JPH1142297A - ゴルフボール射出成形用金型及びゴルフボール射出成形方法 - Google Patents
ゴルフボール射出成形用金型及びゴルフボール射出成形方法Info
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- JPH1142297A JPH1142297A JP9217045A JP21704597A JPH1142297A JP H1142297 A JPH1142297 A JP H1142297A JP 9217045 A JP9217045 A JP 9217045A JP 21704597 A JP21704597 A JP 21704597A JP H1142297 A JPH1142297 A JP H1142297A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/2701—Details not specific to hot or cold runner channels
- B29C45/2708—Gates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14819—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being completely encapsulated
-
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【解決手段】 キャビティ内に配設されたゴルフボール
コア３を該キャビティ内の中央部に支持し、コア３とキ
ャビティ壁面２′との間の空隙にゲート部９を通してカ
バー成形材料を供給すると共に、この空隙２′をカバー
成形材料が充満した際にピンをキャビティから退出させ
てゴルフボールを射出成形する金型において、上記ゲー
ト部９をキャビティ内へのカバー成形材料の射出方向が
コア中心Ｃとずれるように設けたことを特徴とする。 【効果】 コアの偏芯が極めて少なく、シンメトリー性
に優れたゴルフボールが得られるものであり、特にコア
が大径で、該コアに薄肉のカバーを射出成形する場合に
好適なものである。
コア３を該キャビティ内の中央部に支持し、コア３とキ
ャビティ壁面２′との間の空隙にゲート部９を通してカ
バー成形材料を供給すると共に、この空隙２′をカバー
成形材料が充満した際にピンをキャビティから退出させ
てゴルフボールを射出成形する金型において、上記ゲー
ト部９をキャビティ内へのカバー成形材料の射出方向が
コア中心Ｃとずれるように設けたことを特徴とする。 【効果】 コアの偏芯が極めて少なく、シンメトリー性
に優れたゴルフボールが得られるものであり、特にコア
が大径で、該コアに薄肉のカバーを射出成形する場合に
好適なものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボール射出
成形用金型及び該金型を用いたゴルフボール射出成形方
法に関し、更に詳述すると、ゲート部をキャビティ内へ
のカバー成形材料の射出方向がコア中心とずれるように
設けることにより、コアの偏芯が極めて少なく、シンメ
トリー性に優れたゴルフボールを得ることができるゴル
フボール射出成形用金型及び該金型を用いたゴルフボー
ル射出成形方法に関する。
成形用金型及び該金型を用いたゴルフボール射出成形方
法に関し、更に詳述すると、ゲート部をキャビティ内へ
のカバー成形材料の射出方向がコア中心とずれるように
設けることにより、コアの偏芯が極めて少なく、シンメ
トリー性に優れたゴルフボールを得ることができるゴル
フボール射出成形用金型及び該金型を用いたゴルフボー
ル射出成形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、成形用金型を用いたゴルフボールの成形方法、特に
コアとカバーとからなるゴルフボールにおいて、コアの
周囲にカバーを成形する方法としては射出成形法と加熱
加圧成形法が挙げられる。
り、成形用金型を用いたゴルフボールの成形方法、特に
コアとカバーとからなるゴルフボールにおいて、コアの
周囲にカバーを成形する方法としては射出成形法と加熱
加圧成形法が挙げられる。
【０００３】中でも、射出成形法はバリの発生が少な
く、加熱加圧成形法では必要なハーフカップを作製する
工程、ハーフカップをコアに被せる工程などが不要であ
り、製造工程が簡便なために広く使用されている。この
ような射出成形法としては、例えば、ツーピースソリッ
ドゴルフボールを例にとって説明すると、図７に示した
ように、上型モールド１ａと下型モールド１ｂとからな
るカバー成形用金型１のキャビティ２内にソリッドコア
３を中子として挿入し、このコア３をサポートピン４で
上下方向（垂直方向）から支持することにより、この金
型の中空球状のキャビティ２内の中央部にコア３を配置
し、この状態で、熱可塑性樹脂からなるカバー成形材料
を射出成形機（図示せず）内で溶融し、この溶融カバー
成形材料を、図８（Ａ），（Ｂ）に示したように、主ラ
ンナー１２を通してリング状のコールドランナー１１に
導入し、このリング状ランナー１１の内周縁部に周方向
に沿ってキャビティ外周面１３に配した複数のノズル部
１０先端のキャビティ内に連通するゲート部９を介し
て、コアとキャビティ壁面との空隙２ａに射出供給する
と共に、このカバー成形材料５の射出完了直前又は射出
完了と同時にカバー成形材料５からサポートピン４をキ
ャビティ面位置まで後退させることにより、コア３を多
数のディンプルを有するカバーで被覆し、冷却後、上型
