JPH1138016A - ノズル洗浄装置 - Google Patents

ノズル洗浄装置

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JPH1138016A
JPH1138016A JP19346597A JP19346597A JPH1138016A JP H1138016 A JPH1138016 A JP H1138016A JP 19346597 A JP19346597 A JP 19346597A JP 19346597 A JP19346597 A JP 19346597A JP H1138016 A JPH1138016 A JP H1138016A
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JP
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nozzle
cleaning
cleaning liquid
suction
liquid
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JP19346597A
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Toshimi Kawamura
利美 河村
Yuzaburo Nanba
祐三郎 難波
Shuji Takahashi
修司 高橋
Eiji Ishiwatari
英治 石渡
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Eisai Co Ltd
Sanko Junyaku Co Ltd
Kanda Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
Sanko Junyaku Co Ltd
Kanda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1004Cleaning sample transfer devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル洗浄孔の開口面積を最小にすることが
でき、装置容積も小さくでき、かつ使用する洗浄液の量
を極小にすることを可能とし、また洗浄用液に起因する
結晶体の反応管への付着を皆無としたノズル洗浄装置を
提供する。 【解決手段】 反応容器中の液を吸引するノズル及び反
応容器に液を注入するノズルの洗浄を行う装置であり、
反応容器の設置位置の上方に位置するように設けられか
つノズルが該反応容器中に進入可能なようにノズルを上
下動自在に保持するノズル保持手段と、該ノズル保持手
段と反応容器の設置位置の間に設けられたノズル洗浄ケ
ースと、該ノズル保持手段に保持されたノズルが上下動
自在に挿通できるように該ノズル洗浄ケース内に設けら
れたノズル通路と、該ノズル通路内に位置するノズルを
洗浄する洗浄機構とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免疫自動測定装置
等の自動分析装置に用いられる反応容器(反応管ともい
う)に各種の液(反応溶液や洗浄用液)を注入する注入
ノズル及び液の入った反応管から液を吸引する吸引ノズ
ルの洗浄を効率よく行うことを可能としたノズル洗浄装
置に関する。
【0002】
【関連技術】従来、抗原抗体反応を利用した免疫測定法
としては、1ステップ方式及び2ステップ方式の非競合
サンドイッチ法及び競合法が知られている。
【0003】1ステップ方式の非競合サンドイッチ法に
より、試料として患者から採取した血液等の検体に含ま
れる抗原の量を測定する方法を説明する。例えば、合成
樹脂製の容器内壁や粒(パーティクル)等の不溶性の単
体(固相)に結合した抗体(固相抗体)と、放射性物
質、蛍光物質、酸素等の標識物質を結合した抗体(標識
抗体)とを予め添加してある反応管に、測定対象の検体
を添加する。
【0004】これによって反応管内においては、検体中
に含まれている抗原が上記固相抗体と抗原抗体反応(免
疫反応)して抗原抗体複合体を生成し、また同時にこの
抗原抗体複合体に標識抗体も複合して、固相抗体−抗原
−標識抗体という3つの成分がサンドイッチになった複
