JPH1146410A - 電気設備のインターロック装置 - Google Patents

電気設備のインターロック装置

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JPH1146410A
JPH1146410A JP20197397A JP20197397A JPH1146410A JP H1146410 A JPH1146410 A JP H1146410A JP 20197397 A JP20197397 A JP 20197397A JP 20197397 A JP20197397 A JP 20197397A JP H1146410 A JPH1146410 A JP H1146410A
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JP
Japan
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circuit breaker
grounding
shaft
lock lever
grounding switch
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Application number
JP20197397A
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English (en)
Inventor
Koichi Kurano
孝一 倉野
Masaaki Takeshita
昌昭 武下
Masaru Mihara
優 三原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地開閉器が接地状態にある場合における遮
断器の接続位置への移動を、接地開閉器の操作機構に影
響を及ぼすことなく確実に阻止する。 【解決手段】 遮断器室4内部の遮断器40の移動経路に
沿って操作軸7を架設し、この操作軸7の回動操作によ
り送電室3内部の接地開閉器6を、接地及び接地解除操
作できるようにする。操作軸7の中途にこれの回動に伴
って揺動するロックレバー8を取り付け、接地開閉器6
が接地操作された状態においては、ロックレバー8が遮
断器室4の床板4b上に突出し、遮断器40の接続位置への
移動を拘束する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、母線側分岐導体と
負荷側導体とを接離する遮断器と、負荷側導体を接地及
び接地解除する接地開閉器とを備える電気設備のインタ
ーロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】閉鎖配電盤は、接地金属製の箱体として
構成された外箱の内部を接地金属又は絶縁材からなる隔
壁により相互に仕切って複数のコンパートメントを形成
し、これらのコンパートメントの夫々に、共通母線に接
続された母線側分岐導体、他の電気室、負荷機器等の負
荷への送電のための送電ケーブルに接続された負荷側導
体、両導体を接離する開閉装置、監視制御に必要な制御
機器等の内部機器を収納した構成となっている。
【0003】このような閉鎖配電盤においては、前記配
設室の夫々の内部点検に際し、内部機器の残留電圧によ
る点検作業者の感電事故を防ぐべく、点検前に内部機器
を無電圧化する必要がある。特に、高電圧が残留する虞
れのある負荷側導体の配設室においては、外部からの操
作により前記負荷側導体を接地及び接地解除する接地開
閉器を配し、内部点検に際しては、遮断器の配設室にお
いて遮断器を引き出し、母線側分岐導体と負荷側導体と
を確実に断路した後、前記接地開閉器を接地操作するこ
とにより負荷側導体の無電圧化を図るようにしている。
【0004】ところが、以上の如き遮断器及び接地開閉
器を備えた閉鎖配電盤等の電気設備においては、遮断器
が断路位置に引き出されないまま接地開閉器が接地操作
された場合、また接地開閉器が接地操作された状態のま
ま遮断器が接続位置に移動せしめられた場合、負荷側導
体及び母線側分岐導体を介して母線が接地される虞れが
あり、これらの問題を解消すべく、特開昭53−131449号
公報、実開昭63−100902号公報等に開示されている如き
