JPH114714A - 液状化粧料容器 - Google Patents

液状化粧料容器

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JPH114714A
JPH114714A JP17661897A JP17661897A JPH114714A JP H114714 A JPH114714 A JP H114714A JP 17661897 A JP17661897 A JP 17661897A JP 17661897 A JP17661897 A JP 17661897A JP H114714 A JPH114714 A JP H114714A
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JP
Japan
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container
opening
liquid cosmetic
ironing
neck
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JP17661897A
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Inventor
Atsushi Oba
淳 大庭
Kensuke Kusuki
謙介 楠木
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Suzuno Kasei Co Ltd
Original Assignee
Suzuno Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップの開閉によりしごき部材の開口度合
が影響を受けない、操作性に優れた液状化粧料容器を提
供する。 【解決手段】 液状化粧料容器1は、液状化粧料を入れ
る容器本体19と、棒状塗布具9と、容器の口を塞ぐキ
ャップ3を備える。容器本体19の上部に、キャップ3
と係合する首部7を設けるとともに、開口119により
棒状塗布具9の外周をしごくしごき部材13を設けた。
また、首部7の下部に開度調整部11を設け、首部7を
容器本体19に対して上下方向に移動させることによっ
てしごき部材13の中央開口119の開口度合を可変と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスカラやアイラ
イナー等の液状化粧料容器に関する。より具体的には、
ブラシ等の塗布具を出入自在に備えており、かつ、その
塗布具に付着した余分の化粧料をしごき落とすしごき部
材を有し、そのしごき部材の口の開口度合を調整するこ
とにより塗布具への化粧料付着量を調整できる液状化粧
料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のしごき度可変の液状化粧料容器
に関しては、何種類かのものが公知である。実公昭63
−22980号には、しごき部材に当接する開度調整部
を容器内で上下に移動させることによりしごき部材の開
口度合を変化させる構造の液状化粧料容器が開示されて
いる。しかし、この液状化粧料容器は、キャップを締め
る際あるいは取り外す際に首部にかかる回動力により、
開度調整部が動いて開口度合が不意に変わってしまうと
いう欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、塗布具への
化粧料付着量を調整できる液状化粧料容器であって、キ
ャップの開閉によりしごき部材の開口度合が影響を受け
ない、操作性及びデザイン性に優れた液状化粧料容器を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1発明の液状化粧料容器は、 液状化粧料を入れ
る容器本体、該本体に出し入れ自在の棒状塗布具、及
び、容器の口を塞ぐキャップを備える液状化粧料容器に
おいて; 容器本体の上部に、キャップと係合する首部
を該本体に対して回動不能かつ上下方向摺動自在に設け
るとともに、該容器本体内に、中央が開口した弾性部材
からなる、該開口により棒状塗布具の外周をしごくしご
き部材を設け、上記首部の軸方向の作動に応じてしごき
部材の中央開口の開口度合を可変としたことを特徴とす
る。すなわち、首部と容器本体とは相対回動せず、キャ
ップを首部に係合させる際に回動力が働いても首部が容
器本体に対して回動しないので、開度調整具合は変化し
ない。
【0005】また、第2発明の液状化粧料容器は、 液
