JPH11405A - 医療チューブ用バルーン - Google Patents

医療チューブ用バルーン

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JPH11405A
JPH11405A JP10100748A JP10074898A JPH11405A JP H11405 A JPH11405 A JP H11405A JP 10100748 A JP10100748 A JP 10100748A JP 10074898 A JP10074898 A JP 10074898A JP H11405 A JPH11405 A JP H11405A
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balloon
medical tube
cylindrical
circumferential direction
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JP10100748A
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Shin Maki
伸 牧
Shigeki Ariura
茂樹 有浦
Shigenobu Iwahashi
茂信 岩橋
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生体内に挿入する医療用チューブに加圧流体を
注入した際のバルーンの部分的な伸展差を利用する単純
な構造で、細径化が可能で、可変湾曲性の方向選択機能
を持たせるか又は可変湾曲運動性による組織剥離機能を
持たせることができる医療チューブ用バルーンを提供す
ること。 【解決手段】医療チューブ用の筒状バルーンであって、
その周方向の一部に架橋処理によって形成された伸展性
の小さい部分を持っており、例えば、伸展性の小さい第
一部分が、筒状バルーンの周方向の半分未満の部分にそ
の軸方向の一部に延びており、伸展性の小さい第二部分
が、筒状バルーンの周方向の半分未満の部分にその軸方
向の一部に延びており、該第一部分と該第二部分とは筒
状バルーンの周方向で反対側に存在し、筒状バルーンの
軸方向でずれている、湾曲操作が可能な医療チューブ用
バルーン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療チューブ用バル
ーンに関する。より詳しくは、バルーン内に加圧流体を
注入した際のバルーンの部分的な伸展差を利用して、検
査や治療のために生体内に挿入する医療用チューブに可
変湾曲性による方向選択機能(医療用チューブの先端の
向きを選択する機能)を持たせるか又は可変湾曲運動性
による組織剥離機能を持たせることができる医療チュー
ブ用バルーンに関する。
【0002】過去において侵襲の大きかった手術も、現
在では次第に低侵襲な手技に置き換わってきている。例
えば、PTCAやPTA、ステント、アテレクトミー、
塞栓術、内視鏡下手術など、カテーテル技術や内視鏡を
基本とした低侵襲治療法が目を見張る広がりを見せてい
る。特にカテーテル技術分野では血管、消化管、卵管、
尿管などの体腔内の特定部位に、薬液あるいは輸液を供
給したり、バルーンの拡張によって狭窄部を拡張したり
する目的で様々なバルーンカテーテルが開発されてい
る。
【0003】しかしながら、より高度な手技を行うため
にはカテーテル先端部の湾曲操作で方向選択ができるこ
とが必要である。カテーテル先端部の湾曲操作の機構に
ついては様々な構造が提案されているが、いずれも複雑
でカテーテルの大径化が避けられない。
【0004】また、従来は、カテーテルの利用は、一部
の内視鏡下手術を除いて、体腔内を対象としていた。し
かし、カテーテルの応用分野の広がりと共に、血管など
の生体管腔を利用するアプローチに限定されないカテー
テルアプローチ方法が望まれている。
【0005】カテーテルを生体管腔外から目的部位に到
達させて治療を施すには、生体管腔内アプローチの場合
とは異なり、まず様々な組織中に低摩擦で腔を形成しな
ければならない。このためには、時として組織を広範囲
に剥離しなければならない場合もある。そして目的部位
に到達した後に、カテーテルのマルチルーメンを利用し
て様々なツールを適応し、診断や治療を行う。
【0006】組織を剥離する方法としては、カテーテル
が剥離すべき組織の目的部位に到達した後、カテーテル
