JPH1142547A - 固定砥粒ワイヤソー及びその被加工物切断方法 - Google Patents

固定砥粒ワイヤソー及びその被加工物切断方法

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JPH1142547A
JPH1142547A JP20184897A JP20184897A JPH1142547A JP H1142547 A JPH1142547 A JP H1142547A JP 20184897 A JP20184897 A JP 20184897A JP 20184897 A JP20184897 A JP 20184897A JP H1142547 A JPH1142547 A JP H1142547A
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wire
fixed abrasive
fixed
reel
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JP20184897A
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Kazuhiro Tago
一弘 田子
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】固定砥粒付ワイヤの長寿命化を図ることができ
る固定砥粒ワイヤソー及びその被加工物切断方法の提
供。 【解決手段】ワイヤ列20を構成する固定砥粒付ワイヤ
12を捩じりながら走行させてインゴット22を切断す
る。これにより、固定砥粒付ワイヤ12に固着されてい
る全周の砥粒でインゴット22を切断することができ
る。したがって、砥粒1個当たりの負荷が低減し、直進
走行させて切断する場合に比べて固定砥粒付ワイヤ12
の寿命が延びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固定砥粒ワイヤソー
及びその被加工物切断方法に係り、特にシリコン、ガラ
ス、セラミック等の硬脆性材料の被加工物を切断する固
定砥粒ワイヤソー及びその被加工物切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン、ガラス、セラミック等の硬脆
性材料の被加工物を切断する切断装置の一つに固定砥粒
ワイヤソーがある。この固定砥粒ワイヤソーは、表面に
砥粒が固着されたワイヤ(以下、「固定砥粒付ワイヤ」
という。)を複数のグルーブローラに巻きかけてワイヤ
列を形成し、そのワイヤ列を走行させることにより、ワ
イヤ列に押し当てられた被加工物をウェーハに切断する
装置である。
【0003】従来、この固定砥粒ワイヤソーでは、固定
砥粒付ワイヤを直進させて被加工物を切断していた。こ
のため、固定砥粒付ワイヤは、常に同じ箇所が被加工物
に接触していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固定砥
粒付ワイヤは、ワイヤの周面全体に砥粒が固着された構
成であるため、上記のように同じ箇所で被加工物を切断
した場合には、その部分ばかりが磨耗してしまい、寿命
が短くなるという欠点がある。本発明は、このような事
情に鑑みてなされたもので、固定砥粒付ワイヤの長寿命
化を図ることができる固定砥粒ワイヤソー及びその被加
工物切断方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、固定砥粒付ワイヤを複数個のグルーブロ
ーラに巻き掛けてワイヤ列を形成し、そのワイヤ列に被
加工物を押し当てることにより、該被加工物を多数のウ
ェーハに切断する固定砥粒ワイヤソーにおいて、前記固
定砥粒付ワイヤに捩じりを与えて回転させながら走行さ
せて、前記被加工物を切断することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、固定砥粒付ワイヤを捩じ
りながら走行させて被加工物を切断する。これにより、
固定砥粒付ワイヤに固着されている全周の砥粒で被加工
物を切断することができる。したがって、砥粒1個当た
りの負荷が低減し、固定砥粒付ワイヤを直進走行させて
切断する場合に比べ、固定砥粒付ワイヤの寿命が延び
