JPH1137090A - ガス給湯器等の送風用ファン - Google Patents

ガス給湯器等の送風用ファン

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JPH1137090A
JPH1137090A JP9190811A JP19081197A JPH1137090A JP H1137090 A JPH1137090 A JP H1137090A JP 9190811 A JP9190811 A JP 9190811A JP 19081197 A JP19081197 A JP 19081197A JP H1137090 A JPH1137090 A JP H1137090A
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JP
Japan
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impeller
fan
water heater
gas water
blower fan
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Pending
Application number
JP9190811A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Miyamoto
英明 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
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Publication date
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Publication of JPH1137090A publication Critical patent/JPH1137090A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根車が熱や水分により変形して、ガス給湯
器のような高温、高湿雰囲気では使用できなかった。 【解決手段】 送風用ファンにより送風された空気と燃
料用ガスを、バーナ部で混合して燃焼室で燃焼させ、か
つ燃焼室に設けた熱交換器で水と熱交換することにより
水を加熱するようにしたガス給湯器等において、上記送
風用ファンの羽根車4を円板状の基板4aと、この基板
4aの一側面に円筒状に配列された多数の羽根4bと、
上記基板4aの中央部に設けられ、かつファンモータ5
の回転軸5aに羽根車4を取付けるためのボス部4eと
よりなるシロッコファンより構成すると共に、上記羽根
車4を、ガラス繊維を混合したPBT(ポリブテンテレ
フタレート)樹脂により一体成形したもので、耐久性及
び耐熱性に優れ、かつ吸水により変形することもないの
で、ガス給湯器等の送風用ファンに安全に使用すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガス給湯器等に使
用する送風用ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来図1に示すようなガス給湯器には、
燃焼用空気をバーナ部aへ供給する送風用ファンbが下
部にに設けられている。この送風用ファンbによりバー
ナ部aへ送風された空気は、燃料制御部cにより流量が
制御された燃料用ガスとバーナ部aで混合されて燃焼室
dへ噴出され、燃焼室dで燃焼されて、熱交換器eによ
り水と熱交換された後、燃焼により発生した排気ガス
は、上部の排気口fより大気へ排出され、熱交換器eで
加熱された水は図示しない給湯管へと送出されるように
なっている。
【0003】また上記のようなガス給湯器の送風用ファ
ンbには、騒音の少ないシロッコファンが使用されるこ
とが多く、例えば特開平6−241441号公報で送風
用ファンにシロッコファンを使用した給湯器が、そして
実開昭57−182300号公報でシロッコファンより
なる送風機用羽根車が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報に記載
されている従来のシロッコファンは、耐熱性の高いアル
ミニウムなどの金属で組立て形成されたものが使用され
ているため、重量が重く、かつ高価であるなどの不具合
がある。
【0005】かかる不具合を改善するため、樹脂で一体
成形されたシロッコファンも提案されているが、通常の
ガス給湯器では、送風用ファンの周囲温度が150℃程
度にもなるため、通常の樹脂では熱変形が発生して使用
が困難である。
【0006】このため耐熱性の高い6,6ナイロン等の
耐熱性樹脂で成形したシロッコファンの使用も考えられ
ているが、ナイロン樹脂は吸水性を有するため、ガス給
湯器に使用した場合、給湯の際に発生した水蒸気をファ