モールド１ａの型開き後に、下型モールド１ｂから成形
ゴルフボールを離型後、取り出す方法が一般に採用され
ている。
く、加熱加圧成形法では必要なハーフカップを作製する
工程、ハーフカップをコアに被せる工程などが不要であ
り、製造工程が簡便なために広く使用されている。この
ような射出成形法としては、例えば、ツーピースソリッ
ドゴルフボールを例にとって説明すると、図７に示した
ように、上型モールド１ａと下型モールド１ｂとからな
るカバー成形用金型１のキャビティ２内にソリッドコア
３を中子として挿入し、このコア３をサポートピン４で
上下方向（垂直方向）から支持することにより、この金
型の中空球状のキャビティ２内の中央部にコア３を配置
し、この状態で、熱可塑性樹脂からなるカバー成形材料
を射出成形機（図示せず）内で溶融し、この溶融カバー
成形材料を、図８（Ａ），（Ｂ）に示したように、主ラ
ンナー１２を通してリング状のコールドランナー１１に
導入し、このリング状ランナー１１の内周縁部に周方向
に沿ってキャビティ外周面１３に配した複数のノズル部
１０先端のキャビティ内に連通するゲート部９を介し
て、コアとキャビティ壁面との空隙２ａに射出供給する
と共に、このカバー成形材料５の射出完了直前又は射出
完了と同時にカバー成形材料５からサポートピン４をキ
ャビティ面位置まで後退させることにより、コア３を多
数のディンプルを有するカバーで被覆し、冷却後、上型
モールド１ａの型開き後に、下型モールド１ｂから成形
ゴルフボールを離型後、取り出す方法が一般に採用され
ている。
【０００４】なお、図７中６はガス抜き用孔、７はこの
孔６内に挿入、固定された固定ピンであり、成形時にキ
ャビティ２内の空気などはガス抜き用孔６と固定ピン７
との間の間隙８を通って外部に排出される。また、Ｐは
パーティング面である。
孔６内に挿入、固定された固定ピンであり、成形時にキ
ャビティ２内の空気などはガス抜き用孔６と固定ピン７
との間の間隙８を通って外部に排出される。また、Ｐは
パーティング面である。
【０００５】この場合、図８（Ａ），（Ｂ）に示したよ
うに、上記ゲート部９はキャビティ面２’への連結角度
がキャビティ面２’の接線方向に対して直角で、カバー
成形材料が上記コア３の中心Ｃに向けて射出されるよう
に形成されているために、上記サポートピン４による支
持のみでは、ゲート部９からのカバー成形材料による射
出圧に耐えきれず、コア３が偏芯してしまうおそれがあ
る。特に、大径コアに薄肉のカバーを射出成形する場合
は、コアとキャビティ壁面との空隙がかなり狭くなり、
通常よりも高い射出圧をかける必要がある。その結果、
コアに強い射出圧がかかってしまい、コアの偏芯が生じ
易くなり、成形されたゴルフボールのシンメトリー性が
低下し、ボールの打撃位置により飛距離や弾道に差が生
じ、安定した飛行特性が得られなくなるという問題があ
る。
うに、上記ゲート部９はキャビティ面２’への連結角度
がキャビティ面２’の接線方向に対して直角で、カバー
成形材料が上記コア３の中心Ｃに向けて射出されるよう
に形成されているために、上記サポートピン４による支
持のみでは、ゲート部９からのカバー成形材料による射
出圧に耐えきれず、コア３が偏芯してしまうおそれがあ
る。特に、大径コアに薄肉のカバーを射出成形する場合
は、コアとキャビティ壁面との空隙がかなり狭くなり、
通常よりも高い射出圧をかける必要がある。その結果、
コアに強い射出圧がかかってしまい、コアの偏芯が生じ
易くなり、成形されたゴルフボールのシンメトリー性が
低下し、ボールの打撃位置により飛距離や弾道に差が生
じ、安定した飛行特性が得られなくなるという問題があ
る。
【０００６】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、カバーが薄い場合でもコアの偏芯が極めて少なく、
シンメトリー性に優れたゴルフボールを得ることができ
るゴルフボール射出成形用金型及び該金型を用いたゴル
フボール射出成形方法を提供することを目的とする。
で、カバーが薄い場合でもコアの偏芯が極めて少なく、
シンメトリー性に優れたゴルフボールを得ることができ
るゴルフボール射出成形用金型及び該金型を用いたゴル
フボール射出成形方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、互いに分割可能に接合されることにより内
部に球状キャビティを形成する上型及び下型と、これら
上下型にそれぞれキャビティに向けて進退可能に配設さ
れたサポートピンと、キャビティ内に連通し、射出成形
機に連絡されて、この射出成形機からのカバー成形材料
をキャビティ内に供給するゲート部とを具備してなり、
上記サポートピンをキャビティ内に進入させて、このキ
ャビティ内に配設されたゴルフボールコアを該キャビテ
ィ内の中央部に支持し、上記コアとキャビティ壁面との
間の空隙に上記ゲート部を通してカバー成形材料を供給
すると共に、この空隙をカバー成形材料が充満した際に
上記ピンをキャビティから退出させてゴルフボールを射
出成形する金型において、上記ゲート部をキャビティ内
へのカバー成形材料の射出方向がコア中心とずれるよう
に設けたことを特徴とするゴルフボール射出成形用金型
を提供する。
成するため、互いに分割可能に接合されることにより内
部に球状キャビティを形成する上型及び下型と、これら
上下型にそれぞれキャビティに向けて進退可能に配設さ
れたサポートピンと、キャビティ内に連通し、射出成形
機に連絡されて、この射出成形機からのカバー成形材料
をキャビティ内に供給するゲート部とを具備してなり、
上記サポートピンをキャビティ内に進入させて、このキ
