JPH114250A - 電子メール装置 - Google Patents

電子メール装置

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Publication number
JPH114250A
JPH114250A JP9153313A JP15331397A JPH114250A JP H114250 A JPH114250 A JP H114250A JP 9153313 A JP9153313 A JP 9153313A JP 15331397 A JP15331397 A JP 15331397A JP H114250 A JPH114250 A JP H114250A
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JP
Japan
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mail
transfer
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user
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JP9153313A
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Inventor
Ryoichi Oba
良市 大場
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子メールの利用においては、メールの2次転
送(メールの受信者がさらに当該メールを第三の利用者
に転送すること)が容易に行えてしまうが、従来の電子
メール装置ではメールの転送先や転送経路を調べる機能
がなかった。 【解決手段】本発明による電子メール装置では、メール
の属性情報として、メールの原作者を示す情報をメール
に付加する手段1と、メール受信者が当該メールを第三
者へ転送した時、当該メールの転送者(メール受信者)
とメールの転送先(第三者)の情報をメール原作者へ通
知する手段7と受信した転送通知から転送経路リストデ
ータを作成し、当該リストデータを内部データとして保
持する手段6とその内部データを解析して、メール転送
先一覧とメール転送経路一覧を表示する手段8を備え
た。これにより、作成したメールの転送先と転送経路を
調べることを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータなど
のデータ処理装置を利用した電子メールの送受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子メールの利用においては、メールの
2次転送(メールの受信者がさらに当該メールを第三の
利用者に転送すること)が容易に行えてしまう。
【0003】このため、メールの原作者には、作成した
メールが誰に、また、誰を経由して転送されているかを
知りたいという要求がある。しかし、従来の電子メール
装置ではメールの原作者に対して、作成したメールの転
送先や転送経路を調べる機能がなかった。
【0004】また、メール原作者が意図しない利用者へ
メールが転送されることを防ぐ技術として、例えば、特
開平5-336162号公報にメール原作者がメールの転送を許
可するものをメール発信時に指定する方式が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、メールの原
作者が2次転送によるメールの転送先とメールの転送経
路を確認可能とすることにある。
【0006】また、前記、特開平5-336162号公報は、メ
ール原作者が意図しないメールの転送を完全に防ぐとい
う点では優れているが、システムの柔軟な運用という点
では、さらなる検討の余地を残している。それは、メー
ル原作者がメール発信時にメールの転送許可者を厳密に
指定しなければならない点である。実際の業務上、考え
られる問題点としては、メール原作者が許可指定を忘れ
たために、メールを転送すべき人にメールが転送できな
い事態の発生が考えられる。
【0007】本発明は、メールの原作者が2次転送によ
るメールの転送先とメールの転送経路を確認可能なこと
を全てのシステム利用者に周知させることにより、上記
のようなメールの原作者が意図しないメールの転送につ
いても、暗黙のうちに予防することを可能とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による電子メール装置は、メールの属性情報と
して、メールの原作者を示す情報をメールに付加する手
段と、メール受信者が当該メールを第三者へ転送した
時、当該メールの転送者(メール受信者)とメールの転
送先(第三者)の情報をメール原作者へ通知する手段と
受信した転送通知から転送経路リストデータを作成し、
当該リストデータを内部データとして保持する手段とそ
の内部データを解析して、メール転送先一覧とメール転
送経路一覧を表示する手段を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して、詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明を適用した電子メール装置
の全体構成を示す図である。
【0011】ここで、電子メール装置は、上位ネットワ
ーク(WANで示す)、サーバ(SERVER-A、SERVER-Bで示
す)、ローカルエリアネットワーク(LAN-A,LAN-Bで示
す)、端末(PC-A-0,PC-B-0などで示す)、電子メール
利用者(A-0,B-0などで示す)から成る。以後、電子メ
ールを単にメールと呼ぶ場合もある。
【0012】上位ネットワークWANは、サーバ同士を接
続する。サーバは、図31に示すハードウェア構成から
