JPH1148515A - サ−マルヘッド制御装置 - Google Patents

サ−マルヘッド制御装置

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JPH1148515A
JPH1148515A JP21035297A JP21035297A JPH1148515A JP H1148515 A JPH1148515 A JP H1148515A JP 21035297 A JP21035297 A JP 21035297A JP 21035297 A JP21035297 A JP 21035297A JP H1148515 A JPH1148515 A JP H1148515A
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JP
Japan
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printing
thermal head
temperature
lines
head control
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JP21035297A
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Inventor
Kaname Iga
要 伊賀
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインサ−マルヘッドを用いた記録装置にお
いて、温度検出装置の検知温度が蓄熱による温度上昇に
追従仕切れなくなることを防止することができるサ−マ
ルヘッド制御装置を提供すること。 【解決手段】 抵抗要素電子部品を備え、この抵抗要素
電子部品に予め設定された時間で必要な電力の通電制御
を行って1ドットを印字する印字素子を複数個使用した
サ−マルヘッドを制御するサ−マルヘッド制御装置にお
いて、印字時に選択された同時に通電される前記印字素
子の個数が予め設定された個数以上のラインがmライン
以上連続して形成されたとき、通電時間をmラインのと
きよりも小さい小電力通電モ−ドとする通電調整手段
(101 〜104 ,16〜18)とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗要素電子部品
を備え、この抵抗要素電子部品に予め設定された時間で
必要な電力量の通電制御を行って1ドットを印字する印
字素子を複数個使用したサ−マルヘッドを制御するサ−
マルヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抵抗を使用した印字素子を複数個使用し
た印字ヘッド、例えば発熱体を複数個1列に配列したラ
インサ−マルヘッドは、インクリボンを使用した印字の
場合にインクリボンのインク層を印字素子に通電したこ
とより発生させた熱により溶融させて用紙へ転写する。
【0003】このようなサ−マルヘッドを備えた、記録
装置のサ−マルヘッド制御方法として特願平8−344
174号に記載されるサ−マルヘッド制御方法がある。
【0004】ここで、このサ−マルヘッド制御方法を図
5乃至図8を参照して簡単に説明する。図5は、この発
明を適用した印字ヘッド制御装置としてのヘッドコント
ローラ2及びこのヘッドコントローラ2により制御され
るラインサーマルヘッド1の概略の構成を示す一部回路
図を含むブロック図である。なお、このラインサーマル
ヘッドを使用したサーマルプリンタでは樹脂系インクの
インクリボンを使用する。
【0005】このヘッドコントローラ2は、前記ライン
サーマルヘッド1を制御すると共に、サーマルプリンタ
全体の制御を行うプリンタ本体制御部3に制御されるよ
うに接続され、印字データがドットデータに展開(描
画)される印字データメモリ4に対して印字データの読
取りができるように接続されている。
【0006】なお、前記プリンタ本体制御部3は、図示
しないが、各種コントローラ及びインターフェイスを介
して周辺装置を制御して、用紙を搬送し、この用紙に前
記ラインサーマルヘッド1により所望の印字データを印
字して排出するようになっている。
【0007】ラインサーマルヘッドは、印字素子として
の1280個の発熱抵抗体1-1〜1-1280 を一列に配列
して構成されている。これらの全ての発熱抵抗体1-1〜
