JPH1144035A - 太陽電池を具備する屋根構造 - Google Patents
太陽電池を具備する屋根構造Info
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- JPH1144035A JPH1144035A JP9204651A JP20465197A JPH1144035A JP H1144035 A JPH1144035 A JP H1144035A JP 9204651 A JP9204651 A JP 9204651A JP 20465197 A JP20465197 A JP 20465197A JP H1144035 A JPH1144035 A JP H1144035A
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- solar cell
- roof
- panel
- ventilation
- ventilation layer
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/20—Solar thermal
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通気層内の換気を十分にとることにより、
太陽電池の高熱化に起因するエネルギー変換率の低下防
止が可能な太陽電池を具備する屋根構造を提供する。 【解決手段】 屋根３と太陽電池パネル５，５，…の
間に設けられ、外部に連通する通気層６と、前記太陽電
池パネル５，５，…の下側の前記屋根３に設けられ、小
屋裏１０と前記通気層６とを連通させる少なくとも一つ
の開口部１１と、を備えたことにより、小屋裏１０から
通気層６に空気が流入して太陽電池パネル５，５，…の
太陽電池（図示省略）の熱放散が行われることとなっ
て、太陽電池が高熱となることを防止することができ
る。
太陽電池の高熱化に起因するエネルギー変換率の低下防
止が可能な太陽電池を具備する屋根構造を提供する。 【解決手段】 屋根３と太陽電池パネル５，５，…の
間に設けられ、外部に連通する通気層６と、前記太陽電
池パネル５，５，…の下側の前記屋根３に設けられ、小
屋裏１０と前記通気層６とを連通させる少なくとも一つ
の開口部１１と、を備えたことにより、小屋裏１０から
通気層６に空気が流入して太陽電池パネル５，５，…の
太陽電池（図示省略）の熱放散が行われることとなっ
て、太陽電池が高熱となることを防止することができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の上面に太陽
電池パネルが設置された太陽電池を具備する屋根構造に
関する。
電池パネルが設置された太陽電池を具備する屋根構造に
関する。
【０００２】
【背景の技術】従来、地球環境問題、特に地球温暖化を
防止するため、その主な原因となる二酸化炭素を排出せ
ずにエネルギーを創る太陽光発電システムを備えた住宅
が一般的に知られている。この太陽光発電システムと
は、住宅の屋根の上面に複数の太陽電池パネルを設置
し、この太陽電池パネルの太陽電池によって発電した直
流の電力をインバーターで交流に変換して照明や空調な
どの生活資源として使用するシステムである。太陽光発
電システムを備えた住宅は、エコロジーブームや余った
電力は電力会社に買い取ってもらうシステムなどもある
ことから、最近注目され、今後大きなマーケットとなる
ことが期待されている。
防止するため、その主な原因となる二酸化炭素を排出せ
ずにエネルギーを創る太陽光発電システムを備えた住宅
が一般的に知られている。この太陽光発電システムと
は、住宅の屋根の上面に複数の太陽電池パネルを設置
し、この太陽電池パネルの太陽電池によって発電した直
流の電力をインバーターで交流に変換して照明や空調な
どの生活資源として使用するシステムである。太陽光発
電システムを備えた住宅は、エコロジーブームや余った
電力は電力会社に買い取ってもらうシステムなどもある
ことから、最近注目され、今後大きなマーケットとなる
ことが期待されている。
【０００３】ところで、屋根の上面に設置された太陽電
池パネルは、太陽電池自身が過度に熱せられると、太陽
エネルギーを電気エネルギーに変換するエネルギー変換
率が低下してしまう傾向にある。そこで、放熱対策を施
してエネルギー変換率の低下を防止する手段が必要とな
り、従来、特開平６−２１２７４８に示すような対策が
実施されている。
池パネルは、太陽電池自身が過度に熱せられると、太陽
エネルギーを電気エネルギーに変換するエネルギー変換
率が低下してしまう傾向にある。そこで、放熱対策を施
してエネルギー変換率の低下を防止する手段が必要とな
り、従来、特開平６−２１２７４８に示すような対策が
実施されている。
【０００４】前記特開平６−２１２７４８では、屋根の
上面に太陽電池パネルが軒側から軒先側に並べて取り付
けられており、前記屋根と前記太陽電池パネルの間に通
気層が形成され、軒先に、通気層と屋外とを連通させる
上側及び下側に軒先水切板が設けられ、これら水切板の
間に、換気がらりが装着されている。従って、換気がら
りを経て通気層を通る空気流によって、太陽電池の熱放
散がなされて温度上昇が抑制されるようになっている。
上面に太陽電池パネルが軒側から軒先側に並べて取り付
けられており、前記屋根と前記太陽電池パネルの間に通
気層が形成され、軒先に、通気層と屋外とを連通させる
上側及び下側に軒先水切板が設けられ、これら水切板の
間に、換気がらりが装着されている。従って、換気がら
りを経て通気層を通る空気流によって、太陽電池の熱放
散がなされて温度上昇が抑制されるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、太陽電池パ
ネルを沢山屋根に配設した場合に、通気層内の換気を更
に高めたいという要望がある。
ネルを沢山屋根に配設した場合に、通気層内の換気を更
に高めたいという要望がある。
【０００６】本発明は、上記事情に鑑み為されたもので
あって、通気層内の換気を十分にとることにより、太陽
電池の高熱化に起因するエネルギー変換率の低下防止が
可能な太陽電池を具備する屋根構造を提供することを目
的とする。
あって、通気層内の換気を十分にとることにより、太陽
電池の高熱化に起因するエネルギー変換率の低下防止が
可能な太陽電池を具備する屋根構造を提供することを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１記載の発明は、例えば、図１〜図５に示す