成り、ローカルエリアネットワークで接続された端末群
に対して、サービスを提供する。ローカルエリアネット
ワークは、サーバとその管理下にある端末群を接続す
る。端末は、利用者に対して、メール作成機能、メール
送信機能、受信メールの表示機能などを提供する。
【0013】また、サーバは、その記憶装置内に図2に
示す表を保持する。図2は宛先表である。ここには、利
用者IDとその利用者IDが登録されているサーバとの
対応が示されている。この表は、すべてのサーバで同じ
表が保持されている。登録名簿に変更があった場合は、
すべてのサーバの宛先表を変更する必要がある。メール
の送信依頼されたサーバは、この宛先表を参照して、メ
ール送付先のサーバを調べることができる。例えば、サ
ーバSERVER-Aが利用者A-0からB-0宛てのメール送信依頼
があった場合、サーバSERVER-は、宛先表の中からB-0を
検索する。すると、B-0が所属しているサーバは、SERVE
R-Bであることがわかる。そこで、サーバSERVER-Aは、
当該メールをサーバSERVER-Bへ送付することができる。
【0014】さて、ここで、利用者A-0が端末PC-A-0を
使用して、端末PC-B-0を使用している利用者B-0へ電子
メールを送付する場合の各装置の動作概要を説明する。
【0015】(1) 利用者A-0は、端末PC-A-0を使用
して、電子メールの文書を作成し、当該電子メールを利
用者B-0宛に送信を指示する。端末上で動作する電子メ
ール装置プログラムは、利用者A-0が作成した電子メー
ルを所属するサーバであるSERVER-Aに送信する。
【0016】(2) 電子メールを受け取ったサーバSE
RVER-Aは、その電子メールを記憶装置に格納する。SERV
ER-Aは、受け取った電子メールに含まれる属性情報デー
タを解析し、そこに記述されている宛先を読み出す。図
2に示した宛先表を検索し、当該の宛先が所属している
サーバを取得する。そして、当該電子メールを宛先の利
用者が所属しているサーバへ送信する。
【0017】電子メールには、複数の宛先を指定するこ
とが可能であり、当該メールに複数の宛先が指定されて
いる場合は、そのすべての宛先について、上述のメール
送信処理を行う。
【0018】(3) SERVER-Aから電子メールを受け取
ったサーバSERVER-Bは、電子メールを記憶装置に格納す
る。
【0019】(4) 利用者B-0が端末PC-B-0を利用し
て、電子メールシステムにログインすると、電子メール
装置プログラムは、利用者B-0宛のメールが届いている
ことを画面上に表示し、利用者B-0に通知する。利用者B
-0が当該メールの読み出しを指示すると、SERVER-Bから
当該メールが端末PC-B-0に送られ、画面上に表示され、
利用者B-0は、当該メールを読むことができる。
【0020】図1に示した電子メール装置は、上記、手
順にて、電子メールの送受信を行うことができる。
【0021】図30は、図1の中の端末のハードウェア
構成図である。同図において、処理部1は、メモリ2か
ら読み出したプログラムを実行したり、データの入出力
の指示を行う。入出力制御部3は、入出力装置の制御を
行う。その入出力制御部3には、ネットワークを経由し
てデータを送受信するネットワークアダプタ4、キーボ
ードとマウスなどのポインティングデバイスから成る入
力装置5、プログラムの実行結果を表示する表示装置
6、フロッピーディスクやCD−ROMなどのプログラ
ム媒体からプログラムを読み出すためのプログラム読み
込み装置7、プログラムやデータを記憶保持するための
記憶装置8が接続されている。ただし、プログラム読み
込み装置7と記憶装置8は、プログラムをサーバからネ
ットワーク経由で読み込むなどの方法でシステム構築を
行う場合は不要である。
【0022】図31は、図1の中のサーバのハードウェ
ア構成図である。次のことを除き、サーバの構成も端末
と同じである。サーバは、メールの送受信、保持など本
電子メール装置システムの中心的な処理を行うため、接
続されるメモリ2や記憶装置8は端末よりも大容量のも
のが接続される。また、自分の所属するネットワークの
ほかに他のネットワークとの接続を行うため、ネットワ
ークアダプタ4は複数枚接続される。
【0023】次に本発明の特徴機能の概要を説明する。
【0024】図3は、メールの転送を論理的に示したも
のである。図3の例では、メールの原作者である利用者
A-0が利用者A-1、利用者B-1、利用者C-1の3人に当該メ
ールを転送し、次に、利用者A-1が利用者A-11、利用者A
-12に、利用者B-1が利用者B-11、利用者B-12に、利用者
C-1が利用者C-11、利用者C-12、利用者C-13に転送し、
さらに、利用者A-11が利用者A-111に転送した場合を示
している。
【0025】本発明では、図3に示したようなメールの
転送が行われた場合、メールの原作者の任意の時点の要
求により、図4に示すようなメール転送先一覧、およ
び、図5の示すようなメール転送経路一覧を画面表示等
を行う機能を提供する。
【0026】この機能を実現するために、電子メールの
種別として、通常メールと転送通知メールの2種類を用
意する(図6)。
【0027】(1)通常メール(データ構造を図7に示
す。) メール本文を含む通常の電子メールデータ。通常メール
は、属性情報と本文から成る。
【0028】図7の説明をする。
【0029】属性情報は、以下のとおり。
【0030】メール種別:このデータが通常メールか転
送通知メールかどちらかを識別するための情報。ここで
は、通常メールであるので、“通常”が設定されてい
る。
【0031】メールID:通常メール1つずつにユニー
クな情報。転送通知メールを受け取ったとき、その転送
通知メールがどのメールに対するものかを識別するため
に利用する。
【0032】作成情報 :作成情報には、次の2つを含
む。
