JPH1142496A - 微生物による汚廃水の浄化処理方法およびその装置 - Google Patents

微生物による汚廃水の浄化処理方法およびその装置

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JPH1142496A
JPH1142496A JP9213940A JP21394097A JPH1142496A JP H1142496 A JPH1142496 A JP H1142496A JP 9213940 A JP9213940 A JP 9213940A JP 21394097 A JP21394097 A JP 21394097A JP H1142496 A JPH1142496 A JP H1142496A
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JP
Japan
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wastewater
tank
treatment
microorganisms
aeration
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JP9213940A
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Nanao Teraoka
七男 寺岡
Rensai Cho
錬済 趙
Nobuki Kato
信樹 加藤
Hiromi Ikechi
弘見 池知
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Original Assignee
KL TRADING KK
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Publication date
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業廃水、家庭廃水、下水、糞尿などの汚廃
水のBOD、COD、SSを効果的に除去し、窒素、燐
をも含めて効率良く浄化処理するための方法及び異臭成
分を分解し悪臭の発生を防止すると共に抗生物質を分泌
して大腸菌等の溶菌を死滅させる機能を持った手法およ
びそれらの装置を提供する。 【構成】 回転処理部に汚廃水とバチルス菌を主体とし
た微生物および該微生物の活性剤を受入れ、合成樹脂質
などの繊維材による交錯多孔質組織回転体6を前記汚廃
水に部分浸漬させた条件下で回転作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微生物による有機汚
廃水浄化処理方法およびその装置に係り、各種産業や家
庭などから発生する廃水や下水ないし糞尿などの汚廃水
のBOD、COD、SSを効果的に除去し、また窒素、
燐をも含め効率高く浄化処理するための方法および異臭
成分を分解し悪臭の発生を抑制すると共に抗生物質を分
泌し大腸菌等の溶菌を死滅させる機能を備えた手法なら
びにそれらの好ましい装置を提供しようとするものであ
る。
【0002】なお本発明においてバチルス菌を主体とし
た微生物とは、大部分がバチルス(Bacillus)菌である
が、次のような微生物の何れか1種または2種以上を一
般的な処理において出現しているものと認められるもの
である。 1. オペルクラリア(Opercularia sp.) 2. ボルティケラ(Vorticella spp.) 3. キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum) 4. パラメシウム(Paramecium caudatum) 5. コルポーダ(Colpoda sp.) 6. コルピジウム(Colpidium colpoda) 7. ボド(Bodo spp.) 8. オイコモナス(Oicomonas termo) 9. モナス(Monas sp.) 10. プレウロモナス(Pleuromonas jaculans) 11. ラブドライムス(Rhabdolaimus sp.) 12. フィロジナ(Philodina sp.) 13. プリスチナ(Pristina sp.) 14. ゾーグレア(Zoogloea ramigera) 15. ベギアトア(Beggiatoa alba) 16. スフェロチルス(Sphaerotilus natans) また本発明において微生物の活性剤とは珪藻土、硫酸マ
グネシウムの何れか一方または双方であるが、これに更
にゼオライト、塩化ナトリウム、葡萄糖、腐葉土などを
添加混合したものである。
【0003】
