JPH11502592A - ねじが切られた管接続部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 雄ねじが切られたピン部材（１０，１２）を有する管の２つのジョイントを接続するための、ねじが切られた管接続部が開示されている。一方のピン部材（１０）は右雄ねじ（１４）を有し、他方のピン部材（１２）は左雄ねじ（１６）を有する。雌ねじが切られたカップリング（１８）は、上記両ピン（１０，１２）上のねじ（１４，１６）とかみ合う右および左ねじ（２０，２２）を有する。内部の圧力封止リング（２３）は、上記両ピン部材（１０，１２）の端部の間に封止部を形成するように配置されている。上記両ピン部材（１０，１２）の端部上の複数の耳（２４）および溝（２６）は、この接続部が組み立てられたとき両ピンの相対的な回転を禁止する。上記カップリング（１８）の各端部に接して上記各ピン部材（１０，１２）と上記カップリング（１８）との間に位置する金属対金属封止部は、周囲の環境からこの接続部のねじを孤立させ、それによって静水頭による外圧からこの管の環周を封鎖する。ピン部材（１０，１２）上のかみ合う面（２４ａ，２６ａ）または１列に並んだ罫書き線のような記しは、外部封止部を形成する上記カップリング（１８）および上記ピン部材（１０，１２）上の封止面（２８，２９，３０，３１）が、この接続部が組み立てられたとき正確に係合し封止部を形成するように位置決めされるのを保証する。

Description

【発明の詳細な説明】 ねじが切られた管接続部 この発明は一般的に、ねじが切られ結合された管接続部に関し、より詳しくは 、カップリングをピンに対して回転させることによって、カップリングが一般的 に「ピン部材」と呼ばれる管のねじが切られた端部上に組み立てられ得る、ねじ が切られ結合された接続部に関する。 この接続部の最終組み立ては、両ピン部材が正確に１列に並び、かつそれらが 回転しないように固定された状態で、単に上記カップリングを回転させることに よって実行され得る。上記接続部は、耳（ｌｕｇ）の係合に先立って、一方のピ ン部材上にカップリングを予め定められた回転数だけ回転させ、他方のピン部材 を上記カップリングの反対側の端部内へ予め定められた同じ回転数だけ回転させ ることによって、従来のやり方で予備的に組み立てることができる。にもかかわ らず、最終組み立ては上述のやり方で実行されねばならない。概略、上記接続部 は、まず、上記両ピン部材をそれらの上の記しに従って１列に並べ、それらが回 転しないように固定しながら、上記カップリング内へ上記両ピン部材を突っ込み 、そして最終組み立てのために上記カップリングを回転させることによって組み 立てられる。 特に、この発明が向けられている接続部は、上記ピン部材上に右および左ねじ を有する。上記カップリングが一方向に回転されて各ピン部材上に同時に上記カ ップリングを組み立てるように、上記カップリングは、かみ合う右および左ねじ を有している。上記接続部が組み立てられたとき、内部封止部が作動される。 このタイプの接続部は、多くは水中パイプライン、揚水管、沖合のコンダクタ ーパイプに用いられるということが企図されている。各例は上記接続部を水中に 置く。上記ねじを水から保護するために如何なる準備もなされなかった。そして 、上記管の内部封止部および環周を静水頭による外圧の悪影響から保護するのと 同様に、上記ねじを海水の腐食性効果から保護するために、上記カップリングと 両ピンとの間に金属対金属封止部を提供するのがこの発明の目的である。２つの 外部封止部を正確に座するために、自由フロート式カップリングは、均一な正規 の 力が上記カップリングの両端にある上記外部封止部の封止面の間に存在するよう に、上記かみ合うピン部材にわたって軸方向に正確に中心に配置されねばならな い。 上記カップリングの各端部に、互いに正確に調節されたねじを提供するのがこ の発明の特徴である。 