JPH1145297A - 料理支援装置 - Google Patents

料理支援装置

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JPH1145297A
JPH1145297A JP20137697A JP20137697A JPH1145297A JP H1145297 A JPH1145297 A JP H1145297A JP 20137697 A JP20137697 A JP 20137697A JP 20137697 A JP20137697 A JP 20137697A JP H1145297 A JPH1145297 A JP H1145297A
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JP
Japan
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cooking
dish
dishes
information
program
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JP20137697A
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Atsushi Saito
淳 齋藤
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理機器によって処理される料理がどのよう
な仕上がりになるかを演算して予測するとともに、調理
機器の処理を含む料理ごとの情報を能率よく使用者に提
示することが可能な料理支援装置を提供する。 【解決手段】 多数の料理情報を記憶したデータベース
を料理支援装置に備え、個々の料理情報として材料、調
理の手順および調理機器の処理を記したプログラムを記
憶する。各料理情報にはキーワードを与えておき、音声
によりキーワードを入力して検索する。材料を変更する
ときに、プログラムどおりの処理をした場合の料理の温
度やこげのつき具合を演算して予測し、結果の評価と料
理の外観を表示する。評価が良好でないときは、処理内
容を変更して良好な仕上がりとなる処理条件を探す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理機器によって
処理される料理がどのような仕上がりになるかを演算し
て予測するとともに、調理機器の処理を含む料理ごとの
情報を使用者に提示する料理支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動作制御のために調理機器にマイクロコ
ンピュータを備えることが広く行われており、料理に応
じた最適の条件で動作するように、料理ごとの動作プロ
グラムを記憶した調理機器も多々ある。例えば、電子レ
ンジでは、マイクロ波の照射強度の切り換えと照射時間
の設定を手動で行う基本的な機能に加えて、最適に設定
された照射プログラムを数種類の料理について記憶し、
キー操作1つで所望のプログラムを選択する機能が備え
られている。同様に、炊飯器では、通常の白米の炊飯は
もとより、お粥、赤飯、五目御飯等の種類に応じた加熱
プログラムを記憶して、キー操作により任意に選択する
ことができるようになっている。
【0003】これらのプログラムは調理機器メーカー
が、最良の仕上がりが得られるように料理の材料の種類
や量を考慮して設定したものであり、使用者は、目的と
する料理を失敗なく得ることができる。
【0004】しかしながら、動作プログラムと操作キー
を1対1に対応させると、操作キーに割り当てられたプ
ログラム以外は利用することができず、プログラムによ
る調理が可能な料理は著しく限られてしまう。この不都
合を解消するために、料理をその名前や種別に応じて分
類して階層管理し、階層構造の上層から順に表示して目
的とする料理のプログラムを検索する方法が提案され、
実用化されている。この方法を採用する調理機器では、
プログラムを提供できる料理の数に制限がなくなり、基
本的な料理のみならず特殊な料理でも一般の使用者が容
易に作ることができる。
【0005】動作プログラムと共に下ごしらえから盛り
つけまでの調理方法を記憶し、記憶している情報を表示
する機能を備えた調理機器も知られている。表示は文字
やアニメーションによって調理のステップごとに行わ
れ、使用者は、料理のガイドブックを見るのと同様に、
下ごしらえにおける材料の処理手順や処理のコツ、盛り
つけの要領等を知ることができる。このような情報表示
は、調理を実際に行う時だけでなく、献立の立案の参考
にするために参照され、また、料理に関する知識の取得
のためにも活用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、動作プ
ログラムや調理方法等の情報を提供できる料理の数には
本質的に制限はなく、単に記憶容量を増すだけで、多種
多様な料理について情報を提供することが可能になる。
しかし、記憶している情報が多くなると、一覧表形式で
表示する場合は勿論、階層管理を行っても、情報検索の
ための操作が煩雑になり検索に要する時間も長くなっ
て、検索能率の低下を招くことになる。
【0007】また、多くの料理について調理機器の動作
プログラムが用意されているが、調理機器が動作プログ
ラムを記憶している料理を作るときに、手元にある材料
あるいは入手し得る材料の制約から、使用者がその料理
の材料の全てを揃えることができないことがある。その
ような場合、用意できない材料については、他の材料で
置き替えるか、またはその材料を加えないで料理を作る
かしなければならない。時には、使用者が意図的に代替
材料の使用を希望することもある。
【0008】代替材料を使用するときは、温かくなり易
さ、柔らかくなり易さ、こげのつき易さ等の性質に元の
材料との差があるため、調理機器が記憶しているプログ
ラムをそのまま使用して調理を行うと、予想と大きくか
け離れた仕上がりとなって、失敗してしまうことが多々
ある。一部の材料を加えないときは、調理機器が記憶し
ているプログラムを使用して調理してもほぼ同様の仕上
がりとなることが多いが、料理によっては予想どおりの
仕上がりにならないこともある。例えば、過剰に加熱さ
れると固くなり易い材料を含む料理の場合、他の材料を
省略すると同一熱量を加えても加熱過剰になって、その
材料が予想外に固くなってしまう。この問題は、材料の
量比を変更した場合にも生じる。
【0009】しかしながら、代替材料を使用するとき
も、一部の材料を省略するときも、また材料の量比を変
更するときも、使用者は利用し得るプログラムによって
実際に調理してみなければ、仕上がり結果を知ることが
できない現状にある。
【0010】調理機器が、同一料理について、代替材料
を使用するときのプログラムや材料の量比に応じたプロ
グラムまで記憶しておけば、常に料理を最適に仕上げる
ことは可能であるが、あまりに多数のプログラムを調理
機器に記憶しておくことは、必然的に記憶容量の増大や
検索の能率低下を招くことを考慮すると、好ましいもの
ではない。また、代替材料や材料の量比の組み合わせ全
てについて最適なプログラムを作成することは、事実上