インターロック装置が装備されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭53−
131449号公報に開示されたインターロック装置は、接地
開閉器が接地操作された状態にあるとき、該接地開閉器
の可動部分にワイヤにより連結されたレバーが遮断器室
内にて揺動し、断路位置から接続位置への遮断器の移
動、即ち、遮断器の押し込みを阻止する構成としたもの
に過ぎず、遮断器が断路位置に引き出されないまま接地
開閉器が接地操作されることを防ぎ得ず、前述した問題
の一方が解消されない不完全なものである。
【0006】また、遮断器の移動を阻止するレバーがワ
イヤにより接地開閉器自体に連結されているために、遮
断器の押し込みに伴ってレバー加わる衝撃が接地開閉器
に直接的に伝わり、該接地開閉器の耐久性が損なわれる
という不具合があった。
【0007】これに対し、実開昭63−100902号公報に開
示されたインターロック装置は、接地開閉器の操作機構
に機械的に連繋されたロッドを遮断器室内に出退させ、
接地開閉器が接地操作された状態においては、遮断器室
内に突出する前記ロッドが遮断器の一部に設けたガイド
板に当接して、該遮断器の押し込みを阻止する一方、遮
断器が接続位置にある状態で接地開閉器を接地操作しよ
うとした場合、これに伴って遮断器室内に突出するロッ
ドがガイド板に当接し、前記ロッドの進出を阻止して、
前記接地操作を不能とするものであり、前述した2つの
問題を併せて解消することができる。
【0008】ところが接地開閉器は、揺動操作される操
作レバーと接地開閉器の可動部とをリンクを介して連結
したリンク機構として構成されており、前記ロッドは、
操作レバーに連繋され、該操作レバーの揺動に伴って出
退する構成としてあることから、特開昭53−131449号公
報に開示された構成におけると同様に、接続位置への移
動のための遮断器の押し込みに際し、前記ロッドに加わ
る衝撃が操作レバー及びリンクを介して接地開閉器の可
動部分に伝わり、前記操作レバー及びリンクを含めた接
地開閉器の操作機構の耐久性が損なわれるという不具合
がある。
【0009】また遮断器の側にも、その本来の動作に不
要な部品である前記ガイド板を設ける必要があり、特殊
な設計を必要とするという問題があった。
【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、接続位置への移動のための遮断器の押し込み
を、接地開閉器の操作機構に影響を及ぼすことなく確実
に阻止でき、該操作機構の耐久性を損なうことがないイ
ンターロック装置を、遮断器の側に何らの専用部品を設
ける必要がない簡素な構成により提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
気設備のインターロック装置は、軸回りの回動により接
地開閉器を操作する操作軸を遮断器の移動経路に沿って
架設し、この操作軸の中途に取り付けたロックレバーを
前記移動経路内に出退させる構成としたものである。
【0012】本発明においては、遮断器が断路位置にま
で引き出された状態で操作軸の回動により接地開閉器が
接地操作された場合、ロックレバーが遮断器の移動経路
内に突出した状態となり、この状態で遮断器を接続位置
に押し込もうとしたとき、前記ロックレバーが遮断器の
一部に当接して、更なる押し込みを阻止する。また、遮
断器が接続位置にある状態にて接地開閉器の接地操作を
行おうとした場合、このための操作軸の回動操作に応じ
て遮断器の移動経路内に突出するロックレバーが接続位
置にある遮断器の一部に当接し、更なる操作軸の回動を
阻止して接地操作を不能とする。
【0013】請求項2の発明に係る電気設備のインター
ロック装置は、操作軸を遮断器の移動経路の下位置に配
したものである。
【0014】この発明においては、遮断器の移動経路の
下位置に接地開閉器の操作軸を配して、この操作軸に取
り付けたロックレバーを、移動経路上の遮断器にその下
面から確実に当接させる。
【0015】請求項3の発明に係る電気設備のインター
ロック装置は、遮断器の移動経路へのロックレバーの突
出端部に、遮断器の移動ストロークに相当する長さを有
する当接片を設けたものである。
【0016】この発明においては、接地開閉器の接地操
作に伴ってロックレバーが突出したとき、この突出側端
部に設けられた当接片が移動経路上にて遮断器の断路位
