JPH11503237A - ガス画像化装置 - Google Patents

ガス画像化装置

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JPH11503237A
JPH11503237A JP8530327A JP53032796A JPH11503237A JP H11503237 A JPH11503237 A JP H11503237A JP 8530327 A JP8530327 A JP 8530327A JP 53032796 A JP53032796 A JP 53032796A JP H11503237 A JPH11503237 A JP H11503237A
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JP8530327A
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ムーア,ジェラルド
ハーパー,ブライアン,エム
ブラッドリー,ウィリアム,シー
ホーリー,ジェイムズ,ジー
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バカラック・インコーポレイテッド
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    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/35Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
    • G01N21/3504Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light for analysing gases, e.g. multi-gas analysis

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Abstract

(57)【要約】 リアルタイムで雲を遠隔的に可視化検出するための装置。特殊フィルタ(28)を備えた二帯域熱画像化赤外線ビデオカメラ(30)が、ガス雲を可視化する。画像処理を利用して、表示のために前記ガス雲情報を発生および彩色化する。前記ガス画像は、同じ場所に設置された可視光ビデオカメラによって提供されるバックグラウンド画像に重ね合せられる。

Description

【発明の詳細な説明】 ガス画像化装置 発明の背景 1. 発明の分野 本発明は赤外線放射検出、より詳しくは、ビデオ・ディスプレー上にガス雲を 可視化するための赤外線ビデオカメラとこれに関連づけられた処理システムに関 する。 2. 背景技術 現場作業者と一般人の安全と健康を確保するために、連続的モニタリングを必 要とする化学工程とシステムは、文字通り何千も存在する。化学物質は、一般に 、製造工程またはそのバルク流通(bulk distribution)中において、長期間保存 されたり、1つの地域の周りを移動されたり、コンテナからコンテナへと移送さ れたり、あるいは、長いパイプラインで輸送されたりする。残念ながら、化学物 質が、劣化するタンク又はパイプ中で保存されたり輸送されたりすることは、珍 しいことではない。化学物質が流出したり、周辺環境に事故によって放出される 可能性は、日ごとに高まっている。初期検出と、それに続く事故的流出および漏 出の追跡を行う一連のモニタ技術のみならず、化学プラント及び保管領域の日常 的モニタリングに対する明白な必要性が存在する。 現在のモニタリング技術は、ガスに関する限り、それ が大半のガスの最初の検出地点を超えて見えないまま遠隔地まで移動する能力が あるため、不適当なものとなる。風だけでも、ガス放出路の追跡を推測的な作業 にし、更に、その発生地点を疑わしいものとしてしまう可能性がある。必要なの は、漏出するガスを可視化し、人間の視覚のより優れた能力を用いて、位置と一 般的移動の測定を可能にする方法である。一旦、人間の目に見えるものにされる と、次に、モニタリング及び検出プロセスに役立つように、ガス画像を機械映像 などの自動処理にかける。 過去これまで、一般に熱画像化のガス検出への応用に多大な努力がなされてき た。ガス又は蒸気による赤外線放射の吸収または放出に基づく光学技術が、多年 にわたって開発されてきた。今日では、レーザ及び非レーザシステムを使用して 、ビーム路に沿った正確な濃度測定を行うことが可能である。しかしながら、ガ ス雲の画像、従って、ガス雲の動的挙動のリアルタイム表示を得るための実用的 なシステムは、ほとんど存在しない。 ガス測定用の現在の技術の1つは、後方散乱ガス画像化として知られているも ので、これは、情景のラスタ走査と照明のために、レーザと共に赤外線ビデオカ メラを使用する。レーザビームは、入射放射線に対して逆方向 にカメラの光学系を通過し、ガス雲の背後のバックグラウンド(地形、建物など )からの後方散乱放射線が、カメラによって検出される。ガスは、その吸収によ ってバックグラウンドに対して検出される。これらのシステムは、良好な感度と 信号対ノイズ比とを提供するものではある。しかしながら、それらはコンプレッ サ、液化冷媒のボトル、あるいは熱−電気冷却装置などの作動を必要とする別の 冷却源を必要とする冷却式赤外線ビデオカメラを使用する。冷却式カメラは、シ ステムのコストをかなり高騰させるのみならず、システムのメンテナンスを増大 させ、かつ、システムの可搬性を低下させる。更に、前記システムの活性要素で あるレーザの使用には様々な制限が課せられ、これによって、これらシステムの 全体的な有用性が大幅に制限される。レーザに一致する吸収特性を有するガス( たとえば、CO2、He−Ne等)しか検出することができないのである。必須 のレーザによって、更に、システムのコストと複雑性が増す。現在、これらのシ ステムの応用範囲は非常に広いものではなく、そして、恐らく、すべての中で最 大の欠点は、これらのシステムは、天空のバックグラウンドに対する画像化がで きない、ということである。米国特許第4,555,627号は、後方散乱ガス 画像化システムの一構成を示 している。 ガス、化学物質、その他を検出するためのその他のシステムは、たとえば、米 国特許第3,563,658号、第3,662,171号、第3,715,49 7号、第4,227,210号、第4,390,785号、第4,543,48 1号、第4,670,653号、第4,725,733号、第4,937,47 7号、第4,963,742号、第4,963,744号、第4,965,44 7号及び第4,967,276号に示されている。 所望の信号を高め、かつ、不要なノイズを除去するために、前記赤外線ビデオ カメラによって発生された出力信号を処理することは、珍しいことではない。従 来技術の処理は、一般に、赤外線ビデオカメラに本質的に存在する高いノイズレ ベルを制限する積分法および減法技術に限られていた。信号に存在するランダム なノイズの量を減らすには、従来、積分法が使用されてきた。しかしながら、積 分法の主な欠点は、これによって所望の信号のより迅速でより過渡的な特徴を可 視化することも、妨げられてしまうことにある。例えば、ガス雲の縁部と風に晒 された領域は、前記信号から効果的に積分することができる。ガス雲は移動する のに対して、バックグラウ ンドは移動しないという前提を使用して、画像における移動部分を静止部分から 分離するために、連続する複数フレームの相互減算も使用されてきた。