JPH1145595A - 多値セル用誤り訂正回路 - Google Patents

多値セル用誤り訂正回路

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JPH1145595A
JPH1145595A JP9198338A JP19833897A JPH1145595A JP H1145595 A JPH1145595 A JP H1145595A JP 9198338 A JP9198338 A JP 9198338A JP 19833897 A JP19833897 A JP 19833897A JP H1145595 A JPH1145595 A JP H1145595A
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JP
Japan
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circuit
syndrome
data
bits
bit
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JP9198338A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsubara
宏行 松原
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多値セル用誤り訂正回路では、4元符
号による多値セルの誤り訂正は、1つのメモリセルから
取り出せる2ビットの誤りについてのみしか、2ビット
誤りを訂正できない。 【解決手段】 複数のメモリセル1から並列に読み出さ
れた4値情報信号又はパリティ信号は、複数のAD変換
器2により各々2ビットのデータとパリティビットに変
換される。これらの各2ビットのデータとパリティビッ
トのうち、一方のビットは、シンドローム計算回路30
に供給され、他方のビットはシンドローム計算回路31
に供給されてシンドロームが計算される。シンドローム
デコーダ回路40、41は、シンドローム計算回路3
0、31から入力されたシンドロームに基づいてデコー
ダ値を出力する。訂正回路50、51はデコーダ値と、
AD変換器2から入力されたデータを排他的論理和演算
して誤り訂正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多値セル用誤り訂正
回路に係り、特に多値セルを用いた半導体メモリの多値
セル用誤り訂正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1メモリセルに多値情報を記憶す
る半導体集積回路において、誤り訂正を行う場合は、q
値の情報記憶するメモリセルを用いるときは、誤り訂正
としてq元符号を用いる回路が知られている(特開昭6
0−163300号公報:発明の名称「誤り訂正機能付
半導体メモリ」)。この従来回路では、多値の情報を記
憶するメモリセルが不良の場合は、そのセルから取り出
せる複数のビットが誤りである場合があるので、1ビッ
ト誤り訂正符号をそのまま使うことはできない。そのた
め、上記の公報記載の回路によりq元符号を用いること
が有効である。
【0003】q元符号を用いて多値セルの誤り訂正を行
う方法を簡単に説明する。一例として、1メモリセルに
4値(2ビット)の情報を記憶させ、誤り訂正符号とし
て4元符号を用いた6ビット出力の半導体メモリを考え
る。このとき、パリティビットは4ビットとする。
【0004】図6は上記の半導体メモリの一例の構成図
を示す。この半導体メモリは、メモリセル1と、AD変
換器2と、シンドローム計算回路3と、シンドロームデ
コーダ回路4と、訂正回路5と、パリティセル6とから
なる。AD変換器2の出力信号a20とa21、a30
とa31、a40とa41は、それぞれ1メモリセル1
から取り出せる2ビット情報の組であり、AD変換器2
の出力信号a00とa01、a10とa11は、1つの
パリティセル(冗長セル)6から取り出せる2ビット情
報の組である。
【0005】この回路構成に4元符号として4元ハミン
グ符号を適用すると、2ビット情報の組a20とa21
をa2、a30とa31をa3、a40とa41をa
4、a00とa01をa0、a10とa11をa1とい
うように、(a0,a1,a2,a3,a4)の1ビッ
ト訂正符号と置き換えることができる。つまり、a0、
a1、a2、a3、a4のいずれか1ビットの誤りを訂
正することが可能である。例えば、a4のビットのみ誤
りであるならば、誤り訂正できるので、結局、a40と
a41の2ビットを誤り訂正できることになり、多値セ
ルの2ビット誤りを訂正できることになる。
【0006】次に、この半導体メモリの動作について説
明する。1メモリセル1からそれぞれ出力された信号は
AD変換器2に供給されてディジタル信号に変換され、