ンが吸収して、ファンが変形したり、ファンの変形によ
り回転不良や送風力の低下、羽根が周囲の部品と接触し
て騒音の原因となるなどの不具合があった。
【0007】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、耐熱性が高く、しかも水分など
により変形する心配もないガス給湯器等の送風用ファン
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、送風用ファンにより送風された
空気と燃料用ガスを、バーナ部で混合して燃焼室で燃焼
させ、かつ燃焼室に設けた熱交換器で水と熱交換するこ
とにより水を加熱するようにしたガス給湯器等におい
て、上記送風用ファンの羽根車を円板状の基板と、この
基板の一側面に円筒状に配列された多数の羽根と、上記
基板の中央部に設けられ、かつファンモータの回転軸に
羽根車を取付けるためのボス部とよりなるシッコロファ
ンより構成すると共に、上記羽根車を、ガラス繊維を混
合したPBT(ポリブテンテレフタレート)樹脂により
一体成形したものである。
【0009】上記構成により、高い耐久性及び耐熱性が
得られる上、水分を吸収して変形することがないので、
ファンの変形による回転不良や送風力の低下、周囲部品
の接触による騒音の増加などを防止することができる。
【0010】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、羽根車のボス部をファンモータの回転軸に固定す
るナットに、締付け面に複数の突起を有するセレーショ
ンナットを使用したものである。
【0011】上記構成により、セレーションナットを締
め付けると、突起がボス部に食い込むため、羽根車の取
付けが確実に行えると共に、使用中セレーションナット
が緩むこともない。
【0012】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、羽根車の各羽根の吹き出し口側の角部に、ほぼ全
長に亘って平坦面を形成したものである。
【0013】上記構成により、羽根車を射出成形する
際、角部にバリが発生することがないので、バリによっ
て圧力損失が発生するのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図2ない
し図6に示す図面を参照して詳述する。図2はガス給湯
器に使用した状態の概略図、図3は図2のA−A線に沿
う断面図、図4は羽根車の斜視図を示す。
【0015】これら図において1はシロッコファンより
なる送風用ファンで、ガス給湯器のバーナ2下部に設置
されたケーシング3と、このケーシング3内に設けられ
た羽根車4よりなり、羽根車4の中心部はファンモータ
5の回転軸5aにセレーションナット6を介して固着さ
れていて、ファンモータ5により図2の矢印方向へ回転
されるようになっている。
【0016】上記羽根車4は図3以下に示すように、円
板状の基板4aの一側面に、複数、例えば48枚の羽根
4bが円周方向に等間隔に立設されていて、これら羽根
4bにより円筒が形成されていると共に、各羽根4bの
先端側外周部は、環状部4cにより互いに連結されて、
各羽根4bの補強がなされている。
【0017】また基板4aの中央部を内側に截頭円錐状
に突出させることにより、ファンモータ6側に凹部4d
が形成されていると共に、基板4aの中心部には、ボス
部4eが形成されていて、このボス部4eの中心に開口
された取付け孔4fにファンモータ5の回転軸5aが挿
通されて、回転軸5aの先端に螺装されたセレーション
ナット6を締付けることにより、回転軸5aに固定され
ている。
【0018】なおセレーションナット6は図5の(イ)
及び(ロ)に示すように、締付け面6aに複数の突起6
bが突設されている。これら突起6bは楔状となってい
て、セレーションナット6を締付けるとボス部4e端面
に食い込んで、羽根車4の固定力が強化されるようにな
っている。
【0019】一方上記羽根車4は、PBT樹脂に、耐久
性、耐熱性を高めるため、ガラス繊維を混合したものを
射出成形により一体成形したもので、ガス給湯器の使用
環境に十分耐える200℃以上の耐熱性を有している。
またPBT樹脂は、吸水性がナイロンの1.8%(23
℃の温水に24時間浸漬)に対して、0.06%ときわ
めて低いため、使用中水分などが付着しても、吸水した
り変形することもなく、高温、高湿雰囲気中でも安定し
た性能を維持することができる。
【0020】また羽根車4を射出成形する際、各羽根4
bの吹き出し口側の角部に図6の(イ)に示すようにバ
リ7が発生しないように、角部のほぼ全長に図6の
(ロ)に示すように予め約幅0.3mm程度の平坦面4
gが形成されるようにしている。
【0021】これは羽根車4を図2の矢印方向へ回転さ
せた場合、各羽根4bの基端部間が空気の吹き出し口と
なることから、各羽根4bの吹き出し口側の角部にバリ