ャビティ内に配設されたゴルフボールコアを該キャビテ
ィ内の中央部に支持し、上記コアとキャビティ壁面との
間の空隙に上記ゲート部を通してカバー成形材料を供給
すると共に、この空隙をカバー成形材料が充満した際に
上記ピンをキャビティから退出させてゴルフボールを射
出成形する金型において、上記ゲート部をキャビティ内
へのカバー成形材料の射出方向がコア中心とずれるよう
に設けたことを特徴とするゴルフボール射出成形用金型
を提供する。
【０００８】この場合、ゲート部のキャビティ面への連
結角度をキャビティ面の接線方向に対して１５〜７５度
とし、このゲート部を上下型のパーティング面に等間隔
離間して配設し、上記上下型を互いに接合することによ
り管状に形成するか、又はキャビティの経線上に沿って
等間隔離間して配設し、ゲート部を金型全体で４〜１６
個配設すること、特にゲート部からキャビティ内に射出
されるカバー成形材料の力のベクトルの総和が０となる
ようにゲート部を設けることが、コアの偏芯が極めて少
なく、シンメトリー性に優れたゴルフボールを製造する
上で好ましい。
結角度をキャビティ面の接線方向に対して１５〜７５度
とし、このゲート部を上下型のパーティング面に等間隔
離間して配設し、上記上下型を互いに接合することによ
り管状に形成するか、又はキャビティの経線上に沿って
等間隔離間して配設し、ゲート部を金型全体で４〜１６
個配設すること、特にゲート部からキャビティ内に射出
されるカバー成形材料の力のベクトルの総和が０となる
ようにゲート部を設けることが、コアの偏芯が極めて少
なく、シンメトリー性に優れたゴルフボールを製造する
上で好ましい。
【０００９】また、本発明は、上記本発明の射出成形用
金型を用いて、該金型の上型と下型とを互いに分割可能
に接合して内部に中空球状キャビティを形成し、このキ
ャビティ内にゴルフボールコアを配設すると共に、上記
上下型にそれぞれキャビティに向けて進退可能に配設し
たサポートピンをキャビティ内に進入させて上記コアを
キャビティ中央部に支持し、この状態で上記コアとキャ
ビティ壁面との空隙に、キャビティ内に連通したゲート
部からカバー成形材料を射出供給すると共に、この空隙
をカバー成形材料が充満した際に上記ピンをキャビティ
から退出させてコアの周囲にカバーを形成することを特
徴とするゴルフボール射出成形方法を提供する。
金型を用いて、該金型の上型と下型とを互いに分割可能
に接合して内部に中空球状キャビティを形成し、このキ
ャビティ内にゴルフボールコアを配設すると共に、上記
上下型にそれぞれキャビティに向けて進退可能に配設し
たサポートピンをキャビティ内に進入させて上記コアを
キャビティ中央部に支持し、この状態で上記コアとキャ
ビティ壁面との空隙に、キャビティ内に連通したゲート
部からカバー成形材料を射出供給すると共に、この空隙
をカバー成形材料が充満した際に上記ピンをキャビティ
から退出させてコアの周囲にカバーを形成することを特
徴とするゴルフボール射出成形方法を提供する。
【００１０】本発明によれば、ゲート部のキャビティ面
の接線方向に対する連結角度をキャビティ面に対して傾
斜させ、カバー形成材料の射出方向をコア中心とずらせ
たことにより、コアに対する充填カバー成形材料の射出
による横力（射出圧）を効果的に軽減でき、カバーの厚
さが２．０ｍｍ以下、特に０．５〜１．８５ｍｍという
薄いものであっても、コアの偏芯を可及的に防止しつ
つ、コアの周囲にカバーを成形性良く形成できるもので
ある。
の接線方向に対する連結角度をキャビティ面に対して傾
斜させ、カバー形成材料の射出方向をコア中心とずらせ
たことにより、コアに対する充填カバー成形材料の射出
による横力（射出圧）を効果的に軽減でき、カバーの厚
さが２．０ｍｍ以下、特に０．５〜１．８５ｍｍという
薄いものであっても、コアの偏芯を可及的に防止しつ
つ、コアの周囲にカバーを成形性良く形成できるもので
ある。
【００１１】即ち、射出成形用金型のゲート部のキャビ
ティ面の接線方向に対する連結角度をキャビティ面に対
して傾斜するように構成すること、この場合特にコアの
中心における複数のゲート部から射出されるカバー成形
材料の力（射出圧）のベクトルの総和が０、或いは可能
な限り小さくなるように角度を調整すること、好ましく
は上記ゲート部の連結角度をキャビティ面の接線方向に
対して１５〜７５度となるように構成すると共に、ゲー
ト部を上下型のパーティング面又は中空球状キャビティ
の経線上に沿って等間隔離間して設けることにより、射
出圧を下げることなく、たとえ射出圧を上げたとしても
コアに対する射出圧を均等かつ効果的に軽減することが
可能となり、コアをボール中心に偏芯なく確実に形成す
ることができ、優れたシンメトリー性を有するゴルフボ
ールを製造することができるものである。この場合、特
に少なくとも１層又は２層以上からなる大径コアに薄肉
のカバーを射出成形により形成する場合（強い射出圧を
かける必要がある）でも、コアに対する射出圧を効果的
に軽減でき、コアの偏芯が極めて少なくなり、成形不良
が生じることのないものである。
ティ面の接線方向に対する連結角度をキャビティ面に対
して傾斜するように構成すること、この場合特にコアの
中心における複数のゲート部から射出されるカバー成形
材料の力（射出圧）のベクトルの総和が０、或いは可能
な限り小さくなるように角度を調整すること、好ましく
は上記ゲート部の連結角度をキャビティ面の接線方向に
対して１５〜７５度となるように構成すると共に、ゲー
ト部を上下型のパーティング面又は中空球状キャビティ
の経線上に沿って等間隔離間して設けることにより、射