合体が生成する。このようにして、検体中の抗原を仲介
物として、標識抗体の標識を固相に結合させる。
【0005】次にこの固相に結合された標識以外のもの
であって、反応管内に添加された抗原とは結合しなかっ
た余分の標識抗体や、免疫反応に関与しなかった抗体成
分等を洗浄によって分離(B/F分離)する操作を行な
い、最終的に、固相に結合した抗原量に比例する標識量
を、標識の性質を利用した物理的あるいは化学的な手法
で定量測定して、検体中の抗原濃度を求める。
【0006】一方、2ステップ方式の非競合サンドイッ
チ法は、まず固相抗体のみを予め添加した反応管に、検
体を添加することで第1の反応を行なわせた後に、標識
抗原を添加して第2の反応を行なわせ測定を行なう方法
である。
【0007】また、これら非競合サンドイッチ法とは別
に、上述した固相抗体に対し、予め標識物質で標識した
抗原(標識抗原)と、検体中の抗原を競争的に反応させ
る競合法と称される方法も知られている。
【0008】このような免疫測定法における測定を自動
的に実施する装置として、免疫自動測定装置等の自動分
析装置が知られている。この自動分析装置においては、
特にB/F分離工程において、反応管内を洗浄する必要
があり、反応容器から反応溶液や洗浄用液を吸引する吸
引ノズルまた反応容器に洗浄用液を注入する注入ノズル
が多数用いられる。これらのノズルは他種溶液の混入
(コンタミネーション)を防ぐため、使用の都度洗浄す
る必要がある。そこで、ノズルを洗浄するためのノズル
洗浄装置が従来から用いられている。
【0009】従来のノズル洗浄装置110は、図9に示
すごとく、不図示のノズル群とは別に独立した設置位置
及び構造を有する洗浄ケース112を用いてノズルの洗
浄を行っていた。該洗浄ケース112は上方に開口した
凹部114を穿設した洗浄ケース本体116を有してい
る。
【0010】該洗浄ケース本体116の中心部には底壁
120を下方に貫通して開口する洗浄液の排出口118
が設けられている。該排出口118の周辺部外方には上
方に開口するノズル洗浄孔122,122が設けられ、
該ノズル洗浄孔122,122は該洗浄ケース本体11
6の底壁120を側方に貫通して開口する洗浄液の供給
口124,124に連通している。
【0011】ノズルN1,N2の先端部を洗浄するに
は、該ノズル洗浄孔122,122にノズルN1,N2
の先端部を挿入し、ノズル洗浄孔122,122から洗
浄液を連続的に注入し、ノズル洗浄孔122,122の
底から上部開口に向かってオーバーフローさせる。この
洗浄液の連続的なオーバーフローによりノズルN1,N
2の先端部の洗浄が行なわれる。ノズル洗浄孔122,
122からオーバーフローした洗浄液は排出口118を
通して外部に排出される。
【0012】ノズルN1,N2は、X方向及びZ方向に
移動するノズル移動手段(図示せず)によって反応管T
の設置位置及び洗浄位置にそれぞれ移動され、反応管T
の設置位置においては反応溶液や洗浄用液の吸引や洗浄
用液の注入などの所要の動作を行い、また洗浄位置にお
いては上記したようにノズルN1及びN2の先端部の洗
浄が行なわれる。
【0013】図9に示した従来のノズル洗浄装置110
においては、反応溶液を吸引し、また洗浄用液を注入、
吸引するためにアクセスする位置と、洗浄ケース112
の位置とがそれぞれ異なる位置となり、ノズルN1,N
2を2方向に移動させることが必須であった。したがっ
て、従来のノズル洗浄装置110はその容積が大きくな
り、それだけコストがかかるものであった。
【0014】ノズルN1,N2をノズル洗浄孔122か
ら外に出して反応溶液や洗浄用液の吸引や注入を行い、
また一旦外に出たノズルN1,N2は、ノズル洗浄孔1
22に再び挿入され洗浄されるということが繰り返され
る。そのため、ノズル洗浄孔122の開口面積をノズル
N1,N2が通過できる程度に小さくしておくと、ノズ
ルN1,N2を挿入する際にノズルN1,N2がノズル
洗浄孔122の縁にあたって壊れてしまうという不都合
があった。さらに従来のノズル洗浄装置110において
は、使用される洗浄液も大量となり不経済であった。
【0015】洗浄用液が特殊な成分、例えば界面活性等
を含有している場合には、乾燥時に結晶体が洗浄ケース
112内に付着する現象が発生し、当該結晶体によって
洗浄ケース112が汚されてしまい、洗浄能力が経時的