7が発生すると、空気の吹き出しに悪影響を及ぼすため
で、各羽根4bの吹き出し口側の角部にバリ7のないこ
の発明の羽根車4を4000rpmで回転させて実験し
た結果、静圧45mmH2 O、複数実験では静圧約39
〜42mmH2 O(6〜12%)であったのに対し、各
羽根5bの吹き出し口側の角部にバリ7が発生した羽根
車4で静圧45mmH2 Oを得ようとした場合、羽根車
4を約4400rpmで回転させる必要があり、それだ
けファンモータ5の負担が増すと同時に、消費電力も増
大することが確認できた。
【0022】またこの平坦面4gが形成される角部分
は、それが鋭角である場合、成形時樹脂が十分に流入し
ないため、波形の成形不良を生じることがあり、上記と
同様な問題を生じるが、予め平坦面4gを形成すること
により、成形不良の発生を防止することもできる。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、耐久性
及び耐熱性を高めるため、ガラス繊維を混合したPBT
樹脂により羽根車を一体成形したもので、ナイロン樹脂
に比べて吸水性が格段に小さいので、ガス給湯器等の送
風用ファンとして使用しても、水分により変形すること
がない。これによってファンの変形による回転不良や、
送風力の低下、周囲部品との接触による騒音の増加など
の不具合を解消することができる。
【0024】また羽根車をファンモータの回転軸に固定
するのに、締付け面に複数の突起を有するセレーション
ナットを使用したことから、このセレーションナットの
締め込みにより突起が羽根車のボス部に食い込んで緩み
が防止されるため、使用中にセレーションナットが緩ん
で羽根車が脱落するなどの不具合が発生することもな
い。
【0025】さらに各羽根の吹き出し口側の角部に、ほ
ぼ全長に亘って平坦面が形成されるようにしたことか
ら、羽根車を成形する際角部にバリや成形不良が発生す
ることがなく、これによってバリや成形不良に起因する
静圧の低下などの不具合を解消することができると共
に、ファンモータの負荷も少なくなるため、消費電力の
低減も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガス給湯器を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態になるガス給湯器等の送
風用ファンを示す構成図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】この発明の実施の形態になる送風用ファンの羽
根車を示す斜視図である。
【図5】(イ)この発明の実施の形態になる送風用ファ
ンの固定に使用するセレーションナットの側面図であ
る。 (ロ)同締付け面側の正面図である。
【図6】(イ)吹き出し口側の角部にバリが発生した羽
根車の説明図である。 (ロ)吹き出し口側の角部に平坦面を形成した羽根車の
説明図である。
【符号の説明】
1…送風用ファン、2…バーナ部、3…ケーシング、4
…羽根車、4a…基板、4b…羽根、4e…ボス部、4
g…平坦面、5…ファンモータ、5a…回転軸、6…セ
レーションナット、6a…締め付け面、6b…突起。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風用ファン1により送風された空気と
    燃料用ガスを、バーナ部2で混合して燃焼室で燃焼さ
    せ、かつ燃焼室に設けた熱交換器で水と熱交換すること
    により水を加熱するようにしたガス給湯器等において、
    上記送風用ファン1の羽根車4を円板状の基板4aと、
    この基板4aの一側面に円筒状に配列された多数の羽根
    4bと、上記基板4aの中央部に設けられ、かつファン
    モータ5の回転軸5aに羽根車4を取付けるためのボス
    部4eとよりなるシロッコファンより構成すると共に、
    上記羽根車4を、ガラス繊維を混合したPBT(ポリブ
    テンテレフタレート)樹脂により一体成形したことを特
    徴とするガス給湯器等の送風用ファン。
  2. 【請求項2】 羽根車4のボス部4eをファンモータ5
    の回転軸5aに固定するナットに、締付け面6aに複数
    の突起6bを有するセレーションナット6を使用してな
    る請求項1記載のガス給湯器等の送風用ファン。
  3. 【請求項3】 羽根車4の各羽根4bの吹き出し口側の
    角部に、ほぼ全長に亘って平坦面4gを形成してなる請
    求項1記載のガス給湯器等の送風用ファン。
JP9190811A 1997-07-16 1997-07-16 ガス給湯器等の送風用ファン Pending JPH1137090A (ja)

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Effective date: 20061025