【従来の技術】各種産業から発生する廃水や家庭からの
生活廃水ないし下水あるいは糞尿その他の汚廃水はその
まま放流することにより河川、湖沼ないし海洋汚染を来
し更には土層その他の生活環境を汚損することが明かで
あり、上記のような汚廃水を浄化処理することについて
は各施設ないし自治体などの機関において従来から種々
の検討、実施が重ねられて来た。即ち汚廃水を浄化する
には汚染物ないし汚染成分を分別、除去することがベー
スとなり、このような分別、除去法としては一般的に濾
過、沈澱などの物理的処理が採用されるが、それが困難
な場合には化学薬品などを用いて微細粒子または成分を
凝集させ、更にはそれらを複合して実施される。
【0004】また前記したような汚廃水の浄化におい
て、それらとは別に微生物の作用を利用した活性汚泥法
(或いは活性スラッジ法)に代表される汚染成分の除去
方法が一般的に提案実施されており、このような微生物
利用法によるものは物理的または化学的に除去困難な条
件下においても有効な分離を図り得るメリットがある。
しかも特別な薬品などを必要としないことから比較的低
コストとなるなどの特質を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来法に
よるものはそれぞれにメリットを有しているとしても、
またその反面においてそれなりの課題を有している。即
ち物理的な分別除去法によるものは特別な濾材や濾過層
などを必要とし、それらの準備ないし製作・交換に相当
の工数、コストを必要とし、しかも溶解成分や液状成分
などは分別できない不利がある。また化学薬品などを用
いた凝集分離法はその化学薬品のためのコストが不可欠
であると共にそれぞれの場合において多様な薬品などを
準備すべきこととなり、操業的にも煩雑となり、特別な
技術を必要とする。
【0006】微生物の作用を利用した汚染成分の除去方
法は上記したような不利を適切にカバーする方法と言う
ことができるが微生物は一般的に好気性菌と嫌気性菌の
如きに区分され、好気性菌は好気条件下で生育増殖し、
嫌気条件下においてはやがて死滅するのが一般的で、嫌
気性菌はこれと反対に嫌気条件下で生育増殖し、好気化
し或いは好気条件となることによって生育休止状態とな
り、更には死滅するのが普通である。然してこれらのも
のはその生育増殖条件下においては有機物または窒素、
燐を栄養分として吸収するが、生育休止状態ではそうし
た栄養分の吸収作用が停止することとなるから前記した
ような微生物を利用した廃水処理においては有機物は除
去されるが、窒素、燐は処理されないままに残ることと
なるのが一般的で有効な処理目的を達し得ないことが多
い。
【0007】即ち一般的な汚廃水においてはBOD、C
ODに代表される有機物と共に窒素分や燐酸分などが混
在しているのが普通で、このような汚廃水を処理するに
当っては好気性条件と嫌気性条件を形成した格別の処理
設備を採用し、それらの設備において夫々別個の処理を
しなければならないので設備的、時間的のいずれからし
ても不利が大であり、その処理操作が煩雑となり、また
処理設備が大型となり、更に処理時間も、少くとも24
時間以上、一般的には2〜3日あるいはそれ以上を必要
とし、設備費や運転操業費の如きの何れもが相当に嵩む
こととならざるを得ない。
【0008】更に好気性条件を用いて除去される前記B
OD、CODあるいはSS分などの除去に関してもその
設備は一般的に大型化せざるを得ず、即ち少くとも数十
トン、一般的には百トン以上の汚廃水を収容する大型設
備となるのが普通で、槽ないしタンクおよびそれらの設
備に対する給排水構成などからして相当に広い敷地から
準備することを必要とし、しかもそれなりの悪臭発生な
どが伴うことから工場内や居住区内において設備するに
適しないこととなり、従ってそれなりの遠隔地に設けら
れた処理設備まで汚廃水を運搬する車両なども不可欠と
なり、更には処理に必要な時間も2〜3日ないし10日
あるいはそれ以上のような長期間となるなどの不利を有
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における不利、欠点を解消することについて検
討を重ね、比較的小型な処理装置において好気性条件下
において空気量を変化させることにより廃水中における
含有不純分の全般(BOD、COD、SS、N−ヘキ、
窒素、燐、悪臭)を微生物によって的確に処理すること
のできる方法およびその装置を得ることに成功したもの
であって以下の如くである。
【0010】(1) 回転処理部に汚廃水とバチルス菌を
主体とした微生物および該微生物の活性剤を受入れ、合
成樹脂質などの繊維材による交錯多孔組織回転体を前記