状化粧料を入れる容器本体と、 この容器本体に出し入
れ自在の棒状塗布具と、 容器の口を塞ぐキャップと、
を具備し; 上記容器本体が内側のボトルとカバーとの
2重構造からなり、該ボトルがカートリッジ式に該カバ
ーに対して着脱可能であることを特徴とする。ボトル内
の液状化粧料容器を使い終ったとき等には、ボトルのみ
を交換することによって安価に継続使用できる。なお、
この方式は、しごき部材の開度が可変式の容器以外の一
般的な液状化粧料容器にも適用できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の1態様の液状化粧料は、
液状化粧料を入れる容器本体と、 この容器本体に出
し入れ自在の棒状塗布具と、 容器の口を塞ぐキャップ
と、 容器本体上部に配置された、キャップとの係合部
を有する首部と、 容器本体上部に配置された、中央が
開口した弾性部材からなる、該開口により棒状塗布具の
外周をしごくしごき部材と、 首部の下部に延設され
た、しごき部材に当接してその中央開口の開口度合を可
変とする開度調整部と、 容器本体に対して回動自在に
係合するとともに、首部と螺合する開度調整リングと、
を具備し; 上記容器本体と首部との間には、軸方向摺
動自在に同期係合する同期係合部が設けられており、
上記開度調整リングを容器本体に対して回動させること
により上記首部及び開度調整部を上下方向に移動させ、
もって上記しごき部材の中央開口の開口度合を可変とす
ることを特徴とする。
【0007】以下、図面を参照しつつより詳しく説明す
る。図1及び図2は、本発明の1実施例に係る液状化粧
料容器の内部構造を示す断面図である。図1は、開度調
整部が下がったしごき開口拡開状態を、図2は開度調整
部が上がったしごき開口縮小状態を示す。この図の液状
化粧料容器1は、キャップ3、首部7、棒状塗布具9、
開度調整リング8、しごき部材13、容器本体19等か
らなる。図3〜図7は、本実施例の液状化粧料容器の首
部、開度調整リング、しごき部材、容器本体のボトル及
びカバーの詳細を示す部分断面側面図である。
【0008】容器本体19は、カバー15と、その内側
のボトル17の2重構造である。ボトル17は底129
と側部127よりなる有底筒状をしており、その内部に
液状化粧料を入れるものである。カバー15は、ボトル
17の外側を覆っており、同様に底139と側部137
を有する。カバー15の上端部は、ボトル17の上端よ
りも高く上に延びており、その内面には、上下方向に延
びる同期係合縦溝132が切られている。この縦溝13
2には、首部7の同期係合縦リブ85が係合している。
カバー15の上部外面には、環状凸部135が形成され
ている。この環状凸部135には、開度調整リング8下
部内面に形成されている環状凹部99が係合して、開度
調整リング8を容器本体19に対して、回動自在に連結
している。カバー15とボトル17とは、カバー15上
部内面の縦溝133とボトル上部外面の縦リブ128と
の係合により回動不能となっている。
【0009】ボトル17の口部121は小径に絞られて
いる。このボトル口部の形状は、後述するしごき部材1
3の固定構造と関連したものである。
【0010】しごき部材13は、NBR等のゴムに代表
される弾性材料でできており、ある程度伸縮自在であ
る。しごき部材13は、中央開口119を有する下つぼ
まり漏斗状のしごき部(漏斗部115及び絞り部11
7)と、該部の外周から下方に延びるリング状の折り返
し部113と、を備えている。そして、しごき部をボト
ル口121の内側に当て、折り返し部113を同口12
1の外周に当てた状態で、しごき部材13がボトル口1
21に載置されてセットされている。さらに、カバー1
5の上部内周が、しごき部材13の折り返し部113を
外から押さえて、しごき部材13を固定している。な
お、図5に示されている、漏斗部115と上辺部11
1、折り返し部113の囲まれた凹部112がボトル口
部121にかぶさっている。折り返し部113の裏には
段部112aが形成されており、ボトル口部121の外
周の段部123と係合して抜け止めとなる。
【0011】つまり、しごき部材13の折り返し部11
3は、ボトル口部121とカバー15との間にはさまれ
て保持されている。したがって、しごき部材13が容器
本体19に対してしっかりと固定されるとともに、しご
き部材113(NBR)と容器本体19との間のシール
性が向上する。
【0012】しごき部材13の漏斗部115の上部に
は、首部7の下部に形成されている開度調整部11が上