1-1280 の一端は共にコモン抵抗5を介して駆動電源V
ccに接続されている。
【0008】前記各発熱抵抗体1-1〜1-1280 の他端は
それぞれ、NPN形のトランジスタ6-1〜6-1280 のコ
レクタ端子に接続され、これらの全てのトランジスタ6
-1〜6-1280 のエミッタ端子は共にグランド( 0 [V])
に接続されている。
【0009】これらの各トランジスタ6-1〜6-1280 の
ベース端子はそれぞれ、各AND回路7-1〜7-1280 の
出力端子に接続されている。これらの全てのAND回路
7-1〜7-1280 の一方の入力端子には共に、前記ヘッド
コントローラ2から出力されるイネーブル信号が入力さ
れるようになっており、前記各AND回路7-1〜7-128
0 の他方の入力端子は、ラッチ回路8の各チャンネル出
力端子( No.1〜No.1280 )と接続されてい
る。
【0010】このラッチ回路8の各チャンネル入力端子
は、シフトレジスタ9の各データ出力端子( No.1〜
No.1280 )に接続され、前記ヘッドコントローラ
2から入力されるラッチ信号( ストローブ信号 )によ
り、前記ラッチ回路8は、前記シフトレジスタ9の各デ
ータ出力端子から出力されているデータをそれぞれラッ
チして各チャンネル出力端子から出力するようになって
いる。
【0011】前記シフトレジスタ9は、前記ヘッドコン
トローラ2から供給されるシリアルの印字データ( 1ラ
イン=1280ビット )を順番にシフトして、前述した
ように各データ出力端子から出力する。
【0012】図6は、前記ヘッドコントローラ2の概略
の構成を示すブロック図である。このヘッドコントロー
ラ2は、ヘッド制御部11と、データ制御部12と、イ
ネーブル信号出力部13と、カウンタ部14と、温度保
持期選択部15と、60%パルス発生部16と、40%
パルス発生部17と、温度上昇タイマ18とから構成さ
れている。
【0013】なお、前記イネーブル信号出力部13と、
前記60%パルス発生部16又は前記40%パルス発生
部17と、前記温度上昇タイマ18とにより通電制御手
段が構成されている。また、前記カウンタ部14及び前
記温度保持期選択部15により断続通電調節手段が構成
されている。
【0014】前記ヘッド制御部11は、前記プリンタ本
体制御部3と接続されており、このプリンタ本体制御部
3からの制御信号又は制御データに基づいて、まず、前
記データ制御部12にデータ読取り出力の制御信号を出
力し、前記シフトレジスタ9に1ラインの印字データが
セットされたタイミングで、前記ラッチ回路8にラッチ
信号( ストローブ信号 )を出力した後、用紙への印字タ
イミングに合わせて、前記イネーブル信号出力部13に
イネーブル信号出力制御信号を出力する。
【0015】前記データ制御部12は、データ読取り出
力の制御信号に基づいて、前記印字データメモリ4にア
クセス可能に接続されており、この印字データメモリ4
から印字データを1ラインデータ( 1280ビット )毎
に読取って、前記カウンタ部14と共に前記シフトレジ
スタ9へ出力する。
【0016】前記カウンタ部14は、1ライン中( 12
80ビット中 )の印字するドットのデータ( 1 )の個数
をカウントし、予め設定された個数以上の場合には、印
字率大を示す切換信号( ローレベル信号 )を前記温度保
持期選択部15へ出力する。一方、前記60%パルス発
生部16及び前記40%パルス発生部17からは、予め
設定された周期のそれぞれデューティ比60%及び40
%のパルス信号を前記温度保持期選択部15へ出力す
る。
【0017】この温度保持期選択部15は、前記カウン
タ部14から切換信号が入力されないときには、前記4
0%パルス発生部17からのデューティ比40%のパル
ス信号を前記イネーブル信号出力部13へ供給し、前記
カウンタ部14からの切換信号が入力されたときには、
前記60%パルス発生部16からのデューティ比60%
のパルス信号を前記イネーブル信号出力部13へ供給す
る。
【0018】このイネーブル信号出力部13は、前記A
ND回路7-1〜7-1280 へイネーブル信号を出力するよ
うになっており、前記ヘッド制御部11からのイネーブ
ル信号出力制御信号に基づいて、まず、前記温度上昇期
タイマ18をスタートさせると同時にイネーブル信号を
ローレベルに固定する。この温度上昇タイマ18には、
前記ラインサーマルヘッド1の発熱抵抗体1-1〜1-128
