JPH1138360A - 立体像再生方法、立体像再生装置および指向性反射スクリーン - Google Patents

立体像再生方法、立体像再生装置および指向性反射スクリーン

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JPH1138360A
JPH1138360A JP9195641A JP19564197A JPH1138360A JP H1138360 A JPH1138360 A JP H1138360A JP 9195641 A JP9195641 A JP 9195641A JP 19564197 A JP19564197 A JP 19564197A JP H1138360 A JPH1138360 A JP H1138360A
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directional reflection
reflection screen
screen
light
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Akira Arimoto
昭 有本
Tetsuya Oshima
徹也 大島
Yoshiyuki Kaneko
好之 金子
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示される立体画像中に、明るく発光するプ
ロジェクタの出射口が映し出されることなく、高品質の
立体画像を観察することが可能となる立体像再生方法を
提供する。 【解決手段】 画像投影手段(13)と、画像投影手段
から入射される光を水平方向において特定の位置に集光
させ、垂直方向において発散させる指向性反射スクリー
ン(20)とを備える立体像再生装置の立体像再生方法
において、画像投影手段から照射される光の中で、指向
性反射スクリーンの立体画再生に寄与しない面で反射さ
れて、画像投影手段の鏡映像(22)あるいは共役像を
結像する光の通過領域外に、立体像を観察する観察者
(21)が位置するように、指向性反射スクリーンと画
像投影手段との間の位置関係を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体像再生方法、
立体像再生装置およびインジケータに係わり、特に、特
殊な眼鏡を着用することなく両眼視差を用いた立体画像
が得られる立体像再生方法および立体像再生装置に適用
して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特殊な眼鏡を着用することなく、
両眼視差を用いた立体画像が得られるディスプレイ装置
として画像投影手段と指向性の反射または透過スクリー
ンを組み合わせた装置が知られている。中でも、観察者
に対して水平方向の集光手段として合わせ鏡群を用いた
指向性反射スクリーンについては、例えば、下記文献
(イ)に記載されている。 (イ)「三次元画像工学」 大越孝敬著,朝倉書店28
頁および91〜97頁
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、前記従来技術の立体ディスプレイ装置について検
討した結果、立体ディスプレイ装置に表示される立体画
像中に、明るく発光するプロジェクタの出射口が映し出
され、立体ディスプレイ装置に表示される立体画像の画
質を低下させるばかりでなく、観察者にとって迷光にな
るという問題点を見いだした。
【0004】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、立体像
再生方法および立体像再生装置において、表示される立
体画像中に、明るく発光するプロジェクタの出射口が映
し出されることなく、高品質の立体画像を観察すること
が可能となる技術を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、立体像再生装
置に使用される指向性反射スクリーンにおいて、表示さ
れる立体画像中に、明るく発光するプロジェクタの出射
口が映し出されることなく、高品質の立体画像を観察で
きる位置を的確に指示することが可能となる技術を提供
することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0008】画像投影手段と、前記画像投影手段から入