の先端部を連続的に変形運動させることが考えられる。
カテーテル先端部の湾曲操作の機構については様々な構
造が提案されているが、いずれも複雑でカテーテルの大
径化が避けられず、また、生体管腔外からのアプローチ
という視点に立って開発された多機能カテーテルは未だ
にみられない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の種々の課題を解決するためになされたもの
であり、本発明の目的は、検査や治療のために生体内に
挿入する医療用チューブに、加圧流体を注入した際のバ
ルーンの部分的な伸展差を利用する単純な構造で、細径
化が可能で、可変湾曲性の方向選択機能を持たせるか又
は可変湾曲運動性による組織剥離機能を持たせることが
できる医療チューブ用バルーンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために種々検討の結果、筒状のバルーンの周
方向の一部に架橋処理によって形成された伸展性の小さ
い部分を設け、該バルーン内に加圧流体を注入すること
により、該バルーンの伸展性の大きい側がより大きく膨
張し、伸展性の小さい側があまり膨張しないので、該バ
ルーンが伸展性の小さい部分側に湾曲し、またその湾曲
の程度は加圧流体の圧力によって調整できるという、可
変湾曲性の方向選択機能が達成されることを見いだし、
本発明を完成した。
【0009】更に、筒状のバルーンの周方向の半分未満
の部分にその軸方向の一部に延びている、架橋処理によ
って形成された伸展性の小さい部分を少なくとも2か所
設け、それらの伸展性の小さい部分を筒状バルーンの軸
方向でずらして位置させ且つ筒状バルーンの周方向で反
対側に位置させ、そして該バルーン内に加圧流体を注入
することにより、バルーンの伸展性の大きい側がより大
きく膨張し、伸展性の小さい側があまり膨張しないの
で、該バルーンが伸展性の小さい部分側に湾曲してS字
状になり、またその湾曲の程度は加圧流体の圧力によっ
て調整でき、更に加圧流体の圧力をパルス状に変化させ
ることにより、可変湾曲運動性による組織剥離機能が達
成されることを見いだし、本発明を完成した。
【0010】即ち、本発明は医療チューブ用の筒状バル
ーンであって、その周方向の一部に架橋処理によって形
成された伸展性の小さい部分を持っていることを特徴と
する湾曲操作が可能な医療チューブ用バルーンである。
本発明の医療チューブ用バルーンは、架橋処理によって
形成された伸展性の小さい部分が、筒状バルーンの周方
向の半分未満の部分にその軸方向に延びている態様のも
の、又は架橋処理によって形成された伸展性の小さい第
一部分が、筒状バルーンの周方向の半分未満の部分にそ
の軸方向の一部に延びており、架橋処理によって形成さ
れた伸展性の小さい第二部分が、筒状バルーンの周方向
の半分未満の部分にその軸方向の一部に延びており、該
第一部分と該第二部分とは筒状バルーンの周方向で反対
側に存在し、筒状バルーンの軸方向でずれている態様の
ものであることが好ましい。しかし、バルーンの伸展性
の小さい部分の配置形状は、このような態様に限定され
るものではなく、例えば、バルーンの軸方向にらせん状
に延びる形状、バルーンの軸方向に対して斜めに延びる
形状、バルーンの周方向で反対側に互い違いに位置する
3か所以上の部分に設ける配置形状等でもよい。
【0011】架橋処理によって形成された伸展性の小さ
い第一部分が、筒状バルーンの周方向の半分未満の部分
にその軸方向の一部に延びており、架橋処理によって形
成された伸展性の小さい第二部分が、筒状バルーンの周
方向の半分未満の部分にその軸方向の一部に延びてお
り、該第一部分と該第二部分とは筒状バルーンの周方向
で反対側に存在し、筒状バルーンの軸方向でずれている
本発明の医療チューブ用バルーンを組み込んだ医療用チ
ューブを用い、バルーン内に注入する加圧流体の圧力を
パルス状に変化させることにより、可変湾曲運動性によ
る組織剥離機能が十分に達成される。この場合に、該第
一部分と該第二部分とは筒状バルーンの軸方向で実質的
に重なり合わないことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明においては、バルーンを構
成する材料として、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン等のポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、変性ポリ