0 の温度( ヘッド温度 )が樹脂系インクの融点T2より
十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1より低い印字
に最適なヘッド温度に到達するのにかかる通電時間t1
が予め設定されており、この通電時間t1の計時を終了
すると、前記イネーブル信号出力部13へ温度上昇期終
了信号を出力するようになっている。このイネーブル信
号出力部13は、この温度上昇終了信号に基づいて、前
記温度保持期選択部15から供給されるパルス信号をイ
ネーブル信号として予め設定された印字に必要な転写時
間tだけ出力し、この転写時間tを終了すると、イネー
ブル信号をハイレベルに固定する。
【0019】このような構成においては、図7に示すよ
うに、印字を行う発熱抵抗体1-1〜1-1280 を通電制御
する。
【0020】1ライン中の印字率が小さい場合には、デ
ータ制御部12からシフトレジスタ9に1ラインの印字
データが出力された段階で、カウンタ部14から切換信
号が出力されないことが決まる。温度保持期選択部15
は40%パルス発生部からのデューティ比40%のパル
ス信号を選択してイネーブル信号出力部13に供給す
る。
【0021】従って、この1ライン( 1ドット )の印字
では最初、印字を行う発熱抵抗体1-1〜1-1280 には温
度上昇期タイマ18により計時される通電時間t1だけ
連続通電が行われ、印字を行う発熱抵抗体1-1〜1-128
0 のヘッド温度は、グラフ曲線S1に示すように、樹脂
系インクの融点T2より十分に高く、インクリボンの耐
熱温度T1より低い印字に最適なヘッド温度まで上昇す
る。この通電時間t1が経過すると、印字を行う発熱抵
抗体1-1〜1-1280 には予め設定された印字に必要な転
写時間tだけ、デューティ比40%のパルス信号に基づ
く断続通電が行われ、印字を行う発熱抵抗体1-1〜1-1
280 のヘッド温度は、樹脂系インクの融点T2とインク
リボンの耐熱温度T1との範囲内の温度で維持される。
この転写時間tが経過すると、印字を行う発熱抵抗体1
-1〜1-1280 への通電が停止され、発熱抵抗体1-1〜1
-1280 のヘッド温度は急激に下降する。
【0022】また、1ライン中の印字率が大きい場合に
は、データ制御部12からシフトレジスタ9に1ライン
の印字データが出力された段階で、カウンタ部14から
切換信号が出力される。温度保持期選択部15は60%
パルス発生部からのデューティ比60%のパルス信号を
選択してイネーブル信号出力部13に供給する。従っ
て、1ライン( 1ドット )の印字では最初、印字を行う
発熱抵抗体1-1〜1-1280 には温度上昇期タイマ18に
より計時される通電時間t1だけ連続通電が行われ、印
字を行う発熱抵抗体1-1〜1-1280 のヘッド温度は、グ
ラフ曲線S2に示すように、樹脂系インクの融点T2よ
り十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1より低い印
字に最適なヘッド温度まで上昇する。ただし、印字率が
大きいため、印字を行う発熱抵抗体1-1〜1-1280 の個
数が多くなるため、コモン抵抗5との関係から、印字を
行う各発熱抵抗体1-1〜1-1280 にかかる電圧が低下し
て、発熱抵抗体1-1〜1-1280 の温度上昇カーブは印字
率が小さい場合に比べて緩やかになり、その到達温度も
低くなる。
【0023】この通電時間t1が経過すると、印字を行
う発熱抵抗体1-1〜1-1280 には予め設定された印字に
必要な転写時間tだけ、デューティ比60%のパルス信
号に基づく断続通電が行われ、印字を行う発熱抵抗体1
-1〜1-1280 のヘッド温度は、樹脂系インクの融点T2
とインクリボンの耐熱温度T1との範囲内の温度で維持
される。この転写時間tが経過すると、印字を行う発熱
抵抗体1-1〜1-1280 への通電が停止され、発熱抵抗体
1-1〜1-1280 のヘッド温度は下降する。
【0024】このような構成によれば、デューティ比6
0%及びデューティ比40%のパルス信号をそれぞれ出
力する60%パルス発生部16及び40パルス発生部1
7と、1ラインの印字データ中の印字する( 選択された
)ドットのデータの個数をカウントして予め設定された
個数以上の場合に印字率大を示す切換信号を出力するカ
ウンタ部14と、この切換信号に基づいてデューティ比