そこで、この発明は、雄ねじが切られたピン端部を有する管の２つのジョイン トを接続するための、ねじが切られた管接続部であって、上記接続部は、一方の ピン端部上の円筒状の右雄ねじと、他方のピン上の円筒状の左雄ねじと、上記両 ピン上のねじとかみ合うための円筒状の右および左ねじを有する雌ねじが切られ たカップリングと、上記両ピンの端部の間に封止部を形成するように配置された 内部の圧力封止リングと、この接続部が組み立てられたとき上記両ピンの端部上 でかみ合い完全に係合される複数の耳および溝と、この耳および溝からねじの反 対側の上記各ピン上の環状封止面と、上記カップリングの両端の間で上記カップ リングの内面上の環状封止面と、周囲の環境からこの接続部のねじを孤立させる べく、上記カップリングの各端部に接して上記各ピンと上記カップリングとの間 に金属対金属封止部を形成するように上記両ピン上の封止面と係合するねじと、 このねじが正確に調節されて、上記両ピン上のねじと上記カップリング上のねじ とが同位相になるとともに上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動して外部 封止部を活性化するのを保証するように、上記ピン部材を位置決めするためのピ ン上の記しとを備えるものを提供する。 さらに、この発明は、軸方向に１列に並んだジョイントを備え、一方のジョイ ントは円筒状の右雄ねじを持つねじが切られたピンを有し、他方のジョイントは 円筒状の左雄ねじを持つねじが切られたピンを有し、上記ねじが切られたピン上 の上記ねじとかみ合って、上記ジョイントを軸方向に１列に並んだ状態に接続す るための円筒状の右雌ねじおよび円筒状の左雌ねじを有するカップリングと、上 記カップリングが上記ピン上に正確に位置決めされたとき、上記ジョイントと係 合し、接続部のねじを海水の腐食性効果から保護するように、上記カップリング の端部と上記ねじとの間で上記カップリングの各端部に配置された金属対金属円 錐状封止部を備え、上記カップリングのねじは、上記カップリングの長さを延び る所定の軸平面内で上記カップリングの面から等距離にある反対側の端部に配置 されたねじリードを有し、各ピンの端部から所定の距離に配置されたねじリード と、上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動し、上記カップリングおよび両 ピン上の上記金属対金属封止部を係合させるように正確に位置決めされるのを保 証するために、上記両ピン上の上記ねじが同位相であるときを示すための上記両 ピン上の記しとを備える、ねじが切られた接続部を提供する。 図面において 図１は、ねじが切られた２つの隣接するピン部材上に組み立てられたカップリ ングを有する、この発明のねじが切られた接続部の部分断面図である。 図２は、この発明のタイミング溝とタイミング耳（出張り）との係合を見せる ために破断されたカップリングを有する、９０°回転された図１の接続部の上面 図である。 図３は、図１の円３内に示された内部封止部の拡大図である。 図４は、図１の円４内に示された金属対金属封止部の拡大図である。 ねじが切られたピン部材１０および１２には、２段の、右と左のねじ１４およ び１６が設けられている。カップリング１８は、このカップリングの中心線の両 側に、かみ合う２段のねじ２０および２２を有している。これらのねじ２０およ び２２は、ピン部材１０および１２上のねじ１４および１６とかみ合っている。 図１に示すようにカップリングがピン部材上に組み立てられたとき、ピン部材の 端部は、図２に示すような接続部が組み立てられたときかみ合う耳２４と溝２６ を有している。 図１および図３に示すように、上記ピン部材の隣接する端部は、環状封止部材 ２３を受けるキャビティ２０を形成するように加工されている。 この発明に従って、接続部が組み立てられたとき、ピン部材上の外部円錐面２ ８および２９は、金属対金属封止部を形成するように接続部上の円錐状封止面３ ０および３１と係合する。これらの封止部は、周囲の海水が接続部のかみ合うね じまで達するのを妨げて、静水頭による外圧から管の環周を封鎖する。この接続 部における一つのそのような外部封止部が図４に示されている。図４では、ピン 上の傾斜面２８がカップリング上の傾斜面３０と係合している。 上記カップリングは自由フロート式であるから、このカップリングが正確に位 置決めされて実質的に等しい正規の力で封止面２８および２９と係合するのを保 証するために、ピン部材上の罫書き線若しくはその他のマークまたは係合面のよ うなピン上の記しが設けられる。