JPH1137778A - リンク旅行時間補間方法 - Google Patents

リンク旅行時間補間方法

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JPH1137778A
JPH1137778A JP18957797A JP18957797A JPH1137778A JP H1137778 A JPH1137778 A JP H1137778A JP 18957797 A JP18957797 A JP 18957797A JP 18957797 A JP18957797 A JP 18957797A JP H1137778 A JPH1137778 A JP H1137778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスエリア内の非サービスリンクの旅行
時間をサービスリンクの旅行時間を考慮して決定し、真
に最短時間の経路探索ができるようにする。 【解決手段】 道路交通情報解析部26は受信したサー
ビスリンクのリンク旅行時間を用いてサービスエリア毎
に、あるいは、該エリアを複数の区画に分割した時の区
画毎に、該エリアあるいは区画内の全サービスリンクの
総旅行時間と全サービスリンクの総長を求め、総旅行時
間と総長より単位距離当りの平均リンク旅行時間を算出
し、該平均リンク旅行時間を該エリアあるいは区画内の
非サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間と
し、誘導経路制御部21は受信したサービスリンクのリ
ンク旅行時間および計算した非サービスリンクのリンク
旅行時間を用いて所望地点までの所要時間が最短となる
ようにルート計算し、得られたルートを地図上に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーション装置
における非サービスリンクのリンク旅行時間補間方法に
係わり、特に、外部より道路構成リンクのうちサービス
リンクのリンク旅行時間を受信し、該リンク旅行時間を
用いて所望地点までの所要時間が最短となるようにルー
ト計算し、得られたルートを地図上に表示するナビゲー
ション装置における非サービスリンクの旅行時間補間方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行案内を行い、運転者が所望の
目的地に容易に到達できるようにしたナビゲーション装
置は、車両の位置を検出して地図記録媒体(CD−RO
Mなど)から車両位置周辺の地図データを読み出し、地
図画像をディスプレイ画面に描画するとともに該地図画
像上の所定箇所に車両位置マークを重ねて描画する。そ
して、車両の移動により現在位置が変化するに従い、画
面の車両位置マークを移動したり、或いは車両位置マー
クは画面所定位置に固定して地図をスクロールして、常
に、車両位置周辺の地図情報が一目で判るようになって
いる。又、ナビゲーション装置には、各種経路探索/誘
導経路機能がある。たとえば、目的地が入力される
と、出発地点から目的地点までの経路を探索し、画面に
探索した経路を表示してドライバを目的地に案内する機
能(経路探索/誘導経路機能)、自動車が誘導経路か
ら外れた時、新たに目的地までの経路を探索する機能
(オートリルート機能)、迂回ポイントを入力して該
ポイントを迂回する経路を探索する機能(迂回ポイント
設定機能)等がある。
【0003】かかるナビゲーション装置には、道路交通
情報通信システム(VICS)が提供する渋滞、事故、
規制等の道路交通情報を受信してこれらをリアルタイム
に地図上に表示する機能が設けられている。道路交通情
報の表示法としてはレベル1〜レベル3が利用でき、状
況や目的に応じて所望のレベルで道路交通情報を表示で
きるようになっている。レベル1は文字情報表示モード
であり、ディスプレイ画面の上方エリアに文字で、区間
旅行時間情報、障害情報、サービス情報、一般FM文字
情報等を表示するものである。レベル2は簡易図形表示
モードであり、混雑監視道路の簡易図形を描画し、該簡
易図形上に渋滞・障害情報などを表示するものである。
レベル3は地図情報表示モードであり、渋滞・事故・規
制などの情報を、地図上にリアルタイムに表示するもの
である。なお、VICS情報を使用した機能としては上
記したものに加えて、VICS情報より誘導経路上に渋
滞が発生したことが判明した時、該渋滞を避けて迂回す
る経路を自動探索する機能(回避ルート探索機能)等が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】VICS情報にはVI
CSリンク(サービスリンク)毎にリンク旅行時間情報
が含まれている。したがって、このリンク旅行時間を用