エチレン、変性ポリプロピレン等の変性ポリオレフィ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA) 、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、軟質ポリ塩化ビニル、シ
リコーン系(シロキサン等)共重合体、ポリテトラフル
オロエチレン等のフッ素樹脂、各種ジエン系樹脂、ポリ
アミドエラストマー、オレフィン系エラストマー等の各
種エラストマー、天然ゴム、ポリウレタン、シリコー
ン、ポリイソプレン、ポリアミド等の種々の高分子材料
が挙げられる。それらの材料のうちでも、柔軟性が高
く、架橋が容易である点から、天然ゴム、ポリエチレ
ン、軟質ポリ塩化ビニル、シリコーンが好ましい。さら
に好ましくはポリエチレン及び変性ポリエチレンであ
り、特に好ましくは、低密度ポリエチレンである。
【0013】本発明では、このような材料を単独で用い
ることができるが、このような材料を主構成成分とし、
これに他の成分としてこのような材料の架橋及びバルー
ンの伸展を妨げない範囲内で他の樹脂材料をブレンドし
たり、共重合化してポリマーアロイ化した材料を用いる
こともできる。なお、このポリマーアロイとは、ポリマ
ーブレンド、グラフト共重合体、ブロック共重合体及び
ランダム共重合体を含む概念である。
【0014】また、バルーンを構成する材料としては、
それ自体のみでγ線や電子線等によって架橋可能な材料
のほか、それ自体のみでは架橋反応し難い材料に種々の
架橋剤を含有させたものも使用可能である。さらに、そ
れ自体のみで架橋し易い材料に更に架橋剤を含有させた
ものを用いることも可能である。
【0015】本発明に係るバルーンについては、バルー
ンの周方向において部分的に架橋処理の程度(架橋度)
に差を付けることで、伸展性の小さい部分を周方向の一
部分のみに簡便に形成でき、また伸展性の大きい部分と
伸展性の小さい部分との伸び率の差を十分に確保でき
る。従って、そのようなバルーンを医療用チューブに組
み込み、バルーン内に流体を注入することにより、バル
ーンの湾曲を顕著に発現させることができる。また、本
発明に係るバルーンにおいては、伸展性の小さい周方向
の一部分を形成するのに、異質の材料を用いる必要が無
く、バルーン全体を同一の材料で形成した後に周方向の
一部分のみを架橋処理すれば良いので、異質の材料を用
いた場合に生じる恐れのある2つの異質の材料の境界部
分での分離、破断の心配が無くなり、安全なバルーンを
安定に製造することができる。
【0016】本発明に係る架橋処理としては、例えば、
ポリエチレンや軟質塩化ビニルのようなそれ自体で架橋
し易い材料に電子線やγ線等の高エネルギー線(特殊な
場合には、X線、β線、重荷電粒子線、中性子線等を含
む)、紫外線等を照射することにより実施される放射線
架橋処理や、各種の架橋剤を高分子材料中に配合して、
電子線やγ線等の高エネルギー線(特殊な場合には、X
線、β線、重荷電粒子線、中性子線等を含む)、紫外線
等を照射することにより実施される架橋処理、あるいは
加熱により架橋反応を生じさせる架橋処理などが挙げら
れる。
【0017】上記の架橋剤としては、用いるプラスチッ
ク等の材料と好ましく組み合わせることのできるものを
従来公知の広範な範囲の中から適宜選択して用いること
ができる。また、上記した電子線架橋、γ線架橋、紫外
線架橋、熱架橋といった架橋手段によっても架橋剤を適
宜選択できる。具体的には、例えば、2,4−ジクロロ
ベンゾイルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4’−ジ
(t−ブチルペルオキシ)バレレート、α,α′−ビス
(t−ブチルペルオキシジイソプロビル)ベンゼン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、ジ−t−ブチルペルオキシド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キサン、t−ブチルペルオキシクメン、ジクミルペルオ
キシド等の有機過酸化物や、硫黄をはじめ塩化硫黄、ジ
チオールなどの硫黄化合物、アミノアゾベンゼン、キノ
ン、ポリニトロベンゼン等の熱分解、レドックス分解、
イオン分解等によりラジカルを発生し、このラジカルが
水素を引き抜いて架橋を形成するもの、あるいは、β−