図示の実施形態では、ピン部材上の耳２４ａと 溝２６ａのような係合面が、封止面を正確な係合に位置させるために用いられる 。これらは「タイミング」耳および「タイミング」溝と呼ばれる。この実施形態 では、耳２４ａおよび溝２６ａは、係合に先立って正確に１列に並ぶのを許すた めに、明確に同一とみなされる。 タイミング耳およびタイミング溝は、係合状態のタイミング耳および溝で接続 部が組み立てられたとき、カップリングがピン部材に対して中心に配置されるよ うに、ねじに対して位置決めされる。これを達成するために、カップリング上の ねじには、どの所定の軸平面内でもカップリングの面から等距離に置かれたリー ドが設けられている。これは図１中に、カップリングの各端部の箇所に寸法Ａで 示されている。それらは等しく、カップリング上の第４のねじの荷重フランク（ 斜面）とねじ山の頂との交差点からカップリングの面まで測られる。同一のねじ が両端部上に用いられる限り、どのようなねじを用いても良い。さらに、一方の ピン部材には、タイミング耳の中心に置かれた軸平面内のピン頭（ノーズ）から 所定の距離に位置するねじリードが設けられている。これは寸法Ｃである。他方 のピン部材には、タイミング溝の中心に置かれた軸平面内のピン頭から所定の距 離に位置するねじリードが設けられている。これは寸法Ｄである。当然ながら、 図２中の中心線３２によって示されるように、タイミング溝の中心線とタイミン グ耳の中心線とは一致している。 この構造に関して、接続部を組み立てるための正確な手順は、タイミング溝と タイミング耳が略１列に並んだ状態で、両ピン部材をカップリングの両端に突き 刺し、タイミング耳とタイミング溝とが係合するまでピン部材をカップリング内 へ引き込むようにカップリングを回転させることである。すると、カップリング １２は、ピン部材上の封止面２８および３０とカップリング上の封止面３０およ び３１を係合させる位置に配置され、周囲の環境からねじを孤立させる封止部を 提供する。

【手続補正書】 【提出日】１９９７年９月２５日 【補正内容】 明細書 ねじが切られた管接続部 この発明は一般的に、ねじが切られ結合された管接続部に関し、より詳しくは 、カップリングをピンに対して回転させることによって、カップリングが一般的 に「ピン部材」と呼ばれる管のねじが切られた端部上に組み立てられ得る、ねじ が切られ結合された接続部に関する。 この接続部の最終組み立ては、両ピン部材が正確に１列に並び、かつそれらが 回転しないように固定された状態で、単に上記カップリングを回転させることに よって実行され得る。上記接続部は、耳（ｌｕｇ）の係合に先立って、一方のピ ン部材上にカップリングを予め定められた回転数だけ回転させ、他方のピン部材 を上記カップリングの反対側の端部内へ予め定められた同じ回転数だけ回転させ ることによって、従来のやり方で予備的に組み立てることができる。にもかかわ らず、最終組み立ては上述のやり方で実行されねばならない。概略、上記接続部 は、まず、上記両ピン部材をそれらの上の記しに従って１列に並べ、それらが回 転しないように固定しながら、上記カップリング内へ上記両ピン部材を突っ込み 、そして最終組み立てのために上記カップリングを回転させることによって組み 立てられる。 特に、この発明が向けられている接続部は、上記ピン部材上に右および左ねじ を有する。上記カップリングが一方向に回転されて各ピン部材上に同時に上記カ ップリングを組み立てるように、上記カップリングは、かみ合う右および左ねじ を有している。上記接続部が組み立てられたとき、内部封止部が作動される。 このタイプの接続部は、多くは水中パイプライン、揚水管、沖合のコンダクタ ーパイプに用いられるということが企図されている。各例は上記接続部を水中に 置く。上記ねじを水から保護するために如何なる準備もなされなかった。そして 、上記管の内部封止部および環周を静水頭による外圧の悪影響から保護するのと 同様に、上記ねじを海水の腐食性効果から保護するために、上記カップリングと 両ピンとの間に金属対金属封止部を提供するのがこの発明の目的である。