射される光を水平方向において特定の位置に集光させ、
垂直方向において発散させる指向性反射スクリーンとを
備える立体像再生装置の立体像再生方法において、前記
画像投影手段から指向性反射スクリーンに入射される光
の中で、前記指向性反射スクリーンの立体画再生に寄与
しない面で反射されて、前記画像投影手段の鏡映像ある
いは共役像を結像する光の通過領域外に、立体像を観察
する観察者が位置するように、前記指向性反射スクリー
ンと前記画像投影手段との間の位置関係を調整すること
を特徴とする。
【0009】また、画像投影手段と、前記画像投影手段
から入射される光を水平方向において特定の位置に集光
させ、垂直方向において発散させる指向性反射スクリー
ンとを備える立体像再生装置において、立体像を観察す
る観察者の観察位置が、前記画像投影手段から指向性反
射スクリーンに入射される光の中で、前記指向性反射ス
クリーンの立体画再生に寄与しない面で反射されて、前
記画像投影手段の鏡映像あるいは共役像を結像する光の
通過領域外となるように、前記指向性反射スクリーン
と、前記画像投影手段とを配置することを特徴とする。
【0010】また、立体像再生装置に使用される指向性
反射スクリーンであって、画像投影手段から入射される
光を水平方向において特定の位置に集光させ、垂直方向
において発散させる指向性反射スクリーンにおいて、前
記指向性反射スクリーンは、前記画像投影手段から指向
性反射スクリーンに入射される光の中で、前記指向性反
射スクリーンの立体画再生に寄与しない面で反射され
て、前記画像投影手段の鏡映像あるいは共役像を結像す
る光の通過領域外に、立体像を観察する観察者が位置し
ていることを指示するインジケータを具備し、前記イン
ジケータは、スリットが設けられる筐体と、前記筐体内
部に設けられ、前記画像投影手段と前記指向性反射スク
リーンとの配置関係に応じてその設置位置が可変される
発光体とを有し、前記スリットを通して前記発光体から
の光が観察できる場合に、前記画像投影手段の鏡映像あ
るいは共役像を結像する光の通過領域外に、前記観察者
が位置していることを指示することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0012】[実施の形態1]図2は、水平方向の集光
手段として合わせ鏡群を用いた指向性反射スクリーンの
一例を示す要部斜視図である。同図に示す指向性反射ス
クリーン10は、2面直交合わせ鏡群11とレンチキュ
ラレンズ12とで構成される。
【0013】図3は、図2に示す指向性反射スクリーン
の集光特性を示す図である。なお、本明細書の各図にお
いて、プロジェクタ13は、お互いに眼の間隔に配置さ
れた2個のプロジェクタを表している。
【0014】図2に示すように、2面直交合わせ鏡群1
1に入射される光は、2面直交合わせ鏡群11で2回反
射されて、入射してきた方向に進行する。したがって、
図3(a)に示すように、プロジェクタ13から照射さ
れ、指向性反射スクリーン10に入射される光(画像)
は、2面直交合わせ鏡群11で反射されて、水平方向に
おいてプロジェクタ13の位置に集光する。
【0015】また、図2、および図3(b)に示すよう
に、レンチキュラレンズ12は、プロジェクタ13から
照射され、指向性反射スクリーン10に入射される光
(画像)を、垂直方向において拡散する。
【0016】このように、プロジェクタ13から照射さ
れ、指向性反射スクリーン10に入射される光(映像)
は、プロジェクタ13の位置で、かつ、垂直方向にある
幅をもって集光(結像)する。
【0017】したがって、図3に示すように、2個のプ
ロジェクタ13を、観察者21の右眼および左眼の直
上、あるいは直下に配置し、併せて両眼視差の原理に基
づく立体画像信号となる一対の映像信号を照射すること
によって、観察者21は立体画像を観察することができ
る。
【0018】図4は、図2に示す指向性反射スクリーン
を一体配置した一体化スクリーンの垂直方向の断面を示
す断面図である。
【0019】図2に示す指向性反射スクリーン10にお
いて、レンチキュラレンズ12は、レンズ作用を行うシ
リンダ面12aと、その反対側の平坦面12bとで構成
される。レンチキュラレンズ12のシリンダ(レンズ)
