JPH1136423A - 洪水調整装置 - Google Patents

洪水調整装置

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JPH1136423A
JPH1136423A JP9207310A JP20731097A JPH1136423A JP H1136423 A JPH1136423 A JP H1136423A JP 9207310 A JP9207310 A JP 9207310A JP 20731097 A JP20731097 A JP 20731097A JP H1136423 A JPH1136423 A JP H1136423A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流入槽と貯留槽とを設置面積を過大に占め
ることなく、且つ簡潔な構成で廉価に製作することがで
きる洪水調整装置を提供する。 【解決手段】 U字溝等の流水路2の途中に上流側から
の流量が予定流量を越えて増水した際に、当該増水流量
分を他の流路に分岐させる分流調整部を設けている。そ
して上記分岐された分流水の下流側に分流水を受け止め
て一定貯水量になるまで貯留するとともに当該貯留水の
下流側への放流を抑制調節せしめる機構を備えた貯留槽
5とを設けてなるものである。上記分流調整部は流水路
2の上流側水路2aからの流入水を一時的に受け止めた
後に下流側水路2bと他の流路に分岐せしめる流入槽3
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流水路の途中にお
いて流入槽と貯留槽を備えて洪水時の流水を調整する洪
水調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流水路の途中に一時的に所定量に
至るまでの水量を貯留しながら放流する流入槽と、該流
入槽の貯留水量が所定量になった時にその越流水を流入
せしめてさらに所定の量貯留して順次抑制放流する貯留
槽とを備えた洪水調整装置を設置して、洪水等の増水時
における下流河川への流量を調整することは実公昭57
−6581〜2号公報に示されるように既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示される洪
水調整装置は、流入槽と貯留槽とが並列状態で流水路途
中に設置される構成であるため、洪水調整装置の設置面
積を大きく占める欠点があると共に、住宅団地等に設置
する際に装置が大型化すると共に工事が複雑化するため
にコスト高につく等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の洪水調整装置は、水路における上流からの流
水量自体の増大分を他の流路に分流させて抑制放流する
もので、第1に、流水路2の途中に上流側からの流量が
予定流量を越えて増水した際に、当該増水流量分を他の
流路に分岐させる分流調整部を設け、上記分岐された分
流水の下流側に分流水を受け止めて一定貯水量になるま
で貯留するとともに当該貯留水の下流側への放流を抑制
調節せしめる機構を備えた貯留槽5とを設けてなること
を特徴としている。
【0005】第2に、分流調整部が流水路2の上流側水
路2aからの流入水を一時的に受け止めた後に下流側水
路2bと他の流路に分岐せしめる流入槽3であることを
特徴としている。
【0006】第3に、流入槽3が流入槽3内の水位が所
定の低水位hを越えた時に流入槽3内の水を下流側水
路2b側に排出する第1流水部と、所定の高水位を越え
た時に貯留槽5側に分流せしめる排水部64とを備えて
なることを特徴としている。
【0007】第4に、流入槽3を貯留槽5内の上方であ
ってその下方に貯水スペース35を形成するように中二
階状に設けてなることを特徴としている。
【0008】第5に、流水路2を上流側水路2aと下流
側水路2bとの間において平面視で折曲又は湾曲させて
越流調整部2dとし、流水路2の流量が所定流量を越え
て増水した状態で上記越流調整部2dにおいて増水流量
分の流水を貯留槽5側の流路に分流せしめる構成とした