不可能である。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、調理機器によって処理される料理がどのよ
うな仕上がりになるかを演算して予測するとともに、調
理機器の処理を含む料理ごとの情報を能率よく使用者に
提示することが可能な料理支援装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、料理支援装置によって、料理の材料、
材料の量および調理機器が行う処理に基づいて、料理の
仕上がり結果を演算して予測するようにする。使用者
は、実際に調理機器による調理を行うことなく、その仕
上がり結果を知ることができる。
【0013】上記料理支援装置は、複数の料理につい
て、材料、材料の量および調理機器が行う処理を記した
プログラムを含む情報を記憶しておき、指定された料理
について、その情報を提示し、与えられる指示に従って
その材料、材料の量またはプログラムを変更して、仕上
がり結果を演算して予測し提示するものとすることがで
きる。各料理のプログラムは調理機器の動作を制御する
ものであり、最良の仕上がり結果が得られるように、材
料および材料の量に応じて設定しておくことが可能であ
る。使用者は、何らかの理由で材料、材料の量またはプ
ログラムを変更するときはその指示を本装置に与え、装
置は指示に従って変更して、その仕上がり結果を演算し
て予測する。予測した仕上がり結果は、例えば文字、グ
ラフもしくは外観像等の表示または音声によって、使用
者に提示される。
【0014】与えられる指示に従って材料または材料の
量を変更したときに、その変更に応じてプログラムを変
更するようにしてもよい。単に、仕上がり結果を予測す
るだけでなく、より良い仕上がりとなるように、あるい
は材料や材料の量を変更しなかった場合と同じまたはそ
れに近い仕上がりとなるようにプログラムを変更して、
結果を予測することも可能になる。
【0015】仕上がり結果を予測した料理について、材
料、材料の量、調理機器が行う処理を記したプログラム
および予測した仕上がり結果を含む情報を、料理支援装
置が、記憶するようにするとよい。新たに記憶した料理
は元の料理と同様に指定することができるから、変更後
の情報を任意の時に利用することが可能になる。
【0016】料理支援装置から、プログラムに従って処
理を行う調理機器に、記憶しているプログラムを与える
ようにしてもよい。料理支援装置からプログラムを与え
ることで、調理機器がプログラムを記憶していない料理
も調理可能となる。料理支援装置が変更後のプログラム
を記憶している場合は、変更後のプログラムに従って調
理機器を動作させることもできる。これにより、材料や
材料の量を変更したときも適切な処理が施される。
【0017】複数の料理について、材料、材料の量およ
び調理機器が行う処理を記したプログラムを含む情報を
記憶し、記憶している情報を当該料理支援装置と同様の
装置に通信回線を介して供給する情報供給装置に、仕上
がり結果を予測した料理について、材料、材料の量、調
理機器が行う処理を記したプログラムおよび予測した仕
上がり結果を含む情報を提供するようにしてもよい。情
報供給装置は、料理支援装置が記憶している情報と同内
容の情報を記憶しており、記憶している情報を通信回線
を介して料理支援装置に供給して、各料理支援装置の情
報を補充する。仕上がり結果を予測した料理の情報を料
理支援装置から情報供給装置に提供することで、その情
報を多くの使用者が利用することが可能になる。
【0018】上記目的を達成するために、本発明ではま
た、料理に関する情報を料理ごとに記憶し、記憶してい
る料理の中から入力に応じて料理を見い出して、その料
理の情報を表示する料理支援装置において、記憶してい
るそれぞれの料理に1以上のキーワードを与えるととも
に、全てのキーワードをグループに分類しておき、入力
される1以上のキーワードに基づいて記憶している料理
を検索して、入力された全てのキーワードを有する料理
を見い出し、所定のグループに属する複数のキーワード
が入力されたときは、前記検索において、前記複数のキ
ーワードのうちの1つを有する料理は前記複数のキーワ
ードの全てを有するものとして扱うようにする。
【0019】この料理支援装置は、料理に関する情報を
複数の料理について記憶しておき、記憶している料理の
中から使用者の入力に応じて料理を見い出して、その情
報を表示するものである。記憶している料理はキーワー
ドによって検索する。このために、記憶している各料理
には少なくとも1つのキーワードを与える。通常、複数
の料理に同一のキーワードが与えられることになる。本
装置は、1つ以上のキーワードを入力されて、入力され
た全てのキーワードを有する料理を見い出す。これが本
装置の検索の原則である。
【0020】この原則による検索を補助するために、一
部のキーワードについては、そのうちのいずれか1つを
有すればよいものとする。このために、全てのキーワー
ドをグループに分類しておき、そのうちの所定のグルー
プに属する複数のキーワードが入力されたときには、そ
れらのキーワードのうちの1つを有する料理はそれらの
キーワード全てを有するものとして扱う。
【0021】例えば、2つのキーワードK1およびK2
が所定のグループに属し、料理AにキーワードK1およ
びK3が与えられているときに、キーワードK1、K2
およびK3が入力されたとする。この場合、原則による
検索のみでは、料理AはキーワードK2を有さないから
見い出されないことになる。しかし、料理Aは所定のグ
ループに属するキーワードK1を有しているため、これ
と同じグループに属するキーワードK2も有するものと
して扱われて、入力された3つのキーワードを全て有す
ることになる。この結果に対して原則による検索が行わ
れて、料理Aは見い出される。
【0022】結局、本料理支援装置は、所定のグループ
に属するキーワードについてはキーワードの論理的な和
に基づく検索を行い、その結果に対してキーワードの論
理的な積に基づく検索を行うものとなる。論理積に基づ
く検索により使用者が求める料理の候補を迅速に絞り込
むことが可能となり、その検索の中に論理和に基づく検
索を含ませることによって、論理積に基づく検索で生じ
がちな過度の絞り込みを回避することができる。
【0023】検索によって見い出した料理が所定数以下
のときに、見い出した全ての料理の名前を表示するとよ
い。表示された料理名は献立の立案等の参考に利用され
るが、あまりに多くの料理名を表示すると、使用者にと
って判りにくいからである。具体的には、見い出した全
ての料理の名前を一度に表示することができるときに、
それら全部の料理名を表示するのが好ましい。キーワー
ドを追加入力することで、使用者は容易に、見い出され
る料理の数を減らすことができる。
【0024】2以上のキーワードを表す包括キーワード
を入力されて、その包括キーワードが表すキーワードそ
れぞれに基づいて検索を行うようにしてもよい。使用者
が入力すべきキーワードの数が減るため、操作が容易に
なり、キーワードの誤入力の可能性も低下する。
【0025】料理に関する情報に料理の材料や調理方法
あるいは調理機器が行う処理を記したプログラムを含ま
