JPH113567A - 信号処理方法及び装置 - Google Patents

信号処理方法及び装置

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JPH113567A
JPH113567A JP9154111A JP15411197A JPH113567A JP H113567 A JPH113567 A JP H113567A JP 9154111 A JP9154111 A JP 9154111A JP 15411197 A JP15411197 A JP 15411197A JP H113567 A JPH113567 A JP H113567A
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JP
Japan
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data
pattern
signal
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signal processing
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JP9154111A
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Inventor
Yotaro Shinkai
陽太郎 新海
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データにスクランブルを施すべきか否か、及
びデータが既にスクランブルされているか否かを容易に
判断できるようにする。 【解決手段】 圧縮AVデータに付加されて当該圧縮A
Vデータと共にスクランブル/非スクランブルされる検
出用パターンを取り出すデータ入力検出ブロック21及
び先頭部抽出ブロック22と、検出用パターンのスクラ
ンブルの有無を判定するための比較用パターンと上記取
り出した検出用パターンとを比較するデータ値比較ブロ
ック24と、その比較結果に基づいて圧縮AVデータの
スクランブルの要否を判断するスクランブル/非スクラ
ンブル判定ブロック25と、その判定結果に基づいて上
記圧縮AVデータをスクランブル/非スクランブルする
スクランブル/非スクランブル信号処理ブロック27と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れているデータ信号を再生し、不法にコピーして再利用
されるのを防止するための信号処理を、データに施す信
号処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクやフロッピィディスク、最近
のディジタルビデオディスク(DVD)等のパッケージ
メディアに記録されているデータ(コンテンツ)は、不
法に再生コピーして再利用され易く、したがって従来よ
り、この不法な再利用を防止することを目的として、重
要なデータにはスクランブルをかけて暗号化し、このス
クランブルしたデータをディスクに記録することが行わ
れている。すなわち、例えばキー信等によりデータにス
クランブルをかけて暗号化してからディスクに記録して
おくようにすることで、このスクランブルされたデータ
をそのまま再生してコピーしただけでは、当該データを
再利用できないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したよう
にデータをディスクに記録するシステムにおいて、何れ
の部分で実際にデータにスクランブルを施すのかは、シ
ステムによって様々である。すなわち、このシステムに
おいては、フォーマットに則った範囲で自由にデータに
スクランブルを施すことができる。
【0004】このように、スクランブルを施す部分に自
由度があるので、当該システムの最終処理部では、デー
タ(コンテンツ)が既にスクランブルされているものな
のか、或いは未だスクランブルされていないものなのか
を一義的に判断することが困難であり、例えばデータに
付加された暗号化のフラグを検出するようにしたとして
も、データに実際にスクランブルが施されているのかど
うかは判らない。
【0005】このため、従来は、データに実際にスクラ
ンブルが施されているか否かを知ることを目的として、
上記データを実際にディスクに記録し、このディスクを
再生する作業が必要になっている。
【0006】このようなことは、非常に煩雑であり、デ
