JPH1137117A - ブラインドリベット - Google Patents

ブラインドリベット

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JPH1137117A
JPH1137117A JP19422897A JP19422897A JPH1137117A JP H1137117 A JPH1137117 A JP H1137117A JP 19422897 A JP19422897 A JP 19422897A JP 19422897 A JP19422897 A JP 19422897A JP H1137117 A JPH1137117 A JP H1137117A
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JP
Japan
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tube
shank
plate
rivet
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP19422897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuya Sakata
静哉 坂田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐剪断力を高める。 【解決手段】 リベット本体となる筒11にさらに筒1
4を嵌め、この筒14は重ねた板7、8より少し突出さ
せる。シャンク13を引くと、筒14より先側の筒11
の端部11aが変形膨出して板7に圧接する。このと
き、筒14の存在により、その内側の筒11は膨出せ
ず、板8には大きな圧縮力は働かない。このため、板8
が圧縮変形し易いものでも変形しにくく、締結が確実に
なされる。また、シャンク13の切断部13bは六角柱
状フランジ12内にあって、剪断強度は筒11、14、
シャンク13の残部で担保する。このため、剪断強度は
高いものとなる。フランジ13の長さは切断部13bが
かならず内になるように接合する板7、8の厚みを考慮
して適宜に選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筒状リベット本
体にその一端からシャンクを貫通し、そのシャンクを引
き、本体他端を膨出させて締結するブラインドリベット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のブラインドリベットは、実開昭
62−115512号公報、実開昭62−62008号
公報、実開昭55−82515号公報等に記載のごと
く、従来からよく知られたものであり、図7に示すよう
に、リベット本体となる筒1の一端に止め部となるフラ
ンジ2を形成し、その筒1を被締結物Bに貫通させ、筒
1内を貫通するシャンク3を、治具Pにより同図a矢印
のごとく引くことにより、その頭部3aでもって、筒1
他端を膨出させ、この膨出部1aとフランジ2でもって
被締結物Bを挟持して締結する(同図b、c)。このと
き、シャンク3は所要の引張力でもって切断される(同
図c)。
【0003】このブラインドリベットAは、シャンク3
を引くことによって締結作用をなし得るため、被締結物
B裏面(筒1の他端)側にカシメ治具Pを挿入できない
構造のものの締結に多く使用されている。例えば、図1
に示すコンテナ車のコンテナC内壁面の内壁ボード8の
締結に使用されている。すなわち、上記コンテナCの内
壁面は、外壁に沿って骨杆7を組み、その骨杆7にベニ
ヤ板をブラインドリベットAで締結している(図2参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記コンテナCの内壁
において、ベニヤ板は防水性、耐久性及び断熱性に劣る
ため、それらに優れている硬質樹脂によって空隙aを有
するボード8(図2参照)の採用が検討された。
【0005】しかし、このボード8を採用する際、骨杆
7にそのボード8を重ねてブラインドリベットAで締結
すると、ボード8が窪み、その窪み部分bに破損が生じ
る場合があった(図8(b)参照)。この窪みb及び破
損は、外観上も好ましくない。
【0006】このため、本願出願人は、特開平9−25
919号公報で示されるように、筒1にさらに筒1を嵌
めることにより、その窪みb及び破損を防止した。
【0007】また、このコンテナCの製作過程におい
て、図2に示すように、外壁板9をブラインドリベット
Aで取付けたり、扉Dの内外壁8、9を、ブラインドリ
ベットAで固定して製作する際、そのリベット部分の剪
断強度が問題となった。すなわち、外壁は大きな衝撃が
加わる恐れがあるため、リベット部分の高い剪断強度が
要求され、また、扉Dは激しく開閉されるため、リベッ
ト接合部に繰り返しの剪断力が働き、それによってリベ
ットが剪断される恐れがあるからである。
【0008】従来のリベット構造は、図8に示すよう
に、シャンク3の切断部3bは筒1内にあり、リベット
の剪断強度を筒1によって担保している。このため、外
壁のように高い剪断強度が要求されるもの、又は扉Dの
ように激しい剪断力が働くものにおいては、同図に示す
ように、その矢印方向の剪断力によってその筒1が剪断
される恐れがある。
【0009】この発明は、上述の実情に鑑み、リベット
の剪断強度を高めることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上述のブラインドリベットにおいて、