汚廃水に部分浸漬させた条件下で回転作動させることを
特徴とした微生物による汚廃水の浄化処理方法。
【0011】(2) 汚廃水を順次に受入れるようにした
複数個の回転処理部に交錯繊維組織状態とされた多孔組
織回転体を回転させると共にバチルス菌を主体とする微
生物とその活性剤を添加した前記汚廃水を順次導入し、
上記した多孔組織回転体の回転によって空気を汚廃水中
に導入すると共に汚廃水を空気中に分散展開して処理す
ることを特徴とする微生物による汚廃水の浄化処理方
法。
【0012】(3) 複数個の回転処理部が密閉状態とし
て多孔組織回転体を回転させ、しかもそれら複数個の回
転処理部に対する空気供給量を一部において過剰状態と
すると共に残部において制限状態として変化させて処理
することを特徴とする前記(2)項に記載の微生物によ
る汚廃水浄化処理方法。
【0013】(4) 複数個の回転処理部による処理後に
複数個の曝気部による曝気処理を連続的に実施すること
を特徴とする前記(1)項〜(3)項の何れか1つに記
載の汚廃水浄化処理方法。
【0014】(5) 汚廃水とバチルス菌を主体とした微
生物および該微生物の活性剤を受入れるようにした回転
処理室に合成繊維などの繊維材による交錯多孔組織回転
体を前記汚廃水に部分浸漬させて回転させるようにした
ことを特徴とした微生物による汚廃水の浄化処理装置。
【0015】(6) 複数個の回転処理室と複数個の曝気
処理室より成り、前記回転処理室には交錯繊維組織状態
とされた多孔組織回転体を設けると共にそれら多孔組織
回転体を駆動するための駆動手段を備え、上記回転処理
室および曝気室にはそれぞれ密閉蓋を施すと共に空気供
給手段を備え、それら各室に対する給気量を変化させる
ようにしたことを特徴とする微生物による汚廃水の浄化
処理装置。
【0016】(7) 前記(6)に記載の回転処理室と曝
気室から成る汚廃水の浄化処理装置における端部曝気室
に沈澱槽を連結し、該沈澱槽に形成された分別機構に吸
上げ手段を設け、該吸上げ手段からの供給管路を前記回
転処理室または曝気室の何れか一方または双方に導くよ
うにしたことを特徴とする微生物による汚廃水の浄化処
理装置。
【0017】(8) 原水槽に液量調整槽、計量分配槽を
介して微生物槽を設け、該微生物槽に計量分配槽を介し
て複数個の回転処理室を順次に連結したことを特徴とす
る前記(5)〜(7)項の何れか1つに記載の微生物に
よる汚廃水の浄化処理装置。
【0018】
【発明の実施の形態】上記したような本発明について仔
細を説明すると、本発明者等は前記したような汚廃水の
処理目的でバチルス(Bacillus)菌を優占化(即ち完全
に独占しないまでも優占状態として生育させる)するこ
とにより好ましい処理結果の得られることを確認し、こ
のような優占化を的確に図って汚廃水処理を円滑且つ容
易に実現することに成功した。
【0019】即ちバチルス菌は単桿菌形態をなし、不利
な環境においては胞子を作ることのできるグラム陽性適
性菌であり、前述したような有機廃水処理の標準的シス
テムである標準活性汚泥法で発生する微生物群の中にも
含まれており、これを優占化培養することにより、下記
するような効果的特性を発揮する。 (1) 肉片、蛋白質、澱粉、脂肪などを分解し、資化、
増殖する。特に蛋白質を分解する細菌は少く、上記のよ
うな多様な分解、資化、増殖をなすことは汚廃水処理上
頗る有用である。 (2) 異臭成分を分解する。即ち、アンモニア、硫化水
素、アミン類などを有効に分解し臭気の発生を制減す
る。 (3) 胞子形成能力を有し、処理が進んで栄養分が少な
くなると、細胞の中に胞子を形成し、この胞子は悪条件
に強く、増殖した菌が死滅することなく、増殖した菌の
数が保持される。他の菌のように栄養細胞のままである
と、悪条件化では菌は死滅するが、バチルス菌はこのよ
うな胞子形成によって死滅しない。 (4) 更にバチルス菌は珪酸やマグネシウムを補給する
ことにより増殖が盛んとなり、胞子形成も良好となる。 (5) またバチルス菌は生化学的性質の異なった細菌が
混在すると、お互いに補い合って成育が盛んになり、ま
た強い酵素や胞子形成期に抗生物質を分泌し、大腸菌等
の溶菌を死滅させる。 (6) 上記したような性質から高菌体濃度の優先化が可
能となり、例えば109 〜1010個/mlのような優占化
が図られる。 (7) バチルス菌の細胞壁は吸着性があり、粘着物質で
覆われているため、吸着、凝集し易い。 (8) 更にバチルス菌は、納豆にみられるように、高栄
養条件下で、フィラメントを形成しなかなか解体しな
い。
【0020】然してバチルス菌は上記のように非常に効
果的な特性を有することが確認されているが一般的な有
機廃水処理システムの運転条件下では、バチルス菌より