置から接続位置との間の全長に亘って位置し、接地開閉
器が接地状態にあるときの遮断器の押し込みを断路位置
にて確実に阻止し、また遮断器が断路位置と接続位置と
の間の中間的な位置にある状態においても、該遮断器に
前記当接片が当接することにより、接地開閉器の接地操
作を不能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るイン
ターロック装置を備えた閉鎖配電盤の全体構成を模式的
に示す側断面図である。
【0018】閉鎖配電盤は、矩形箱形をなす接地金属製
の外箱1の内部を、接地金属又は絶縁材製の隔壁により
仕切り、母線側分岐導体20が配設された母線室2と、負
荷側導体30が配設されたケーブル室3と、開閉装置とし
ての遮断器40が収納された遮断器室4と、図示しない制
御機器が収納された制御機器室5とを形成した構成とな
っている。
【0019】外箱1の前半部(図1の左半部)には、そ
の下部に遮断器室4が、その上部に制御機器室5が、上
下に並べて形成してあり、これらは各別の前面扉10,11
により開閉自在に覆われている。遮断器室4の後半部
は、制御機器室5の後側に沿って高さ方向に延長され、
その上部は、外箱1の天板に連続させてあり、この延長
部分4aは、遮断器室4の内部事故の発生時には、これに
伴う内圧上昇を放圧する風路として、また通常使用時に
は、遮断器40の放熱風路として利用されている。
【0020】遮断器40は、遮断器室4の底板4bに沿って
前後に移動可能な台車41上に搭載されている。遮断器室
4の後壁には、主回路の断路部42,43が、接続用の開口
を前方に向け、上下に所定の間隔を隔てて固設してあ
り、前記遮断器40は、台車41と共に遮断器室4の内奥に
押し込まれ、後面に突設された接続端子44,44(片方の
み図示)を前記断路部42,43に係合させた接続位置と、
前記台車41と共に遮断器室4の前位置に引き出され、前
記断路部42,43から十分な絶縁距離を隔てた断路位置と
の間にて移動せしめられるようになしてある。
【0021】母線室2は、遮断器室4の後側に、その下
部に前記断路部42の突出位置を含んで形成されている。
母線室2の上部には、三相の母線(図示せず)に夫々接
続された3本の母線側分岐導体20,20,20が、碍子21,
21,21により絶縁支持して配してあり、これらの母線側
分岐導体の20,20,20の下部は、前記断路部42に接続さ
れている。なお図1には、夫々単一の断路部42,43が示
されているが、これらは、三相の夫々に対応させて紙面
の厚さ方向に並設されており、前記母線側分岐導体20,
20,20は、夫々に対応する断路部42,42,42に接続され
ている。
【0022】またケーブル室3は、母線室2の後側に外
箱1の略全高に亘って形成されており、ケーブル室3の
下部は、母線室2の下壁により隔絶されて前方に延長さ
れ、遮断器室4の後側への前記断路部43の突設位置に臨
ませてある。ケーブル室3の内部には、外箱1の底面か
ら送電ケーブルCが引き込まれており、該送電ケーブル
Cは、碍子31,32によりその中途を絶縁支持された負荷
側導体30に接続されている。
【0023】前記負荷側導体30は、断路部42,43と同様
に、三相の夫々に対応させて紙面の厚さ方向に並設され
ており、これらは、夫々に対応する断路部43に接続され
ている。また負荷側導体30の中途部は、碍子31,32間に
配置された変成器33に挿通されており、前記遮断器40の
投入に応じて負荷側導体30に送電される電流を前記変成
器33により変成して、制御機器室5内部の制御機器に送
給するようになしてある。
【0024】ケーブル室3の内部への前記断路部43の突
出部には、前記負荷側導体30と共に、後下方に突出する
態様に接続導体34が接続されており、ケーブル室3の下
部には、前記接続導体34の後端部下側に臨ませて接地開
閉器6が取付けてある。該接地開閉器6は、図示の如
く、外箱1の底面に接地状態に固定された基台60上に、
碍子61により絶縁支持され、前記接続導体34に下側から
弾接する導体62と、左右方向に架設された支軸回りに揺
動する接触子63とを備えており、後述する操作リンク機
構を遮断器室4の前位置から操作することにより、前記
接触子63を、図中に破線により示す如く起立させ、その
先端を前記導体62に接触させることにより、前記接続導