出圧を下げることなく、たとえ射出圧を上げたとしても
コアに対する射出圧を均等かつ効果的に軽減することが
可能となり、コアをボール中心に偏芯なく確実に形成す
ることができ、優れたシンメトリー性を有するゴルフボ
ールを製造することができるものである。この場合、特
に少なくとも１層又は２層以上からなる大径コアに薄肉
のカバーを射出成形により形成する場合（強い射出圧を
かける必要がある）でも、コアに対する射出圧を効果的
に軽減でき、コアの偏芯が極めて少なくなり、成形不良
が生じることのないものである。
【００１２】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明の実施例
について図面を参照して説明する。なお、図１〜図６に
おいて、図７、図８と同一の構成部品については同一の
参照符号を付してその説明を省略する。
について図面を参照して説明する。なお、図１〜図６に
おいて、図７、図８と同一の構成部品については同一の
参照符号を付してその説明を省略する。
【００１３】本発明の射出成形用金型としては、上記図
７に示したものと同様の金型を好適に使用することがで
き、この金型１においては、ゲート部９は上下型１ａ，
１ｂのパーティング面Ｐに配設されており、上記上下型
を互いに分割可能に接合することにより管状に形成され
ると共に、図１（Ａ），（Ｂ）に示したように、ゲート
部９はキャビティ面２’の接線方向に対する連結角度θ
がキャビティ面２’に対して非直角、つまり傾斜して、
θが１５〜７５度、好ましくは３０〜６０度、より好ま
しくは４０〜５８度となるようにキャビティ外周面１３
に形成されている。１５度未満ではエッヂ部分が鋭角に
なりすぎ、金型がいたむ場合があり、７５度を超えると
射出圧力によりコアが変形したり移動したりする場合が
ある。従って、ゲート部９から射出されるカバー成形材
料はコアの中心Ｃに向かわず、コアとずれたものにな
る。
７に示したものと同様の金型を好適に使用することがで
き、この金型１においては、ゲート部９は上下型１ａ，
１ｂのパーティング面Ｐに配設されており、上記上下型
を互いに分割可能に接合することにより管状に形成され
ると共に、図１（Ａ），（Ｂ）に示したように、ゲート
部９はキャビティ面２’の接線方向に対する連結角度θ
がキャビティ面２’に対して非直角、つまり傾斜して、
θが１５〜７５度、好ましくは３０〜６０度、より好ま
しくは４０〜５８度となるようにキャビティ外周面１３
に形成されている。１５度未満ではエッヂ部分が鋭角に
なりすぎ、金型がいたむ場合があり、７５度を超えると
射出圧力によりコアが変形したり移動したりする場合が
ある。従って、ゲート部９から射出されるカバー成形材
料はコアの中心Ｃに向かわず、コアとずれたものにな
る。
【００１４】ここで、ゲート部９の数は、特に制限され
ず、金型全体で４〜１６個、特に６〜１２個であること
が好ましく、このゲート部９（ノズル部１０）はパーテ
ィング面Ｐのキャビティ外周面１３に沿って互いに等間
隔離間し、かつ各ノズル部１０がそれぞれ対角線上に位
置するように設け、コアの中心における複数のゲート部
から射出されるカバー成形材料の力（射出圧）のベクト
ルの総和が０、或いは可能な限り小さくすること（実質
的にθとすること）がコアの偏芯を可及的に防止でき、
成形性及びコアに均等な射出圧をかける点から好まし
い。この場合、各ゲート部の連結角度θは、同方向かつ
同角度とすることが好ましい。
ず、金型全体で４〜１６個、特に６〜１２個であること
が好ましく、このゲート部９（ノズル部１０）はパーテ
ィング面Ｐのキャビティ外周面１３に沿って互いに等間
隔離間し、かつ各ノズル部１０がそれぞれ対角線上に位
置するように設け、コアの中心における複数のゲート部
から射出されるカバー成形材料の力（射出圧）のベクト
ルの総和が０、或いは可能な限り小さくすること（実質
的にθとすること）がコアの偏芯を可及的に防止でき、
成形性及びコアに均等な射出圧をかける点から好まし
い。この場合、各ゲート部の連結角度θは、同方向かつ
同角度とすることが好ましい。
【００１５】また、ゲート部９の形状は、特に制限され
ないが、管状の断面円形形状とすることが好ましく、ゲ
ート径は、コアへかかる射出圧を均等にし、かつコアの
偏芯を可及的に防止するために同一の径とすることが好
ましく、このゲート径は０．５〜２．０ｍｍ、好ましく
は０．８〜１．２ｍｍである。
ないが、管状の断面円形形状とすることが好ましく、ゲ
ート径は、コアへかかる射出圧を均等にし、かつコアの
偏芯を可及的に防止するために同一の径とすることが好
ましく、このゲート径は０．５〜２．０ｍｍ、好ましく
は０．８〜１．２ｍｍである。
【００１６】上記ゲート部９は、図１（Ａ）に示したよ
うに、主ランナー１２と接続されたリング状のコールド
ランナー１１の内周縁部に周方向に沿ってキャビティ外
周面１３に配した複数のノズル部１０の先端に形成され
ているが、図２に示したように、ノズル部１０とゲート
部９を一体化し、先端部に行くほど細く、いわゆる略円
錐状９’に形成することもできる。また、ゲート部９
は、図３に示したように、なだらかな円弧状に形成して
もよく、図４に示したように、二股に形成してもよく、
更にそれ以上に分岐しても構わない。この場合、各分岐
ゲート部は同一ゲート径とすることが好ましい。このよ
うに多分岐のゲート部とすることにより、コアにかかる
射出圧を軽減でき、コアの周りにカバーを成形性良く形
成し得ると共に、金型に設けるゲート部の数を減らすこ
とも可能となる。
うに、主ランナー１２と接続されたリング状のコールド
ランナー１１の内周縁部に周方向に沿ってキャビティ外