減法の主 たる制限は、ガス雲が、しばしばあまりにもゆっくりと移動して、バックグラウ ンドに加えてガス雲も除去されてしまうことにある。そのフレームからフレーム への変化能力において、ノイズがガスに類似する場合には、減法のみではノイズ の減少に何の役にも立たない。 従来技術の主たる問題は、これらが、ガス画像化システムにおいて、ノイズか ら信号を分離するには不適当であることである。処理後において、ガス雲の不明 瞭な画像が可視化されるかもしれないが、しかし、これは正確で信頼性の高い検 出、特に、自動化方法による検出を可能にするには不十分である。従って、本発 明の課題は、より良好な信号対ノイズ比とより精度の高い、移動するガス雲の画 像とを提供する、赤外線ビデオカメラ等の出力に基づく改善された処理技術を提 供することにある。 本発明の別の課題は、移動するガス雲を正確かつ低コストで画像化するための 、パッシブタイプで、レーザに基づかない、好ましくは冷却式でない、赤外線ビ デオカメラ検出システムを提供することにある。 発明の要旨 従って、われわれは、バックグラウンド情景に対してガス雲の可視画像を発生 するための装置を開発した。この装置は、実質的に同じ情景を観察する、可視光 ビデオカメラと、パイロ電気ビデオカメラ等の赤外線ビデオカメラとを有するこ とが好ましい。前記赤外線カメラにはチョッパ・フィルタ(chopping filter)が取り付けられ、これは、前記赤外線ビデオカメラに対して2つ の異なる赤外線波長の放射線を通過させる第1及び第2バンドパスフィルタを交 互に提供する。前記第1バンドパスフィルタは、所定のガスに対して、測定用ま たは強吸収性赤外線波長の赤外放射線を通過させる。前記第2バンドパスフィル タは、前記所定のガスに対して参照(reference)もしくは弱吸収性赤 外線波長の赤外放射線を通過させる。前記装置は、更に、前記赤外線ビデオカメ ラの出力に応答して、ノイズを低減し、かつ、検出されたガス雲によって発生さ れた情報信号を高めるための画像プロセッサを有する。オーバレイ手段は、前記 可視光ビデオカメラからの出力を前記画像プロセッサからの出力と組み合わせ、 前記バックグラウンドの可視画像に重ね合わされた前記ガス雲の画像を表わす信 号を発生する。最後に、前記装置は、前記オーバ レイ手段によって発生された前記信号を表示するための、モニタ等の表示手段を 有する。 前記第2バンドパスフィルタの前記参照波長は、前記第1バンドパスフィルタ の前記測定用波長に近いことが望ましい。前記チョッパ・フィルタは、前記バン ドパスフィルタ領域を形成するため、その表面に物質を堆積させた薄い円形ウェ ハ等の、互いに分離した第1及び第2バンドパス領域を有する回転ディスクとす ることができる。前記バンドパス領域は、約180°の角度で互いに分離され、 入れ子状にされた、外側に傾斜されたアルキメデス渦巻き線として形成できる。 一好適実施形態において、前記チョッパ・フィルタは、以下の式、 NB(λM)=NB(λR) を満たし、 ここで、NBは前記バックグラウンドのスペクトル放射輝度、λMは前記測定用 波長、λRは前記参照波長である。この条件は、製造中において前記フィルタ領 域の密度を制御することによって達成できる。 好適な画像プロセッサは、前記赤外線ビデオカメラの少なくとも1つの先行出 力フレームを記憶するための記憶手段を有する。前記画像プロセッサは、更に、 前記赤 外線ビデオカメラの現出力フレームを、前記記憶手段の先行フレームと比較し、 これら現フレームと先行フレームとの間の差信号を発生する比較手段を有する。 前記画像プロセッサは、更に、前記比較手段からの前記差信号に応答して、特定 の画素が、この特定画素を含む包囲画素マトリクスにおける活性化画素の空間関 係に基づき、更に、活性化されるべきか否かを、各画素毎に決定する重畳(co nvolution)手段を有する。最後に、前記画像プロセッサは、前記重畳 手段によって発生された出力に応答して、画素が現在、フレームにおいて活性化 されており、かつ、所定の数の連続する先行フレームにおいて活性化されていた 場合にのみ、その画素を活性化する時間手段を有する。 前記画像プロセッサには、更に、前記比較手段からの前記差信号に応答して、 前記重畳手段に対して、特定のスレショルド・レベルを超える差信号のみを供給 するスレショルド手段を備えさせることができる。前記画像プロセッサには、更 に、前記赤外線ビデオカメラの出力に応答して、前記記憶手段に記憶すべき前記 フレームを供給する前で、かつ、前記現フレームを前記比較手段に供給する前に 、前記赤外線ビデオカメラの少なくとも2つのフレームを積分する積分手段を備 えさせることができ る。更に、前記画像プロセッサに、前記時間手段からの出力に応答して、フレー ム中のそれぞれの活性化画素を、前記フレームの持続時間を超える所定の時間維 持するための保持手段を備えさせることができる。前記画像プロセッサは、更に 、以下を設定するための制御手段を備えさせることができる。即ち、(1)前記 積分手段のフレーム積分速度、(2)前記記憶手段のフレーム記憶速度、(3) 前記スレショルド手段のスレショルド・レベル、(4)前記重畳手段において使 用される空間的フィルタ処理法、(5)前記時間手段において考慮される連続す る先行フレームの数、そして(6)前記保持手段の時間。 一好適実施形態において、前記重畳手段は、考慮対象の前記特定画素を含む、 たとえば、3x3アレイの画素等のnxnアレイの画素の空間関係を調べる。こ の好適実施形態において、フレーム中の前記特定画素は、前記画素アレイの内の 左側のコラムにおける3つの画素がそれぞれ活性化されている場合にのみ活性化 される。前記画像プロセッサは、更に、前記赤外線ビデオカメラ出力から前記赤 外線ビデオカメラまでのフィードバック・ループにおいて、前記赤外線ビデオカ メラのベースライン輝度レベルをモニタする全体映像平均化装置を備えることが できる。前記ベースライン輝度レベルからのなんら かのドリフトに応じて、前記全体映像平均化装置は、前記赤外線ビデオカメラの 全体の輝度レベルをほぼ一定レベルに維持するため、前記カメラの黒色レベルコ ントロールを調節する。好ましくは、前記ベースライン輝度レベルは、単数また は複数のフレームにおけるすべての画素の振幅値を加算し、その和を利用したフ レーム数で除算することによって発生される。 図面の簡単な説明 図1は本発明に利用される空間的画像化原理を示す概略図、 図2はパイロ電気ビディコン・カメラを備えた、本発明によるチョッパ・フィ ルタを使用した原理を示す概略図、 図3は本発明による好適なチョッパ・フィルタの平面図、 図4は図3に示したチョッパ・フィルタのプランク放射作用を示すグラフ、 図5は本発明に使用される前記好適画像プロセッサの概略図、 図6A及び図6Bは、図5の重畳ブロックにおいて行われる信号処理を示す概 略図、そして 図7は本発明による完全なガス画像化システムを示す概略図である。 好適実施形態の説明 本発明は、好ましくは、観察対象のガス雲の赤外線放射特性を検出するために パイロ電気赤外線ビデオカメラを使用する。前記パイロ電気ビデオカメラは、冷 媒を必要としないパッシブ・タイプで、比較的安価であり、ほとんどメンテナン スを必要とせず、多種多様な環境において長期間作動することができる。パイロ 電気ビデオカメラは、その面板上の検出素子であるパイロ電気結晶によって吸収 される光の強さ(optical power)の変化によって作動する。