【0033】(1)原作者 :メールを作成した者の利
用者ID。
【0034】(2)作成日時:メールを作成したときの
日時情報。
【0035】発信者ID:当該メールを発信した者の利
用者ID。
【0036】宛先情報:当該メールの宛先の利用者I
D。この情報は可変長である。情報の最後に終了記号を
入れる。これにより宛先情報の終了を認識する。
【0037】転送通知要/否:メール原作者が、当該メ
ールについて、転送先情報、転送経情報を取得すること
を設定したかどうかを示す。この情報が、“否”の場
合、転送通知を行わない。
【0038】転送経路情報:当該メールが発信者に届く
までの転送経路情報。この情報も可変長である。
【0039】情報の最後に終了記号を入れる。これによ
り転送経路情報の終了を認識する。
【0040】(2)転送通知メール(データ構造を図8
に示す。) メールの受信者がメール原作者に対して、メールの転送
があったことを通知するために使用する電子メール。本
メールは、属性情報のみで、本文は含まない。
【0041】図8の説明をする。
【0042】属性情報は、以下のとおり。
【0043】メール種別:このデータが通常メールか転
送通知メールかどちらかを識別するための情報。ここで
は、転送通知メールであるので、“転送通知”が設定さ
れている。
【0044】メールID:この転送通知メールが対象と
している通常メールのID。
【0045】作成情報 :作成情報には、次の2つを含
む。
【0046】(1)原作者 :メールを作成した者の利
用者ID。
【0047】(2)作成日時:メールを作成したときの
日時情報。
【0048】発信者ID:当該転送通知メールを発信し
た者の利用者ID。
【0049】宛先情報:当該転送通知メールの宛先の利
用者ID。対象通常メールの原作者のIDとなる。した
がって、宛先情報が複数指定されることはないが、ここ
では、解析処理の共通化を考え、データ構造を通常メー
ルと同一とし、情報の最後に終了記号を入れることとす
る。
【0050】転送通知要/否:転送通知メールでは、不
要な情報であるが、処理の簡単化を考え、この情報も残
しておく。
【0051】転送経路情報:当該メールが発信者に届く
までの転送経路情報。この情報も可変長である。情報の
最後に終了記号を入れる。これにより転送経路情報の終
了を認識する。原作者側の処理は、この情報をもとに転
送先一覧、転送経路一覧情報を作成する。
【0052】電子メール装置を実現するためのプログラ
ムの構成を図9に示す。ここでは、説明を簡単化するた
めにこれらのプログラムは、すべて、サーバ上で動作す
るものとする。電子メール端末上のプログラムは、利用
者からの入力をサーバへ送るプログラムと、サーバから
の画面表示データを端末画面上に表示するプログラムの
みが動作しているものとする。しかし、これらのプログ
ラムが効率的に動作できるように、プログラムをサーバ
上で動作する部分と端末上で動作する部分とに分けて実
装する方法も考えられる。これらのプログラムは、図3
0および図31に示したプログラム読み込み装置7にセ
ットされたフロッピーディスクやCD−ROMなどのプ
ログラム媒体から読み出され、実行される。特に、メー
ル受信処理5は、サーバにメールが到着したら、起動さ
れる。また、受信メールチェック処理9は、一定時間ご
とに起動されるプログラムである。
【0053】以下、これらのプログラムの動作について
説明する。
【0054】図10に電子メール装置メイン処理プログ
ラムのフローチャートを示す。以下に、本処理の流れを
説明する。
【0055】(10-1)ステップ10aにて、ユーザから
の指示入力があったかどうか調べる。
【0056】(10-2)ステップ10bにて、ユーザから
の指示入力があれば、ステップ10cへ。入力がなけれ
ば、ステップ10iへ進む。
【0057】(10-3)ステップ10cにて、ユーザから
の指示が“メール作成”かどうか調べる。“メール作
成”が指示されたならば、ステップ10dへ進み、メー
ル作成処理MAIL_CREATEを呼び出す。メール作成処理が
終了したら、ステップ10iへ進む。
【0058】ユーザからの指示が“メール作成”でなけ
れば、ステップ10eへ進む。
【0059】(10-4)ステップ10eにて、ユーザから
の指示が“受信メール表示”かどうか調べる。“受信メ
ール表示”が指示されたならば、ステップ10fへ進
み、受信メール表示処理MAIL_DISPを呼び出す。受信メ
ール表示処理が終了したら、ステップ10iへ進む。
【0060】ユーザからの指示が“受信メール表示”で
なければ、ステップ10gへ進む。
【0061】(10-5)ステップ10gにて、ユーザから
の指示が“メール転送先一覧/転送経路一覧表示”かど
うか調べる。“メール転送先一覧/転送経路一覧表示”
が指示されたならば、ステップ10hへ進み、メール転
送先一覧/転送経路一覧表示機能処理DISP_ROUTEを呼び
出す。当該処理が終了したら、ステップ10iへ進む。
【0062】ユーザからの指示が“メール転送先一覧/
転送経路一覧表示”でなければ、ステップ10iへ進
む。
【0063】(10-6)ステップ10iにて、前回受信メ
ールの有無をチェックしてから一定時間以上経ったかど
うか調べる。一定時間以上経っていなかったら、ステッ
プ10aへ戻る。一定時間以上経っていたら、受信メー
ルチェック処理MAIL_CHKを呼び出し、当該処理終了後、
ステップ10aへ戻る。
【0064】図11にメール受信処理MAIL_RESVのフロ
ーチャートを示す。本処理は、メールが到着したときに
起動される。本処理は、受信したメールが“通常”メー
ルの場合、当該メールをサーバの記憶装置へ格納し、受
信したメールが“転送通知”メールの場合、受信したメ
ールに記載されている内容に基づき、転送経路データを
作成する。以下に、本処理の流れを説明する。
【0065】(11-1)ステップ11aにて、受信したメ
ールの属性情報のメール種別を読み出す。