ィスクの製造時の効率低下を招き、またディスク製造の
安定化にとって、極めて好ましくないことである。した
がって、パッケージメディア(ディスク)の製造時にお
いて、システムの例えば最終処理部においてデータにス
クランブルを施すべきか否か、すなわち言い換えれば、
データが既にスクランブルされているか否かを、容易に
判断できることが望まれる。
【0007】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、データにスクランブルを施すべき
か否か、及びデータが既にスクランブルされているか否
か、を容易に判断できるようにし、正確なスクランブル
処理を実現する信号処理方法及び装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の信号処理方法及
び装置は、データと共に暗号化/非暗号化される所定の
パターン信号を取り出し、所定のパターン信号の暗号化
の有無を判定するための判定パターン信号と比較し、そ
の比較結果に基づいてデータの暗号化の要否を判断し、
この判断結果に基づいて上記データを暗号化/非暗号化
することにより、上述した課題を解決する。
【0009】すなわち、本発明は 所定のパターンと判
定パターンとの簡単なパターン比較のみで、データが暗
号化されているのかどうかを判断している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】本発明の実施の形態では、例えばディジタ
ルビデオディスク等のパッケージメディアにおける前述
した不法なコピーによる使用を防止するために、データ
にスクランブルを掛けて暗号化する(すなわち暗号化さ
れたデータをディスクに記録する)ようにしている。
【0012】先ず、スクランブルを行うシステムの一例
として、オーディオ・ビデオデータ(AVデータ)のよ
うなディジタルコンテンツデータをスクランブル処理に
よって暗号化するシステム(CSS:Content Scramble
System)の概要を、図1を用いて説明する。
【0013】この図1に示すシステムは、例えば上記デ
ィジタルビデオディスク等のパッケージメディアに記録
することになるディジタルコンテンツデータ(オーディ
オ・ビデオデータ)を所有する著作権者1と、当該著作
権者1のディジタルコンテンツデータに各種信号処理、
例えば編集処理とその編集後のデータ(いわゆる完パケ
データ)に対する圧縮及び多重化を行うオーサンリング
スタジオ3と、各種暗号化関連信号(例えばスクランブ
ルのキー信号とそれに関連する信号等)を管理するエー
ジェント2と、上記圧縮多重化後のデータ(以下、圧縮
AVデータと呼ぶ)に対して誤り訂正符号の付加等の所
定の信号処理を施し、さらにディスク記録用の信号に変
調し、この変調した信号を用いてディスクをカッティン
グするディスク工場4と、から構成されるものである。
【0014】このシステムでは、当該ディスクに記録さ
れたデータを不法に再生コピーしたとしても再利用でき
ないようにする(すなわちコピーガード付ディスクを作
成する)ことを目的として、上記ディスクのカッティン
グデータ作成時に、上記キー信号を用いてディジタルコ
ンテンツデータに暗号化のスクランブルを掛けるように
している。
【0015】ここで、このシステムにおいては、図2に
示すように、前記オーサンリングスタジオ3と前記ディ
スク工場4の信号変換器(フォーマッタ)の何れでも、
上記暗号化関連信号のキー信号を用いた上記CSSのス
クランブル処理を行い得るようになされている。なお、
図2において、図1と同じ構成要素には同一の指示符号
を付している。
【0016】この図2において、上記エージェント2が
管理する各種暗号化関連信号(キー信号等)は、例えば
フロッピィディスク、キーボード、或いは通信等の様々
な形態により、ディスク工場のフォーマッタ部10(信
号変換器)と上記オーサンリングスタジオ3とに送られ
ている。
【0017】ここで、例えば上記オーサンリングスタジ
オ3にて上記キー信号を用いたスクランブル処理を行っ
た場合には、このスクランブル処理の施されたデータ
(スクランブルされた圧縮AVデータ)が上記ディスク
工場4に供給され、このときのディスク工場4では、上
記既にスクランブル処理されている圧縮AVデータに対
して再度スクランブル処理を施すようなことはせずに、
カッティングデータを生成する。
【0018】一方で、例えば上記オーサンリングスタジ
オ3にてスクランブル処理を行わなかった場合には、こ