周面１３に配した複数のノズル部１０の先端に形成され
ているが、図２に示したように、ノズル部１０とゲート
部９を一体化し、先端部に行くほど細く、いわゆる略円
錐状９’に形成することもできる。また、ゲート部９
は、図３に示したように、なだらかな円弧状に形成して
もよく、図４に示したように、二股に形成してもよく、
更にそれ以上に分岐しても構わない。この場合、各分岐
ゲート部は同一ゲート径とすることが好ましい。このよ
うに多分岐のゲート部とすることにより、コアにかかる
射出圧を軽減でき、コアの周りにカバーを成形性良く形
成し得ると共に、金型に設けるゲート部の数を減らすこ
とも可能となる。
【００１７】また、図５は本発明の別の実施例を示すも
のであり、ゲート部９をキャビティの経線（両極を結ぶ
大円）１４上に設けたものである。この場合、ゲート部
は、経線上に等間隔離間して形成することが好ましく、
ゲート部の数、形状、径などは上記と同様とすることが
できる。
のであり、ゲート部９をキャビティの経線（両極を結ぶ
大円）１４上に設けたものである。この場合、ゲート部
は、経線上に等間隔離間して形成することが好ましく、
ゲート部の数、形状、径などは上記と同様とすることが
できる。
【００１８】本発明は、以上のように構成することによ
り、コアを支持する各サポートピンにかかる負荷圧を均
等かつ効果的に軽減することが可能となり、射出圧を下
げることなく、たとえ射出圧を上げたとしてもコアの偏
芯を可及的に防止できるものである。
り、コアを支持する各サポートピンにかかる負荷圧を均
等かつ効果的に軽減することが可能となり、射出圧を下
げることなく、たとえ射出圧を上げたとしてもコアの偏
芯を可及的に防止できるものである。
【００１９】本発明の射出成形用金型を用いてゴルフボ
ールを射出成形する場合、その方法及び条件等は、従来
の射出成形用金型を用いた場合と同様に行うことがで
き、例えば、図７に示したように、上型１ａと下型１ｂ
とを分割可能に接合した状態において、射出成形機（図
示せず）から射出方向を最適に調整したゲート部９を介
してカバー成形材料をゴルフボールコア３とキャビティ
壁面との空隙２ａに射出するものである。即ち、コア３
はサポートピン４の進出した状態で、キャビティ内の中
央部に支持されており、この状態で、所定量のカバー成
形材料を射出供給し、射出完了直前又は射出完了と同時
にカバー成形材料５からサポートピン４をキャビティ面
位置まで後退させることにより、コアにカバーを形成す
るものである。この場合、本発明の射出成形用金型は、
ゲート部９からキャビティ内へのカバー成形材料の導入
がコア中心に向かわず、コア中心とずれるので、コアの
中心における複数のゲート部から射出されるカバー成形
材料の射出圧を効果的に軽減することができ、コアの偏
芯を可及的に防止しつつ、成形性に優れたゴルフボール
を製造することができるものである。
ールを射出成形する場合、その方法及び条件等は、従来
の射出成形用金型を用いた場合と同様に行うことがで
き、例えば、図７に示したように、上型１ａと下型１ｂ
とを分割可能に接合した状態において、射出成形機（図
示せず）から射出方向を最適に調整したゲート部９を介
してカバー成形材料をゴルフボールコア３とキャビティ
壁面との空隙２ａに射出するものである。即ち、コア３
はサポートピン４の進出した状態で、キャビティ内の中
央部に支持されており、この状態で、所定量のカバー成
形材料を射出供給し、射出完了直前又は射出完了と同時
にカバー成形材料５からサポートピン４をキャビティ面
位置まで後退させることにより、コアにカバーを形成す
るものである。この場合、本発明の射出成形用金型は、
ゲート部９からキャビティ内へのカバー成形材料の導入
がコア中心に向かわず、コア中心とずれるので、コアの
中心における複数のゲート部から射出されるカバー成形
材料の射出圧を効果的に軽減することができ、コアの偏
芯を可及的に防止しつつ、成形性に優れたゴルフボール
を製造することができるものである。
【００２０】なお、本発明の金型を用いて射出成形方法
により製造されるゴルフボールの構造については、特に
制限はなく、ソリッドコアをカバーで被覆してなるツー
ピースゴルフボール、更にはスリーピース以上のマルチ
ピースゴルフボール、糸巻きコアにカバーを被覆してな
る糸巻きゴルフボールなど、射出成形金型を用いるいず
れのゴルフボールのカバーの射出成形にも採用すること
ができる。この場合、特にコアが少なくとも１層又は２
層以上の多層構造の大径コア（例えばコア直径が３９〜
４１．７ｍｍ、好ましくは３９．５〜４１．５ｍｍであ
る。）に、薄肉（例えばカバー厚み０．５〜１．８５ｍ
ｍ、好ましくは０．６〜１．６ｍｍである）のカバーを
射出成形する場合にもコアの偏芯や成形不良の生じるこ
とがないものである。
により製造されるゴルフボールの構造については、特に
制限はなく、ソリッドコアをカバーで被覆してなるツー
ピースゴルフボール、更にはスリーピース以上のマルチ
ピースゴルフボール、糸巻きコアにカバーを被覆してな
る糸巻きゴルフボールなど、射出成形金型を用いるいず
れのゴルフボールのカバーの射出成形にも採用すること
ができる。この場合、特にコアが少なくとも１層又は２
層以上の多層構造の大径コア（例えばコア直径が３９〜
４１．７ｍｍ、好ましくは３９．５〜４１．５ｍｍであ
る。）に、薄肉（例えばカバー厚み０．５〜１．８５ｍ
ｍ、好ましくは０．６〜１．６ｍｍである）のカバーを
射出成形する場合にもコアの偏芯や成形不良の生じるこ
とがないものである。
【００２１】なお、用いるカバー成形材料としては、射
出成形可能なものであれば特に制限されず、例えばアイ
