JPH114652A - 小麦粉加工製品及びその製造方法並びにそれを使用した加工食品 - Google Patents

小麦粉加工製品及びその製造方法並びにそれを使用した加工食品

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JPH114652A
JPH114652A JP9314250A JP31425097A JPH114652A JP H114652 A JPH114652 A JP H114652A JP 9314250 A JP9314250 A JP 9314250A JP 31425097 A JP31425097 A JP 31425097A JP H114652 A JPH114652 A JP H114652A
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JP
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sheet
fat
oil
dough
flour
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Mieko Yamamoto
美絵子 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油脂により生地が接着しないようにして内部
に詰め物収容部を形成した新規な食材としての小麦粉加
工製品の提供。 【解決手段】 小麦粉を主原料として形成した生地をシ
−ト状に伸ばして成形した成形品2の内部に、油脂によ
り生地が接着しないようにした詰め物収容部3を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小麦粉を主原料と
した小麦粉加工製品、その製造方法及びそれを使用した
加工食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小麦粉を主原料とした小麦粉加工
製品としては多数のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
小麦粉加工製品には、油脂により生地が接着しないよう
にして内部に詰め物収容部を形成したものはなかった。
【0004】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、油脂により生地が接着しな
いようにして内部に詰め物収容部を形成した新規な食材
としての小麦粉加工製品を提供することを主たる課題と
し、合わせてその製造方法及びそれを使用した加工食品
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明請求項1記載の小麦粉加工製品では、小麦粉
を主原料として形成した生地をシ−ト状に伸ばして成形
した成形品の内部に、油脂により生地が接着しないよう
にした詰め物収容部を形成した構成を採用した。油脂と
してはゴマ油、コ−ン油,大豆油,なたね油,べに花油
等の植物性油脂や動物性油脂を使用することができる。
この小麦粉加工製品では、シ−ト状の成形品の内部に詰
め物収容部を形成しているから、これを焼いたり、焼い
たのち蒸したり、蒸したり、油で揚げたり、茹でる等の
加熱処理をしたのち、半分に切断し、開口した詰め物収
容部内に野菜や肉類あるいは甘みそ等の詰め物を詰めて
から食べることができる。加熱処理したものを切断せず
に、そのまま野菜や肉類等に巻いたり、あるいはこれら
のものを挟んでから食べることもできる。
【0006】また、請求項2記載の小麦粉加工製品の製
造方法では、小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水又
は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地を
作り、この生地を薄く伸ばして第1シ−トを形成し、こ
の第1シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布す
ることにより中央部を油脂塗布面とした第1油脂塗布シ
−トを形成し、次に、この第1油脂塗布シ−トを前記油
脂塗布面を内側にして二つ折り又は三つ折りにして第1
折曲体を形成したのち、これを薄く伸ばして第2シ−ト
を形成し、これを適宜形状に成形して形成する方法を採
用した。この製造方法によれば前記小麦粉加工製品を効
率よく製造することができる。
【0007】また、請求項3記載の小麦粉加工製品の製
造方法では、小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水又