その他の例えばオペルクラリア(Opercularia sp.)、ボ
ルティセラ(Vorticella) などの菌の活動が優勢で、バ
チルス菌の濃度が低く、このバチルス菌の増殖を促進す
る為に曝気方法等、運転条件を変化させても、バチルス
菌の成長特性のため、その優占化培養が容易でなく、こ
れを一般的な汚廃水処理システムで高濃度に維持する事
は難しい。なおバチルス菌は成長のために良い環境が造
成された時、糸状体を形成しながら急速に成長するが、
不利な環境では胞子を作り、休止状態に入ることは上記
の如くで、一般的な好気性微生物とは多くの相違点を示
すので、このバチルス菌を利用して汚廃水を処理するに
当ってはバチルス菌の増殖を促進させる増殖促進剤を用
いることが好ましい。
【0021】また上述したようなバチルス菌の増殖を促
進し高濃度を維持して有効な処理目的を達成するため、
本発明においては塩化ビニリデン系その他の合成繊維な
いし、豚毛、馬毛などをカール化して嵩高且つ不規則に
配列し、同じく塩化ビニリデン系その他の接着剤で少く
とも繊維相互間の交点を強力に接着させたカール化繊維
組織体を用い、このものを回転させることにより汚廃水
中と空気中に交互に位置せしめる運転条件下を採用する
ことによって、バチルス菌の旺盛な優占化培養とそれに
伴う汚廃水の処理を合理的に達成する。
【0022】即ち上記したようなカール化繊維組織体と
して代表的に塩化ビニリデン繊維などを用いたものは以
下のような特性を有している。 接触部分が非常に大きい特殊網状構造のため、汚廃
水および空気との接触部分が多く高い処理効果が得られ
る。 重量が軽く、しかも吸水しないので(かさ比重0.0
4〜0.08g/cm3)駆動モーターの電気代、メンテナン
スとも低廉である。 空間率が例えば97%以上のように大きいため接触
体の中への廃水と空気の出入が容易で処理効果が極めて
良好となる。 吸水性、吸湿性ともに前記したように殆ど無いため
廃水につけた時の重量変化がなく、カビや腐蝕の問題も
ない。 耐候性、耐薬品性、耐溶剤性に優れ、機械的強度も
大きい。 前記のように空間率の大きい立体網状構造の接触
体は多くのバチルス菌等の微生物保持が可能であって負
荷変動に強く、高い除去効果を得ることが出来る。 また前記のような網状構造体の中に多くの微生物群
(Bacillus菌主体)が生息するために空気中における酸
素の吸収効率を上げるべく回転速度を高めても低コスト
な運転操業をなすことができる。 上記のような立体網状構造であるから多量のバチル
ス菌の保持が可能で10,000〜30,000ppm のよう
な高濃度廃水に対しても無稀釈で対応することが出来
る。 上記のようにバチルス菌を主体とすることからバチ
ルス菌の特性上発生余剰汚泥量が少いし、硝化脱窒に大
きな効果を得ることができる。
【0023】上述したような本発明によるバチルス菌を
優占化して汚廃水を浄化処理するのに好ましい処理装置
として本発明者等の提案する代表的な設備としては図6
または図7に示す如くであって、適宜に前処理された汚
廃水を送入するための連結管によって処理すべき汚廃水
が定量的に送入されるようにされた処理機構2は汚廃水
受入部22の軸方向両側に対設された軸受部25によっ
て軸承され、駆動機構24によって駆動されるが、この
ような回転軸23に配装されているのが回転体6であ
り、即ち回転体6は少くとも10〜30個の如き多数個
が回転軸23に積層状に取付けられたものであって、各
回転体6の周側部には別に図7において示すように鍔部
27aと軸部27bより成るスペーサ27が配装されそ
の軸部27bは中空とされて連結軸を挿通固定し立体網
状構造の合成繊維組織体である回転体6を所定の間隔を
保持した状態として組付けしめ、この状態で少くとも1
0枚、一般的に20枚以上である回転体6群を一体化し
て回転するように成っている。
【0024】上記のような回転体6群の適当な速度によ
る回転によって各処理機構2内の下部に収容された汚廃
水中とその上部における空気層に対し各回転体6を形成
する繊維組織が順次且つ交互に進入接触せしめられ、繊
維組織に対する液体分(汚廃水)と空気とが交互に適切
な状態で供給される。カバー21には適宜に点検窓25
が設けられていて内部における作動状態を確認すること
ができる。
【0025】各回転体6は前記したように塩化ビニリデ
ンのようにそれなりの剛性を有する合成繊維材を適度に
屈曲加工したものを不規則な混合状態として集合せし
め、同じく塩化ビニリデン系接触剤をスプレー方式によ
って散布附着せしめ各繊維の交点部分における前記接着
剤の集合凝結によって一体化させ、嵩比重が0.04g/
cm3 〜0.08g/cm3 で空隙率が90%以上、特に93