ように、屋根３（例えば、屋根パネル）の上面に複数の
太陽電池パネル５，５，…が設けられた太陽電池を具備
する屋根構造１００において、前記屋根３と前記太陽電
池パネル５，５，…の間に設けられ、外部に連通する通
気層６と、前記太陽電池パネル５，５，…の下側の前記
屋根３に設けられ、小屋裏１０と前記通気層６とを連通
させる少なくとも一つの開口部１１と、を備えたことを
特徴としている。
め、請求項１記載の発明は、例えば、図１〜図５に示す
ように、屋根３（例えば、屋根パネル）の上面に複数の
太陽電池パネル５，５，…が設けられた太陽電池を具備
する屋根構造１００において、前記屋根３と前記太陽電
池パネル５，５，…の間に設けられ、外部に連通する通
気層６と、前記太陽電池パネル５，５，…の下側の前記
屋根３に設けられ、小屋裏１０と前記通気層６とを連通
させる少なくとも一つの開口部１１と、を備えたことを
特徴としている。
【０００８】請求項１記載の発明によれば、外部に連通
する通気層６が屋根３と太陽電池パネル５，５，…の間
に設けられ、太陽電池パネル５，５，…の下側の屋根３
に、小屋裏１０と通気層６とを連通させる少なくとも一
つの開口部１１が設けられているので、この開口部１１
を、例えば、小屋裏１０と通気層６内の換気口として利
用することが出来る。従って、小屋裏１０から通気層６
に空気が流入して太陽電池パネル５，５，…の太陽電池
（図示省略）の熱放散が行われ、太陽電池が高熱となる
ことを防止することができこととなって、太陽電池のエ
ネルギー変換率の高い状態を維持することができて安定
した電力供給を図ることができる。
する通気層６が屋根３と太陽電池パネル５，５，…の間
に設けられ、太陽電池パネル５，５，…の下側の屋根３
に、小屋裏１０と通気層６とを連通させる少なくとも一
つの開口部１１が設けられているので、この開口部１１
を、例えば、小屋裏１０と通気層６内の換気口として利
用することが出来る。従って、小屋裏１０から通気層６
に空気が流入して太陽電池パネル５，５，…の太陽電池
（図示省略）の熱放散が行われ、太陽電池が高熱となる
ことを防止することができこととなって、太陽電池のエ
ネルギー変換率の高い状態を維持することができて安定
した電力供給を図ることができる。
【０００９】また、通気層６のみならず、小屋裏１０の
換気も同時に行うことができることとなって、小屋裏換
気専用の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたと
しても少ない数ですむようになる。
換気も同時に行うことができることとなって、小屋裏換
気専用の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたと
しても少ない数ですむようになる。
【００１０】さらに、この開口部１１を太陽電池の各種
配線２０，２０，…の引き込み口として利用することが
できることとなって、配線２０，２０，…引き込み用の
穴を新たに開ける必要がないので作業の効率化が図れ
る。
配線２０，２０，…の引き込み口として利用することが
できることとなって、配線２０，２０，…引き込み用の
穴を新たに開ける必要がないので作業の効率化が図れ
る。
【００１１】ここで、開口部１１の数或いは大きさは、
特に限定するものではなく、配設される太陽電池パネル
５，５，…の数等を考慮して任意に設けてよい。
特に限定するものではなく、配設される太陽電池パネル
５，５，…の数等を考慮して任意に設けてよい。
【００１２】請求項２記載の発明は、請求項１記載の太
陽電池を具備する屋根構造において、前記開口部１１
は、前記小屋裏１０と前記通気層６を換気させる換気口
となっていることを特徴としている。
陽電池を具備する屋根構造において、前記開口部１１
は、前記小屋裏１０と前記通気層６を換気させる換気口
となっていることを特徴としている。
【００１３】請求項２記載の発明によれば、開口部１１
は、前記小屋裏１０と前記通気層６を換気させる換気口
となっているので、小屋裏１０から通気層６に空気が流
入して太陽電池パネル５，５，…の太陽電池（図示省
略）の熱放散が行われ、太陽電池（図示省略）が高熱と
なることを防止することができこととなって、太陽電池
のエネルギー変換率の高い状態を維持することができて
安定した電力供給を図ることができる。
は、前記小屋裏１０と前記通気層６を換気させる換気口
となっているので、小屋裏１０から通気層６に空気が流
入して太陽電池パネル５，５，…の太陽電池（図示省
略）の熱放散が行われ、太陽電池（図示省略）が高熱と
なることを防止することができこととなって、太陽電池
のエネルギー変換率の高い状態を維持することができて
安定した電力供給を図ることができる。
【００１４】また、通気層６のみならず、小屋裏１０の
換気も同時に行うことができることとなって、小屋裏換
気専用の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたと
しても少ない数ですむようになる。
換気も同時に行うことができることとなって、小屋裏換
気専用の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたと
しても少ない数ですむようになる。
【００１５】請求項３記載の発明は、請求項１記載の太
陽電池を具備する屋根構造において、前記開口部１１
は、前記太陽電池パネル５，５，…の各種配線２０，２
０，…の引き込み口となっていることを特徴としてい
る。
陽電池を具備する屋根構造において、前記開口部１１
は、前記太陽電池パネル５，５，…の各種配線２０，２
０，…の引き込み口となっていることを特徴としてい
る。
【００１６】請求項３記載の発明によれば、開口部１１
は、前記太陽電池パネル５，５，…の各種配線２０，２
０，…の引き込み口となっているので、この開口部１１
から太陽電池の各種配線２０，２０，…を住宅内に引き
込むことができることとなって、配線２０，２０，…引
き込み用の穴を新たに開ける必要がないので作業の効率
化が図れる。
は、前記太陽電池パネル５，５，…の各種配線２０，２
０，…の引き込み口となっているので、この開口部１１
から太陽電池の各種配線２０，２０，…を住宅内に引き
込むことができることとなって、配線２０，２０，…引
き込み用の穴を新たに開ける必要がないので作業の効率
化が図れる。
【００１７】請求項４記載の発明は、請求項１〜３の何