のスクランブル処理されていない圧縮AVデータが上記
ディスク工場4に供給され、このときのディスク工場4
では、必要に応じて当該データに対してスクランブル処
理を施してからカッティングデータを生成する。
【0019】このようなことを実現するため、上記ディ
スク工場4のフォーマッタ部10は、上記オーサンリン
グスタジオ3から供給された圧縮AVデータが既にスク
ランブルされているか否かを判定すると共に、未だスク
ランブル処理されていない圧縮AVデータに対しては上
記キー信号を用いたスクランブル処理を行い、逆に、既
にスクランブル処理されている圧縮AVデータに対して
はそのスクランブル処理された圧縮AVデータをそのま
ま次段へ出力するスクランブル/非スクランブル処理部
11を備えている。
【0020】このスクランブル/非スクランブル処理部
11の出力信号は、エンクリプテドキー信号挿入部12
に送られる。このエンクリプテドキー信号挿入部12で
は、上述のようにスクランブル処理された圧縮AVデー
タに対して、上記エージェント2からの暗号化関連信号
を暗号化したデータ(暗号化したキー信号等)を挿入
し、フォーマッタ信号処理部13に送る。
【0021】このフォーマッタ信号処理部13では、入
力されたデータに対して、誤訂正符号の付加等の所定の
信号処理を施し、さらにディスク記録用の信号に変調
し、この変調した信号をディスクカッティング信号とし
て出力する。このディスクカッティング信号は、図示し
ないディスクカッティング部に送られることになる。
【0022】ここで、上記ディスク工場のフォーマッタ
部10において、上記オーサンリングスタジオ3から供
給された圧縮AVデータが、既にスクランブルされてい
るか否かを一義的に判断できるようにするために、図3
に示すように、本来の圧縮AVデータの先頭部分には、
例えばSMPTE(Society of Motion Picture andTel
evision Enginieers:コンポジット信号のディジタル規
格)のカラーバー信号のような、データ中に存在しない
既知のテストパターンからなる暗号化検出用のパターン
信号(以下、検出用パターンと呼ぶ)と、この検出用パ
ターンを見つけるための同期パターンとを付加しておく
ようにする。なお、図3には図示を省略しているが、上
記検出用パターンから後の上記本来の圧縮AVデータに
は、従来通りの処理でリードイン部やヘッダ部、コント
ロール部等が付加されている。
【0023】上記検出用パターンは、上記本来の圧縮A
Vデータ(ディスクに実際にカッティングされるデー
タ)ではないので、それらとは容易に区別でき且つ分離
できるように、本来の圧縮AVデータの前に挿入され、
またこの場合、上記検出用パターンの位置を確実に見つ
けて、この検出用パターンを用いたスクランブルの要否
(スクランブル/非スクランブル処理)の判定を正確に
行えるように、当該検出用パターンの前(先頭)には同
期パターンが付加される。
【0024】上記検出用パターンとしては、スクランブ
ルの要否(スクランブル/非スクランブル処理)の判定
の際に誤検出しないように、図3に示すように例えば1
0セクタ分のような充分な長さを持たせて付加する。ま
た、上記同期パターンとしては、例えば全て「1」から
なるセクタと全て「0」からなるセクタを交互に5セク
タ分配置した、通常では生成しないパターンを用いるよ
うにする。
【0025】ここで、例えば上記オーサンリングスタジ
オ3にて上記圧縮AVデータにスクランブルを掛ける場
合、上記図3に示したデータ列のうち、上記同期パター
ン及びリードイン部やヘッダ部、コントロール部等を除
く、上記検出用パターンと圧縮AVデータの両方にのみ
スクランブルが掛けられるものとする。したがって、上
記オーサンリングスタジオ3にて上記圧縮AVデータに
スクランブルを掛けない場合は、上記検出用パターンに
もスクランブルは掛けられない。
【0026】上記フォーマッタ部10が実際に上記検出
用パターンを検出する際には、先ず入力データより同期
パターンを検出してこの同期パターンに基づいて同期を
とった後、予め内部に用意しておいた上記検出用パター
ンのスクランブルの有無を判定するための比較用パター
ンと、上記検出用パターンとを比較すると共に、データ
に付加されている暗号化のフラグの状態を判定し、次
に、これらパターンの比較結果と暗号化フラグの状態判
定結果とに基づいて、スクランブルの要否(スクランブ
ル/非スクランブル処理)の判断を行う。なお、上記暗