ことを特徴としている。
【0009】第6に、流水路2を平面視で流入槽3内を
流水方向に貫かせ又は流入槽3の側壁に沿わせて設置し
たことを特徴としている。
【0010】第7に貯留槽5に貯留槽5内の貯留水の水
位に応じた吐出圧で且つ該水位に応じた吐出量で下流側
に吐出排水する第2流水部62を設けてなることを特徴
としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を模型的な説
明図面に基づいて説明する。図1〜図3において、1は
団地等に施工される流水路2の途中に設置した洪水調整
装置(貯水槽)を示し、この洪水調整装置1は、長い距
離の流水路2にあっては増水量に応じた所定の距離毎に
適数設置されるものであり、これによって洪水時に流水
路2を流れる水量の調節並びに水流の緩衝を行い、下流
河床の維持等を良好に行うことが可能な防災調節池とし
て機能させるものである。
【0012】この洪水調整装置1は、上流から水を下流
に流水せしめる流水路2の上流側水路2aと下流側水路
2bとの間に、該上流側水路2aに連通して流出水を一
時的に受け止めて他の流路に分流せしめる分流調整部と
しての比較的小容量の流入槽3と、該流入槽3内の水量
が所定水位以上になったときに、流入槽3からの流出水
を受け止めて貯留する大容量の貯留槽5とから構成して
いる。
【0013】そして、図3に示すように洪水調整装置1
は、コンクリート工法等によって方形状に形成された貯
留槽5の右方の側壁50と下方の側壁52に沿って前記
上流側水路2aよりも下流側となる側方水路2cと下流
側水路2bを下り勾配に設けており、該側方水路2cは
上記側壁50と略同高さの水路側壁20とによって断面
U字状に形成し、後述する予想最大流水量をも溢流させ
ることなく円滑に流下させるようにしている。尚、上記
流水路2の急勾配となる下流部分には在来の階段面,凹
凸面,せき壁等からなる水流減勢手段21を施してい
る。
【0014】一方、上記流入槽3は、貯留槽5の底部か
ら上方に離間させた棚段状の中二階状に形成されて、そ
の底壁30の高さを側方流水路2cの底部と略同高さに
すると共に、貯留槽5内に位置する側壁31に対向する
2辺の側壁を貯留槽5の右側壁50と上手側側壁51と
で兼ねて構成している。また上記側壁31の高さは、右
側壁50の上辺に形成した後述する第3流水部63によ
って形成される水位Hよりも低い位置の水位H1に形成
している。従って、上記構成からなる洪水調整装置1
は、流入槽3の下方にも流水を貯留させる貯水スペース
35が形成されており、貯留槽5の容量を増大させてい
る。
【0015】そして、流入槽3は上記水位H1より低い
水位となる水位H2位置において、右側壁50に通水孔
55を開設しこの通水孔55に逆U字状の通水管(サイ
ホン管)32を挿通させて、その央部を取付固定した状
態で、該通水管32の流入槽3内側の端部によって、上
記通水孔55よりも低く且つ底部30の内面よりやや高
い位置に水位H3を形成させると共に、通水管32の側
方水路2cに臨む側の端部を、上記水位H3よりも下位
になるように延設することにより第1流水部61を形成
している。33は通水管32の吸入端に装着したスクリ
ーンである。
【0016】これにより、第1流水部61は、上流側水
路2aから流入槽3内に流れ込む水量が水位H2を越え
ると、貯留水をサイホン作用によって流水路2に排出し
始め水位H3になるまで流出させる。従って、流入槽3
内は通常流水時には第1流水部61から排出される水量
とバランスした空室状態の水量に維持されており、洪水
時の増水分を流入槽3の空室容量を利用して緩衝収容す
ることができる。また水位H1を越えると流入水は側壁
31の高さで形成される越流部(排水部)64を越流し
貯留槽5内に収容させる。この越流部64は流入槽3の
周壁31に排水口からなる排水部(図示しない)を設け
る構成にすることもできる。尚、第1流水部61は、図
示例のサイホン方式に限ることなく、流入槽3の低部に
開設した通水孔(図示せず)から直接的に流水路2に排
出するようにしてもよいものである。