せておき、見い出した料理のうち使用者によって指定さ
れた料理について、その材料や調理方法を表示し、ある
いはプログラムを調理機器に供与するようにしてもよ
い。使用者は、表示された情報を参考にして、材料を揃
え、調理を進めることができる。また、供与したプログ
ラムによって、料理に応じた適切な処理を調理機器に行
わせることも可能になる。調理機器へのプログラムの供
与は無線通信によって行うのが好ましい。
【0026】キーワードは音声によって入力するとよ
い。調理の途中では使用者の手は濡れたり汚れたりして
いることが多いが、そのようなときでも、装置を汚すこ
となくキーワードを入力することができる。
【0027】料理に関する情報と共に料理の季節別の優
先度を記憶しておき、月日を計る時計を備えて使用時の
季節を判断し、見い出した料理の名前を使用時の季節の
優先度に基づく順番に従って表示するようにしてもよ
い。使用者は、表示された料理名を参考にして、季節に
ふさわしい献立を容易に立案することができる。
【0028】キーワードは、料理の個々の材料名に加え
て、ご飯類、麺類、肉料理、野菜料理等の主材料に基づ
く料理の種類、和風、洋風、中華風等の風味に基づく料
理の種類、温かい物、冷たい物等の温度に基づく料理の
種類、鍋物、炒め物等の調理方法に基づく料理の種類、
および朝食、夕食、夜食等の飲食時間に基づく料理の種
類のうちの、いずれか1つまたは複数を含むものとす
る。使用者の求める料理が漠然としているときには、こ
のように分類された料理の種類をキーワードに用いると
便利である。キーワードとして料理の種類を入力すると
比較的多数の料理が見い出されるが、他の分類の種類ま
たは材料名と組み合わせることで徐々にまたは迅速に料
理の候補を絞り込むことができる。
【0029】前記目的を達成するために、本発明ではさ
らに、調理方法を記憶しておき、調理のステップごとに
処理手順を提示する料理支援装置において、音声入力手
段を備え、音声入力手段を介して与えられる指示に応じ
て提示するステップを変更するようにする。この料理支
援装置は、調理の処理手順を表示や音声等によってステ
ップごとに提示するもであり、使用者は提示される処理
手順に合わせて処理を進めることができる。提示するス
テップの変更は、装置に手を触れることなく、音声によ
って指示することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の料理支援装置の一
実施形態について説明する。本実施形態の料理支援装置
2の概略構成を図1に示す。まず、料理支援装置2の機
能および構成の概要について述べる。料理支援装置2
は、多数の料理について、料理に関する情報を記憶して
おり、記憶している情報を表示または音声によって使用
者に提示して料理の支援をする。料理支援装置2は、手
帳ないしノート程度の大きさで、薄型、軽量に形成され
ており、携行することが可能である。
【0031】料理支援装置2が記憶している各料理の情
報には、料理の材料、材料の量、栄養価、下ごしらえか
ら盛りつけに至るまでの調理方法、調理のステップごと
の処理、各ステップで使用する調理器具およびその使用
方法、各ステップでの処理のコツ、完成した料理の保存
方法、ならびにプログラムに従って動作する調理機器の
その料理での動作を規定するプログラムが含まれてい
る。以下、これらを総称して料理情報という。
【0032】料理支援装置2には、プログラムに従って
動作する1または2以上の調理機器が無線で接続され
る。料理支援装置2は、記憶しているプログラムをこれ
らの調理機器に与えて、その動作を料理に適するように
制御する。
【0033】図1に示したように、料理支援装置2は、
マイクロコンピュータより成る制御部21、制御部21
の制御プログラムおよび制御に用いる諸パラメータを記
憶するROM22、制御部21が制御において一時的な
記憶に使用するRAM23、通信回線9と接続するため
のモデムを含むインターフェイス24、料理情報を記憶
するROM25およびフラッシュメモリ26、料理情報
を記憶したメモリカード27を装着するためのカードイ
ンターフェイス28、ならびにEEPROM29を備え
ている。
【0034】制御部21は、料理情報の管理や通信をは
じめ料理支援装置2全体の動作を制御する。ROM25
は、多くの使用者が利用する一般的な数百の料理につい
て、料理情報を記憶している。ROM25の料理情報
は、製造時に書き込まれ、使用者が変更することはでき
ない。フラッシュメモリ26は、使用者が自身で作成し
た料理情報やROM25の料理情報を編集したものを記
憶する。フラッシュメモリ26の料理情報は書き換え可
能である。
【0035】メモリカード27は着脱自在であり、任意
の時に交換できる。料理情報を記憶したメモリカード
は、料理支援装置2や調理機器のメーカー、料理学校、
料理研究所等の料理関連機関、出版社等より提供され
る。これらのメモリカード27は、使用者の個別の要望
を満たすように、料理の種類や用途ごとに作成されてい
る。例えば、離乳食を記したメモリカード、老人に好ま
れる料理を記したメモリカード、パーティー用の料理を
記したメモリカード、アトピーの人のためのメモリカー
ド、糖尿病の人のためのメモリカード等がある。
【0036】メモリカード27の料理情報をフラッシュ
メモリ26に複写することや、逆に、ROM25やフラ
ッシュメモリ26の料理情報を、メモリカード27に複
写することも可能である。使用者は、メモリカード27
を介して、自身が作成した料理情報を互いに供与するこ
とができる。ROM25、フラッシュメモリ26および
メモリカード27の料理情報は、料理情報データベース
30を成す。
【0037】料理支援装置2には、カラーの液晶表示装
置(LCD)31とポインティングパッド32を重ねて
成るタッチパネル33、ポインティングパッド32の入
力座標を認識する座標認識部34、トラックボール3
5、タッチパネル33およびトラックボール35の操作
の軌跡から文字を認識する文字認識部36、マイクロフ
ォン37、マイクロフォン37から入力される音声を認
識する音声認識部38、スピーカー39、スピーカー3
9から出力する音声を合成する音声合成部40、および
調理機器と赤外線で通信するためのIrDA41が設け
られている。
【0038】LCD31は、制御部21より与えられる
料理情報をはじめとする様々な情報を表示する。音声合
成部40は、制御部21より与えられる様々な情報を音
声信号に変換し、スピーカー39から音声として出力さ
せる。ポインティングパッド32およびトラックボール
35は、命令の入力や料理情報の編集に用いられる。こ
れらの操作の軌跡は文字認識部36よって文字として認
識され、対応する文字コードが制御部21に与えられ
る。なお、マウス、デジタイザ、キーボード等の他の入
力装置を付加してもよい。
【0039】マイクロフォン37は、例えば「次」、
「前」、「送れ」等の、簡単な命令、および料理情報検
索のためのキーワードの入力に用いられる。入力された
音声は、音声認識部38によって対応するコードに変換
されて制御部21に与えられる。料理情報の検索につい
ては後に詳述する。
【0040】制御部21は、料理情報データベース30
