JPH1148357A - 緩衝体付サングラスの一体的製造方法 - Google Patents

緩衝体付サングラスの一体的製造方法

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JPH1148357A
JPH1148357A JP24165397A JP24165397A JPH1148357A JP H1148357 A JPH1148357 A JP H1148357A JP 24165397 A JP24165397 A JP 24165397A JP 24165397 A JP24165397 A JP 24165397A JP H1148357 A JPH1148357 A JP H1148357A
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JP
Japan
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synthetic resin
frame
lens
buffer
fitted
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Pending
Application number
JP24165397A
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English (en)
Inventor
Gen Tanaka
玄 田中
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TANAKA MEGANE KK
Original Assignee
TANAKA MEGANE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】硬質合成樹脂により成型される眼鏡枠の内側上
端部と内側下端部とに軟質合成樹脂の緩衝体を一体的に
圧入溶着して、眼鏡使用者の目を風と塵埃より保護する
ことを目的とする。 【構成】硬質合成樹脂を資材とした眼鏡枠1を成型する
に際し、左右のレンズ2を嵌合するレンズ枠3の内側上
端部4に連続し、且つ夫々のレンズ枠3の内側下端部5
とに、一定の間隔をおき多数の連結体6により細幅の連
結橋7を一体的に膨出成型した後、該レンズ枠3内側の
上下端部4、5に膨出成型した連結橋7を囲繞し、且つ
レンズ2を嵌合するレンズ溝8にかけて軟質合成樹脂の
緩衝体9を顔面の形状に沿う様に圧入溶着して一体的に
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質合成樹脂を資材と
して眼鏡枠を成型するに際して、レンズを嵌合する左右
のレンズ枠の内側上端部と夫々のレンズ枠の内側下端部
とに、一定の間隔を置いて連結橋を一体的に膨出形成し
た後、この連結橋を囲繞し且つ顔面の形状に沿う様に軟
質合成樹脂による緩衝体を圧入溶着して、サングラスの
外面を通過した風が眼鏡枠の内側上下に膨出する緩衝体
によりサングラスの内面に巻き込まれないので、目に風
が直接当たる事なく有効に保護すると共に、空気中に浮
遊する粉塵をも目に入らない様に保護する様にした緩衝
体付サングラスの一体的製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファツション的な要素を多分に持
つサングラスにおいては種々の形状のものが市販されて
おり、このサングラスを掛ける主目的は特に夏期におけ
る直射日光による紫外線より目を保護する意味で使用さ
れていたが、これがファツション的な感覚により本来的
な使用意味を度外視して年中使用されており、又従来よ
りスキー、サイクリング、オートバイ等の屋外において
相当のスピードで移動し、又は活発に躍動する屋外スポ
ーツ等、更には特に発塵を伴う工場を含む室内において
は、眼球を直接風に晒されるのを防止し且つ空気中に浮
遊する粉塵が目に入るの防護する意味で、ゴーグル又は
サングラスを使用しているものである。
【0003】而して、ファツション的なサングラスにお
いてはある意味で防風効果が得られるが、反面これを防
塵効果の点よりみると、眼鏡枠の周囲と顔面との間隙よ
り粉塵を含む空気が舞い込み往々にして空気中に浮遊す
る粉塵が目の中に入り込む憂いがあり、これを防止する
意味で眼鏡枠の周囲と顔面との間隙をなくする為に、合
成皮革のフード体を眼鏡枠の上縁とその両側縁の眼鏡蔓
に連着してこれを防止するか、又は同様に眼鏡枠の上縁
及びその両側縁に接着剤を介して硬質合成樹脂製の防塵