れかに記載の太陽電池を具備する屋根構造において、前
記屋根の軒先部ｂの軒裏１３に、前記通気層６と外部と
を連通させる軒裏換気口１４を備えたことを特徴として
いる。
れかに記載の太陽電池を具備する屋根構造において、前
記屋根の軒先部ｂの軒裏１３に、前記通気層６と外部と
を連通させる軒裏換気口１４を備えたことを特徴として
いる。
【００１８】請求項４記載の発明によれば、軒先部ｂの
屋根３の軒裏１３に、通気層６と外部とを連通させる軒
裏換気口１４が設けられている。従って、請求項１〜３
の何れかに記載の発明の効果と同様の効果が得られると
ともに、通気層６内に外部から空気が流入することとな
って、請求項１記載の発明よりも、更に太陽電池の熱放
散を促進させることができる。
屋根３の軒裏１３に、通気層６と外部とを連通させる軒
裏換気口１４が設けられている。従って、請求項１〜３
の何れかに記載の発明の効果と同様の効果が得られると
ともに、通気層６内に外部から空気が流入することとな
って、請求項１記載の発明よりも、更に太陽電池の熱放
散を促進させることができる。
【００１９】請求項５記載の発明は、請求項１〜４の何
れかに記載の太陽電池を具備する屋根構造において、長
手方向に凹部４１を有する複数のレール４，４，…が、
前記屋根３の上面に前記棟部ａから前記軒先部ｂにわた
って設けられ、２本の前記レール４，４に前記太陽電池
パネル５，５，…が橋設された構成となっていることを
特徴としている。
れかに記載の太陽電池を具備する屋根構造において、長
手方向に凹部４１を有する複数のレール４，４，…が、
前記屋根３の上面に前記棟部ａから前記軒先部ｂにわた
って設けられ、２本の前記レール４，４に前記太陽電池
パネル５，５，…が橋設された構成となっていることを
特徴としている。
【００２０】請求項５記載の発明によれば、屋根３の上
面に棟部ａから軒先部ｂにわたって長手方向に凹部４１
を有する複数のレール４，４，…が設けられ、２本のレ
ール４，４に太陽電池パネル５，５，…が橋設されてい
る。従って、請求項１〜４の何れかに記載の発明と同様
の効果が得られるとともに、レール４，４，…によっ
て、屋根３と太陽電池パネル５，５，…の間に隙間が形
成され、この隙間により確実に通気層６を形成させるこ
とができる。
面に棟部ａから軒先部ｂにわたって長手方向に凹部４１
を有する複数のレール４，４，…が設けられ、２本のレ
ール４，４に太陽電池パネル５，５，…が橋設されてい
る。従って、請求項１〜４の何れかに記載の発明と同様
の効果が得られるとともに、レール４，４，…によっ
て、屋根３と太陽電池パネル５，５，…の間に隙間が形
成され、この隙間により確実に通気層６を形成させるこ
とができる。
【００２１】さらに、レール４，４，…には、長手方向
に凹部４１が設けられているので、この凹部４１を排水
樋などとしても利用することができる。
に凹部４１が設けられているので、この凹部４１を排水
樋などとしても利用することができる。
【００２２】請求項６記載の発明は、請求項１〜５の何
れかに記載の太陽電池を具備する屋根構造において、前
記屋根３は、パネルにより構成されていることを特徴と
している。
れかに記載の太陽電池を具備する屋根構造において、前
記屋根３は、パネルにより構成されていることを特徴と
している。
【００２３】請求項６記載の発明によれば、屋根３はパ
ネルによって構成されているので、例えば、予め工場な
どで屋根パネル３を作成する際に開口部１１、及び軒裏
換気口１４を設けることによって、現場での作業性を向
上させることができる。
ネルによって構成されているので、例えば、予め工場な
どで屋根パネル３を作成する際に開口部１１、及び軒裏
換気口１４を設けることによって、現場での作業性を向
上させることができる。
【００２４】ここで、屋根パネル３としては、例えば、
縦桟材３ａと横桟材３ｂとを矩形状の枠に組み立てると
ともに、この矩形枠の内部に補強桟材（図示省略）を縦
横に組み付けて枠体を構成し、この枠体の両面に合板等
の面材３ｃが貼着されたものなどを用いるが、これに限
るものではない。
縦桟材３ａと横桟材３ｂとを矩形状の枠に組み立てると
ともに、この矩形枠の内部に補強桟材（図示省略）を縦
横に組み付けて枠体を構成し、この枠体の両面に合板等
の面材３ｃが貼着されたものなどを用いるが、これに限
るものではない。
【００２５】請求項７記載の発明は、請求項６記載の太
陽電池を具備する屋根構造において、前記屋根を構成す
る前記パネル３，３がつき合わされた棟部ａの前記太陽
電池パネル５，５，…が設けられていない前記パネル側
面のみに当接して設けられたパネル結合部材３３（例え
ば、結合棟木）と、前記棟部ａの前記太陽電池パネル
５，５，…が設けられた前記パネル側面に設けられた前
記小屋裏１０と前記通気層６とを連通させる棟部換気口
１２と、を備えたことを特徴としている。
陽電池を具備する屋根構造において、前記屋根を構成す
る前記パネル３，３がつき合わされた棟部ａの前記太陽
電池パネル５，５，…が設けられていない前記パネル側
面のみに当接して設けられたパネル結合部材３３（例え
ば、結合棟木）と、前記棟部ａの前記太陽電池パネル
５，５，…が設けられた前記パネル側面に設けられた前
記小屋裏１０と前記通気層６とを連通させる棟部換気口
１２と、を備えたことを特徴としている。
【００２６】請求項７記載の発明によれば、屋根を構成
するパネル３がつき合わされた棟部ａの太陽電池パネル
５，５，…が設けられていないパネル側面のみに当接し
てパネル結合部材３３が設けられ、棟部ａの太陽電池パ
ネル５，５，…が設けられたパネル端部に小屋裏１０と
通気層６とを連通させる棟部換気口１２が設けられてい
る。従って、小屋裏１０の空気は、小屋裏１０の棟部ａ
側に設けられた棟部換気口１２から通気層６に流入して
外部に排出されることとなって、通気層６の換気と同時
に小屋裏１０の換気も効率よく行うことができる。更
に、太陽電池パネル５，５，…が設けられたパネル端部
のみに棟部換気口１２が設けられているので、空気の流
れが通気層６内の空気の流れと等しくなって、通気層６
内の換気と小屋裏１０内の換気を効率よく実施すること
ができる。
するパネル３がつき合わされた棟部ａの太陽電池パネル
５，５，…が設けられていないパネル側面のみに当接し
てパネル結合部材３３が設けられ、棟部ａの太陽電池パ
ネル５，５，…が設けられたパネル端部に小屋裏１０と
通気層６とを連通させる棟部換気口１２が設けられてい
る。従って、小屋裏１０の空気は、小屋裏１０の棟部ａ