【0017】また貯留槽5の底部付近には、下手側側壁
52の底部に近接した位置に第2流水部62を開設し、
前記越流部64から越流した流水を貯留槽5内に溜め
て、流入貯留される水量に基づく水圧に応じて貯留水を
下流側水路2bに排出量を増減させながら流出させるよ
うにしている。貯留槽5の側方水路2c側の側壁50の
上部には、流入槽3の長さよりも長い範囲を水位H1よ
りも高く貯水槽5の周壁50〜52の最高水位高さより
低い位置となる水位Hで切欠して第3流水部63を形成
し、洪水時等の増水によって貯留槽5が満水になった時
に、上記第3流水部63からも上流側水路2aに近い位
置から側方水路2cに向けて越流排出させて、洪水時の
排出調節を良好に行うことができるようにしている。
尚、流水路2は側方水路2c及び下流側水路2bの流れ
容量を、各流水路から合流する最大排出量以上の水量を
円滑に流下させる大きさに構成している。
【0018】以上のように構成した洪水調整装置1は、
通常時における流水を上流側水路2aから流入槽3内に
一旦水位H2となるまで貯留しながら、この貯留水を通
水孔55から通水管32を介し第1流水部61から側方
水路2cに流出させる。また通常時よりも増水した第2
段階では、流入槽3内の貯留水は第1流水部61から放
流される以上の流水を、越流部64から貯留槽5内に越
流させて貯留槽5に貯留させると共に、この貯留水を第
2流水部62から、該流水部62の排出孔径等によって
制約された流水量だけ下手側水路2bに排出放流させる
ので、増水時において貯留槽5の下流側を急激に増水さ
せることがない。
【0019】そして、洪水時等に急激且つ大量に増水流
が流れ込む場合には、上述した態様を経ながら貯留槽5
内に第2流水部62で放流される以上の水流が順次貯留
すると共に、該第2流水部62は貯留槽5内の水量が増
大するのに伴ってその水頭圧で放水量も増加するので、
貯留槽5内の貯留能力を良好に維持させて増水分を収容
することができる。またさらなる増水によって貯留水が
水位Hを越えると、該貯留水は第3流水部63から越出
し側方水路2cに流出させて、洪水時の増水調整を的確
に行うことができるものである。
【0020】上記のような洪水調整装置1が複数設置さ
れた流水路2は、該流水路2の中途で生ずる増水を適所
で調整貯留しながら、急激な増水流を緩衝して放水池或
いは河川に至らせるので、洪水に伴う弊害や事故等を防
止することができる等の利点がある。図示例のように流
入槽3を貯留槽5内に形成すると共に、中二階状に構成
した洪水調整装置1は、その設置面積を過大に占めるこ
となく集約化することができるので簡単且つ低コストに
製作することができる他、流入槽3の下部に形成される
空間部位にも貯水をすることができるので、貯水能力を
可及的に増大することができる。
【0021】また貯留槽5の周壁に沿わせて流水路2を
形成させることが容易になるので、第1流水部61及び
第2流水部62並びに第3流水部63の放水(流出)構
造を簡単且つ廉価に製作することができると共に、第2
流水部62を第1流水部61と第3流水部63と別個に
設ける放水(流出)構造を簡単にしながら、個別の放水
を適切に行うことができる等の利点がある。従って、上
記洪水調整装置1は、設置スペースを過大に占めること
なく工事を簡単に行うことができると共に、雨水分流方
式として団地等のように広範囲で開発された地域に設置
することにより、より効果的に作用させることができる
等の利点がある。即ち、この場合には平常の降雨におい
て設置されているグレーチング等によって大きな石や屑
類の流入が良好に阻止された状態で、許容放流量の7〜
8割に相当する水量までは自由に放流され、洪水等の増
水時に洪水調整装置1によって下流での急激な増水に伴
う弊害を的確に防止することができるものである。33
は第1流水部61のサイホン管32の流入口側に設けら
れたストレーナーである。
【0022】図4,図5は本発明の他の実施形態を示す
調整池の平面図及び断面図で、この例では流水路2の途
中に流水路2からの流水を受け止める流入槽3を設け、
該流入槽3からの越流水を受け止めて貯留する貯留槽5