を検索して見い出した料理の名前をLCD31に表示さ
せる。また、表示した料理名のうち使用者が指定した料
理について、料理情報データベース30から料理情報を
読み出して、情報をLCD31に表示させるとともにス
ピーカー39から音声で出力させて、使用者に提示す
る。下ごしらえから盛りつけに至るまでの調理方法は、
ステップごとに提示する。提示ステップの切り換えは、
ポインティングパッド32もしくはトラックボール35
の入力操作、またはマイクロフォン37からの「次」も
しくは「前」の音声入力に従って行う。
【0041】制御部21は、また、指定された料理につ
いて、調理機器の動作プログラムをLCD31に表示さ
せる。使用者は、ポインティングパッド32またはトラ
ックボール35を用いて、表示されたプログラムを編集
することができる。編集されたプログラムを含む料理情
報は、前述のように、フラッシュメモリ26に記憶する
ことが可能であり、このとき、制御部21は元の料理情
報と異なる別の料理情報として記憶させる。
【0042】使用者によって料理が指定されていると
き、ポインティングパッド32、トラックボール35の
入力操作またはマイクロフォン37からの「送れ」の音
声入力により送信命令を受けると、制御部21は動作プ
ログラムをIrDA41から調理機器に送信させる。そ
の後、使用者が調理機器の調理開始スイッチを操作する
ことにより、調理機器は与えられたプログラムに従って
処理を行うことになる。
【0043】調理機器は、自身の処理の進行状況および
温度等の調理対象物の状況を、赤外線によって料理支援
装置2に送信する。これを受信したIrDA41は制御
部21に伝送し、制御部21は調理機器の処理の進行状
況や調理対象物の状況をLCD31にグラフとして表示
させる。プログラムに記された全処理が終了したとき、
調理機器はその旨を料理支援装置2に伝え、制御部21
はLCD31の表示およびスピーカー39からの音声出
力によって、処理が完了したことを使用者に報知する。
【0044】料理情報データベース30中の料理情報の
検索について説明する。各料理情報には識別番号と1以
上のキーワードが与えられており、入力されるキーワー
ドと各料理情報のキーワードを照合することにより検索
が行われる。料理情報に与えられているキーワードの例
を表1〜5に示す。キーワードには、個々の材料名(表
1)と料理名(表2〜表4)のほか、使用者の嗜好を表
すもの(表5)も含まれている。キーワードは、材料や
料理の種類に応じて、いくつかのグループに分類されて
いる。
【0045】検索のためのキーワードの入力は、主とし
てマイクロフォン37を介して音声により行われるが、
タッチパネル33やトラックボール35を用いて文字と
して入力することも可能である。入力された音声や文字
は音声認識部38や文字認識部36によって対応する文
字コードに変換されて、キーワードとして制御部21に
与えられ、制御部21は入力されたキーワードを有する
料理情報を見い出していく。
【0046】キーワードはただ1つ入力することも、2
以上を順に入力することも可能である。複数のキーワー
ドが入力されたときは、原則として、入力された全ての
キーワードを有する料理情報を見い出す。すなわち、キ
ーワードの論理積に基づく検索を行う。例えば、「グラ
タン」と「トマト」が入力された場合、両者を有する
「なすとトマトのグラタン」が見い出され、一方を有さ
ない「マカロニグラタン」は見い出されない。
【0047】ただし、料理の材料名がキーワードとして
複数入力されたときには、それらのうちのいずれか1つ
の材料名を有する料理情報は、入力された他の材料名も
有するものとして扱う。すなわち、材料名のキーワード
については論理和に基づく検索を行う。例えば、「さ
ば」と「あじ」が入力されたとき、「さばの塩焼き」と
「あじの塩焼き」は、それぞれ一方の材料名をキーワー
ドとして有していないが、どちらの料理情報も見い出さ
れることになる。
【0048】検索の初期のうちは多数の料理情報が見い
出されるが、キーワードの論理積に基づく検索では、キ
ーワードが入力されるごとに該当する料理情報の数は減
少していく。制御部21は、見い出した料理情報の数を
LCD31に表示するとともに、それらの識別番号をR
AM23に記憶しておく。そして、検索が進んで、見い
出した料理情報の全ての料理名を一度にLCD31に表
示することができるようになった時点で、全料理名を表
示する。したがって、使用者にあまりに多くの料理名が
提示されることはない。ただし、使用者は制御部21に
対し、見い出した料理情報の全ての料理名を表示させる
ことを、任意の時に指示することができる。制御部21
は、この指示を受けると、料理名を複数のページにわた
るリストとして表示する。
【0049】使用者は、タッチパネル33やトラックボ
ール35を操作して、LCD31に表示された料理名の
中から所望のものを選択することができる。いずれかの
料理名が選択されると、制御部21はその料理情報をL
CD31に表示させ、スピーカー39より音声として出
力させる。この料理情報は、前述のように、調理の案内
や調理機器の動作プログラムとして利用されることにな
る。
【0050】検索のために入力されるキーワードには、
複数のキーワードを表す包括キーワードがある。例え
ば、「果物」というキーワードは「みかん」、「りん
ご」等全ての果物を表し、「娘の弁当」というキーワー
ドは、弁当に入れる何種類かの料理名の全てを表す。こ
のような包括キーワードを設定したことで、キーワード
の入力が容易になり、また、入力ミスを避けることがで
きる。包括キーワードは、使用者が任意に定義し、任意
の料理情報に与えることができるものである。
【0051】料理情報データベース30中の各料理情報
には、季節別の優先度が含まれている。例えば、鍋料理
等の寒い季節に好まれる料理の優先度は、冬に高く夏に
低く春と秋に中程度であり、「冷やし素麺」等の暑い季
節に好まれる料理の優先度は、夏に高く冬に低く春と秋
に中程度である。この優先度は季節ごとの材料の入手の
難易も考慮して設定されている。また、季節にかかわり
なく1年を通じて好まれる料理の優先度は四季を通じて
中程度に設定されている。
【0052】マイクロコンピュータから成る制御部21
は時計を内蔵しており、常に時刻と日付とを知り得る。
そして、キーワード検索により見い出した料理情報の料
理名をLCD31に表示するときに、その時の日付から
季節を判断し、その季節の優先度の高い順に料理名を表
示する。このため、入力するキーワードが全て同じであ
っても、表示される料理名の順番は季節によって異なる
ことになる。この機能により、検索初期に多数の料理名
を複数ページにわたって表示させるときでも、その季節
にふさわしい料理が最初のページに表示されることにな
って、献立の立案への料理情報の利用が一層容易にな
る。
【0053】料理支援装置2における料理情報の検索か
ら料理情報の提示までの処理の流れを図2に示す。この
処理は、主料理、副料理、スープ等から成る1組の料理
についての情報を順次得て、使用者が能率よく調理を進
めることができるように提示して案内(ナビゲーショ
ン)するためのものである。
【0054】まず、音声または文字によりキーワードを