フードを接着して防塵効果を得ようとしているものであ
る。
【0004】しかしながら、この場合前者の合成皮革の
防塵フードにあっては、眼鏡枠の上縁とその両側縁の蔓
とに取付け鋲により柔軟な合成皮革を取付けているの
で、眼鏡と顔面との間隙を適確のカバーできないので往
々にして粉塵を含む空気が舞い込み易く、しかも時とし
て該フードが柔軟な為に視界を阻害する原因にもなるも
のであり、又眼鏡枠に接着剤により防塵フードを接着し
た場合には、これらを美麗に接着するのに相当の手間が
掛り、しかも接着剤の溶剤により眼鏡枠のみならずひい
ては合成樹脂製のレンズの場合にはこれまでも変色させ
る憂いを有すると共に、長期間の使用により剥離が生じ
易く、更には運動途中等において他と衝突した場合に
は、硬質合成樹脂の防塵フードの周縁が目の回りの眼窩
の周囲に直接衝突して皮膚を損傷せしめる虞を有してい
るものである。
【0005】又、防風、防塵に効果的とされているゴー
グルにおいては眼鏡枠とその周囲を囲繞するフードを一
体的に大きく頑丈に形成し、且つ顔面の当たる周縁部分
は分厚いスポンジ状の緩衝物を貼着して目を保護してい
るので、防風、防塵との観点よりみれば充分にその機能
を果しているが、反面ゴーグル自体が大きすぎて移動、
保管に不便な為、ごく特定のスキーヤーのみが使用して
他のシーズンオフ、若しくは防風、防塵効果が効果的と
されている職場での使用が敬遠されているのが現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、硬質合成樹
脂により形成される眼鏡枠に、顔面との間隙をなくす様
な軟質合成樹脂の緩衝体をレンズ枠の内側上端部と内側
下端部とに顔面の形状に沿う様に圧入溶着して、目が直
接風に晒されたり浮遊粉塵が目に入らないようにし、更
には眼鏡使用者が他と衝突しても軟質合成樹脂の緩衝体
により眼窩の周囲を損傷せしめる事なく、本来の防護眼
鏡としての機能を発揮する様なサングラスの一体的な製
造方法を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を達
成するため手段として、異質の資材を組み合わせるべ
く、硬質合成樹脂を資材とした眼鏡枠を成型するに際
し、左右のレンズを嵌合するレンズ枠の内側上端部に連
続し、且つ夫々のレンズ枠の内側下端部とに、一定の間
隔をおき複数の連結体により細幅の連結橋を一体的に膨
出形成した後、この連結橋を囲繞し且つ顔面の形状に沿
う様にした緩衝体を異質の軟質合成樹脂により圧入溶着
して、異質の材質により一体的なサングラスを形成しか
かる目的を達成せんとしているものである。
【0008】
【作 用】本発明によれば、性状の相違する異質の資材
を組み合わせるに際して、接着剤等の溶剤を全く使用し
ていないので、長時間このサングラスを掛けていても揮
発性の有毒ガス等の溶剤の発散もなく、しかも軟質合成
樹脂による緩衝体の剥離が起きない様に、比重が小さく
耐衝撃、耐候性と耐薬品性に富み、変形性の良好な硬質
合成樹脂により眼鏡枠を成型するに際して、先ず第一段
階として、レンズを嵌合するレンズ枠の内側上端部と下
端部とに一定の間隔をおき多数の連結体により細幅の連
結橋を一体的に膨出形成してレンズ枠を成型した後、第
二段階として該レンズ枠の連結橋を囲繞し、且つレンズ
を嵌合するレンズ溝にかけて優れた弾性を有し、耐熱と
耐候性に富む軟質合成樹脂の緩衝体を顔面の形状に沿う
様に圧入溶着するものであって、これらの各段階におい
ては金型等による成型手段により形成しているものであ
るから、緩衝体は眼鏡枠と顔面との間隙を効率的にカバ
ーして浮遊粉塵が入り込むのを防止すると共に、眼鏡枠
と緩衝体とは前記する如くのレンズ枠の内側面に一体的
に膨出形成する連結橋を囲繞する様に圧入溶着している
ので、長期間の使用により剥離する憂いもなく、しかも
軟質合成樹脂による緩衝体により顔面を損傷する憂いが
ないので、その材質と相俟って従来のサングラスにない
極めてファション性に富んだ感覚で使用出来るものであ
る。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を説明すれば、硬質合成樹
脂を資材とした眼鏡枠1を成型するに際し、左右のレン
ズ2を嵌合するレンズ枠3の内側上端部4に連続し、且
つ夫々のレンズ枠3の内側下端部5、5とに、一定の間
隔をおき多数の連結体6、6、…により細幅の連結橋
7、7を一体的に膨出成型した後、該レンズ枠3内側の
上下端部4、5に膨出成型した連結橋7、7を囲繞し、
且つレンズ2を嵌合するレンズ溝8にかけて軟質合成樹