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る固定砥粒ワイヤソー及びその被加工物切断方法の実施
の形態について詳説する。図1は、本発明に係る固定砥
粒ワイヤソー10の実施の形態の全体構成図である。
【0008】同図に示すように、固定砥粒付ワイヤ12
は、一対のワイヤリール14A、14Bに巻回されてお
り、この一対のワイヤリール14A、14B間を複数の
ガイドローラ16、16、…にガイドされながら図中左
方向(ワイヤリール14Aからワイヤリール14Bに向
かう方向)に走行する。前記一対のワイヤリール14
A、14Bには、それぞれワイヤ繰出装置15A、15
Bが設けられており、前記ワイヤリール14Aに巻回さ
れた固定砥粒付ワイヤ12は、繰出装置15Aによって
捩じりを与えられながらワイヤリール14Aから繰り出
される。また、前記ワイヤリール14Bに巻き取られる
固定砥粒付ワイヤ12は、繰出装置15Bによって捩じ
りを無くされながらワイヤリール14Bに巻き取られ
る。なお、このワイヤ繰出装置15A、15Bの構成に
ついては、後に更に詳述する。
【0009】前記一対のワイヤリール14A、14B間
には、周面に多数の溝が一定ピッチで形成された三本の
グルーブローラ18、18、18が逆三角形をなすよう
に配置されている。そして、この三本のグルーブローラ
18、18、18に前記固定砥粒付ワイヤ12が巻き掛
けられることにより、水平なワイヤ列20が形成され
る。
【0010】前記ワイヤ列20の上方には、被加工物で
あるインゴット22が装着されるワークフィードテーブ
ル24が設置されている。このワークフィードテーブル
24は、前記ワイヤ列20に対して垂直に昇降移動し、
その送りはワーク送り機構26によって与えられる。前
記ワーク送り機構26は、ワイヤ列20に対して垂直に
設置されたベース28を有している。このベース28は
図示しない固定砥粒ワイヤソーの本体フレームに固定さ
れており、その前面部に一対のガイドレール30、30
が敷設されている。前記ワークフィードテーブル24
は、このガイドレール30、30上をスライド自在に支
持されている。
【0011】また、前記ベース28の前面部には、前記
ガイドレール30、30に沿ってネジ棒32が回動自在
に支持されている。このネジ棒32は、ベース28の頂
部に設置されたモータ34と連結されており、このモー
タ34を駆動することにより回動する。前記ワークフィ
ードテーブル24は、このネジ棒32に螺合された図示
しないナット部材と連結されており、前記モータ34を
駆動することにより、回転するネジ棒32とナット部材
の作用によってガイドレール30、30上をスライド移
動する。
【0012】前記インゴット22は、この昇降移動する
ワークフィードテーブル24の下部にスライスベース3
6を介して着脱自在に取り付けられる。前記ワイヤ列2
0の両側に形成されるワイヤ走行路には、それぞれダン
サローラ37A、37Bが配設されており、このダンサ
ローラ37A、37Bによって走行する固定砥粒付ワイ
ヤ12に一定の張力が付与される。
【0013】図2は、前記ワイヤリール14Aに設置さ
れたワイヤ繰出装置15Aの構成を示す側面図である。
同図に示すように、ワイヤリール14Aは、ベース38
A上に設置された架台40A上に載置されている。そし
て、その軸心部を貫通するボルト42Aによって架台4
0A上に固定されている。
【0014】前記ベース38A上には、架台40A上に
固定されたワイヤリール14Aを囲うように門型に形成
されたハウジング44Aが設置されている。このハウジ
ング44Aの上辺部中央には、リング状に形成された突
起部44aが形成されており、この突起部44aに回転
アーム46Aが回動自在に支持されている。前記回転ア
ーム46Aは、前記突起部44aとの結合部をリング状
に形成されており、その結合部の外周にはギア46aが
形成されている。この結合部の外周に形成されたギア4
6aは、タイミングベルト48Aを介して駆動ギア50
Aと連結されており、該駆動ギア50Aは、前記ハウジ
ング44Aの上辺部に回動自在に支持されている。
【0015】前記駆動ギア50Aの回転軸には、前記ハ
ウジング44A上に設置されたモータ52Aのスピンド