アクリロイルオキシエチルハイドロジェンサクシネー
ト、ラウリルアクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、
トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート、1,3−ブチレングリ
コールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
メタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、2,
2−ビス[4−(アクリロキシ・ジエトキシ)フェニ
ル]プロパン、2−ヒドロキシ−1−アクリロキシ−3
−メタクリロキシプロパン、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、テトラメチロールメタントリアクリレート、テ
トラメチロールメタンテトラアクリレート、ジトリメチ
ロールプロパンテトラアクリレート、ジ(メタ)アクリ
レート、トリ(メタ)アクリレート、テトラ(メタ)ア
クリレート等の各種のアクリレート、メタアクリレート
やトリエステルが挙げられる。
【0018】また、架橋剤を使用する場合は、架橋剤を
含有させた樹脂と含有させない樹脂、若しくは、架橋剤
を比較的多く含有させた樹脂と架橋剤を比較的低量含有
させた樹脂とを用いて、例えば押出成形やブロー成形等
により周方向の一部分に他の部分よりも架橋剤を多く含
有するバルーンを成形したあと、上記電子線や紫外線等
を照射、又は熱を与えて物性値の差を形成することがで
きる。この場合において、バルーンに与える紫外線等の
照射量ないし熱量はバルーンの周方向全体にわたって均
一でもよく、また架橋剤を多く含有する部分にはその他
の部分よりも照射量ないし熱量を多くしてもよい。ま
た、周方向の一部分のみに架橋剤を含有させた場合は、
この部分のみに放射線等を照射するか又は加熱してもよ
い。
【0019】また、架橋剤を含有させる場合において、
架橋剤を含有する樹脂と架橋剤を含有しない(若しくは
少量含有する)樹脂とは異なる材料でもよいが、同一の
材料、若しくは同種の材料(ポリアミドとポリアミドエ
ラストマー、ポリエチレンテレフタレートとポリエステ
ルエラストマー、等)とすることが好ましい。また、こ
れらの樹脂は相溶性のあるものが好ましく、この意味で
同種の材料の組み合わせが好ましい。
【0020】以上に挙げた架橋処理のうち、放射線架橋
処理によって形成することが最も簡便である。一様な放
射線場の中で、適当なマスク材(遮蔽材)を利用するこ
とで、伸展性の小さい部分の位置及び形状を正確に制御
することが可能であり、軸方向に延びる形状のほか、伸
展性の小さい第一部分と伸展性の小さい第二部分とが筒
状バルーンの周方向で反対側に存在し、筒状バルーンの
軸方向でずれている態様や、バルーンの軸方向にらせん
状に延びる形状、バルーンの軸方向に対して斜めに延び
る形状、バルーンの周方向で反対側に互い違いに位置す
る3か所以上の部分に設ける配置形状等、様々な配置形
状に形成することが可能となる。
【0021】以下に、本発明に係わる医療チューブ用バ
ルーン及びその使用例を、図面に示す実施様態に基づ
き、詳細に説明する。図1は本発明の第一の態様の医療
チューブ用バルーンの斜視図であり、図2は図1中のII
−II線断面図である。図1及び図2に示すように、本発
明の第一の態様の医療チューブ用バルーンは架橋処理に
よって形成された相対的に伸展性の小さい部分1と相対
的に伸展性の大きい部分2とからなり、伸展性の小さい
部分1は筒状のバルーンの周方向の半分未満の部分でそ
の軸方向に延びている。
【0022】図3は本発明の第二の態様の医療チューブ
用バルーンの斜視図であり、架橋処理によって形成され
た相対的に伸展性の小さい部分1A及び1Bと相対的に
伸展性の大きい部分2とからなり、伸展性の小さい第一
部分1Aが、筒状バルーンの周方向の半分未満の部分に
その軸方向の一部に、例えば半分に延びており、伸展性
の小さい第二部分1Bが、筒状バルーンの周方向の半分
未満の部分にその軸方向の一部に、例えば半分に延びて
おり、該第一部分1Aと該第二部分1Bとは筒状バルー
ンの周方向で反対側に存在し、筒状バルーンの軸方向で
ずれている。好ましくは、該第一部分1Aと該第二部分
1Bとは筒状バルーンの軸方向で全く重ならないように
形成されている。これにより後述するようなS字状の湾
曲を確実に発現させることができる。