面12aを傷つけないために、図4に示すように、レン
チキュラレンズ12の平坦面12bが観察者方向を向い
ているほうが一般的には好ましい。
【0020】しかしながら、図4に示す一体化スクリー
ン20において、レンチキュラレンズ12の平坦面12
bが、プロジェクタ13の出射口の鏡映像をつくること
になる。
【0021】例えば、プロジェクタ13と一体化スクリ
ーン20との垂直方向の光学的配置関係が図5の場合を
考える。この一体化スクリーン20は、前記した如く、
2面直交合わせ鏡群11とレンチキュラレンズ12とを
組み合わせたものであるが、レンチキュラレンズ12の
平坦面12bによるプロジェクタ13の鏡映像22は、
ちょうどレンチキュラレンズ12の反対側の位置に存在
する。
【0022】もし、観察者21が図5に示す斜線内の位
置に眼を置いたとすると、観察者21の視野内に、鏡映
像22が入ってくることになり、観察者21にとってこ
の明るく発光する鏡映像22は迷光であるばかりでな
く、立体画像の画質の劣化させる。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態である立体
像再生装置の基本構成を示す図であり、プロジェクタ1
3と一体化スクリーン20との垂直方向の配置関係を示
す図である。
【0024】図1に示すように、本実施の形態では、観
察者21の視野内に、レンチキュラレンズ12の平坦面
12bによるプロジェクタ13の鏡映像22が入らない
ように、一体化スクリーン20とプロジェクタ13とを
配置する。なお、図1に示す斜線範囲が、観察者21の
視野内に、レンチキュラレンズ12の平坦面12bによ
るプロジェクタ13の鏡映像22が入ってくる位置を表
している。
【0025】この場合に、観察者20が観察したい立体
画像は、レンチキュラレンズ12の本来の拡散作用によ
り、視野垂直方向の立体画像視野範囲は広く、図1に示
す斜線範囲外でも立体画像を十分観察することができ
る。
【0026】このように、図1に示す観察者の眼の位置
においては、レンチキュラレンズ12の平坦面12bに
よるプロジェクタ13の鏡映像22が観察されない。こ
れを簡単に実現する方法の一例としては、一体化スクリ
ーン20にインジケータを設けて、観察者の眼が図1に
示された位置にある時に、インジケータの信号が、観察
者が観察可能となるようにすればよい。
【0027】図6は、本実施の形態のインジケータの概
略構成と、インジケータとプロジェクタとの幾何学的位
置関係について示す図である。
【0028】同図(b)に示すように、本実施の形態の
インジケータ30は一体化スクリーン20の側面の中央
付近に設けられる。また、同図(a)に示すように、イ
ンジケータ30は、発光体31とスリット32とを備え
る。このインジケータ30においては、観察者21が、
その視野内に、レンチキュラレンズ12の平坦面12b
によるプロジェクタ13の鏡映像22が入らない範囲か
ら一体化スクリーン20を見るときに限り、このスリッ
ト32を通して、発光体31が見える構成となってい
る。
【0029】このインジケータ30とプロジェクタ13
との幾何学的位置関係については、図6(a)に示す通
りである。
【0030】図6に示す座標系において、z=Lのとこ
ろに、プロジェクタ13からの立体画像が形成される。
この場合、通常、Lは、プロジェクタ13と一体化スク
リーン20との間の距離である。
【0031】プロジェクタ13からの立体画像に、プロ
ジェクタ13の鏡映像22が入ってこない領域の両端の
Y座標を、Y1、Y2とし、インジケータ30のスリッ
ト32の幅、スリット32から発光体31への距離をそ
れぞれ△y,dとする。このとき、位置関係としては、
下記(1)、(2)式の関係をもたせればよい。
【0032】
【数1】 d=L(△y/(△Y−△y)) ・・・・・・・・・・・・(1) y0=−△y(Y1+Y2)/2(△Y−△y) ・・・・・(2) ここで、△Y=Y1−Y2、また、y0は発光体31の
y座標である。
【0033】このインジケータ30の使用方法は、下記
の通りである。
【0034】(1)始めに、プロジェクタ13と一体化
スクリーン20とを設置し、この時に、プロジェクタ1
3からの立体画像に、プロジェクタ13の鏡映像22が
入ってこない領域の両端のY座標(Y1,Y2)を求め
る。
【0035】(2)このY座標(Y1,Y2)から、前