60%及びデューティ比40%のパルス信号のいずれか
一方を選択して出力する温度保持期選択部15と、発熱
抵抗体1-1〜1-1280 のヘッド温度が樹脂系インクの融
点T2より十分に高く、インクリボンの耐熱温度T1よ
り低い印字に最適な温度に到達するのにかかる通電時間
t1を計時する温度上昇期タイマ18とを設け、発熱抵
抗体1-1〜1-1280 を通電時間t1だけ連続通電した
後、温度保持期選択部15により選択出力されたパルス
信号で予め設定された印字に必要な転写時間tだけ断続
通電することにより、発熱抵抗体1-1〜1-1280 のヘッ
ド温度を樹脂系インクの融点T2より十分に高く、イン
クリボンの耐熱温度T1より低い印字に最適な温度範囲
で印字に必要な転写時間tだけ維持させることができ
る。
【0025】また、印字率の大小により断続通電におけ
るデューティ比を変更することにより、印字率による発
熱抵抗体1-1〜1-1280 にかかる電圧の変動に対して、
適切に電力調整を行って、発熱抵抗体1-1〜1-1280 の
温度制御を行うことができる。
【0026】このような構成のサ−マルヘッド制御装置
において、ヘッドに蓄積される熱量を印字素子への通電
電力へ反映させる際、ラインサ−マルヘッド近傍に備え
られた、サ−ミスタ等の温度検出手段によりヘッドの温
度を検出し、その情報が考慮され前記通電時間を決定し
ていた。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】印字率が大きい(同時
に通電される発熱体の個数が多い)印字が連続的に続く
際、図8に示すようにヘッドの蓄熱が大きく、インク溶
融温度T2を越える時間が長くなり、形成されるドット
に必要以上の熱エネルギ−が印字され、ドットが大きく
形成され印字品質が損なわれる。
【0028】さらには、インクリボンのインクが塗布さ
れているPET等からなる基材のガラス転移温度T1を
越えるとその基材を破壊し、インクリボンに皺を発生さ
せる。
【0029】これらの現象は、近年ラインサ−マルヘッ
ドを用いた記録装置の高速化に伴い、前記温度検出装置
の検知温度が発生体部の蓄熱による温度上昇に追従仕切
れなくなり顕著なものとなった。
【0030】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はラインサ−マルヘッドを用いた記録装置
において、温度検出装置の検知温度が蓄熱による温度上
昇に追従仕切れなくなることを防止することができるサ
−マルヘッド制御装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わるサ−マ
ルヘッド制御装置は、抵抗要素電子部品を備え、この抵
抗要素電子部品に予め設定された時間で必要な電力の通
電制御を行って1ドットを印字する印字素子を複数個使
用したサ−マルヘッドを制御するサ−マルヘッド制御装
置において、印字時に選択された同時に通電される前記
印字素子の個数nが予め設定された個数以上のラインが
mライン以上連続して形成されたとき、通電時間をmラ
インのときよりも小さい小電力通電モ−ドとする通電調
整手段とを備えたことを特徴とする。
【0032】請求項2に係わるサ−マルヘッド制御装置
は、請求項1の通電調節手段は、個数nにより、前記小
電力通電モ−ド時の通電する電力が異なることを特徴と
する。
【0033】請求項3に係わるサ−マルヘッド制御装置
は、請求項1の通電調節手段は、個数nがより大きい個
数n1となったとき前記小電力通電モ−ドを解除するこ
とを特徴とする。
【0034】請求項4に係わるサ−マルヘッド制御装置
は、請求項1の通電調節手段は、印字ヘッド制御装置が
小電力モ−ドにある際、ある予め設定されたライン数m
1ライン連続的に同時に通電される前記印字素子の個数
がn2以下であった場合、小電力モ−ドを解除すること
を特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を図1乃至図5を参照して説明する。まず、図4
を参照してサ−マルプリンタの概略的ブロック図につい
て説明する。図において、31はサ−マルプリンタを統
括的に制御するためのCPU(中央処理装置)である。
このCPU31は、マイクロプロセッサ及びその周辺回
路により構成されている。このCPU31からのシステ
ムバス32には、印字部コントロ−ラ33、ROM(リ