【0023】上記の伸展性の小さい部分1、1A、1B
は、バルーンの周方向の隣接する部分で伸び率の程度が
連続的に変化していてもよいし、段階的に変化していて
もよく、この伸展性の小さい部分1、1A、1Bは好ま
しくは全周の30%以下、より好ましくは10%以下で
ある。また、この伸展性の小さい部分1、1A、1B
は、このようなバルーンを備えた医療用チューブを使用
する際のバルーン部の所望の湾曲度、湾曲形状に応じ
て、バルーンの軸方向の一部又は全体にわたって連続し
て延びていても、断続的に設けられていてもよい。
【0024】図3には伸展性の小さい部分が2か所ある
筒状のバルーンを示したが、伸展性の小さい部分が3か
所以上ある筒状のバルーンを用いることもできる。例え
ば、3か所ある場合には、伸展性の小さい第一部分が筒
状バルーンの周方向の一部分でその軸方向の約1/3の
長さで延びており、伸展性の小さい第二部分が筒状バル
ーンの周方向の一部分でその軸方向の約1/3の長さで
延びており、伸展性の小さい第三部分が筒状バルーンの
周方向の一部分でその軸方向の約1/3の長さで延びて
おり、該第一部分と該第二部分とは筒状バルーンの周方
向で反対側に存在し、第一部分と該第三部分とは筒状バ
ルーンの周方向で同一側に存在し、それらは筒状バルー
ンの軸方向でずれて存在しているように構成すればよ
い。
【0025】この伸展性の差は、バルーンを構成する材
質の延伸率、弾性率、剛性、硬度などの機械的物性値の
差や、膜厚などの物理的物性値の差などによってもたら
すこともできるが、架橋処理によって形成することが最
も簡便であり、且つ伸展性の小さい部分1の位置及び形
状を正確に制御することができるので、本発明において
はこの架橋処理によって形成された伸展性の小さい部分
を持っている医療チューブ用の筒状バルーンに限定す
る。
【0026】架橋処理として電子線架橋処理を実施して
部分的に伸展性に差のあるバルーンを製造する場合につ
いて説明すると、例えば、低密度ポリエチレンを用いて
バルーンを成形し、バルーンの周方向で電子線架橋量を
変化させることによって伸展性を変化させる。好ましく
は、バルーンの伸展性の大きい部分2には電子線照射量
が5〜35Mradとなるように照射し、伸展性の小さ
い部分1、1A、1Bには、伸展性の大きい部分2の電
子線照射量よりも3〜10Mrad多くなるように照射
する。更に好ましくは、バルーンの伸展性の大きい部分
2には電子線照射量が20〜25Mradとなるように
照射し、伸展性の小さい部分1、1A、1Bには、伸展
性の大きい部分2の電子線照射量よりも3〜5Mrad
多くなるように照射する。
【0027】図4は本発明の医療チューブ用バルーンを
組み込んだ医療用チューブの一部分の断面図である。図
4に示す医療用チューブは、生体内に挿入されるシャフ
ト管3と、該シャフト管3の先端部外周に流体密に接合
された筒状のバルーン4とを有している。該シャフト管
3内には該バルーン4内に連通している第一ルーメン5
が設けられており、更に、該シャフト管3の先端に開口
している少なくとも1個の第二ルーメン6が設けられて
いる。図4に示す医療用チューブでは該筒状のバルーン
4は図1及び図2に関連して、又は図3に関連して説明
した特殊な形状、特性を有しているものである。
【0028】上記のシャフト管3は、例えば、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、軟質ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーンゴ
ム、エチレンー酢酸ビニル共重合体のような可撓性を有
する高分子材料で構成されている。
【0029】また、医療用チューブの挿入時の体腔等に
対する摺動性を向上させるために、シャフト管3及びバ
ルーン4の各々の外表面に、例えば親水性ポリマー(例
えば無水マレイン酸共重合体)やフッ素系樹脂(例えば
ポリテトラフルオロエチレン)のような低摩擦材料をコ
ーティングしてもよい。
【0030】図4に示す態様の医療用チューブにおいて
は、シャフト管3の外周面近傍に、シャフト管3の一部
または全長にわたり、各ルーメン5、6を囲むように管
状の補強材を埋設することが好ましい。この補強材の材
料としては、例えば、ステンレス、超弾性合金等の金属
材料や、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリイミド、ABS樹脂等の樹脂材料、