を流入槽3の下方に設けた点と貯留槽5の周壁底部付近
に、貯留槽5の水位に応じた吐出量で下流に排水される
第2流水部62を設けている点及び流入槽3の水位上昇
時に下流側水路2bに流水する構成となっている点で前
2例と共通している。
【0023】以下主として図4,図5に示す例の特徴的
部分について説明すると、この例では連続したU字溝か
らなる流水路2が、グレーチング36で覆われた流入槽
3内を上流から下流方向に貫いており、流入槽3内にお
いてく字形(又は円弧状でも可)に屈曲した越流調整部
2dを形成しており、流水路2の流水量が多くなって水
位hを越えると、この越流部2dより過剰流水分だけ
水が越流して流入槽3内に流出する。
【0024】越流調整部2dの水位がh以下の時は流
入槽3内に流入することなく、流水路2の越流調整部2
d自体によって構成される第1流水部61内を流れて下
流側水路2b側に排水される。上記流入槽3内の水位が
その周壁31に設けた排水口からなる排水部64に達す
ると貯留槽5内に流出して貯留される。上記越流調整部
2dの屈曲は水路2の水量が増した時に、この屈曲部で
より確実に増水分だけ流入槽3に水が流入するのを助長
するものである。
【0025】貯留槽5は図示するように上下2段の底部
57a,57bを形成しており、上段の底部57aは通
水可能な構造物として流入水を一定程度地下浸透せしめ
る構造にすることができる。同様に流入槽3側の貯留槽
側壁50も地下浸透可能な側壁にすることができる。貯
留槽5の下段側底部57bには側壁50〜53とは別に
これより低い高さの越流壁54が、下流側の側壁53の
コーナー部に平面視L字形に立設され、上記側壁52に
筒状の排水空間56が形成されている。59は貯留槽5
の下流側において越流壁54の上流側を囲むように形成
された浮遊固形流出物等の捕集用スクリーンである。
【0026】そして越流壁54の下部には貯留槽5に流
入した水を排水空間56側に排水するための孔が第2排
水部(オリフィス)62として形成され、水位が該排水
部62を越える水位hを越えると、貯留槽5の水位の
高さに対応した吐出圧で第2排水部62より排水する構
造となっている。また貯留槽5に貯留される水の水位が
越流壁54の上端に達する水位hを越えると、貯留水は
越流壁54の上端によって形成される第3流水部63を
越流して排水空間56内に越流排水される。
【0027】貯留槽5の下段側の側壁53の底部には排
水空間56の水を下流の排水路2e側に放出する排水孔
からなる排水部58が設けられている。
【0028】上記構成により降雨量等の増大により流水
路2の水量が増えると、流水路2自体による下流側への
流水のほか、増水分は流入槽3の排水部64を介して貯
留槽5内に貯留され、水位の変化(貯留水量の変化)に
応じ第2流水部62より、又はさらに第3流水部63を
介し、流水部58より下流に放出されることになり、下
流の水量は貯留槽5の水位が最大水位hに至るまでの間
は減量調節されることになる。尚、上記各実施形態の説
明において、技術的な構成及び機能が前に説明した部分
と共通の部分については同一の符号を用い、後出の部分
では説明を割愛した。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の装置に
よれば、主として団地その他の開発地域等の降雨量の増
大による排水路の増水が生じた時に、その増水分だけを
分流せしめて貯留し、これを調整しながら放流する形式
なので、排水路の全流水を貯留しながら放流するものに
比して大容量の流入槽や貯留槽が必要なく、装置全体を
小型化できる利点がある。このため市街地等のU字溝等
の排水路近傍の比較的小スペースの空き地等を利用して
設置できるとともに、多数の箇所に設置できる可能性が
高くなり、装置設置の効果をより大きくすることができ
る。また貯留槽を小型化できる反面、その内部上方に中
二階状に小型の流入槽を設けることにより、流入槽の下
方のスペースも貯水スペースとして有効活用できる。
【0030】さらに流水路自体に越流調整部を設けるこ
とにより、流水路の増量越流水を受け止める流入槽を必