【0066】(11-2)ステップ11bにて、読み出した
受信メールの種別は“通常”かどうか調べる。
【0067】メール種別が“通常”ならば、ステップ1
1dへ進む。そうでなければ、ステップ11cへ進み、
転送経路データ作成処理ROUTEDATA_CREATEを呼び出す。
当該処理が終了したら、本処理を終了する。
【0068】(11-3)メール種別が“通常”の場合、ス
テップ11dにて、受信データを読み出し、受信メール
として記憶装置に格納する。
【0069】(11-4)ステップ11eにて、受信したメ
ールの属性情報の中の転送通知要/否欄は“要”となっ
ているかを調べる。転送通知要/否欄が“要”の場合
は、ステップ11fへ進み、転送通知メール作成処理NO
TICE_MAIL_CREATEを呼び出す。当該処理が終了したら、
本処理を終了する。転送通知要/否欄が“要”でない場
合は、そのまま本処理を終了する。
【0070】図12にメール作成処理MAIL_CREATEのフ
ローチャートを示す。本処理は、電子メールの作成、編
集および、送信を行うものである。以下に本処理の流れ
を説明する。
【0071】(12-1)ステップ12aにて、ユーザから
の入力を受け付け、メール本文の作成・編集を行う。
【0072】(12-2)ステップ12bにて、宛先をユー
ザに指定させるなどして、図7に示したメールの属性情
報を作成する。
【0073】(12-3)ステップ12cにて、ユーザに対
して、作成したメールについて転送情報を取得するかど
うかを尋ねる。
【0074】(12-4)ステップ12dにて、作成したメ
ールの転送情報の取得が必要と指示された場合、ステッ
プ12eへ進み、属性情報の中の転送通知要/否欄へ
“要”を設定する。作成したメールの転送情報の取得が
不要と指示された場合、ステップ12fへ進み、属性情
報の中の転送通知要/否欄へ“否”を設定する。
【0075】(12-5)ステップ12gにて、メール送信
処理MAIL_SENDを呼び出し、作成したメールを送信し、
本処理を終了する。
【0076】図13にメール送信処理MAIL_SENDのフロ
ーチャートを示す。本処理は、電子メールの送信処理を
行うものである。以下に本処理の流れを説明する。
【0077】(13-1)ステップ13aにて、メールの属
性情報に指定された宛先を一つ取り出す。
【0078】(13-2)ステップ13bにて、取り出した
宛先が所属するサーバを図2で示したアドレス帳から検
索する。
【0079】(13-3)ステップ13cにて、ステップ1
3bでの検索の結果、当該宛先が所属するサーバが見つ
かったかを調べる。所属サーバが見つかった場合、ステ
ップ13eに進み、宛先の所属サーバに対して当該メー
ルを送信する。所属サーバが見つからなかった場合、ス
テップ13dへ進み、“宛先不明”とエラーメッセージ
を表示する。
【0080】(13-4)ステップ13fにて、メールの属
性情報に指定された宛先について全て処理したかを調べ
る。指定宛先を全て処理し終わっていたら、本処理を終
了する。処理すべき宛先が残っている場合は、ステップ
13aへ戻り、本処理を続行する。
【0081】図14に受信メール表示処理MAIL_DISPの
フローチャートを示す。本処理は、受信したメールの本
文を表示するものである。さらに、本処理では、ユーザ
からの指示により、選択したメールを他のユーザへ転送
する処理も行う。以下に本処理の流れを説明する。
【0082】(14-1)ステップ14aにて、受信したメ
ールのタイトル一覧を表示し、ユーザに操作対象メール
を選択させる。
【0083】(14-2)ステップ14bにて、ユーザから
の指示を受け付ける。
【0084】(14-3)ステップ14cにて、ユーザから
の指示がメールの本文の表示かどうか調べる。
【0085】ユーザからの指示が、メール本文の表示な
らば、ステップ14dに進み、メールの本文を表示し、
その後、ステップ14aへ戻る。
【0086】ユーザからの指示が、メール本文の表示で
なければ、ステップ14eへ進む。
【0087】(14-4)ステップ14eにて、ユーザから
の指示がメールの転送であるかどうか調べる。
【0088】ユーザからの指示が、メールの転送であれ
ば、ステップ14fに進み、メール転送処理MAIL_TRANS
を呼び出す。当該処理終了後、ステップ14aへ戻る。
【0089】ユーザからの指示が、メールの転送でなけ
れば、ステップ14gへ進む。
【0090】(14-5)ステップ14gにて、ユーザから
の指示は、本処理の終了かどうか調べる。ユーザからの
指示が本処理の終了ならば、本処理を終了する。そうで
なければ、ステップ14aへ戻る。
【0091】図15にメール転送処理MAIL_TRANSのフロ
ーチャートを示す。本処理は、メールの転送を行う。以
下に本処理の流れを説明する。
【0092】(15-1)ステップ15aにて、転送先宛先
をユーザから取得する。
【0093】(15-2)ステップ15bにて、ステップ1
5aにて取得した転送先宛先をメールの属性情報の中の
宛先情報に設定する。
【0094】(15-3)ステップ15cにて、転送前のメ
ールの属性情報の中の発信者IDを転送経路情報の最後へ
追加する。
【0095】(15-4)ステップ15dにて、発信者IDに
自IDを設定する。
【0096】(15-5)ステップ15eにて、メール送信
処理MAIL_SENDを呼び出し、メールを送信する。
【0097】以上で、本処理を終了する。
【0098】図16に転送通知メール作成処理NOTICE_M
AIL_CREATEのフローチャートを示す。本処理は、転送メ
ールを受信したときに、当該メールの原作者へ転送があ
ったことを通知する転送通知メールの作成、送信を行
う。以下に本処理の流れを説明する。
【0099】(16-1)ステップ16aにて、属性情報の
中のメール種別に“転送通知”を設定する。
【0100】(16-2)ステップ16bにて、メールID、
