JPH1142651A - タイヤの製造方法及びその装置 - Google Patents

タイヤの製造方法及びその装置

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JPH1142651A
JPH1142651A JP10120810A JP12081098A JPH1142651A JP H1142651 A JPH1142651 A JP H1142651A JP 10120810 A JP10120810 A JP 10120810A JP 12081098 A JP12081098 A JP 12081098A JP H1142651 A JPH1142651 A JP H1142651A
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JP
Japan
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tires
tire
production
unvulcanized
lot
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Application number
JP10120810A
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English (en)
Inventor
Renato Caretta
レナート・カレッタ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pirelli and C SpA
Pirelli Tyre SpA
Original Assignee
Pirelli Coordinamento Pneumatici SpA
Pirelli SpA
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/0016Handling tyres or parts thereof, e.g. supplying, storing, conveying
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/005General arrangement or lay-out of plants for the processing of tyres or parts thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一系統のタイヤの通常の製造を寸法的及び構
造的特徴が等しい複数の小ロットのタイヤに分け、ま
た、該ロットを種々のタイヤロットを交互に製造するこ
とで連続的に製造して、任意のロット中に存在するタイ
ヤの数が十分に釣り合うとき、その工程全体の生産性及
びコストに不利益な影響が及ぶことがないようにするこ
と。 【解決手段】 各系統に含まれるタイヤの数をその各々
が所定の数のタイヤから成る複数のロットに分けて、ロ
ット中に含まれるタイヤの数が、24時間以内にライン
で製造可能である対応した未加硫タイヤの数よりも少な
いようにするステップと、上記複数のタイヤを連続的な
ロットにて断続的なモードで製造し、1つの所定の系統
に属する未加硫タイヤのロットの製造と異なる系統に属
する未加硫タイヤのロットの製造とを交互に行うステッ
プとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの製造に関
し、特に、複数のタイヤを製造する方法、及びその複数
のタイヤの製造に関連する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の車輪用タイヤは、複数の構成要素
で形成される、即ち、主として、2つのビードを呈する
繊維、又は金属製のカーカスで形成される、内部が中空
の円環状の構造体から成ることが公知であり、そのビー
ドの各々は、カーカスの周方向の半径方向内方の境界に
沿って画成され、タイヤを対応する取り付けリムに固着
することを目的とする。タイヤは、コアと称される、周
方向に延伸不能な少なくとも一対の環状の補強リングを
更に備えており、上記ビード内には、ビード当たり少な
くとも1つのコアが導入される。
【0003】かかるカーカスは、薄い繊維、又は金属コ
アで補強された、少なくとも1つのゴム被覆繊維プライ
から成る支持構造体で構成されており、この薄い繊維、
又は金属コアは、1つのビードから別のビードまで軸方
向に沿って伸長している。このゴム被覆繊維の各々は、
対応するコアの周りで外側に向けて半径方向に折り返し
た実際の境界を形成する。
【0004】上記のラジアル型タイヤにおいて、上述し
たような薄いコードは、タイヤの回転軸線を取り巻く層
として略配置される。かかるカーカスのクラウンには、
ベルト、又はブレーカと称する環状の支部構造体が配置
される。このベルト、又はブレーカは、通常、ゴム被覆
した織地の1つ以上の層から成っており、重なり合い且
つ反復する積層の配置状態に巻かれており、いわゆる
「ベルト構造体」を画成する。また、かかるカーカスの
クラウン部分には、エラストマー材料から成るトレッド
バンドが配置されている。このトレッドバンドは、ベル
ト構造体に巻かれて、レリーフデザインが印刷されてい
る。このトレッドバンドは、タイヤを地面と転がり接触
させることを目的とするものである。更に、2つのサイ
ド部が、軸方向に対向した側方向に配置される状態にて
カーカスに配置されている。これらのサイド部は、エラ
ストマー材料で出来ており、そのサイド部の各々は、関
連するビードの外側境界部から外側に向けて半径方向に
伸長している。
【0005】タイヤに使用することを目的とするカーカ
ス構造体の型式によれば、かかるサイド部の終端縁は、
カーカスプライに取り付けられる。その巻き付け方法
は、サイド部がこれらのプライとトレッドバンドの対向
する側方境界部との間に包み込まれる配置(「底部サイ
ドウォール」と称する配置)とするか、又はトレッドバ
ンド自体の対向する側方境界部に直接、重ね合わせて取
り付けられる配置(「頂部サイドウォール」と称する配
置)となるようにする。
【0006】「チューブレス」タイヤにおいて、エアチ
ャンバは使用されず、カーカスの内面は、「ライナ
ー」、換言すれば、空気不透過性エラストマー材料から
成る1つ以上の積層(層)で覆われている。最後に、カ
ーカスは、タイヤの特定の所期の用途に従って、別の要
素、即ち、境界部、パッド、及び充填物にて形成するこ
とができる。
【0007】公知であるように、上記型式のタイヤを製
造するとき、その方法は、一般に、次の4つの段階を含
む。即ち、a)混合体、又はコンパウンドを製造する段
階と、b)別個の構成要素、即ち半製品を形成する段階
と、c)幾つかの構成要素を連続的に組み立てて、未加
硫カーカスを製造する段階と、d)トレッドバンドにデ
ザインを成形すると同時に、カーカスを加硫処理する段
階とである。
【0008】かかる目的のため、タイヤは、化学物理
的、構造的、寸法的、及び外観上の複数の特徴を有して
おり、これらの特徴の全体が1つの特定モデルのタイヤ
の特徴を決定する点が指摘されるべきである。化学物理
的特徴は、材料の型式及び組成、例えば、使用される、
種々の構成要素に適合するフォーミラを規定し得るよう
に組み合わされる。構造的特徴は、構成要素の数及び型
式、並びにカーカス構造体におけるその反復的な位置決
め状態を規定する。寸法上の特徴は、幾何学的測定値及
び断面上におけるタイヤの内側プロファイル(外径、コ
ード、又はサイド部の最大幅、高さ、それらの関係、即
ち、断面比)に関するものであり、こうした基準は、本
明細書において、以下、単に「サイズ」と称する。外観
上の特徴は、トレッドのデザインを構成し、また、装飾
上のモチーフ、タイヤのサイドウォールに再現される種
々の語、又は、識別記号を構成し、以下の説明におい
て、「トレッドのデザイン」と称する。これらの化学物
理的特徴が変化すれば、構成要素の製造に使用される方
法及び機械が大きく影響を受ける。構造体が変化する
と、補強材の選択、半製品の型式、数、寸法及び配置が
大きく影響されて、製造工程の方法、機械、装置に関係
する一方、寸法及び外観上の特徴が変化すれば、必ず、
加硫処理金型を変更しなければならなくなる。
【0009】複数の異なるタイヤの製造コストが、製造
すべきタイヤの数、型式及びモデルが増すに伴い漸進的
に増大する、一組みのコストに占める程度を知ることが
重要である。特に、新規且つ異なる化学−物理的特徴を
有する構成要素の製造を可能にし得るように工程に介入
し且つ/又はコンパウンドの製造装置に介入することが
必要である。また、半製品の製造装置において、サイズ
を変更する必要がある。次に、製造すべきタイヤの構造
体、及び/又はサイズを変更する全ての時点にて、工程
順序(異なる組み立て方法)及び/又は装置及び製造機
械の制御状態を変更することが必要となる。最後に、
「トレッドデザイン−タイヤサイズ」の異なる組み合わ