は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地を
作り、この生地を薄く伸ばして第1シ−トを形成し、こ
の第1シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布す
ることにより中央部を油脂塗布面とした第1油脂塗布シ
−トを形成し、次に、この第1油脂塗布シ−トを前記油
脂塗布面を内側にして二つ折り又は三つ折りにして第1
折曲体を形成したのち、これを薄く伸ばして第2シ−ト
を形成し、次に、この第2シ−トの上面に、外周縁部を
除いて油脂を塗布することにより中央部を油脂塗布面と
した第2油脂塗布シ−トを形成し、次に、この第2油脂
塗布シ−トを前記油脂塗布面を内側にして二つ折り又は
三つ折りにして第2折曲体を形成したのち、これを薄く
伸ばして第3シ−トを形成し、これを適宜形状に成形し
て形成した方法を採用した。この製造方法によれば前記
小麦粉加工製品を効率よく製造することができる。
【0008】また、請求項4記載の小麦粉加工製品の製
造方法では、小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水又
は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地を
作り、この生地を薄く伸ばして第1シ−トを形成し、こ
の第1シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布す
ることにより中央部を油脂塗布面とした第1油脂塗布シ
−トを形成し、次に、この第1油脂塗布シ−トを前記油
脂塗布面を内側にして二つ折り又は三つ折りにして第1
折曲体を形成したのち、これを薄く伸ばして第2シ−ト
を形成し、次に、この第2シ−トの上面に、外周縁部を
除いて油脂を塗布することにより中央部を油脂塗布面と
した第2油脂塗布シ−トを形成し、次に、この第2油脂
塗布シ−トを前記油脂塗布面を内側にして二つ折り又は
三つ折りにして第2折曲体を形成したのち、これを薄く
伸ばして第3シ−トを形成し、さらにこの第3シ−トに
前記と同様な油脂塗布と折曲と伸ばし操作を1乃至数回
繰り返したのち、最後のシ−トを適宜形状に成形して形
成した構成を採用した。この製造方法によれば前記小麦
粉加工製品を効率よく製造することができる。
【0009】また、請求項5記載の小麦粉加工製品の製
造方法では、小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水又
は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地を
作り、この生地を薄く伸ばして下シ−トを形成し、この
下シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布するこ
とにより中央部に油脂塗布面を形成し、この下シ−トの
上部に下シ−トと同じ形状に形成した上シ−トを重ね合
わせて両者を一体に成形する方法を採用した。この製造
方法によれば油脂塗布面を形成した下シ−トの上に上シ
−トを重ねて一体化するだけで前記小麦粉加工製品を製
造することができるので、小麦粉加工製品の製造を容易
に行うことができる。
【0010】また、請求項6記載の小麦粉加工製品の製
造方法では、小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水又
は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地を
作り、この生地の所定量を分割して分割生地を形成し、
この分割生地の中にバタ−やマ−ガリンを包み込んだの
ち、バタ−やマ−ガリンが溶けだす頃を見計らってこれ
を伸ばして成形品を形成する方法を採用した。ここで言
うマ−ガリンには調整マ−ガリンやファットスプレッド
も含まれる。これらのマ−ガリンは脂肪分が少ないので
これを使用すればカロリ−を低下させることができる。
この製造方法によれば前記小麦粉加工製品を効率よく製
造することができる。
【0011】また、請求項7記載の小麦粉加工製品の製
造方法では、小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水又
は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地を
作り、この生地をシ−ト状に伸ばしてシ−ト体を形成
し、このシ−ト体の上面の半部に外周縁部を除いて油脂
を塗布して油脂塗布面を形成し、次に、このシ−ト体