側に設けられた棟部換気口１２から通気層６に流入して
外部に排出されることとなって、通気層６の換気と同時
に小屋裏１０の換気も効率よく行うことができる。更
に、太陽電池パネル５，５，…が設けられたパネル端部
のみに棟部換気口１２が設けられているので、空気の流
れが通気層６内の空気の流れと等しくなって、通気層６
内の換気と小屋裏１０内の換気を効率よく実施すること
ができる。
【００２７】請求項８記載の発明は、前記開口部１１の
前記太陽電池パネル５，５，…側の周囲には、前記屋根
３面から起立した立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…が設
けられ、該立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…と前記屋根
３との当接部５０ｃ，５０ｃ，…には防水処理が施され
ていることを特徴としている。
前記太陽電池パネル５，５，…側の周囲には、前記屋根
３面から起立した立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…が設
けられ、該立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…と前記屋根
３との当接部５０ｃ，５０ｃ，…には防水処理が施され
ていることを特徴としている。
【００２８】請求項８記載の発明によれば、開口部１１
の前記太陽電池パネル５，５，…側の周囲には、前記屋
根３面から起立した立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…が
設けられ、該立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…と前記屋
根３との当接部５０ｃ，５０ｃ，…には防水処理が施さ
れているので、太陽電池パネル５，５，…の裏面の通気
層６に雨水が侵入した場合でも、立ち上がり部５０ｂ，
５０ｂ，…と当接部５０ｃ，５０ｃ，…の防水処理によ
って、雨水が小屋裏６に入るのを防止することが可能と
なる。
の前記太陽電池パネル５，５，…側の周囲には、前記屋
根３面から起立した立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…が
設けられ、該立ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…と前記屋
根３との当接部５０ｃ，５０ｃ，…には防水処理が施さ
れているので、太陽電池パネル５，５，…の裏面の通気
層６に雨水が侵入した場合でも、立ち上がり部５０ｂ，
５０ｂ，…と当接部５０ｃ，５０ｃ，…の防水処理によ
って、雨水が小屋裏６に入るのを防止することが可能と
なる。
【００２９】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図５を参照して本発
明に係る太陽電池を具備する屋根構造の実施の形態を詳
細に説明する。図１は、本発明に係る太陽電池を具備し
た屋根構造を示す屋根部の縦断面図であり、図２は、図
１の開口部近傍の拡大図であり、図３は、太陽電池パネ
ルを配設する前の屋根部の平面図である。更に、図４
は、開口部から各種配線材を通した場合の屋根部を模式
的に示した斜視図であり、図５は、太陽電池パネルを屋
根パネルに配設する場合の工程を示した分解斜視図であ
る。
明に係る太陽電池を具備する屋根構造の実施の形態を詳
細に説明する。図１は、本発明に係る太陽電池を具備し
た屋根構造を示す屋根部の縦断面図であり、図２は、図
１の開口部近傍の拡大図であり、図３は、太陽電池パネ
ルを配設する前の屋根部の平面図である。更に、図４
は、開口部から各種配線材を通した場合の屋根部を模式
的に示した斜視図であり、図５は、太陽電池パネルを屋
根パネルに配設する場合の工程を示した分解斜視図であ
る。
【００３０】図１に示す屋根部１００は、躯体としての
壁パネル１に結合桁２を介して斜め外方に突出して設け
られた屋根パネル３と、この屋根パネル３の上面に屋根
の棟部ａから軒先部ｂにわたって敷設されたレール４
（図５参照）と、このレール４に並べて配設された太陽
電池パネル５と、前記屋根パネル３と太陽電池パネル５
の間に形成される通気層６と、屋根の棟部ａに設けられ
た換気棟役物７と、前記壁パネル１の外面から突出して
屋根の軒先部ｂに当接された軒天材８と、前記壁パネル
１の室内側の壁面から突出して設けられた天井板９と、
前記屋根パネル３と前記天井板９とに囲まれることによ
って形成される小屋裏１０などにより概略構成されてい
る。
壁パネル１に結合桁２を介して斜め外方に突出して設け
られた屋根パネル３と、この屋根パネル３の上面に屋根
の棟部ａから軒先部ｂにわたって敷設されたレール４
（図５参照）と、このレール４に並べて配設された太陽
電池パネル５と、前記屋根パネル３と太陽電池パネル５
の間に形成される通気層６と、屋根の棟部ａに設けられ
た換気棟役物７と、前記壁パネル１の外面から突出して
屋根の軒先部ｂに当接された軒天材８と、前記壁パネル
１の室内側の壁面から突出して設けられた天井板９と、
前記屋根パネル３と前記天井板９とに囲まれることによ
って形成される小屋裏１０などにより概略構成されてい
る。
【００３１】前記屋根パネル３は、縦桟材３ａと横桟材
３ｂとを矩形状の枠に組み立てるとともに、この矩形枠
の内部に補強桟材（図示省略）を縦横に組み付けた枠体
の上面に合板等の野地板３ｃが貼設され、更にその上に
ルーフィング３ｄが貼設された構造となっている（図２
参照）。また、前記屋根パネル３の下面には桁行き方向
に補強用の母屋３１が設けられている。また、軒先部ｂ
において、太陽電池パネル５が敷設されない部分には、
屋根仕上げ材３４が敷設されている。
３ｂとを矩形状の枠に組み立てるとともに、この矩形枠
の内部に補強桟材（図示省略）を縦横に組み付けた枠体
の上面に合板等の野地板３ｃが貼設され、更にその上に
ルーフィング３ｄが貼設された構造となっている（図２
参照）。また、前記屋根パネル３の下面には桁行き方向
に補強用の母屋３１が設けられている。また、軒先部ｂ
において、太陽電池パネル５が敷設されない部分には、
屋根仕上げ材３４が敷設されている。
【００３２】屋根パネル３には、図２に示すように、前
記小屋裏１０と前記通気層６とを連通させる四角形の開
口部１１が複数設けられている。この開口部１１には開
口部金物５０が設けられている。この開口部金物５０
は、内部が空洞の四角柱体の形状を有し、この四角柱体