せに対し少なくとも1つの加硫処理金型を供給し、配置
し且つ位置決めする必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のことは全て、各
種サイズ及び各種のトレッドデザイン、異なる装置の購
入に伴うコスト、装置が完全に稼働しないことに伴うコ
スト、機械の不稼働による生産性の低下(工程、又は装
置の変更は、一般に、装置の不稼働につながる)、及び
材料の廃棄に伴うコストを更に増大させる。例えば、構
成要素を連続的に製造するとき、工程の下流の装置の停
止及び/又は構成要素の特徴の変更の結果として、再使
用できないならば、廃棄しなければならない、余剰な生
産量が生じることがしばしばである。
【0011】上述した欠点のため、コストを最小にする
という目的を追求する当業者は、極めて多岐に亙るモデ
ルのものを同一の製造ラインで製造することを一般に推
奨しないのは当然である。上述したように、かかるコス
トを抑えるという目的は、製造装置を頻繁に交換し且つ
製造工程を変更することと両立し得ない。
【0012】実際には、1つのモデルの販売量が十分に
多ければ、製造装置を2倍に増せば、各装置にて異なる
モデルのものを連続的に生産し、これにより、上述の欠
点を最小にすることが可能となる。
【0013】しかしながら、例えば、年間ベースにて特
定のモデルの予想販売量が、特に多くない場合であって
も、上記モデルの生産コストを吸収するため、少なくと
も1年間の全部の製造量を直ちに連続的に製造すること
が好ましい。当然に、この装置は、販売される製品の品
質を犠牲にし、製品は、長時間、在庫されたままである
から、好ましくない程の在庫コストとなる。更に、例え
ば、製品の予期しない急激な旧式化のため販売し得るか
どうかが危なくなり、製品の販売されない在庫のための
経済的なコストが益々増大し、在庫量を少なくするため
に必要な制限された時間のみ使用される金型だけが完全
に稼働することになる。
【0014】製造コストを更に最小にするため、現在の
技術は、益々、高速度の機械を使用することが増えてお
り、かかる機械は、当然に、同等、又はより優れた仕上
げ製品の品質にて個々のタイヤが可能な最小時間にて製
造されるように配置される。
【0015】このため、改変の可能性は少ないものの、
構造的特徴が等しい極めて多数のタイヤの製造量を最大
にする、製造機械(即ち、限定的なモデルのタイヤのみ
を製造する能力を持った機械)を採用して、単位時間内
に製造される製品量の点で高生産能力を持った装置が具
体化されている。全く一例として、より近代的な装置に
おいて、毎分当たり2本の未加硫タイヤを製造する生産
性があると説明することができる。
【0016】要するに、極めて多数の異なるモデルを経
済的な方法にて簡単に少量のみ製造するという問題点
は、未だ解決されるに至っていない。
【0017】当該出願人が対象とする課題は、種々の異
なる特徴、特に、異なる構造的及び/又は寸法的特徴を
有する極めて多数のモデルに分かれた複数のタイヤを製
造するという問題点、換言すれば、最小のコストにて種
々のモデルを最も多岐に亙って選択することを可能にす
る生産ラインを実現するという問題点を対象とするもの
である。
【0018】単一モデルのタイヤの量は、特定の単位時
間内に完全に製造されるタイヤと比べたとき、製造され
るモデル数が異なることに比例して、少なくなるのは当
然である。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ために、当該出願人は、次のように考える。即ち、単位
時間当たり製造される同一製品の点にて高生産能力を有
する製造方法及び機械では特に便宜な結果を得ることは
できず、製造メーカは、方法及び機械の自由さに重点を
置くことが好ましい、即ち、装置を交換するのに必要な
時間を最小にし、また、構造及び寸法の異なる多数のタ
イヤを製造することを可能にする制御装置に重点を置く
ことが好ましいと想定した。
【0020】構成要素の製造から最終的販売のためにタ
イヤを在庫するまでに至る、複数のタイヤの製造工程を
再度、検討してみると、当該出願人は、最も臨界的な工
程部分は、次のことに関係することが分かった。即ち、
i)装置(押出し成形機の押出し成形ダイ、未加硫タイ
ヤを製造するためのドラム及びその他の取り付け具、加
硫処理金型)を交換する段階、より具体的には、製造工
程中にかかる交換を行う最適な時点を選択すること、i
i)モデルの範囲がより拡大するに伴い、在庫すること
を要する製品量(提供される各モデルに対するタイヤの
所定の数)がより増す点にて在庫コスト、iii)使用
される金型の数に対する固定費に伴う経済的コストであ
る。
【0021】当該出願人は、一系統のタイヤの通常の製
造を寸法的及び構造的特徴が等しい複数の小ロットのタ
イヤに分け、また、該ロットを種々のタイヤロットを交
互に製造することで連続的に製造するならば、任意のロ
ット中に存在するタイヤの数が十分に釣り合うとき、そ
の工程全体の生産性及びコストに不利益な影響が及ぶこ
とはないという驚くべき知見をした。実際には、その結
果、一系統のタイヤ(互いに等しいタイヤ)の製造量を
所望に応じて選択された単位時間内にて、対応する未加
硫タイヤの連続的な製造に必要とされる以上の量に分け
て、格納すべき製品の在庫量を最小にし、又は在庫を完
全に不要にするすることができるという有利な結果が得
られる。実際には、各モデルのタイヤのロットは、その
モデルが既に市場で要求されるときにのみ時々、製造さ
れており、そのロットは、組織的に販売するのに必要な
時間だけ在庫されることになる。また、金型の必要な在
庫数を最小にすることも可能である。
【0022】このことは、例えば、年間1200本とい
う少量系統のタイヤの製造を経済的に便宜に為し得ると
いう利点も得られる。その生産量は、例えば、12カ月
という、任意の所望の期間中、1月当たり100本のタ
イヤを製造するという断続的な方法にて製造されるより
多くのロットに分けることができる。
【0023】その主たる形態において、本発明は、未加
硫タイヤの製造に必要とされる時間(準備時間)よりも
長時間の期間(製造時間)内に、構造的に又は寸法的に
互いに等しい一系統のタイヤの製造量を分配する方法に
関するものであり、この方法は、次の段階を備えてい
る。即ち、上記系統のタイヤの製造に必要な半製品を製
造する段階と、上記系統に対応した多数の未加硫タイヤ
が得られるように上記半製品を組み立てる段階と、対応
する加硫処理金型内にて上記未加硫タイヤを加硫処理
し、これにより、上記系統のタイヤを製造する段階とで
あり、この方法は、次のステップを備えることを特徴と
する。
【0024】上記系統中に含まれるタイヤの数を一群の
タイヤブロックに分割し、各ブロックに含まれるタイヤ
の数が、上記系統に含まれるタイヤと上記製造時間に含
まれる日数との比に略等しいようにするステップと、上
記系統中に含まれるタイヤの数をタイヤのロットに分割
し、各ロット中に含まれるタイヤが、1日の時間に単一
の加硫処理金型で製造可能であるタイヤの数を上廻らな
いようにするステップと、上記未加硫カーカスを断続的
な方法にて形成し、1つの未加硫カーカスのロットの製
造と、構造的又は寸法的特徴の異なる他の未加硫カーカ
スの製造と交互に行い、1日に製造されるロット数が各
ブロック中に含まれるタイヤの数と各ロット中に含まれ
るタイヤの数との比に等しいようにするステップとであ
る。
【0025】その別の形態において、本発明は、全て互
いに等しいタイヤを所定の数だけ製造するのに必要な加
硫処理金型の数を最小にする方法であって、次の段階を
備える方法に関する。即ち、上記量のタイヤの製造に必
要な半製品を製造する段階と、上記量に対応した多数の
未加硫カーカスを製造するため、上記半製品を共に組み
立てる段階と、上記所定の量のタイヤを製造し得るよう
に上記未加硫カーカスを加硫処理金型内にて加硫処理す
る段階とであり、この方法は、次のことを特徴とする。
【0026】上記未加硫カーカスを断続的に製造し、上
記所定の量が使い切る迄、上記所定の量の約数(submult
iple)である1つの未加硫カーカスロットの製造と、構
造的又は寸法的特徴の異なる他のタイヤ用の未加硫カー
カスの製造とを交互に行う段階と、未加硫カーカスの1
つのロットを1つ以上の同一の金型内にて加硫処理し、
同時に使用される上記同一の金型の数が、同一の時間内
で製造される未加硫カーカスの数を所定の時間内で加硫
処理するのに必要とされる金型の数よりも少ないように
する段階とである。
【0027】更に別の形態によれば、本発明は、種々の
特徴を持つ複数のタイヤであって、少なくとも2つの別
個の系統に分けられ、その系統の各々が同一のタイヤで
あり、系統の各々が、上記種々のタイヤの少なくとも1
つの構造的又は寸法的特徴の点にて他方の系統と異な
る、上記タイヤを同一の製造ラインで製造する方法であ
って、次の製造ステップを備えるタイヤの製造方法に関
するものである。
【0028】即ち、所定の系統のタイヤの製造に関係す