体34を介して負荷側導体30を接地せしめる動作をなすも
のである。
【0025】以上の如きケーブル室3の後側は、外箱1
の背面に装着された上下一対の裏蓋12,13により開閉自
在に覆われており、負荷側導体30を含めたケーブル室3
の内部機器の点検は、点検カバーとしての前記裏蓋12,
13を取り外し、ケーブル室3の後側を開放して行われ、
前記接地開閉器6は、この点検作業に先立って負荷側導
体30を接地させるべく操作される。
【0026】図2及び図3は、本発明に係るインターロ
ック装置の動作説明図であり、遮断器室4及び接地開閉
器6の配設位置近傍を拡大して示してある。前述の如く
接地開閉器6は、基台60上にて支持された接触子63の先
端を上方に配した導体62に接触させることにより接続導
体34及び負荷側導体30を接地せしめる動作をなすもので
ある。前記接触子63の基端部は、外箱1の幅方向に延設
された略水平な支軸64により、基台60に対して揺動自在
に枢支されており、基台60の側方に突出する前記支軸64
の端部には揺動レバー65の基端が固着されている。接地
開閉器6のやや前位置には、前記支軸64と平行をなす支
軸66回りに揺動するレバー67が配してあり、該レバー67
の先端部は、連結リンク68を介して前記揺動レバー65の
先端部と連結されている。
【0027】一方、遮断器40が収納された遮断器室4の
内部には、台車41の移動経路となる底板4bの下位置に、
軸長方向を前後に向けて操作軸7が架設されている。該
操作軸7は、軸心回りに回動自在に支持されており、そ
の前端部は、前面扉10に覆われた遮断器室4の前位置に
適長突設され、またその後端は、ケーブル室3の前下部
に延設され、前記レバー67の支軸66に臨ませてある。
【0028】図4は、操作軸7と支軸66との連繋関係を
示す平面図である。図示の如く、操作軸7の後端部は、
支軸66の軸端部に、夫々の軸長方向を略直交させて突き
合わせてあり、これら夫々に嵌着された傘歯車70,69が
相互に噛合させてあり、操作軸7が軸回りに回動すると
き、この回動が傘歯車70,69の噛合部により方向を変え
て前記支軸66に伝達され、該支軸66が回動するようにな
してある。
【0029】操作軸7は、前面扉10の開放により遮断器
室4の前下部に露出する前端部に、図2中に2点鎖線に
て示す如く操作ハンドル71を嵌め込み、該操作ハンドル
71を介して回動操作することができる。図2は、接地開
閉器6が接地解除状態にある場合を示しており、このと
き、接地開閉器6の接触子63は、その先端を後向きとし
て傾倒し、上方の導体62から十分な絶縁距離を隔てた位
置にあり、接続導体34及び負荷側導体30の接地されない
状態にある。
【0030】この状態において、前記操作ハンドル71を
嵌め込み、操作軸7を時計回りに回転操作すると、該操
作軸7の後端に連結された支軸66の回動により、前記レ
バー67が、図2中に矢符にて示す如く反時計回りに揺動
し、この揺動が、連結リンク68を介して揺動レバー65に
伝わり、該揺動レバー65が支軸64と共に反時計回りに揺
動し、前記接触子63は、図3に示す如くに基台60上にて
起立して、該接触子63の先端が上方の導体62に弾接し、
該導体62を介して前記接続導体34及び負荷側導体30が接
地されることとなる。なお、接地開閉器6の接地状態
は、基台60と揺動レバー65との間に介装された投入ばね
65aのばね力により保持される。
【0031】以上の如き接地開閉器6の操作は、前記遮
断器室4の内部の遮断器40が、図3に示す如く、断路部
43(及び42)から十分に離れた断路位置に引き出された
状態においてのみ可能であり、また接地開閉器6が接地
操作された状態においては、前記接続位置への遮断器40
の移動、即ち、該遮断器40の押し込みができないように
してあり、本発明においては、このようなインターロッ
ク動作が、操作軸7の中途に取付けたロックレバー8に
より行われるようになっている。
【0032】図2及び図3に示す如くロックレバー8
は、遮断器室4の底板4bの下位置において操作軸7の中
途部に取付けてある。図4には、ロックレバー8の平面
形状が示されており、該ロックレバー8は、操作軸7の
中途にその基部を固着された前後一対のレバー本体80,
80と、これらの先端に操作軸7の軸長方向に沿って架設
された当接片81とを備えてなる。