カーボンファイバー等よりなる線状体で構成されたも
の、特にこの線状体を交差させて網状に形成した編組体
で構成されたものが好ましい。このような補強材の設置
により、シャフト管3のねじり剛性が高まり、基端部側
での回転操作の際、その回転力が先端部側へ伝達される
トルク伝達性が向上する。さらに、シャフト管3が湾曲
しても、特に急角度に湾曲しても、それに伴ってルーメ
ン5、6が閉塞または狭窄することが防止される。
【0031】また、上記のシャフト管3が生体内に挿入
されている状態でその位置をX線透視下で確認できるよ
うにするために、シャフト管3にX線造影性を付与して
おくことが好ましく、その方法としては、例えば、シャ
フト管3の構成材料中に例えば硫酸バリウム、酸化ビス
マス、タングステン等のX線不透過性物質を配合する方
法、このようなX線不透過性物質によるマーカーをシャ
フト管3の所定位置に埋設または表面に付着させる方法
等が挙げられる。
【0032】図4に示す態様の医療用チューブにおいて
は、医療用チューブの使用時に、バルーン内に連通して
いる第一ルーメン5を流体圧力コントローラを介して加
圧流体源に連結して加圧するか、又はパルス状に加圧で
きる流体圧力コントローラを介して加圧流体源に連結す
るか、又は、パルス状圧力発生用拍動ポンプを用いてパ
ルス状圧力をバルーンに付与する。この加圧流体は気体
であっても、液体であってもよい。流体圧力コントロー
ラによる調整圧力の範囲は好ましくは0〜15atmで
あり、また、パルス状に加圧する場合にはそのパルス周
波数は1〜20Hzであり、パルス状に付加される圧は
極小値圧0atm、極大値圧1〜5atmである。この
圧力に対応して、又は圧力変動に対応して湾曲角度、又
はS字状の湾曲角度が任意に、また任意のパルスで変化
し、一般的には0〜90゜の範囲で湾曲させる。更に、
パルス状圧力を付加する場合には、例えばS字状の湾曲
運動が生じる。パルス状圧力が極小値圧の時にはバルー
ンはS字状にはならず、極大値圧の時にはバルーンはS
字状になることが好ましい。バルーンに付与するパルス
周波数は生体組織の剥離に要するエネルギーに依存する
が、一般的には好ましくは1〜20Hzである。流体圧
力コントローラの調整は手動式でも電動式であってもよ
い。
【0033】本発明の医療用チューブにおいては、上記
したように、相対的に伸展性の小さい部分と相対的に伸
展性の大きい部分とからなるので、バルーン内に流体圧
力が加わると、バルーンは相対的に伸展性の小さい部分
側に湾曲し、それに応じてシャフト管も湾曲し、湾曲の
程度は流体圧力に応じて連続的に変化させることができ
る。また、湾曲の形状はバルーンの相対的に伸展性の小
さい部分の形状、配置に依存する。従って、生体管腔に
あっては、医療用チューブを押し進める分岐を選択で
き、生体管腔外であっても方向を選択しながら進めるこ
とができる。更に、カテーテルの湾曲によってシャフト
管の先端の開口の向きも連続的に変化させることができ
るので、検査や治療の位置を正確に特定することができ
る。
【0034】図4に示す態様の医療用チューブにおいて
は、シャフト管の先端に開口している少なくとも1個の
第二ルーメン6はガイドワイヤー、医療処置又は診断具
等の挿通用チャンネルとして用いることができる。用い
ることのできる医療処置又は診断具としては、例えば、
内視鏡、鉗子類、各種処置具、細胞診ブラシ、注射針、
高周波、超音波、水圧衝撃波等を発する(結石破砕用、
レーザー照射用、アブレーション用等の)プローブ類、
各種センサー及びその導線等を挙げることができる。
【0035】また、上記の医療処置又は診断具等とルー
メン壁との間の間隙を用いて、あるいは別個の第二ルー
メン6を用いて、生体組織、管状器官内に流体を注入し
たり、あるいは、流体を吸引したりすることができる。
具体的には、医療用チューブを挿入し、留置した生体組
織、管状器官内へ薬液等を投与するのに用いられ、ある
いは、内視鏡により生体組織や管状器官内を観察する場
合に、視界の妨げとなる血液、胆汁等の体液を押し出す
ための透明液体(例えば、生理食塩水、ぶどう糖液)を
噴射するフラッシュ用チャンネルとしても用いられる。
【0036】図5は本発明の医療チューブ用バルーンを
組み込んだ、図4の形式とは異なる態様の医療用チュー
ブの一部分の断面図である。図5に示す医療用チューブ
は、生体内に挿入されるシャフト管3と、筒状のバルー
ン4の一端が該シャフト管3の先端に流体密に接合され