る装置を上記ラインの機械に予め配置するステップと、
上記ラインの半製品を製造する機械にて、上記所定の系
統に属するタイヤの製造に必要とされる半製品を製造す
るステップと、上記系統に必要とされる多数の未加硫カ
ーカスを形成し得るように、上記ライン用の製造機械に
て、上記半製品を繰り返し交互に現れる配置状態にて組
み立てるステップと、上記の所定の系統のタイヤを製造
し得るように少なくとも1つの加硫処理金型が設けられ
た、加硫処理プレスを備える上記ラインの加硫処理機械
にて、上記未加硫カーカスを加硫処理するステップと、
上記装置の少なくとも一部を、異なる系統のタイヤに関
係する装置と置換するステップと、上記複数のタイヤの
各系統に対し上記方法の製造ステップを繰り返すステッ
プとを備える方法において、次の更なる製造ステップを
備えることを特徴とする方法である。
【0029】各系統に含まれるタイヤの数をその各々が
所定の数のタイヤから成る複数のロットに分けて、ロッ
ト中に含まれるタイヤの数が、24時間以内に上記ライ
ンで製造可能である対応した未加硫タイヤの数よりも少
ないようにするステップと、上記複数のタイヤを連続的
なロットにて製造し、1つの所定の系統に属する未加硫
タイヤのロットの製造と異なる系統に属する未加硫タイ
ヤのロットの製造とを交互に行うステップとである。
【0030】上述したように、ロット毎に製造すること
は、金型の購入コストの節約になる。実際には、この製
造方法において、好ましくは10個以内、8個以内であ
ることが有利であり、より好ましくは6個以内、更に好
ましくは4個以内の少数の同一の金型を使用することが
便宜である。当該出願人は、金型数を2つ以下に選択す
ることが特に有利であり、量的に見たとき、年間48,
000本のタイヤを製造すること、即ち、各製造日当た
り、最大でその日と同一のロットのタイヤを製造するこ
とが有利であることが分かった。
【0031】更に、好ましくは、以下のファクタに基づ
いて、1つのロットに含まれるタイヤの最小数を制御す
ることが便宜であることが分かった。
【0032】即ち、半製品を在庫するための限界時間。
これは、好ましくは、製造機械の設定値の更なる調整を
必要とする、各種構成要素の接着程度の損失を制限し得
るように8時間とすることが好ましいと考えられる。
【0033】未加硫タイヤを集める限界時間。これは、
未加硫タイヤの品質を損なわず、また、未加硫カーカス
を保持し且つ加硫処理位置に搬送すべく搬送する装置に
て上記未加硫タイヤを集める時間を制限し得るように、
24時間以内であると推定される。
【0034】最も遅い製造ステップを行うのに必要な時
間。本発明による方法及び装置の場合、このステップ
は、工程を実施するために、好ましくは10分乃至35
分、平均約15分の時間が必要な加硫処理である。
【0035】典型的な日に装置を交換するために機械を
不稼働にすることに伴う経済的負担。
【0036】1つのロットに含まれるタイヤの数は30
乃至150本とすることが好ましく、90乃至100本
のタイヤとすることがより好ましいことが分かった。
【0037】別の且つ異なる形態において、本発明は、
種々の特徴を有する複数のタイヤであって、少なくとも
2つの別個の系統にて分けられ、その各系統が同一のタ
イヤから成り、1つの系統が、上記少なくとも1つの異
なるタイヤの構造的又は寸法的特徴により他の系統から
相違する、タイヤを製造する少なくとも1つの製造ライ
ンを備える装置であって、その各製造ラインが上記タイ
ヤの製造に必要とされる半製品を製造する手段と、上記
半製品を上記タイヤの未加硫カーカスを構成するように
反復的に組み立てる手段と、上記未加硫カーカスを対応
する加硫処理金型内にて加硫処理する手段とを備える製
造装置において、上記加硫処理手段が、互いに等しい1
0以上の金型を含む群を備えないようにすることを特徴
とする製造装置に関するものである。タイヤの各製造ラ
インにおいて、上記半製品を組み立てる上記手段は、未
加硫カーカスを製造する単一の機械を備えている。
【0038】半製品を製造する手段、及び未加硫タイヤ
を加硫処理する手段は、タイヤを製造する複数の別個の
ラインに共通のものであることが好ましいことが分かっ
た。
【0039】その更なる形態の1つのおいて、本発明
は、タイヤの各製造ラインに対応する加硫処理手段が互
いに同一である、2つ以上のモデルの群を備えない、少
なくとも1つの製造ラインから成るタイヤの製造装置を
提案するものである。
【0040】別の且つ異なる形態において、本発明によ
る装置において、加硫処理手段は、互いに相違する金型
のみを備えている。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明は、添付図面に図示した実
施の形態に関して、非限定的な一例として、以下に更に
詳細に説明する。
【0042】図1には、その全体が参照番号1で表示さ
れた、車両の車輪用の従来のラジアルタイヤが図示され
ている。
【0043】タイヤ1は、中央のクラウン部分3を有す
る円環状の中空のカーカスを備えており、該カーカスの
境界から、2つのサイドウォール4、5が分離し、該カ
ーカスは、サイドウォールに向けて半径方向に伸長し、
通常、ビードと称される、極めて堅固であり、少なくと
も一対のビードコア6で補強された、環状領域にて終わ
っている。
【0044】上記カーカスの支持構造体は、少なくとも
1つの補強プライ2aを備えており、該補強プライの対
向する側方スカート部2b、2cが、好ましくは内側か
ら外側に、その各々が対応するコアを横断するように折
り返されている。
【0045】各コア6の外側にある周方向境界には、エ
ラストマー的フィラー8が付与されており、該フィラー
は、補強プライ2aと補強プライ2aのそれぞれの側方
スカート部2b、2cとの間に画成された空隙に位置し
ている。
【0046】上述したように、上記コア6、及びそのフ
ィラー8から成る、軸方向を向いたタイヤ領域は、その
全体を参照番号9、10で表示した、いわゆるビードを
形成し、このビードは、タイヤ1を車両の車輪の対応す
る取り付けリム11に固着することを目的とする。
【0047】ベルト構造体12を上記カーカス構造体2
と同軸状に関係付けることができ、ベルト構造体12
は、コンパウンドのシート内に組み込まれた細い繊維、
又は金属コードにより具体化されるゴム被覆した2つ以
上の織地ストリップ13の層を備えることができる。
【0048】トレッドバンド14がベルト構造体12に
取り付けられ、上記トレッドバンドによりタイヤが地面
と接触する。
【0049】トレッドバンド14は、対応する複数のリ
ム及び/又はブロック15の境を設定する複数の切り込
み部25及び溝16、17、18を備えており、これら
は全てトレッドのデザインを画成する。
【0050】上述したタイヤの全体の構造は、古くから
当業者に周知であり、このため、これについて更に詳細
に説明する必要はない。同一のタイヤ構造体は、半径方
向内方に配置した場合、例えば、ビードにおける補強境
界部、ベルト構造体の両端の下の充填パッド、カーカス
プライにおけるライナー7のような多数のその他の構成
要素、及び任意の特定モデルのタイヤに関連するその他
の取り付け具を含むことが可能であるとだけ説明するに
止める。
【0051】従来、タイヤの製造方法、より正確には、
半製品の組み立て方法は、一般に既に公知であろう2つ
の連続的な段階から成っている。これらは、例えば、伊
国特許第1,236,885号に記載されている。
【0052】第一の段階中、好ましくは剛性で且つ折り
畳み型である、製造に使用される適当なドラムにより、
カーカスは、ベルト及びトレッドが存在しない、円筒状
のスリーブの形態にて製造され、また、サイドウォール
は、外側に向けて開口していることが好ましい。第二の
段階において、このスリーブは、整形に使用される適当
な膨張ドラム上で円環状の形状とされ、ベルト構造体及
びトレッドバンドは、特定の補助的な製造ドラムを通じ
て、ある箇所にて離して予め組み立てられることが好ま
しいそのクラウン部分に付与され、サイドウォールは、
未加硫カーカスにて内側に向けて軸方向に折り返されて
いる。未加硫タイヤの製造に必要とされる全ての半製品
は、製造機械と関連付けられた供給装置により製造装置
内に供給される。
【0053】これら2つの段階は、一次的及び二次的段
階のための同一の製造機械を使用し、又は2つの別個の
機械を使用してそれぞれ行うことができる。本発明の範
囲の場合、2つの別個の機械が単一の製造機械を構成す
るものと考える。更に、本発明の範囲の場合、任意の個
々の製造機械がタイヤの単一の製造ラインを構成するこ
とが好ましい。
【0054】図2を参照すると、製造装置の全体が参照
番号20で表示されており、この製造装置は、機能的
に、3つの主要領域、即ち、半製品を製造する1つの領
域100と、半製品を製造し又は組み立てる1つの領域
200と、未加硫タイヤの加硫処理を行う1つの領域3
00とに分けられる。
【0055】領域100内に少なくとも1つのカッター
110が設けられており、また、トレッドバンドを製造