オノマー樹脂等の熱可塑性樹脂などが好ましい。
出成形可能なものであれば特に制限されず、例えばアイ
オノマー樹脂等の熱可塑性樹脂などが好ましい。
【００２２】本発明のゴルフボール射出成形用金型及び
該金型を用いるゴルフボール射出成形方法により製造さ
れたゴルフボールは、コアの偏芯が極めて少ないため、
シンメトリー性に優れ、ボールの打撃位置により飛距離
や弾道に差が生じることがなく、安定した飛行特性を有
するものである。
該金型を用いるゴルフボール射出成形方法により製造さ
れたゴルフボールは、コアの偏芯が極めて少ないため、
シンメトリー性に優れ、ボールの打撃位置により飛距離
や弾道に差が生じることがなく、安定した飛行特性を有
するものである。
【００２３】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えばゲート部と共にノズル部自体もキャビティ面の連結
角度がキャビティ面に対して非直角となるように構成す
ることもでき、サポートピンの数、その他の構成につい
ても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差
し支えない。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えばゲート部と共にノズル部自体もキャビティ面の連結
角度がキャビティ面に対して非直角となるように構成す
ることもでき、サポートピンの数、その他の構成につい
ても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差
し支えない。
【００２４】〔実験例〕表１に示したコア組成物を混練
して、表１記載の直径、硬度、重量を有するソリッドコ
アを作製した。
して、表１記載の直径、硬度、重量を有するソリッドコ
アを作製した。
【００２５】次に、図１に示したような、ゲート部９の
キャビティ面２’の接線方向に対する連結角度θがキャ
ビティ面２’に対して４５度となる金型（実施例）と、
該金型とゲート部９のキャビティ面の接線方向に対する
連結角度θがキャビティ面に対して垂直となる以外は同
じ金型（比較例）を用いて、上記コアを、図７に示した
ように、８本のサポートピン４でコア３をキャビティ中
央部２に支持し（図７ではそのうち４本のサポートピン
のみを示す）、この状態で、表１に示した配合組成のカ
バー材を射出成形し、実施例、比較例のゴルフボールを
製造した。この際、図６（Ａ），（Ｂ）に示したように
リング状のランナー１１内に、圧力センサ１５の先端部
１５ａを入れ、カバー材充填時の負荷圧及び成形状態を
測定した。結果を表２に示す。
キャビティ面２’の接線方向に対する連結角度θがキャ
ビティ面２’に対して４５度となる金型（実施例）と、
該金型とゲート部９のキャビティ面の接線方向に対する
連結角度θがキャビティ面に対して垂直となる以外は同
じ金型（比較例）を用いて、上記コアを、図７に示した
ように、８本のサポートピン４でコア３をキャビティ中
央部２に支持し（図７ではそのうち４本のサポートピン
のみを示す）、この状態で、表１に示した配合組成のカ
バー材を射出成形し、実施例、比較例のゴルフボールを
製造した。この際、図６（Ａ），（Ｂ）に示したように
リング状のランナー１１内に、圧力センサ１５の先端部
１５ａを入れ、カバー材充填時の負荷圧及び成形状態を
測定した。結果を表２に示す。
【００２６】
【表１】
【００２７】
【表２】
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コアの偏芯が極めて少なく、シンメトリー性に優れたゴ
ルフボールが得られるものであり、特にコアが大径で、
該コアに薄肉のカバーを射出成形する場合に好適なもの
である。
コアの偏芯が極めて少なく、シンメトリー性に優れたゴ
ルフボールが得られるものであり、特にコアが大径で、
該コアに薄肉のカバーを射出成形する場合に好適なもの
である。
【図１】本発明の一実施例に係るゴルフボール射出成形
用金型を示し、（Ａ）は水平方向断面図、（Ｂ）ゲート
部の部分拡大図である。
用金型を示し、（Ａ）は水平方向断面図、（Ｂ）ゲート
部の部分拡大図である。
【図２】同ゲート部の一例を示す部分拡大図である。
【図３】同ゲート部の他の例を示す部分拡大図である。
【図４】同ゲート部の別の例を示す部分拡大図である。
【図５】本発明の他の実施例に係るゴルフボール射出成
形用金型の概略断面図である。
形用金型の概略断面図である。
【図６】カバー材充填時の負荷圧測定を説明するための
説明図であり、（Ａ）は水平方向断面図、（Ｂ）は
（Ａ）のＩ−Ｉ線での断面図である。
説明図であり、（Ａ）は水平方向断面図、（Ｂ）は
（Ａ）のＩ−Ｉ線での断面図である。
【図７】本発明及び従来の射出成形用金型の概略断面図
である。
である。
【図８】従来のゴルフボール射出成形用金型を示し、
（Ａ）は水平方向断面図、（Ｂ）はゲート部の部分拡大
図である。
（Ａ）は水平方向断面図、（Ｂ）はゲート部の部分拡大
図である。
１ 金型 １ａ 上型モールド １ｂ 下型モールド ２ キャビティ ２’ キャビティ面 ３ コア ４ サポートピン ５ カバー成形材料 ９ ゲート部 １０ ノズル部 Ｐ パーティング面
Claims (8)
- 【請求項１】 互いに分割可能に接合されることにより
内部に球状キャビティを形成する上型及び下型と、これ
ら上下型にそれぞれキャビティに向けて進退可能に配設
されたサポートピンと、キャビティ内に連通し、射出成
形機に連絡されてこの射出成形機からのカバー成形材料
をキャビティ内に供給するゲート部とを具備してなり、