【0033】図5は、図4のV−V線による矢視図であ
る。本図には、遮断器室4の底板4bの断面が併せて示し
てある。図示の如くロックレバー8のレバー本体80は、
操作軸7に嵌着された基部 80aの一側に略直交する方向
に延設された延長部 80bを備えており、この延長部 80b
は、前記底板4bに形成された長孔4cを経て遮断器室4の
内部に露出させてある。
【0034】前記長孔4cは、図4に示す如く、一対のレ
バー本体80,80夫々の対応位置に、これらの厚さに相当
する幅を有して形成してあり、前記当接片81は、底板4b
上においてレバー本体80,80間に架設されている。これ
によりレバー本体80は、操作軸7に操作力が加えられて
いないときには、図5中に実線にて示す如く、当接片81
の下面が底板4b上に当接した揺動位置に拘束され、前記
当接片81は、底板4b上に存在する遮断器40の下面(図中
に破線により図示)に対してわずかな間隙を隔てて対向
した状態にある。
【0035】而して、当接片81の上位置に遮断器40が存
在する状態において、接地開閉器6を接地操作すべく、
前述した如く操作軸7を時計回りに回動操作しようとし
た場合、これに応じて時計回りに生じるロックレバー8
の揺動により、レバー本体80先端の当接片81が遮断器40
の底面に当接する。
【0036】図6は、この状態を示す遮断器室4の正面
断面図である。本図に示す如く、遮断器40を搭載する台
車41の両側に設けた移動用車輪の車軸45は、遮断器室4
の床板4bに固設された正面視にてコの字形をなすガイド
レール46,46内に嵌め込まれており、これらのガイドレ
ール46,46の案内作用により、接続位置と断路位置との
間での遮断器40の移動が、左右及び上下への位置ずれを
伴わずに行えるようになしてある。従って、前述の如く
操作軸7が時計回りに回動操作され、当接片81が遮断器
40の底面に当接した後、操作軸7に更なる操作力が加え
られた場合においても、前記当接片81による遮断器40の
押し上げが、前記車軸45がガイドレール46,46の内部上
面に押し付けられることにより阻止されることとなり、
接地開閉器6の接地操作を確実に防止することができ
る。
【0037】また前記当接片81は、図3に示す如く、操
作軸7の軸長方向、即ち、遮断器40の移動経路の方向
に、前記接続位置から断路位置の間の遮断器40の移動ス
トロークに相当する長さLを有しており、底板4b上を移
動する遮断器40は、接続位置と断路位置との間にある限
り前記当接片81と確実に当接し、接地開閉器6の接地操
作が拘束されるようになしてある。
【0038】一方、遮断器40が断路位置にまで引き出さ
れた状態においては、該遮断器40が当接片81の上位置に
存在しないことから、操作軸7が同様に回動操作された
場合、これに応じてロックレバー8は、図5中に2点鎖
線により示す如く、前記長孔4cによる許容範囲内にて揺
動し、レバー本体80及びこれの先端の当接片81が、遮断
器40の移動経路内に突出すると共に、操作軸7の回動が
前述の如き接地開閉器6に伝達され、該接地開閉器6が
接地操作される。なお、接地操作された接地開閉器6
は、前記投入ばね 65aのばね力により接地状態を保持す
るから、ロックレバー8の揺動位置は、操作軸7の回動
操作を停止した後も保持される。
【0039】このような接地状態において、レバー本体
80先端の当接片81は、遮断器40の底面相当位置よりも十
分に高い位置にあり、このような状態下にて、図3中に
白抜矢符により示す如く、遮断器40を接続位置に移動さ
せるべく押し込み操作した場合、該遮断器40の後面が当
接片81に当接し、更なる押し込み、即ち、接続位置への
移動が阻止される。このとき、当接片81に遮断器40との
衝突に伴う衝撃力が作用するが、この作用方向は前記操
作軸7の軸長方向であり、前記衝撃力は、操作軸7の支
持部により負担され、該操作軸7の後側の支軸66、及び
これに連続するリンク機構に伝わらず、接地開閉器6の
耐久性を損なう虞れがない。
【0040】なお以上の実施の形態においては、遮断器
40の移動経路の下位置に操作軸7を配し、この操作軸7
にロックレバー8を設けた構成について説明したが、操
作軸7は、遮断器4の移動経路を臨み得る位置であれば
如何なる位置に配してもよく、例えば、遮断器室40の側
壁に沿った配置が可能である。但しこの場合、遮断器40