を、前記油脂塗布面を内側にして中央から折り曲げたの
ち、これを一体化させて成形品を形成する方法を採用し
た。この製造方法によればシ−ト体に油脂を塗布した
後、折り曲げるだけで前記小麦粉加工製品を製造するこ
とができるので、効率よく小麦粉加工製品を製造するこ
とができるし、又、折り曲げ部のぎりぎりまで油脂を塗
布することができるので、詰め物収容部を広く形成する
ことができる。
【0012】また、請求項8記載の加工食品では、請求
項1記載の小麦粉加工製品を加熱処理したのち、中央か
ら切断して内部の詰め物収容部を開口し、その開口部か
ら野菜、肉類や甘みそ等の詰め物を収容して形成した構
成を採用した。この加工食品では、小麦粉を主原料とし
た新しい食材を提供することができる。又、この加工食
品では、詰め物は詰め物収容部内に収容されるので、食
べる際、詰め物が落ちることがなく食べ易い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる小
麦粉加工製品の一部を切断して示した斜視図、図2はそ
の製造方法の一例を示す説明図である。
【0014】本実施の形態の小麦粉加工製品Aは、主原
料である小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水又は湯
を加えて捏ね合わせて形成した生地1をシ−ト状に伸ば
して成形した成形品2の内部に、油脂により生地が接着
しないようにした詰め物収容部3を形成したものであ
る。小麦粉としては薄力粉を使用することが好ましいが
これに限定されるものではない。
【0015】次に、この小麦粉加工製品Aの製造方法の
一例を説明する。まず、主原料である小麦粉に食塩、砂
糖、水飴、卵、ベ−キングパウダ−、乳化剤、バタ−等
の副原料と水又は湯、好みにより香辛料等を加え、これ
らをミキサ−で2〜5分間低速で捏ねる。本実施例で
は、小麦粉100gに対し、食塩1.5g,砂糖3g、
水飴5g,卵10g,ベ−キングパウダ−0.8g、乳
化剤1g、バタ−5g、水27〜29ccの割合になる
ように配合しているが、配合する副原料の種類や配合割
合等は任意である。次に、これを1〜24時間寝かせて
なじませて生地1を作る。水の代りに湯を使用した場合
は、生地を寝かせる時間を短縮したり、生地を寝かせる
ことなく直ちに使用することができる。次に、この生地
1を20〜60g程度好みの重量に分割し平たく伸ばし
て第1シ−ト4を形成する。次に、第1シ−ト4の上面
5の中央部にゴマ油(好みによりラ−油を少量混ぜても
よい。)を塗って油脂塗布面6を有する第1油脂塗布シ
−ト7を形成する。8は油脂を塗布していない外周縁部
である。次に、第1油脂塗布シ−ト7を、前記油脂塗布
面6を形成した上面5を内側にして、これを二つ折りま
たは三つ折りにして第1折曲体9を形成したのちこれを
薄く伸ばして第2シ−ト10を形成する。次に、第2シ
−ト10の上面11の外周縁部12を除いた中央部にゴ
マ油(好みによりラ−油を少量混ぜてもよい。)を塗っ
て油脂塗布面13を有する第2油脂塗布シ−ト14を形
成する。次に、第2油脂塗布シ−ト14を、前記油脂塗
布面13を形成した上面11を内側にして、これを二つ
折りまたは三つ折りにして第2折曲体15を形成したの
ちこれを伸ばして第3シ−ト16を形成する。次に、第
3シ−ト16を小判状等の好みの形状に成形して成形品
2を形成したのち、その上にゴマgを振りかけて小麦粉
加工製品Aを製造するものである。尚、本実施の形態で
は、第3シ−ト16を成形品2に形成したが、第2シ−
ト10又は第3シ−ト16に油脂塗布と折曲と伸ばし操
作を数回繰り返したのちの最後のシ−トを成形品2に形
成してもよい。
【0016】そして、この実施形態の小麦粉加工製品A
を食べる時は、これをオ−ブン17で焼いてシ−ト状焼
成品18を作り、この焼成品18を中央部から切断して
半割り状の分割体19を形成し、開口部3aから内部の
詰め物収容部3内に野菜や肉類、あるいは甘みそ等を詰
めてからそのまま食べるものである。焼成品18を野菜
や肉類等に巻いて食べたり、あるいはこれらのものを挟
んで食べる時は、表面が柔らかくなるように、焼いた
後、温かいうちにプラスチックシ−ト等に包んで戻して
おく。尚、図中、20は生地や折曲体を伸ばすための麺
棒、21は油を塗るためのはけ、22はナイフである。
【0017】本実施形態の小麦粉加工製品Aは、第1シ
−ト4及び第2シ−ト10の中央部に油脂を塗布し、外
周縁部8,12には油脂を塗布していないので、油脂塗
布面6,13を内側にして二つ折り又は三つ折りしたの
ち伸ばしても油脂塗布面6,13の部分の生地1は接着