号化のフラグは、一般に、データがスクランブルされる
ときに「1」が立てられるものである。
【0027】その後、上記フォーマッタ部10では、上
記同期パターンと検出用パターンとが付加された入力デ
ータから、当該同期パターンと検出用パターンを取り除
き、残りのデータすなわち圧縮AVデータ(リードイン
部やヘッダ部、コントロール部等は除く)に対し、上記
比較結果と暗号化フラグの状態判定結果とに基づいてス
クランブルを掛けたり、掛けなかったりする。つまり、
上記パターンの比較結果及びフラグの状態判定結果か
ら、データに暗号化が必要で且つ未だスクランブル処理
されていないことが判ったときには上記キー信号を用い
たスクランブル処理を行ってからディスクカッティング
信号を生成し、逆に、データに暗号化が必要で且つ既に
スクランブル処理されていることが判ったときにはその
スクランブル処理されているデータからそのままディス
クカッティング信号を生成する。なお、上記リードイン
部やヘッダ部、コントロール部については、フォーマッ
ト通りにスクランブルは掛けない。
【0028】上述したパターンの比較結果と暗号化フラ
グの状態判定結果とに基づくスクランブルの要否判断
は、例えば図4や図5に示すような流れで行われる。
【0029】図4には、上記比較用パターンが、スクラ
ンブルされていない検出用パターンと同じものである場
合の上記スクランブルの要否判断と、その後のディスク
カッティング信号の生成までの流れを示す。
【0030】この図4において、ステップST1では、
入力データの検出用パターンと上記比較用パターンとが
一致したか否かの判断を行い、一致したときはステップ
ST2に進み、一致しないときはステップST4に進
む。ここで、上記検出用パターンと比較用パターンとが
一致したと言うことは、上記検出用パターンがスクラン
ブルされていないこと、すなわち圧縮AVデータもスク
ランブルされていないことを意味し、逆に、上記検出用
パターンと比較用パターンとが一致しないと言うこと
は、上記検出用パターンがスクランブルされているこ
と、すなわち圧縮AVデータもスクランブルされている
ことを意味する。
【0031】上記ステップST1にて検出用パターンと
比較用パターンとが一致したとき、すなわち圧縮AVデ
ータが未だスクランブルされていないときに進むステッ
プST2では、上記暗号化のフラグに「1」が立ってい
るか否かの判断を行い、「1」が立っているときにはス
テップST3に進み、「1」が立っていないときにはス
テップST6に進む。
【0032】ステップST3では、上記暗号化のフラグ
に「1」が立っているので、上記未だスクランブルされ
ていない圧縮AVデータに対してスクランブルを掛け、
その後ステップST6に進む。
【0033】上記ステップST3の処理後に進むステッ
プST6では、上記同期パターンと検出用パターンとが
付加された入力データから、当該同期パターンと検出用
パターンを取り除き、残りのデータすなわちリードイン
部やヘッダ部、コントロール部等が付加され且つスクラ
ンブルされた圧縮AVデータから、ディスクカッティン
グ信号を生成する。
【0034】一方、上記ステップST2にて上記暗号化
のフラグに「1」が立っていないときに進むステップS
T6では、同じく上記同期パターンと検出用パターンと
が付加された入力データから、当該同期パターンと検出
用パターンを取り除き、残りのデータすなわちリードイ
ン部やヘッダ部、コントロール部等が付加され且つスク
ランブルされていない圧縮AVデータから、ディスクカ
ッティング信号を生成する。
【0035】また、上記ステップST1にて検出用パタ
ーンと比較用パターンとが一致しないとき、すなわち圧
縮AVデータが既にスクランブルされているときに進む
ステップST4でも、上記暗号化のフラグに「1」が立
っているか否かの判断を行い、「1」が立っているとき
にはステップST6に進み、「1」が立っていないとき
にはステップST5に進む。
【0036】ステップST4にて上記暗号化のフラグに
「1」が立っていると判断したときには、既にスクラン
ブルされている圧縮AVデータに対して再度スクランブ
ルを掛けることはせず、ステップST6にて、上記同期
パターンと検出用パターンとが付加された入力データか
ら、当該同期パターンと検出用パターンを取り除き、残
りのデータすなわちリードイン部やヘッダ部、コントロ
ール部等が付加され且つ既にスクランブルされている圧
縮AVデータから、ディスクカッティング信号を生成す
る。
【0037】一方、ステップST4にて上記暗号化のフ