記(1)、(2)式に基づき、インジケータ30のスリ
ット32から発光体31迄の距離d、および発光体31
のy座標(y0)を求め、発光体31を位置決めする。
【0036】(3)これにより、発光体31が見える位
置に、観察者21が位置すれば、観察者21の視野内
に、レンチキュラレンズ12の平坦面12bによるプロ
ジェクタ13の鏡映像22が入らなくなる。
【0037】このインジケータ30によれば、観測者が
順次交代するような使用形態において、観測者が入れ代
わる毎に、レンチキュラレンズ12の平坦面12bによ
るプロジェクタ13の鏡映像22が見えない位置を探す
必要がなくなる。
【0038】[実施の形態2]図7は、本発明の他の実
施の形態である立体像再生装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0039】本実施の形態では、筐体40内に、プロジ
ェクタ13と一体化スクリーン20との位置関係を固定
した上で、観察者21の眼の位置が、レンチキュラレン
ズ12の平坦面12bによるプロジェクタ13の鏡映像
22が見えない位置になるように、観察者21が座る座
席41の位置を固定したものである。
【0040】また、この座席41には、高さ調節機構を
取り付け、より良好な観察点を見いだすことができるよ
うに微調整可能としている。
【0041】なお、前記実施の形態のインジケータ30
を併用すれば、いっそう容易に最適観察点をみいだすこ
とが可能となる。
【0042】[実施の形態3]一体化スクリーン20、
即ち、レンチキュラレンズ12及び合わせ鏡群11を垂
直方向に円筒形状に湾曲させることで輝度及び輝度の均
一性の向上を図ることが考えられている(特願平8ー0
07135号参照)。
【0043】このような場合には、レンチキュラレンズ
12の平坦面12bにより、プロジェクタ13の出射口
の共役像(実像あるいは虚像)が生じることになる。
【0044】図8、図9は、本発明の他の実施の形態で
ある立体像再生装置の基本構成を示す図である。
【0045】図8は、一体化スクリーン20を垂直方向
に曲率半径Rでもって湾曲した場合に、実共役像23が
生じる場合の一体化スクリーン20とプロジェクタ13
との垂直方向の配置関係を示す図であり、また、図9
は、一体化スクリーン20を垂直方向に曲率半径Rでも
って湾曲した場合に、虚共役像24が生じる場合の一体
化スクリーン20とプロジェクタ13との垂直方向の配
置関係を示す図である。
【0046】もし、観察者21が、図8、図9に示す斜
線内の位置に眼を置いたとすると、観察者21の視野内
に、一体化スクリーン20によるプロジェクタ13の共
役像(23,24)が入ってくることになり、観察者2
にとってこの明るく発光する共役像(23,24)は迷
光であるばかりでなく、立体画像の画質を劣化させる。
【0047】図8、図9において、プロジェクタ13と
一体化スクリーン20との距離をaとすると、一体化ス
クリーン20によるプロジェクタ13の共役像(23,
24)は、下記(3)式に示すように、よく知られた反
射鏡の結像式に則った位置bに生じる。
【0048】
【数2】 (1/a)+(1/b)=2/R ・・・・・・・・・・・・(3) 一方、観察者21の眼の位置は、2面直交合わせ鏡群1
1の指向性のために奥行き位置はほぼ出射点と等しくな
くてはならないため、ほぼaとなる。
【0049】ここで、一体化スクリーン20での反射後
に、余計な一体化スクリーン20の平坦面12bにより
生じるプロジェクタ13の共役像(23,24)を生じ
させる光線の通過する部分は、図8および図9に示す斜
線部分であるので、観察者21の眼の位置を、図8およ
び図9に示す斜線外に出せばよい。
【0050】なお、本実施の形態においても、前記各実
施の形態において説明したように、図8および図9に示
す斜線範囲外でも、プロジェクタ13からの立体画像を
見ることができることはいまでもない。
【0051】ここで、図8と図9を比較した場合、図8
に示す実共役像23の方が、一体化スクリーン20によ
るプロジェクタ13の共役像23を生じさせる光線の通
過する空間部分が少ないので、迷光がなく見える領域が
拡がる。さらにその中で、最も迷光の部分が少なくなる
のは、共役像ができる位置bが観察者21の位置aと同
じで、上下位置のみ異なるようにすれば良い。したがっ