作成情報、転送通知要/否欄については、属性情報に設
定されている情報をコピーし、作成する。
【0101】(16-3)ステップ16cにて、発信者IDに
自IDを設定する。
【0102】(16-4)ステップ16dにて、宛先情報に
受信したメールの原作者IDに記載されているIDを設定す
る。
【0103】(16-5)ステップ16eにて、転送経路情
報に受信したメールの転送経路情報をコピーし、その後
ろに受信したメールの発信者IDを追加し、さらに、自ID
を最後に追加する。
【0104】(16-6)ステップ16fにて、メール送信
処理MAIL_SENDを呼び出し、メールを送信する。
【0105】以上で、本処理を終了する。
【0106】図17に受信メールチェック処理MAIL_CHK
のフローチャートを示す。本処理は、電子メール装置メ
イン処理から一定時間経過ごとに呼び出され、自ID宛の
受信メールがあるかどうかをチェックする。自ID宛の受
信メールがあった場合、メッセージを画面表示し、ユー
ザに対し通知する。以下に本処理の流れを説明する。
【0107】(17-1)ステップ17aにて、所属サーバ
の記憶装置の中に自ID宛の受信メールがあるかどうかチ
ェックする。
【0108】(17-2)ステップ17bにて、チェックの
結果を調べ、自ID宛の受信メールがあったら、ステップ
17cに進み、未読の受信メールがある旨、メッセージ
を表示し、本処理を終了する。自ID宛受信メールがなけ
れば、そのままなにもしないで本処理を終了する。
【0109】次に、転送通知メールからの転送経路デー
タの作成、また、作成した転送経路データからの転送先
一覧、転送経路一覧の作成を説明する。その前に、内部
データとして保持する転送経路データの構造について説
明する。
【0110】図18は、メール転送経路を保持する内部
データ構造を示したものである。図3のようなメールの
転送があった場合、電子メール装置プログラムの内部デ
ータとしては、図18のようなリストデータにより転送
経路を保持する。
【0111】そのデータ構造の特徴を次に示す。
【0112】(1)リストデータの先頭は、先頭ポイン
タにより示される。
【0113】(2)データの最小単位を“セル”と呼
ぶ。
【0114】(3)セルは、3つの値を持ち、一番左の
箱(以後、フローチャート上では、“.RIGHT”で表現す
る場合がある)には、宛先(ユーザID)の値を保持す
る。
【0115】(4)セルの真ん中の箱(以後、フローチ
ャート上では、“.CENTER”で表現する場合がある)に
は、次のレベルへのリンクポインタを保持する。ここ
で、レベルとは転送の段数のことを示す。図3で説明す
ると、A-1、B-1、C-1が第1レベル、A-11、A-12、B-1
1、・・・、C-13が第2レベル、A-111が第3レベルとなる。
【0116】(5)セルの右側の箱は(以後、フローチ
ャート上では、“.CENTER”で表現する場合がある)に
は、同レベルへのリンクポインタを保持する。
【0117】(6)特別なリンクポインタとして、リン
クの終了を示すリンクポインタも用意する。
【0118】図19は、転送通知メールから作成される
転送経路データの例を示したものである。この転送通知
メールは、A-0が作成したメールをA-1、A-11と順に転送
され、A-11からA-111に転送された際、A-111からA-0宛
に送信されたものである。その転送通知メールから作成
される転送経路データを図19の右側の図に示す。これ
は、A-1、A-11、A-111の順に転送された場合のリストデ
ータであるが、その他の経路でも当該メールは転送され
る。このため、保持するリストデータは、この転送経路
データと他の転送経路リストデータとを統合したものと
なる。このような処理を行うプログラムについて、図2
0以降に説明する。
【0119】図20は、メール受信処理MAIL_RESVから
呼び出される転送経路データ作成処理ROUTEDATA_CREATE
のフローチャートを示す。本処理は、転送通知メールか
らの転送経路データの作成、および、作成した転送経路
データを当該メールの全転送先および転送経路を保持し
ているリストデータへ追加するためにリストデータ追加
処理の呼び出しを行う。以下に本処理の流れを説明す
る。
【0120】(20-1)ステップ20aにて、図19に示
すように転送通知メールの転送経路情報から転送経路リ
ストデータを作成する。
【0121】(20-2)ステップ20bにて、リストデー
タ追加処理ADD_LISTを呼び出し、ステップ20aで作成
した転送経路データを当該メールの全転送先および転送
経路を保持しているリストデータへの追加を行う。以上
で、本処理を終了する。
【0122】図21は、リストデータ追加処理ADD_LIST
のフローチャートを示す。本処理は、転送通知メールか
ら作成した転送経路データを当該メールの全転送先およ
び転送経路を保持しているリストデータへの追加を行
う。以下に本処理の流れを説明する。
【0123】(21-1)ステップ21aにて、転送経路リ
スト操作用ポインタLPを用意し、LPへ当該メールIDの転
送経路リストの先頭ポインタを設定する。さらに、追加
リスト操作用ポインタAPを用意し、APへ追加リストの先
頭ポインタを設定し、LP、APの値を初期化する。
【0124】(21-2)ステップ21bにて、変数VALUE
に追加リスト操作用ポインタAPが指すセルに格納されて
いる宛先を取り出し、設定する。
【0125】(21-3)ステップ21cにて、同一レベル
内サーチ処理SEARCH_LEVELを呼び出し、現在の転送経路
リスト操作用ポインタLPが指すセルと同一レベルのリス
トの中に、ステップ21bで取得した宛先と同じものが
存在するかどうかを調べる。
【0126】(21-4)ステップ21dにて、同一レベル
内サーチ処理SEARCH_LEVELの処理結果から、同じ宛先が