前記 パイロ電気ビデオカメラは、ラスタ走査される1つの大きなパイロ電気素子を有 するビディコン式のもの、あるいは、256x256アレイの別々のパイロ電気 素子を有する最近開発されたアレイ式のものとして提供可能である。このアレイ 式のものが、好適であるかもしれない。パイロ電気物質中の経時的温度変化が、 パイロ電気効果により、表面電荷の変化を引き起こす。この電荷をサンプリング することにより、前記物質の温度変化を測定できる。一次近似では、前記電荷信 号は前記物質の温度変化率に比例する。パイ ロ電気赤外線ビデオカメラの出力信号は、前記ビディコン式では、前記標的物質 を電子ビーム読み出しによってテレビジョン・ラスタで走査することにより発生 し、前記アレイ式のものでは、それぞれ別個の素子が別々の画素信号を発生する CCD読み出しにより発生する。 すべてのパイロ電気カメラは、大半の他のカメラと異なる1つ共通の特徴を有 する。その検出素子、即ち、前記パイロ電気物質への安定した流量の入射放射線 によって、前記検出素子が熱平衡に達する。このような条件下において、電荷が なくなるまで、即ち、出力信号がゼロになるまで、変位電流を通じた電荷の再分 布が起こる。一定の出力信号を提供するためには、前記放射線流量を調節しなけ ればならない。いくつかのパイロ電気カメラにおいては、カメラへの放射線を交 互に通過させて、カメラへ放射線が伝わることを停止させる回転チョッパを使用 することが一般的である。他のものでは、調節を提供するために情景を走査する 必要がある。ここに開示される構成においては、特別に設計された回転チョッパ ・フィルタが使用される。このチョッパ・フィルタは、前記パイロ電気検出素子 の固有の特徴を利用したものであり、以下、これについて詳述する。 本発明によれば、前記チョッパ・フィルタは、前記パ イロ電気赤外線ビデオカメラと専用画像プロセッサとの協働により、ガス雲の画 像を提供する。この画像は、通常の可視光ビデオ画像と組み合わされて、ガス雲 の実際のリアルタイム画像を提供する。前記ガス雲がプラント又はその他の設備 を通ってドリフトしている状態を見ることができる。このビデオ画像を、ビデオ カセットレコーダにとって後日、検討し、分析することができる。 本発明によって、ガスがフィルタ付きビデオカメラを使用して検出される原理 が、図1に示されている。ガス雲10は、天空、建物などとすることができる背 景物体12に対抗して見られる。背景温度TBとガス雲温度TGとの間に有効な温 度差が存在する限り、前記ガス雲による放射線の吸収または放出があり、ガス雲 は固有のスペクトル特性を有する。前記ガス雲は、放射線のある特性波長を吸収 するが他の波長を吸収しないため、スペクトルの不均衡状態を形成し、これを、 前記ガスの温度に関連する放射線と置換する。もしもカメラ14に、特定のガス の強い吸収性波長に一致するフィルタ16を備えさせれば、もしもガスが存在す ると急激なエネルギー変化が観察されるであろう。有効TB=TGである極端な場 合においてのみ、差信号が存在せず、ガスの画像化が妨げられる。しかし実際に は、特に工業用途においては、 かなりの温度差がほとんど必ず存在する。 十分なシステムにおいては、前記ガス画像化赤外線カメラ、可視光ビデオカメ ラと組み合わせられ、好ましくはこれらの両方がカメラ14に組み込まれて、両 方のビデオ信号が画像プロセッサ18に供給される。前記可視光ビデオカメラへ 伝わる放射線は、フィルタ16によって代表される特殊フィルタ処理を受けない 。後に詳述するように、前記赤外線ビデオカメラの出力信号はノイズを減らし、 それによって検出された画像を高める(enhance)ように処理される。前 記プロセッサ18は、その出力信号をモニタ20等に供給し、このモニタ20等 は、前記ガス雲を、前記可視光ビデオカメラからの白黒画像24に重ね合わされ た明るく彩色されたオーバレイ22として表示する。この要素の最終表示によっ て、前記ガス雲またはその漏出の位置、サイズ、方向および規模が、それが発生 したバックグラウンドを直接背景にして同定される。この正確な位置の同定によ って、前記漏出源が正確に位置特定されるとともに、前記ガス雲の拡散程度が示 される。 図2は、本システムの作動原則をより詳細に示す。前記ガス雲10によって放 射された赤外線エネルギは、レンズ26と、回転チョッパ・フィルタ28を通過 し、前 記パイロ電気カメラ内のパイロ電気検出器30(ビディコン管または検出素子ア レイ)に到達する。前記フィルタ28は、前記パイロ電気カメラ用のハウジング 内に収納されたモータ32によって制御された状態で回転される。この構成の1 つの利点は、標準的なパイロ電気赤外線ビデオカメラに備えられたon−off チョッパ・フィルタを容易に取り外し、これを本発明の前記チョッパ・フィルタ 28と交換することができることにある。前記パイロ電気検出器30によって発 生される信号は、その全体を参照番号34によって示す、標準式の同期、増幅お よび差信号処理を受け、前記パイロ電気カメラからの前記出力ビデオ信号を発生 させる。 一般的提案として、前記チョッパ・フィルタ28は、従来技術のチョッパと同 じ機能を提供するが、更にこれに加えて、波長特異性またはスペクトルフィルタ 処理を提供する。前記チョッパ・フィルタ28は、測定用波長と参照波長におけ る交互の走査を提供する2つの別々のフィルタ領域を有する。但し、交互のフィ ールドの反転からくるフリッカ処理の必要を含む、その他のチョッピングに対す るすべての考慮も払われる。前記チョッパ・フィルタ28は、特定のガスに対し て特異的に構成される。前記測定用波長としては、問題のガスに対する強吸 収性赤外線波長が選択される。前記参照波長としては、問題のガスに対する弱吸 収性赤外線波長で、かつ、好ましくは、前記測定用波長に近いものが選択される 。更に、前記フィルタ28には、前記測定用および参照波長に対して同調された 交互バンドパスフィルタ領域が設けられる。前記2つの異なる波長での放射線の 透過によって、前記パイロ電気カメラの作動に必要な差信号が作り出される。前 記測定用波長と参照波長との間の好適な近似性によって、問題のガスとは無関係 の、環境からの大きな温度差を有する対象物からの画像化を最小限にすることが できる。前記チョッパ・フィルタ28の前記2つの異なるフィルタ領域が、図2 において領域A、Bとして示されている。 前記チョッパ・フィルタの一好適構成が、図3に示されている。このフィルタ は、シリコン又はその他の半導体物質からなる、薄い円形のウェハ又は基板で、 約180°の角度で互いに分離された一対の入れ子状にされた、外側に傾斜した アルキメデス渦巻き線とも称される、陰陽形状の2つの別々のフィルタ部を有す る。これらのフィルタは、特定の厚みのある種の材料からなる複数の層を、基板 上に蒸着させて所望の波長のバンドパスフィルタを形成する公知の蒸着技術によ って構成される。一方のフ ィルタ領域は、前記測定用波長の放射線を通過させるように構成されており、他 方のフィルタ領域は、前記参照波長の放射線を通過させるように構成されている 。前記ツイン螺旋形状は、前記パイロ電気赤外線カメラの熱画像化材を横切る所 望の上端および下端部のワイピング(wiping)を容易にするのに有利であ る。(前記フィルタに対する検出器の位置は、図3中において、参照番号36に よって示されている)。このワイピング作用は、前記管に情報の変化を誘発する のと同じ理由によって、標準式チョッパのそれと同じである。