが、直接インラインに差し込 んだり、又は、別のデータTの中に差し込んだりするハウジング又はプラグ部を 有する場合、もはやコネクタがアクセスポートを設ける必要はない。 さらに留意すべきことは、図45〜図56に付随する回路図は、例示上、わず か六本のテレコミュニケーションリンク(即ち、データ経路)しか図示していな いが、当該リンクの数は、前述した変形に対して上述したような八本のリンクを 含めて、所望により変更可能であることが自明だということである。 持ち運びできるスペース区分式直立パネルで区画した壁システムに基づいて本 発明のモジューラ通信システムを上述したが、本発明のモジューラ通信システム は、他の構成要素、特に、ファーニチャ構成要素、と併用する重要な能力も有す るとともに、例えば、一続きの連結式机又は作業面で使用する場合に対応可能で あるということが正しく認識されるであろう。また、このモジューラ通信システ ムは、米国特許第5 236 370号に例示したビームタイプのスペース区分 式構造に使用する場合にも非常に望ましい。 また、1995年1月25日に出願した、発明者ハロルド・ウイルソン(Ha rold Wilson)とロス・ジョンソン(Ross Johnson)、 表題が「モジューラ・コミュニケーション・ケーブリング・システム」(”MO DULAR COMMUNICATION CABLING SYSTEM”) 、(代理人照会:ハワースケース164(Haworth Case164)) 、という同時係属米国出願第08/377 743号にも留意されたい。この後 者の同時係属出願の開示内容は、全部そのまま、引例によってここに記載するも のである。 この発明の特定の好適な実施例を例示目的で詳細に開示したが、この開示した 装置の改変は部品の再構築を含めて本発明の範囲内であるということが認識され るであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR ,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN 【要約の続き】 プオフさせて通信機器(即ち、電話及び/又はコンピュ ータ)に接続するように前記メイン通信モジュール(2 0)と協働するタップオフモジュール(22b、22 c)も含まれる。このタップオフモジュール(22b、 22c)は、選択した(各)リンクだけをワークステー ションでタップオフさせてアクセスできるようにする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 占有権又は独占権を請求するこの発明の実施態様は以下のように限定する。 1.複数の隣接するワークステーションを区画すべく相互連結した複数のスペ ース区分式直立壁パネルであって、前記複数のパネルは、主要なパネルの一続き を形成すべく全体的に前記複数のパネルの長手方向に端部同士を当接させて配設 した一続きのパネルから成るとともに、前記一続きの前記パネルは、前記パネル の長手方向に延出する配電管を前記パネル中に区画している、前記複数のスペー ス区分式直立壁パネルと、前記パネルに近設した各ワークステーションからテレ コミュニケーションリンクにアクセスする、前記配電管に内設したテレコミュニ ケーションケーブリング構造と、を含むオフィスファーニチャ構造において、 前記通信システムはモジューラ構造であるとともに、前記通信システムは、一 続きに結合した複数の長メインディストリビューションモジュールであって前記 一続きのパネルによって区画された前記配電管に貫設した前記複数の長メインデ ィストリビューションモジュールによって形成し、各々の前記メインディストリ ビューションモジュールは、マルチコンダクタ端子ユニットを各端部に有する長 中間ケーブルを具備するとともに、前記長中間ケーブルは、このケーブルの長手 方向に貫設した複数のマルチコンダクタテレコミュニケーションリンクであって 前記長中間ケーブルの両端に配設した前記端子ユニットまで達する前記複数のマ ルチコンダクタテレコミュニケーションリンクを形成し、各々の前記端子ユニッ トは、テレコミュニケーションリンクの数と一致する複数のコンダクタ接触子を 有し、 二つの前記ディストリビューションモジュールの隣接する端部に配設した前記 端子ユニットを、一方の端子ユニットの前記コンダクタ接触子が他方の端子ユニ ットの各コンダクタ接触子と夫々作動的に連通するように前記端子ユニット間に 一続きに係合させたコネクタユニットであって前記複数のマルチコンダクタテレ コミュニケーションリンクを前記通信システムに沿って長手方向に送信させる前 記コネクタユニットによって固定的に結合させ、 前記コネクタユニットの内の少なくとも一つが、前記端子ユニットの前記コン ダクタ接触子と連通するアクセス手段を有するタップオフモジュールであり、一 続きに接続した前記ディストリビューションモジュールに貫設した前記テレコミ ュニケーションリンクの内の少なくとも一つにアクセスするとともに、前記リン ク全部の数よりも少ない数までアクセスする一つのテレコミュニケーションリン クを形成し、 また、前記タップオフモジュールは、前記アクセス手段に接続して前記アクセ ス手段から突出したケーブルであって、前記ケーブルの他端に接続した差込口を 設けている前記ケーブルも具備するとともに、前記ケーブルは、前記アクセス手 段に連通した前記テレコミュニケーションリンクに前記差込口を接続するマルチ コンダクタテレコミュニケーションリンクを形成することを特徴とするモジュー ラ通信システム。 