入力し(ステップ#105)、料理情報データベース3
0を検索して、入力されたキーワードを有する料理情報
を見い出す(#110)。次いで、見い出した料理情報
の数を表示し(#115)、料理情報数が所定数(1ペ
ージ分の料理名の数)以下であるか否かを判定する(#
120)。見い出した料理情報数が所定数以下であれば
全料理名を表示し(#130)、所定数を超えていれ
ば、使用者の指示により(#125)、全料理名を表示
する(#130)。ここで、料理名は季節ごとの優先度
の順に表示される。
【0055】使用者は候補の料理情報を得るためにさら
に絞り込みを行うか否かを判断し(#135)、絞り込
みを行うときは#105に戻って次のキーワードを入力
する。2度目以後の#110のキーワード検索では、材
料名については論理和をとり、その結果について論理積
をとって検索を行うことになる。絞りこみを行わないと
きは、表示した料理名の中から、使用者が所望のものを
選択する(#140)。
【0056】これで1つの料理情報が得られるが、使用
者は次の料理の情報を得るか否かを判断して(#14
5)、次の料理情報を得る場合は#105に戻って、新
たな検索を行う。所望の料理情報を全て得たときは、全
ての料理情報に含まれる材料とその量から栄養価を算出
して栄養バランスを表示し(#150)、この1組の料
理に含まれる栄養に偏りがあるときは、表示にアドバイ
スを含める。次いで、これらの料理に必要な全ての材料
のリストを表示する(#155)。使用者はこのリスト
を参照して材料を揃えることができる。
【0057】その後、各料理の調理ステップを組み合わ
せて、1組の料理全体としての最も能率のよい調理ステ
ップの実行手順を生成する(#160)。このとき、調
理ステップの並行処理の可否や所要時間のみならず、完
成後速やかに食するべき料理か、多少の時間が経過して
もよい料理か等の各料理の特徴をも考慮する。こうして
生成した料理全体としての実行手順を、調理ステップご
とに提示する(#165)。ステップの提示は、LCD
31への表示とスピーカー39からの音声の双方によっ
て行う。提示する調理ステップの切り換えは、音声入力
によって指示することができる。
【0058】なお、選択した全ての料理情報の識別番号
を記憶しておくことも可能であり、#160および#1
65の処理は任意の時に実行することができる。したが
って、使用者は、#155で表示された材料を揃えるた
めに、買い物に出かけることもできる。また、献立の立
案をするときに、#165で提示される調理の手順を予
習しておき、実際の調理において提示によって再確認し
ながら、調理を進めることも可能である。
【0059】ROM25に記憶している料理情報やメモ
リカード27によって提供される料理情報に含まれる調
理機器のプログラムは、最良の仕上がりとなるように料
理の材料、および量を考慮して作成されている。通常の
場合、使用者はこれらのプログラムを使用して目的とす
る料理を得ることができるが、代替材料を使用する場合
や一部の材料を省略する場合は、プログラムが適合しな
くなる恐れがある。このため、料理支援装置2には材料
の種類や量を変更したときにどのような仕上がり結果と
なるかを、シミュレーションして予測する機能を備えて
いる。このシミュレーション機能について説明する。
【0060】使用者は選択した料理情報の材料を、ポイ
ンティングパッド32またはトラックボール35を操作
して、変更することが可能である。ROM25には、料
理情報の他に、温まり易さ、柔らかくなり易さ、こげの
つき易さ、油分の保持し易さ等の材料の様々な性質を実
測し、材料間で比較した結果が表として記憶されてい
る。この比較表の一例を表6に示す。表6において○印
および△印はそれぞれ相対的にやや容易およびやや困難
であることを意味しており、例えば、「ピーマン」は
「なす」に比べて温まり易いことを表している。
【0061】制御部21は、変更前の材料と変更後の材
料を比較した表をROM25の記憶の中から見い出し
て、温まり易さ等の相対的な難易を読み出し、料理情報
に含まれているプログラムのままで調理した場合の、料
理の表面温度、内部温度、こげのつき具合等を演算し
て、総合的な料理の仕上がり結果を評価をする。そし
て、個々の演算結果および総合評価を文字およびグラフ
または外観を表すカラー画像としてLCD31に表示す
る。
【0062】例えば、使用者がオーブントースターで
「ピザ」を焼くための料理情報を選択し、その材料を
「ピーマン」から「なす」に変更した場合、制御部21
は表6を参照して、「なす」がやや柔らかくなりすぎ、
やや温まり不足で、こげのつき具合も不足気味となるも
のの、料理全体としては、表面温度、内部温度、こげの
つき具合も変更前と大差なく、十分に良好な仕上がりと
なると判定する。これを、「総合評価良好、なすはやや
柔らかめ」の如く表示し、音声でも出力する。表面温度
や内部温度については、変更前の値に対する概略の相対
値を数字とともに棒グラフで表示する。また、料理の表
面をカラー画像で表示して、こげのつき具合を表す。
【0063】制御部21は総合評価を、表面温度、内部
温度、こげのつき具合等のいずれか1つに中程度の過不
足が生じる場合には「やや不良」とし、2つ以上に中程
度の過不足が生じる場合や1つに大きな過不足が生じる
場合には「不良」とする。使用者は、これらの表示を見
て、プログラムをそのまま使用し得るか否かを判断する
ことができる。
【0064】総合評価が「やや不良」や「不良」になっ
たとき、制御部21は、調理機器の処理パワーや処理時
間を増減させた場合の調理結果を演算して予測し、より
良い総合評価が得られる処理条件を探す。そして、内部
温度等の全てが「やや不足」から「やや過剰」の範囲内
に入る条件が見い出されたときは、その結果を表示して
その条件で調理を行うように使用者に推奨する。使用者
は、推奨された条件で調理を行うときは、その旨をポイ
ンティングパッド32やトラックボール35の操作また
は「送れ」という音声による命令で制御部21に指示
し、制御部21は、プログラムをその条件に合致するよ
うに変更して調理機器に送信する。
【0065】これにより、代替材料を使用するときで
も、使用者は自身でプログラムを変更することなく調理
を行い、満足し得る仕上がりの料理を得ることができ
る。変更後のプログラムは変更後の材料と共に新たな料
理情報としてフラッシュメモリ26に記憶することが可
能であり、次回に同一の料理をするときは、その料理情
報に含まれるプログラムをそのまま使用することができ
る。
【0066】グリル機能やオーブン機能を有する電子レ
ンジのように、複数の処理方法を有する調理機器を対象
とした料理情報の場合、より良い総合評価となる条件を
見い出すために、単に処理パワーや処理時間を増減させ
るだけでなく、処理方法の追加や変更を行うことも可能
である。例えば、グリル加熱による調理において、代替
材料を使用すると温まり具合が不足してしまう場合、グ
リル加熱の前にマイクロ波加熱を短時間行う処理を加え
れば、こげのつき具合を略同一に保ちつつ適度な温まり
具合とすることができる。
【0067】料理情報に含まれている調理機器の動作プ
ログラムの例を図3に示す。プログラムは調理機器の種