転送経路リストの中に見つかったかどうか調べる。見つ
かった場合は、ステップ21fに進む。見つからなかっ
た場合はステップ21eに進み、ステップ21cにてサ
ーチしたレベルにつながれている最後のセルの同レベル
ポインタ(右側のセル)に追加リスト操作用ポインタAP
の値を設定し、追加リストを接続する。そして、本処理
を終了する。
【0127】(21-5)ステップ21fは、ステップ21
dにて同じ宛先が転送経路リストの中に見つかった場合
の処理である。この場合、すでに、追加しようとした宛
先は、転送経路リストに存在するということなので、処
理済みとし、それぞれのポインタを次のレベルへ進め
る。
【0128】(21-6)ステップ21gにて、追加リスト
操作用ポインタAPがリストの終了を示すものかどうか調
べる。APがリストの終了記号であれば、追加リストにつ
いて、全て処理済みということを示しているので、本処
理を終了する。APがリストの終了記号でなければ、ステ
ップ21bに戻り処理を継続する。
【0129】図22は、同一レベル内サーチ処理SEARCH
_LEVELのフローチャートを示す。本処理は、与えられた
宛先VALUEと同じ宛先が現在ポインタLPが示すセルと同
一レベルのリンクリストの中に存在するかどうかを調べ
るものである。与えられた宛先と同じ宛先が存在した場
合は、当該セルを示すポインタの値(アドレス)を戻り
値とし、与えられた宛先が存在しなかった場合は、“同
じ宛先は見つからなかった”を戻り値とする。以下に本
処理の流れを説明する。
【0130】(22-1)ステップ22aにて、現在ポイン
タLPが指すセルの中に格納されている宛先が与えられた
宛先VALUEと同じかどうか調べる。同じであれば、ステ
ップ22bに進み、現在のLPの値を戻り値とし、本処理
を終了する。同じでない場合は、ステップ22cへ進
む。
【0131】(22-2)ステップ22cにて、次のセルへ
のポインタ値をLPに設定する。
【0132】(22-3)ステップ22dにて、次のセルへ
のポインタ値が終了記号かどうか調べる。終了記号であ
った場合、ステップ22eに進み、“同じ宛先はリスト
の中には見つからなかった”という値を戻り値とし、本
処理を終了する。次のセルへのポインタ値が終了記号で
なかった場合、ステップ22aに戻り、処理を継続す
る。
【0133】図23は、メール転送先一覧/転送経路一
覧表示処理DISP_ROUTEのフローチャートを示す。本処理
は、ユーザからの指示を受け付け、メール転送先一覧、
または、メール転送経路一覧のいずれかの表示処理を実
行するものである。以下に本処理の流れを説明する。
【0134】(23-1)ステップ23aにて、“転送通知
要”を設定して送信したメールの件名一覧を表示し、メ
ールの転送先一覧、もしくはメール転送経路一覧を表示
させるメールをユーザに選択させる。
【0135】(23-2)ステップ23bにて、上記につい
てユーザからの指示を受け付ける。
【0136】(23-3)ステップ23cにて、ユーザから
の指示はメール転送先一覧表示かどうか調べる。そうで
あれば、ステップ23dに進み、メール転送先一覧表示
処理DISP_TRANS_USER_IDを呼び出す。当該処理終了後、
ステップ23aに戻り、処理を継続する。ユーザからの
指示がメール転送先一覧表示でなければ、ステップ23
eに進む。
【0137】(23-4)ステップ23eにて、ユーザから
の指示はメール転送経路一覧表示かどうか調べる。そう
であれば、ステップ23fに進み、メール転送経路一覧
表示処理DISP_TRANS_ROUTEを呼び出す。当該処理終了
後、ステップ23aに戻り、処理を継続する。ユーザか
らの指示がメール転送経路一覧表示でなければ、ステッ
プ23gへ進む。
【0138】(23-5)ステップ23gにて、ユーザから
の指示は本処理の終了かどうか調べる。ユーザからの指
示が本処理の終了であれば、本処理を終了する。そうで
なければ、ステップ23aに戻り処理を継続する。
【0139】図24は、メール転送先一覧表示処理DISP
_TRANS_USER_IDのフローチャートを示す。本処理は、メ
ール転送先一覧表示処理のための現在ポインタLPの初期
化とメール転送先取得処理GET_IDの呼び出しを行う。以
下に本処理の流れを説明する。
【0140】(24-1)ステップ24aにて、転送経路リ
スト操作用ポインタLPに当該メールIDの転送経路リスト
の先頭ポインタの値を設定する。
【0141】(24-2)ステップ24bにて、メール転送
先取得処理GET_IDを呼び出す。当該処理終了後、本処理
を終了する。
【0142】図25および図26は、メール転送先取得
処理GET_IDのフローチャートを示す。本処理は、図20
に示した転送経路データ作成処理ROUTEDATA_CREATEで作
成した当該メールIDの転送経路リストから全ての転送先
を画面表示する。本処理は、再帰呼び出し可能なプログ
ラムである。また、本処理は、当該メールIDの転送経路
リストの現在操作中のセル位置を示すポインタLPを入力
とする。以下に本処理の流れを説明する。
【0143】(25-1)ステップ25aにて、現在ポイン
タLPが指すセルに格納されている宛先を取り出し、メー
ルの転送先として画面に表示する。
【0144】(25-2)ステップ25bにて、現在ポイン
タLPが指すセルの次のレベルへのポインタ値が終了記号
かどうか調べる。終了記号でなければ、第26図の26-1へ
分岐する。終了記号ならば、ステップ25cへ進む。
【0145】(25-3)ステップ25cにて、現在ポイン
タLPが指すセルの同レベルへのポインタ値が終了記号か
どうか調べる。終了記号であれば、本処理を終了する。
終了記号でなければ、ステップ25dへ進む。
【0146】(25-4)ステップ25dにて、現在ポイン
タLPをスタックへ格納する。これは、再帰呼び出し後に
処理を継続するためのものである。