ルが連結されており、このモータ52Aを駆動すること
により、前記回転アーム46Aが回転する。前記回転ア
ーム46Aの先端には、ワイヤリール14Aに巻回され
た固定砥粒付ワイヤ12が、ワイヤリール14Aから一
定ピッチで繰り出されるようにガイドするトラバース装
置54Aが設置されている。このトラバース装置54A
は、ワイヤリール14Aに沿って配設されたガイドプレ
ート56Aを有しており、該ガイドプレート56Aは、
前記回転アーム46Aの先端に図示しないボルトによっ
て固定されている。
【0016】前記ガイドプレート56A上には、ガイド
プレート56Aに沿って一対のガイドレール60A、6
0Aが敷設されている。このガイドレール60A、60
A上にはスライダ62Aがスライド自在に支持されてい
る。また、このガイドプレート56A上にはリニアモー
タの固定子64Aが配設されており、一方、前記スライ
ダ62Aには、リニアモータの可動子(図示せず)が設
けられている。前記スライダ62Aは、このリニアモー
タに駆動されて前記ガイドレール60A上をスライド移
動する。
【0017】前記スライダ62Aには、トラバース用の
第1ガイドローラ66Aが回動自在に設けられており、
また、前記ガイドプレート56Aの頂部及び前記回転ア
ーム46Aの基端部には、方向転換用の第2ガイドロー
ラ68A及び第3ガイドローラ70Aが、それぞれ回動
自在に設けられている。前記ワイヤリール14Aから繰
り出された固定砥粒付ワイヤ12は、この第1ガイドロ
ーラ66A、第2ガイドローラ68A及び第3ガイドロ
ーラ70Aによってワイヤリール14Aの上方にガイド
される。そして、前記ハウジング44Aに形成されたガ
イド孔72を介して、その上方に設置されたガイドリン
グ74Aに通される。このガイドリング74Aは、前記
ハウジング44Aの上辺部中央に支持部材76Aを介し
て固定されており、前記固定砥粒付ワイヤ12は、この
ガイドリング74Aに通されて90°方向転換されたの
ち、他方側のワイヤリール14Bに向けて繰り出され
る。
【0018】ここで、前記トラバース装置54Aは、前
記回転アーム46Aに固定されているので、前記回転ア
ーム46Aが一回転すると、前記ワイヤリール14Aの
周囲を一回転する。一方、前記ワイヤリール14Aは、
架台40A上に固定されているので、前記トラバース装
置54Aが、このワイヤリール14Aの周囲を一回転す
ると、その回転するトラバース装置54Aによって、ワ
イヤリール14Aに巻回された固定砥粒付ワイヤ12が
一周分ワイヤリール14Aから繰り出されることとな
る。
【0019】したがって、前記回転アーム46Aを連続
的に回転させれば、ワイヤリール14Aに巻回された固
定砥粒付ワイヤ12は、順次ワイヤリール14Aから繰
り出されてゆき、この結果、固定砥粒付ワイヤ12がワ
イヤリール14Aからワイヤリール14Bに向かって走
行する。また、前記トラバース装置54Aに設けられて
いる第1ガイドローラ66Aは、ワイヤリール14Aの
軸線に沿って移動することができるので、この第1ガイ
ドローラ66Aを固定砥粒付ワイヤ12の繰出位置に追
従させて移動させれば、固定砥粒付ワイヤ12は、常に
水平な状態でワイヤリール14Aから繰り出すことがで
きる。
【0020】さらに、前記ガイドリング74Aに通され
る固定砥粒付ワイヤ12は、回転するトラバース装置5
4Aによってガイドリング74Aを中心に回転しながら
ガイドリング74Aに通される。したがって、前記固定
砥粒付ワイヤ12は、このガイドリング74Aから繰り
出される際、ワイヤリール14Aが一回転するごとに一
回捩じられて繰り出されることとなる。
【0021】ここで、前記固定砥粒付ワイヤ12は、前
記トラバース装置54Aがワイヤリール14Aの周囲を
連続的に回転することにより、ワイヤリール14Aから
順次繰り出されてゆくので、前記ワイヤリール14Aか
ら繰り出される固定砥粒付ワイヤ12には、常に捩じり
が与えられながら繰り出されることとなる。したがっ
て、一対のワイヤリール14A、14B間を走行する固
定砥粒付ワイヤ12は、常に捩じられながら走行するこ
ととなる。
【0022】図1に示すように、他方側のワイヤリール
14Bも同一の構成要素で構成されており、ガイドリン
グ74Bを通された固定砥粒付ワイヤ12は、ワイヤリ