の形状に応じて、これとの確実な当接が生じるようにロ
ックレバー8の形態を変更する必要がある。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明に係る
電気設備のインターロック装置においては、軸回りの回
動により接地開閉器を操作する操作軸を遮断器の移動経
路に沿って架設し、この操作軸の中途にロックレバーを
取り付けた簡素な構成でありながら、接地開閉器が接地
操作された状態での遮断器の接続位置への移動、及び遮
断器が断路位置に引き出されていない状態での接地開閉
器の接地操作を確実に阻止することができる。また、接
地開閉器が接地操作された状態での遮断器の接続位置へ
の移動に伴ってロックレバーに遮断器が衝突した場合に
おいても、この衝突に伴う衝撃力が操作軸の支持部によ
り負担され、接地開閉器の操作機構の耐久性を損なうこ
とがなく、信頼性の向上を図ることができる。
【0042】また請求項2の発明に係る電気設備のイン
ターロック装置においては、操作軸を遮断器の移動経路
の下位置に配したから、この操作軸に取り付けたロック
レバーを、移動経路上の遮断器にその下面から確実に当
接させることができ、確実なインターロック動作を行わ
せることができる。
【0043】更に請求項3の発明に係る電気設備のイン
ターロック装置においては、遮断器の移動経路へのロッ
クレバーの突出端部に、遮断器の移動ストロークに相当
する長さを有する当接片を設けたから、この当接片が遮
断器の移動経路上にて断路位置から接続位置との間の全
長に亘って位置し、遮断器の誤った押し込み操作を断路
位置にて確実に阻止することができると共に、また断路
位置と接続位置との間の中間的な位置にある遮断器に対
しても前記当接片が当接し、接地開閉器の誤った接地操
作を確実に阻止することができる等、本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインターロック装置を備えた閉
鎖配電盤の全体構成を模式的に示す側断面図である。
【図2】 本発明に係るインターロック装置の動作説明
図である。
【図3】 本発明に係るインターロック装置の動作説明
図である。
【図4】 操作軸と支軸との連繋関係を示す平面図であ
る。
【図5】 図4のV−V線による矢視図である。
【図6】 接地開閉器の接地操作が拘束された状態を示
す遮断器室の正面断面図である。
【符号の説明】
3 ケーブル室、4 遮断器室、6 接地開閉器、7
操作軸、8 ロックレバー、20 母線側分岐導体、30
負荷側導体、40 遮断器、81 当接片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の経路に沿って接続位置と断路位置
    との間を移動し、共通母線に接続された母線側分岐導体
    と負荷への送電ケーブルに接続された負荷側導体とを接
    離する遮断器と、負荷側導体を接地又は接地解除する接
    地開閉器と、前記遮断器の移動経路に臨ませて移動の方
    向に沿って架設してあり、軸回りの回動により前記接地
    開閉器を操作する操作軸と、該操作軸の中途に取り付け
    てあり、接地操作のための前記操作軸の回動に応じて前
    記移動経路内に突出し、接地解除操作のための前記操作
    軸の回動に応じて前記移動経路から離脱するロックレバ
    ーとを備え、前記遮断器が接続位置にあるとき、該遮断
    器の一部と前記ロックレバーとの当接により前記操作軸
    の回動を拘束して接地開閉器の接地操作を禁じ、接地開
    閉器が接地状態にあるとき、前記ロックレバーとの当接
    により前記接続位置への遮断器の移動を禁じる構成とし
    てあることを特徴とする電気設備のインターロック装
    置。
  2. 【請求項2】 操作軸は、遮断器の移動経路の下位置に
    配してある請求項2記載の電気設備のインターロック装
    置。
  3. 【請求項3】 ロックレバーは、遮断器の移動経路への
    突出端部に、該移動経路に沿って接続位置と断路位置と
    の間の遮断器の移動ストロークに相当する長さを有する
    当接片を備える請求項1又は請求項2記載の電気設備の
    インターロック装置。
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