て、a=b=Rのとき、迷光の混入範囲をもっとも少な
くできる。
【0052】なお、前記各実施の形態においては、2台
のプロジェクタを使用する場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、2台以上の複数
のプロジェクタを使用する場合であっても、前記各実施
の形態において説明したプロジェクタと一体化スクリー
ンとの配置関係、および観察者21の眼の位置が適用可
能であることは言うまでもない。
【0053】また、前記実施の形態では、レンチキュラ
レンズ12の平坦側12bがプロジェクタ13側に存在
する場合について説明をしたが、レンチキュラレンズ1
2の平坦側12bがプロジェクタ13の反対側に存在す
る場合であっても、程度の差こそあれ、レンチキュラレ
ンズ12の平坦側12bの反射による影響もあるので、
前記各実施の形態において説明した配置関係に、プロジ
ェクタ13と一体化スクリーン20とを配置することに
より、プロジェクタ13からの立体画像の画質を向上さ
せることが可能である。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0056】(1)本発明によれば、立体像を観察する
観察者の観察位置が、画像投影手段の鏡映像あるいは共
役像が見えない位置になるように、画像画像投影手段と
指向性反射スクリーンとの間の位置関係を調整するよう
にしたので、表示される立体画像中に、明るく発光する
迷光が映し出されることなく、高品質の立体画像を観察
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である立体像再生装置の
基本構成を示す図であり、プロジェクタと一体化スクリ
ーンとの垂直方向の光学的配置関係を示す図である。
【図2】水平方向の集光手段として合わせ鏡群を用いた
指向性反射スクリーンの一例を示す要部斜視図である。
【図3】図2に示す指向性反射スクリーンの集光特性を
示す図である。
【図4】図2に示す指向性反射スクリーンを一体配置し
た一体化スクリーンの垂直方向の断面を示す断面図であ
る。
【図5】一体化スクリーンによりプロジェクタの鏡映像
が生じる場合のプロジェクタと一体化スクリーンとの垂
直方向の配置関係を示す図である。
【図6】本実施の形態のインジケータの概略構成、イン
ジケータとプロジェクタとの幾何学的位置関係を示す図
である。
【図7】本発明の他の実施の形態である立体像再生装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である立体像再生装置
の基本構成を示す図であり、一体化スクリーンを垂直方
向に曲率半径Rでもって湾曲した場合に、実共役像が生
じる場合の一体化スクリーンとプロジェクタとの垂直方
向の配置関係を示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態である立体像再生装置
の基本構成を示す図であり、一体化スクリーンを垂直方
向に曲率半径Rでもって湾曲した場合に、虚共役像が生
じる場合の一体化スクリーンとプロジェクタとの垂直方
向の配置関係を示す図である。
【符号の説明】
10…指向性反射スクリーン、11…2面直交合わせ鏡
群、12…レンチキュラレンズ、12a…レンチキュラ
レンズ12のシリンダ(レンズ)面、12b…レンチキ
ュラレンズ12の平坦面、13…プロジェクタ、20…
一体化スクリーン、21…観察者、22…プロジェクタ
13の鏡映像、23,24…プロジェクタ13の共役
像、30…インジケータ、31…発光体、32…スリッ
ト、40…筐体、41…観察者の座席。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像投影手段と、前記画像投影手段から
    入射される光を水平方向において特定の位置に集光さ
    せ、垂直方向において発散させる指向性反射スクリーン
    とを備える立体像再生装置の立体像再生方法において、 前記画像投影手段から指向性反射スクリーンに入射され
    る光の中で、前記指向性反射スクリーンの立体画再生に
    寄与しない面で反射されて、前記画像投影手段の鏡映像
    あるいは共役像を結像する光の通過領域外に、立体像を
    観察する観察者が位置するように、前記指向性反射スク