た該筒状のバルーン4と、先端部が該筒状のバルーン4
の他端に直接又は間接的に流体密に接合された長尺な医
療処置又は診断具7とを有している。該シャフト管3内
には該バルーン内に流体通過可能に連通している第一ル
ーメン5が設けられており、該第一ルーメン5内には該
長尺な医療処置又は診断具7が収容されている。該筒状
のバルーン4は図1及び図2に関連して、又は図3に関
連して説明した特殊な形状、特性を有しているものであ
る。
【0037】この医療処置又は診断具7としては、例え
ば、内視鏡、鉗子類、各種処置具、細胞診ブラシ、高周
波、超音波、水圧衝撃波等を発する(結石破砕用、レー
ザー照射用、アブレーション用等の)プローブ類、各種
センサー及びその導線等を挙げることができる。
【0038】図5に示す態様の医療用チューブにおける
長尺な医療処置又は診断具7と筒状のバルーン4との接
合法としては、両者を直接に接合させてもよく、又は両
者の間に他のチューブを介在させて間接的に接合させて
も、或いは他のチューブを両者に跨がらせて間接的に接
合させてもよい。
【0039】なお、図5には、医療処置又は診断具7と
して、生体組織や管状器官内を観察する内視鏡を組み込
んだ例が示されている。この内視鏡は送光用ファイバー
束(ライトガイドファイバー束)71と、受光用ファイ
バー束(イメージファイバー束)72と、該受光用ファ
イバー束72の先端に装着されたレンズ73とを有して
いる。該送光用ファイバー束71の先端部は該レンズ7
3を越えて医療用チューブの先端に延びている。そし
て、上記の筒状のバルーン4の他端(先端)は接着剤7
4により該送光用ファイバー束71及び該レンズ73に
流体密に接合されている。
【0040】図5に示す態様の医療用チューブにおいて
は、シャフト管の先端に開口するルーメンを持っていな
いので、生体組織、管状器官内に流体を注入したり、あ
るいは、流体を吸引したりすることはできない。しか
し、医療用チューブの使用時に、バルーン4内に連通し
ている第一ルーメン5を流体圧力コントローラを介して
加圧流体源に連結することにより、図4に示したバルー
ン付き医療用チューブで説明したように、流体圧力コン
トローラによる調整圧力に対応して湾曲角度、湾曲形状
が任意に変化し、その湾曲の程度は流体圧力に応じて連
続的に変化させることができるので、医療処置又は診断
具の方向を所望の方向に決めることができ、例えば、内
視鏡を内蔵したタイプでは生体管腔にあっては、医療用
チューブを押し進める分岐を内視鏡で確認しながら選択
でき、検査位置を正確に特定することができる。しか
も、構造が極めて単純であり、極めて細い医療用チュー
ブとすることができる。
【0041】また、図5に示す態様の医療用チューブに
おいては、医療用チューブの使用時に、バルーン4内に
連通している第一ルーメン5を流体圧力コントローラを
介して加圧流体源に連結し、パルス状圧力発生用拍動ポ
ンプに連結することにより、図4に示した医療用チュー
ブで説明したように、流体圧力コントローラ及びパルス
状圧力発生用拍動ポンプによる調整圧力に対応して湾曲
角度が任意に変化し、その湾曲の程度は流体圧力及びパ
ルス状圧力に応じて連続的に変化させることができるの
で、生体組織を剥離しながら医療用チューブを押し進め
る方向を内視鏡で確認しながら正確に特定することがで
きる。しかも、構造が極めて単純であり、極めて細い医
療用チューブとすることができる。
【0042】図6は、図1に示す形式のバルーン4を有
する図5に示す医療用チューブのバルーン4内に連通し
ている第一ルーメン5を流体圧力コントローラを介して
加圧流体源に連結し、バルーン4内に流体を注入して、
バルーンを相対的に伸展性の小さい部分側に湾曲させた
状態を示している。その湾曲の程度は流体圧力に応じて
連続的に変化させることができる。
【0043】図7は、図3に示す形式のバルーン4を有
する図4に示す医療用チューブのバルーン4内に連通し
ている第一ルーメン5を流体圧力コントローラを介して
加圧流体源に連結し、バルーン4内に流体を注入する
か、又はパルス状圧力発生用拍動ポンプに連結し、バル
ーン4内に流体をパルス状に注入して、バルーンを相対
的に伸展性の小さい部分側に湾曲させてS字状に湾曲さ
せた状態を示している。その湾曲の程度は流体圧力に応
じて連続的に変化させることができる。以上、本発明に
係わる医療チューブ用バルーン及びその使用例を図示の