に低下してしまうという問題があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点に鑑みなされたもので、ノズル洗浄孔の
開口面積を最小にすることができ、装置容積も小さくで
き、かつ使用する洗浄液の量を極小にすることを可能と
し、また洗浄用液に起因する結晶体のノズル及びノズル
洗浄ケースへの付着を皆無としたノズル洗浄装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のノズル洗浄装置は、反応容器中の液を吸引
するノズル及び反応容器に液を注入するノズルの洗浄を
行う装置であり、反応容器の設置位置の上方に位置する
ように設けられかつノズルが該反応容器中に進入可能な
ようにノズルを上下動自在に保持するノズル保持手段
と、該ノズル保持手段と反応容器の設置位置の間に設け
られたノズル洗浄ケースと、該ノズル保持手段に保持さ
れたノズルが上下動自在に挿通できるように該ノズル洗
浄ケース内に設けられたノズル通路と、該ノズル通路内
に位置するノズルを洗浄する洗浄機構とを有することを
特徴とする。
【0018】前記ノズル洗浄機構としては、前記ノズル
通路内に洗浄液を噴出する手段と、噴出された洗浄液を
吸引する手段とを有する構成とすることができる。
【0019】前記ノズル洗浄機構は、前記ノズル通路に
臨むように洗浄液噴出口および洗浄液吸引口を開口せし
め、該洗浄液噴出口から洗浄液を該ノズル通路内に噴出
してノズルの洗浄を行い、該ノズル通路内の洗浄液を洗
浄液吸引口から吸引排出するように構成するのが好まし
い。
【0020】前記洗浄液噴出口を前記ノズル通路の下部
に設け、前記洗浄液吸引口を前記ノズル通路の上部に設
けることにより、洗浄液の流れは下から上へ重力に抗し
て流れることになるので、洗浄効果がそれだけ大とな
り、かつ吸引用バキュームポンプ等により該洗浄液吸引
口から洗浄液を吸引している限り、下部の開口から洗浄
液が落下するような事故は皆無となる。
【0021】前記洗浄液噴出口と洗浄液吸引口の設置距
離が、ノズルを反応容器内の液中に進入させた場合のノ
ズルの浸漬部分の長さよりも大であるようにすれば、ノ
ズルが液中への浸漬によって汚れた部分よりも広い部分
が洗浄液によって確実に洗浄されるので、洗浄漏れがな
くなるという利点がある。
【0022】前記ノズル通路の上部に、中央部にノズル
を挿通するノズル挿通孔を穿設してなるノズルホルダー
を取付け、かつ該ノズル挿通孔の下端部の径をノズルが
密接状態で上下動できるように形成すれば、洗浄液吸引
口から洗浄液を吸引する際に該ノズル挿通孔による吸引
力の漏れや分散がなくなり、全ての吸引力を洗浄液の吸
引に有効に利用することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一つの実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0024】図1は本発明に係るノズル洗浄装置を具備
した免疫自動測定装置の一つの実施の形態を示す上面図
である。図2は図1の正面図である。図3は本発明のノ
ズル洗浄装置の一部断面側面図で、ノズルを洗浄ケース
に収納した状態を示す。図4は図3と同様の一部断面側
面図で、ノズルを反応容器位置に突出させた状態を示
す。図5は本発明のノズル洗浄装置の要部の拡大断面図
である。図6は洗浄ケースの摘示斜視図である。図7は
図6のA−A線断面図である。図8は図7の洗浄ケース
にノズルホルダを取りつけノズルをノズル通路に挿通し
た場合の状態を示す断面説明図である。図9は従来のノ
ズル洗浄装置を示す概略断面説明図である。
【0025】図1において、12は本発明に係る自動分
析装置、具体的には免疫自動測定装置で、所定速度で間
欠的に回転移動する反応管ターレット14を有してい
る。該反応管ターレット14の上面周辺部には、複数個
の反応管ホルダー16を内周列及び外周列の2列に配設
してなる反応管保持部18が形成されている。該反応管
ターレット14上面に設けられる反応管ホルダー16の
設置数は、反応の態様により適宜設定すればよいが、図
1の例では、内周列及び外周列がそれぞれ30個、合計
60個の反応管ホルダー14を設置した例を示してい
る。
【0026】20は反応管ラックで、多数の受け部21
に反応管を保持する(図1の例では2個の反応管ラック