いれば目的地まで最短時間で行ける経路を探索すること
ができる。しかし、現在は全リンクについてリンク旅行
時間情報が提供されておらず、幹線道路(高速、都市高
速、幹線その他)についてのみリンク旅行時間情報が提
供されているにすぎない。又、首都圏や大都市周辺等で
はリンク旅行時間情報が提供されつつあるが、地方では
まだリンク旅行時間情報が提供されるように整備されて
いない。
【0005】このため、従来は、道路の種別(国道、県
道、高速道路等)とその平均速度の対応を予め固定値と
してもち、リンク旅行時間が提供されているエリア(サ
ービスエリア)では該リンク旅行時間を使用し、その他
のエリア(非サービスエリア)では道路の種別から求ま
る平均速度とリンク長から求まるリンク旅行時間を使用
し、目的地までの最短時間経路を探索するようにしてい
る。しかし、この方法ではサービスエリアにおいてサー
ビスリンクのみが探索対象になり、非サービスリンクが
探索対象にならない。このため、大回りの経路が探索さ
れる場合があり、真に最短時間の経路を探索できない問
題がある。そこで、サービスエリア内の非サービスリン
クの旅行時間を道路の種別に応じた平均速度とリンク長
から求め、該求めた非サービスリンクの旅行時間、並び
にVICS情報から得られるサービスリンクの旅行時間
を考慮して経路を探索する方法が提案されている。しか
し、この方法では、非サービスリンク周辺の混雑度(リ
ンク旅行時間)に関係無く、一律に該非サービスリンク
のリンク旅行時間を決定する。このため、経路として採
用した非サービスリンクが混雑している場合があり、真
に最短時間の経路を探索できない問題がある。
【0006】以上から、本発明の目的はサービスエリア
内の非サービスリンクの旅行時間をサービスリンクの旅
行時間を考慮して決定することである。本発明の別の目
的は、周辺の混雑度(周辺サービスリンクの旅行)を考
慮して得られる非サービスリンクの旅行時間を含めて経
路探索して真に最短時間の経路を探索できるようにする
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明によれ
ば、外部より道路構成リンクのうちサービスリンクのリ
ンク旅行時間を受信し、該リンク旅行時間を用いて所望
地点までの所要時間が最短となるようにルート計算し、
得られたルートを地図上に表示するナビゲーション装置
における非サービスリンクのリンク旅行時間補間方法で
あり、外部よりサービスエリア毎に全サービスリンクの
リンク旅行時間を受信するステップ、各サービスエリア
をn区画に分割(nは1以上の整数)するステップ、区
画毎に、該区画内の全サービスリンクの総旅行時間と全
サービスリンクの総長を求めるステップ、総旅行時間と
総長より単位距離当りの平均リンク旅行時間を算出し、
該平均リンク旅行時間を該区画内の非サービスリンクの
単位距離当りのリンク旅行時間とするステップを備えた
リンク旅行時間補間方法により達成される。
【0008】また、上記目的は本発明によれば、外部よ
り道路構成リンクのうちサービスリンクのリンク旅行時
間を受信し、該リンク旅行時間を用いて所望地点までの
所要時間が最短となるようにルート計算し、得られたル
ートを地図上に表示するナビゲーション装置における非
サービスリンクのリンク旅行時間補間方法において、外
部よりサービスリンクのリンク旅行時間を受信するステ
ップ、非サービスリンクと略平行で、該非サービスリン
クを挟む2つのサービスリンクを求めるステップ、各サ
ービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間T1,T2
を計算するステップ、前記各サービスリンクのリンク旅
行時間T1,T2の平均値を前記非サービスリンクの単位
距離当りのリンク旅行時間とするステップを備えたリン
ク旅行時間補間方法により達成される。
【0009】更に、上記目的は本発明によれば、外部よ
り道路構成リンクのうちサービスリンクのリンク旅行時
間を受信し、該リンク旅行時間を用いて所望地点までの
所要時間が最短となるようにルート計算し、得られたル
ートを地図上に表示するナビゲーション装置におけるサ
ービスリンクのリンク旅行時間の補間方法において、外
部よりサービスリンクのリンク旅行時間を受信するステ
ップ、非サービスリンクから距離dにあり、該非サービ
スリンクと略平行のサービスリンクを求めるステップ、
該サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間を計
算するステップ、前記サービスリンクのリンク旅行時間
に前記距離の反比例係数を乗算して得られた値を前記非
サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間とする