【0147】(25-5)ステップ25eにて、現在ポイン
タLPに現在ポインタLPが指すセルの同レベルへのポイン
タ値を代入する。
【0148】(25-6)ステップ25fにて、本処理であ
るメール転送先取得処理GET_IDの再帰呼び出しを行う。
【0149】(25-7)ステップ25gにて、ステップ2
5dにて格納したLPについて、スタックから回復する。
そして、本処理を終了する。
【0150】図26は、図25のメール転送先取得処理
GET_IDの続きのフローチャートを示す。以下に本処理の
流れを説明する。
【0151】(26-1)ステップ26aにて、現在ポイン
タLPをスタックへ格納する。これは、再帰呼び出し後に
処理を継続するためのものである。
【0152】(26-2)ステップ26bにて、現在ポイン
タLPに現在ポインタLPが指すセルの次レベルへのポイン
タ値を代入する。
【0153】(26-3)ステップ26cにて、本処理であ
るメール転送先取得処理GET_IDの再帰呼び出しを行う。
【0154】(26-4)ステップ26dにて、ステップ2
6aにて格納したLPについて、スタックから回復する。
【0155】(26-5)ステップ26eにて、現在ポイン
タLPが指すセルの同レベルへのポインタ値は終了記号か
どうか調べる。終了記号ならば、本処理を終了する。終
了記号でなければ、ステップ26fへ進む。
【0156】(26-6)ステップ26fにて、現在ポイン
タLPをスタックへ格納する。これは、再帰呼び出し後に
処理を継続するためのものである。
【0157】(26-7)ステップ26gにて、現在ポイン
タLPに現在ポインタLPが指すセルの同レベルへのポイン
タ値を代入する。
【0158】(26-8)ステップ26hにて、本処理であ
るメール転送先取得処理GET_IDの再帰呼び出しを行う。
【0159】(26-9)ステップ26iにて、ステップ2
6fにて格納したLPについて、スタックから回復する。
そして、本処理を終了する。
【0160】図27は、図28および図29に示すメー
ル転送経路一覧表示処理で作成されるメール転送経路リ
ストである。これらは、図18のデータ構造から、転送
経路を一つずつを取り出したリストである。これらのリ
ストを使用して、転送経路一覧の画面表示を行う。
【0161】図28は、メール転送経路一覧表示処理DI
SP_TRANS_ROUTEのフローチャートを示す。本処理は、転
送経路リストを解析しながら転送経路を1つずつ取り出
し取得した転送経路を画面表示する。以下に本処理の流
れを説明する。
【0162】(28-1)ステップ28aにて、当該メール
IDの転送経路リストのコピーを作成する。これは、本
処理がリストの内容を変更しながら処理を行うためであ
る。コピーリストのほうを操作し、オリジナルリストを
破壊しないようにするためである。
【0163】(28-2)ステップ28bにて、リスト先頭
ポインタROOTにコピーリストの先頭アドレスを設定す
る。
【0164】(28-3)ステップ28cにて、現在ポイン
タLPおよび現在ポインタ退避用ポインタPREVPにROOTを
代入し、初期化する。
【0165】(28-4)ステップ28dにて、リスト先頭
ポインタROOTは終了記号かどうか調べる。ROOTが終了記
号なら、全ての処理を終了したことを示すので、本処理
を終了する。ROOTが終了記号でないならば、ステップ2
8eへ進む。
【0166】(28-5)ステップ28eにて、転送経路取
得処理GET_ROUTEを呼び出し、転送経路の1つを取得す
る。
【0167】(28-6)ステップ28fにて、ステップ2
8eで取得した転送経路を画面に表示する。その後、ス
テップ28cへ戻る。
【0168】図29は、転送経路取得処理GET_ROUTEの
フローチャートを示す。本処理は、与えられたLPが先頭
を示す転送経路リストを解析し、その中から一つの転送
経路を取得する。以下に本処理の流れを説明する。
【0169】(29-1)ステップ29aにて、現在ポイン
タLPが指すセルの宛先を取り出し、今回、取り出す転送
経路リストに追加する。
【0170】(29-2)ステップ29bにて、現在ポイン
タLPが指すセルの次のレベルへのポインタ値は終了記号
かどうか調べる。終了記号でないならば、ステップ29
cへ進む。終了記号ならば、ステップ29dへ進む。
【0171】(29-3)ステップ29cにて、現在ポイン
タ退避用ポインタPREVPに現在ポインタLPを代入する。
現在ポインタLPに現在ポインタLPが指すセルの次のポイ
ンタ値を代入する。その後、ステップ29aへ戻る。
【0172】(29-4)ステップ29dにて、現在ポイン
タの退避用ポインタPREVPは先頭ポインタROOTかどうか
調べる。PREVPの値がROOTでなければ、ステップ29e
へ進む。 PREVPの値がROOTならば、ステップ29fへ進
む。
【0173】(29-5)ステップ29eにて、現在ポイン
タ退避用ポインタPREVPが指すセルの次のレベルへのポ
インタ値に現在ポインタLPが指すセルの同レベルへのポ
インタ値を代入する。その後、本処理を終了する。
【0174】(29-6)ステップ29fにて、先頭ポイン
タROOTに現在ポインタLPが指すセルの同レベルへのポイ
ンタ値を代入する。その後、本処理を終了する。
【0175】以上の説明から明らかなように本実施形態
の電子メール装置によれば、メールの原作者が、作成し
たメールの転送先と転送経路を知ることができる。
【0176】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、メールの原作者が容易に作成したメールの転
送先と転送経路を知ることができるので、メールの原作
者は、自分が作成したメールが誰に、どのようなルート
を経て伝達されたかを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール装置の一実施形態のシステ
ム構成図である。