ラグに「1」が立っていないと判断したとき、すなわ
ち、圧縮AVデータは既にスクランブルされているにも
かかわらず上記暗号化のフラグに「1」が立っていない
ときは、この入力データは誤ったものであるとして、例
えば図示しないディスプレイ装置等に、その旨の表示を
行って当該システムのオペレータに知らせると共に、以
後のデータ処理は中止する。
【0038】次に、図5には、上記比較用パターンが、
キー信号を用いてスクランブルされている検出用パター
ンと同じものである場合の上記スクランブルの要否判断
と、その後のディスクカッティング信号の生成までの流
れを示す。
【0039】この図5において、ステップST11で
は、入力データの検出用パターンと上記比較用パターン
とが一致したか否かの判断を行い、一致したときはステ
ップST12に進み、一致しないときはステップST1
4に進む。ここで、上記検出用パターンと比較用パター
ンとが一致したと言うことは、上記検出用パターンがス
クランブルされていること、すなわち圧縮AVデータも
スクランブルされていることを意味し、逆に、上記検出
用パターンと比較用パターンとが一致しないと言うこと
は、上記検出用パターンがスクランブルされていないこ
と、すなわち圧縮AVデータもスクランブルされていな
いことを意味する。
【0040】上記ステップST11にて検出用パターン
と比較用パターンとが一致したとき、すなわち圧縮AV
データが既にスクランブルされているときに進むステッ
プST12では、上記暗号化のフラグに「1」が立って
いるか否かの判断を行い、「1」が立っているときには
ステップST16に進み、「1」が立っていないときに
はステップST13に進む。
【0041】ステップST12にて上記暗号化のフラグ
に「1」が立っていると判断したときには、既にスクラ
ンブルされている圧縮AVデータに対して再度スクラン
ブルを掛けることはせず、ステップST16にて、上記
同期パターンと検出用パターンとが付加された入力デー
タから、当該同期パターンと検出用パターンを取り除
き、残りのデータすなわちリードイン部やヘッダ部、コ
ントロール部等が付加され且つ既にスクランブルされて
いる圧縮AVデータから、ディスクカッティング信号を
生成する。
【0042】一方、ステップST12にて上記暗号化の
フラグに「1」が立っていないと判断したとき、すなわ
ち、圧縮AVデータは既にスクランブルされているにも
かかわらず上記暗号化のフラグに「1」が立っていない
ときは、この入力データは誤ったものであるとして、例
えば図示しないディスプレイ装置等に、その旨の表示を
行って当該システムのオペレータに知らせると共に、以
後のデータ処理は中止する。
【0043】また、上記ステップST11にて検出用パ
ターンと比較用パターンとが一致しないとき、すなわち
圧縮AVデータが未だスクランブルされていないときに
進むステップST14でも、上記暗号化のフラグに
「1」が立っているか否かの判断を行い、「1」が立っ
ているときにはステップST15に進み、「1」が立っ
ていないときにはステップST16に進む。
【0044】ステップST15では、上記暗号化のフラ
グに「1」が立っているので、上記未だスクランブルさ
れていない圧縮AVデータに対してスクランブルを掛
け、その後ステップST16に進む。
【0045】上記ステップST15の処理後に進むステ
ップST16では、上記同期パターンと検出用パターン
とが付加された入力データから、当該同期パターンと検
出用パターンを取り除き、残りのデータすなわちリード
イン部やヘッダ部、コントロール部等が付加され且つス
クランブルされた圧縮AVデータから、ディスクカッテ
ィング信号を生成する。
【0046】一方、上記ステップST14にて上記暗号
化のフラグに「1」が立っていないときに進むステップ
ST16では、同じく上記同期パターンと検出用パター
ンとが付加された入力データから、当該同期パターンと
検出用パターンを取り除き、残りのデータすなわちリー
ドイン部やヘッダ部、コントロール部等が付加され且つ
スクランブルされていない圧縮AVデータから、ディス
クカッティング信号を生成する。
【0047】この図5の例のように、スクランブルされ
た比較用パターンを用いて、同じくスクランブルされた
検出用パターンとの直接比較を行うようにすれば、暗号
化の実施の有無がより確実に判定できる。
【0048】図6には、ディスク工場のフォーマッタ部
の具体的な構成を示す。なお、この図6において、前記
図2と同じ構成要素には同一の指示符号を付している。