    リーンと前記画像投影手段との間の位置関係を調整する
    ことを特徴とする立体像再生方法。
  2. 【請求項2】 前記画像投影手段と対向する面が、垂直
    方向に湾曲された指向性反射スクリーンを備え、前記垂
    直方向に湾曲された指向性反射スクリーンの曲率半径を
    R、前記指向性反射スクリーンと画像投影手段との距離
    をa、前記指向性反射スクリーンと共役像が結像する位
    置との距離をbとするとき、a=b=Rを満足すること
    を特徴とする請求項1に記載された立体像再生方法。
  3. 【請求項3】 前記指向性反射スクリーンは、前記画像
    投影手段から入射される光を、水平方向において特定の
    位置に集光する収束する合わせ鏡群と、前記画像投影手
    段から入射される光を、垂直方向において発散させるレ
    ンチキュラレンズとを一体配置した一体化スクリーンで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載さ
    れた立体像再生方法。
  4. 【請求項4】 画像投影手段と、前記画像投影手段から
    入射される光を水平方向において特定の位置に集光さ
    せ、垂直方向において発散させる指向性反射スクリーン
    とを備える立体像再生装置において、 立体像を観察する観察者の観察位置が、前記画像投影手
    段から指向性反射スクリーンに入射される光の中で、前
    記指向性反射スクリーンの立体画再生に寄与しない面で
    反射されて、前記画像投影手段の鏡映像あるいは共役像
    を結像する光の通過領域外となるように、前記指向性反
    射スクリーンと、前記画像投影手段とを配置したことを
    特徴とする立体像再生装置。
  5. 【請求項5】 前記観察位置に、観察者が座る座席を備
    えることを特徴とする請求項4に記載された立体像再生
    装置。
  6. 【請求項6】 前記画像投影手段と対向する面が、垂直
    方向に湾曲された指向性反射スクリーンを備え、前記垂
    直方向に湾曲された指向性反射スクリーンの曲率半径を
    R、前記指向性反射スクリーンと画像投影手段との距離
    をa、前記指向性反射スクリーンと共役像が結像する位
    置との距離をbとするとき、a=b=Rを満足すること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載された立体
    像再生装置。
  7. 【請求項7】 前記指向性反射スクリーンは、前記画像
    投影手段から入射される光を、水平方向において特定の
    位置に集光する収束する合わせ鏡群と、前記画像投影手
    段から入射される光を、垂直方向において発散させるレ
    ンチキュラレンズとを一体配置した一体化スクリーンで
    あることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれ
    か1項に記載された立体像再生装置。
  8. 【請求項8】 立体像再生装置に使用される指向性反射
    スクリーンであって、画像投影手段から入射される光を
    水平方向において特定の位置に集光させ、垂直方向にお
    いて発散させる指向性反射スクリーンにおいて、 前記指向性反射スクリーンは、前記画像投影手段から指
    向性反射スクリーンに入射される光の中で、前記指向性
    反射スクリーンの立体画再生に寄与しない面で反射され
    て、前記画像投影手段の鏡映像あるいは共役像を結像す
    る光の通過領域外に、立体像を観察する観察者が位置し
    ていることを指示するインジケータを具備し、 前記インジケータは、スリットが設けられる筐体と、前
    記筐体内部に設けられ、前記画像投影手段と前記指向性
    反射スクリーンとの配置関係に応じてその設置位置が可
    変される発光体とを有し、 前記スリットを通して前記発光体からの光が観察できる
    場合に、前記画像投影手段の鏡映像あるいは共役像を結
    像する光の通過領域外に、前記観察者が位置しているこ
    とを指示することを特徴とする指向性反射スクリーン。
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