上記サポートピンをキャビティ内に進入させて、このキ
ャビティ内に配設されたゴルフボールコアを該キャビテ
ィ内の中央部に支持し、上記コアとキャビティ壁面との
間の空隙に上記ゲート部を通してカバー成形材料を供給
すると共に、この空隙をカバー成形材料が充満した際に
上記ピンをキャビティから退出させてゴルフボールを射
出成形する金型において、上記ゲート部をキャビティ内
へのカバー成形材料の射出方向がコア中心とずれるよう
に設けたことを特徴とするゴルフボール射出成形用金
型。 - 【請求項２】 ゲート部のキャビティ面への連結角度が
キャビティ面の接線方向に対して１５〜７５度である請
求項１記載の金型。 - 【請求項３】 ゲート部が上下型のパーティング面に等
間隔離間して配設され、上記上下型を互いに接合するこ
とにより管状に形成されたものである請求項１又は２記
載の金型。 - 【請求項４】 ゲート部が上記キャビティの経線上に等
間隔離間して配設された請求項１又は２記載の金型。 - 【請求項５】 ゲート部が金型全体に４〜１６個配設さ
れた請求項１乃至４のいずれか１項記載の金型。 - 【請求項６】 ゲート部から上記キャビティ内に射出さ
れるカバー成形材料の力のベクトルの総和が０となるよ
うにゲート部を設けた請求項１乃至５のいずれか１項記
載の金型。 - 【請求項７】 請求項１乃至６のいずれか１項記載の金
型の上型と下型とを互いに分割可能に接合して内部に中
空球状キャビティを形成し、このキャビティ内にゴルフ
ボールコアを配設すると共に、上記上下型にそれぞれキ
ャビティに向けて進退可能に配設したサポートピンをキ
ャビティ内に進入させて上記コアをキャビティ中央部に
支持し、この状態で上記コアとキャビティ壁面との空隙
に、キャビティ内に連通したゲート部からカバー成形材
料を射出供給すると共に、この空隙をカバー成形材料が
充満した際に上記ピンをキャビティから退出させて、コ
アの周囲にカバーを形成することを特徴とするゴルフボ
ール射出成形方法。 - 【請求項８】 カバー厚さが２．０ｍｍ以下のゴルフボ
ールを成形するようにした請求項７記載の方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9217045A JPH1142297A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ゴルフボール射出成形用金型及びゴルフボール射出成形方法 |
| US09/123,356 US6093360A (en) | 1997-07-28 | 1998-07-28 | Golf ball injection mold and method for injection molding golf balls |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9217045A JPH1142297A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ゴルフボール射出成形用金型及びゴルフボール射出成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1142297A true JPH1142297A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16697978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9217045A Pending JPH1142297A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ゴルフボール射出成形用金型及びゴルフボール射出成形方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6093360A (ja) |
| JP (1) | JPH1142297A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000015309A1 (en) * | 1998-09-15 | 2000-03-23 | Acushnet Company | Method and apparatus for injection molding golf balls |
| JP2011098480A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Aisan Industry Co Ltd | スロットルバルブの製造方法 |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4796226B2 (ja) | 1999-11-18 | 2011-10-19 | キャラウェイ・ゴルフ・カンパニ | ゴルフボール用型 |
| JP4252849B2 (ja) * | 2003-06-11 | 2009-04-08 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | ゴルフボール用成形型及びゴルフボール製造方法 |
| US7490975B2 (en) * | 2004-06-07 | 2009-02-17 | Acushnet Company | Golf ball mixing and dispensing apparatus |
| EP2676783A1 (en) * | 2012-06-18 | 2013-12-25 | Biogolf Beheer B.V. | Method for manufacturing a golf ball |