の四つの面の途中部に外方向かって垂直に突出した突出
部５０ａを有している。そして、この開口部金物５０を
前記開口部１１に嵌入したとき、前記突出部５０ａ，５
０ａ，…が前記屋根パネル３の野地板３ｃに貼設された
ルーフィング３ｄと当接されるようになっている。従っ
て、前記開口部１１に嵌入させた場合には、前記通気層
６内に、この開口部金物５０が前記屋根パネルの上面か
ら突起した立ち上がり部５０ｂが形成されるようになっ
ている。
記小屋裏１０と前記通気層６とを連通させる四角形の開
口部１１が複数設けられている。この開口部１１には開
口部金物５０が設けられている。この開口部金物５０
は、内部が空洞の四角柱体の形状を有し、この四角柱体
の四つの面の途中部に外方向かって垂直に突出した突出
部５０ａを有している。そして、この開口部金物５０を
前記開口部１１に嵌入したとき、前記突出部５０ａ，５
０ａ，…が前記屋根パネル３の野地板３ｃに貼設された
ルーフィング３ｄと当接されるようになっている。従っ
て、前記開口部１１に嵌入させた場合には、前記通気層
６内に、この開口部金物５０が前記屋根パネルの上面か
ら突起した立ち上がり部５０ｂが形成されるようになっ
ている。
【００３３】また、この当接部５０ｃ，５０ｃ，…に
は、前記突出部５０ａ，５０ａ，…と前記ルーフィング
３ｄとの隙間を塞ぐように防水テープ３ｅが貼られてい
る。開口部１１，１１，…は、図３に示すように、多数
設けられていて、各開口部１１，１１，…には、同様
に、開口部金物５０，５０，…が設けられている。ま
た、図４に示すように、前記開口部１１，１１，…は、
前記太陽電池パネル５と接続される各種の配線材２０，
２０，…を通すことができるようになっている。
は、前記突出部５０ａ，５０ａ，…と前記ルーフィング
３ｄとの隙間を塞ぐように防水テープ３ｅが貼られてい
る。開口部１１，１１，…は、図３に示すように、多数
設けられていて、各開口部１１，１１，…には、同様
に、開口部金物５０，５０，…が設けられている。ま
た、図４に示すように、前記開口部１１，１１，…は、
前記太陽電池パネル５と接続される各種の配線材２０，
２０，…を通すことができるようになっている。
【００３４】また、図１に示す前記屋根パネル３が合掌
してつき合わされる棟部ａには、補強用の棟木３２が設
けられ、この棟部ａに配設される屋根パネル３のうち、
太陽電池パネル５が設けられていない屋根パネル３の側
面にのみ当接するようにパネル結合部材としての結合棟
木３３が設けられている。そして、棟部ａの太陽電池パ
ネル５が設けられた屋根パネル３の横桟材３ｂの一部を
欠き込み隙間を形成させることにより、棟部換気口１２
が形成されるようになっている。
してつき合わされる棟部ａには、補強用の棟木３２が設
けられ、この棟部ａに配設される屋根パネル３のうち、
太陽電池パネル５が設けられていない屋根パネル３の側
面にのみ当接するようにパネル結合部材としての結合棟
木３３が設けられている。そして、棟部ａの太陽電池パ
ネル５が設けられた屋根パネル３の横桟材３ｂの一部を
欠き込み隙間を形成させることにより、棟部換気口１２
が形成されるようになっている。
【００３５】また、前記壁パネル１よりも外側の屋根パ
ネル３、即ち軒先部ｂの屋根パネル３であって、前記太
陽電池パネル５が上部に設けられている部分には、軒裏
１３より前記通気層６に給気が可能な軒裏換気口１４が
設けられている。なお、前記開口部１１、前記棟部換気
口１２及び前記軒裏換気口１４は、工場で屋根パネル３
を製造する際、予め設けるようにしてもよい。
ネル３、即ち軒先部ｂの屋根パネル３であって、前記太
陽電池パネル５が上部に設けられている部分には、軒裏
１３より前記通気層６に給気が可能な軒裏換気口１４が
設けられている。なお、前記開口部１１、前記棟部換気
口１２及び前記軒裏換気口１４は、工場で屋根パネル３
を製造する際、予め設けるようにしてもよい。
【００３６】前記レール４，４，４は、図４に示すよう
に、凹部４１，４１，４１を有し、棟部ａから軒先部ｂ
に到達可能な程度に長尺なものであって、前記屋根パネ
ル３に一定の間隔で複数設けられている。このレール
４，４，４は、防水シート３５などが貼設された屋根パ
ネル３に、例えば、ネジ止め等によって取り付けられる
（図５参照）。そして、前記太陽電池パネル５は、図５
に示すように、複数の太陽電池（図示省略）を並設して
強化ガラス（図示省略）でラミネートし、耐候性を持た
せたものであって、通常、モジュールサイズ（１モジュ
ール×１モジュール）を最小単位としている。そして、
この太陽電池パネル５は、２本の前記レール４，４の凹
部４１，４１にはめ込むことにより取り付けることが可
能となっていて、各々太陽電池パネル５，５，…は並設
されて取り付けられている。
に、凹部４１，４１，４１を有し、棟部ａから軒先部ｂ
に到達可能な程度に長尺なものであって、前記屋根パネ
ル３に一定の間隔で複数設けられている。このレール
４，４，４は、防水シート３５などが貼設された屋根パ
ネル３に、例えば、ネジ止め等によって取り付けられる
（図５参照）。そして、前記太陽電池パネル５は、図５
に示すように、複数の太陽電池（図示省略）を並設して
強化ガラス（図示省略）でラミネートし、耐候性を持た
せたものであって、通常、モジュールサイズ（１モジュ
ール×１モジュール）を最小単位としている。そして、
この太陽電池パネル５は、２本の前記レール４，４の凹
部４１，４１にはめ込むことにより取り付けることが可
能となっていて、各々太陽電池パネル５，５，…は並設
されて取り付けられている。
【００３７】また、レール４，４，…の凹部４１に取り
付けられる際、太陽電池パネル５，５，…は、レール
４，４，…を挟んで取り付けられる太陽電池パネル５，
５，…と離間させて取り付けられることにより溝部４１
ａ，４１ａ，…が形成され、この溝部４１ａ，４１ａ，
…は排水樋としても利用することができるようになって
いる。
付けられる際、太陽電池パネル５，５，…は、レール
４，４，…を挟んで取り付けられる太陽電池パネル５，
５，…と離間させて取り付けられることにより溝部４１
ａ，４１ａ，…が形成され、この溝部４１ａ，４１ａ，
…は排水樋としても利用することができるようになって
いる。
【００３８】前記通気層６は、前記屋根パネル３と前記
レール４に取り付けられた太陽電池パネル５との間に形
成されており、前記通気層６の軒先部ｂ側には、軒先換
気口１５が設けられている。この軒先換気口１５には、
例えば、換気ガラリ（図示省略）が装着されていて、雨