ステップを備えたリンク旅行時間補間方法により達成さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(a)ナビゲーション装置の全体の構成 図1は本発明のリンク旅行時間補間機能を備えたナビゲ
ーション装置の構成図であり、1はナビゲーション制御
装置、2はリモコン、3はディスプレイ装置(カラーモ
ニター)、4は地図情報を記憶する記録媒体(CD−R
OM)、5はマルチビームアンテナ、6はGPS受信
機、7は道路交通情報通信システムセンター(VICS
センター)から送られてくる道路交通情報を受信する道
路交通情報受信機、8は自立航法用センサ,9はオーデ
ィオ部である。自立航法センサ8は、車両回転角度を検
出する振動ジャイロ等の相対方位センサ(角度センサ)
8a、所定走行距離毎に1個のパルスを発生する距離セ
ンサ8bを備えている。
【0011】ナビゲーション制御装置1において、11
は地図読出制御部であり、ジョイスティックキーや地
図の縮小/拡大キー等で地図の移動操作や地図選択操作
がなされた時にフォーカス位置(画面中心の経緯度位
置)を計算すると共に、自車位置あるいはフォーカス
位置等に基づいてCD−ROM4より所定の地図情報を
読み出すものである。12はCD−ROMから読み出さ
れた地図情報を記憶する地図バッファである。地図バッ
ファには地図スクロールができるように自車位置あるい
はフォーカス位置周辺の複数枚(複数ユニット)の地図
情報、例えば3×3ユニットの地図情報が読み出され
る。13は地図描画部であり、地図バッファ12に記憶
された地図情報を用いて地図画像を発生するもの、14
は地図画像を記憶するVRAM、15は画面中心位置
(自車位置、フォーカス位置)に基づいてVRAM14
より切り出す1画面分の位置を変えて自車位置の移動あ
るいはフォーカス移動に従って地図をスクロール表示す
る読出制御部である。
【0012】16は接近中交差点における案内をディス
プレイ画像及び音声で行う交差点案内部であり、実際の
経路誘導時に、自車が接近中交差点より所定距離内に接
近した時、該交差点案内図(交差点拡大図、行先、進行
方向矢印)をディスプレイ画面に表示すると共に進行方
向を音声で案内する。17はリモコンの操作に応じてた
信号を受信して各部に指示するリモコン制御部、18は
GPS受信機からのGPSデータを記憶するGPSデー
タ記憶部、19は自立航法センサ出力に基づいて自車位
置(推定車両位置)、車両方位を計算する車両位置・方
位計算部、20はマップマッチング制御部であり、地図
バッファ12に読み出されている地図情報と推定車両位
置、車両方位を用いて所定走行距離(たとえば10m)
毎に投影法によるマップマッチング処理を行って自車位
置を走行道路上に位置修正する。マップマッチング制御
部20は、車両位置を所定道路上に位置修正した時、該
道路が誘導経路を構成していない場合には、車両が誘導
経路から外れたものとみなしてオフルート信号を出力す
る。
【0013】21は誘導経路制御部であり、入力された
出発地から目的地までの誘導経路の計算処理、車両が誘
導経路より外れた時、経路の探索処理(オートリルート
処理)を行うもの、22は誘導経路を記憶する誘導経路
メモリ、23は誘導経路描画部であり、走行時、誘導経
路メモリ22より誘導経路情報(ノード列)を読み出し
て地図上に描画するもの、24は各種メニュー画面(操
作画面)を表示する操作画面発生部、25は画像合成部
である。26は道路交通情報解析部であり、サービスエ
リア内の非サービスリンクのリンク旅行時間を算出して
記憶する。道路交通情報通信システムセンター(VIC
Sセンター)は、エリアを1.854Km2のサービスエリア
(2次メッシュ)毎に区分し、各メッシュの道路交通情
報を順に送信する。1つのメッシュの道路交通情報(V
ICS情報)は、 メッシュの座標、 メッシュ内の各リンクのリンク旅行時間、 メッシュ内の各リンクの渋滞位置/渋滞距離、 渋滞度の程度(渋滞なし/混雑/渋滞の別) 道路種別 等を含んでいる。
【0014】(b)第1の非サービスリンクの旅行時間
計算処理 図2は本発明の第1の非サービスリンクのリンク旅行時
間計算処理フローであり、サービスエリア(メッシュ)
内の全サービスリンクの単位距離当りの平均リンク旅行
時間を算出し、該旅行時間を非サービスリンクの単位距
離当りのリンク旅行時間として、非サービスリンクのリ
ンク旅行時間を算出するものである。目的地の設定後
(ステップ101)、道路交通情報解析部26は道路交
通情報受信機7よりVICS情報を受信してメモリに記
憶する(ステップ102)。ついで、道路交通情報解析
部26は対象メッシュ内の全サービスリンクのリンク旅
行時間を加算してトータルのリンク旅行時間Tを算出す
ると共に(ステップ103)、メッシュ内の全サービス
リンクの合計距離Lを取得する(ステップ104)。