しない。そのため、小麦粉加工製品Aの内部に詰め物収
容部3を形成することができる。尚、本実施形態の小麦
粉加工製品Aでは、詰め物収容部3が複数個形成されて
いる。
【0018】次に、小麦粉製品の製造方法の第二実施形
態を図3に基づいて説明する。この実施形態の製造方法
は、生地1を薄く伸ばして小判状の下シ−ト23を形成
し、このシ−ト23の上面24に外周縁部25を除いて
ゴマ油(好みによりラ−油を少量混ぜてもよい。)を塗
って油脂塗布面26を形成し、次に、下シ−ト23と同
じ形状に形成した上シ−ト27を下シ−ト23の上部に
重ねて両者を接合一体化させて成形品2を形成するもの
である。これ以外の構成や製造方法、調理方法、食べ方
等は前記実施形態と同じであるから詳細な説明は省略す
る。
【0019】次に、小麦粉製品の製造方法の第三実施形
態を図4に基づいて説明する。この実施形態の製造方法
は、所定量の生地を分割して分割生地28を成形し、こ
れにバタ−29を包み込んだのち、バタ−29が溶け始
めた頃、伸ばして成形品2を成形するものである。これ
以外の構成や製造方法、調理方法、食べ方等は前記実施
形態と同じであるから詳細な説明は省略する。
【0020】次に、小麦粉製品の製造方法の第四実施形
態を図5に基づいて説明する。この実施形態の製造方法
は、所定量の生地を伸ばしてシ−ト体30を形成し、こ
のシ−ト体30の上面31の半部に外周縁部32を除い
てゴマ油(好みによりラ−油を少量混ぜてもよい。)を
塗って油脂塗布面33を形成し、次に、シ−ト体30の
ほぼ中央の折り曲げ部aから前記油脂塗布面33を内側
にして折り曲げて折曲体34を形成したのちこれを伸ば
して一体化させて成形品2を成形する点のみが前記実施
形態と相違するだけで、これ以外の構成や製造方法、調
理方法、食べ方等は前記実施形態と同じであるから詳細
な説明は省略する。
【0021】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明してきたが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態
に限定されるものではない。例えば、前記実施形態で
は、油脂としてゴマ油を使用したが、コ−ン油,大豆
油,なたね油,べに花油等の他の植物性油脂や動物性油
脂を使用してもよい。また、前記実施形態では、成形品
2を小判状に成形しているが、その形状に限定はなく、
円形、楕円形、四角形等適宜の形状に形成することがで
きる。また、加熱方法も焼きだけでなく、蒸したり、焼
いたのち蒸したり、フライにしたり、茹でたりしてもよ
い。蒸したり、焼いたのち蒸したり、あるいは茹でる
と、焼いたときのようにパリパリにならないので、野菜
や肉類等に巻いたり、挟んだりして食べるときに便利で
ある。また、焼いたり、蒸したり、焼いたのち蒸したと
きは、手で持って食べても手を汚すことがなく手軽に食
べることができる。フライにしたときは紙で挟んで食べ
ることができる。
【0022】尚、前記シ−ト状焼成品18と類似したも
のとしては、図6に示すような焼成品35がある。この
焼成品35は、まず、小麦粉と副原料を水又は湯で溶い
た溶き物36を枠体37を有する小判状等の鉄板38の
上に流し込んで焼き、これがある程度固くなったのち、
その中央部に油脂39を塗布し、その上から前記溶き物
36を流し込み、それを脱型させたのち反転させて焼い
て形成する。この焼成品35には、内部に油脂39によ
り接着しないようにした詰め物収容部40が形成されて
いる。尚、図中41は溶き物36を供給するノズルであ
る。したがって、この焼成品35を食べる時は、中央部
から切断して詰め物収容部40を開口し、詰め物収容部
40内に野菜や肉類、あるいは甘みそ等を詰めてから食
べるものである。前記実施の形態と同じように、野菜や
肉類等に巻いたり、あるいはこれらのものを挟んだりし
て食べることもできる。詰め物収容部40内に詰め物を
詰めて食べる時は、詰め物が落ちることがないので、手
軽に食べることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の小麦
粉加工製品では、成形品の内部に油脂により生地が接着
しないようにした詰め物収容部を形成しているので、オ
−ブン等で焼いたり、蒸したり、焼いたのち蒸したり、
油で揚げたり、茹でたりしたのち、中間部から切断し
て、詰め物収容部を開口し、その中に野菜や肉類あるい
は甘みそ等を入れてから食べることができる。したがっ
て、手軽に食べることができる食品を提供することがで
きるという効果がある。また、本発明の小麦粉加工製品
の製造方法では、内部に詰め物収容部を形成した小麦粉