2.前記タップオフモジュールが専用であり、前記アクセス手段が前記テレコ ミュニケーションリンクの内の所定の一つに連通することを特徴とする、請求項 1に記載のモジューラ通信システム。 3.前記タップオフモジュールが切換可能であり、前記アクセス手段が前記テ レコミュニケーションリンクの内の選定した一つに連通することを特徴とする、 請求項1に記載のモジューラ通信システム。 4.各々のアクセス手段が2種類の専用テレコミュニケーションリンクにアク セスすることを特徴とする、請求項1に記載のモジューラ通信システム。 5.タップオフリンクがタップオフポイントの下流で死んだ状態になるように 前記アクセス手段が回路を遮断することを特徴とする、請求項1に記載のモジュ ーラ通信システム。 6.前記一続きに接続したディストリビューションモジュールに前記複数のテ レコミュニケーションリンクを供給する、前記端子ユニットの内の一つに接続し たインフィードモジュールを具備するとともに、前記インフィードモジュールが テレコミュニケーションクロゼットへの接続に適応させた遠隔端部を有すること を特徴とする、請求項5に記載のモジューラ通信システム。 7.前記インフィードモジュールは、一続きに接続した二つのディストリビュ ーションモジュールの隣接する端子ユニット間に一続きに接続したことを特徴と する、請求項6に記載のモジューラ通信システム。 8.前記一続きに接続したディストリビューションモジュールに前記複数のテ レコミュニケーションリンクを供給する、前記端子ユニットの内の一つに接続し たインフィードモジュールを具備するとともに、前記インフィードモジュールが テレコミュニケーションクロゼットへの接続に適応させた遠隔端部を有すること を特徴とする、請求項1に記載のモジューラ通信システム。 9.壁システムに近設した各ワークステーションからテレコミュニケーション リンクにアクセスすべく前記壁システムの配電管に内設するように適応させたテ レコミュニケーションケーブリング構造において、 前記通信システムは、モジューラ構造であるとともに、一続きに通じ合う複数 の長メインディストリビューションモジュールによって形成し、各々の前記メイ ンディストリビューションモジュールは、端子ユニットを各端部に有する長中間 ケーブルを具備するとともに、前記長中間ケーブルは、このケーブルの長手方向 に貫設した複数のマルチコンダクタテレコミュニケーションリンクであって前記 長中間ケーブルの両端に配設した前記マルチコンダクタ端子ユニットまで達する 前記複数のマルチコンダクタテレコミュニケーションリンクを形成し、各々の前 記端子ユニットは、テレコミュニケーションリンクの数と一致する複数のコンダ クタ接触子を有し、 二つの前記ディストリビューションモジュールの隣接する端部に配設した前記 端子ユニットを、一方の端子ユニットの前記コンダクタ接触子が他方の端子ユニ ットの各端子と夫々作動的に連通するように前記端子ユニット間に係合させたコ ネクタユニットであって前記複数のマルチコンダクタテレコミュニケーションリ ンクを前記通信システムに沿って長手方向に送信させる前記コネクタユニットに よって一続きに結合させ、 前記コネクタユニットの内の少なくとも一つが、前記端子ユニットの前記コン ダクタ接触子と連通するアクセス手段を有するタップオフモジュールであり、前 記一続きに接続したディストリビューションモジュールに貫設した前記テレコミ ュニケーションリンクの内の少なくとも一つにアクセスするとともに、前記リン ク全部の数よりも少ない数までアクセスする一つのテレコミュニケーションリン クを形成し、 また、前記タップオフモジュールは、前記アクセス手段に接続して前記アクセ ス手段から突出したケーブルであって、前記ケーブルの他端に接続した差込口を 設けている前記ケーブルも具備するとともに、前記ケーブルは、前記アクセス手 段に連通した前記テレコミュニケーションリンクに前記差込口を接続するマルチ コンダクタテレコミュニケーションリンクを形成することを特徴とするモジュー ラ通信システム。 10.前記タップオフモジュールが専用であり、前記アクセス手段が前記テレ コミュニケーションリンクの内の所定の一つに連通することを特徴とする、請求 項9に記載のモジューラ通信システム。 11.前記タップオフモジュールが切換可能であり、前記アクセス手段が前記 テレコミュニケーションリンクの内の選定した一つに連通することを特徴とする 、請求項9に記載のモジューラ通信システム。 12.各々のアクセス手段が2種類のテレコミュニケーションリンクにアクセ スすることを特徴とする、請求項9に記載のモジューラ通信システム。 