尚、合計距離Lは、道路交通情報に含ませることもでき
るし、あるいは、予めメッシュとリンク合計距離との対
応をデータベース化して持たせておくことにより求める
ことができる。
【0015】ついで、道路交通情報解析部26は、次式 T/L→Ta により、全サービスリンクの単位距離当りの平均旅行時
間Taを計算し(ステップ105)、この旅行時間Ta
を対象メッシュ内の非サービスリンクの単位距離当りの
リンク旅行時間とみなす(ステップ106)。ついで、
全メッシュ(サービスエリア)について上記の処理を完
了したかチェックし(ステップ107)、完了してなけ
ればステップ103以降の処理を繰り返えす。完了して
いれば、誘導経路制御部21はサービスリンクおよび非
サービスリンクの旅行時間を考慮して経路探索を行う
(ステップ108)。すなわち、誘導経路制御部21は
VICS情報に含まれるサービスリンクのリンク旅行時
間および上記計算した非サービスリンクの旅行時間(=
Ta×リンク長)を用いて目的地までの所要時間が最短
となるように経路探索し、得られた経路をディスプレイ
画面の地図上に表示する。
【0016】以上では目的地を入力した場合であるが、
オートリルートする場合、設定ポイントを迂回する場合
等にも適用できるものである。以上では、メッシュ(サ
ービスエリア)内の全サービスリンクの単位時間当りの
平均旅行時間を算出し、該時間を非サービスリンクの単
位時間当りのリンク旅行時間とした。しかし、メッシュ
は広いため、メッシュ内のある場所は渋滞していないが
別の場所は渋滞しているということがある。そこで、メ
ッシュを複数の区画に分割し、各区画毎に該区画内の全
サービスリンクの単位時間当りの平均旅行時間を算出
し、該時間を該区画内の非サービスリンクの単位時間当
りのリンク旅行時間とする。このようにすれば、より高
精度に非サービスリンクの旅行時間を推定することがで
きる。以上では、全メッシュの非サービスリンクの旅行
時間を求めるようにした場合であるが、相当の計算時間
が必要になる。そこで、出発地から目的地方向のメッシ
ュにのみ限定するなど適宜の方法により計算対象のメッ
シュ数を少なくすることもできる。たとえば、従来方法
により経路探索し、すなわちサービスエリアではVIC
S情報に含まれるリンク旅行時間を使用し、非サービス
エリアでは道路の種別から求まる平均速度とリンク長か
ら求まるリンク旅行時間を使用して目的地までの最短時
間経路を探索し、しかる後、該経路が属するメッシュに
ついて図2の処理により経路探索する。
【0017】(c)第2の非サービスリンクの旅行時間
計算処理 図3は本発明の第2の非サービスリンクのリンク旅行時
間計算処理フロー、図4はリンク旅行時間計算処理の説
明図である。目的地の設定後(ステップ201)、道路
交通情報解析部26は道路交通情報受信機7よりVIC
S情報を受信する(ステップ202)。ついで、道路交
通情報解析部26は非サービスリンク51(図4(a)
参照)から設定距離内に存在し、かつ、非サービスリン
ク51と略平行で、該非サービスリンクを挟む2つのサ
ービスリンク52a,52bが存在するかチェックする
(ステップ203)。なお、略平行とは2つの対象リン
クのなす角度θ1,θ2が設定角度θs以下の場合、対象
リンク51,52a;51,52bは略平行であるとい
う。存在しなければ、非サービスリンク51は渋滞して
いないものとみなし、非サービスリンクの道路種別に応
じた平均速度とリンク長よりリンク旅行時間Tを計算し
て記憶する(ステップ204、205)。
【0018】一方、非サービスリンクを挟む略平行な2
つのサービスリンクが存在すれば、各サービスリンクの
単位距離当りのリンク旅行時間T1,T2を計算する。す
なわち、各サービスリンクのリンク旅行時間をX1
2、各サービスリンクのリンク長をD1,D2とすれ
ば、次式 X1/D1→T1,X2/D2→T2 により、各サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行
時間T1,T2を計算する(ステップ206)。ついで、
非サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間Ta
を次式 (T1+T2)/2→Ta により演算し(ステップ207)、このリンク旅行時間
Taを用いて非サービスリンクのリンク旅行時間Tを次
式 Ta・D→T により算出して記憶する(ステップ208)。但し、D
は非サービスリンクの長さである。
【0019】ついで、全非サービスリンクについて以上
の処理を完了したかチェックし(ステップ209)、完
了してなければステップ203以降の処理を繰り返え
す。完了していれば、誘導経路制御部21はサービスリ
ンクおよび非サービスリンクの旅行時間を考慮して経路