このチョッパ・フ ィルタ28の形状は、パイロ電気ビディコン・カメラ式における電子走査ビーム は、先ず1つの波長を追跡し、次に別の波長を追跡する必要があることからも、 好ましい。前記チョッパ・フィルタ28の回転周波数は、前記パイロ電気カメラ の走査速度によって決まる。各フィールド走査に対して、電子ビームは1つの波 長による信号を読み取らなければならない。前記フィルタ28の形状は、確実に これらの条件が満たされるようにするものである。 上述したチョッパ・フィルタ28をパイロ電気カメラに取り付けると、このカ メラは、それが特定の波長における変化に対してのみ反応する点において、分光 光度計 として機能する。この波長感度は、選択されたガスを検出する本発明の能力の中 心部をなす。前記パイロ電気カメラは、赤外線領域における前記差吸収または放 出を測定することによって、特定のガスの存在を検出する。最初の一方のフィル タ画像が前記撮像管に対して露出され、次に他方の画像が露出される。このプロ セスは、前記ガス画像を、通常のビデオモニタ上で見ることが可能な、リアルタ イムのビデオ画像として伝送するのに十分に早い速度で繰り返される。もしも前 記2つのフィルタが適切にマッチングされ、バックグラウンドに放射率差または 熱差が無い場合には、何も見えない。これは、2つのフィルタ情景間に全く変化 が無く、従って差信号が無いためである。どの特定の波長が各ガスに対して特徴 的なものであるかを知ることによって、2つのフィルタ領域を、一方が前記ガス のピーク吸収波長で、他方が影響されない波長となるように容易に構成すること ができる。 前記チョッパ・フィルタ28は、物理的および光学的に厳密な許容誤差で製造 されるべきである。その機械的バランスは、振動を最小限にするために、可能な 限り完全に近いものでなければならない。前記両フィルタ領域の光学密度は、ガ スが存在しない時にエネルギが相殺され、前記検出器からの出力がネットでゼロ となるように 設定される。これは重要である、というのは、これら2つのフィルタ領域の波長 は、図4に示されるように、黒体曲線上において異なった位置にあり、互いに同 じエネルギであることができないためである。前記黒体曲線の効果を最小限にす るため、1つの領域の密度を他方の領域の密度に対して注意深く調節すべきであ る。 前記チョッパ・フィルタ28の作動と要件とは、数学的にも記載することがで きる。温度TGのガスと温度TBのバックグラウンドの両方を含む前記情景のスペ クトル放射輝度は、次式によって与えられる。 (1) N(λ,T)=NG(1-e- αCL)+NB e- αCL ここに、Nは前記バックグラウンドのスペクトル放射輝度であり、G及びBはそ れぞれ前記ガスとバックグラウンドとを指し、αは吸収係数、Cはガス濃度、そ してLはガス雲の長さである。上記式(1)において、大気の吸収は無視されて いる。前記式(1)の第1項は、バックグラウンドから吸収された量を再放射す るガスのスペクトル放射輝度である。式(1)の第2項は、前記ガスによる吸収 後のバックグラウンドのスペクトル放射輝度である。 上述したように、前記チョッパ・フィルタ28のフィルタ領域の透過は、それ ぞれ、前記ガスによって吸収さ れる測定用波長と、前記ガスによって吸収されない参照波長とにピークを形成す る。前記赤外線カメラは、スペクトル放射輝度における差に反応するため、次の 関連式が導かれる、即ち、 (2) ΔN=NGM)-NBB)+[NBM)-NGR)]e- αCL ここに、λMは前記特定のチョッパ・フィルタの前記測定用波長、λRは前記参 照波長である。 コントラストは、前記標的放射輝度とバックグラウンド放射輝度との差を、こ れら両放射輝度の和で除したものである。本発明のチョッパ・フィルタにおいて 、前記コントラストRは次によって与えられる、 前記ガスとバックグラウンドとの間の有効温度差がゼロであるとき、即ち、NG (λM)=NB(λM)とNG(λM)=NB(λR)であるとき、R=0である。高 ガス濃度の場合には、e- αCL=0のとき、コントラストは次によって与えられ る、 このコントラストは、NB(λM)=NB(λR)とすることによって最大化される 。この効果は、再び図4を参照 して、前記フィルタ領域の透過を前記2つの波長におけるプランク関数による差 を許容するように調節することによって達成可能である。これは、特定の温度に 関してのみ正確に達成することが可能であるが、前記温度依存は、放射輝度にお ける有効な同等性が、中程度範囲の温度にわたって達成可能であるようになって いる。 図1に示すビデオ画像プロセッサ18は、前記赤外線ビデオカメラの出力画像 を高めて、かつ、前記システムにおいて発生する不可避的ノイズを抑えるために 使用される。本発明のシステムのような、すべての検出器および増幅器は、その ような高感度作動に必要な高利得で作動されたとき、かなりのノイズを示す。目 標は、信号とノイズとの間の差を特徴づけて、特に不要なノイズが1,000又 はそれ以上の倍率で所望の信号を超えるときに、その所望の信号を取り出すこと にある。この取り出しプロセスは、ノイズに関して何が一定で、信号に関して何 が一定であるかを識別することによって達成される。信号の固有で既知の属性を 、信号からノイズを篩い分けるための識別子として使用する。ガスの存在下で画 像化する際、赤外線ビデオカメラからの信号は、カメラの出力信号からノイズを 取り除くのに利用可能な、そのようないくつかの属性を有する。前記画像プロセ ッサに おけるコンピュータ化処理によって、非常に劣悪な信号対ノイズ比条件下におい ても、鮮明でくっきりとした画像を作り出すことができる。 本システムに使用される第1の識別子は、ガス雲の不常時変化または常時移動 であり、その境界は常時、流動状態にある。この常時変化は、複数の画像フレー ムを互いに減算することによって検出することができる。フレームを互いに減算 すると、変化していないものは何も残らず、変化のみが余る。この操作は、これ によって、画像中におけるバックグラウンド物体によるすべての固定パターンノ イズ又は差信号が除去されるため、画像処理において非常に有用である。前記赤 外線ビデオカメラの目的は、ガス雲のみを画像化することにあるので、すべての バックグラウンド物体はノイズとみなされる。この処理工程の後、ガス雲とラン ダムなノイズのみが映像中に残る。これは、後の工程において処理すべき情報の 大幅な削減である。 流動ガスのもう1つの特徴は、それがグループ化または「小塊性(blobb y nature)」的特徴、あるいは、一旦可視化されると、「雲状」と称す ることが可能な外観を有していることである。このことは、本質的に、ガス雲の 境界は常時変化しているものの、その 内部は比較的一定であるということを意味する。従って、それは内部領域におい て連続的であり、この特徴によって検出することができる。他方、ランダムノイ ズは、非連続的挙動の性質を有し、ある瞬間から次の瞬間にランダムに変化する 。複数の処理工程は、ガスのこのような雲的性質を利用する。 本システムにおいて使用される前記好適画像プロセッサの詳細が、図5に示さ れている。上述したように、白黒ビデオカメラ40等の従来式可視光ビデオカメ ラが、赤外線ビデオカメラ42と、同じ位置、又はその近傍に配置されているこ とが好ましい。これらのビデオカメラ40,42の物理的構成、例えば、2つの ビデオカメラ40,42が実質的に同じ情景を映し出す限り、これらのカメラを 互いに分離したり、これらのカメラがレンズとビーム・スプリット構成を共用し たりすることを含む構成が可能である。