ール14Bの周囲を回転するトラバース装置54Bによ
って、ワイヤリール14Bに巻き取られる。この際、前
記トラバース装置54Bに設けられている第1ガイドロ
ーラ66Bは、固定砥粒付ワイヤ12の巻取位置に追従
して移動する。したがって、固定砥粒付ワイヤ12は、
常に水平な状態でワイヤリール14Bに巻き取られるこ
ととなる。
【0023】また、ワイヤリール14Bに巻き取られる
固定砥粒付ワイヤ12は、ガイドリング74Bを通され
てワイヤリール14Bの周囲を回転しながら巻き取られ
ることにより、前記一方側のワイヤリール14Aから繰
り出される際に与えられた捩じりが除去される。したが
って、ワイヤリール14Bに巻き取られる際は、一切捩
じりが無い状態でワイヤリール14Bに巻き取られる。
【0024】本実施の形態の固定砥粒ワイヤソー10
は、以上のように構成され、その作用は次の通りであ
る。まず、切断対象であるインゴット22をスライスベ
ース36を介してワークフィードテーブル24に取り付
ける。次に、ワイヤ繰出装置15A、15Bに設けられ
ているモータ52A、52Bを同期させて駆動する。こ
れにより、トラバース装置54A、54Bがワイヤリー
ル14A、14Bの周囲を回転して、一方のワイヤリー
ル14Aから他方側のワイヤリール14Bに向けて固定
砥粒付ワイヤ12が繰り出される。
【0025】この際、ワイヤリール14Aから繰り出さ
れる固定砥粒付ワイヤ12は、トラバース装置54Aに
よって、常に水平な状態でワイヤリール14Aから繰り
出され、ワイヤリール14Bに巻き取られる固定砥粒付
ワイヤ12は、トラバース装置54Bによって、常に水
平な状態でワイヤリール14Bに巻き取られる。また、
このトラバース装置54Aは、ワイヤリール14Aの周
囲を回転しながら固定砥粒付ワイヤ12をワイヤリール
14Aの軸線方向にガイドする。このため、そのイヤリ
ール14Aから繰り出された固定砥粒付ワイヤ12に
は、ガイドリング74Aから繰り出される際に捩じりが
与えられる(トラバース装置54Aが一回転するごとに
一回捩じりが与えられる。)。
【0026】このため、固定砥粒付ワイヤ12は、捩じ
られながら一対のワイヤリール14A、14Bを間を走
行することとなり、この結果、ワイヤ列20を構成する
固定砥粒付ワイヤ12も捩じられながら走行することと
なる。そして、このように捩じりを与えられながら走行
するワイヤ列20にインゴット22を押し当てて、該イ
ンゴット22を切断する。
【0027】すなわち、ワーク送り機構26を駆動し
て、ワークフィードテーブル24をワイヤ列20に向け
て下降させる。そして、そのワークフィードテーブル2
4に取り付けられているインゴット22をワイヤ列20
に押し当てる。ワイヤ列20に押し当てられたインゴッ
ト22は、そのワイヤ列20を構成する固定砥粒付ワイ
ヤ12によって接触部を研削され、これにより、ウェー
ハに切断される。
【0028】ここで、固定砥粒付ワイヤ12は、捩じり
が与えられて周方向に回転しながら走行しているので、
インゴット22との接触面も常に変化する。したがっ
て、ワイヤに固着された全周の砥粒でインゴット22を
切断することができる。そして、このように全周の砥粒
でインゴット22を切断することにより、切断による砥
粒1個当たりの負荷が低減し、固定砥粒ワイヤ12の寿
命を延ばすことができる。
【0029】なお、切断を終えた固定砥粒付ワイヤ12
は、他方側のワイヤリール14Bに巻き取られるが、こ
の際、固定砥粒付ワイヤ12は、トラバース装置54B
によってワイヤリール14Bの周囲を回転しながらワイ
ヤリール14Bに巻き取られる。そして、これにより走
行時に与えられた捩じれが除去される。したがって、固
定砥粒付ワイヤ12をワイヤリール14Bに巻き取る際
は、一切捩じりが無い状態でワイヤリール14Bに巻き
取ることができる。
【0030】そして、一方のワイヤリール14Aに巻回
された固定砥粒付ワイヤ12が、すべて他方側のワイヤ
リール14Bに巻き取られたところで、各々のワイヤ繰
出装置15A、15Bのモータ52A、52Bの回転を
逆転させる。これにより、繰り出し側のワイヤリールと
巻き取り側のワイヤリールが切り替わるが、各々のワイ
ヤリール14A、14Bに設けられているワイヤ繰出装