探索を行う(ステップ210)。すなわち、誘導経路制
御部21はVICS情報に含まれるサービスリンクのリ
ンク旅行時間および上記計算した非サービスリンクの旅
行時間Tを用いて目的地までの所要時間が最短となるよ
うに経路探索し、得られた経路をディスプレイ画面の地
図上に識別可能に表示する。
【0020】以上では目的地を入力した場合であるが、
オートリルートする場合、設定ポイントを迂回する場合
等にも適用できるものである。以上では、全非サービス
リンクの旅行時間を求めるようにした場合であるが、相
当の計算時間が必要になる。そこで、出発地から目的地
方向のメッシュ内の非サービスリンクにのみ限定するな
どの適宜の方法により計算対象の非サービスリンク数を
少なくする。
【0021】(d)第3の非サービスリンクの旅行時間
計算処理 図5は本発明の第3の非サービスリンクのリンク旅行時
間計算処理フローである。目的地の設定後(ステップ3
01)、道路交通情報解析部26は道路交通情報受信機
7よりVICS情報を受信する(ステップ302)。つ
いで、道路交通情報解析部26は非サービスリンク61
(図4(b)参照)から設定距離内に存在し、かつ、非
サービスリンク61と略平行なサービスリンク62が存
在するかチェックする(ステップ303)。略平行とは
2つの対象リンクのなす角度θ1が設定角度θs以下の場
合、対象リンク61,62は略平行であるという。存在
しなければ、非サービスリンク61は渋滞していないも
のとみなし、非サービスリンクの道路種別に応じた平均
速度とリンク長よりリンク旅行時間Tを計算して記憶す
る(ステップ304、305)。
【0022】一方、非サービスリンクに略平行なサービ
スリンクが設定距離内に存在すれば、サービスリンクの
単位距離当りのリンク旅行時間T1を計算する。すなわ
ち、サービスリンクのリンク旅行時間をX1、サービス
リンクのリンク長をD1とすれば、次式 X1/D1→T1 により、サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時
間T1を計算する(ステップ306)。ついで、非サー
ビスリンクのリンク旅行時間Tを次式 T=T1・D・(k/d) により、計算して記憶する(ステップ307)。なお、
Dは非サービスリンクのリンク長、dは非サービスリン
クとサービスリンク間の距離、kは定数である。すなわ
ち、サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間T
1に距離の反比例係数(k/d)を乗算して得られた値
を前記非サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時
間とし、リンク長Dを乗算して非サービスリンクのリン
ク旅行時間Tを計算する。
【0023】ついで、全非サービスリンクについて以上
の処理を完了したかチェックし(ステップ308)、完
了してなければステップ303以降の処理を繰り返え
す。完了していれば、誘導経路制御部21はサービスリ
ンク、非サービスリンクの旅行時間を考慮して経路探索
を行う(ステップ309)。すなわち、誘導経路制御部
21はVICS情報に含まれるサービスリンクのリンク
旅行時間および上記計算した非サービスリンクの旅行時
間Tを用いて目的地までの所要時間が最短となるように
経路探索し、得られた経路をディスプレイ画面の地図上
に表示する。以上では目的地を入力した場合であるが、
オートリルートする場合、設定ポイントを迂回する場合
等にも適用できるものである。
【0024】以上では、全非サービスリンクの旅行時間
を求めるようにした場合であるが、相当の計算時間が必
要になる。そこで、出発地から目的地方向のメッシュ内
の非サービスリンクにのみ限定するなどの適宜の方法に
より計算対象の非サービスリンク数を少なくする。以
上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の
範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能で
あり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0025】
【発明の効果】以上本発明によれば、(1) 外部よりサー
ビスエリア毎に全サービスリンクのリンク旅行時間を受
信し、各サービスエリアをn区画に分割し(nは1以上
の整数)、区画毎に、該区画内の全サービスリンクの総
旅行時間と全サービスリンクの総長を求め、総旅行時間
と総長より単位距離当りの平均リンク旅行時間を算出
し、該平均リンク旅行時間を該区画内の非サービスリン
クの単位距離当りのリンク旅行時間としたから、あるい
は、(2) 外部よりサービスリンクのリンク旅行時間を受
信し、非サービスリンクと略平行で、該非サービスリン