シャンクの切断個所を止め部内になるようにしたのであ
る。
【0011】このようにすれば、リベットの剪断強度は
筒及び残ったシャンクによって担保するため、リベット
部の強度は高くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図3、図4に示すように、シャン
ク13が貫通するリベット本体となる筒11の一端に六
角柱状フランジ12が設けられ、その筒11には別の筒
14が嵌められる。筒11、フランジ12及びシャンク
13はアルミニウム合金から成り、別の筒14はアルミ
ニウム合金、銅合金などの金属から成る。その筒14の
長さは、図5(a)に示すように、被締結物7、8に貫
通させた際、その端面が被締結物表面から少し突出する
か、面一となるように設定する。
【0013】このブラインドリベットAで、図1、図2
に示す、扉Dの骨杆7にボード8を取付けるには、ま
ず、図5(a)に示すように、ボード8側からリベット
Aを挿入し、シャンク13を引くことにより、同図
(b)から(c)のごとく、筒14から突出した筒11
の端部分が、シャンク頭部13aによって膨出させら
れ、その膨出部11aとフランジ12により、骨杆7に
ボード8が挟持によって締結される。
【0014】このとき、筒14の存在により、その筒1
4内の筒11の膨出変形は阻止され、ボード8には大き
な圧縮力は働かない。このため、ボード8が、フランジ
12側からの押圧によって窪む恐れも殆んどない。ま
た、シャンク13の切断部13bはフランジ12内にあ
り、リベットAの剪断強度は筒11とシャンク13の残
り部分が担う。この切断部13bが必ずフランジ12内
に至るようにその切欠13b’(図4参照)の位置及び
フランジ12の長さ(シャンク13の長さ方向)を接合
する板7、8の厚さに合わせて適宜に設定する。すなわ
ち、接合しようとする板厚の変化に対応し得るようにす
る。
【0015】外壁板9も同様にしてリベット止めし、そ
の作用は同様である。ボード8に代えて、外壁板9と同
様なアルミニウム板等を使用してもよいことは勿論であ
る。
【0016】フランジ12の形状としては、六角形に限
らず、図6(a)〜(e)に示すような各種の多角形及
び異形のものを採用し得る。また、この発明は、筒14
がないリベットにも採用し得ることは勿論である。例え
ば、外壁板9は硬いため、筒14を設ける必要はない。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上のようにしたので、剪
断強度の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の一使用態様を示す一部切欠き概略
【図2】図1の要部拡大斜視図
【図3】一実施形態の斜視図
【図4】同実施形態の分解斜視図
【図5】同実施形態の作用説明図
【図6】フランジの各例の平面図
【図7】ブラインドリベットの作用説明図
【図8】従来例の作用説明図
【符号の説明】
A ブラインドリベット B 被締結体 P 締結治具 1、11 筒 1a、11a 筒膨出部 2、12 フランジ(止め部) 3、13 シャンク 3a、13a シャンク頭部 7 骨杆 8 ボード 9 外壁板 13b 切断部 13b' 切断用切欠 14 別の筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒11の一端を膨出させて止め部12を
    形成し、その筒11を被締結物7、8、9に貫通させ、
    筒11内を貫通するシャンク13を筒11一端側から引
    いて、シャンク頭部13aでもって筒11他端を膨出さ
    せて、その膨出部11aと前記止め部12でもって前記
    被締結物7、8、9を挟持して締結するブラインドリベ
    ットであって、 上記シャンク13の切断個所を上記止め部12内となる
    ようにしたことを特徴とするブラインドリベット。
JP19422897A 1997-07-18 1997-07-18 ブラインドリベット Pending JPH1137117A (ja)

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JP19422897A JPH1137117A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 ブラインドリベット

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JP19422897A JPH1137117A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 ブラインドリベット

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JPH1137117A true JPH1137117A (ja) 1999-02-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005524029A (ja) * 2002-04-23 2005-08-11 ニューフレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー ブラインドリベット及びこれを作る方法
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