実施の形態に基づき説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0044】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の医療チュー
ブ用バルーンを組み込むことにより、医療チューブは複
雑な構造体を用いる必要がなくなり、細径化が可能であ
り、先端部の湾曲角度は流体圧力を反映するため、圧力
コントロールによって自在に角度を変えることができ
る。かくして可変湾曲性の方向選択機能を持った医療チ
ューブを提供することが可能となり、湾曲角度を使い分
けることにより生体組織で積極的に所望の場所にアプロ
ーチすることができ、また、可変湾曲運動性の生体組織
の剥離機能を持った医療用チューブ構造を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の医療チューブ用バルーンの斜視図で
ある。
【図2】 図1中のII−II線断面図である。
【図3】 本発明の他の形式の医療チューブ用バルーン
の斜視図である。
【図4】 本発明の医療チューブ用バルーンを組み込ん
だ医療用チューブの一部分の断面図である。
【図5】 本発明の医療チューブ用バルーンを組み込ん
だ他の形式の医療用チューブの一部分の断面図である。
【図6】 本発明の医療チューブ用バルーンを組み込ん
だ医療用チューブのバルーンが湾曲した状態を示す断面
図である。
【図7】 本発明の医療チューブ用バルーンを組み込ん
だ他の形式の医療用チューブのバルーンがS字状に湾曲
した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 相対的に伸展性の小さい部分 2 相対的に伸展性の大きい部分 3 シャフト管 4 筒状のバルーン 5 第一ルーメン 6 第二ルーメン 7 長尺な医療処置又は診断具 71 送光用ファイバー束 72 受光用ファイバー束 73 レンズ 74 接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療チューブ用の筒状バルーンであって、
    その周方向の一部に架橋処理によって形成された伸展性
    の小さい部分を持っていることを特徴とする湾曲操作が
    可能な医療チューブ用バルーン。
  2. 【請求項2】架橋処理が放射線架橋処理であることを特
    徴とする請求項1記載の湾曲操作が可能な医療チューブ
    用バルーン。
  3. 【請求項3】架橋処理によって形成された伸展性の小さ
    い部分が、筒状バルーンの周方向の半分未満の部分にそ
    の軸方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の湾曲操作が可能な医療チューブ用バルーン。
  4. 【請求項4】架橋処理によって形成された伸展性の小さ
    い第一部分が、筒状バルーンの周方向の半分未満の部分
    にその軸方向の一部に延びており、架橋処理によって形
    成された伸展性の小さい第二部分が、筒状バルーンの周
    方向の半分未満の部分にその軸方向の一部に延びてお
    り、該第一部分と該第二部分とは筒状バルーンの周方向
    で反対側に存在し、筒状バルーンの軸方向でずれている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の湾曲操
    作が可能な医療チューブ用バルーン。
  5. 【請求項5】前記第一部分と前記第二部分とは筒状バル
    ーンの軸方向で実質的に重ならないように形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の湾曲操作が可能な医
    療チューブ用バルーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5234548B2 (ja) * 2007-10-27 2013-07-10 株式会社カネカ カテーテル
WO2015045429A1 (ja) * 2013-09-24 2015-04-02 公立大学法人広島市立大学 弾性チューブ、制御装置および医療機器
WO2015060034A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 シャープ株式会社 弾性チューブ、制御装置および医療機器

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