水や塵埃等が通気層６に入り難くなっている。また、前
記通気層６の棟部側ａには、前記換気棟役物７が設けら
れていて、この換気棟役物７には、前記通気層６内の空
気を外部に放出可能なように、換気口１６，１６が棟を
挟んで左右に設けられている。この換気棟役物７を設け
る際には、前記屋根パネル３の棟部ａに防腐材１７が配
設され、換気棟役物７がこの防腐材１７に釘止めなどに
よって固定されている。また、前記軒先部ｂの先端に
は、樋取付部材８１が取り付けられ、この樋取付部材８
１に樋８２が桁行き方向に取り付けられている。
レール４に取り付けられた太陽電池パネル５との間に形
成されており、前記通気層６の軒先部ｂ側には、軒先換
気口１５が設けられている。この軒先換気口１５には、
例えば、換気ガラリ（図示省略）が装着されていて、雨
水や塵埃等が通気層６に入り難くなっている。また、前
記通気層６の棟部側ａには、前記換気棟役物７が設けら
れていて、この換気棟役物７には、前記通気層６内の空
気を外部に放出可能なように、換気口１６，１６が棟を
挟んで左右に設けられている。この換気棟役物７を設け
る際には、前記屋根パネル３の棟部ａに防腐材１７が配
設され、換気棟役物７がこの防腐材１７に釘止めなどに
よって固定されている。また、前記軒先部ｂの先端に
は、樋取付部材８１が取り付けられ、この樋取付部材８
１に樋８２が桁行き方向に取り付けられている。
【００３９】次に、本発明に係る太陽電池を備えた屋根
構造による換気の作用と効果について説明する。まず、
図１に示すように、前記軒先換気口１５及び前記軒裏換
気口１４より外気が前記通気層６内に流入するととも
に、前記開口部１１より小屋裏１０内の空気が通気層６
内に流入する。そして、前記通気層６内に流入された空
気は、前記太陽電池パネル５の熱を抜熱して前記換気棟
役物７の左右の換気口１６，１６から排出される。従っ
て、太陽電池のエネルギー変換率の高い状態を維持する
ことができて安定した電力供給を図ることができる。
構造による換気の作用と効果について説明する。まず、
図１に示すように、前記軒先換気口１５及び前記軒裏換
気口１４より外気が前記通気層６内に流入するととも
に、前記開口部１１より小屋裏１０内の空気が通気層６
内に流入する。そして、前記通気層６内に流入された空
気は、前記太陽電池パネル５の熱を抜熱して前記換気棟
役物７の左右の換気口１６，１６から排出される。従っ
て、太陽電池のエネルギー変換率の高い状態を維持する
ことができて安定した電力供給を図ることができる。
【００４０】また、通気層６のみならず、小屋裏１０の
換気も同時に行うことができることとなって、小屋裏換
気専用の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたと
しても少ない数でよくなる。さらに、この開口部１０を
太陽電池の各種配線材２０の引き込み口として利用する
ことができる。
換気も同時に行うことができることとなって、小屋裏換
気専用の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたと
しても少ない数でよくなる。さらに、この開口部１０を
太陽電池の各種配線材２０の引き込み口として利用する
ことができる。
【００４１】また、屋根パネル３，３がつき合わされた
棟部ａの太陽電池パネル５，５，…が設けられていない
屋根パネル３の側面のみに当接して結合棟木３３が設け
られ、棟部ａの太陽電池パネル５，５，…が設けられた
パネル端部に小屋裏１０と通気層６とを連通させる棟部
換気口１２が設けられているので、小屋裏１０の空気
は、棟部換気口１２から通気層６に流入して外部に排出
されることとなって、通気層６の換気と同時に小屋裏１
０の換気も効率よく行うことができる。
棟部ａの太陽電池パネル５，５，…が設けられていない
屋根パネル３の側面のみに当接して結合棟木３３が設け
られ、棟部ａの太陽電池パネル５，５，…が設けられた
パネル端部に小屋裏１０と通気層６とを連通させる棟部
換気口１２が設けられているので、小屋裏１０の空気
は、棟部換気口１２から通気層６に流入して外部に排出
されることとなって、通気層６の換気と同時に小屋裏１
０の換気も効率よく行うことができる。
【００４２】更に、太陽電池パネル５，５，…が設けら
れたパネル端部のみに棟部換気口１２が設けられている
ので、空気の流れが、通気層６内の空気の流れと等しく
なって、例えば、太陽電池パネル５，５，…の設けられ
ていない屋根パネル３の側面にも棟部換気口１２を設け
た場合のように空気の流れがぶつかることがなく通気層
６内の換気と小屋裏１０内の換気を効率よく実施するこ
とができる。また、開口部１１の前記太陽電池パネル
５，５，…側の周囲には、前記屋根３面から起立した立
ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…が設けられ、該立ち上が
り部５０ｂ，５０ｂ，…と前記屋根３との当接部５０
ｃ，５０ｃ，…には防水テープ３ｅ，３ｅ，…によって
防水処理が施されているので、太陽電池パネル５，５，
…の裏面の通気層６に雨水が侵入した場合でも、立ち上
がり部５０ｂ，５０ｂ，…と当接部５０ｃ，５０ｃ，…
の防水処理によって、雨水が小屋裏１０に入るのを防止
することが可能となる。
れたパネル端部のみに棟部換気口１２が設けられている
ので、空気の流れが、通気層６内の空気の流れと等しく
なって、例えば、太陽電池パネル５，５，…の設けられ
ていない屋根パネル３の側面にも棟部換気口１２を設け
た場合のように空気の流れがぶつかることがなく通気層
６内の換気と小屋裏１０内の換気を効率よく実施するこ
とができる。また、開口部１１の前記太陽電池パネル
５，５，…側の周囲には、前記屋根３面から起立した立
ち上がり部５０ｂ，５０ｂ，…が設けられ、該立ち上が
り部５０ｂ，５０ｂ，…と前記屋根３との当接部５０
ｃ，５０ｃ，…には防水テープ３ｅ，３ｅ，…によって
防水処理が施されているので、太陽電池パネル５，５，
…の裏面の通気層６に雨水が侵入した場合でも、立ち上
がり部５０ｂ，５０ｂ，…と当接部５０ｃ，５０ｃ，…
の防水処理によって、雨水が小屋裏１０に入るのを防止
することが可能となる。
【００４３】なお、棟部換気口１２は、例えば、屋根パ
ネル３の横桟材３ｂに穴を開けるようにしてもよいし、
また、屋根パネル３の面材３ｃに穴を開けるようにして
もよい。開口部１１は、上記実施の形態では、断面が四
角形状のものとしたが、特に、これに拘泥するものでは