−ド・オンリ・メモリ)34、RAM(ランダム・アク
セス・メモリ)35、通信I/F(インタフェ−ス)3
6が接続されている。
【0036】この印字部コントロ−ラ33には、印字部
37が接続され、通信I/F36にはホストコンピュ−
タ38が接続されている。
【0037】印字部コントロ−ラ33は図5のプリンタ
本体制御部3に相当し、印字部37はラインサ−マルヘ
ッド1及びヘッドコントロ−ラ100に相当する。
【0038】ROM34には各種制御プログラムが記憶
されており、RAM35には各種作業領域が確保されて
いる。
【0039】次に、図1を参照して本発明を適用したサ
−マルヘッド制御装置としてのヘッドコントロ−ラ10
0の概略構成を示すブロック図である。本願発明に係わ
るヘッドコントロ−ラ100は従来のヘッドコントロ−
ラ2に、50%パルス発生部101、30%パルス発生
部102、mラインカウンタ103及びm1ラインカウ
ンタ104が付加されたものとなっている。従って、図
6と同じ部分には、同一番号を付し、その説明について
は省略する。
【0040】つまり、温度保持期選択部15には、60
%パルス発生部16、40%パルス発生部17と共に、
50%パルス発生部101、30%パルス発生部102
が接続されている。この50%パルス発生部101及び
30%パルス発生部102は、予め設定された周期のそ
れぞれデュ−ティ比50%及び30%のパルス信号を温
度保持期選択部15に出力する。
【0041】カウンタ部14は、1ライン中(1280
ビット中)の印字するドットのデ−タ(1)の個数をカ
ウントし、予め設定された個数以上の場合には、印字率
大を示す切換信号(ロ−レベル信号)を前記温度保持期
選択部15へ出力する。
【0042】さらに、このカウンタ部14で計数された
ドットのデ−タ(1)の個数のカウント値は、mライン
カウンタ103及びm1ラインカウンタ104に出力さ
れる。
【0043】mラインカウンタ103は、前記カウンタ
が切り換え信号を切り換えるカウント値をnとしたと
き、n以上の印字率の連続的なラインの数をカウント
し、あるいはn以下の印字率の連続的なラインの数をカ
ウントするカウンタである。
【0044】つまり、mラインカウンタ103はn以上
の印字率の連続的なライン数m(例えば、4)をカウン
トすると、信号aをHレベルにして温度保持期選択部1
5に出力する。
【0045】また、mラインカウンタ103はn以下の
印字率の連続的なライン数m(例えば、4)をカウント
すると、信号bをHレベルにして温度保持期選択部15
に出力する。
【0046】また、mラインカウンタ104はnよりも
小さい数n2以下の印字率の連続的なラインの数をカウ
ントすると、信号cをHレベルにして温度保持期選択部
15に出力する。
【0047】ここで、mラインカウンタ103、m1ラ
インカウンタ104、50%パルス発生部101、30
%パルス発生部102、60%パルス発生部16、40
%パルス発生部17、温度上昇期タイマ18により通電
調整手段が構成される。
【0048】次に、上記のように構成された本発明の一
実施の形態について説明する。まず、データ制御部12
にデータ読取り出力の制御信号を出力し、前記シフトレ
ジスタ91ラインの印字データがセットされたタイミン
グで、ラッチ回路8にラッチ信号( ストローブ信号 )を
出力した後、用紙への印字タイミングに合わせて、前記
イネーブル信号出力部13にイネーブル信号出力制御信
号を出力する。
【0049】前記データ制御部12は、データ読取り出
力の制御信号に基づいて、前記印字データメモリ4にア
クセス可能に接続されており、この印字データメモリ4
から印字データを1ラインデータ( 1280ビット )毎
に読取って、前記カウンタ部14と共に前記シフトレジ
スタ9へ出力する。
【0050】前記カウンタ部14は、1ライン中( 12
80ビット中 )の印字するドットのデータ( 1 )の個数
をカウントし、予め設定された個数以上の場合には、印
字率大を示す切換信号( ローレベル信号 )を前記温度保
持期選択部15へ出力する。これ以降の動作において
は、1ライン中に印字するドットのデ−タ数が予め設定
された個数以上の場合で、切換信号が温度保持期選択部
15に出力され、温度保持期選択部15により60%パ
ルスが選択されている状態を想定して説明する。
【0051】前述したように、1ライン中に印字するド
ットの個数は、カウンタ部14によりカウントされてい