〜98.5%程度とすることによって前記したような回転
時における汚廃水と空気の空隙組織に対する出入を容易
とし、バチルス菌を主体とした微生物の生育を旺盛化し
て好ましい処理効果を得しめる。
【0026】上記のように嵩比重が小で、空隙率の高い
合成繊維材による回転体6は例えば直径が2m程度の大
型部体であっても回転駆動のための駆動力が僅少でよい
こととなり、しかも汚廃水との接触面積が大であると共
に組織中への空気および汚廃水の出入が円滑でバチルス
菌などの好ましい組織内繁殖を図り、このように旺盛な
繁殖が図られた後に前記したような多段処理における供
給空気量を適当に制御することによって好気性条件下か
ら準嫌気状態またはそれに近い条件下に亘る多様な変化
が与えられるこことなって硝化や脱窒のような作用が適
切に行われることとなり、従来技術において求めること
のできない作用が得られ処理効果を充分に向上する。
【0027】上記したような作用が適切に得られる結果
として、廃水BODが20000ppm 程度まで無稀釈で
処理することが可能となり、また臭気成分を分解し悪臭
を除去し、汚泥フロックの圧密安定化し、沈澱槽の汚泥
沈降性向上、脱水機による高効率脱水の実現、余剰汚泥
の減少、温度変化に対し適切に耐え、微生物の活性化、
大腸菌などに対する殺菌作用のような多くの優れた作用
効果が確認される。
【0028】更に本発明においては前記したような図
6、図7の機構を複合して採用しそれなりの量産的な各
種食品その他の製造工場などに適用するのに好ましい汚
廃水処理設備についての全般的構成関係の1例は図1に
示す如くで、またその各部の構成は別に図2〜図5に示
す如くであって原水槽10に液量調整槽11、計量分配
槽12を介した微生物槽13、この微生物槽13から同
じく計量分配槽12を介した中継槽14が連結され、
該、計量分配槽12には回転処理機構槽2、2、2、2
を介して曝気槽3、3、3、3が連結され、更にこの曝
気槽3群に連結された沈澱槽4で濃縮分離されたバチル
ススラッジの供給管15からの分岐管15a、15bが
回転処理、機構2、曝気槽3のの各供給側および微生物
槽13や汚泥貯留槽5などに連結されていて活性化され
たバチルス菌液をそれぞれ送給するようになっている。
【0029】更に前記のように沈澱槽4の中央底部に形
成された摺鉢状のバチルススラッジ集合部4aから引出
された前記供給管15は前述したように途中で分岐され
て曝気槽3群に導かれているが、上記した沈澱槽4には
放流ピット7が連結されていて適宜に放流するようにさ
れ、また中継槽14上に設けられた計量分配槽12から
定量的に導出される連結管16は多孔組織体による回転
体6を設けた複数基の回転処理機構2群に順次導かれて
から前記曝気槽3群に連結管19で導かれている。
【0030】また上記曝気槽3群の処理を経た液は沈澱
槽4に導かれて沈澱処理を受け、その上澄液は放流ピッ
ト7に導かれて放流されるが、上記したような回転処理
機構2群および曝気槽3群に対してはブロワー9からの
送気管17、18が夫々導かれて各機構2および槽3に
空気を送入するが、このような送気管17、18による
送気量は連結管15、16による導入側第1槽がそれら
送気管17、18による全送気量の2分の1以上であっ
て、その他の少なくとも2槽で、一般的には3槽または
それ以上である複数槽3または複数機構2に対して残部
送気量を分割して供給し、即ち導入側第1槽の槽3また
は2に充分な空気を供給し、残部の槽3または機構2に
おいては給気量が制限されるよう適宜にバルブなどの制
御手段を操作調整して供給する。
【0031】実地的に上記したバチルス菌を主体として
本発明による前記したような装置を運転操業した結果に
よれば、上述したように設けられた各曝気槽3または各
回転処理機構2に対する給気量の分配関係として、より
好ましい状態としては、図示のように4個〜6個の曝気
槽6および回転処理機構2を用いる場合において、上記
したような導入側の第1槽3または第1機構2が前供給
量の60%以上、好ましくは70%以上とし、残部の各
槽6群または各機構8群においては40%以下とするこ
とが適切である。
【0032】なお上記したような図示のものにおいて、
原水槽10は2槽に分割され、第1槽と第2槽の間には
スクリーン20が設けられ、適宜に濾過されてから第2
槽に移されてから流量調整槽11に送られるように成っ
ており、また各計量分配槽12においてそれぞれ定量的
に計量した原水を微生物槽13または回転処理機構2に
送り出すように成っている。
【0033】上記したような本発明によるものの具体的
な操業例について説明すると、前記した図6、7に示し
たような機構は単体で食品製産設備などから発生する廃