なく、どのような断面形状であってもよい。
ネル３の横桟材３ｂに穴を開けるようにしてもよいし、
また、屋根パネル３の面材３ｃに穴を開けるようにして
もよい。開口部１１は、上記実施の形態では、断面が四
角形状のものとしたが、特に、これに拘泥するものでは
なく、どのような断面形状であってもよい。
【００４４】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、外部に連
通する通気層が屋根と太陽電池パネルの間に設けられ、
太陽電池パネルの下側の屋根に、小屋裏と通気層とを連
通させる少なくとも一つの開口部が設けられているの
で、この開口部を、例えば、小屋裏と通気層内の換気口
として利用することが出来る。従って、小屋裏から通気
層に空気が流入して太陽電池パネルの太陽電池の熱放散
が行われ、太陽電池が高熱となることを防止することが
できこととなって、太陽電池のエネルギー変換率の高い
状態を維持することができて安定した電力供給を図るこ
とができる。また、通気層のみならず、小屋裏の換気も
同時に行うことができることとなって、小屋裏換気専用
の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたとしても
少ない数ですむようになる。さらに、この開口部を太陽
電池の各種配線の引き込み口として利用することができ
ることとなって、配線引き込み用の穴を新たに開ける必
要がないので作業の効率化が図れる。
通する通気層が屋根と太陽電池パネルの間に設けられ、
太陽電池パネルの下側の屋根に、小屋裏と通気層とを連
通させる少なくとも一つの開口部が設けられているの
で、この開口部を、例えば、小屋裏と通気層内の換気口
として利用することが出来る。従って、小屋裏から通気
層に空気が流入して太陽電池パネルの太陽電池の熱放散
が行われ、太陽電池が高熱となることを防止することが
できこととなって、太陽電池のエネルギー変換率の高い
状態を維持することができて安定した電力供給を図るこ
とができる。また、通気層のみならず、小屋裏の換気も
同時に行うことができることとなって、小屋裏換気専用
の換気口を設ける必要がないか、或いは設けたとしても
少ない数ですむようになる。さらに、この開口部を太陽
電池の各種配線の引き込み口として利用することができ
ることとなって、配線引き込み用の穴を新たに開ける必
要がないので作業の効率化が図れる。
【００４５】請求項２記載の発明によれば、開口部は、
前記小屋裏と前記通気層を換気させる換気口となってい
るので、小屋裏から通気層に空気が流入して太陽電池パ
ネルの太陽電池の熱放散が行われ、太陽電池が高熱とな
ることを防止することができこととなって、太陽電池の
エネルギー変換率の高い状態を維持することができて安
定した電力供給を図ることができる。また、通気層のみ
ならず、小屋裏の換気も同時に行うことができることと
なって、小屋裏換気専用の換気口を設ける必要がない
か、或いは設けたとしても少ない数ですむようになる。
前記小屋裏と前記通気層を換気させる換気口となってい
るので、小屋裏から通気層に空気が流入して太陽電池パ
ネルの太陽電池の熱放散が行われ、太陽電池が高熱とな
ることを防止することができこととなって、太陽電池の
エネルギー変換率の高い状態を維持することができて安
定した電力供給を図ることができる。また、通気層のみ
ならず、小屋裏の換気も同時に行うことができることと
なって、小屋裏換気専用の換気口を設ける必要がない
か、或いは設けたとしても少ない数ですむようになる。
【００４６】請求項３記載の発明によれば、開口部は、
前記太陽電池パネルの各種配線の引き込み口となってい
るので、この開口部から太陽電池の各種配線を住宅内に
引き込むことができることとなって、配線引き込み用の
穴を新たに開ける必要がないので作業の効率化が図れ
る。
前記太陽電池パネルの各種配線の引き込み口となってい
るので、この開口部から太陽電池の各種配線を住宅内に
引き込むことができることとなって、配線引き込み用の
穴を新たに開ける必要がないので作業の効率化が図れ
る。
【００４７】請求項４記載の発明によれば、軒先部の屋
根の軒裏に、通気層と外部とを連通させる軒裏換気口が
設けられているので、請求項１〜３の何れかに記載の発
明の効果と同様の効果が得られるとともに、通気層内に
外部から空気が流入することとなって、請求項１記載の
発明よりも、更に太陽電池の熱放散を促進させることが
できる。
根の軒裏に、通気層と外部とを連通させる軒裏換気口が
設けられているので、請求項１〜３の何れかに記載の発
明の効果と同様の効果が得られるとともに、通気層内に
外部から空気が流入することとなって、請求項１記載の
発明よりも、更に太陽電池の熱放散を促進させることが
できる。
【００４８】請求項５記載の発明によれば、屋根の上面
に棟部から軒先部にわたって長手方向に凹部を有する複
数のレールが設けられ、２本のレールに太陽電池パネル
が橋設されているので、請求項１〜４の何れかに記載の
発明と同様の効果が得られるとともに、レールによっ
て、屋根と太陽電池パネルの間に隙間が形成され、この
隙間により確実に通気層を形成させることができる。さ
らに、レールには、長手方向に凹部が設けられているの
で、この凹部を排水樋などとしても利用することができ
る。
に棟部から軒先部にわたって長手方向に凹部を有する複
数のレールが設けられ、２本のレールに太陽電池パネル
が橋設されているので、請求項１〜４の何れかに記載の
発明と同様の効果が得られるとともに、レールによっ
て、屋根と太陽電池パネルの間に隙間が形成され、この
隙間により確実に通気層を形成させることができる。さ
らに、レールには、長手方向に凹部が設けられているの
で、この凹部を排水樋などとしても利用することができ
る。
【００４９】請求項６記載の発明によれば、屋根を構成
するパネルがつき合わされた棟部の太陽電池パネルが設
けられていないパネル側面のみに当接してパネル結合部
材が設けられ、棟部の太陽電池パネルが設けられたパネ
ル端部に小屋裏と通気層とを連通させる棟部換気口が設
けられているので、小屋裏の空気は、小屋裏の棟部側に
設けられた棟部換気口から通気層に流入して外部に排出
されることとなって、通気層の換気と同時に小屋裏の換
気も効率よく行うことができる。更に、太陽電池パネル
が設けられたパネル端部のみに棟部換気口が設けられて
いるので、空気の流れが通気層内の空気の流れと等しく
なって、通気層内の換気と小屋裏内の換気を効率よく実
施することができる。