を設置した場合が示されている)。22は、反応管移載
手段で、下部に反応管把持部22aを有しており、反応
管ラック20の受け部21に保持された反応管を反応管
ホルダー16に移載し、かつ一の反応管ホルダー16に
保持された反応管を所望個数の反応管ホルダー16をス
キップして他の反応管ホルダー16に移載する作用を行
う。
【0027】この場合、内周列又は外周列の反応管ホル
ダー16に保持された反応管を同じ周列の反応管ホルダ
ー16に移載することもできるし、他の周列の反応管ホ
ルダー16に移載することもできる。該反応管移載手段
22は該反応管保持部18に反応管を供給する反応管供
給作用と、該反応管保持部18から測定済の反応管を取
り出し廃棄する反応管廃棄作用とを行なう。
【0028】26は、該反応管にパーティクルを供給す
るパーティクル供給手段で、その下部にパーティクルノ
ズル26aが設けられている。28は、該反応管に標識
試薬を分注する試薬分注手段で、その下部に試薬ノズル
28aが設けられている。30は、本発明に係るノズル
洗浄装置であり、B/F分離処理に用いられる。32
は、該反応管に測定用試薬を分注する測定用試薬分注手
段である。34は、該反応管の反応後の反応溶液におけ
る標識物の量を測定する測定手段である。
【0029】36は、試薬テーブル機構で、試薬テーブ
ル37を有している。該試薬テーブル37には取付孔3
7a,37aが穿設されており、該取付孔37a,37
aを介して試薬ホルダー38,38が着脱自在に取りつ
けられている。該試薬ホルダー38,38にはパーティ
クルビン40及び標識試薬ビン42がそれぞれ着脱自在
に取りつけられている。
【0030】しかして、本発明に係るノズル洗浄装置3
0の一つの実施の形態を図3〜図8に基づいて説明す
る。図3及び図4において、ノズル洗浄装置30は、基
台50を有している。該基台50の一側面長手方向には
ガイドレール52が設けられている。
【0031】該ガイドレール52には可動支柱54が上
下動自在に取りつけられている。56は該可動支柱54
に接続されたタイミングベルトで、該タイミングベルト
56は図示しない駆動源によって駆動される一対のプー
リ58,58に懸架されている。該タイミングベルト5
6の回転により該可動支柱54が上下動せしめられる。
【0032】該可動支柱54の上端部にはノズル保持手
段となるアーム部材60が側方に延出して設けられてい
る。該アーム部材60には反応容器Tに液を注入する注
入ノズルN1と反応容器T中の液を吸引する吸引ノズル
N2とが先端部を下方にして保持されている。62,6
2は該アーム部材60に埋設され、かつノズルN1,N
2がそれぞれ圧入されている取付ブロックである。
【0033】該注入ノズルN1の上端部は、例えば洗浄
液の供給タンク(図示せず)に接続されて、必要量の液
を反応管T内に注入することができるようになってい
る。また、該吸引ノズルN2の上端部は液排出口(図示
せず)に接続されており、反応容器T中に存在する反応
溶液や洗浄用液などの液を真空ポンプ等の吸引手段によ
り吸引し液排出口から排出する作用を行うものである。
【0034】64は該アーム部材60の下方に位置し該
基台50から側方に延出して設けられた洗浄ケースであ
る。該洗浄ケース64には上記注入及び吸引ノズルN
1,N2に対応して上下方向に注入ノズルN1用の注入
ノズル通路66a及び吸引ノズルN2用の吸引ノズル通
路66bが形成されている。
【0035】該注入ノズル通路66a及び吸引ノズル通
路66bの下方には反応管ターレット14の反応管ホル
ダー16に保持された多数の反応容器Tが間欠的に順次
回動して位置せしめられる。該注入ノズルN1は該反応
容器Tの中程まで進入して液を注入吐出すればよい。一
方、吸引ノズルN2は反応容器T中の全ての液を吸引す
る必要があるため、図4に示すように反応容器Tの底ま
で進入して吸引動作を行う。
【0036】図8によく示されるように、該注入ノズル
通路66a及び吸引ノズル通路66bの上端部にはノズ
ルホルダー68,68が取りつけられている。該ノズル
ホルダー68,68の中心部にはノズル挿通孔70,7
0が貫通して開穿させられている。該ノズル挿通孔7
0,70の下端部にはOリング72,72が固定されて
いる。該Oリング72,72は、それぞれのノズルN
1,N2の外周面と密接し、該ノズルN1,N2が密接
状態で該Oリング72,72に上下動自在に当接してい