置15A、15Bは同一構成であるため、どちら側を繰
り出し側として使用しても、固定砥粒付ワイヤ12に捩
じりを与えながら走行させることができる。
【0031】このように、本実施の形態の固定砥粒ワイ
ヤソー10によれば、固定砥粒付ワイヤ12が、捩じり
を与えられて回転しながら走行するので、ワイヤに固着
された全周の砥粒でインゴット22を切断することがで
きる。したがって、従来のように、固定砥粒付ワイヤ1
2を直進させて常に同じ箇所でインゴット22を切断す
る場合に比べ、切断による砥粒1個当たりの負荷が低減
し、固定砥粒ワイヤ12の寿命が飛躍的に延びる。
【0032】なお、本実施の形態では、ガイドリング7
4A、74Bをワイヤリール14A、14Bの上方同軸
上に配置し、図示しない固定砥粒ワイヤソーの本体フレ
ームに固定しているが、特にこの位置に限定されるもの
ではない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定砥粒付ワイヤを捩じりながら走行させて被加工物を
切断するので、固定砥粒付ワイヤに付着している全周の
砥粒で被加工物を切断することができる。したがって、
砥粒1個当たりの負荷が低減し、固定砥粒付ワイヤの寿
命が延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固定砥粒ワイヤソーの実施の形態
の全体構成図
【図2】ワイヤ繰出装置の構成を示す側面図
【符号の説明】
10…固定砥粒ワイヤソー 12…固定砥粒付ワイヤ 14A、14B…ワイヤリール 18…グルーブローラ 20…ワイヤ列 22…インゴット 24…ワークフィードテーブル 54A、54B…トラバース装置 74A、74B…ガイドリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のワイヤリール間を走行する固定砥
    粒付ワイヤを複数個のグルーブローラに巻き掛けてワイ
    ヤ列を形成し、そのワイヤ列に被加工物を押し当てるこ
    とにより、該被加工物を多数のウェーハに切断する固定
    砥粒ワイヤソーにおいて、 固定された前記ワイヤリールの周囲を回転して、該ワイ
    ヤリールに巻回された固定砥粒付ワイヤを該ワイヤリー
    ルから一定ピッチで繰り出すトラバース装置と、 前記トラバース装置によって前記ワイヤリールから繰り
    出された固定砥粒付ワイヤを前記ワイヤリールの軸線方
    向にガイドすることによって、その固定砥粒付ワイヤに
    捩じりを与えるガイド部材と、を有し、前記固定砥粒付
    ワイヤに捩じりを与えて回転させながら走行させて、前
    記被加工物を切断することを特徴とする固定砥粒ワイヤ
    ソー。
  2. 【請求項2】 固定砥粒付ワイヤを複数個のグルーブロ
    ーラに巻き掛けてワイヤ列を形成し、そのワイヤ列に被
    加工物を押し当てることにより、該被加工物を多数のウ
    ェーハに切断する固定砥粒ワイヤソーにおいて、 前記固定砥粒付ワイヤに捩じりを与えて回転させながら
    走行させて、前記被加工物を切断することを特徴とする
    固定砥粒ワイヤソーの被加工物切断方法。
JP20184897A 1997-07-28 1997-07-28 固定砥粒ワイヤソー及びその被加工物切断方法 Pending JPH1142547A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1074366A1 (de) * 1999-08-05 2001-02-07 Wacker Siltronic Gesellschaft für Halbleitermaterialien Aktiengesellschaft Sägedraht und Verfahren zum Trennläppen von sprödharten Werkstücken
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CN107457925A (zh) * 2017-09-03 2017-12-12 盛利维尔(中国)新材料技术股份有限公司 一种加扭转的螺旋线生产设备

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