前記情景の可視画像を表わす、前記白黒 ビデオカメラ40によって発生された出力信号は、前記赤外線カメラ出力信号が 、後述するように、処理された後、前記白黒ビデオカメラ40の出力信号を赤外 線カメラ42の出力信号と組み合わせる画像オーバーレイ44に直接供給される 。前記白黒カメラ40と前記赤外線カメラ42とからの組み合わせ出力信号は、 次に、前 記両カメラによって観察されたバックグラウンド情景上に重ね合わせられた、前 記ガス雲の所望の画像を提供するカラービデオモニタ46に供給される。一好適 実施形態において、前記ガス雲は、白黒バックグラウンド画像上に重ね合わせら れた赤色または明色のカラー画像として示される。この構成は、ガス雲の位置、 サイズ、及び移動を容易に検出するための、鮮明でくっきりとした画像を前記モ ニタ46上に提供する。 前記プロセッサは、好ましくは、高速デジタル・コンピュータと協働で作動す るプリント配線基板上に含まれているので、前記赤外線カメラ42によって発生 される出力信号は、先ず、A/Dコンバータ48によってデジタル化される。こ のコンバータ48の出力は、デジタル化256x256画素のアレイである。 高感度ガス・カメラを非常に高い利得で作動させ、その結果得られる映像を経 時的に比較する結果、非常にわずかなドリフトによっても大きく誤った結果とな る可能性がある。これらのドリフトは、前記赤外線カメラ42が晒される温度範 囲と時間とにわたって避けることはほとんど不可能である。この問題を解決する ために、本システムは、前記カメラを時間にわたって安定化させる一種の自動補 正を備えている。図5に示すように、前記 A/Dコンバータ48の出力は、全体映像平均化ブロック50を介して赤外線カ メラ42にフィードバックされている。この全体映像平均化ブロック50は、ベ ースラインが測定可能となるように、全体映像平均を算出するように機能する。 前記カメラの安定性は、前記赤外線カメラ42に黒レベル制御入力を使用するこ とによって、リアルタイムで維持される。基本的に、前記全体映像平均化ブロッ ク50は、全体の映像輝度レベルをモニタする手段として機能する。それは、各 ビデオフィールド内のすべての画素の振幅値を加算して、この和を、この和を得 るのに使用したフィールドの数で除することによって作用する。前記全体映像平 均化ブロック50は、本発明において、ガスの存在により、このガスの導入以前 の値よりも前記和が高い又は低い値となる点において有用である。 前記全体映像平均化ブロック50は、前記赤外線カメラ42を詳細に経時的に 制御する、赤外線カメラ42の黒レベルのサーボ・ループでのコンピュータ化制 御であると定義できる。黒レベルに何らかのドリフトがあった場合、これは、前 記全体映像平均化ブロック50中の積分回路によって即座に検出され、その出力 が前記赤外線カメラ42の黒レベル制御回路にフィードバックされた D/Aコンバータによって修正される。赤外線カメラ42の黒色レベルの制御の 重要性は、以前に採取された1つの画像から複数の画像フレームを減じることが 可能なことにある。この操作により、連続する複数フレームの相互減算によって 完全に失われてしまう最もゆっくりした特徴に対しても、極めて高い感度を得る ことが可能となる。もしも赤外線カメラ42の自然ドリフトがチェックされない まま残ったならば、ガス雲に関する重要な情報が見過ごされしまうかもしれない 。というのは、過去の画像と現在の画像との間の差は、常に、前記カメラドリフ ト自身からのものである場合にのみ重要であるからである。 前記アナログーデジタル・コンバータ48の出力信号は、次に、更なる処理が 行われる前に、2つ又はそれ以上の連続するフレームを積分する積分器52に供 給される。ノイズはランダムな事象であるので、積分によってこれを減少させる 。前記積分器52の出力は、後続の入力フレームが比較される1つの選択された 過去のリファレンスフレームを保持するデュアル・フレーム記憶装置54に供給 される。 上述したように、本発明の1つの基本コンセプトは、フレームの減算によって ガス雲の必要な移動データが得 られることである。図5に示すように、前記積分器52の出力は、更に、差ブロ ック56にも供給され、前記デュアル・フレーム記憶装置54の出力は、前記差 ブロック56に供給される。前記差ブロック56は、各フレーム毎に、前記積分 器52から供給された現在の検出信号を、前記デュアル・フレーム記憶装置52 中の記憶された過去の参照信号から減算する機能を有する。 前記差ブロック56の出力は、この差ブロック56の出力をプリセットされた スレショルド(閾値)レベルと比較するスレショルド検出器58に供給される。 このスレショルド検出器58は、どの大きさの差検出が重要で、その後の処理の 為の有効なガス雲信号とみなされるべきかを決定する。 前記画像プロセッサが分離しようと試みている、前記ガス雲を表わす信号は、 この信号に伴うノイズが有していないある種の一貫性によって表わされる。これ らの一貫性は、空間と時間との両方に関して存在する。これらの一貫性に同調す るプロセッサを構成することにより、所望の信号を、この信号をほとんど損失す ることなく、ノイズからほとんど完全に分離することができる。ガス雲のこれら の一貫性を利用するために、前記スレショルド検出器58の出力は、前記信号に 対して空間的フィル ター処理を行う重畳ブロック60に供給される。次に、この重畳ブロック60の 出力は、前記信号の時間処理のための時間連続(temporal conti guous)ブロック62に供給される。 重畳ブロック60で行われる前記空間的フィルター処理は、ガスが、通常、1 つのグループ又はブロック状態に集合している、という原理に基づくものであり 、これによって、高い空間密度の領域にフィルタ処理をすることが可能となる。 本発明においてこれを達成するために、グループ化された領域およびある種の空 間形状のグループを検出するために、各フレームにおいて画像のすべての領域に わたって、3x3画素の領域を掃引(スイープ)する。所望の空間特性を検出す るのに利用可能な方法には、様々なものがある。1つの方法は、この9画素領域 中の活性化またはファイア(fired)された画素の数を数える方法である。 例えば、9個の画素内ファィアされた画素が5又は6である高いカウント値は、 小塊またはガス雲を示す。別の技術においては、単にファイアされた画素のカウ ント値に頼るのではなく、前記3x3画素領域内における特定の形状を求める。 例えば、縦コラムを示す前記ブロック中の3つの画素を求めることができる。こ の技術によれば、前記フレームの生成に伴う ラスタ走査において、おおむね水平方向の現象であるノイズに対する感度を低く しながら、高い感度でより低いカウント値とすることが可能になる。ノイズが発 生したとき、これは、リンギング(ringing)やその他の透過ラインタイ プの効果によって、互いに隣接する1つのライン上の複数の画素が関係している 可能性が高い。このタイプのノイズ産物(noise artifact)は、 ライン間の時間間隔が長いため、近接するラスタ・ラインで現れることは決して ない。 前記重畳ブロック60での空間的フィルタ処理を行う好適方法が、図6A及び 6Bに示されている。図6A及び6Bにおいて、小さな白丸は前記画素アレイ中 のファイアされていない画素を表わし、黒丸は前記プロセッサの前の工程を満た す活性化またはファイアされた画素を表わしている。