1つのメモリセル1当たり2ビットの情報(例えば、a
20とa21)として出力され、シンドローム計算回路
3に供給される。シンドローム計算回路3はシンドロー
ムを計算してシンドロームデコーダ回路4に供給する。
シンドロームデコーダ回路4は入力されたシンドローム
をデコードして、デコード出力a20’〜a41’のう
ち、誤ったビットに対応する出力を”1”とする。
【0007】シンドローム計算回路3とシンドロームデ
コーダ回路4は、図7の回路図に示すように、論理回路
で構成されており、シンドローム計算回路3は2入力排
他的論理和(XOR)回路のみで構成され、シンドロー
ムデコーダ回路4はXOR回路と2入力NOR回路と2
入力AND回路とから構成されている。上記のデコード
出力a20’〜a41’は、図6の訂正回路5にAD変
換器2の出力a20〜a41と共に供給される。
【0008】訂正回路5は図8に示す如くデータakm
及びデコード出力akm’(ただし、k=2〜4、m=
0,1)が供給されて排他的論理和演算する2入力XO
R回路により構成されており、a20’〜a41’で”
1”のビットがあれば、データa20〜a41のうち対
応するビットのデータを反転して出力する。例えば、
(a20,a21,a30,a31,a40,a41)
=(1,0,1,1,0,1)の場合について説明す
る。この場合、パリティビットa00,a01,a1
0,a11は、図9に示す回路によりデータa20〜a
41から生成されてメモリセル6に書き込まれている。
従って、(a00,a01,a10,a11)=(0,
0,1,0)である。
【0009】(a00,a01,a10,a11,a2
0,a21,a30,a31,a40,a41)のデー
タに誤りが無い場合、シンドロームデコーダ回路4の出
力a00’〜a41’はすべて”0”であり、訂正回路
5の出力(D20,D21,D30,D31,D40,
D41)は、入力(a20,a21,a30,a31,
a40,a41)と同じ(1,0,1,1,0,1)で
ある。
【0010】ここで、メモリセル1の一つが不良で、a
20とa21に2ビットに誤りが生じて、(a20,a
21,a30,a31,a40,a41)=(0,1,
1,1,0,1)となった場合は、シンドロームデコー
ダ回路4の出力は(a00’,a01’,a10’,a
11’,a20’,a21’,a30’,a31’,a
40’,a41’)=(0,0,0,0,1,1,0,
0,0,0)となり、訂正回路5によりa20とa21
は訂正されて、訂正回路5の出力(D20,D21,D
30,D31,D40,D41)は、(1,0,1,
1,0,1)となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の多値セル用誤り訂正回路において、例えば、メモリセ
ル1のうちの2つが不良で、a20とa31の1ビット
ずつ、2ビットに誤りが生じて(a20,a21,a3
0,a31,a40,a41)=(0,0,1,0,
0,1)となった場合は、シンドロームデコーダ回路4
の出力は、(a00’,a01’,a10’,a1
1’,a20’,a21’,a30’,a31’,a4
0’,a41’)=(0,0,0,0,0,0,0,
0,1,1)となり、訂正回路5によりa40とa41
が誤って訂正されて、訂正回路5の出力(D20,D2
1,D30,D31,D40,D41)は、(1,0,
1,1,1,0)となってしまう。つまり、従来の多値
セル用誤り訂正回路では、4元符号による多値セルの誤
り訂正は、1つのメモリセルから取り出せる2ビットの
誤りについてのみしか、2ビット誤りを訂正できない。
【0012】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
q元符号を用いた多値セルの誤り訂正と比較して、更に
多くの誤りパターンを訂正できる多値セル用誤り訂正回
路を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、チップ面積の
増大を抑えて多値メモリセルの誤り訂正ができる多値セ
ル用誤り訂正回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、各々多値情報を記憶する複数の多値メモリ
セルと、多値情報のパリティビットを記憶する一又は二
以上のメモリセルと、多値メモリセルからの多値情報及
びメモリセルからのパリティビットをそれぞれ複数ビッ
トのディジタル信号に変換するAD変換手段と、AD変
換手段からのディジタル信号の対応する各ビット同士か
らシンドロームを計算し、そのシンドロームのデコーダ
値を出力する、ディジタル信号のビット数分設けられた
誤り訂正部と、誤り訂正部から出力された多値メモリセ
ルの数と同じビット数のデコーダ値に基づき、複数の多
値メモリセルからの多値情報を誤り訂正して出力する訂
正回路とを有する構成としたものである。