クを挟む2つのサービスリンクを求め、各サービスリン
クの単位距離当りのリンク旅行時間T1,T2を計算し、
前記各サービスリンクのリンク旅行時間T1,T2の平均
値を前記非サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行
時間としたから、あるいは、(3) 外部よりサービスリン
クのリンク旅行時間を受信し、非サービスリンクから距
離dにあり、該非サービスリンクと略平行のサービスリ
ンクを求め、該サービスリンクの単位距離当りのリンク
旅行時間を計算し、前記サービスリンクのリンク旅行時
間に前記距離の反比例係数を乗算して得られた値を前記
非サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間とし
たから、サービスエリア内の非サービスリンクの旅行時
間をサービスリンクの旅行時間を考慮して決定すること
ができる。又、本発明によれば、周辺の混雑度(サービ
スリンクの旅行時間)を考慮して得られる非サービスリ
ンクの旅行時間を含めて経路探索ができ、真に最短時間
の経路を探索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナビゲーション装置の構成図である。
【図2】第1の非サービスリンクのリンク旅行時間計算
処理フローである。
【図3】第2の非サービスリンクのリンク旅行時間計算
処理フローである。
【図4】非サービスリンクのリンク旅行時間計算処理の
説明図である。
【図5】第3の非サービスリンクのリンク旅行時間計算
処理フローである。
【符号の説明】
1・・ナビゲーション制御装置 7 ・・道路交通情報受信機 21″・・誘導経路制御部 26・・道路交通情報解析部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部より道路構成リンクのうちサービス
    リンクのリンク旅行時間を受信し、該リンク旅行時間を
    用いて所望地点までの所要時間が最短となるようにルー
    ト計算し、得られたルートを地図上に表示するナビゲー
    ション装置における非サービスリンクのリンク旅行時間
    補間方法において、 外部よりサービスエリア毎に全サービスリンクのリンク
    旅行時間を受信し、 各サービスエリアをn区画に分割し(nは1以上の整
    数)、 区画毎に、該区画内の全サービスリンクの総旅行時間と
    全サービスリンクの総長を求め、 総旅行時間と総長より単位距離当りの平均リンク旅行時
    間を算出し、該平均リンク旅行時間を該区画内の非サー
    ビスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間とすること
    を特徴とするリンク旅行時間の補間方法。
  2. 【請求項2】 外部より道路構成リンクのうちサービス
    リンクのリンク旅行時間を受信し、該リンク旅行時間を
    用いて所望地点までの所要時間が最短となるようにルー
    ト計算し、得られたルートを地図上に表示するナビゲー
    ション装置における非サービスリンクのリンク旅行時間
    補間方法において、 外部よりサービスリンクのリンク旅行時間を受信し、 非サービスリンクと略平行で、該非サービスリンクを挟
    む2つのサービスリンクを求め、 各サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間
    1,T2を計算し、 前記各サービスリンクのリンク旅行時間T1,T2の平均
    値を前記非サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行
    時間とすることを特徴とするリンク旅行時間の補間方
    法。
  3. 【請求項3】 外部より道路構成リンクのうちサービス
    リンクのリンク旅行時間を受信し、該リンク旅行時間を
    用いて所望地点までの所要時間が最短となるようにルー
    ト計算し、得られたルートを地図上に表示するナビゲー
    ション装置における非サービスリンクのリンク旅行時間
    の補間方法において、 外部よりサービスリンクのリンク旅行時間を受信し、 非サービスリンクから距離dにあり、該非サービスリン
    クと略平行のサービスリンクを求め、 該サービスリンクの単位距離当りのリンク旅行時間を計
    算し、 前記サービスリンクのリンク旅行時間に前記距離の反比
    例係数を乗算して得られた値を前記非サービスリンクの
    単位距離当りのリンク旅行時間とすることを特徴とする
    リンク旅行時間の補間方法。
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