実線の正方形が、3x3ア レイの画素の周囲に描かれている。このブロック中の画素の1つ、例えば、上左 隅の画素をファイアすべきか否かを決定するために、前記重畳ブロック60は、 包囲破線矩形によって示す、左端のコラムを調べる。本発明において設定される 判定基準では、前記3x3画素アレイの最左側コラム内の3つの縦方向の画素が すべて活性またはファイアされた状態である場合のみ、重大な、又はガスに関連 す る事象が発生したものとみなされる。図6Aに示すように、前記左端縦コラム内 の画素の1つだけがファィアされている。これによって、前記ブロックの上左隅 画素は、前記重畳プロセッサ60における空間的フィルタ処理後において、ファ ィア又は活性化されないままである。この例では、前記3x3画素アレイの前記 上左隅画素は見てないけれども、このアレイ中の画素のいずれかのファイアリン グの判定は、前記左端縦コラムによって使用可能である。前記3x3アレイ内の 同じ画素が、後続のすべての評価に使用されることだけが重要である。図6Aに 示す3x3画素アレイにおいて、前記左端コラムは、その画素の3つ全部が活性 化またはファィアされている。これによって、この3x3アレイの上左端画素が ファィアされる。 前記時間連続ブロック62において行われる時間的処理は、それが、時間的で はなく、空間的な画素のグループ化に応答する点を除いて、前記空間的処理と類 似している。その基礎となる理論は、ガス雲に関連する画素が、それらがもし真 のガス信号であるならば、一定時間連続して存在するはずであり、もしもノイズ から発生したものであればそうでない、ということである。前記時間連続ブロッ ク62での処理によって、もしも前の処理工程 がある数の先行フレームにおいて事象が発生したと判断した場合にのみ、特定の フレームにおける特定の画素をファィアする。もしも前記所望の数のフレームに おいて事象が発生した場合にのみ、前記特定の画素が更なる処理のためにファイ アされる。 前記時間連続ブロック62からの出力は、次に、それぞれの画素を特定時間フ ァイア状態または活性化状態に維持する保持装置64に供給される。ファイア信 号は、一旦検出されると、ときに、連続的でスムースな表示を提供しないことが 分かった。その代わりに、ディスプレーはまばらでしみだらけの出力を示した。 この視覚的欠点は、表示を複数の連続するビデオ・フレーム間隔にわたって効果 的に延長する前記保持装置64を追加することによって解決される。この特徴は 、前記ディスプレーの外観の改善の目的のみで使用され、前の処理工程で発生し た信号の取り出しには影響しない。前記時間連続ブロック62の出力は、「事象 」の発生、または、前記処理要件のすべてを満たすファイア画素を記録する事象 カウンタ66にも供給される。 基本的に、前記赤外線カメラ42からの出力信号の処理の最終結果である、前 記保持装置64の出力は、前記画像オバーレイ44に直接供給される。前述した ように、 前記画像オバーレイ44は、前記赤外線カメラ42からの処理済み出力を、前記 白黒カメラ40からの出力信号と組み合わせ、この組み合わせ信号を前記モニタ 46に供給する。 前記積分器52、デュアル・フレーム記憶装置54、スレショルド検出器58 、重畳ブロック60、時間連続ブロック62、そして前記保持装置64のそれぞ れ制御は、遠隔または近接コントロールパネル68等上において互い関連づけら れている。積分コントロール70は、1フレームから9フレーム又はそれ以上に 設定可能である。但し、適切な処理のためには、より少ないフレームが必要であ ることが判っている。速度コントロール72は、どのような頻度でリファレンス ・フレームを前記デュアル・フレーム記憶装置54に記憶するかを設定するのに 使用される。この速度は、毎フレームにつき1回といった高い頻度に設定するこ とが可能である。但し、そのような急速な設定ではドリフト等のより長期的な効 果が除外されてしまう。前記速度をより遅い速度に設定すれば、より長い間隔で の更新のためには、長期的変化が除外されず、わずかな量のゆっくりと形成され るガスでも検出可能となることから、前記システムは極めて高感度となる。 一旦処理が始まると、操作者は前記スレショルド・レベルを、前記スレショル ド・ブロック58に対してある信号レベルを供給するポテンショメータとするこ とができる、スレショルド・コントロール74によって調節することができる。 前記スレショルド・コントロール74によって設定されるスレショルド・レベル は、前記差画像データが重要なものとして認識可能となる値を表わし、これは、 映像を飽和させない範囲において、可能な限り低く設定されるべきである。前記 システムの画素振幅解像度は256ビットであり、これが類似の解像度の画素か ら減算されて差値が発生される。前記スレショルド・コントロール74の値をよ り低い数に設定することにより、対応する画素間のほとんどどのような差でも検 出することができる。同様に、前記積分コントロール70は、画像におけるノイ ズを減らすために作動中に設定可能である。 前記コントロールパネル68上の核コントロール76は、信号に対して行うべ き処理を様々な所定の空間的フィルタ処理から選択するのに使用される。これら 種々のオプションのいくつかについては既に上述しており、好適な空間的フィル タ処理は、3x3画素アレイの左端縦コラムの3つのファイア画素の存在であっ た。この 3x3アレイは、これがガス雲の検出において良好な結果を達成しながら、コン ピュータの処理速度とメモリとに無理な要求をしないために選択された。4x4 ,5x5等のより大きな画素アレイも使用可能であり、更に、ファイア画素の他 のパターンおよび/又は組み合わせも使用可能である。これらの様々な選択され たオプションは、コンピュータにプログラムされて、前記核コントロール76に よって選択される。 同様に、重要な事象を示すために前記時間連続ブロック62において使用され るフレーム数も、前記走査コントロール78によって設定可能である。1つの短 い、あるいは16又はそれ以上の長い画素列のファイア画素に対して応答するこ とができる。約8個の連続したフレームにわたって行われる時間連続テストが、 ガス雲の検出にとって満足すべきものであることが判っている。16の画素の列 よりも長い期間にわたって発生する応答に基づいて決定を下すことも可能ではあ るが、この方法は、その他の点においては有効な信号において、ホール又は非フ ァイア画素が発生される極端なノイズ状況においてのみ有用であるかもしれない 。最後に、前記保持装置64の期間を設定するのに崩壊コントロール80が使用 される。 本発明は、図7に示す完全なシステムに容易に組み込むことができる。前記白 黒カメラ40と赤外線カメラ42とによって発生されたビデオ信号は、図5を参 照して上述したように、コンピュータ化ビデオ・プロセッサ90に直接供給され る。更に、フィールド操作コントロールパネル92を使用して、前記ビデオ・プ ロセッサ90に対するパラメータを設定するとともに、それに対してデータ及び その他の情報を供給することができる。前記コンピュータ化ビデオ・プロセッサ 90によって発生された出力信号は、更なる分析のために検出された信号を記録 するための、ビデオカセットレコーダ等をも取り付け、又はそれと関連づけるこ とが可能な表示モニタ94に直接供給される。更に、前記ビデオ・プロセッサ9 0の出力信号は、特に無人モニタが使用される場合、データの記憶と後の分析の ために遠隔コントロール・コンピュータ96に直接供給することができる。