する押出し成形装置120と、サイドウォール及びフィ
ラーを製造する押出し成形装置130と、ライナーを製
造するカレンダ140とが設けられている。押出し成形
装置を使用することは、異なる構成要素を同時に押出し
成形することが可能になるという有利な点がある。
【0056】該カッターは、押出し成形装置120、1
30及びカレンダ140に供給するため、構成要素の製
造装置で形成されたゴムシートを薄いストリップに切断
する機能を果たし、次に、製造された物品はスプールに
集めることが好ましい。
【0057】これと代替的に、上述したように製造した
半製品が製造装置内に直接、供給されるようにしてもよ
い。
【0058】同一の領域内に、織地にゴム被覆する装
置、及びカーカスプライ、ベルト層、連続的なリボンの
形態によるその他の半製品を製造するプライ切断機械も
存在しており、これらの連続的なリボンもまたスプール
に集めることが好ましい。
【0059】スプールの各々は、構造的及び寸法的特徴
が同一である、所定の数のタイヤを製造することを可能
にする適当な長さのリボンも保持することが好ましい。
【0060】しかしながら、こうしたゴム被覆した織地
の半製品は、その他の工場内といったその他の領域にて
製造することができ、製品のスプールをカーカスの製造
領域に直接、運ぶことができる。
【0061】コアの製造装置は、物理的に別個の領域内
の何れかに配置されることが望ましい場合であっても、
同一領域の機能的一部分である。
【0062】領域200内には、3つの製造装置210
が存在しており、その製造装置の各々は、領域100内
で製造された半製品及び従来通り、種々の製造領域内で
製造されたその他の半製品を組み立てて、1つのカーカ
ス2を形成する機能を有する。製造装置210の交換工
具を取り扱い且つ配置するために領域240が使用され
る。配置及び移動装置230は、カーカス2を製造領域
200から加硫処理領域300まで搬送することを可能
にする。
【0063】複数のプレス330が加硫処理領域300
内に配置されており、それぞれが、全体として、参照番
号320で表示した、加硫処理したタイヤを除去する共
通の装置により支援されて、加硫処理のためにそれぞれ
位置決めされる。加熱炉310は、関連するプレスに取
り付けた後に直ちに使用し得るように加硫処理金型を予
熱することを可能にする。この加硫処理プレスは、1つ
以上の加硫処理位置を提供し、これらの加硫処理位置の
各々には、未加硫タイヤの装填及び加硫処理後のタイヤ
の除去を可能にし得るように、少なくとも2つの部分に
分離可能な金型が設けられている。一例として、16台
のプレスが存在し、そのプレスの各々は、一対の加硫処
理位置を有し、合計で32の加硫処理位置が利用可能で
ある。
【0064】エラストマー的材料から成る膨張可能な加
硫処理バッグは、金型内にて従来の方法にて作用する。
【0065】1つの金型のみを使用して、1つの所定の
トレッドのデザインを成形し且つ/又は1つの所定のタ
イヤのサイズに対し所定の一対のサイドウォールを成形
することが可能であることを明確にすることが重要であ
る。
【0066】また、図示しないが、予熱する加熱炉31
0からプレスまで金型を運び、加硫処理のための所定の
位置にて連続的に組み立て、また、その逆を行う主たる
駆動装置も存在している。その他の駆動装置は、未加硫
タイヤを加硫処理位置に供給し、加硫処理された後に、
そのタイヤを加硫処理機械から品質管理領域に搬送す
る。
【0067】次に、タイヤの製造サイクルについて説明
するが、1つの特定モデルのタイヤは、所定の複数の特
徴部分を備えることを特徴としており、その結果、個々
の構成要素は、タイヤが最終的に組み立てられるタイヤ
のモデルに従って異なる方法にて適時に製造されなけれ
ばならないことに留意することが重要である。
【0068】図2に図示しない領域内にて、コンパウン
ドのシートが公知の方法にて製造され、該コンパウンド
は、幾つかの型式の構成要素の製造に使用される。更
に、公知の方法にて、これらのシートの各々は、カッタ
ー110により薄いストリップに切断され、コンパウン
ドの型式に従って十分な方法にて、トレッドバンド14
を製造する押出し成形組立体120、サイドウォール
4、5を製造する押出し成形組立体130、フィラー
8、又はゴムシートを製造するカレンダ140に供給さ
れる。更に、対応する取り付け具は押出し成形組立体1
20、130に取り付けられる。該押出し成形組立体1
20、130は、例えば、押出し成形ダイであり、ま
た、製造中に望まれるタイヤのモデルに適合し得るよう
にした構成要素が得られるような方法にて工程パラメー
タの管理も為される。これらの工程パラメータには、押
出し成形組立体における押出し成形スクリューの回転速
度、シリンダの回転速度、カレンダ140におけるライ
ナーの幅を制限する、カッターの中心間距離が含まれ
る。
【0069】図2に使用した参照符号は、略押出し成形
組立体121、122、123、131、132の本体
と、押出し成形ダイ124、133と、押出し成形製品
を集め且つ冷却する水浴部125、134と、シリンダ
群141と、ライナーを集め且つ冷却する台142と、
半製品を格納するスプール126、135、143とを
示す。
【0070】共押出し成形用の構成要素の製造の一例
が、3つの異なるコンパウンドから成るトレッドバンド
を押出し成形する方法及び関連する装置を示す、係属中
の伊国特許出願第MI97A/000764号に記載さ
れている。
【0071】特に、かかる装置は、3つの押出し成形機
の共通の押出し成形開口部に配置された予整形装置を備
えている。該共通の押出し成形開口部は、トレッドバン
ドに対する押出し成形ダイにより閉じられる。トレッド
バンドは、予成形装置内に存在する対応する予成形通路
により画成された押出し成形路を横断して2つの構成要
素、即ち一次的及び二次的構成要素を駆動することによ
り、製造される。また、この装置内には補助的な通路も
存在し、かかる通路の端末部分は、押出し成形開口部に
近接して一次的及び二次的なコンパウンドが押出し成形
される間に、共に垂直方向に流れる。
【0072】上記の補助的な通路内に導かれる第三の構
成要素は、押出し成形ダイを横切るトレッドバンドの底
面の下方にて、不鮮明化効果を伴って均一に分配される
ようになる。
【0073】このため、トレッドバンド14、サイドウ
ォール4、5、フィラー8及びライナー7は、連続的な
ストリップの形態にて製造され、該連続的なストリップ
は、より簡単に格納し且つその後に製造機械に供給する
ためにスプールに集められる。図2に図示しない異なる
領域にて、同様に従来の方法にて、未加硫タイヤのプラ
イ2a及びベルト層13を含むその他の構成要素が製造
され、該ベルト層は、コンパウンドのシート内に組み込
まれた細い繊維又は金属コードで製造され、その全ては
対応するスプールに集められ、また、既に適当なフィラ
ー8と共に組み立てられていることが好ましいコア6も
製造される。
【0074】種々の半製品、特に、押出し成形機及びカ
レンダにて製造された製品は、中間の格納領域、特に、
スプールを通ることなく、製造組立体に直接、供給する
ことが可能であることが特に強調されるべきである。こ
の状況は、本発明によるタイヤの製造方法を著しく改変
することがなく、次の方法にて行われるが、モデルの順
序の選択、製造中のタイヤの相対的なロットに関して必
要なときに格納方法に変更を加え、材料の流れ及び製造
方法を最適なものにすることが可能である。
【0075】カーカスの製造段階は公知であり、既に、
上記に簡単に説明した通りである。本発明によるタイヤ
の製造装置は、自由度の大きい機械を使用することが好
ましく、製造段階に関する限り、例えば、未加硫タイヤ
を製造する1つの特別な装置を記載する伊国特許第1,
254,431号を参照することができる。
【0076】かかる装置は、所定の製造経路に沿って移
動する複数の製造ドラムを採用することを想定するもの
である。
【0077】予め設定した順序に従って、ドラムの各々
は、一次的な加工ステーションにて会う。この一次的な
加工ステーションの各々は、特定範囲の製品から成る未
加硫タイヤの複数のモデルに共通する主要な構成要素を
取り付けるために割り当てられる。全ての一次的な加工
ステーションは、その各々が1つの特定型式の未加硫タ
イヤに特に提供される、付属的構成要素を取り付けるこ
とに割り当てられた補助的な加工ステーションの間に介
在させてある。補助的なステーションの各々は、進行中
の工程の種類の関数として、除去し且つ異なるステーシ
ョンと交換することができる。製造経路に対し垂直で且
つ該製造経路から離れた1つの休止位置と、それぞれの
付属的構成要素を取り付けるために製造工程の経路内に
て作動するように配置された1つの加工ステーションと
の間にて補助的なステーションの各々は可動である。一
次的な加工ステーションは、製造経路に沿って共に反復
的に近付き且つ隔るように配置するのに役立つ。
【0078】他方、伊国特許第MI96A/00165