類を表すコードを含むヘッダーで始まり、特定の意味を
割り当てられたコマンドごとに、所定の区切り符号、例
えばセミコロン、で区切られる。多くのコマンドはパラ
メータを伴い、パラメータは所定の区切り符号、例えば
コンマ、で区切られる。プログラムには、括弧で挟んだ
コメントを任意の位置に挿入することができる。コメン
トは、単に使用者の便宜のために記されるもので、調理
機器の動作には何等影響しない。プログラムの末尾は、
ヘッダーに記したものと同一の、調理機器の種類を表す
コードで示される。
【0068】図3はグリル付き電子レンジの最も簡単な
プログラムの例である。このプログラムは、調理機器の
種類を特定するヘッダー(A1)に続き、以下の処理を
行うことを命じている。まず、ターンテーブルを毎秒3
0゜の速度で15秒間ずつ左右方向に交互に回転させ始
め(A2)、マイクロ波を500Wの出力で60秒間照
射する(A3)。次いで、マイクロ波の照射終了を待っ
て(A4)、グリル加熱を700Wの出力で200秒間
行う(A5)。その後、グリル加熱の終了を待ち(A
6)、ターンテーブルの回転を停止させる(A7)とと
もに、処理が終了したことを料理支援装置2に通知する
(A8)。これで全処理が終了する(A9)。
【0069】図3から明らかなように、調理機器のプロ
グラムは、多くのコンピュータプログラムの高級言語と
同様、人が読み得る文字で記されている。使用者は、プ
ログラムをLCD31に表示させ、ポインティングパッ
ド32やトラックボール35を操作して編集することが
できる。編集後のプログラムによって調理を行った場合
の結果を演算して予測することも可能であり、使用者
は、自身の好みを料理に反映させたい場合や、代替材料
を使用する際に前述の推奨の条件以外の条件を採用した
い場合に、この機能を利用することができる。
【0070】このように、調理結果をシミュレーション
して予測することで、実際に調理を行わなくても結果の
成否を知ることができるため、代替材料の使用が容易に
なる。実際に調理をすることなく計算上で調理を行い、
その料理の仕上がりを画像として表示することを、バー
チャルクッキングと呼ぶ。
【0071】なお、ここでは、代替材料を使用するとき
の結果を予測するために、温まり易さ等の材料の性質の
相対値を比較表として記憶しているが、必ずしも材料間
の比較表を記憶する必要はなく、材料の性質を数値で表
して記憶することも可能である。例えば、材料の性質を
5段階あるいは10段階で表した値を材料ごとに記憶し
て、演算に際して材料間の段階差を求めるようにしても
よい。
【0072】材料の温まり易さ等の性質は、調理におけ
る種々の要因によって影響を受けて、変動することがあ
る。例えば、温まり易さは油を使用するか否かにより、
焦げのつき易さは表面にバターを塗るか否かによって変
化する。また、未冷凍の材料であるか一旦冷凍し解凍し
た材料であるかによっても、さらには材料の形状によっ
ても、性質は異なる。仕上がり結果に変動をもたらすこ
のような要因も考慮して種々の条件で材料の性質を実測
し、その結果を記憶しておくことで、よりきめ細かく調
理結果を予測することが可能になる。
【0073】材料の性質を絶対的な数値で表して記憶し
ておけば、代替材料を使用する場合以外でも、仕上がり
結果を予測することが容易になる。すなわち、材料の一
部を省略したり新たな材料を追加したりするときでも、
また材料の量比を変えるときでも、それらの材料の性質
が明確であるから、処理パワーもしくは処理時間の増減
または処理方法の変更を的確に行うことができる。
【0074】図4に料理支援装置2における料理のシミ
ュレーションの処理の流れを示す。まず、キーワード検
索によって見い出した料理情報の中から、使用者が所望
のプログラムを選択し(ステップ#205)、ポインテ
ィングパッド32やトラックボール35を操作して、代
替材料の使用、一部の材料の省略、材料の追加、材料の
量の変更を指示する(#210)。
【0075】次いで、変更された材料を用いて選択され
たプログラムに従って調理したときの、料理の表面温
度、内部温度、こげのつき具合等を演算する(#21
5)。そして、その演算結果から料理全体としてのでき
上がりを評価し(#220)、評価を文字および音声で
提示し、料理の外観を画像表示する(#225)。ま
た、総合評価に基づきプログラムの処理内容を変更する
必要があるか否かを判定する(#230)。
【0076】必要があれば、記憶している材料の性質お
よび#215の演算結果を参照して、処理内容を変更し
(#235)、#215に戻って変更後の内容で処理し
たときの料理の表面温度、内部温度、こげのつき具合等
を演算する。そして、#220、#225の総合評価や
結果の提示を再度行う。
【0077】総合評価が「良好」であれば、#230で
処理内容の変更は必要ないと判定する。その場合、処理
内容の変更に応じてプログラムを変更し(#240)、
使用者の指示に応じて、変更後のプログラムと演算結果
とを含む料理情報を記憶する(#245、#250)。
また、変更後のプログラムで実際に調理を行うときに
は、プログラムを調理機器に送信する(#255、#2
60)。#250で記憶した料理情報を次回に利用する
ときには、総合評価や料理の外観を表示することも可能
になる。
【0078】なお、処理内容の変更を所定の回数行って
も#220の総合評価が「良好」にならないときは、そ
の旨を表示して処理を終了する。その場合は、使用者が
自らプログラムを変更し、その処理内容で#215〜#
225の処理を行う。
【0079】料理支援装置2に無線接続される調理機器
には、電子レンジ、炊飯器、電磁調理器等、様々な種類
がある。料理支援装置2と電子レンジとを組み合わせた
場合の使用の一形態を図5に示す。電子レンジ5は、料
理支援装置2と赤外線によって通信するためのIrDA
51を有しており、料理支援装置2から与えられるプロ
グラムを自身の固有言語のプログラムに翻訳するための
翻訳プログラムを内蔵している。
【0080】IrDA51は、電子レンジ5の前面に設
けられるが、筺体から取り外して、ケーブル52によっ
て接続することもできる。赤外線による通信は、電波に
よる通信と異なり電磁ノイズの影響を受け難い上、高い
指向性を有するために他の機器に及ぼす影響が少ないと
いう特長を有するが、指向性が高い故に障害物の存在に
よって妨げられ易いという不都合な面もある。しかしな
がら、このようにIrDA51を筺体から分離して任意
の場所に配置し得るようにしたことで、不都合が解消さ
れて、有用性が十分に発揮される。IrDA51とし
て、筺体に固定設置されたものとケーブル52により接
続されるものの、両方を備える構成としてもよい。
【0081】電子レンジ5は、通常、キッチンの一定位
置に設置される。一方、料理支援装置2は使用者が持ち
運んで、任意の場所で使用することができる。キッチン
では、料理支援装置2は使用者が作業を長時間行う場
所、例えば調理台の隅に載置して使用される。使用者
は、近くに配置した料理支援装置2の表示を見ながら、
また音声による説明を聞きながら、調理の各ステップの
作業を進めることができる。
【0082】電子レンジ5のIrDA51は、キッチン