る。さらに、n以上の印字率の連続的なラインの数はm
ラインカウンタ103によりカウントされている。そし
て、同時に通電される印字素子数がn以上の印字率のラ
インが4ライン連続した際には、mラインカウンタ10
3は信号aをHレベルとする。
【0052】この結果、温度保持期選択部15はイネ−
ブル信号出力部13にそれまで出力していた60%パル
スに代えて50%パルスを出力する。つまり、小電力通
電モ−ドAとなる。
【0053】従って、図2に示したように、4ライン目
まではラインサ−マルヘッド1の発熱抵抗体1-1〜1280
の温度が樹脂系インクの融点T2とインクリボンの耐熱
温度T1との間で上昇していくが、5ライン目からは小
電力通電モ−ドAとなるために、ラインサ−マルヘッド
1の発熱抵抗体1-1〜1280の温度が樹脂系インクの融点
T2とインクリボンの耐熱温度T1との間で下降してい
く。
【0054】このように、印字時に選択された同時に通
電される印字素子の個数が予め設定された個数以上のラ
インが4ライン以上連続して形成されたとき、通電時間
を4ラインのときよりも小さい小電力通電モ−ドとする
ようにしたので、印字素子の個数nが予め設定された個
数以上のラインが4ライン以上連続して形成された場合
でも、ヘッドへの蓄熱が大きくなるのを防止することが
できる。
【0055】また、同時に通電される印字素子数がn以
下の印字率のラインが4ライン連続した場合には、mラ
インカウンタ103から信号bがHレベルとして、温度
保持期選択部15に出力される。
【0056】この信号bを受けて、温度保持期選択部1
5は、4ライン目までは40%パルスをイネ−ブル信号
出力部13に出力していたのに代えて、30%パルスを
イネ−ブル信号出力部13に出力する。つまり、小電力
通電モ−ドBとなる。
【0057】このように、個数nにより小電力通電モ−
ド時の通電する電力を異ならせるようにしたので、個数
nにより的確に電力制御を行うことができる。
【0058】ところで、ヘッドコントロ−ラ100が小
電力通電モ−ドBであるときに、カウンタ部14がn以
上の数n1をカウントしたとき、小電力モ−ドの状態と
してモ−ドBからモ−ドAへ移行する。
【0059】このようにモ−ドBからモ−ドAへ移行す
ると、印字率が大きくなるということは図3に示すよう
に、今まで発熱していない蓄熱のない領域の印字素子を
通電させることになるので、X1,X2領域への通電電
力が不足して印字かすれを引き起こす。
【0060】そこで、ヘッドコントロ−ラ100は、小
電力通電モ−ドBであるときに、カウンタ部14がn以
上の数n1をカウントしたときには、小電力モ−ドを解
除して、温度保持期選択部15からイネ−ブル信号出力
部13に60%パルスを発生させるようにしている。
【0061】このように、印字素子の個数nがnより大
きいn1となったときに、小電力通電モ−ドを解除する
ようにしたので、今まで発熱していない領域の印字素子
に通電して、通電電力が不足して印字かすれを引き起こ
すことを防止することができる。
【0062】さらに、小電力モ−ドにある時に、カウン
タ部14がn以下の数n2、例えば“0”をカウント
し、そのラインがm1ライン連続すると、サ−マルヘッ
ドは蓄熱量が減少していく。従って、それ以降発生する
通電に対しては、小電力モ−ドを解除して、通常の通電
制御をするようにしている。
【0063】このように、小電力モ−ドにある際に、あ
る予め設定されたライン数m1ライン連続的に同時に通
電される前記印字素子の個数がn2以下であった場合、
小電力モ−ドを解除するようにしたので、印字素子の個
数がn2以下となった場合には、ヘッドの蓄熱量は減衰
していき、通電電力が不足して印字かすれを引き起こす
ことを防止することができる。
【0064】なお、上記実施の形態では、温度保持期選
択部15には、30%パルス発生部102、40%パル
ス発生部17、50%パルス発生部101、60%パル
ス発生部16から出力される30%パルス、40%パル
ス、50%パルス、60%パルスとして4つのパルスを
入力させるようにしたが、これに限らず5つ以上のパル
スを入力されるようにしても良い。
【0065】さらに、通電調整手段をハ−ドウェア的に
行うようにしたが、ソフトウェア的に行うようにしても
良い。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印字時に