から当接している。この開度調整部11の位置が高い
と、漏斗部115は、自らの弾性で内側に閉じて、同部
内側にリング状に広がるしぼり部117を内側に寄せ、
結局しぼり部中央の開口であるしごき口119を狭くす
る。開度調整部11の位置が低いと、その逆に、漏斗部
115、しぼり部117、しごき口119が拡がる。
【0013】開度調整リング8は、リング状のものであ
って、前述のように、その下部内面に形成された環状凹
部99において、容器本体19の上部外面に回動自在に
連結されている。開度調整リング8の上半部内面にはメ
ネジ93が形成されている。このメネジ93には、首部
7外周のオネジ73が螺合する。開度調整リング8の下
半部は単純な円筒形部95であり、容器本体のカバー1
5の上端部外周に回動自在に嵌合している。
【0014】首部7は、上下に2カ所のオネジ73、8
1(オネジ状の一群の突起でもよい)を有する筒状のも
のである。その最下部には、下つぼまり筒状の開度調整
部11が、下方に延びるように一体に設けられている。
開度調整部11の先端89は、上述のように、しごき部
材13の漏斗部115内面に当接し、そのしごき口11
9の開度を調整する。開度調整部11の外面は、やや下
つぼまりのテーパ面となっており、しごき部材の漏斗部
115内面のテーパ面に対して抵抗なく摺動・当接する
のに適した形状となっている。
【0015】首部7の下段部外面にはオネジ81が形成
されている。このオネジ81は左ネジであり、上部オネ
ジ73の右ネジとは異なっている。オネジ81の下方の
外周には、同期係合縦リブ85が突設されている。この
縦リブ85は、容器本体19のカバー15の上部内面に
切られている同期係合縦溝132と係合する同期係合縦
リブ(容器本体に対する回り止め)の役割を果す。すな
わち、縦リブ85は、同期係合溝132の内に入ってお
り、この溝132に沿って上下する。したがって、容器
本体19と開度調整リング8を相対的に回転する(例え
ばどちらかを片手で押さえて他方を捩る)と、首部7
は、容器本体19及びそれに固着されているしごき部材
13に対して上下に動く。この動きにより、首部7下端
の開度調整部11の先端89がしごき部材13に当接す
る位置が上下し、前述のとおり、そのしごき口119の
開度を開閉することができる。
【0016】首部7の上段部外面には、オネジ73が形
成されている。このオネジ73は、キャップ3のメネジ
38と螺合する。首部7の上端71は、パッキン5の鍔
61の下面と当接して、容器内を気密に保つ。首部7の
内部は、上下に抜けた孔(内孔87)となっており、棒
状塗布具9が貫通している。内孔87内は、上よりも下
の方が狭くなっており、棒状塗布具9を容器内に入れや
すくなっている。
【0017】棒状塗布具9は、下端にブラシ21を有す
る棒状の部材であって、容器本体19内に出し入れ自在
に備えられている。棒状塗布具9の上部は、比較的大径
の中空筒状部である挿入部41となっている。同部41
の根元には、環状凹部43が形成されており、ここにキ
ャップ3内径の環状凸部37が嵌合して、キャップ3と
棒状塗布具9とが固定される。なお、挿入部41の内孔
は肉盗み用の穴である。
【0018】棒状塗布具9の挿入部41の下はフランジ
45となっている。このフランジ45の下には、パッキ
ン5の鍔61が位置し、同フランジ45と首部7上端7
1との間に、パッキン5の鍔61を挟み込んで容器内を
シールしている。
【0019】パッキン5は、上述の鍔61とその下に延
びる下すぼまり円筒状の胴部63とからなる。このパッ
キン5は、通常NBR等のゴムで作られている。鍔61
は上述のシールの役割を果たし、胴部63は、棒状塗布
具9を首部7内に収める際の案内の役割を果す。このパ
ッキン胴部63は、棒状塗布具9のフランジ45の下の
外周に掘り込まれた段51に組み込まれている。この位
置に組み込む際には、パッキン5を棒状塗布具9の下端
から入れて、パッキン5を広げながら上に押し上げる。
【0020】棒状塗布具9の中段部53は、次第に細く
なりながら下に延びる中空棒状部であり、その中空部は
肉盗み穴55である。中段部53の下は、一段細くなっ
たくびれ部57となっている。同部57は、棒状塗布具
9を容器内に納めてキャップ3を閉じたときに、ちょう
どしごき部材13のしごき口119がくる部分である。
図2は、しごき口119が最も狭くなっている(内側に
寄せられている)状態であり、それに対応してしごき口
119の当たる棒状塗布具9の部分も最も細くなってい
る。図1は、しごき口119が最も広くなっている状態