前記 システムは、又、ある種の状態が検出されたとき、はっきりと示すための自動ア ラーム等を備えさせることも可能である。 上述したシステムは、通常の労働環境における有毒ガスやその他のガスの放出 を画像化することが可能なパッシブ式カメラ・システムである。現在、前記シス テムは、 50ppm−メータの範囲の感度で、約5℃の温度差に対して画像化する能力を 達成している。加熱または冷却されたバックグラウンド物体に対しては、1pp m−メータの感度が達成されている。 上述したシステムは、不可視ガスを画像化するのに好適な構成ではあるが、前 述したビデオ画像プロセッサは、赤外線ビデオカメラ無しで、前記プロセッサと ともに白黒ビデオカメラを使用することによって、蒸気、煙などの可視ガスの雲 を画像化するのにも使用可能である。更に、前記画像プロセッサは、その入力ア パチャーにわたって固定されたフィルタを有する、冷却式赤外線ビデオカメラと 組み合わせることができる。そのようなシステムにおいても、上述した処理のす べての利点を利用することができるであろう。全体として、このシステムにおい ては、非冷却式のパイロ電気赤外線ビデオカメラを、前記特殊設計されたチョッ パ・フィルタと使用することが好ましいが、本発明のプロセッサの利点は、それ を、他の赤外線ビデオカメラと使用することによっても得られるであろう。更に 、前記チョッパ・フィルタは、光子検出アレイ等の非パイロ電気赤外線カメラと も使用可能であるが、本システムは、差信号を発生するために、異なるフィルタ 領域によって発生された信号を減算する必 要があるであろう。この差信号の発生または波帯域の比較は、パイロ電気赤外線 ビデオカメラにおいて自動的に行われる。更に、本発明は、パイロ電気赤外線ビ デオカメラとチョッパ・フィルタのみならず、その他のいかなるビデオ・プロセ ッサとの組み合わせ使用も予期するものである。 以上、本発明の現在における好適実施形態について記載したが、本発明は添付 の請求の範囲内においてその他の方法でも実施可能であると理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラッドリー,ウィリアム,シー アメリカ合衆国 ノース・カロライナ 28056 ガストニア アイリス・ドライブ 1014 (72)発明者 ホーリー,ジェイムズ,ジー アメリカ合衆国 カリフォルニア 95129 サン・ホセ ドニントン・ドライブ 1218

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. バックグラウンド情景に対してガス雲の可視画像を発生する装置であって 、前記装置は以下を有する、 a.情景の可視光ビデオ画像を得るための可視光ビデオカメラ手段、 b.この可視光ビデオカメラ手段と実質的に同じ情景の赤外線ビデオ画像を 得るための赤外線ビデオカメラ手段、 c.この赤外線ビデオカメラ手段と関連づけられて、この赤外線ビデオカメ ラ手段に対して2つの異なる赤外線波長の放射線を通過させるバンドパスフィル タを交互に提供するチョッパ・フィルタであって、前記バンドパスフィルタの第 1のものは、特定のガスに対して強吸収性赤外線波長の放射線を通過させ、前記 バンドパスフィルタの第2のものは、前記特定ガスに対して弱吸収性赤外線波長 の放射線を通過させる、 d.前記赤外線ビデオカメラ手段からの出力に応答して、その中に本来的に 存在するノイズを低減するとともに、検出されたガス雲によって、その内部で発 生された情報信号を高める画像プロセッサ手段であって、前記画像プロセッサ手 段は以下を有する、 i.前記赤外線ビデオカメラ手段の少なくとも1 つの先行出力フレームを記憶する記憶手段、 ii.前記赤外線ビデオカメラ手段の現出力フレームを、前記記憶手段内 の先行フレームと比較し、前記現フレームと前記先行フレームとの間の差信号を 発生する比較手段、 iii.この比較手段からの前記差信号に応答して、各フレームに対して 各画素単位で、特定の画素を、この特定画素を含む、画素の包囲マトリクス中に おける活性化画素の空間的関係に基づき、更に活性化させるか否かを決定する重 畳手段、そして iv.この重畳手段によって発生される出力に応答して、もしその画素が 前記現フレーム中において活性化されており、かつ、前記画素が特定の数の連続 する先行フレーム中において活性化されていた場合にのみ、前記画素を活性化さ せる時間手段、 e.前記可視光ビデオカメラ手段からの出力を前記画像プロセッサ手段から の出力と合成して、前記バックグラウンド情景の画像上に重ね合わされたガス雲 の画像を表わす信号を発生するオーバーレイ手段、そして f.このオーバーレイ手段によって発生された前記信号を表示するディスプ レー手段。 2. 前記赤外線ビデオカメラ手段は、パイロ電気赤外線ビデオカメラである請 求項1の装置。 3. 前記第2バンドパスフィルタは、前記第1バンドパスフィルタの前記波長 に近い波長の赤外線放射線を通過させる請求項1の装置。 4. 前記チョッパ・フィルタは、別々の第1及び第2バンドパス領域を備える 回転ディスクである請求項3の装置。 5. 前記チョッパ・フィルタは、前記強弱吸収性赤外線波長の前記第1及び第 2バンドパス領域を形成するため、その表面に物質の層を積層した半導体基板か らなる薄い円形のウェハである請求項4の装置。 6. 前記チョッパ・フィルタの前記バンドパス領域は、約180°の角度で互 いに分離された入れ子状の外側に傾斜されたアルキメデス渦巻き線として形成さ れている請求項5の装置。 7. 前記チョッパ・フィルタは、下記式、 NB(λM)=NB(λR) を満たし、 ここに、NBは前記バックグラウンドのスペクトル放射輝度、λMは前記第1 バンドパスフィルタの波長特性、そしてλRは前記第2バンドパスフィルタの波 長特性である請求項1の装置。 8. 更に、前記比較手段からの前記差信号に応答して、前記重畳手段に対して 、特定のスレショルド・レベルを超える前記差信号のみを供給するスレショルド 手段を有する請求項1の装置。 9. 更に、前記赤外線ビデオカメラ手段の前記出力に応答して、前記記憶手段 に記憶用のフレームを供給する前で、かつ、前記比較手段に現フレームを供給す る前に、前記赤外線ビデオカメラ手段出力の少なくとも2つのフレームを積分す る積分手段を有している請求項8の装置。 10.更に、前記時間手段からの出力に応答して、1つのフレーム中のそれぞれ の活性化画素を、前記フレームの持続時間を超える特定の時間活性化状態に維持 する保持手段を有する請求項1の装置。 11.更に、前記積分手段のフレーム積分の速度と、前記記憶手段におけるフレ ームの記憶速度と、前記スレショルド手段のスレショルド・レベルと、前記重畳 手段において使用される前記空間的フィルタ処理法と、前記時間手段において考 慮される連続する先行フレームの数と、前記保持手段の時間とを設定するための コントロール手段とを有する請求項10の装置。 12.前記重畳手段は、考慮対象の前記特定画素を含む、nxnアレイの画素の 空間関係を調べ、ここにnは1以上の整数である請求項1の装置。 13.前記重畳手段は、考慮対象の前記特定画素を含む、3x3アレイの画素を 調べる請求項1の装置。 14.フレーム中の前記特定画素は、前記画素アレイの左側コラム中の3つの画 素がそれぞれ活性化されている場合にのみ活性化される請求項13の装置。 15.