【0015】本発明では、AD変換手段を通して出力さ
れる複数の多値メモリセルの複数ビットの多値情報を、
各ビット毎にシンドロームを計算してそのデコーダ値を
出力するようにしているため、同じメモリセルの多値情
報が複数誤った場合だけでなく、互いに異なる2以上の
メモリセルからの多値情報が1ビットずつ誤った場合も
正しいデコーダ値を得ることができる。
【0016】また、本発明におけるパリティビットを記
憶するメモリセルは、多値情報を記憶する多値メモリセ
ルと同様の多値メモリセルで構成されていることを特徴
とする。この発明では、多値情報記憶用のメモリセルだ
けでなく、パリティビット記憶用のメモリセルも同じ多
値メモリセルで構成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる多値セル用
誤り訂正回路の第1の実施の形態のブロック図を示す。
同図中、図6と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。図1に示す第1の実施の形態は、4値の多値メモリ
セル1と、AD変換器2と、シンドローム計算回路30
及び31と、シンドロームデコーダ回路40及び41
と、訂正回路5とから構成されている。訂正回路5は3
つの訂正回路50と3つの訂正回路51とからなる。ま
た、パリティビットはa00、a01、a10及びa1
1である。
【0018】図6に示した従来の誤り訂正回路が1つの
メモリセルから取り出せる2ビット(例えば、a20と
a21)を4元符号でひとまとめにして誤り訂正(EC
C)回路を構成しているのに対し、図1の本実施の形態
では、メモリセル1から取り出せる出力(a00,a0
1,a10,a11,a20,a21,a30,a3
1,a40,a41)に対して、パリティビット(a0
0、a01、a10,a11)で1ビット誤り訂正の誤
り訂正回路を構成している。また、本実施の形態では、
シンドローム計算回路とシンドロームデコーダ回路が、
2回路ずつ設けられており、別々の1ビット誤り訂正回
路を構成している点に特徴がある。
【0019】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。複数のメモリセル1から並列に読み出された4値情
報信号又はパリティ信号は、複数のメモリセル1に対応
して設けられた複数のAD変換器2により並行してアナ
ログ−ディジタル変換されて、各々2ビットのデータ
(a20,a21)、(a30,a31)及び(a4
0,a41)とパリティビット(a00,a01)と
(a10,a11)に変換される。これらの各2ビット
のデータとパリティビットのうち、一方のビット(a0
0,a10,a20,a30,a40)は、シンドロー
ム計算回路30に供給され、他方のビット(a01,a
11,a21,a31,a41)はシンドローム計算回
路31に供給される。
【0020】シンドローム計算回路30は、入力された
ビット(a00,a10,a20,a30,a40)の
値に基づいてシンドロームを計算してシンドロームデコ
ーダ回路40に入力する。シンドロームデコーダ回路4
0は、入力されたシンドロームに基づいて、シンドロー
ム計算回路30の入力データ(a20,a30,a4
0)中の誤りビットに対応するビットを”1”とするデ
コード処理を行い、データ(a20’,a30’,a4
0’)を出力する。
【0021】訂正回路50はシンドロームデコーダ回路
40から入力されたデータ(a20’,a30’,a4
0’)と、AD変換器2から入力されたデータ(a2
0,a30,a40)を排他的論理和演算して誤り訂正
したデータ(D20,D30,D40)を出力する。
【0022】同様に、シンドローム計算回路31は、入
力されたビット(a01,a11,a21,a31,a
41)の値に基づいてシンドロームを計算してシンドロ
ームデコーダ回路41に入力する。シンドロームデコー
ダ回路41は、入力されたシンドロームに基づいて、シ
ンドローム計算回路31の入力データ(a21,a3
1,a41)中の誤りビットに対応するビットを”1”
とするデコード処理を行い、データ(a21’,a3
1’,a41’)を出力する。
【0023】訂正回路51はシンドロームデコーダ回路
41から入力されたデータ(a21’,a31’,a4
1’)と、AD変換器2から入力されたデータ(a2
1,a31,a41)を排他的論理和演算して誤り訂正
したデータ(D21,D31,D41)を出力する。
【0024】図2はシンドローム計算回路30(31)
とシンドロームデコーダ回路40(41)の一実施の形
態の回路図を示す。同図に示すように、シンドローム計
算回路30(31)は、2入力XOR回路51〜54と
インバータ55及び56とから構成されている。シンド
ロームデコーダ回路40(41)は、2入力NAND回
路61〜63と、インバータ64〜66とから構成され
ている。
【0025】シンドローム計算回路30(31)では、
