JPH1147728A - 薬注装置の監視装置 - Google Patents

薬注装置の監視装置

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JPH1147728A
JPH1147728A JP20809397A JP20809397A JPH1147728A JP H1147728 A JPH1147728 A JP H1147728A JP 20809397 A JP20809397 A JP 20809397A JP 20809397 A JP20809397 A JP 20809397A JP H1147728 A JPH1147728 A JP H1147728A
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Tsutomu Kurokawa
努 黒川
Akikazu Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬注装置において、所定量の薬注が行われて
いるか否かを自動的かつ迅速に監視する薬注装置の監視
装置を提供する。 【解決手段】 この監視装置は、薬注ポンプの運転時間
を積算するタイマカウンタ6と、薬注ポンプ2の吐出口
側に接続され、薬液の吐出量を圧力で検出してパルス信
号を発信する圧力センサ4と、圧力センサ4のパルス信
号を積算するパルスカウンタ5と、パルスカウンタ5か
らの信号とタイマカウンタ6からの信号に基づいて薬液
の実吐出量を演算する演算器7と、演算器7の演算結果
と薬液の規定吐出量とを比較演算して薬液の吐出量の適
・不適を判断する判定器8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬注装置の監視装置
に関し、更に詳しくは、防食剤,スケール防止剤など冷
却水やボイラー用の薬液,紙パルププロセス用薬液,排
水処理に用いる凝集剤などの薬液を注入する薬注装置に
おいて、当該薬注装置が規定量の薬液を注入して正常に
運転されているか否かを監視する薬注装置の監視装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば水処理設備においては、所定の薬
液が薬注ポンプで添加(以下、薬注という)されて処理
が進められるが、このとき、薬注は規定量通りに、進行
することが必要である。薬注不足は目的とする水処理を
実現することができず、また薬注過剰の場合は、徒に処
理コストの上昇を引き起こすだけではなく、処理系にお
ける異常なpH上昇(または低下)などが発生し装置の
故障を起こすこともあるからである。
【0003】そのため、薬注装置の運転に関しては、薬
注ポンプが正しく作動し、かつそのことによって規定量
の薬注が実現しているか否かを常時監視することが必要
になる。仮に、薬注装置が規定量の薬注を実現していな
い場合であっても、そのことを迅速に把握することによ
り、直ちに対応することが必要となる。このようなこと
から、従来から、薬注装置を監視するための各種の装置
と方法が提案されかつ実施されている。例えば、特公平
7−32902号公報で提案されている監視装置があ
る。
【0004】この監視装置は薬注ポンプからの薬液吐出
量をパルス式流量計で積算し、その値を薬注ポンプの運
転時間で除算することにより薬液の実吐出量を演算し、
その演算値を予め記憶させた薬液の規定量と比較演算し
て規定量の薬注が進行しているか否かを、自動的に、正
確かつ迅速に監視する装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した特公平7−3
2902号公報に記載の監視装置は、薬注不足や薬注過
剰を迅速かつ自動的に監視できるので、薬注場所から通
常は遠く離れた場所に常駐している管理者にとっては、
定期的に薬注場所に赴いてそこで薬注状態を監視するこ
とを省略できるという利点を有している。
【0006】しかしながら、薬注ポンプからの薬液吐出
量は流量計で計測される装置であるため、仮に、配管内
が水や薬液で腐食してスラッジなどの固形物が生成し、
これが薬液中に混入すると、薬注量の計測不能という問
題が引き起こされることになる。本発明は、特公平7−
32902号公報に記載の先行技術における上記した作
用効果を実現しつつも、その上記した不都合を解決する
ことができる新規な薬注装置の監視装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、薬注ポンプの運転時間を積
算するタイマカウンタと、前記薬注ポンプの吐出口側に
接続され、薬液の吐出量を圧力で検出してパルス信号を
発信する圧力センサと、前記圧力センサのパルス信号を
積算するパルスカウンタと、前記パルスカウンタからの
信号と前記タイマカウンタからの信号に基づいて薬液の
実吐出量を演算する演算器と、前記演算器の演算結果と
薬液の規定吐出量とを比較演算して薬液の吐出量の適・
不適を判断する判定器とを備えていることを特徴とする
薬注装置の監視装置が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の装置を添付図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明装置の1例
を示す基本構成図である。図1において、薬液タンク1
には、配管p1を介して薬注ポンプ2が接続され、この
薬注ポンプ2は電源3で動作開始または動作停止をし、
その吐出口側の配管p2には、例えば継手機構によって
取り付けられた圧力センサ4が配置され、配管p2は図
示しない処理系と接続されている。
【0009】そして上記した圧力センサ4には、それぞ
れが後述する機能を発揮するパルスカウンタ5,タイマ
カウンタ6,演算器7,および判定器8が接続され、か
つ前記圧力センサ4も含む監視装置Aが構成されてい