のレイアウト、電子レンジ5の設置位置および料理支援
装置2の使用位置を考慮して配置しておく。IrDA5
1をキッチンの壁面や天井に取り付ければ、例えば、キ
ッチンがL字型であったり電子レンジ5と調理台の間に
冷蔵庫等が存在したりする場合でも、電子レンジ5と料
理支援装置2の赤外線による通信を確実に行うことがで
きる。電子レンジと5とIrDA51はケーブル52に
よって有線接続されているから、電子レンジ5の向きは
通信に全く影響しない。
【0083】料理情報を献立の立案に利用するときの料
理支援装置2の使用場所は、キッチンに限られず、例え
ばリビングとなる。また、料理支援装置2は小型軽量に
形成されているから買い物に携行することも可能であ
り、買い物先で料理情報を表示して、必要な材料を揃え
るのに利用することもできる。
【0084】料理支援装置2が備えている料理情報デー
タベース30は、ROM25、フラッシュメモリ26、
およびメモリカード27より成り、使用者は、ROM2
5の一定不変の料理情報、および自身が編集したフラッ
シュメモリ26の料理情報に加えて、交換可能なメモリ
カード27によって任意の料理情報を利用することがで
きる。しかしながら、メモリカード27の記憶容量には
限度があるから、新たな料理情報をメモリカード27の
みによって追加しようとすると、追加する料理情報が多
い場合、多数のメモリカードを入手するしなければなら
ず、その操作も煩雑になる。
【0085】そこで、料理情報データベース30への料
理情報の追加を容易にするために、料理支援装置2は、
通信回線を介して外部の情報供給装置に接続し、この情
報供給装置から料理情報の供給を受けるように構成され
ている。料理支援装置2と情報供給装置1の接続の状況
を図6に模式的に示す。情報供給装置1はきわめて多数
の料理情報を記憶しており、常時通信回線9に接続さ
れ、必要に応じて接続される多くの料理支援装置2に料
理情報を供給する。
【0086】前述のように、料理支援装置2はEEPR
OM29を備えており、このEEPROM29には、通
信回線9を介して情報供給装置1に接続するときの手順
を記したプロトコルが記憶されている。料理支援装置2
は、通信回線9に物理的に接続されている状態でこのプ
ロトコルを実行することにより、自動的に情報供給装置
1に接続される。
【0087】接続後、使用者がポインティングパッド3
2やトラックボール35を操作して指示を与えること
で、所望の料理情報が情報供給装置1から料理支援装置
2に送信されて、その料理情報はフラッシュメモリ26
に記憶される。フラッシュメモリ26の料理情報を情報
供給装置1に提供することも可能であり、代替材料を用
いる料理情報を、その代替材料に合わせて変更したプロ
グラムを含んだ形で提供することもできる。
【0088】このように、料理情報を通信回線を介して
交換することで、地理的な遠近にかかわらず、同一の情
報を多くの使用者が利用することが可能になっている。
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】
【表3】
【0092】
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】
【表6】
【0095】
【発明の効果】請求項1の料理支援装置によるときは、
実際に調理機器による調理を行うことなく、その仕上が
り結果を知ることができる。したがって、初めての料理
をするときでも、実際の調理に先だって本装置を使用す
ることで料理が成功するか失敗するかが判り、失敗の可
能性の高い料理を試みることを回避することができる。
これにより、時間と労力と材料を無駄にすることが防止
される。
【0096】請求項2の料理支援装置では、材料の種類
や量を変更したときの記憶しているプログラムの有用
性、および変更したプログラムの有用性が判り、有用な
場合にのみそのプログラムによって調理を行うことがで
きて、料理に失敗することがない。
【0097】請求項3の料理支援装置では、材料の種類
や量を変更したときに、その変更に適するようにプログ
ラムを変更することができるから、記憶しているプログ
ラムの大部分を有効に利用することができる。しかも、
使用者が自身でプログラムを変更する必要がなく、使用
が容易である。
【0098】請求項4の料理支援装置では、変更したプ
ログラムをそのまま何度でも利用することが可能にな
る。また、結果の予測を再度行わなくても、記憶した仕
上がり結果によって、どのような料理が得られるかを知
ることができる。
【0099】請求項5の料理支援装置では、記憶してい
るプログラムが材料の種類や量に適合している場合や、
材料の種類や量に適合するようにプログラムを変更した
場合にのみ、そのプログラムによって実際に調理するこ
とができるから、料理に失敗することがない。
【0100】請求項6の料理支援装置では、複数の料理
支援装置で同一の料理情報を利用することができる上、
材料の変更に応じて変更したプログラムも、複数の料理
支援装置で利用することができる。
【0101】請求項7の料理支援装置によるときは、キ
ーワードの論理積に基づく検索により、多くの料理情報
の中から目的とする料理情報を速やかに見い出すことが
できる。また、論理積のみに基づく検索では、Aまたは
Bというような選択的な検索を行うことができないた
め、該当する料理情報が過少になってしまう可能性があ
るが、所定のグループに属するキーワードについては論
理和に基づく検索を行うことができるから、該当する料
理情報が過度に少なくなるという不都合も生じない。
【0102】請求項8および請求項9の料理支援装置で
は、検索により見い出した複数の料理情報の中から、所
望のものを選択することが容易になる。
【0103】請求項10の料理支援装置では、入力すべ
きキーワードの数が減るため、操作が容易になり、しか
もキーワードの誤入力の可能性が低下する。
【0104】請求項11および請求項12の料理支援装
置では、それぞれ材料の準備および調理の進行に情報を
活用することができる。
【0105】請求項13の料理支援装置では、検索によ
って見い出された料理情報に含まれているプログラムに
従って調理機器を動作させることができて、きわめて容
易に調理を行うことができる。
【0106】請求項14の料理支援装置は、調理機器と
の距離や位置関係に制約が生じ難い。
【0107】請求項15の料理支援装置では、両手がふ
さがっているときでもキーワードの入力が可能であり、
手が濡れたり汚れたりしていることが多い調理の途中で
あっても、装置を汚すことなく料理情報を検索すること
ができる。
【0108】請求項16の料理支援装置では、使用時の
季節にふさわしい料理を見い出すことがきわめて容易に
なる。
【0109】請求項17の料理支援装置では、求める料
理が漠然としており具体的な細かいキーワードを使用者
が思いつかないときでも、料理の種類をキーワードとし
て用いることで検索が可能になる。
【0110】請求項18の料理支援装置によるときは、
実際に調理を行いつつその進行に応じたステップの処理
手順を提示させることができる上、調理の手を休めるこ