13.タップオフリンクがタップオフポイントの下流で死んだ状態になるよう に前記アクセス手段が回路を遮断することを特徴とする、請求項9に記載のモジ ューラ通信システム。 14.前記一続きに接続したディストリビューションモジュールに前記複数の テレコミュニケーションリンクを供給する、前記端子ユニットの内の一つに接続 したインフィードモジュールを具備するとともに、前記インフィードモジュール がテレコミュニケーションクロゼットへの接続に適応させた遠隔端部を有するこ とを特徴とする、請求項13に記載のモジューラ通信システム。 15.前記インフィードモジュールは、一続きに接続した二つのディストリビ ューションモジュールの隣接する端子ユニット間に一続きに接続したことを特徴 とする、請求項14に記載のモジューラ通信システム。 16.前記一続きに接続したディストリビューションモジュールに前記複数の テレコミュニケーションリンクを供給する、前記端子ユニットの内の一つに接続 したインフィードモジュールを具備するとともに、前記インフィードモジュール がテレコミュニケーションクロゼットへの接続に適応させた遠隔端部を有するこ とを特徴とする、請求項9に記載のモジューラ通信システム。 17.複数の隣接するワークステーションを区画すべく相互連結した複数のス ペース区分式直立壁パネルであって、前記複数のパネルは、主要なパネルの一続 きを形成すべく全体的に前記複数のパネルの長手方向に端部同士を当接させて配 設した一続きのパネルから成るとともに、前記一続きの前記パネルは、前記パネ ルの長手方向に延出する配電管を前記パネル中に区画している、前記複数のスペ ース区分式直立壁パネルと、前記パネルに近設した各ワークステーションからテ レコミュニケーションリンクにアクセスする、前記配電管に内設したテレコミュ ニケーションケーブリング構造と、を含むオフィスファーニチャ構造において、 前記通信システムはモジューラ構造であるとともに、前記通信システムは、一 続きに結合した複数のメインディストリビューションモジュールであって前記一 続きのパネルによって区画された前記配電管に貫設した前記複数のメインディス トリビューションモジュールによって形成し、各々の前記メインディストリビュ ーションモジュールは、複数のマルチコンダクタテレコミュニケーションリンク を形成する中間ケーブルを具備するとともに、前記複数のマルチコンダクタテレ コミュニケーションリンクは、前記中間ケーブルの長手方向に貫設するとともに 、前記中間ケーブルの両端に配設した端子ユニットまで達し、 二つの前記ディストリビューションモジュールの隣接する端部に配設した前記 端子ユニットを、前記端子ユニットに係合するコネクタ手段であって前記複数の マルチコンダクタテレコミュニケーションリンクを前記通信システムに沿って長 手方向に送信させる前記コネクタ手段によって固定的に結合させ、 前記コネクタ手段は、前記通信システム上の選択したサイトで前記通信システ ムと連通するアクセス手段であって、前記ディストリビューションモジュールの 端から端まで延出する前記テレコミュニケーションリンクの内の少なくとも一つ にアクセスするとともに、前記リンク全部の数よりも少ない数までアクセスする アクセス手段と、前記アクセス手段に接続して前記アクセス手段から突出したケ ーブルであって前記ケーブルの他端に接続した差込口を設けている前記ケーブル と、を有するとともに、前記ケーブルは、前記アクセス手段に連通した前記テレ コミュニケーションリンクに前記差込口を接続するマルチコンダクタテレコミュ ニケーションリンクを形成し、 前記一続きに接続したディストリビューションモジュールに前記複数のテレコ ミュニケーションリンクを供給する、前記端子ユニットの内の一つに接続したイ ンフィードモジュールであって、テレコミュニケーションクロゼットへの接続に 適応させた遠隔端部を有する前記インフィードモジュールを具備することを特徴 とするモジューラ通信システム。 18.前記インフィードモジュールは、一続きに接続した二つのディストリビ ューションモジュールの隣接する端子ユニット間に一続きに接続したことを特徴 とする、請求項17に記載のモジューラ通信システム。 19.前記インフィードモジュールは、少なくとも二つの一続きに隣接するメ インディストリビューションモジュール間に接続するとともに、前記インフィー ドモジュールは、前記インフィードモジュールから下流の前記複数のメインディ ストリビューションモジュールの内の選択した隣接する一つに前記リンクの各々 を選択的にルート設定すべく切換可能であることを特徴とする、請求項17に記 載のモジューラ通信システム。 20.前記インフィードコネクタは、各々隣接するメインディストリビューシ ョンモジュールの前記通信リンクに対する回路パターンを形成すべく適応させた 基板を具備することを特徴とする、請求項19に記載のモジューラ通信システム 。
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