JPH11503353A - 多方向連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数の外形に配置可能な水平な作業面と、下部枠と垂直パネルまたは要素で主として構成されるモジュラー式の開放型事務室用などの、什器を組み立て互いに固定するための多方向連結装置。装置は、少なくとも一つの作業面（13）の下に位置づけられた少なくとも一つの水平平坦面を備えた中心部分（1）であって、前記中心部分（1）は作業面（13）の他の支持要素と係合している突起（2,3）が接続されている垂直表面、ならびに少なくとも一つの垂直要素（14）を支持するための持ち上げられた部分（7）で終わっている少なくとも一つの腕（4）を備えている。前記装置は作業面（13）の角に隣接している。

Description

【発明の詳細な説明】 多方向連結装置 本発明は、様々な事務机の態様を可能にする複数の組み合わせに従って配置す ることの出来る、主として水平な作業面、脚部とパネルまたは垂直要素によって 構成される、開放型事務室型の什器の部品の組立と固定のための多方向連結装置 に関するものである。 「開放型」と称される組立品の実現の問題の一つは、組み立てられる要素の数 が多く、組立と固定の方法が多数になり、その結果組み立て作業員の仕事が複雑 になることである。組立作業自体の上流側では、実現する形態と深く関わった、 固定システムの管理も重要な問題になる。 最近、前記開放型組立品における提示モジュールの数を減らして、指図とその 処理を単純化する傾向がある。しかし多方向への連結を含む、前記モジュールの 組立を実施する組立作業員の経験する問題は、それによってそれほど単純化され てはいない。接続するモジュールによって異なる、複数の面に水平な結合と、同 じく設置するモジュールの種類に左右され、その固定方法が必ずしも明確に区別 されず、間違いの発生源になったり、あるいは少なくとも組立の管理を複雑にす るような垂直の結合を管理しなければならないことに変わりはない。 これらの問題は主として、分離または接着できる完全なブロックの形で構成さ れ、少なくとも一つの水平天板と、それに対して必要に応じて分離パネル型の垂 直要素が付加される、脚部を含む開放型事務室のモジュールという通常の設計に よって発生する。従来の組立品において、これらのパネルはさらに前記水平天板 の有効表面内に直接固定されることになる。 この伝統的な種類の設計では、固定区域が倍増し、ときには構造的に無駄な要 素となり、見通しの良さと組立の単純さを得ることを不可能にし、最終的に、利 用可能な空間と表面の最適な利用が不可能になる。 例えば、フランス特許公報 FR-A-2 192 784に開示されたシステムは、使用し た オプションによって、複数個の組立形態を得ることを可能にする数多くの部品を 示している。例えば、特定の配置と、システムの部分を構成する多数の要素の中 から特定の選択によって、Ｃ、ＵまたはＩ字形の脚部を得ることが可能である。 この例において、一般的に在庫と組立の単純な管理と相容れない多数の異なる要 素があり、組立の組織自体も、少なくともいくつかの基礎的部品について統一性 を欠いている。それぞれの組立には、組立作業員には利用できる部品の優れた知 識を、また上流側では在庫の優れた管理が、要求される。くわえて、組立作業員 は特殊な工具をそろえ、組立の順序を間違ってはならない。 本発明は、前記モジュール相互の一体化機能をはじめとするが、それに限定さ れない、協同する開放型組立品のモジュールと関係した複数の機能を保証する部 品の使用によってこれらの不便を解消する。 本発明の部品または装置の第一の目的は、したがって、前記モジュールが展開 される面にほぼ対応する複数の方向に、互いにモジュールを一体化/固定するこ とである。 本発明のもう一つの目的は、単一の水平天板の縁の下に配置された、あるいは 二枚の隣接する天板の間に分配された脚部と協同することのできる連結装置であ って、それにも関わらず、いずれの場合にも水平天板に対して同じ仕方で位置づ けられたかかる装置を提案することである。 本発明のさらに別の目的は、前記天板の有効表面と垂直要素の間のいっさいの 直接の連結を避けるように、分離仕切壁型の垂直要素の位置づけと固定を可能に することである。 本発明の装置は二次的に、作業面を形成する天板に対して長手方向に延長し、 組立品にとっての安定装置を形成する、本発明による二つの連結装置を連結する 形鋼への固定も可能にする。 この連結装置は、したがって、組立を単純化し、モジュラー性を向上させ、と くに脚部の分配を可能にし、最後に、力学的応力を受ける重い垂直要素の設置を 可能にすることによって、開放型什器の要素の組立の分野で、いくつかの決定的 な利点を備えている。重い垂直要素は例えば、作業面に対して張出した収納格間 、または棚である。 このために、本発明による多方向連結装置は、一方では天板の他の支持要素と 協同するために備えられたピンと、他方では、少なくとも一つの垂直要素を支持 するために持ち上げられた支持台で終わっている少なくとも一つの腕が展開して いる垂直面を備えた中心支持台を備え、前記装置は作業面の角の近傍に位置づけ られる。 