る。ここで、薬注ポンプ2としては、電磁式,モータ式
またはガス圧式のダイヤフラムポンプや、プランジャー
ポンプのような容積式圧入ポンプを用いることができ
る。これらのポンプは、電源3からの動作指令を受ける
と、例えばダイヤフラムポンプの場合は、内蔵している
ダイヤフラムが一定圧力を超えた圧力値を示す。
【0010】また、圧力センサ4としては、市販されて
いる電子式スイッチなどを用いることができる。この圧
力センサ4は、設定されたある圧力を超える圧力に対し
てパルス信号を発信する。したがって、この圧力センサ
4の設定圧力を、ダイヤフラムの往復動による一定量の
薬液吐出に伴う前記薬注ポンプ2の吐出口側に発現する
圧力より低めに設定しておけば、1回のダイヤフラムの
往復動による一定の薬液吐出量は、圧力として圧力ポン
プ4で検知され、それが1個のパルス信号に変換されて
発信されることになる。
【0011】この監視装置Aは次のように作動する。ま
ず、電源3から薬注ポンプ2に動作指令を発信して当該
薬注ポンプ2を作動する。薬注ポンプ2は薬液タンク1
内の薬液を配管p2に吐出する。吐出量は薬注ポンプ2
の吐出口側における圧力が一定圧力を超えるごとに圧力
センサ4でパルス信号に変換され、その信号はパルスカ
ウンタ5に入力され、そこでパルス信号の数が積算され
る。
【0012】一方、電源3のオンと同時に、薬注ポンプ
2の運転時間はタイマカウンタ6で積算される。パルス
カウンタ5のパルス信号の積算値とタイマカウンタ6の
ポンプ運転時間は、演算器7に入力される。この演算器
7には、用いた圧力センサ4の1個のパルス信号に対応
する薬注ポンプ2の吐出量(吐出量/1個のパルス信
号)を示すパラメータ(H)を記憶する記憶機構が組み
込まれている。なお、上記パラメータは用いる薬注ポン
プの能力に応じて適宜変化させる。
【0013】この演算器7では、パルスカウンタ5から
のパルス信号の積算値をA,タイマカウンタ6からのポ
ンプ運転時間をTとした場合、次式:A×H/Tに基づ
いてポンプ運転時間中における薬注ポンプ2からの単位
時間当たりの実吐出量が演算される。そして、この演算
値は判定器8に入力される。この判定器8には、対象の
処理系を正常に運転するために必要な薬注ポンプの規定
薬注量を記憶する記憶機構が組み込まれている。そし
て、この判定器8では、演算器7から入力された演算結
果(実吐出量)と上記規定薬注量とが比較演算され、当
該実吐出量が規定薬注量との対比で適性か否かが判定さ
れる。
【0014】異常、すなわち薬注ポンプ2の吐出異常が
ある場合には、その異常は表示器9に表示されるととも
に、通信装置10を介してホストコンピュータに送信さ
れ、管理者はそれを認識する。上記した異常は、圧力セ
ンサ4が薬注ポンプ2による圧力を検知できず、圧力セ
ンサ4からのパルス信号の数がダイヤフラムの往復動に
対応した規定量に達していないことを示しており、それ
は、薬注ポンプ2の電磁駆動部の故障,ポンプヘッドの
ガスロック,ポンプ吐出口側の閉塞,ポンプ吸い込み側
の閉塞などを原因にしているものと判断できる。
【0015】したがって、この監視装置Aで異常信号を
認識した管理者は、薬注現場に急行して上記原因の解消
のために処置を施すことになる。なお、図1の装置Aで
は、演算器7と判定器8を別体として示したが、両者を
一体化して演算・判定器として機能させてもよい。ま
た、演算器7における前記した記憶機構、判定器8にお
ける前記した記憶機構は、いずれも、演算器7,判定器
8とは別体として配置してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
監視装置によれば、処理系へ所定量の薬注が行われてい
るか否かを自動的にかつ迅速に監視することができる。
薬注ポンプからの薬液吐出量を圧力センサで圧力として
検知するので、例えば流量計を用いた場合には仮に配管
内が薬液で腐食されるとスラッジなどの混入で流量の計
測ができなくなるという問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬注装置の監視装置例を示す基本構成
図である。
【符号の説明】
1 薬液タンク 2 薬注ポンプ 3 電源 4 圧力センサ 5 パルスカウンタ 6 タイマカウンタ 7 演算器 8 判定器 9 表示器 10 通信装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬注ポンプの運転時間を積算するタイマ
    カウンタと、前記薬注ポンプの吐出口側に接続され、薬
    液の吐出量を圧力で検出してパルス信号を発信する圧力
    センサと、前記圧力センサのパルス信号を積算するパル
    スカウンタと、前記パルスカウンタからの信号と前記タ
    イマカウンタからの信号に基づいて薬液の実吐出量を演
    算する演算器と、前記演算器の演算結果と薬液の規定吐
    出量とを比較演算して薬液の吐出量の適・不適を判断す
    る判定器とを備えていることを特徴とする薬注装置の監
    視装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030033415A (ko) * 2001-10-22 2003-05-01 김태식 정수약품 자동투입시스템
JP2005052717A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Toppan Printing Co Ltd 塗布液供給装置
JP2007260583A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Printing Co Ltd インキ吐出印刷装置

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