る。
【0037】該ノズルN1,N2及び該Oリング72,
72によって該ノズル挿通孔70,70の下端部は、完
全に密封された状態となるので、洗浄液を洗浄液吸引口
74b,76bから吸引する際に該ノズル挿通孔70,
70からの空気漏れはないので、全ての吸引力を洗浄液
の吸引に有効に利用することが可能となる。
【0038】74a,76a及び74b,76bは該ノ
ズル通路66a,66bに臨むように該ノズル通路66
a,66bの内壁面に穿設された洗浄液噴出口及び洗浄
液吸引口である。該洗浄液噴出口74a,76aは該洗
浄ケース64の側壁下部から突出して形成された洗浄液
供給口78a,80aに液通路82を介して接続してい
る。該洗浄液吸引口74b,76bは該洗浄ケース64
の側壁上部から突出して形成された洗浄液排出口78
b,80bに液通路82を介して接続している。
【0039】該洗浄液供給口78a,80aから供給さ
れた洗浄液は液通路82を通って洗浄液噴出口74a,
76aからノズル通路66a,66b内に噴出し、ノズ
ルN1,N2を洗浄しつつ洗浄液吸引口74b,76b
の吸引力によって上方に流れて該洗浄液吸引口74b,
76bに吸引され、液通路82を通って洗浄液排出口7
8b,80bから排出される。
【0040】反応容器の洗浄、例えばB/F分離を行う
場合には、洗浄位置には反応溶液の入った反応容器Tが
到達し、この反応容器T中の反応溶液を吸引廃棄し、洗
浄液の注入、洗浄液の吸引廃棄という手順に従って洗浄
が行なわれる。したがって、例えば、反応管ターレット
14に反応管ホルダー16が内周と外周の2列に配列し
ている場合について言えば、図6に示したように吸引ノ
ズルN1と注入ノズルN2とを配置すれば、吸引−注入
−吸収−注入−吸入という洗浄動作を行うことができ
る。この場合には2回の洗浄を行うことができる。
【0041】上記した構成により、ノズルN1,N2の
洗浄を行う場合について説明する。図6に示したよう
に、反応管保持部18の内周列と外周列の反応管ホルダ
ー16に保持された反応容器についてのB/F分離を行
う際に内周列及び外周列の使用ノズルN1,N2を同時
に洗浄することができる。
【0042】図6に矢印で示したように、反応管ターレ
ット14が時計回りに回転する場合を例にとれば、反応
溶液の入った反応容器T,Tが図6の一番右端にある吸
引ノズルN2,N2の下方に到達すると、吸引ノズルN
2,N2は降下して反応容器T,Tの底まで進入し(図
4)、反応溶液を全て吸引する。吸引を完了すると吸引
ノズルN2,N2は上昇し洗浄ケース64内の吸引ノズ
ル通路66b内に収納される(図3)。この時、図3に
示すように、該吸引ノズルN2,N2の下端は洗浄液噴
出口76aの設置位置よりも上方に位置させると良好な
洗浄が行なえる。
【0043】該吸引ノズルN2,N2が吸引ノズル通路
66b内に収納されると、該洗浄液噴出口76aから洗
浄液が噴出され、この噴出された洗浄液は洗浄液吸引口
76bからの吸引力によって重力に抗して上方に流れて
吸引ノズルN2,N2を洗浄し、該洗浄液吸引口76b
から吸引され洗浄液排出口78b,80bから排出され
る。
【0044】反応溶液を吸引された空となった反応容器
T,Tは次いで図6の右から2番目の注入ノズルN1,
N1の下方に回動到達する。注入ノズルN1,N1は降
下して空の反応容器T,Tの中程まで進入し(注入する
だけであるから底まで進入する必要はない)、洗浄用液
を反応容器T,T内に注入する。注入を完了すると注入
ノズルN1,N1は上昇し、洗浄ケース64内の注入ノ
ズル通路66a内に収納される(図3)。
【0045】該注入ノズルN1,N1は洗浄用液を注入
するだけなのであまり汚れないが、コンタミネーション
等による汚れを防止し、測定の精度を上げるためにやは
り洗浄する必要がある。この場合も、該注入ノズルN
1,N1の下端が洗浄液噴出口74aの設置位置よりも
上方に位置させると良好な洗浄が行えることは同様であ
る。
【0046】該注入ノズルN1,N1が注入ノズル通路
66a内に収納されると、該洗浄液噴出口74aから洗
浄液が噴出され、この噴出された洗浄液は洗浄液吸引口
74bからの吸引力によって重力に抗して上方に流れて
注入ノズルN1,N1を洗浄し、該洗浄液吸引口74b
から吸引されて洗浄液排出口78b,80bから排出さ
れる。