加工製品を効率よく製造することができるという効果が
ある。特に、請求項5記載の製造方法では、中央部に油
脂塗布面を形成した下シ−トの上に同じ形状の上シ−ト
を重ねるだけで、また、請求項6記載の製造方法ではバ
タ−やマ−ガリンを生地の中に包み込んで伸ばすだけで
前記成形品を製造することができるので、その効果が顕
著である。また、請求項7記載の製造方法では、シ−ト
体の半部に油脂を塗布したのち中央から折り曲げること
により成形するものであるから、製造が容易である上
に、詰め物収容部を折り曲げ部のぎりぎりまで形成する
ことができるので、詰め物収容部を広く形成することが
できるという効果もある。また、本発明の加工食品で
は、詰め物収容部を形成しているから、食べる際、収容
部内に収容した野菜や肉類等が落ちることがなく、食べ
易いという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る小麦粉加工製品の一部
を切断して示した斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る小麦粉加工製品の製造
方法を示す説明図である。
【図3】本発明の第二実施形態に係る小麦粉加工製品の
製造方法を示す説明図である。
【図4】本発明の第三実施形態に係る小麦粉加工製品の
製造方法を示す説明図である。
【図5】本発明の第四実施形態に係る小麦粉加工製品の
製造方法を示す説明図である。
【図6】他の焼成品の製造方法を示す説明図である。
【符号の説明】
A 小麦粉加工製品 1 生地 2 成形品 3 詰め物収容部 4 第1シ−ト 5 第1シ−トの上面 6 第1シ−トの油脂塗布面 7 第1油脂塗布シ−ト 8 第1シ−トの外周縁部 9 第1折曲体 10 第2シ−ト 11 第2シ−トの上面 12 第2シ−トの外周縁部 13 第2シ−トの油脂塗布面 14 第2油脂塗布シ−ト 15 第2折曲体 16 第3シ−ト 17 オ−ブン 18 焼成品 19 分割体 23 下シ−ト 24 下シ−トの上面 25 下シ−トの外周縁部 26 油脂塗布面 27 上シ−ト 28 分割生地 29 バタ− 30 シ−ト体 31 シ−ト体の上面 32 シ−ト体の外周縁部 33 油脂塗布面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉を主原料として形成した生地をシ
    −ト状に伸ばして成形した成形品の内部に、油脂により
    生地が接着しないようにした詰め物収容部を形成したこ
    とを特徴とする小麦粉加工製品。
  2. 【請求項2】 小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水
    又は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地
    を作り、この生地を薄く伸ばして第1シ−トを形成し、
    この第1シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布
    することにより中央部を油脂塗布面とした第1油脂塗布
    シ−トを形成し、次に、この第1油脂塗布シ−トを前記
    油脂塗布面を内側にして二つ折り又は三つ折りにして第
    1折曲体を形成したのち、これを薄く伸ばして第2シ−
    トを形成し、これを適宜形状に成形して成形品を形成す
    ることを特徴とする小麦粉加工製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水
    又は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地
    を作り、この生地を薄く伸ばして第1シ−トを形成し、
    この第1シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布
    することにより中央部を油脂塗布面とした第1油脂塗布
    シ−トを形成し、次に、この第1油脂塗布シ−トを前記
    油脂塗布面を内側にして二つ折り又は三つ折りにして第
    1折曲体を形成したのち、これを薄く伸ばして第2シ−
    トを形成し、次に、この第2シ−トの上面に、外周縁部
    を除いて油脂を塗布することにより中央部を油脂塗布面
    とした第2油脂塗布シ−トを形成し、次に、この第2油
    脂塗布シ−トを前記油脂塗布面を内側にして二つ折又は
    三つ折りにして第2折曲体を形成したのち、これを薄く
    伸ばして第3シ−トを形成し、これを適宜形状に成形し