脂の緩衝体9、9を顔面の形状に沿う様に圧入溶着して
なるものであって、図中10、10は軟質合成樹脂の圧
入孔、11は蔓部である。
【0010】本発明は叙上の如き構成によりなるもので
あって、眼鏡枠1を形成する硬質合成樹脂は比重が小さ
く耐衝撃、耐候性と耐薬品性に富み、変形性の良好なも
のを金型等による成型手段により成型するものである
が、この時レンズ枠3の内側の上下端部4、5に膨出成
型する連絡橋7、7は、次工程において圧入溶着する緩
衝体9、9がこれを囲繞し且つ顔面の形状に沿う様にし
た軟質合成樹脂が強固に溶着する様に多数の連結体6、
6…と共に一体的に膨出成型しているもので、この緩衝
体9、9には優れた弾性を有し、耐熱と耐候性に富む軟
質合成樹脂を圧入孔10、10より強制圧入するが、図
示する様に1っの緩衝体9、9に対して1ヵ所より圧入
しているが、これに限定されることなく複数箇所より同
時に圧入溶着するかは任意であって、これら異質の材質
を一体不可分に溶着して長期間の使用に際しても剥離す
る憂いや、万が一他と衝突しても眼窩の周囲の皮膚を損
傷することがないものである。
【0011】
【発明の効果】本発明のかかる構成により、例えば硬質
合成樹脂による眼鏡枠1を透明体としこれに圧入溶着す
る軟質合成樹脂による緩衝体9、9を変化に富んだ色彩
を施せば、眼鏡枠1の正面より見てその上下に圧入溶着
した緩衝体9、9の色彩が近代的な模様として浮き出る
ものであり、従来のサングラスにおいては得られなかっ
た防風、防塵効果を兼ね備えたファション感覚溢れたも
のとして利用出来るもので、これはサングラスに限定さ
れるものではなく一般の眼鏡においても転用可能なるも
ので、これによりスキー、サイクリング、オートバイ等
の屋外スポーツ又は花粉防止更には発塵工場においては
防塵眼鏡にも使用できると共に、従来にない防護眼鏡と
して種々の用途或いはフアッション性を加味したものと
して個性を発揮出来る等種々の用途が創造される極めて
有用なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面よりの斜視図であ
る。
【図2】同上における一部切除した背面図である。
【図3】図2のA−A線における縦断端面図である。
【図4】図2のB−B線における縦断端面図である。
【図5】図3のC−C線における横断端面図である。
【符号の説明】
1 眼鏡枠 2 レンズ 3 レンズ枠 4 内側上端部 5 内側下端部 6 連結体 7 連結橋 8 レンズ溝 9 緩衝体 10 圧入孔 11 蔓部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質合成樹脂を資材とした眼鏡枠1を成
    型するに際し、左右のレンズ2を嵌合するレンズ枠3の
    内側上端部4に連続し、且つ夫々のレンズ枠3の内側下
    端部5、5とに、一定の間隔をおき多数の連結体6、
    6、…により細幅の連結橋7、7を一体的に膨出成型し
    た後、該レンズ枠3内側の上下端部4、5に膨出成型し
    た連結橋7、7を囲繞し、且つレンズ2を嵌合するレン
    ズ溝8にかけて軟質合成樹脂の緩衝体9、9を顔面の形
    状に沿う様に圧入溶着して一体的に形成することを特徴
    とする緩衝体付サングラスの一体的製造方法。
JP24165397A 1997-08-04 1997-08-04 緩衝体付サングラスの一体的製造方法 Pending JPH1148357A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005092261A1 (en) * 2004-03-26 2005-10-06 Brent Sheldon Lens attachment combined with formation of goggles frame
US7431452B2 (en) 2006-06-06 2008-10-07 Brent Sheldon Lens attachment to eyewear having cushion pad
KR100898511B1 (ko) 2007-07-26 2009-05-20 오토스테크 주식회사 작업용 보호안경
US9726903B2 (en) 2010-09-10 2017-08-08 3M Innovative Properties Company Eyewear with improved fit

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