0号には、サイドウォールの両端がトレッドバンドの両
端と重なり合う状態(頂部サイドウォール)か、又は上
記端部の下方に取り付けられた状態(底部サイドウォー
ル)にて、タイヤを製造するための1つの特定の方法及
び装置が記載されている。
【0079】この方法は、製造ドラムの各端にてカーカ
スプライの周りに接着防止性のある弾性的な管状要素を
挿入して、上記要素上にてサイドウォールの周りに巻き
付け、別の管状要素を上記サイドウォールに取り付け、
また、上記の管状要素を上下逆さにして、製造ドラムの
側部にて開放位置となるようにサイドウォールを開放す
る段階を備えている。
【0080】開放したサイドウォールを有する円筒状ス
リーブの形態によるカーカスは、整形ドラム上にて搬送
し、この整形ドラムにて、該カーカスは、円環状の形状
とされ、次に、以前に製造されたベルト組立体及びトレ
ッドバンドに別の箇所にて押し付けられる。バンドの両
端を最初に、連続的に、未加硫のカーカスに落下させ、
次に、サイドウォールを未加硫のカーカスに対して且つ
トレッドバンドの両端の上方にて折り返す。これに反し
て、トレッドバンドの両端を落下するようも先に、サイ
ド部を折り返したならば、サイドウォールを備える以下
のタイヤが得られる。
【0081】また、工程、又は任意の制御を修正し、又
は工具を部分的に、又は完全に直接交換するために、所
望のタイヤにおける1つの構造的、又は寸法的特徴を変
化させるならば、製造ラインがどのように改変されるか
を知ることも重要である。例えば、ドラムに代えて種々
寸法の他のドラムを使用したり、補助的な加工ステーシ
ョン(例えば、2つのカーカスプライを有するタイヤを
製造することを目的とする補助的ステーション)を作動
させ、又は不作動にすることが含まれる。
【0082】その結果、タイヤの製造工程を再度、説明
すれば、製造領域200の分配装置には、製造しようと
するタイヤのモデルに従って、未加硫タイヤを製造する
のに必要な構成要素(未加硫タイヤのカーカスプライ、
ライナー、サイドウォール、その充填物を有するコア、
ベルトストリップ、トレッドバンド)が取り付けられ
る。一方、格納箇所240から得られた工具が製造機械
210に予め配置される。
【0083】最初に、タイヤの製造機械にて、対応する
設定が為される。
【0084】外気温度にて行われる製造段階中、コアを
除いて、スプールに集められ、又は対応する製造機械か
ら直接、供給された上述の構成要素は、所定の寸法部分
に切断され、共に組み立てられて、また、コアを含む、
タイヤに残りの全ての構成要素と共に組み立てられて、
上記タイヤの未加硫カーカスを形成する。
【0085】製造機械は、半製品の装填が可能であるよ
うな方法にて半製品に対する2つの分配装置を提供し、
また、製造機械の通常の製造サイクルを妨害することな
く、製造時に後続のタイヤに続く未加硫タイヤを製造す
る機械を対応して配置することを可能にする。
【0086】かかる未加硫タイヤは、配置及び移動のた
め装置230上にて駆動され、該装置は、そのタイヤを
その後の加硫処理のために領域300内に運ぶ。
【0087】事前に、未加硫タイヤの加硫処理が為され
る加硫処理の場所には、所定のデザインのサイドウォー
ル及びトレッドを提供する適正な寸法の金型が取り付け
られており、同一の未加硫タイヤを加工し得るようにし
てある。予め配置した場所に必要とされる金型が既に取
り付けられていない場合、この金型は、予熱して、その
後に、上記箇所に取り付ける。
【0088】金型が既に別の未加硫タイヤの加硫処理を
行っており、同一のトレッドデザイン及び同一の寸法の
金型が利用可能でない場合、その製造領域から排出され
る未加硫タイヤは、適当な金型が利用可能となる迄、待
機箇所に集められる。
【0089】このセクター部分において、好ましくは、
加硫処理バッグ及び金型を迅速に交換するための装置が
取り付けられたプレスを使用することにより、機械の高
度の自由度が得られる。この交換装置は、対応する特
許、例えば、伊国特許第IT1,176,523号、欧
州特許第EP270,022号及び欧州特許第EP45
9,375号に記載されたものがある。
【0090】金型に取り付けられた楕円形の形状のヘッ
ドを有するピンで構成された、遮断手段から成る、伊国
特許による、迅速に金型を交換するための装置は、その
遮断手段が金型の本体の適当なキャビティ内に導入さ
れ、対応するプレス上にて金型本体を遮断するが、この
交換装置は、上述の楕円形ヘッドに回転動作を生じさせ
る。勿論、逆方向に動けば、金型は自由となり、その金
型は、迅速なモードにて、自動的に、しかも、操作者の
直接的介入を必要とせずに、動いて離れることができ
る。
【0091】欧州特許第459,375号に従って、金
型の移動は、加硫処理プレス上に取り付けられ、コラム
に沿って移動する並進可能なアームに金型を取り付ける
結合手段により為されることが好ましい。この並進アー
ムは、上記のコラムの周りを回転し、搬送体により金型
を取り外すことを可能にし、また、プレスに取り付ける
ことを可能にする。その反対方向に向けて、金型をプレ
スから取り外し、また、金型ホルダ内に導入するため搬
送手段上に取り付ける。
【0092】欧州特許第270,022号には、対応す
る移動機構に硫処理チャンバを迅速に且つ自動的に掛止
し且つ且つ該移動機構から掛止解除する手段が記載され
ている。チャンバのビードを遮断する2つのバイスは、
チャンバの軸線と同軸状の管状の骨組み構造体を備えて
いる。このチャンバ内には、加工ステーションにて、上
記バイスにより組立て装置内に取り付けられた複数の止
め具、又はフックのヘッド部が装填される。これら複数
の止め具等は、上記の加工ステーションと休止位置との
間にて両方向に向けて半径方向に配置することができ
る。上記の休止位置にて、上記の止め具又はフックは、
相対的な装置内に完全に再挿入され、これにより、チャ
ンバを機構から軸方向に非掛止状態にすることを可能に
する。
【0093】最後に、加硫処理されたタイヤは、品質管
理のため、図示しない従来の1つの領域に搬送される。
品質管理に合格したタイヤは、次に、その後の販売のた
め、格納領域にて在庫される。
【0094】上記に記載した工具、及び機械の制御は、
同一モデルタイヤの製造が続く限り、換言すれば、同一
寸法及び/又は構造的特徴、トレッド及びサイドのデザ
インが同一である限り、変更されない。
【0095】この改変した特徴によれば、タイヤのモデ
ルが変更される迄、工程及び/又は製造機械に介入する
必要がない。
【0096】例えば、異なる幅を有する1系統のタイヤ
の製造は、トレッドバンド用の押出し成形ダイを交換
し、また、ライナーを製造するカレンダ140を異なる
制御状態にする必要がある。新たなサイズは、製造機械
210にて工具(各種寸法のドラム)を交換し、また、
新たな制御状態を多分、必要とするであろう。最後に、
少なくとも1つの加硫処理プレスに対応する寸法の金型
を取り付ける必要があろう。
【0097】種々の異なる断面高さを有する新たな系統
のタイヤを製造する必要がある場合、サイドウォールの
押出し成形金型を交換し、カレンダ装置は、ライナーを
製造し得るように再度、制御する。各種サイズのコアが
必要とされ、対応する方法にて、製造機械及び加硫処理
金型にて工具を交換しなければならない。
【0098】タイヤの1つのモデルの製造と新しいモデ
ルの製造との間にてより多くの構造的特徴を交換するな
らば、製造装置におけるより多くの要素を種々の異なる
方法にて置換、改変、又は少なくとも制御が必要とな
る。
【0099】図2の領域200は、3つの製造機械を有
している。これら3つの製造機械の全てには、領域10
0、及び上述したが、図示しないその他の領域における
上流位置で半製品を製造するため同一の機械から供給さ
れ、また、一方にて、下流の位置である、加硫処理領域
300に供給される。
【0100】図2に図示した符号は、第二の段階の製造
機械213と一直線の分配装置212の組立体により半
製品が供給される、第一の段階の製造機械211を概略
図で表すものである。この機械にも、トレッドバンドの
ストリップを分配するため関連する装置214から供給
される。
【0101】本発明によれば、製造機械の各々は、1つ
の製造ラインと関連付けられることが好ましい。半製品
を製造する機械部分のみが同一の製造ラインに属するよ
うにし、この製造ラインには、24時間の時間内に上記
ラインの製造機械から供給される加硫処理装置の全ての
位置が含まれるようにする。この製造機械は、以下に全
体的な加硫処理装置として説明する。
【0102】単一の加硫処理金型、又は同時に作動する
同一の全ての金型の組立体は、以下に、ロットに対する
加硫処理装置として説明する。
【0103】本発明の適用により対象とし且つ本発明に
より解決される問題点を詳細に説明する前に、妥当な視
点からの問題点、及び正確な量的表現にて解決策を考え
ることができるように、完全に非限定的な一例として検
討するため、幾つかの仮定を為すことが適当である。
【0104】高度の自由度を有する製造機械が平均1.