水に対する浄化目的に用いることができる。即ちこの図
6、7に示す機構は回転体6が10枚以上、一般的に2
0枚前後あるいはそれ以上が図6のように列設されたも
のとして採用され、このような回転体2の下部半域が汚
廃水中に沈漬された状態で回転されることにより従来が
この活性汚泥法などに従った浄化処理に比し20倍以上
のBOD、CODおよびSSなどの除去清浄効果の得ら
れることが確認されており、即ち従来の活性汚泥法によ
る装置においては250トン程度の処理槽設備で得られ
る浄化効果を径2mの回転体6を20枚列設した汚廃水
容量4トン程度の設備で充分に達成し得ることが知られ
ている。
【0034】上記したような作用が適切に得られる結果
として、廃水BODが20000ppm 程度まで無稀釈で
処理することが可能となり、また臭気成分を分解し悪臭
を除去し、汚泥フロックの圧密安定化、沈澱槽の汚泥沈
降性向上、脱水機による高効率脱水の実現、余剰汚泥の
減少、温度変化に対し適切に耐え、微生物の活性化、大
腸菌などの殺菌のような多くの優れた作用効果が確認さ
れる。
【0035】即ち、図6、7に示したような機構単体を
用いた運転操業例として住宅地下水処理場から得られる
原水BOD5 が160mg/l、CODMNが105mg/
l、SSが278mg/l、T−Nが33mg/l、T−P
が13mg/lの原水を導入し、バチルス菌スラッジ51
kgと硫酸マグネシウム3kgとを添加して6〜8時間に亘
って塩化ビニリデン繊維による空隙率96.3%、嵩比重
0.058g/cm3 とされた緩解締結状態で、直径2.0m
とされた回転円板部体6を24枚列設した回転体6群を
4回/min の速度で回転させ、後段の曝気槽と併せて処
理した結果はBOD、CODおよびSSについて97〜
98.5%と高い効率で除去処理し得ることが確認され
た。
【0036】し尿浄化の場合について説明すると、し尿
処理場から得られる原水BOD5 が11000mg/l、
CODMNが7990mg/l、T−Nが3800mg/l、
T−Pが550mg/lの原水を導入し、バチルス菌40
0kgと硫酸マグネシウム20kgとを添加して6〜8時間
に亘って塩化ビニリデン繊維による空隙率96.3%、嵩
比重0.058g/cm3 とされた緩解締結状態で、直径2.
0mとされた回転円板部体を24枚列設した回転体6群
を4回/min の速度で回転させ、後段の曝気槽と併せて
処理した結果はBOD、COD、T−N、T−Pについ
て97〜98.5%と高い効率で除去処理し得ることが確
認された。
【0037】また、これとは別に前記した図1〜図5に
示したような本発明の装置を用いて具体的に運転操業し
た具体的な食料品製造工場における実施例について説明
すると、牛乳およびジュース製造工場として第1日、第
2日および第3日に発生排出される原水のBODは32
8〜502mg/l、CODは1325〜1777mg/
l、SSは233〜720mg/lであり、また窒素分
(T−N)は69〜80mg/l、燐分(T−P)が19
〜26mg/lであって、工場廃水は日量で約2500m3
前後である条件下において、図6に示したように回転軸
23より下方に4m3の前記原水を収容して塩化ビニリデ
ンによる4000デニールの合成繊維を用い、これを塩
化ビニリデンによる接着剤を用いて空隙率が95.7%で
嵩比重が0.06g/cm3 とされた不規則な緩解状態とし
て接合点で結着締結した組織体を用いて図6、7に示し
たような直径が2mの円板状に成形した回転体6を24
枚列設したものを用い、図3に示したような回転処理機
構槽2、2、2、2と曝気槽3、3、3、3によって処
理する作業を前記のように第1日〜第3日に亘って実施
した。
【0038】なお比較例として従来からの活性汚泥法を
第1〜第3日に亘ってそれぞれ採用し、上記したところ
と同じ牛乳ジュース製造工場からの廃水を用いて処理し
た結果を前述した本発明の実施例の場合と対比して示す
と次の表1の如くであって、本発明によるものはBOD
およびCODやSSにおいても98〜99%とそれなり
に高い効率を得ているが、窒素分、燐分に関するT−N
およびT−Pにおいてそれぞれ大幅の向上を得しめてお
り、活性汚泥法の51〜75%に対し74〜98%と充
分に高めていることが確認された。なお処理時間につい
ては活性汚泥法は24時間またはそれ以上であるのに対
し、本発明によるものは6〜8時間であって、3分の1
以下の充分に短縮された処理によって上記のような結果
が得られた。
【0039】
【表1】
【0040】また上記とは別に新しく開発された市街地
の下水処理場において日量が約40000m3の条件下で
晩秋より翌年1月末に亘に約3ヵ月期間内に15〜50