であり、しごき口119の当たる棒状塗布具9の部分も
太くなっている。これは、しごき口119と棒状塗布具
9外周面との接触(締め付け)によって容器内の液状化
粧料をシールしているのであるが、その締め付け力を適
当に保つためである。
【0021】棒状塗布具9の下段部59は中実の棒状部
である。この下段部59の下には、芯棒151及びブラ
シ毛153からなるブラシ21が接続されている。この
ブラシ21に容器本体19内の液状化粧料を含ませて引
き上げる際に、ブラシ21がしごき部材13のしごき口
119を通過するときに、ブラシ毛153がしごかれて
ブラシ毛153に付着した余分の液状化粧料を容器本体
19内にしごき落とす。この際のしごきの強さは、しご
き口119の開口度合によるので、前述のメカニズムに
よりしごき口119の開口度合を調整して、ブラシ21
に付く液状化粧料の量を調整するのである。
【0022】キャップ3は、有頂筒状をしており、その
下部内面にはメネジ38が形成されている。このメネジ
38は、首部7上部外面のオネジ73と螺合して、キャ
ップ3が容器1のフタとなる。キャップ3内の中段部に
は、上述のように、棒状塗布具9の挿入部41が固着さ
れている。なお、キャップ3を取り付け取り外しする際
には、容器本体19を手で持ってキャップ3を回す。な
お、オネジ73の代わりに、突起もしくは一群の突起を
設けてもよい。
【0023】図1の液状化粧料容器の組立て手順につい
て説明する。まず、ボトル17の口にしごき部材13を
取り付け、次にカバー15内にボトル17を入れて容器
本体19を組む。次に、首部7を、リブ85を溝132
に合わせてカバー15に組み込む。開度調整リング8を
容器本体19の上部外周に、首部7にネジ込みながらは
め込む(環状凹部99と環状凸部135とが係合す
る)。一方、棒状塗布具9の外面を通してパッキン5を
上に押し上げた後、棒状塗布具9をキャップ3内にはめ
込んで一体化する。この一体化したキャップ3と棒状塗
布具9とを、上述の容器本体側組立体に差し込んで組立
て完成である。
【0024】図1の液状化粧料容器における塗布具への
液状化粧料付着量調整メカニズムを含む作用をまとめて
説明する。まず、キャップ3を棒状塗布具9とともに首
部7から捩って外し、棒状塗布具9を容器内から引き上
げる。このとき、棒状塗布具9下端のブラシ21には、
容器本体19内の液状化粧料が含まれているが、しごき
部材13のしごき口119をブラシ21が通過する際
に、ブラシ21がしごかれて(絞られて)余分に付着し
ている液状化粧料は、容器本体19内にしごき落とされ
る。
【0025】ここで、しごき部材13のしごき口119
の開口度合は次のようにして調整できる。容器本体19
を手の指でつまんで、開度調整リング8を回すと、首部
7は容器本体19と同期回転するので、首部7のオネジ
81と開度調整リング8内面のメネジ93とが相対的に
回動する。すると、首部7は、容器本体19に対して上
下方向に連結されている開度調整リング8に押されて、
容器本体19に対して上下に移動する。首部7が上下に
移動すると、しごき部材13の漏斗部115が、首部7
下部の開度調整部11の外面に押されて、中心から外に
拡がる度合が変化する。これにより、しごき部材13の
中央の開口であるしごき口119の径(開口度合)が変
化する。
【0026】すなわち、首部7が上にあるとき(図2)
は、しごき部材13は内径方向に寄ってしごき口119
が狭まり、ブラシ21は強くしごかれて、容器外に抜き
出したブラシ21に付着している液状化粧料の量は少な
くなる。一方、首部7が下にあるとき(図1)は、しご
き部材13は外に寄ってしごき口119が拡がり、ブラ
シ21はあまり強くしごかれず、容器外に抜き出したブ
ラシ21に付着している液状化粧料の量は多くなる。
【0027】図8は、本発明の他の1実施例に係る液状
化粧料容器の主要部の構造を示す断面図である。(A)
は、開度調整部が上がったしごき開口縮小状態を、
(B)は開度調整部が下がったしごき開口拡開状態を示
す。この図において、図1の符号に200足した数字の
符号は、以下に特記するものを除いて、同じ部品・部分
を示す。
【0028】図8の液状化粧料容器が図1の液状化粧料
容器と異なる点は以下である。 (1) 容器本体が内側のボトルとカバーとの2重構造
からなり、該ボトルが、カートリッジ式に該カバーに対
して着脱可能である。すなわち、容器本体219のカバ
ー215の底が抜けており、ボトル217をカバー21
5の下に抜くことができる。また、別のボトル217を
カバー215の底から組み入れることができる。この例