【0049】この図6において、前記オーサンリングス
タジオ3からのデータ(前記図3にて示したデータ列)
は、データ入力検出ブロック21に入力される。このデ
ータ入力検出ブロック21では、入力データから前記同
期パターンを用いた同期検出を行い、先頭部抽出ブロッ
ク22では、前記検出用パターンが配されているデータ
の先頭部を抽出する。この先頭部抽出ブロック22は、
上記検出用パターン部分を抽出すると、前記比較用パタ
ーンを格納している比較用パターン格納ブロック23に
対して当該比較用パターンの出力を求めると共に、上記
抽出した検出用パターンをデータ値比較ブロック24へ
供給する。
【0050】このときのデータ値比較ブロック24で
は、上記比較用パターン格納ブロック23からの上記比
較用パターンと、上記先頭部抽出ブロック22からの上
記検出パターンとのデータ値比較を行う。当該データ値
比較ブロック24での比較結果は、スクランブル/非ス
クランブル判定ブロック25に送られる。
【0051】このスクランブル/非スクランブル判定ブ
ロック25では、上記比較結果に基づいて、前記圧縮A
Vデータにスクランブルが掛けられているか否かの判定
を行い、その判定結果を暗号化フラグチェックブロック
26に出力する。
【0052】暗号化フラグチェックブロック26では、
上記データ入力検出ブロック21を介して供給されたデ
ータの暗号化フラグに、前述したような「1」が立って
いるか否かの状態判定を行うと共に、この暗号化フラグ
の状態判定結果と上記スクランブル/非スクランブルの
判定結果とに基づいて、前述したようなスクランブルを
掛けるべきか否かを制御するスクランブル制御信号を生
成し、スクランブル/非スクランブル信号処理ブロック
27に送る。
【0053】当該スクランブル/非スクランブル信号処
理ブロック27には前記暗号化関連情報も供給され、こ
こでは上記データ入力検出ブロック21を介して供給さ
れたデータに対して、上記スクランブル制御信号に基づ
いた処理、すなわち前記図4や図5のようなスクランブ
ルを掛けたり、掛けなかったりする処理を行うと共に、
前記同期パターン及び検出用パターンの分離等の処理を
行う。なお、この図6の例のスクランブル/非スクラン
ブル信号処理ブロック27は、前記図2のエンクリプテ
ドキー信号挿入部12の機能も含むものとする。
【0054】上記スクランブル/非スクランブル信号処
理ブロック27にてスクランブル/非スクランブル等の
信号処理がなされたデータは、前述同様のフォーマッタ
信号処理部13に送られ、ここでディスクカッティング
信号に変換される。
【0055】上述したように、本実施の形態によれば、
入力データをその後、どう処理するべきかが正確に判断
でき、ディスク製造時のスクランブル処理を間違えるこ
とがなくなると同時に、その判定をディスク製造後まで
待つ必要がなくなり、製造現場としては極めて有効且つ
効率的で安定なディスク製造が可能になる。
【0056】
【発明の効果】本発明においては、データと共に暗号化
/非暗号化される所定のパターン信号を抽出し、所定の
パターン信号の暗号化の有無を判定するための判定パタ
ーン信号と比較し、その比較結果に基づいてデータの暗
号化の要否を判断することにより、データにスクランブ
ルを施すべきか否か、及びデータが既にスクランブルさ
れているか否かが、容易に判断可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシステムの全体構成を示
す図である。
【図2】ディスク工場のフォーマッタ部の動作説明に用
いる図である。
【図3】同期パターンと検出用パターンが先頭部分に追
加されたデータ列を示す図である。
【図4】比較用パターンがスクランブルされていない検
出用パターンと同じものである場合のスクランブルの要
否判断と、その後のディスクカッティング信号の生成ま
での流れを示すフローチャートである。
【図5】比較用パターンがスクランブルされた検出用パ
ターンと同じものである場合のスクランブルの要否判断
と、その後のディスクカッティング信号の生成までの流
れを示すフローチャートである。
【図6】ディスク工場のフォーマッタ部の具体的な構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 著作権者、 2 エージェント、 3 オーサンリ
ングスタジオ、 4ディスク工場、 10 フォーマッ
タ部、 11 スクランブル/非スクランブル処理部、
12 エンクリプテドキー信号挿入部、 13 フォ