日の間隔を採って第1〜第4日の間4日間における廃水
に対して上記同様に活性汚泥法と本発明法とを実施した
結果は次の表2に示す如くである。
【0041】
【表2】
【0042】即ち、この場合においても、BOD、CO
DおよびSSに関しては本発明法によるものが少くとも
活性汚泥法と同等ないしそれ以上の結果を得しめ、しか
も窒素や燐に関しては活性汚泥法の15.6〜57.1%に
対して40.2〜92.5%と大幅に向上した効率を得しめ
ていることが確認された。また処理時間は活性汚泥法の
約24時間に対して本発明法によるものは6〜8時間で
充分であり、設備を設けるための敷地面積は活性汚泥法
の生物処理部分が約635m2であるのに対して本発明法
によるものは約121m2で充分であった。
【0043】上記したような本発明によるものは回転処
理部に汚廃水とバチルス菌を主体とした微生物および該
微生物の活性剤を受入れ、合成樹脂質などの繊維材によ
る交錯多孔組織回転体を前記汚廃水に部分浸漬させた条
件下で回転動作させることによりBOD、COD、SS
のような成分を従来の活性汚泥法に比し数十倍の高能率
性を以て除去することができ、コンパクトな設備によっ
て好ましい汚廃水の浄化処理を可能とする。
【0044】汚廃水を順次に受入れるようにした複数個
の回転処理部に交錯繊維組織状態とされた多孔組織回転
体を回転させると共にバチルス菌を主体とする微生物そ
その活性剤を添加した前記汚廃水を順次導入し、上記し
た多孔組織回転体の回転によって空気を汚廃水中に導入
すると共に汚廃水を空気中に分散展開して処理すること
によって上述したような高能率な浄化処理を相当に大量
の汚廃水発生設備に対し有効に適用せしめ得る。
【0045】複数個の回転処理部が密閉状態として多孔
組織回転体を回転させ、しかもそれら複数個の回転処理
室の中2番目以下の回転処理室に対する空気供給量を制
限状態として変化させて処理することによってBOD、
COD、SSと共に窒素分、燐酸分の如きをも有効に除
去せしめ得る浄化処理を可能とする。
【0046】複数個の回転処理部による処理後に複数個
の曝気室による曝気処理を実施することによって処理の
高能率性を確保しながら各成分の除去清浄化効率を高め
る。
【0047】汚廃水とバチルス菌を主体とした微生物お
よび該微生物の活性剤を受入れるようにした回転処理室
に合成繊維などの繊維材による交錯多孔組織回転体を前
記汚廃水に部分浸漬させて回転させるようにしたこと汚
廃水と空気との接触を充分に高め、バチルス菌を主体と
した微生物が汚廃水中含有成分を消化吸収して浄化する
作用を円滑化する。
【0048】複数個の回転処理室と複数個の曝気処理室
より成り、前記回転処理室には交錯繊維組織状態とされ
た多孔組織回転体を設けると共にそれら多孔組織回転体
を駆動するための駆動手段を備え、上記回転処理室およ
び曝気室にはそれぞれ密閉蓋を施すと共に空気供給手段
を備え、それら各室に対する給気量を後段側で制限させ
るようにしたことにより複数個の回転処理室および曝気
処理室における前段において微生物の好気条件での生育
を充分に図り、しかも後段において準嫌気状態を形成し
て前記微生物による窒素分、燐酸分消化を有効に図らし
め、それらの何れをも浄化した処理結果を得しめる。
【0049】前記したような回転処理室と曝気室から成
る汚廃水の浄化処理装置における後端部曝気室に沈澱槽
を連結し、該沈澱槽に形成された分別機構に吸上げ手段
を設け、吸上げ手段からの供給管路を前記回転処理室ま
たは曝気室の何れか一方または双方の前端側に導くよう
にしたことによって浄化処理工程を終了して得られた微
生物スラッジをそれら回転処理室または曝気室の何れか
一方または双方における前端側に供給添加せしめて連続
的な微生物利用浄化処理を円滑に図らしめる。
【0050】原水槽に液量調整槽、計量分配槽を介して
微生物槽を設け、該微生物槽に計量分配槽を介して複数
個の回転処理室を順次に連結したことによって適正な量
の原水を回転処理室に順次供給し円滑且つ適切な浄化処
理を有効に図らしめる。
【0051】
【発明の効果】上記説明したような本発明によるならば
BODやCODないしSS分についても適切に処理効率
を高め得、特に窒素分や燐酸分に関して従来法において
求めることのできない大幅な効率アップを得しめ、しか
もその処理時間を充分に短縮し、更には処理設備のコン
パクト化の如きを共に達成することが可能であって、何
れにしても各種産業や家庭などから発生する各種廃水や
下水ないし糞尿などにおけるBOD、COD、SS分お
よびそれらに併せて窒素分、燐分などの汚損成分を効率
高く浄化することができるものであるから工業的にその