【図2】電子メールサーバがその記憶装置に保持する宛
先表である。
【図3】電子メールの転送を論理的に示す図である。
【図4】メール転送先一覧表示画面例である。
【図5】メール転送経路一覧表示画面例である。
【図6】電子メール種別を示す図である。
【図7】通常メールのデータ構造を示す図である。
【図8】転送通知メールのデータ構造を示す図である。
【図9】本実施形態による電子メール装置上で動作する
プログラムの構成図である。
【図10】電子メール装置のメイン処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】メール受信処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】メール作成処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】メール送信処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図14】受信メール表示処理手順を示すフローチャー
トである。
【図15】メール転送処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図16】転送通知メール作成処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図17】受信メールチェック処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図18】メール転送経路を保持する内部データ構造を
示す図である。
【図19】転送通知メールから作成される転送経路デー
タの例を示す図である。
【図20】転送経路データ作成処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図21】リストデータ追加処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図22】同一レベル内サーチ処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図23】メール転送先/転送経路一覧表示処理手順を
示すフローチャートである。
【図24】メール転送先一覧表示処理手順を示すフロー
チャートである。
【図25】メール転送先取得処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図26】メール転送先取得処理手順(図25の続き)
を示すフローチャートである。
【図27】図28、図29に示すメール転送経路一覧表
示処理で作成されるメール転送経路リストを示す図であ
る。
【図28】メール転送経路一覧表示処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図29】転送経路取得処理手順を示すフローチャート
である。
【図30】電子メール端末のハードウェア構成図であ
る。
【図31】電子メールサーバのハードウェア構成図であ
る。
【符号の説明】
WAN…上位ネットワーク、LAN−A…ローカルエリ
アネットワークA、LAN−B…ローカルエリアネット
ワークB、SERVER−A…電子メールサーバA、C
PU−A…電子メールサーバAの処理装置、DISK−
A…電子メールサーバAの記憶装置、SERVER−B
…電子メールサーバB、CPU−B…電子メールサーバ
Bの処理装置、DISK−B…電子メールサーバBの記
憶装置、PC−A−0…電子メール端末A−0、PC−
A−1…電子メール端末A−1、PC−A−2…電子メ
ール端末A−2、PC−B−0…電子メール端末B−
0、PC−B−1…電子メール端末B−1、PC−B−
2…電子メール端末B−2、A−0…電子メール利用者
A−0、A−1…電子メール利用者A−1、A−2…電
子メール利用者A−2、B−0…電子メール利用者B−
0、B−1…電子メール利用者B−1、B−2…電子メ
ール利用者B−2、1…処理部、 2…
メモリ、 3…入出力制御部、4…ネットワークアダ
プタ、 5…入出力装置、6…表示装置、7…プログラ
ム読み込み装置、8…記憶装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メールの送受信装置において、 メールの属性情報として、メールの原作者を示す情報を
    メールに付加する手段と、 メール受信者が当該メールを第三者へ転送した時、当該
    メールの転送者(メール受信者)とメールの転送先(第
    三者)の情報をメール原作者へ通知する手段と、 受信した転送通知から転送経路リストデータを作成し、
    当該リストデータを内部データとして保持する手段と、 その内部データを解析して、メール転送先一覧とメール
    転送経路一覧を表示する手段とより成る電子メール装
    置。
  2. 【請求項2】電子メールの送受信装置において、 メールの属性情報として、メールの原作者を示す情報を
    メールに付加する手段と、 メール受信者が当該メールを第三者へ転送した時、当該
    メールの転送者(メール受信者)とメールの転送先(第
    三者)の情報をメール原作者へ通知する手段と、 受信した転送通知から転送経路リストデータを作成し、
    当該リストデータを内部データとして保持する手段と、 その内部データを解析して、メール転送先一覧とメール
    転送経路一覧を表示する手段とを実行するプログラムを
    記録した媒体。
JP9153313A 1997-06-11 1997-06-11 電子メール装置 Pending JPH114250A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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