【0047】洗浄用液を注入された反応容器T,Tは次
に図6の右から3番目の吸引ノズルN2,N2の下方に
回動到達する。吸引ノズルN2,N2は降下して反応容
器T,Tの底まで進入し(図4)、洗浄用液を全て吸引
する。吸引を完了すると、前述したと同様に、吸引ノズ
ル通路66b内に収納されて洗浄される。
【0048】この空の反応容器T,Tはさらに図6の右
から4番目の注入ノズルN1,N1の下方に回動到達し
て、上述したと同様に、洗浄用液が再び注入される。注
入完了後、注入ノズルN1,N1は同様にして注入ノズ
ル通路66a内で洗浄される。
【0049】洗浄用液を注入された反応容器T,Tは、
図6の右から5番目、即ち最後の吸引ノズルN2,N2
の下方に回動到達して、上述したと同様に、反応容器
T,T内の洗浄用液は吸引排出される。吸引完了後、吸
引ノズルN2,N2は同様にして吸引ノズル通路66b
内で洗浄される。
【0050】上述したように、注入ノズルN1及び吸引
ノズルN2は注入操作及び吸引操作を行った後直ちに注
入ノズル通路66a及び吸引ノズル通路66b内で洗浄
されるので、例え洗浄用液に特殊成分、例えば界面活性
剤などが含まれていても乾燥して結晶体となる程の時間
放置されることはないので結晶体が反応管に付着するこ
とは皆無となる。
【0051】図6に示した例では、反応容器TのB/F
分離における洗浄は、吸引(反応溶液)−注入(洗浄用
液)−吸引(洗浄用液)−注入(洗浄用液)−吸引(洗
浄用液)の手順となるので、洗浄処理は2度行われたこ
とになる。このB/F分離における洗浄回数を増やす場
合には、注入ノズルN1と吸引ノズルN2の組み合わせ
を増加すればよいことはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明のノズル洗浄
装置によれば、ノズル洗浄孔の開口面積を最小にするこ
とができ、装置容積も小さくでき、かつ使用する洗浄液
の量を極小にすることを可能とし、また洗浄用液に起因
する結晶体のノズル及びノズル洗浄ケースへの付着を皆
無とすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノズル洗浄装置を具備した免疫自
動測定装置の一つの実施の形態を示す上面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明のノズル洗浄装置の一部断面側面図で、
ノズルを洗浄ケースに収納した状態を示す。
【図4】図3と同様の一部断面側面図で、ノズルを反応
容器位置に突出させた状態を示す。
【図5】本発明のノズル洗浄装置の要部の拡大断面図で
ある。
【図6】洗浄ケースの摘示斜視図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図7の洗浄ケースにノズルホルダを取りつけノ
ズルをノズル通路に挿通した場合の状態を示す断面説明
図である。
【図9】従来のノズル洗浄装置を示す概略断面説明図で
ある。
【符号の説明】
12 自動分析装置,14 反応管ターレット,16
反応管ホルダー,18 反応管保持部,20 反応ラッ
ク,21 受け部,22 反応管移載手段,22a 反
応管把持部,26 パーティクル供給手段,26a パ
ーティクルノズル,28 試薬分注手段,28a 試薬
ノズル,30 ノズル洗浄装置,32 測定用試薬分注
手段,34 測定手段,36 試薬テーブル機構,37
試薬テーブル,37a 取付孔,38 試薬ホルダ
ー,40 パーティクルビン,42 標識試薬ビン,5
0 基台,52 ガイドレール,54 可動支柱,56
タイミングベルト,58 プーリ,60 アーム部
材,62 取付ブロック,64 洗浄ケース,66a
注入ノズル通路,66b 吸引ノズル通路,68 ノズ
ルホルダー,70 ノズル挿通孔,72 Oリング,7
4a,76a 洗浄液噴出口,74b,76b 洗浄液
吸引口,78a,80a 洗浄液供給口,78b,80
b 洗浄液排出口,82 液通路,110 ノズル洗浄
装置,112 洗浄ケース,114 凹部,116 洗
浄ケース本体,118 排出口,120 底壁,122
ノズル洗浄孔,N1,N2 ノズル,T 反応容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】1ステップ方式の非競合サンドイッチ法に
より、試料として患者から採取した血液等の検体に含ま