| US9409362B2 (en) * | 2012-09-18 | 2016-08-09 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf ball molds and related systems |
| US10052524B1 (en) * | 2016-09-28 | 2018-08-21 | Callaway Golf Company | Process for incorporating graphene into a core of a golf ball |
| US20200094456A1 (en) | 2018-09-21 | 2020-03-26 | Dentsply Sirona Inc. | Method and apparatus for overmolding gutta-percha onto carriers |
| US11406878B2 (en) | 2019-10-01 | 2022-08-09 | Acushnet Company | Methods and molds for molding golf balls incorporating a thermoplastic polyurethane cover |
| US11697231B2 (en) | 2019-10-01 | 2023-07-11 | Acushnet Company | Methods and molds for molding golf balls incorporating a thermoplastic polyurethane cover |
| US11618192B2 (en) | 2019-12-12 | 2023-04-04 | Acushnet Company | Injection molding method and mold |
| US11679307B2 (en) | 2021-04-05 | 2023-06-20 | Acushnet Company | Method of forming a plurality of golf balls |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2361348A (en) * | 1939-10-12 | 1944-10-24 | Spalding A G & Bros Inc | Process and apparatus for making balls |
| US4959000A (en) * | 1989-10-31 | 1990-09-25 | Acushnet Company | Retractable pin mold |
| US5489631A (en) * | 1990-04-06 | 1996-02-06 | Ksb S.A. | Process for improving the mechanical and sealing properties of elastomer gaskets, joints and seals and the seal obtained with this process |
| KR940006682Y1 (ko) * | 1990-06-26 | 1994-09-28 | 스폴딩 앤드 이본플로 캄파니 인코포레이티드 | 골프공 사출 성형틀 |
| JP2574030Y2 (ja) * | 1992-12-09 | 1998-06-11 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボール射出成型用金型 |
| US5882567A (en) * | 1996-02-16 | 1999-03-16 | Acushnet Company | Method of making a golf ball having multiple layers |
| JP3292042B2 (ja) * | 1996-05-28 | 2002-06-17 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボールの射出成形用金型及び該金型を用いたゴルフボールの製造方法 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP9217045A patent/JPH1142297A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-28 US US09/123,356 patent/US6093360A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000015309A1 (en) * | 1998-09-15 | 2000-03-23 | Acushnet Company | Method and apparatus for injection molding golf balls |
| JP2011098480A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Aisan Industry Co Ltd | スロットルバルブの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6093360A (en) | 2000-07-25 |
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