２つの 外部封止部を正確に座するために、自由フロート式カップリングは、均一な正規 の 力が上記カップリングの両端にある上記外部封止部の封止面の間に存在するよう に、上記かみ合うピン部材にわたって軸方向に正確に中心に配置されねばならな い。 上記カップリングの各端部に、互いに正確に調節されたねじを提供するのがこ の発明の特徴である。 そこで、この発明は、雄ねじが切られたピン端部を有する管の２つのジョイン トを接続するための、ねじが切られた管接続部であって、上記接続部は、一方の ピン端部上の円筒状の右雄ねじと、他方のピン上の円筒状の左雄ねじと、上記両 ピン上のねじとかみ合うための円筒状の右および左ねじを有する雌ねじが切られ たカップリングと、上記両ピンの端部の間に封止部を形成するように配置された 内部の圧力封止リングと、この接続部が組み立てられたとき上記両ピンの端部上 でかみ合い完全に係合される複数の耳および溝と、この耳および溝からねじの反 対側の上記各ピン上の環状封止面と、上記カップリングの両端の間で上記カップ リングの内面上の環状封止面と、周囲の環境からこの接続部のねじを孤立させる べく、上記カップリングの各端部に接して上記各ピンと上記カップリングとの間 に金属対金属封止部を形成するように上記両ピン上の封止面と係合するねじと、 このねじが正確に調節されて、上記両ピン上のねじと上記カップリング上のねじ とが同位相になるとともに上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動して外部 封止部を活性化するのを保証するように、上記ピン部材を位置決めするためのピ ン上の記しとを備えるものを提供する。 さらに、この発明は、軸方向に１列に並んだジョイントを備え、一方のジョイ ントは円筒状の右雄ねじを持つねじが切られたピンを有し、他方のジョイントは 円筒状の左雄ねじを持つねじが切られたピンを有し、上記ねじが切られたピン上 の上記ねじとかみ合って、上記ジョイントを軸方向に１列に並んだ状態に接続す るための円筒状の右雌ねじおよび円筒状の左雌ねじを有するカップリングと、上 記カップリングが上記ピン上に正確に位置決めされたとき、上記ジョイントと係 合し、接続部のねじを海水の腐食性効果から保護するように、上記カップリング の端部と上記ねじとの間で上記カップリングの各端部に配置された金属対金属円 錐状封止部を備え、上記カップリングのねじは、上記カップリングの長さを延び る所定の軸平面内で上記カップリングの面から等距離にある反対側の端部に配置 されたねじリードを有し、各ピンの端部から所定の距離に配置されたねじリード と、上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動し、上記カップリングおよび両 ピン上の上記金属対金属封止部を係合させるように正確に位置決めされるのを保 証するために、上記両ピン上の上記ねじが同位相であるときを示すための上記両 ピン上の記しとを備える、ねじが切られた接続部を提供する。 図面において 図１は、ねじが切られた２つの隣接するピン部材上に組み立てられたカップリ ングを有する、この発明のねじが切られた接続部の部分断面図である。 図２は、この発明のタイミング溝とタイミング耳（出張り）との係合を見せる ために破断されたカップリングを有する、９０°回転された図１の接続部の上面 図である。 図３は、図１の円３内に示された内部封止部の拡大図である。 図４は、図１の円４内に示された金属対金属外部封止部の拡大図である。 ねじが切られたピン部材１０および１２には、２段の、右と左のねじ１４およ び１６が設けられている。カップリング１８は、このカップリングの中心線の両 側に、かみ合う２段のねじ２０および２２を有している。これらのねじ２０およ び２２は、ピン部材１０および１２上のねじ１４および１６とかみ合っている。 図１に示すようにカップリングがピン部材上に組み立てられたとき、ピン部材の 端部は、図２に示すような接続部が組み立てられたときかみ合う耳２４と溝２６ を有している。 図１および図３に示すように、上記ピン部材の隣接する端部は、環状封止部材 ２３を受けるキャビティ２５を形成するように加工されている。 