するパネルがつき合わされた棟部の太陽電池パネルが設
けられていないパネル側面のみに当接してパネル結合部
材が設けられ、棟部の太陽電池パネルが設けられたパネ
ル端部に小屋裏と通気層とを連通させる棟部換気口が設
けられているので、小屋裏の空気は、小屋裏の棟部側に
設けられた棟部換気口から通気層に流入して外部に排出
されることとなって、通気層の換気と同時に小屋裏の換
気も効率よく行うことができる。更に、太陽電池パネル
が設けられたパネル端部のみに棟部換気口が設けられて
いるので、空気の流れが通気層内の空気の流れと等しく
なって、通気層内の換気と小屋裏内の換気を効率よく実
施することができる。
【００５０】請求項７記載の発明によれば、屋根はパネ
ルによって構成されているので、例えば、予め工場など
で屋根パネル３を作成する際に開口部１１、及び軒裏換
気口１４を設けることによって、現場での作業性を向上
させることができる。
ルによって構成されているので、例えば、予め工場など
で屋根パネル３を作成する際に開口部１１、及び軒裏換
気口１４を設けることによって、現場での作業性を向上
させることができる。
【００５１】請求項８記載の発明によれば、開口部の前
記太陽電池パネル側の周囲には、前記屋根面から起立し
た立ち上がり部が設けられ、該立ち上がり部と前記屋根
との当接部には防水処理が施されているので、太陽電池
パネルの裏面の通気層に雨水が侵入した場合でも、立ち
上がり部と当接部の防水処理によって、雨水が小屋裏に
入るのを防止することが可能となる。
記太陽電池パネル側の周囲には、前記屋根面から起立し
た立ち上がり部が設けられ、該立ち上がり部と前記屋根
との当接部には防水処理が施されているので、太陽電池
パネルの裏面の通気層に雨水が侵入した場合でも、立ち
上がり部と当接部の防水処理によって、雨水が小屋裏に
入るのを防止することが可能となる。
【図１】本発明に係る太陽電池を具備した屋根構造を示
す屋根部の縦断面図である。
す屋根部の縦断面図である。
【図２】図１の開口部近傍の拡大図である。
【図３】太陽電池パネルを配設する前の屋根部の平面図
である。
である。
【図４】開口部から各種配線材を通した場合の屋根部を
模式的に示した斜視図である。
模式的に示した斜視図である。
【図５】太陽電池パネルを屋根パネルに配設する場合の
工程を示す分解斜視図である。
工程を示す分解斜視図である。
１ 壁パネル ３ 屋根パネル ４ レール ５ 太陽電池パネル ６ 通気層 １０ 小屋裏 １１ 開口部 １２ 棟部換気口 １３ 軒裏 １４ 軒裏換気口 １５ 軒先換気口 １６ 換気口 ３３ 結合棟木（パネル結合部材） ４１ 凹部 ５０ 開口部金物 ５０ｂ 立ち上がり部 ５０ｃ 当接部 ａ 棟部 ｂ 軒先部
Claims (8)
- 【請求項１】 屋根の上面に複数の太陽電池パネルが設
けられた太陽電池を具備する屋根構造において、 前記屋根と前記太陽電池パネルの間に設けられ、外部に
連通する通気層と、 前記太陽電池パネルの下側の前記屋根に設けられ、小屋
裏と前記通気層とを連通させる少なくとも一つの開口部
と、 を備えたことを特徴とする太陽電池を具備する屋根構
造。 - 【請求項２】 前記開口部は、前記小屋裏と前記通気層
を換気させる換気口となっていることを特徴とする請求
項１記載の太陽電池を具備する屋根構造。 - 【請求項３】 前記開口部は、前記太陽電池パネルの各
種配線の引き込み口となっていることを特徴とする請求
項１記載の太陽電池を具備する屋根構造。 - 【請求項４】 前記屋根の軒先部の軒裏に、前記通気層
と外部とを連通させる軒裏換気口を備えたことを特徴と
する請求項１〜３の何れかに記載の太陽電池を具備する
屋根構造。 - 【請求項５】 長手方向に凹部を有する複数のレール
が、前記屋根の上面に前記棟部から前記軒先部にわたっ
て設けられ、 ２本の前記レールに前記太陽電池パネルが橋設された構
成となっていることを特徴とする請求項１〜４の何れか
に記載の太陽電池を具備する屋根構造。 - 【請求項６】 前記屋根は、パネルにより構成されてい
ることを特徴とする請求項１〜５の何れかに記載の太陽
電池を具備する屋根構造。 - 【請求項７】 前記屋根を構成する前記パネルがつき合
わされた棟部に、前記太陽電池パネルが設けられていな
い前記パネル側面のみに当接して設けられたパネル結合
部材と、 前記棟部の前記太陽電池が設けられた前記パネル端部に
設けられた前記小屋裏と前記通気層とを連通させる棟部
換気口と、 を備えたことを特徴とする請求項６記載の太陽電池を具
備する屋根構造。 - 【請求項８】 前記開口部の前記太陽電池パネル側の周
囲には、前記屋根面から起立した立ち上がり部が設けら
れ、該立ち上がり部と前記屋根との当接部には防水処理
が施されていることを特徴とする請求項１〜７の何れか
に記載の太陽電池を具備する屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9204651A JPH1144035A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 太陽電池を具備する屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9204651A JPH1144035A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 太陽電池を具備する屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1144035A true JPH1144035A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16494028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9204651A Pending JPH1144035A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 太陽電池を具備する屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1144035A (ja) |
Cited By (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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