効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の全般的構成関係を示した説
明図である。
【図2】図1における前段部分を拡大して示した説明図
である。
【図3】前記図1における後段部分を拡大して示した説
明図である。
【図4】その回転処理機構における送気状態を示した部
分的説明図である。
【図5】その曝気槽群における送気状態を示した部分的
説明図である。なおこれら図1〜図5においては回転処
理機構におけるカバーなどは省略されている。
【図6】本発明における回転処理機構の1例についての
部分切欠側面図である。
【図7】その回転部体配設状態を部分的に示した斜面図
である。
【符号の説明】
2 回転処理機構槽 3 曝気槽 4 沈澱槽 5 汚泥貯留槽 6 回転体 7 放流ピット 9 ブロワー 10 原水槽 11 流量調整槽 12 計量分配槽 13 微生物槽 14 中継槽 15 連結管 15a、15b その分岐管 16 連結管 17 曝気槽に対する送気管 18 回転処理機構槽に対する送気管 19 回転処理機構からの連結管 20 スクリーン 21 カバー 22 汚廃水受入部 23 回転軸 24 駆動機構 25 軸受部 26 連結管 27 スペーサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12N 1/20 C12R 1:07)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転処理部に汚廃水とバチルス菌を主体
    とした微生物および該微生物の活性剤を受入れ、合成樹
    脂質などの繊維材による交錯多孔組織回転体を前記汚廃
    水に部分浸漬させた条件下で回転作動させることを特徴
    とした微生物による汚廃水の浄化処理方法。
  2. 【請求項2】 汚廃水を順次に受入れるようにした複数
    個の回転処理部に交錯繊維組織状態とされた多孔組織回
    転体を回転させると共にバチルス菌を主体とする微生物
    とその活性剤を添加した前記汚廃水を順次導入し、上記
    した多孔組織回転体の回転によって空気を汚廃水中に導
    入すると共に汚廃水を空気中に分散展開して処理するこ
    とを特徴とする微生物による汚廃水の浄化処理方法。
  3. 【請求項3】 複数個の回転処理部を密閉状態として多
    孔組織回転体を回転させ、しかもそれら複数個の回転処
    理部に対する空気供給量を一部において過剰状態とする
    と共に残部において制限状態として変化させて処理する
    ことを特徴とする請求項2に記載の微生物による汚廃水
    浄化処理方法。
  4. 【請求項4】 複数個の回転処理部による処理後に複数
    個の曝気部による曝気処理を連続的に実施することを特
    徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の汚廃水浄化
    処理方法。
  5. 【請求項5】 汚廃水とバチルス菌を主体とした微生物
    および該微生物の活性剤を受入れるようにした回転処理
    室に合成繊維などの繊維材による交錯多孔組織回転体を
    前記汚廃水に部分浸漬させて回転させるようにしたこと
    を特徴とした微生物による汚廃水の浄化処理装置。
  6. 【請求項6】 複数個の回転処理室と複数個の曝気処理
    室より成り、前記回転処理室には交錯繊維組織状態とさ
    れた多孔組織回転体を設けると共にそれら多孔組織回転
    体を駆動するための駆動手段を備え、上記回転処理室お
    よび曝気室にはそれぞれ密閉蓋を施すと共に空気供給手
    段を備え、それら各室に対する給気量を変化させるよう
    にしたことを特徴とする微生物による汚廃水の浄化処理
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の回転処理室と曝気室か
    ら成る汚廃水の浄化処理装置における端部曝気室に沈澱
    槽を連結し、該沈澱槽に形成された分別機構に吸上げ手
    段を設け、該吸上げ手段からの供給管路を前記回転処理
    室または曝気室の何れか一方または双方に導くようにし
    たことを特徴とする微生物による汚廃水の浄化処理装
    置。
  8. 【請求項8】 原水槽に液量調整槽、計量分配槽を介し
    て微生物槽を設け、該微生物槽に計量分配槽を介して複
    数個の回転処理室を順次に連結したことを特徴とする請
    求項5〜7の何れか1つに記載の微生物による汚廃水の
    浄化処理装置。
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