ピンの一つは小梁の中に嵌合する形鋼と協同するために備えられた長方形の形 状の小梁の形を取る。上記の形鋼がとくに安定装置の役割を果たす。好適な形態 によれば、前記形鋼は二つの要素の相対的位置を調節できる固定手段によって前 記小梁の上に固定できる。 この固定手段は、例えば、孔のどちらか一方が固定の前に相対的位置の調節を 可能にするように伸長させることのできる、形鋼の孔を貫通した後に小梁の孔の 中にねじ込むことができる少なくとも一つのネジから成る。 本発明による多方向連結要素の中央支持台から展開しているピンの一つは二重 で、その二本の枝部の一つ一つが、それが挿入されている、同一の形鋼と協同で きる。 問題の形鋼は、例えば、その上に前記天板が載置された、台板を形成する水平 な天板を支持する脚部の上部に位置する。 二本の枝部は異なる長さとし、固定される水平な天板の固定手段と協同するた めの孔を備えることができる。 枝部の一方、または二本を合わせたものは、前記形鋼と枝部の一方または両方 の孔と、同時に協同する少なくとも一つの固定突起を備えた水平天板を支える前 記形鋼の中に嵌合する。 中央支持台に連結された第三の要素、すなわち持ち上げられた支持台で終わっ ている腕は前記支持台の上面が作業面の上面とほぼ同じ高さになるように配置さ れる。 支持台の前記上面は起伏部を備え、もっと具体的には垂直のパネルあるいは収 納装置の支え小円柱型の垂直要素の設置を可能にする孔を備えている。 一つの可能性によれば、持ち上げられた支持台に到達する腕は二重で、垂直中 心面の両側に対称に展開する。 さらに好適には、持ち上げられた支持台を中心支持台に接続するそれぞれの腕 は曲がった形状である。 先に述べたごとく、この多方向連結部品によって得られる利点は大変大きなも のである、なぜならこの部品は以前は組み立てられる各種の要素に分散されてい た機能を集中させ、組立作業を単純化するからである。 以下に、本発明を付属の図面を参照してもっと詳細に説明する。 図１は本発明による連結装置の斜視図である。 図２は同じ装置の正面立面図である。 図３は図１と２に示した角の装置の対角線方向の変型の斜視図である。 図４は図３の装置の立面図である。 図５は前述の図の二つの変型の適用を示している。 図６は、組立中の、角装置を使用した完全な組立の側面図である。 図７は、組立の終わった、同じ図を示している。 図８は斜視図である。 図９は水平天板を備えた、垂直仕切のない、この同じ図を示している。 上に規定した異なる図は、そこからピン2,3と腕4が出ている中心支持台1を主 として含む、本発明による好適な態様を示している。 中心支持台1は、ピン2と3と同様に、角柱の形状である。図１と２に示した装 置の角版は脚部（図５，８）の上台板5と協同するための二重ピン3aと3bを備え ている。前記ピン3aと3b内に設けられた孔6a、6b、6cは、後で詳しく説明するご とく、作業面を形成する水平天板の突起と協同するために備えられている。二つ の異なる角版があり、右勝手と左勝手である。 すでに述べた要素に対して持ち上げられた支持台7は、一方では作業面に対し て垂直要素をずらし、他方では、単純に敷設された電気ケーブル通過を可能にす ることができる、曲げられた腕4で終わっている。したがって、水平天板が支持 台7を部分的に囲繞したときでも、ケーブルは前記天板と腕4の間を通過すること ができるが、それは曲げによる通路が残っているからである。この支持台7はさ らに、例えば、円錐形の柄を付けて一体化した、小円柱、パネル、などの種類の 前記垂直要素（図８参照）を受納するための孔8a、8b、8cも備えている。 図３と４は、対角線状の支持区域を備えるための、角版の変型を示している。 この対角線版はピン3は一本だが、二重の腕4a、4bと、二つの垂直な形鋼を一体 化するための二重のピン2a、2bも備えている。 ピン3が一本しかないのは、このような対角線区域内では、前記ピンが単一の 脚部の上に載置された台板5としか協同しないからである。逆に、以下に見るご とく、二重のピン3a、3bは、本発明による別の多方向連結装置と長手方向に分割 された、「半分」の台板5と協同することを可能にする。 図５は組立品の各種の要素の連接をもっとよく示している：この上面図は、さ らに前記脚部の方向を与える、脚部の上部、すなわち台板5をもっとよく示して いる。本発明による角装置ａと対角線装置ｄは形鋼9を前記ピン2,2bに固定する ときに位置調節の実施を可能にするように、ピン2,2bの細長い孔と協同する孔10 a、10bを備えた形鋼9を取り囲む。この固定は単なるボルト止めで実現できる。 台板5は、本発明の連結装置の支持台1の対応する垂直面に対する止めに当たり 、それらの端の孔11aから11dは前記装置の孔6aから6cまたは6dと心出しされてい る。水平な天板13の下に配置された突起12（図６参照）はこのようにして作られ た孔内に受納され、本発明の対象となる装置ではない、台板の内部の施錠装置に よって固定することができる。 