この発明に従って、接続部が組み立てられたとき、ピン部材上の外部円錐面２ ８および２９は、金属対金属封止部を形成するように接続部上の円錐状封止面３ ０および３１と係合する。これらの封止部は、周囲の海水が接続部のかみ合うね じまで達するのを妨げて、静水頭による外圧から管の環周を封鎖する。この接続 部における一つのそのような外部封止部が図４に示されている。図４では、ピン 上の傾斜面２８がカップリング上の傾斜面３０と係合している。 上記カップリングは自由フロート式であるから、このカップリングが正確に位 置決めされて実質的に等しい正規の力で封止面２８および３０と係合するのを保 証するために、ピン部材上の罫書き線若しくはその他のマークまたは係合面のよ うなピン上の記しが設けられる。図示の実施形態では、ピン部材上の耳２４ａと 溝２６ａのような係合面が、封止面を正確な係合に位置させるために用いられる 。これらは「タイミング」耳および「タイミング」溝と呼ばれる。この実施形態 では、耳２４ａおよび溝２６ａは、係合に先立って正確に１列に並ぶのを許すた めに、明確に同一とみなされる。 タイミング耳およびタイミング溝は、係合状態のタイミング耳および溝で接続 部が組み立てられたとき、カップリングがピン部材に対して中心に配置されるよ うに、ねじに対して位置決めされる。これを達成するために、カップリング上の 右ねじ上のどの点も、カップリングの縦軸に対して平行に測られた左ねじ上の対 応する点と同様に、カップリングの面から同じ距離にある。これは例えば図１中 に、カップリングの各端部の箇所に寸法Ａで示されている。それらは等しく、カ ップリング上の第４のねじの荷重フランク（斜面）とねじ山の頂との交差点から カップリングの面まで測られる。同一のねじが両端部上に用いられる限り、どの ようなねじを用いても良い。さらに、一方のピン部材には、タイミング耳の中心 に置かれた軸平面内のピン頭（ノーズ）から所定の距離に位置するねじ上の点が 設けられている。これは寸法Ｃである。他方のピン部材には、タイミング溝の中 心に置かれた軸平面内のピン頭から所定の距離に位置するねじ上の対応する点が 設けられている。これは寸法Ｄである。当然ながら、図２中の中心線３２によっ て示されるように、タイミング溝の中心線とタイミング耳の中心線とは一致して いる。 この構造に関して、接続部を組み立てるための正確な手順は、タイミング溝と タイミング耳が略１列に並んだ状態で、両ピン部材をカップリングの両端に突き 刺し、タイミング耳とタイミング溝とが係合するまでピン部材をカップリング内 へ引き込むようにカップリングを回転させることである。すると、カップリング １２は、ピン部材上の封止面２８および３０とカップリング上の封止面３０およ び３１を係合させる位置に配置され、周囲の環境からねじを孤立させる外部封止 部を提供する。 請求の範囲 １． 雄ねじが切られたピン端部を有する管の２つのジョイントを接続するた めの、ねじが切られた管接続部であって、 上記接続部は、 一方のピン端部上の円筒状の右雄ねじと、 他方のピン上の円筒状の左雄ねじと、 上記両ピン上のねじとかみ合うための円筒状の右および左ねじを有する雌ねじ が切られたカップリングとを備え、上記両ピン上およびカップリング上のねじは 同じピッチを持ち、 上記両ピンの端部の間に封止部を形成するように配置された内部の圧力封止リ ングと、 この接続部が組み立てられたとき上記両ピンの端部上でかみ合い完全に係合さ れる複数の耳および溝と、 この耳および溝からねじの反対側の上記各ピン上の環状封止面と、 上記カップリングの両端の間で上記カップリングの内面上の環状封止面と、 周囲の環境からこの接続部のねじを孤立させるべく、上記カップリングの各端 部に接して上記各ピンと上記カップリングとの間に金属対金属外部封止部を形成 するように上記両ピン上の封止面と係合するねじと、 上記両ピンおよび耳が正確に１列に並び、かつ上記ねじが同位相であるとき、 上記外部封止部を活性化するように、上記カップリングがこの接続部の中心へ浮 動するのを許容するための手段とを備え、上記手段は、 このねじが正確に調節さ れて、上記両ピン上のねじと上記カップリング上のねじとが同位相になるととも に上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動して外部封止部を活性化するのを 保証するように、上記ピン部材を位置決めするためのピン上の記しを含む、ねじ が切られた管接続部。 ２． 請求項１に記載のねじが切られた接続部において、 上記ピン部材上の上記記しは、上記両ピンの端部上のタイミング耳とタイミン グ溝である、ねじが切られた接続部。 ３． 請求項１に記載のねじが切られた接続部において、 この接続部が組み立てられたとき、上記カップリングの右ねじ上のどの点も、 上記カップリングの縦軸に対して平行に測られた上記継手の左ねじ上の同じ対応 する点と同様に、 上記カップリングの面から同じ距離にある、ねじが切られた接 続部。 ４． 請求項１または２に記載のねじが切られた接続部において、 上記右および左カップリングねじの荷重フランクは、上記カップリングの縦軸 に沿って延びるどの平面内でも上記カップリングの面から等距離にあり、上記各 ピン上のねじの荷重フランクは、同じ縦軸に沿った上記両ピンの端部から同じ距 離に置かれている、ねじが切られた接続部。 ５． 軸方向に１列に並んだジョイントを備え、一方のジョイントは円筒状の 右雄ねじを持つねじが切られたピンを有し、他方のジョイントは円筒状の左雄ね じを持つねじが切られたピンを有し、 上記ねじが切られたピン上の上記ねじとかみ合って、上記ジョイントを軸方向 に１列に並んだ状態に接続するための円筒状の右雌ねじおよび円筒状の左雌ねじ を有するカップリングとを備え、上記両ピン上およびカップリング上のねじは同 じピッチを持ち、 上記カップリングが上記ピン上に正確に位置決めされたとき、上記ジョイント と係合し、接続部のねじを海水の腐食性効果から保護するように、上記カップリ ングの端部と上記ねじとの間で上記カップリングの各端部に配置された金属対金 属円錐状外部封止部を備え、 上記カップリングのねじは、上記両ピン上の上記ねじとかみ合うための、両側 の端部に配置されたねじを有し、 上記両ピンおよび耳が正確に１列に並び、かつ上記ねじが同位相であるとき、 上記外部封止部を活性化するように、上記カップリングがこの接続部の中心へ浮 動するのを許容するための手段とを備え、上記手段は、 上記カップリングがこの 接続部の中心へ浮動し、上記カップリングおよび両ピン上の上記金属対金属封止 部を係合させるように正確に位置決めされるのを保証するために、上記両ピン上 の上記ねじが同位相であるときを示すための上記両ピン上の記しを含む、ねじが 切られた接続部。 ６． 請求項５に記載の接続部において、 上記記しは、上記ピン上のねじが同位相にあるときかみ合う、一方のピン上の タイミング耳および他方のピン上のタイミング溝を含んでいる接続部。 ７． 管の２つのジョイントを接続するための、ねじが切られた管接続部にお いて、 雄ねじが切られた両ピンの端部を備え、一方のピンは右雄ねじを有し、他方の ピンは左雄ねじを有し、 上記両ピン上の上記ねじとかみ合うための右および左雌ねじを有する、雌ねじ が切られたカップリングと、 上記両ピンの端部の間に封止部を形成するように配置された内部の圧力封止リ ングと、 この接続部が組み立てられたとき上記両ピンの相対的な回転を禁止する、上記 両ピンの端部上の複数の耳および溝とを備え、 改善点として、周囲の環境からこの接続部のねじを孤立させて上記管の環周を 静水頭による外圧から封鎖すべく、上記カップリングの各端部に接して上記各ピ ンと上記カップリングとの間に金属対金属外部封止部を備えるとともに、 上記両ピンおよび耳が正確に１列に並び、かつ上記ねじが同位相であるとき、 上記外部封止部を活性化するように、上記カップリングがこの接続部の中心へ浮 動するのを許容するための手段を備える、ねじが切られた管接続部。 ８． 請求項７のねじが切られた接続部において、 上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動するのを許容するための手段は、 他方のピン部材の端部上のタイミング溝とかみ合うための、上記一方のピン部材 の端部上のタイミング耳を含む、ねじが切られた接続部。 ９． 請求項７のねじが切られた接続部において、 上記一方のピン上の上記ねじ上のどの点も、上記他方のピン上の上記ねじ上の 同じ対応する点と同様に、上記ピンの上記端部から同じ距離にある、ねじが切ら れた接続部。 【図１】 【図２】 【図３】 【図４】