選択された同時に通電される印字素子の個数が予め設定
された個数以上のラインがmライン以上連続して形成さ
れたとき、通電時間をmラインのときよりも小さい小電
力通電モ−ドとするようにしたので、印字素子の個数n
が予め設定された個数以上のラインがmライン以上連続
して形成された場合でも、ヘッドへの蓄熱が大きくなる
のを防止することができる。
【0067】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
通電調節手段は、個数nにより、小電力通電モ−ド時の
通電する電力を異なるようにしたので、個数nにより的
確に電力制御を行うことができる。
【0068】請求項3記載の発明によれば、請求項1の
通電調整手段は、印字素子の個数nがnより大きいn1
となったときに、小電力通電モ−ドを解除するようにし
たので、今まで発熱していない領域の印字素子に通電し
て、通電電力が不足して印字かすれを引き起こすことを
防止することができる。
【0069】請求項4記載の発明によれば、請求項1の
通電調整手段は、小電力モ−ドにある際に、ある予め設
定されたライン数m1ライン連続的に同時に通電される
前記印字素子の個数がn2以下であった場合、小電力モ
−ドを解除するようにしたので、印字素子の個数がn2
以下となった場合には、ヘッドの蓄熱量は減衰してい
き、通電電力が不足して印字かすれを引き起こすことを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態の発熱状態の説明図。
【図3】本発明の実施形態の説明図。
【図4】サ−マルプリンタの概略的ブロック図。
【図5】従来の形態の構成を示す図。
【図6】従来の形態のヘッドコントロ−ラの構成を示す
図。
【図7】タイミングチャ−ト。
【図8】従来の形態の発熱状態の説明図。
【符号の説明】
2…コントロ−ラ、13…イネ−ブル信号出力部、14
…カウンタ、15…温度保持期選択部、16…60%パ
ルス発生部、17…40%パルス発生部、101…50
%パルス発生部、102…30%パルス発生部、103
…mラインカウンタ、104…m1ラインカウンタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗要素電子部品を備え、この抵抗要素
    電子部品に予め設定された時間で必要な電力の通電制御
    を行って1ドットを印字する印字素子を複数個使用した
    サ−マルヘッドを制御するサ−マルヘッド制御装置にお
    いて、 印字時に選択された同時に通電される前記印字素子の個
    数が予め設定された個数n以上のラインがmライン以上
    連続して形成されたとき、通電時間をmラインのときよ
    りも小さい小電力通電モ−ドとする通電調整手段とを備
    えたことを特徴とするサ−マルヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】 前記通電調節手段は、個数nにより、前
    記小電力通電モ−ド時の通電する電力が異なることを特
    徴とする請求項1記載のサ−マルヘッド制御装置。
  3. 【請求項3】 前記通電調節手段は、個数nがより大き
    い個数n1となったとき前記小電力通電モ−ドを解除す
    ることを特徴とする請求項1記載のサ−マルヘッド制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記通電調節手段は、印字ヘッド制御装
    置が小電力モ−ドにある際、ある予め設定されたライン
    数m1ライン連続的に同時に通電される前記印字素子の
    個数がn2以下であった場合、小電力モ−ドを解除する
    ことを特徴とする請求項1記載のサ−マルヘッド制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051346A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Toshiba Tec Corp 画像形成装置及び画像形成装置の画像形成方法
CN117734321A (zh) * 2024-02-21 2024-03-22 前海联大(深圳)技术有限公司 一种热敏打印机的加热控制方法、装置及***

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