図６と７は、上部要素、すなわち天板13と垂直仕切14の組立を示し、天板の心 出し/固定は突起12によって実現される。白い矢印は、それが表示されている全 ての図面において、組立の方向を示している。 組立品が脚部15の上に取り付けられたとき、本発明の連結装置の天板13と持ち 上げられた支持台7はほぼ同じ高さになる。したがって、垂直仕切14は前記天板1 3の上面の高さまで下降する。天板13は本発明の連結装置の中心支持台1上、ピン 2上に差し込まれた形鋼9上、および脚部の台板5上に載置される。 図８は前記要素のそれぞれの位置を正確にする取り付け段階の斜視図を示して いる。本発明の目的にもっと直接的に関係する要素を見やすくするために図示さ れていない、水平天板13だけが欠けている。ただし、図９には表示され、この図 にはさらに、前記天板13によって部分的に囲まれた、支持台7の露頭も示されて いる。 なお、角装置にはもちろん、形鋼9に対して垂直な垂直平面に対して対称な、 異なる二つの態様も含まれる。 図８は各種の要素の一体化の面で本発明によって得られるきわめて大きな利点 をよく示している。なぜなら、本発明のそれぞれの装置は、開放型事務室の設計 の際に見積もることが容易な、ピン内への差し込み、重力、応力などによる敷設 、などの実施が容易な手段を利用する、特定の数の可能な連結を含むからである 。 上記の説明全体はさらに、二枚の天板の間での脚部の共有、可能な複数の方向 内での垂直パネルの使用、などを可能にする、装置が可能にするモジュラー性も 明らかに示している。 しかしながら、この説明は本発明による多方向連結装置の推奨例を説明するこ とだけを目的としている。事実、それは一切本発明を制限するものとは見なされ ず、付属の請求の範囲によって発生した保護の領域に含まれる変型などを包含し ている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．多数の態様に従って配置することの出来る、主として水平な作業面、脚部 とパネルまたは垂直要素によって構成される、モジュラー式の開放型事務室型の 什器の部品の組立と一体化のための多方向連結装置であって、 少なくとも作業面13の下に位置づけられた、少なくとも一つの水平平坦表面を 備えた中心支持台1を有する装置において、 前記中心支持台1が一方では、作業面13の他の支持要素と協同するために備え られたピン2,3と、他方では、少なくとも一つの垂直要素14を支持するために持 ち上げられた支持台7で終わっている少なくとも一つの腕4が展開している垂直面 を備え、前記装置が作業面13の角の近傍に位置づけられる： ことを特徴とする装置。 ２．請求項１に記載の多方向連結装置において、 ピン2の一つが小梁2の中に嵌合する形材9と協同するために備えられた角柱の 形状の小梁の形を取る： ことを特徴とする装置。 ３．請求項２に記載の多方向連結装置において、 上記の形材9が二つの要素の間の相対的位置を調節できる固定手段によって前 記小梁の上に固定できる： ことを特徴とする装置。 ４．請求項３に記載の多方向連結装置において、 前記固定手段が、孔のいずれか一方が固定の前に相対的位置の調節を可能にす るように伸長させることのできる、形材の孔10a、10bを貫通した後に小梁の孔の 中にねじ込むことができる少なくとも一つのネジを有する： ことを特徴とする装置。 ５．前記いずれか一つの請求項に記載の多方向連結装置において、 ピン3の一つが二重で、二つの枝部3a、3bの一つ一つが、それが挿入されてい る、同一の形材5と協同できる： ことを特徴とする装置。 ６．請求項５に記載の多方向連結装置において、 二つの枝部3a、3bの長さが異なり、固定される水平天板13の固定手段と協同す るための孔6aから6cを備える： ことを特徴とする装置。 ７．請求項６に記載の多方向連結装置において、 枝部3の少なくとも一方が、前記形材5と孔6aから6dと同時に協同する少なくと も一つの固定突起12を備えた水平天板13を支える形材5の中に嵌合する： ことを特徴とする装置。 ８．前記いずれか一つの請求項に記載の多方向連結装置において、 持ち上げられた支持台7で終わっている腕4が前記支持台7の上面が水平天板13 の上面とほぼ同じ高さになるように配置される： ことを特徴とする装置。 ９．請求項８に記載の多方向連結装置において、 支持台７の前記上面が起伏部を備え、もっと具体的には垂直のパネル14あるい は収納装置の支え小円柱型の垂直要素の設置を可能にする孔8aから8cを備えてい る： ことを特徴とする装置。 10．請求項８と９のいずれか一つに記載の多方向連結装置において、 持ち上げられた支持台に到達する前記腕4が二重4a、4bで、垂直中心面の両側 に対称に展開する： ことを特徴とする装置。 11．請求項８から１０のいずれか一つに記載の多方向連結装置において、 持ち上げられた支持台7を中心支持台1に接続するそれぞれの腕4,4a、4bが曲が った形状であり、水平天板13と前記腕4,4a、4bの間に通路が配置されている： ことを特徴とする装置。