れる抗原の量を測定する方法を説明する。例えば、合成
樹脂製の容器内壁や粒(パーティクル)等の不溶性の単
体(固相)に結合した抗体(固相抗体)と、放射性物
質、蛍光物質、素等の標識物質を結合した抗体(標識
抗体)とを予め添加してある反応管に、測定対象の検体
を添加する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】一方、2ステップ方式の非競合サンドイッ
チ法は、まず固相抗体のみを予め添加した反応管に、検
体を添加することで第1の反応を行なわせた後に、標識
を添加して第2の反応を行なわせ測定を行なう方法
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】反応容器の洗浄、例えばB/F分離を行う
場合には、洗浄位置には反応溶液の入った反応容器Tが
到達し、この反応容器T中の反応溶液を吸引廃棄し、洗
浄液の注入、洗浄液の吸引廃棄という手順に従って洗浄
が行なわれる。したがって、例えば、反応管ターレット
14に反応管ホルダー16が内周と外周の2列に配列し
ている場合について言えば、図6に示したように吸引ノ
ズルN1と注入ノズルN2とを配置すれば、吸引−注入
−吸−注入−吸入という洗浄動作を行うことができ
る。この場合には2回の洗浄を行うことができる。
フロントページの続き (72)発明者 難波 祐三郎 茨城県つくば市小白硲672−250 (72)発明者 高橋 修司 千葉県印西市木刈2丁目12−12 (72)発明者 石渡 英治 千葉県四街道市四街道2−18−32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器中の液を吸引するノズル及び反
    応容器に液を注入するノズルの洗浄を行う装置であり、
    反応容器の設置位置の上方に位置するように設けられか
    つノズルが該反応容器中に進入可能なようにノズルを上
    下動自在に保持するノズル保持手段と、該ノズル保持手
    段と反応容器の設置位置の間に設けられたノズル洗浄ケ
    ースと、該ノズル保持手段に保持されたノズルが上下動
    自在に挿通できるように該ノズル洗浄ケース内に設けら
    れたノズル通路と、該ノズル通路内に位置するノズルを
    洗浄する洗浄機構とを有することを特徴とするノズル洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズル洗浄機構が、前記ノズル通路
    内に洗浄液を噴出する手段と、噴出された洗浄液を吸引
    する手段とを有することを特徴とする請求項1記載のノ
    ズル洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズル洗浄機構が、前記ノズル通路
    に臨むように洗浄液噴出口および洗浄液吸引口を開口せ
    しめ、該洗浄液噴出口から洗浄液を該ノズル通路内に噴
    出してノズルの洗浄を行い、該ノズル通路内の洗浄液を
    洗浄液吸引口から吸引排出するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のノズル洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄液噴出口を前記ノズル通路の下
    部に設け、前記洗浄液吸引口を前記ノズル通路の上部に
    設けたことを特徴とする請求項3記載のノズル洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄液噴出口と洗浄液吸引口の設置
    距離が、ノズルを反応容器内の液中に進入させた場合の
    ノズルの浸漬部分の長さよりも大であることを特徴とす
    る請求項3又は4記載のノズル洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズル通路の上部に、中央部にノズ
    ルを挿通するノズル挿通孔を穿設してなるノズルホルダ
    ーを取付け、かつ該ノズル挿通孔の下端部の径をノズル
    が密接状態で上下動できるように形成したことを特徴と
    する請求項3〜5のいずれか1項記載のノズル洗浄装
    置。
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