5分毎に1本の未加硫タイヤを連続的に製造すると仮定
するならば、そのラインの1日の製造量は、毎時40本
の未加硫タイヤ、換言すれば、1日当たり960本の未
加硫タイヤとなる。かかる製造時間を変更するならば、
上述の値も変更になる。実際には、実際の装置におい
て、所定の休止時間を含む除外時間を考慮して、1本の
未加硫タイヤの製造時間は30秒乃至4分の間にて可変
であると考えることができる。
【0105】以下の全ての説明において、簡略化のた
め、事故的な予定外の原因により機械が停止する場合の
製造時間の損失は何ら考慮していない。
【0106】我々が検討した事例において、1本のタイ
ヤに対する加硫処理サイクルの平均時間は15分であ
る。このことから、加硫処理金型は、毎時4本のタイヤ
を製造し、換言すれば、1日当たり96本のタイヤを製
造すると推測される。この場合、この製造工程は、完全
な稼働状態となる。即ち10個もの多数の加硫処理金型
を使用することになり、または、全体的な加硫処理装置
は、10個の金型から成る。未加硫タイヤの製造時間及
び/又は加硫処理サイクルの長さを変更すれば、その結
果、加硫処理のために全体的な製造装置にて使用される
金型の数が変更される。
【0107】年間の作業日数が250日であると仮定す
るならば、各製造ラインの年間の生産量は約240,0
00本のタイヤ程度となる。
【0108】単一モデルのタイヤに対してこの値に等し
く、又はその倍数のタイヤを製造するためには、十分な
自由度がない場合であっても、高能力の製造ラインを使
用することが便宜であり、従って、極端な場合を考える
ならば、1年間に、製造ラインで工具を交換する必要は
全くないと考えられる。
【0109】当該出願人が経験した問題点について説明
すると、第一の問題点は、その各々が数カ月にて製造可
能なタイヤの数に制限がある、幾つかの複数系統のタイ
ヤの製造量を1年の間に均等に分配することである。
【0110】検討する事例において、当該出願人は、1
0種の異なるモデルのタイヤを製造することを望み、各
モデルの量は年間約24,000本のタイヤに等しいも
のとした。公知の技術によれば、1年で、機械の工具を
10回交換することにより、連続して、10系統のタイ
ヤを製造していた。
【0111】各系統は、25作業日数に等しい製造時間
を必要とし、毎月約2,000本に相当する、市場の平
均的需要量を賄うため、製造した24,000本のタイ
ヤを在庫に回した。
【0112】本発明によれば、種々の系統のタイヤを予
め複数のロットに分けて、その場合、各ロットが好まし
くは同一数のタイヤを含み、より好ましくは、1つの金
型の1日当たりの生産量に等しい数を含むようにする。
実際には、10系統のタイヤを各々のロットが96本の
タイヤから成る250のロットに分割した。
【0113】上記ロットのタイヤの製造は、1系統の未
加硫タイヤの1つのロットの製造と異なる系統の未加硫
タイヤのロットの製造とを交互に行い、提供された系統
の数が尽きるまで系統を連続的に変更し、その後に始め
に戻って再度、開始した。
【0114】換言すれば、工程中、上流の機械から適宜
に供給される製造機械は、第一の系統の第一の未加硫カ
ーカスロットを製造し、次に、工具及び相対的な制御状
態を変更し、このため、製造機械は、第二の系統に属す
る第二のロットを製造し、各系統のロットが製造される
迄、更に8回、同様に繰り返して、再度、第一の系統の
別のロットから開始した。
【0115】このようにして、本発明の方法によれば、
製造中の10系統の各々に対し1日当たり1ロットのタ
イヤを製造し、毎月、各系統の約2,000本の平均製
造量を在庫に回すことがてきる、換言すれば、市場の平
均的需要に略等しい数を在庫に向けることができること
が理解されよう。タイヤの在庫が実際上、不要となり、
在庫量は、その後に市場に直ちに販売するために集め及
び/又は組織化する分としてのみ提供される。
【0116】また、限定され又は極めて限定された系統
のタイヤを製造する場合、該当するロットは、年間全体
を通じて製造されることが極めて少ないから、上述した
方法は、かかるタイヤの製造に便宜に適用されることが
理解される。実際には、1系統のタイヤの最小数は最小
ロットのタイヤの数に等しいことが好ましい。最小ロッ
トの数よりも少ない本数を提供する系統のタイヤは、そ
の他の系統に追加して、全体的な加硫処理装置において
金型だけを単に交換するか、又は別の金型が存在しなけ
ればならないような方法にて外観上の特徴の点において
のみ相違するようにすることが好ましい。
【0117】また、異なる系統の数と、同時に製造され
る種々の系統を構成するタイヤの数との間には何ら関係
がない、従って、実際には、連続的に製造されたロット
は互いに独立しているから、それらのロットは、各々が
異なる系統に属し、その能力の範囲内にて、少数の系
統、但し、2つの異なる系統以上に属する、同一日の時
間内にて、多数回、繰り返して製造することができる。
【0118】換言すれば、10個の異なる系統のロット
をA、B、C、D、E、F、G、H、I、Kで識別する
と、可能な順序は、最大の変数の間にある、換言すれ
ば、A、B、C、D、E、F、G、H、I、Kと最大の
繰り返し作業との間に存在し、換言すれば、A、A、
A、A、A、A、A、A、A、Bは、順序範囲内のロッ
トの位置と独立している。
【0119】当該出願人が経験した別の問題点は、互い
に等しい所定の量のタイヤを製造するのに必要な加硫処
理金型の数を最小にすることである。簡略化のため上記
の例に戻れば、現在の技術に従って、連続的な方法にて
各系統のタイヤを製造するためには、5つの同一の金型
が必要であり、その金型の各々が50日間、稼働し続け
なければならない。実際には、未加硫タイヤを加硫処理
する前であっても、未加硫カーカスが使用不能となるよ
うな品質の劣化を伴うことなく、1年(製造年)の時間
内にタイヤを漸進的に加硫処理するため、50日(製造
時間)の時間内に製造された未加硫のタイヤを集めるこ
とは不可能である。
【0120】一方、本発明によれば、所定の量が使い切
る迄、製造すべき上記所定の全体量の多数の一部分であ
る、未加硫タイヤの1ロットの製造と、構造、又は寸法
が異なる別のタイヤの製造とを交互に行って、対応する
未加硫タイヤが断続的に製造され、同一の時間内で製造
された未加硫タイヤの量を所定の時間内で加硫処理する
のに必要な金型の数よりも少ない、等しい数の金型を同
時に稼働状態に保つ。計算のため、製造機械により毎日
製造される未加硫タイヤの数、何れの場合でも、連続的
に作動する金型の数は、互いに等しくすることが適当で
あり、その数は、1に等しい比とすることが好ましい。
【0121】次に、本発明による方法について説明すれ
ば、特定の市場の需要状況において、毎日製造される各
系統の単一のロットが対応する金型の毎日の生産量を賄
う限り、10個の金型ではなくて、各系統に対し単一の
金型を使用することを可能にし、その単一の金型は、年
間を通じて稼働状態にあり、全体として、最大90個の
金型の節約となる。
【0122】ロット内のタイヤの数は、1日当たりの加
硫処理金型を稼働させるものであることが好ましい。恒
久的に製造に使用される同一の金型の数を増やすことに
より、毎日製造される同一系統のタイヤの数を増し且つ
/又はそのロットの製造速度を速くすることが可能であ
るが、金型の数を最小にするという有利な点は徐々に失
われる。
【0123】本発明は、製造ラインの年間の製造能力よ
りも少ない数のタイヤから成る一連のタイヤを限定的な
時間内に製造するときに有効であり、例えば、新製品の
販売キャンペーン、又は例えば、冬季用タイヤのような
季節的製品の販売キャンペーンを支援することができ
る。
【0124】例えば、特定の季節的市場に十分に応える
ため、3カ月の期間内に約24,000本の同一のタイ
ヤの1系統を製造する場合を想定する。この場合、本発
明によれば、上記系統に含まれるタイヤの数をタイヤブ
ロックの群に分割し、各ブロックに含まれるタイヤが、
上記系統に含まれるタイヤと、上記の製造時間に含まれ
る日数(90)との間の比に略等しくなるようにする、
換言すれば、当該場合、267ブロックとする。
【0125】上記系統に含まれるタイヤの数は、再度、
タイヤのロットに分割して、この場合、各ロット中に含
まれるタイヤが1日に単一の加硫処理金型で製造可能な
タイヤの数(96)を上廻らないようにする、即ち、同
様に、当該場合を考えれば、各々96本のタイヤから成
る250のロットに分割する。次に、1つの未加硫タイ
ヤのロットの製造と、構造又は寸法の異なるその他の未
加硫カーカスの製造とを交互に行って、対応する未加硫
タイヤを断続的に製造し、各ブロックに含まれるタイヤ
の数と各ロットに含まれるタイヤの数との間の比に等し
いロット数が毎日、製造される、換言すれば、当該場
合、3つの同一の加硫金型を対応して稼働させて1日当
たり3つのロットが製造されるようにする。
【0126】このように、本発明の方法は、短い時間の
間でも、製造ラインの単一の金型を完全な飽和状態にし
ないという更なる利点を提供するが、異なるモデルのそ
の他の系統のタイヤを同時に製造することを可能にする
ものである。
【0127】このように、本発明は、更に別の問題点を
解決することを可能にし、換言すれば、複数(少なくと