データa20(a21)とa40(a41)を2入力X
OR回路51で排他的論理和演算した値を、2入力XO
R回路53に供給してデータa00(a01)と排他的
論理和演算する。また、データa20(a21)とa3
0(a31)を2入力XOR回路52で排他的論理和演
算した値を、2入力XOR回路54に供給してデータa
10(a11)と排他的論理和演算する。
【0026】これらのXOR回路53、54の出力デー
タは、NAND回路61に供給されて否定論理積演算さ
れ、更にインバータ64で論理反転されてデータa2
0’(a21’)として出力される。また、XOR回路
53の出力データをインバータ55で論理反転したデー
タと、XOR回路54の出力データは、NAND回路6
2に供給されて否定論理積演算され、更にインバータ6
5で論理反転されてデータa30’(a31’)として
出力される。また、XOR回路53の出力データと、X
OR回路54の出力データをインバータ56で論理反転
した出力データは、NAND回路63に供給されて否定
論理積演算され、更にインバータ66で論理反転されて
データa40’(a41’)として出力される。
【0027】図1の訂正回路50及び51は例えば図3
に示す如く、データakm及びデコード出力akm’
(ただし、k=2〜4、m=0,1)が供給されて排他
的論理和演算する2入力XOR回路により構成されてい
る。すなわち、訂正回路5は従来と同一の回路構成であ
る。
【0028】次に、本実施の形態の動作を、(a20,
a21,a30,a31,a40,a41)=(1,
0,1,1,0,1)を例にとって説明する。この場
合、パリティビットは、図4に示すように、データa2
0(a21)及びa40(a41)を排他的論理和演算
する2入力XOR回路71によりパリティビットa00
(a01)を算出し、データa30(a31)及びa2
0(a21)を排他的論理和演算する2入力XOR回路
72によりパリティビットa10(a11)を算出する
回路により、セルに書き込まれている。従って、この場
合、(a00,a01,a10,a11)=(0,0,
1,0)である。
【0029】AD変換器2の出力データ(a00,a0
1,a10,a11,a20,a21,a30,a3
1,a40,a41)に誤りが無い場合は、シンドロー
ムデコーダ回路40及び41の出力データa20’〜a
41’はすべて”0”であり、よって、図3の構成の訂
正回路5の出力データ(D20,D21,D30,D3
1,D40,D41)は、訂正回路5の一方の入力デー
タ(a20,a21,a30,a31,a40,a4
1)と同じ(1,0,1,1,0,1)である。
【0030】ここで、メモリセルの一つが不良で、a2
0とa21の2ビットに誤りが生じて(a20,a2
1,a30,a31,a40,a41)=(0,1,
1,1,0,1)となったものとする。この場合、(a
00,a10,a20,a30,a40)=(0,1,
0,1,0)であり、シンドローム計算回路30とシン
ドロームデコーダ回路40からなる誤り訂正回路部は、
a20の1ビット誤りを検出し、デコーダ出力a20’
のみを”1”とする。このため、訂正回路50によりa
20の1ビット誤りが訂正され、訂正回路50からは
(D20,D30,D40)=(1,1,0)と正しい
データが出力される。
【0031】一方、(a01,a11,a21,a3
1,a41)=(0,0,1,1,1)であり、シンド
ローム計算回路31とシンドロームデコーダ回路41か
らなる誤り訂正回路部は、a21の1ビット誤りを検出
し、デコーダ出力a21’のみを”1”とする。このた
め、訂正回路51によりa21の1ビット誤りが訂正さ
れ、訂正回路51からは(D21,D31,D41)=
(0,1,1)と正しいデータが出力される。
【0032】次に、別の例として、メモリセル1のうち
の2つが不良で、a20とa31の1ビットずつ、2ビ
ットに誤りが生じて、(a20,a21,a30,a3
1,a40,a41)=(0,0,1,0,0,1)と
なったものとする。この場合、(a00,a10,a2
0,a30,a40)=(0,1,0,1,0)であ
り、シンドローム計算回路30とシンドロームデコーダ
回路40からなる誤り訂正回路部は、a20の1ビット
誤りを検出し、デコーダ出力a20’のみを”1”とす
る。このため、訂正回路50によりa20の1ビット誤
りが訂正され、訂正回路50からは(D20,D30,
D40)=(1,1,0)と正しいデータが出力され
る。
【0033】一方、(a01,a11,a21,a3
1,a41)=(0,0,0,0,1)であり、シンド
ローム計算回路31とシンドロームデコーダ回路41か
らなる誤り訂正回路部は、a31の1ビット誤りを検出
し、デコーダ出力a31’のみを”1”とする。このた
め、訂正回路51によりa31の1ビット誤りが訂正さ
れ、訂正回路51からは(D21,D31,D41)=