ずしも設ける必要がない。そして貯留槽に小量吐出用の
第2流水部を設けているので、貯留水は少量ずつ下流に
排出されながら、分流調整部からの流入水が多い時だけ
貯留されるため、経時的には貯留槽の貯留水総量は多く
なるとともに、上記第2流水部からは貯留槽内の水位の
上昇に応じた吐出圧で排水されるため、多量の貯水があ
る時は多量の排水が行われ、貯留槽の貯留スペースをよ
り有効に活用できる利点がある。その他貯留槽や分流調
整部には手動的な調節部や設定部を設けないため、人為
的な操作ミスも少ないという利点がある。
【0031】上記のほか、貯留槽は例えば年に1〜3回
程度の大雨量時しか湛水しないので、設計方法によって
は公園や野外活動施設等の一部として組み入れる等、治
水緑地や多目的の自然調整池として利用できる。また貯
留槽は通常の排水用側溝等に近接して設置できるので土
砂等の流入は殆どなく、頻繁な浚泄も不要であり、メン
テナンス費用負担も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す洪水調整装置の斜
視図。
【図2】図1を左方から表した斜視図。
【図3】図1の要部を示す断面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す洪水調整装置の斜
視図。
【図5】図4の装置の要部を示す断面図。
【符号の説明】
1 洪水調整装置 2 流水路 2a 上流側水路 2b 下流側水路 2c 側方水路 2d 越流調整部(分流調整部) 3 流入槽(分流調整部) 5 貯留槽 32 通水管(サイホン管) 35 貯水スペース 50 側壁 55 通水孔 61 第1流水部 62 第2流水部 63 第3流水部 64 排水部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流水路(2)の途中に上流側からの流量
    が予定流量を越えて増水した際に、当該増水流量分を他
    の流路に分岐させる分流調整部を設け、上記分岐された
    分流水の下流側に分流水を受け止めて一定貯水量になる
    まで貯留するとともに当該貯留水の下流側への放流を抑
    制調節せしめる機構を備えた貯留槽(5)とを設けてな
    る洪水調整装置。
  2. 【請求項2】 分流調整部が流水路(2)の上流側水路
    (2a)からの流入水を一時的に受け止めた後に下流側
    水路(2b)と他の流路に分岐せしめる流入槽(3)で
    ある請求項1の洪水調整装置。
  3. 【請求項3】 流入槽(3)が流入槽(3)内の水位が
    所定の低水位hを越えた時に流入槽(3)内の水を下
    流側水路(2b)側に排出する第1流水部と、所定の高
    水位を越えた時に貯留槽(5)側に分流せしめる排水部
    (64)とを備えてなる請求項2の洪水調整装置。
  4. 【請求項4】 流入槽(3)を貯留槽(5)内の上方で
    あってその下方に貯水スペース(35)を形成するよう
    に中二階状に設けてなる請求項2又は3の洪水調整装
    置。
  5. 【請求項5】 流水路(2)を上流側水路(2a)と下
    流側水路(2b)との間において平面視で折曲又は湾曲
    させて越流調整部(2d)とし、流水路(2)の流量が
    所定流量を越えて増水した状態で上記越流調整部(2
    d)において増水流量分の流水を貯留槽(5)側の流路
    に分流せしめる構成とした請求項1の洪水調整装置。
  6. 【請求項6】 流水路(2)を平面視で流入槽(3)内
    を流水方向に貫かせ又は流入槽(3)の側壁に沿わせて
    設置した請求項1又は5の洪水調整装置。
  7. 【請求項7】 貯留槽(5)に貯留槽(5)内の貯留水
    の水位に応じた吐出圧で且つ該水位に応じた吐出量で下
    流側に吐出排水する第2流水部(62)を設けてなる請
    求項1又は2又は3又は4又は5又は6の洪水調整装
    置。
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