では、ボトル217の下端部外面にオネジ128が形成
されており、カバー215の下端部内面にメネジ138
が形成されており、このネジを螺合させて両者を組み入
れる。なお、ボトル底にはネジ回し用のスリット129
aが形成されている。このようにボトルをカートリッジ
式とすることにより、ボトル内の液状化粧料容器を使い
終ったとき等には、ボトルのみを交換することによって
安価に継続使用できる。
【0029】(2)開度調整リングの下部が、容器本体
の上部内面に嵌合されている。すなわち、開度調整リン
グ208の下部295は、容器本体カバー215の内面
に嵌合している。同嵌合部には、環状凹部315と環状
凸部299が形成されており、開度調整リング208を
カバー215に対して回動自在に連結している。このよ
うにすることによって、容器の外側に出る開度調整リン
グ208の高さを短くして、使用者がキャップ203を
捩るときに、他方の手で誤って開度調整リング208を
持つことが起りにくいようにしている。もし、そのよう
に持つと、キャップ203を捩る力で首部207が共回
りしてしまい、開度調整部211が不意に上下して、し
ごき部材の開口度合が変化してしまうおそれがある。つ
まり、開度調整リング208の外側に出ている部分をで
きるだけ短くして、キャップ着脱時に使用者が自然と容
器本体を持つようにしているのである。
【0030】(3)しごき部材の上縁が上方から拘束さ
れている。すなわち、しごき部材213の上部311
が、カバー215の内面に突設されているフランジ33
6によって上から押さえられている。したがって、しご
き部材213は、内側及び下からボトル217の口部3
25によって押さえられており、外側及び上からカバー
215によって押さえられているので、しごき部材21
3の開口を棒状塗布具209やブラシ221が通過する
際の力でしごき部材213が位置ズレするようなトラブ
ルを完全に防止することができる。
【0031】図9は、本発明の他の1実施例に係る液状
化粧料容器の構造を示す側面断面図である。(A)はし
ごき開口縮小状態を示し、(B)はしごき開口拡大状態
を示す。
【0032】この実施例の液状化粧料容器の特徴は以下
である。 (1)しごき部材413が首部407の下端部に倒立状
態で上下可動に取り付けられている。すなわち、首部4
07の下端部には、凸部422と凹部420からなるし
ごき部材係止部が設けられている。一方、しごき部材4
13は、図8の状態を逆さ(倒立)にした状態で、同係
止部に係止されている。しごき部材413の折り返し部
412の上端には内凸部414が形成されている。同内
凸部414は、首部407の凹部420内に入り込んで
いる。このしごき部材413は、首部407と一体とな
って容器内を上下する。なお、この例では、しごき部材
413の外周を拘束するものはない。これでも、十分に
しごき部材を保持できる。
【0033】(2)開度調整部411はボトル417の
上端部に形成されている。すなわち、ボトル417の上
端部(口の部分)は、円筒状に細長く上に立ち上がる開
度調整部411となっており、その先端489がしごき
部材413の漏斗部415の内面に当接している。ここ
で、開度調整リング408を容器本体419に対して回
動すると、首部407が上下に動き、それと一緒にしご
き部材413も上下する。すると、しごき部材413の
漏斗部415とボトル口の開度調整部411との当接位
置が変わり、しごき部材413の中央開口419の開度
が変わる。
【0034】(3)ボトル417とカバー417との係
止が突起438と凹部428の係合式となっている。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、首部及び開度調整部を容器本体に対して軸方
向に移動させることによってしごき部材の中央開口の開
口度合を可変としたので、キャップの開閉によりしごき
部材の開口度合が影響を受けない、操作性及びデザイン
性に優れた液状化粧料容器を提供することができる。ま
た、容器本体を内側のボトルとカバーとの2重構造と
し、ボトルをカートリッジ式にカバーに対して着脱可能
とした場合には、ボトル内の液状化粧料容器を使い終っ
たとき等には、ボトルのみを交換することによって安価
に継続使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る液状化粧料容器の、開
度調整部が下がったしごき開口拡開状態における内部構
造を示す断面図である。
【図2】本発明の1実施例に係る液状化粧料容器の、開