(0,1,1)と正しいデータが出力される。
【0034】このa20とa31の1ビットずつ、2ビ
ットに誤りが生じた場合は、従来回路では誤り訂正でき
ないが、この実施の形態では誤り訂正ができることがわ
かる。従来回路の4元符号による4値の多値セルの誤り
訂正は、1つのメモリセルから取り出せる2ビットの誤
りについてのみ、2ビット誤りを訂正できるが、この実
施の形態では、2つのメモリセルから取り出せる4ビッ
トのうちの2ビットが誤った場合でも、複数の誤り訂正
回路部のすべてが1ビット誤り訂正可能な誤りの場合
は、誤り訂正ができる。
【0035】また、誤り訂正回路を構成するには、パリ
ティビット(検査ビット)が必要であるが、この実施の
形態では、そのパリティビットを記憶するためのセル
を、多値セルで構成しているため、チップ面積の増大を
抑えることができる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図5は本発明の第2の実施の形態のブロック
図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を
付してある。図5に示す第2の実施の形態の誤り訂正回
路は、複数の8値の多値メモリセル7と、複数のAD変
換器8と、3つのシンドローム計算回路30、31及び
32と、3つのシンドロームデコーダ回路40、41及
び42と、3つの訂正回路50と、3つの訂正回路51
と、3つの訂正回路52とから構成されている。各3つ
の訂正回路50〜52は訂正回路5を構成している。
【0037】パリティビットは、a00,a01,a0
2,a10,a11,a12の6ビットである。第1の
実施の形態と同様に、シンドローム計算回路30〜32
とシンドロームデコーダ回路40〜42は図2に示した
回路を用いることができ、訂正回路50〜52もそれぞ
れ図3に示した構成の回路を用いることができる。
【0038】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。各メモリセル7から出力された8値情報信号又はパ
リティビットは、AD変換器8に供給されて各々3ビッ
トのディジタル信号(データ)(a20,a21,a2
2)、(a30,a31,a32)、(a40,a4
1,a42)、(a00,a01,a02)及び(a1
0,a11,a12)に変換される。
【0039】これらのデータ(パリティビット含む)の
うち、データ(a00,a10,a20,a30,a4
0)は、シンドローム計算回路30に供給され、データ
(a01,a11,a21,a31,a41)はシンド
ローム計算回路31に供給され、データ(a02,a1
2,a22,a32,a42)はシンドローム計算回路
32に供給される。
【0040】シンドローム計算回路32は、入力された
データ(a02,a12,a22,a32,a42)に
基づいてシンドロームを計算してシンドロームデコーダ
回路42に入力する。シンドロームデコーダ回路42
は、入力されたシンドロームに基づいて、シンドローム
計算回路32の入力データ(a22,a32,a42)
中の誤りビットに対応するビットを”1”とするデコー
ド処理を行い、データ(a22’,a32’,a4
2’)を出力する。
【0041】訂正回路50はシンドロームデコーダ回路
40から入力されたデータ(a20’,a30’,a4
0’)と、AD変換器8から入力されたデータ(a2
0,a30,a40)を排他的論理和演算して誤り訂正
したデータ(D20,D30,D40)を出力する。同
様に、訂正回路51はシンドロームデコーダ回路41か
ら入力されたデータ(a21’,a31’,a41’)
と、AD変換器8から入力されたデータ(a21,a3
1,a41)を排他的論理和演算して誤り訂正したデー
タ(D21,D31,D41)を出力する。更に、訂正
回路53はシンドロームデコーダ回路42から入力され
たデータ(a22’,a32’,a42’)と、AD変
換器8から入力されたデータ(a22,a32,a4
2)を排他的論理和演算して誤り訂正したデータ(D2
2,D32,D42)を出力する。
【0042】この8値の多値セル用誤り訂正回路では、
データ(a00,a10,a20,a30,a40)の
1ビット誤り訂正は、シンドローム計算回路30及びシ
ンドロームデコーダ回路40よりなる第1のECC回路
部により行われ、データ(a01,a11,a21,a
31,a41)の1ビット誤り訂正は、シンドローム計
算回路31及びシンドロームデコーダ回路41よりなる
第2のECC回路部により行われ、データ(a02,a
12,a22,a32,a42)の1ビット誤り訂正
は、シンドローム計算回路32及びシンドロームデコー
ダ回路42よりなる第3のECC回路部により行われ
る。これら第1乃至第3のECC回路部の誤り訂正動作
は互いに独立して行われる。
【0043】従って、1つのメモリセル7から取り出せ
る3ビットのデータ(例えばa20とa21とa22)