も2つ)の系統又は異なるモデルのタイヤに分配された
複数のタイヤを直列的ではなくて、並列的に製造し、換
言すれば、連続的でなくて同時的モードにて製造するも
のである。
【0128】上記の説明は、必要な未加硫タイヤを断続
的な方法にて製造することにより問題点を解決する方法
を示すものであり、製造ラインにおける相対的なロット
を連続的に置換することにより、異なるモデルの連続的
なロットに対し上記ロットを互いに交互に製造するもの
である。実際には、未加硫タイヤの断続的な製造を該未
加硫タイヤの連続的な加硫処理と組み合わせる。
【0129】後続のロットの製造を開始する前に、1つ
のロットの最後の未加硫タイヤの加硫処理を待つ必要が
ないことを認識することが重要である。実際には、ロッ
トを連続的に製造することは、単一の装置の製造レベル
にて観察しなけれはならない。工具を選択随意的に新た
に予め配置した1つの装置が最初のロットのタイヤの製
造を完了したとき、該装置は、第二のロットの製造を開
始することができる。なお、製造された半製品及び/又
は未加硫タイヤは、製造機械内に、又は加硫処理金型内
に直接、挿入し、又は、上述した基準に従って所定の時
間内で、その後に使用するため、又は次の加硫処理のた
めに在庫状態に保存することができる。
【0130】単一の製造装置は、例えば、押出し成形組
立体120、130と、カレンダ140と、各々が加硫
処理場所である、各製造機械210とから成る群として
考えることができる。
【0131】同一の金型が設けられ、又は同一の「トレ
ッドパターンタイヤサイズ」を有する全ての加硫処理場
所にある組立体は、単一の製造装置として識別し得るこ
とが好ましい。
【0132】本発明によれば、少なくとも1つの構造
的、又は寸法的特徴により互いに相違する複数のタイヤ
を製造する装置において、5つ以上の同一の金型による
単位製造量は、その装置に導入された各種の製造ライン
の数よりも少ないことが好ましい。
【0133】別の形態によれば、同一の寸法を有し且つ
異なるトレッドデザインを有するが、同一の構造的特徴
を有する未加硫タイヤが供給される、金型が設けられた
全ての加硫処理位置の組立体は、また、単一の製造装置
として識別される。
【0134】更に、本発明によれば、各製造ラインと関
連付けられた全体的な製造加硫処理装置は、4つ以上の
同一の金型を含まないようにし、より好ましくは、2つ
以上の同一の金型を含まないようにする。
【0135】更に別の形態によれば、本発明に従って製
造装置内に導入される手段は、互いに相違する加硫処理
金型のみを備えている。
【0136】1つのロット内に含まれるタイヤの数は、
次のファクタに基づくことが好ましい。
【0137】半製品の格納時間限界。これは、種々の構
成要素の粘性の変化を制限し得るように8時間に設定す
ることが好ましい。かかる粘性が変化すれば、例えば、
種々の半製品を共に押し付けるときの装置の圧力値のよ
うな、製造機械の制御状態を変更しなければならなくな
る。
【0138】未加硫タイヤの格納限界値。これは、未加
硫タイヤを保持し且つ加硫処理場所まで搬送する装置に
未加硫タイヤが蓄積するのを制限し得るように24時間
に設定することが好ましい。
【0139】最遅の製造ステップを行うのに必要な時
間。これは、本発明による方法において、金型及び公知
の方法にて行われる、加硫処理時間である。これは、工
程を完了するため、10分乃至35分、平均15分の時
間を許容することが好ましい。
【0140】機械の不稼働時間、換言すれば、製品の損
失で表される、典型的な1日における工具の交換による
負担。
【0141】本発明によれば、各製造ラインに対して、
ロット中に含まれるタイヤの数は、24時間以内で同一
のラインにて製造可能である、対応する未加硫タイヤの
数よりも少ないことが好ましい。
【0142】次に、金型の生産性に関連して製造機械の
生産性を検討すれば、当該出願人は、最小ロットに含ま
れる未加硫タイヤの数を30乃至150本の範囲、より
好ましくは80乃至120本の範囲、更に好ましくは、
90乃至100本の範囲に設定し、特に、96本の未加
硫タイヤにすること、換言すれば、1つの金型の1日の
製造量に等しくすることが好ましいことを知った。
【0143】より具体的には、特に適当なのは、各8時
間で金型の交換を設定することを許容する能力のとき、
32本の未加硫タイヤに等しいロットであり、換言すれ
ば、1つの作動サイクルの時間中、1つの金型の作動を
許容する数である。
【0144】1日当たり必要とされるタイヤ数を増すこ
とにより、そのロットの未加硫タイヤの数、より好まし
くは、毎日製造される同一のロット数を増すことが便宜
であることが明らかである。
【0145】工具を交換する回数及びタイヤのモデルを
変更する回数が多いことは、例えば、機械が第一の系統
の1つのロットを形成する半製品を製造することを可能
である時点と同一の時点にて、互いに相違する工程を一
時的に重ね合わせ、また、第二の系統のロットを製造す
る製造機械及び第三の系統のロットを加硫処理する加硫
処理箇所を組み合わせることを含む。このことは、材料
の流れの少なくとも一部を制御し、また、自動的な制御
装置により機械を制御することを便宜にし、これは、例
えば、半製品及び全ての未加硫タイヤと好適に関連付け
られたバーコードであることが好ましい、コンピュータ
制御によるロットコードシステムを使用して行うことが
できる。このロットコードは、バーコード読み取り装置
により容易に読み取られ、工具及び製造機械の制御状態
を記録し、その工具の正確さ及び製造機械の制御状態を
自動的に確認し、また、その特定のロットに提供される
特徴を備える未加硫タイヤを形成するための適当な構成
要素を供給し且つ加硫処理場所にて正確に金型を設定す
ることを可能にする。
【0146】最後に、上記の説明は、単に一例として、
対応する未加硫タイヤ内で順序的に組み立てられる半製
品を製造し且つ在庫する製造装置に関して記載したもの
であることが明確である。しかしながら、本発明は、こ
うした半製品の断続的な製造段階を提供しない製造装置
にも適用され、それは、未加硫タイヤは、適当な支持装
置(例えば、製造ドラム)の上で準備状態で送られ、未
加硫タイヤを形成する種々の構成要素を上記装置で直
接、形成する、換言すれば、未加硫タイヤのカーカスプ
ライベルト層、サイドウォール、トレッドバンド、及び
その他の全ての必要な部品を形成し、必要であるなら
ば、その全てを使用し、また、上記の支持装置に直接、
供給する従来の機械(押出し成形機及びカレンダ)を使
用することができる。
【0147】当該出願人によれば、本発明の製造方法
は、ある程度、配置に従って、少量(又はロット)にて
製造することのできる製品に対する必要な形態に影響を
及ぼし、これにより、予測(換言すれば、指令)を為し
且つ長期間の投資を行う必要性を緩和するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のタイヤの断面図である。
【図2】本発明によるタイヤの製造装置の基本的な線図
である。
【符号の説明】 20 製造装置 100 領域 110 カッター 120 押出し成形
装置 121、122、123 押出し成形組立体 124 押出し成形ダイ 125 水浴部 126 スプール 130 押出し成形
装置 131、132 本体 133 押出し成形
ダイ 134 水浴部 135 スプール 140 カレンダ 141 シリンダ群 142 冷却台 143 スプール 200 領域 210 製造装置 211 第一段階の製造機械 212 分配装置 213 第二段階の製造機械 214 製造機械と
関連する装置 230 移動装置 240 領域 300 領域 310 加熱炉 320 加硫処理タイヤを除去する装置 330 プレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:24 B29L 30:00

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の特徴を持つ複数のタイヤであっ
    て、 少なくとも2つの別個の系統に分けられ、その系統の各
    々が同一のタイヤから成り、系統の各々が、前記種々の
    タイヤの少なくとも1つの構造的又は寸法的特徴の点に
    て他方の系統と異なる、前記タイヤを同一の製造ライン
    で製造する方法であって、 1つの所定の系統のタイヤの製造に関係し、又は関係付
    けられた工具を前記ラインの機械に予め配置するステッ
    プと、 上記ラインの半製品(2a、14、4、5、6、7)を
    製造する機械にて、前記所定の系統に属するタイヤ
    (1)の製造に必要とされる半製品を製造するステップ
    と、 前記系統に必要とされる多数の未加硫タイヤ(2)を形
    成し得るように、前記ライン用の製造機械にて、前記半
    製品(2a、14、4、5、6、7)を共に組み立てる
    ステップと、 前記所定の系統のタイヤ(1)を製造し得るように少な
    くとも1つの加硫処理金型が設けられた、加硫処理プレ
    スを備える前記ラインの加硫処理機械にて、未加硫タイ
    ヤのフレーム(2)を加硫処理するステップと、 前記複数のタイヤ(1)の各系統に対し前記方法の製造