更に、前記赤外線ビデオカメラ手段の出力から前記赤外線ビデオカメラ手 段へのフィードバック・ループ中において、前記赤外線ビデオカメラ手段のベー スライン輝度レベルをモニタし、かつ、前記ベースライン輝度レベルにおけるド リフトに応答して、前記赤外線ビデオカメラ手段における全体輝度レベルを、実 質的に一定のレベルに維持するため、前記赤外線ビデオカメラ手段の黒レベルを 調節する全体映像平均化装置を有する請求項1の装置。 16.前記ベースライン輝度レベルは、単数又は複数のフレーム中のすべての画 素の振幅値を加算し、その和を使用したフレームの数で除算することによって発 生される請求項15の装置。 17.ビデオカメラによって出力された多画素出力を、 この出力中に含まれる不要なノイズを低減し、かつ、基調情報信号を高めるべく 処理するための装置であって、この装置は以下を有する、 a.前記ビデオカメラの少なくとも1つの先行出力フレームを記憶する記憶 手段、 b.前記ビデオカメラの現出力フレームを、前記記憶手段内の先行フレーム と比較し、前記現フレームと前記先行フレームとの間の差信号を発生する比較手 段、 c.この比較手段からの前記差信号に応答して、各フレームに対して各画素 単位で、特定の画素を、この特定画素を含む、画素の包囲マトリクス中における 活性化画素の空間的関係に基づき、更に活性化させるか否かを決定する重畳手段 、そして d.この重畳手段によって発生される出力に応答して、もしその画素が前記 現フレーム中において活性化されており、かつ、前記画素が特定の数の連続する 先行フレーム中において活性化されていた場合にのみ、前記画素を活性化させる 時間手段。 18.更に、前記比較手段からの差信号に応答して、前記重畳手段に対して、特 定のスレショルド・レベルを超える前記差信号のみを供給するスレショルド手段 を有する請求項17の装置。 19.更に、前記ビデオカメラの前記出力に応答して、前記記憶手段に記憶用の フレームを供給する前で、かつ、前記比較手段に現フレームを供給する前に、前 記ビデオカメラ出力の少なくとも2つのフレームを積分する積分手段を有してい る請求項18の装置。 20.更に、前記時間手段からの出力に応答して、1つのフレーム中のそれぞれ の活性化画素を、前記フレームの持続時間を超える特定の時間、活性化状態に維 持する保持手段を有する請求項17の装置。 21.更に、前記積分手段のフレーム積分の速度と、前記記憶手段におけるフレ ームの記憶速度と、前記スレショルド手段のスレショルド・レベルと、前記重畳 手段において使用される前記空間的フィルタ処理法と、前記時間手段において考 慮される連続する先行フレームの数と、前記保持手段の時間とを設定するための コントロール手段とを有する請求項20の装置。 22.前記重畳手段は、考慮対象の前記特定画素を含む、nxnアレイの画素の 空間関係を調べ、ここにnは1以上の整数である請求項17の装置。 23.前記重畳手段は、考慮対象の前記特定画素を含む、3x3アレイの画素を 調べる請求項17の装置。 24.フレーム中の前記特定画素は、前記画素アレイの 左側コラム中の3つの画素がそれぞれ活性化されている場合にのみ活性化される 請求項23の装置。 25.更に、前記赤外線ビデオカメラ手段出力から前記赤外線ビデオカメラ手段 へのフィードバック・ループ中において、前記赤外線ビデオカメラ手段のベース ライン輝度レベルをモニタし、かつ、前記ベースライン輝度レベルにおけるドリ フトに応答して、前記赤外線ビデオカメラ手段における全体輝度レベルを、実質 的に一定のレベルに維持するため、前記赤外線ビデオカメラ手段の黒レベルを調 節する全体映像平均化装置を有する請求項17の装置。 26.前記ベースライン輝度レベルは、単数または複数のフレーム中のすべての 画素の振幅値を加算し、その和を使用したフレームの数で除算することによって 発生される請求項25の装置。 27.ガス雲の可視画像を発生する装置であって、以下を有する、 a.ビデオカメラ、 b.このビデオカメラによって出力された多画素出力を、この出力中に含ま れる不要なノイズを低減し、かつ、前記ガス雲を表わす基調情報信号を高めるべ く処理するための画像プロセッサ手段であって、この画 像プロセッサ手段は以下を有する、 i.前記ビデオカメラの少なくとも1つの先行出力フレームを記憶する記 憶手段、 ii.前記ビデオカメラの現出力フレームを、前記記憶手段内の先行フレ ームと比較し、前記現フレームと前記先行フレームとの間の差信号を発生する比 較手段、 iii.この比較手段からの前記差信号に応答して、各フレームに対して 各画素単位で、特定の画素を、この特定画素を含む、画素の包囲マトリクス中に おける活性化画素の空間的関係に基づき、更に活性化させるか否かを決定する重 畳手段、そして iv.この重畳手段によって発生される出力に応答して、もしその画素が 前記現フレーム中において活性化されており、かつ、前記画素が特定の数の連続 する先行フレーム中において活性化されていた場合にのみ、前記画素を活性化さ せる時間手段。 28.前記ビデオカメラは、赤外線ビデオカメラである請求項27の装置。 29.前記ビデオカメラは、パイロ電気赤外線ビデオカメラである請求項27の 装置。 30.前記ビデオカメラは、可視光ビデオカメラである 請求項27の装置。 31.更に、前記比較手段からの前記差信号に応答して、前記重畳手段に対して 、特定のスレショルド・レベルを超える前記差信号のみを供給するスレショルド 手段を有する請求項27の装置。 32.更に、前記ビデオカメラの前記出力に応答して、前記記憶手段に記憶用の フレームを供給する前で、かつ、前記比較手段に現フレームを供給する前に、前 記ビデオカメラ出力の少なくとも2つのフレームを積分する積分手段を有してい る請求項31の装置。 33.更に、前記時間手段からの出力に応答して、1つのフレーム中のそれぞれ の活性化画素を、前記フレームの持続時間を超える特定の時間活性化状態に維持 する保持手段を有する請求項27の装置。 34.更に、前記積分手段のフレーム積分の速度と、前記記憶手段におけるフレ ームの記憶速度と、前記スレショルド手段のスレショルド・レベルと、前記重畳 手段において使用される前記空間的フィルタ処理法と、前記時間手段において考 慮される連続する先行フレームの数と、前記保持手段の時間とを設定するための コントロール手段とを有する請求項33の装置。 35.前記重畳手段は、考慮対象の前記特定画素を含む、 nxnアレイの画素の空間関係を調べ、ここにnは1以上の整数である請求項2 7の装置。 36.前記重畳手段は、考慮対象の前記特定画素を含む、3x3アレイの画素を 調べる請求項27の装置。 37.フレーム中の前記特定画素は、前記画素アレイの左側コラム中の3つの画 素がそれぞれ活性化されている場合にのみ活性化される請求項36の装置。 38.更に、前記ビデオカメラ出力から前記ビデオカメラへのフィードバック・ ループ中において、前記ビデオカメラのベースライン輝度レベルをモニタし、か つ、前記ベースライン輝度レベルにおけるドリフトに応答して、前記ビデオカメ ラにおける全体輝度レベルを、実質的に一定のレベルに維持するため、前記ビデ オカメラの黒レベルを調節する全体映像平均化装置を有する請求項27の装置。 39.前記ベースライン輝度レベルは、単数または複数のフレーム中のすべての 画素の振幅値を加算し、その和を使用したフレームの数で除算することによって 発生される請求項38の装置。
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