が不良であったとしても、他のデータが正常であるなら
ば、誤り訂正ができる。また、3つのメモリセルから取
り出せるデータ9ビットのうち、3ビットが誤ったとし
ても、3つのECC回路部のすべてが1ビット誤り訂正
可能の場合は、誤り訂正が可能である。
【0044】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、4値、8値以外の多値メモリセルに
も適用可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
AD変換手段を通して出力される複数の多値メモリセル
の複数ビットの多値情報を、各ビット毎にシンドローム
を計算してそのデコーダ値を出力することにより、同じ
メモリセルの多値情報が複数誤った場合だけでなく、互
いに異なる2以上のメモリセルからの多値情報が1ビッ
トずつ誤った場合も正しいデコーダ値を得ることができ
るため、従来できなかった互いに異なる2以上のメモリ
セルからの多値情報が1ビットずつ誤った場合の誤り訂
正もでき、よって、従来に比べて誤り訂正能力を向上す
ることができる。
【0046】また、本発明によれば、多値情報記憶用の
メモリセルだけでなく、パリティビット記憶用のメモリ
セルも同じ多値メモリセルで構成するようにしたため、
チップ面積の増大を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】図1中のシンドローム計算回路及びシンドロー
ムデコーダ回路の一実施の形態の回路図である。
【図3】図1中の誤り訂正回路の一例の回路図である。
【図4】パリティビット計算回路の一例の回路図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態のブロック図であ
る。
【図6】従来の一例のブロック図である。
【図7】図6中のシンドローム計算回路及びシンドロー
ムデコーダ回路の一例の回路図である。
【図8】図6中の誤り訂正回路の一例の回路図である。
【図9】従来のパリティビット計算回路の一例の回路図
である。
【符号の説明】
1 4値の多値メモリセル 2、8 AD変換器 5、50〜52 訂正回路 7 8値の多値メモリセル 30、31、32 シンドローム計算回路 40、41、42 シンドロームデコーダ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々多値情報を記憶する複数の多値メモ
    リセルと、 前記多値情報のパリティビットを記憶する一又は二以上
    のメモリセルと、 前記多値メモリセルからの多値情報及び前記メモリセル
    からのパリティビットをそれぞれ複数ビットのディジタ
    ル信号に変換するAD変換手段と、 前記AD変換手段からの前記ディジタル信号の対応する
    各ビット同士からシンドロームを計算し、そのシンドロ
    ームのデコーダ値を出力する、前記ディジタル信号のビ
    ット数分設けられた誤り訂正部と、 前記誤り訂正部から出力された前記多値メモリセルの数
    と同じビット数のデコーダ値に基づき、前記複数の多値
    メモリセルからの多値情報を誤り訂正して出力する訂正
    回路とを有することを特徴とする多値セル用誤り訂正回
    路。
  2. 【請求項2】 前記パリティビットを記憶するメモリセ
    ルは、前記多値情報を記憶する多値メモリセルと同様の
    多値メモリセルで構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の多値セル用誤り訂正回路。
  3. 【請求項3】 前記誤り訂正部は、前記AD変換手段か
    らの前記ディジタル信号の対応する各ビット毎にシンド
    ロームを計算する、前記ディジタル信号のビット数分設
    けられたシンドローム計算回路と、前記シンドローム計
    算回路から出力されたシンドロームのうち、対応して設
    けられたシンドローム計算回路から出力されたシンドロ
    ームのデコーダ値を出力するシンドロームデコーダ回路
    とからなることを特徴とする請求項1又は2記載の多値
    セル用誤り訂正回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010515145A (ja) * 2006-12-26 2010-05-06 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド マルチレベルセルメモリ装置およびこのメモリ装置にデータを記録および読み取る方法
CN102208212A (zh) * 2010-03-30 2011-10-05 群联电子股份有限公司 错误校正方法、存储器控制器与存储器储存***
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