    ステップを繰り返すステップとを備える方法において、 各系統に含まれるタイヤ(1)の数を所定の数のタイヤ
    から成る複数のロットに分けて、前記ロット中に含まれ
    るタイヤの数が、24時間以内に前記ラインで製造可能
    である対応した未加硫タイヤ(2)の数よりも少ないよ
    うにするステップと、 未加硫タイヤを連続的なロット内にて組付けることによ
    り、前記複数のタイヤ(1)を製造し、1つの所定の系
    統に属する未加硫タイヤの1つのロットの製造と該所定
    の系統とは異なる系統に属する未加硫タイヤの別のロッ
    トの製造とを交互に行うステップとを備えることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 各ロットに含まれる前記タイヤ(1)の数が、半製品及
    び/又は未加硫タイヤ(2)の所定の格納限界時間と、
    最も遅い製造ステップを実行するのに必要な時間との比
    として決定されることを特徴とする、方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、 前記最大の所定の格納限界時間が24時間であることを
    特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の方法において、 前記最大の所定の格納限界時間が8時間であることを特
    徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の方法において、 前記最も遅い製造ステップが加硫処理ステップであるこ
    とを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、 1つのロットに含まれる前記タイヤ(1)の数が30乃
    至150本の範囲内にあることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、 前記ロットに接続された加硫処理のための製造装置が、
    寸法が同一で且つデザインが異なる金型を具備する加硫
    処理プレス(330)を備えることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の方法において、 前記ロットに接続された加硫処理用の製造装置が異なる
    金型のみを備えることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の方法において、 前記ラインの加硫処理機械が5つの同一の金型以上から
    成る群を備えないことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法において、 前記加硫処理機械(320)に含まれる全ての金型が互
    いに相違することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 各々同一のタイヤから成る少なくとも
    2つの別個の形態に分配された、異なる特徴の複数のタ
    イヤ(1)を製造する、少なくとも1つのタイヤの製造
    ラインを備える装置であって、 1つの系統が前記異なるタイヤの構造的又は寸法的な少
    なくとも1つの特徴により他の系統と異なり、 製造ラインの各々が、 前記タイヤの製造に必要とされる半製品(2a、14、
    4、5、6、7)を製造する手段と、 未加硫タイヤ(2)を構成し得るように前記半製品(1
    20、130、140、210)を反復的に組み立てる
    手段と、 対応する加硫処理金型内にて前記未加硫タイヤを加硫処
    理する手段(310、320)とを備える装置におい
    て、 前記加硫処理手段が、5つ以下又は5つ以上の同一の金
    型から成る群を備えることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置において、 タイヤの製造ラインの各々にて、前記半製品を反復的に
    組み立てる前記手段が、前記未加硫タイヤを製造する単
    一の機械を備えることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の装置において、 半製品を製造する前記手段、及び未加硫タイヤの前記加
    硫処理手段(310、320)が、複数の別個のタイヤ
    の製造ラインに共通していることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の装置において、 タイヤの製造ラインの各々にて、対応する加硫処理手段
    が、同一の2つ以上の金型から成る群を備えないことを
    特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の装置において、 前記加硫処理手段が互いに相違する金型のみを備えるこ
    とを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載の装置において、 材料の流れ、工具の制御状態、半製品及び未加硫タイヤ
    の格納、及び機械の設定状態が、コンピュータにより制
    御される自動的な制御装置により監視されて、工具、製
    造機械の設定値、製造工程にて特定のロットに対する所
    望の特徴を有する未加硫タイヤを得るための適合可能な
    構成要素の供給、及び正確な金型を予め設定した加硫処
    理位置に取り付けることを自動的に設定し且つその正確
    さを確認し得るようにしたことを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置において、 前記自動的な制御装置が、半製品及び未加硫タイヤと関
    連付けられ、コード読み取り装置により読み取り可能な
    ロットコードを使用して、形成されることを特徴とする
    装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、 前記ロットコードがバーコードであることを特徴とする
    装置。
  19. 【請求項19】 同一のタイヤの所定の量を製造するの
    に必要な加硫処理金型の数を最小にする方法であって、 前記量のタイヤ(1)の製造に必要な半製品(2a、1
    4、4、5、6、7)を製造する段階と、 前記量に対応した多数の未加硫タイヤ(2)を製造する
    ため、前記半製品(2a、14、4、5、6、7)を互
    いに組み立てる段階と、 前記所定の量のタイヤ(1)を製造し得るように前記未
    加硫タイヤ(2)を前記加硫処理金型内にて加硫処理す
    る段階とを備える、方法において、 前記未加硫タイヤ(2)を断続的モードで製造し、前記
    所定の量が使い切る迄、前記所定の量の一部分である約
    数の(submultiple)未加硫タイヤの1つのロットの製造
    と、構造的又は寸法的特徴の異なる他のタイヤ用の未加
    硫タイヤの製造とを交互に行う段階と、 前記未加硫タイヤの前記ロットを1つ以上の同一の金型
    内にて加硫処理し、同時に稼働する前記同一の金型の数
    が、同一の時間内で製造される未加硫タイヤの数を所定
    の時間内で加硫処理するのに必要とされる金型の数より
    も少ないようにする段階とを備えることを特徴とする方
    法。
  20. 【請求項20】 対応する未加硫タイヤの製造に必要と
    される時間(製造時間)よりも長時間の期間(生産時
    間)内に、構造的に又は寸法的に互いに等しい一系統の
    タイヤの製造量を分配する方法であって、 前記系統のタイヤ(1)の製造に必要とされる半製品
    (2a、14、4、5、6、7)を製造するステップ
    と、 前記系統に対応した多数の未加硫タイヤ(2)が製造さ
    れるように前記半製品(2a、14、4、5、6、7)
    を互いに反復的に組み立てるステップと、 対応する加硫処理金型内にて前記未加硫のタイヤ(2)
    を加硫処理し、前記系統のタイヤ(1)を製造し得るよ
    うにするステップとを備える、方法において、 前記系統中に含まれるタイヤの数を一群のタイヤブロッ
    クに分割し、各ブロックに含まれるタイヤの数が、前記
    系統に含まれるタイヤと上記製造時間に含まれる日数と
    の比に略等しいようにするステップと、 前記系統中に含まれるタイヤの数をタイヤのロットに分
    割し、各ロット中に含まれるタイヤが、1日の時間に単
    一の加硫処理金型で製造可能であるタイヤの数を上廻ら
    ないようにするステップと、 前記未加硫タイヤ(2)を断続的なモードにて製造し、
    1つのロットの未加硫タイヤの製造と、構造的又は寸法
    的特徴の異なる他の未加硫タイヤの製造と交互に行い、
    1日に製造されるロット数が各ブロック中に含まれるタ
    イヤの数と各ロット中に含まれるタイヤの数との比に等
    しいようにするステップとを備えることを特徴とする方
    法。
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