度調整部が上がったしごき開口縮小状態における内部構
造を示す断面図である。
【図3】本実施例の液状化粧料容器の首部の詳細を示す
部分断面側面図である。
【図4】本実施例の液状化粧料容器の開度調整リングの
詳細を示す部分断面側面図である。
【図5】本実施例の液状化粧料容器のしごき部材の詳細
を示す部分断面側面図である。
【図6】本実施例の液状化粧料容器の容器本体のボトル
の詳細を示す部分断面側面図である。
【図7】本実施例の液状化粧料容器の容器本体のカバー
の詳細を示す部分断面側面図である。
【図8】本発明の他の1実施例に係る液状化粧料容器の
主要部の構造を示す断面図である。(A)は、開度調整
部が上がったしごき開口縮小状態を、(B)は開度調整
部が下がったしごき開口拡開状態を示す。
【図9】本発明の他の1実施例に係る液状化粧料容器の
構造を示す側面断面図である。(A)はしごき開口縮小
状態を示し、(B)はしごき開口拡大状態を示す。
【符号の説明】
1 液状化粧料容器 3 キャップ 5 パッキン 7 首部 8 開度調整リング 9 棒状塗布具 11 開度調整部 13 しごき部材 15 カバー 17 ボトル 19 容器本体 21 ブラシ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状化粧料を入れる容器本体、該本体に
    出し入れ自在の棒状塗布具、及び、容器の口を塞ぐキャ
    ップを備える液状化粧料容器において;容器本体の上部
    に、キャップと係合する首部を該本体に対して回動不能
    かつ上下方向摺動自在に設けるとともに、該容器本体内
    に、中央が開口した弾性部材からなる、該開口により棒
    状塗布具の外周をしごくしごき部材を設け、上記首部の
    軸方向の作動に応じてしごき部材の中央開口の開口度合
    を可変としたことを特徴とする液状化粧料容器。
  2. 【請求項2】 液状化粧料を入れる容器本体、該本体に
    出し入れ自在の棒状塗布具、及び、容器の口を塞ぐキャ
    ップを備える液状化粧料容器において;容器本体の上部
    に、キャップと係合する首部を該本体に対して回動不能
    かつ上下方向摺動自在に設けるとともに、該容器本体内
    に、中央が開口した弾性部材からなる、該開口により棒
    状塗布具の外周をしごくしごき部材を設け、容器本体に
    回動自在に設けた調整リングの首部との螺合作用により
    上記首部を軸方向に作動させ、該作動に応じてしごき部
    材の中央開口の開口度合を可変としたことを特徴とする
    液状化粧料容器。
  3. 【請求項3】 液状化粧料を入れる容器本体と、 この容器本体に出し入れ自在の棒状塗布具と、 容器の口を塞ぐキャップと、 容器本体上部に配置された、キャップとの係合部を有す
    る首部と、 容器本体上部に配置された、中央が開口した弾性部材か
    らなる、該開口により棒状塗布具の外周をしごくしごき
    部材と、 首部の下部に延設された、しごき部材に当接してその中
    央開口の開口度合を可変とする開度調整部と、 容器本体に対して回動自在に係合するとともに、首部と
    螺合する開度調整リングと、を具備し;上記容器本体と
    首部との間には、上下方向摺動自在に同期係合する同期
    係合部が設けられており、 上記開度調整リングを容器本体に対して回動させること
    により上記首部及び開度調整部を上下方向に移動させ、
    もって上記しごき部材の中央開口の開口度合を可変とす
    ることを特徴とする液状化粧料容器。
  4. 【請求項4】 上記開度調整リングの下部が、上記容器
    本体の上部内面に嵌合されている請求項3記載の液状化
    粧料容器。
  5. 【請求項5】 上記しごき部材が、中央開口を有する下
    つぼまりのしごき部と、該部の外周から下方に延びるリ
    ング状の折り返し部と、を備え、 しごき部を容器口の内側に当て、折り返し部を容器口の
    外周に当てた状態で該しごき部材が固定されている請求
    項1、2又は3記載の液状化粧料容器。
  6. 【請求項6】 液状化粧料を入れる容器本体と、 この容器本体に出し入れ自在の棒状塗布具と、 容器の口を塞ぐキャップと、を具備し;上記容器本体が
    内側のボトルとカバーとの2重構造からなり、該ボトル
    が、カートリッジ式に該カバーに対して着脱可能である
    ことを特徴とする液状化粧料容器。
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