となくかつ装置を汚すことなく、提示ステップを変更す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の料理支援装置の一実施形態の概略構
成を示す図。
【図2】 料理情報の検索から料理情報の提示までの処
理の流れを示すフローチャート。
【図3】 料理情報に含まれている調理機器の動作プロ
グラムの例を示す図。
【図4】 料理のシミュレーションの処理の流れを示す
フローチャート。
【図5】 料理支援装置と電子レンジを組み合わせて使
用する一形態を示す図。
【図6】 料理支援装置と情報供給装置の接続の状況を
模式的に示す図。
【符号の説明】
1 情報供給装置 2 料理支援装置 5 電子レンジ 9 通信回線 21 制御部 22 ROM 23 RAM 24 インターフェイス 25 ROM 26 フラッシュメモリ 27 メモリカード 28 カードインターフェイス 29 EEPROM 30 料理情報データベース 31 液晶表示装置(LCD) 32 ポインティングパッド 33 タッチパネル 34 座標認識部 35 トラックボール 36 文字認識部 37 マイクロフォン 38 音声認識部 39 スピーカー 40 音声合成部 41 IrDA 51 IrDA 52 ケーブル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料理の材料、材料の量および調理機器が
    行う処理に基づいて、料理の仕上がり結果を演算して予
    測する料理支援装置。
  2. 【請求項2】 複数の料理について、材料、材料の量お
    よび調理機器が行う処理を記したプログラムを含む情報
    を記憶しておき、指定された料理について、前記情報を
    提示し、与えられる指示に従ってその材料、材料の量ま
    たはプログラムを変更して、仕上がり結果を演算して予
    測し提示することを特徴とする請求項1に記載の料理支
    援装置。
  3. 【請求項3】 与えられる指示に従って材料または材料
    の量を変更したときに、その変更に応じてプログラムを
    変更することを特徴とする請求項2に記載の料理支援装
    置。
  4. 【請求項4】 仕上がり結果を予測した料理について、
    材料、材料の量、調理機器が行う処理を記したプログラ
    ムおよび予測した仕上がり結果を含む情報を記憶するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の料理支援装置。
  5. 【請求項5】 プログラムに従って処理を行う調理機器
    に、記憶しているプログラムを与えることを特徴とする
    請求項2または請求項4に記載の料理支援装置。
  6. 【請求項6】 複数の料理について、材料、材料の量お
    よび調理機器が行う処理を記したプログラムを含む情報
    を記憶し、記憶している情報を当該料理支援装置と同様
    の装置に通信回線を介して供給する情報供給装置に、仕
    上がり結果を予測した料理について、材料、材料の量、
    調理機器が行う処理を記したプログラムおよび予測した
    仕上がり結果を含む情報を提供することを特徴とする請
    求項2に記載の料理支援装置。
  7. 【請求項7】 料理に関する情報を料理ごとに記憶し、
    記憶している料理の中から入力に応じて料理を見い出し
    て、その料理の情報を表示する料理支援装置において、 記憶しているそれぞれの料理に1以上のキーワードを与
    えるとともに、全てのキーワードをグループに分類して
    おき、 入力される1以上のキーワードに基づいて記憶している
    料理を検索して、入力された全てのキーワードを有する
    料理を見い出し、 所定のグループに属する複数のキーワードが入力された
    ときは、前記検索において、前記複数のキーワードのう
    ちの1つを有する料理は前記複数のキーワードの全てを
    有するものとして扱うことを特徴とする料理支援装置。
  8. 【請求項8】 前記見い出した料理が所定数以下のとき
    に、前記見い出した全ての料理の名前を表示することを
    特徴とする請求項7に記載の料理支援装置。
  9. 【請求項9】 前記所定数は一度に表示し得る料理の名
    前の最大数であり、前記見い出した全ての料理の名前を
    一度に表示することを特徴とする請求項8に記載の料理
    支援装置。
  10. 【請求項10】 2以上のキーワードを表す包括キーワ
    ードを入力されて、該包括キーワードが表すキーワード
    それぞれに基づいて前記検索を行うことを特徴とする請
    求項7に記載の料理支援装置。
  11. 【請求項11】 前記料理に関する情報には料理の材料
    が含まれ、前記見い出した料理のいずれかを指定され
    て、指定された料理の材料を表示することを特徴とする
    請求項7に記載の料理支援装置。
  12. 【請求項12】 前記料理に関する情報には調理方法が
    含まれ、前記見い出した料理のいずれかを指定されて、
    指定された料理の調理方法を表示することを特徴とする
    請求項7に記載の料理支援装置。
  13. 【請求項13】 前記料理に関する情報には調理機器が
    行う処理を記したプログラムが含まれ、前記見い出した
    料理のいずれかを指定されて、指定された料理のプログ
    ラムを調理機器に供与することを特徴とする請求項7に
    記載の料理支援装置。
  14. 【請求項14】 調理機器へのプログラムの供与を無線
    通信によって行うことを特徴とする請求項13に記載の
    料理支援装置。
  15. 【請求項15】 前記キーワードは音声によって入力さ
    れることを特徴とする請求項7に記載の料理支援装置。
  16. 【請求項16】 前記料理に関する情報と共に料理の季
    節別の優先度を記憶しておき、月日を計る時計を備えて
    使用時の季節を判断し、前記見い出した料理の名前を使
    用時の季節の優先度に基づく順番に従って表示すること
    を特徴とする請求項7に記載の料理支援装置。
  17. 【請求項17】 前記キーワードには、料理の個々の材
    料名に加えて、ご飯類、麺類、肉料理、野菜料理等の主
    材料に基づく料理の種類、和風、洋風、中華風等の風味
    に基づく料理の種類、温かい物、冷たい物等の温度に基
    づく料理の種類、鍋物、炒め物等の調理方法に基づく料
    理の種類、および朝食、夕食、夜食等の飲食時間に基づ
    く料理の種類のうちの、いずれか1つまたは複数が含ま
    れることを特徴とする請求項7に記載の料理支援装置。
  18. 【請求項18】 調理方法を記憶しておき、調理のステ
    ップごとに処理手順を提示する料理支援装置において、 音声入力手段を備え、該音声入力手段を介して与えられ
    る指示に応じて、提示するステップを変更することを特
    徴とする料理支援装置。
JP20137697A 1997-07-28 1997-07-28 料理支援装置 Pending JPH1145297A (ja)

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