    て成形品を形成することを特徴とする小麦粉加工製品の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水
    又は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地
    を作り、この生地を薄く伸ばして第1シ−トを形成し、
    この第1シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布
    することにより中央部を油脂塗布面とした第1油脂塗布
    シ−トを形成し、次に、この第1油脂塗布シ−トを前記
    油脂塗布面を内側にして二つ折り又は三つ折りにして第
    1折曲体を形成したのち、これを薄く伸ばして第2シ−
    トを形成し、次に、この第2シ−トの上面に、外周縁部
    を除いて油脂を塗布することにより中央部を油脂塗布面
    とした第2油脂塗布シ−トを形成し、次に、この第2油
    脂塗布シ−トを前記油脂塗布面を内側にして二つ折又は
    三つ折りにして第2折曲体を形成したのち、これを薄く
    伸ばして第3シ−トを形成し、さらにこの第3シ−トに
    前記と同様な油脂塗布と折曲と伸ばし操作を1乃至数回
    繰り返したのち、最後のシ−トを適宜形状に成形して成
    形品を形成することを特徴とする小麦粉加工製品の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水
    又は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地
    を作り、この生地を薄く伸ばして下シ−トを形成し、こ
    の下シ−トの上面に、外周縁部を除いて油脂を塗布して
    中央部に油脂塗布面を形成し、この下シ−トの上部に、
    下シ−トと同じ形状に形成した上シ−トを重ねて両者を
    一体化させて成形品を形成することを特徴とする小麦粉
    加工製品の製造方法。
  6. 【請求項6】 小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水
    又は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地
    を作り、この生地の所定量を分割して分割生地を形成
    し、この分割生地の中にバタ−やマ−ガリンを包み込ん
    だのち、これをシ−ト状に伸ばして成形品を形成するこ
    とを特徴とする小麦粉加工製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 小麦粉に食塩、砂糖、卵等の副原料と水
    又は湯を加えて捏ね合わせたのち所定時間寝かせて生地
    を作り、この生地をシ−ト状に伸ばしてシ−ト体を形成
    し、このシ−ト体の上面の半部に外周縁部を除いて油脂
    を塗布して油脂塗布面を形成し、次に、このシ−ト体
    を、前記油脂塗布面を内側にして中央から折り曲げたの
    ち一体化させて成形品を形成することを特徴とする小麦
    粉加工製品の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の小麦粉加工製品を加熱処
    理したのち、中央から切断して内部の詰め物収容部を開
    口し、その開口部から詰め物収容部内に野菜や肉類ある
    いは甘みそ等の詰め物を詰め込んで形成することを特徴
    とする加工食品。
JP9314250A 1997-04-23 1997-10-29 小麦粉加工製品及びその製造方法並びにそれを使用した加工食品 Pending JPH114652A (ja)

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JP9314250A JPH114652A (ja) 1997-04-23 1997-10-29 小麦粉加工製品及びその製造方法並びにそれを使用した加工食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007181460A (ja) * 2005-12-30 2007-07-19 I-Mei Foods Co Ltd 可食性容器及びその製造方法
JP2015100314A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 日清製粉株式会社 焼成菓子の製造方法

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