ーマッタ部、21 データ入力検出ブロック、 22
先頭部抽出ブロック、 23 比較用パターン格納ブロ
ック、 24 データ値比較ブロック、 25 スクラ
ンブル/非スクランブル判定ブロック、 26 暗号化
フラグチェックブロック、27 スクランブル/非スク
ランブル信号処理ブロック

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データに付加されて当該データと共に暗
    号化/非暗号化される所定のパターン信号を取り出し、 上記所定のパターン信号の暗号化の有無を判定するため
    の判定パターン信号と上記取り出した所定のパターン信
    号とを比較し、 上記比較結果に基づいて上記データの暗号化の要否を判
    断し、 当該判断結果に基づいて上記データを暗号化/非暗号化
    することを特徴とする信号処理方法。
  2. 【請求項2】 上記所定のパターン信号に先だって付加
    される同期パターンの検出に応じて上記所定のパターン
    信号を抽出することを特徴とする請求項1記載の信号処
    理方法。
  3. 【請求項3】 データが暗号化されるときに1が立てら
    れるフラグの状態を判別し、 当該フラグの判別結果と上記比較結果に基づいて上記デ
    ータの暗号化の要否を判断することを特徴とする請求項
    1記載の信号処理方法。
  4. 【請求項4】 上記判定パターンは、上記所定のパター
    ンと同一パターンであることを特徴とする請求項1記載
    の信号処理方法。
  5. 【請求項5】 上記判定パターンは、上記所定のパター
    ンを暗号化したパターンと同一パターンであることを特
    徴とする請求項1記載の信号処理方法。
  6. 【請求項6】 上記所定のパターンは、上記データ中に
    存在しないパターンであることを特徴とする請求項1記
    載の信号処理方法。
  7. 【請求項7】 上記所定のパターンは一定の長さを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の信号処理方法。
  8. 【請求項8】 データに付加されて当該データと共に暗
    号化/非暗号化される所定のパターン信号を取り出す取
    り出し手段と、 上記所定のパターン信号の暗号化の有無を判定するため
    の判定パターン信号と上記取り出した所定のパターン信
    号とを比較する比較手段と、 上記比較結果に基づいて上記データの暗号化の要否を判
    断する判断手段と当該判断結果に基づいて上記データを
    暗号化/非暗号化する暗号化/非暗号化手段とを有する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  9. 【請求項9】 上記取り出し手段は、上記所定のパター
    ン信号に先だって付加される同期パターンの検出に応じ
    て上記所定のパターン信号を抽出する抽出手段を備える
    ことを特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
  10. 【請求項10】 データが暗号化されるときに1が立て
    られるフラグの状態を判別する判別手段を設け、 上記判断手段では、当該フラグの判別結果と上記比較結
    果に基づいて上記データの暗号化の要否を判断すること
    を特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
  11. 【請求項11】 上記判定パターンは、上記所定のパタ
    ーンと同一パターンであることを特徴とする請求項8記
    載の信号処理装置。
  12. 【請求項12】 上記判定パターンは、上記所定のパタ
    ーンを暗号化したパターンと同一パターンであることを
    特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
  13. 【請求項13】 上記所定のパターンは、上記データ中
    に存在しないパターンであることを特徴とする請求項8
    記載の信号処理装置。
  14. 【請求項14】 上記所定のパターンは一定の長さを有
    することを特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
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