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 記カップリング（１８）および上記ピン部材（１０，１ ２）上の封止面（２８，２９，３０，３１）が、この接 続部が組み立てられたとき正確に係合し封止部を形成す るように位置決めされるのを保証する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 雄ねじが切られたピン端部を有する管の２つのジョイントを接続するた めの、ねじが切られた管接続部であって、 上記接続部は、 一方のピン端部上の円筒状の右雄ねじと、 他方のピン上の円筒状の左雄ねじと、 上記両ピン上のねじとかみ合うための円筒状の右および左ねじを有する雌ねじ が切られたカップリングと、 上記両ピンの端部の間に封止部を形成するように配置された内部の圧力封止リ ングと、 この接続部が組み立てられたとき上記両ピンの端部上でかみ合い完全に係合さ れる複数の耳および溝と、 この耳および溝からねじの反対側の上記各ピン上の環状封止面と、 上記カップリングの両端の間で上記カップリングの内面上の環状封止面と、 周囲の環境からこの接続部のねじを孤立させるべく、上記カップリングの各端 部に接して上記各ピンと上記カップリングとの間に金属対金属封止部を形成する ように上記両ピン上の封止面と係合するねじと、 このねじが正確に調節されて、上記両ピン上のねじと上記カップリング上のね じとが同位相になるとともに上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動して外 部封止部を活性化するのを保証するように、上記ピン部材を位置決めするための ピン上の記しとを備える、ねじが切られた管接続部。 ２． 請求項１に記載のねじが切られた接続部において、 上記ピン部材上の上記記しは、上記両ピンの端部上のタイミング耳とタイミン グ溝である、ねじが切られた接続部。 ３． 請求項１または２に記載のねじが切られた接続部において、 上記右および左カップリングねじのリードは、上記カップリングの縦軸に沿っ て延びるどの平面内でも上記カップリングの面から等距離にある、ねじが切られ た接続部。 ４． 請求項１または２に記載のねじが切られた接続部において、 上記右および左カップリングねじのリードは、上記カップリングの縦軸に沿っ て延びるどの平面内でも上記カップリングの面から等距離にあり、上記各ピン上 のねじのリードは、同じ縦軸に沿った上記両ピンの端部から同じ距離に置かれて いる、ねじが切られた接続部。 ５． 軸方向に１列に並んだジョイントを備え、一方のジョイントは円筒状の 右雄ねじを持つねじが切られたピンを有し、他方のジョイントは円筒状の左雄ね じを持つねじが切られたピンを有し、 上記ねじが切られたピン上の上記ねじとかみ合って、上記ジョイントを軸方向 に１列に並んだ状態に接続するための円筒状の右雌ねじおよび円筒状の左雌ねじ を有するカップリングと、 上記カップリングが上記ピン上に正確に位置決めされたとき、上記ジョイント と係合し、接続部のねじを海水の腐食性効果から保護するように、上記カップリ ングの端部と上記ねじとの間で上記カップリングの各端部に配置された金属対金 属円錐状封止部を備え、 上記カップリングのねじは、上記カップリングの長さを延びる所定の軸平面内 で上記カップリングの面から等距離にある両側の端部に配置されたねじリードを 有し、 各ピンの端部から所定の距離に配置されたねじリードと、 上記カップリングがこの接続部の中心へ浮動し、上記カップリングおよび両ピ ン上の上記金属対金属封止部を係合させるように正確に位置決めされるのを保証 するために、上記両ピン上の上記ねじが同位相であるときを示すための上記両ピ ン上の記しとを備える、ねじが切られた接続部。 ６． 請求項５に記載の接続部において、 上記記しは、上記ピン上のねじが同位置にあるときかみ合う、一方のピン上の タイミング耳および他方のピン上のタイミング溝を含んでいる接続部。