JPH11355683A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JPH11355683A
JPH11355683A JP10163143A JP16314398A JPH11355683A JP H11355683 A JPH11355683 A JP H11355683A JP 10163143 A JP10163143 A JP 10163143A JP 16314398 A JP16314398 A JP 16314398A JP H11355683 A JPH11355683 A JP H11355683A
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JP
Japan
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instruction
data
display
unit
output
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Application number
JP10163143A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Uehara
宏敏 上原
Naoki Kurita
尚希 栗田
Shoichi Goto
昌一 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1999/003116 priority patent/WO1999065236A1/ja
Priority to EP99925299A priority patent/EP1006721A4/en
Priority to CNB998009261A priority patent/CN1160947C/zh
Priority to KR10-2000-7001388A priority patent/KR100527982B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事業者毎に異なる表示要求仕様に対し、別々
の回路が必要となり回路規模の増大を招いたり、事業者
毎に最適化すると別品種のLSIとして開発する必要があ
り、開発コスト増を招くといった課題を有している。 【解決手段】 画素クロック内に少なくとも1回の演算
を行い表示データを生成する汎用の演算器とこれに入力
すべき表示データ及び演算内容を命令として記述する命
令シーケンサを備え、記述した命令を表示クロックに同
期して実行させることで、映像の拡大・縮小処理、及び
OSDとの合成処理を実現する。これにより従来装置の
ような各要求仕様毎に専用回路を備えるというものでは
なく、演算器と命令シーケンサで映像処理ユニットを構
成し、命令シーケンサ内の命令を書き換えることで、複
数の表示仕様に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮された映像信
号や番組情報等のディジタルデータを多重化したディジ
タル放送信号を受信し、選択された映像信号を復号化し
出力するセットトップボックス等の映像表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の発展に伴い、放
送用の映像、音声、データ信号をディジタル信号として
一元的に処理し、通信衛星等を利用して放送を行うディ
ジタル放送サービスが実現されつつある。これらのサー
ビスにおいてはMPEG2(ISO/IEC−1381
8で標準化)等に代表される圧縮多重技術により数十か
ら数百チャンネルの放送を提供することが可能である。
各放送事業者は、ディジタル放送では映像、音声、デー
タ等の信号がすべてディジタル信号として扱われる特徴
を活かし、高画質放送の実施や、静止画情報サービス等
差別化を実現するための種々のサービスの充実を図ろう
としており、これらに対応した映像表示装置が必要とさ
れている。
【0003】従来のMPEGビデオデコーダシステムの一例
を図6に示し、以下その動作を説明する。図6において
100はシステム全体を制御するシステム制御部、10
1はMPEGデコードを行う映像復号化部、102は表示デ
ータを格納するフレームメモリであり、映像復号化部1
01がデコードする映像データやOn Screen Display
(以下OSD)のグラフィックスデータ等を格納する。1
03は同期信号などを生成する表示タイミング生成手
段、104はフレームメモリ102の書き込みと読み出
しを制御するメモリ制御手段、105はメモリ制御手段
により読み出された表示データを一時的に格納する出力
バッファ手段で、600は出力バッファ手段105のデ
ータを用いて表示データを生成する映像処理ユニット、
601は映像処理ユニットを制御する制御タイミング生
成手段である。
【0004】図7は、MPEGビデオデコーダシステムにお
ける映像処理ユニット600の代表的な内部構成を示し
た図である。6001、6002は映像データの水平拡
大・縮小を行う水平フィルタ回路、6003は水平フィ
ルタ6001、6002からの連続する2ラインのデー
タより垂直方向の拡大・縮小を行う垂直フィルタ部、6
004は垂直フィルタ部6003からの映像データとO
SDデータとを切り替える合成回路である。
【0005】図8は、DVB(Digital VideoBroardcasti
ng DOCUMENT A001-revision 1)規格で制定されたデ
ィジタル放送の受信機で実現すべきビデオ出力フォーマ
ットを示す。図8(a)に示す水平・垂直拡大処理を実
現するため、水平フィルタ回路6001、6002、及
び垂直フィルタ回路6003は、予め以下の倍率に対応
する回路を備える。
【0006】水平フィルタ回路: 3/4,1,9/
8,4/3, 3/2,2,8/3 垂直フィルタ回路: 1,2 図8(b)はパンスキャン処理を示し図であり、アスペ
クト比16:9の入力画像を4:3のモニタに出力する
場合に画面中央部分(Pan & Scan Window)を切り出
し水平拡大するものである。
【0007】このようにデジタル放送受信機における映
像表示装置では、映像信号の水平垂直の拡大処理が必須
の機能となっている。以下、図6のMPEGデコーダシステ
ムの動作を説明する。システム制御部100は、ユーザ
が選択したチャンネルに相当するビットストリームを映
像復号化部101に対して入力する。
【0008】映像復号化部101は、ビットストリーム
中に格納される図8(a)の入力解像度の情報を抜き出
し、システム制御部100に渡す。映像復号化部101
は、フレームメモリ102を参照フレームバッファ及び
表示フレームバッファとして使用してMPEGビデオデ
コード処理を行う。MPEGデコード処理は、本発明の
目的とは直接関係しないため詳細動作の説明を省略す
る。
【0009】システム制御部100は、デコード制御と
平行して、フレームメモリ102に対し、On Screen
Display(OSD)データを描画する。これは、メニュー
等の操作情報やEPG(Electronic Program Guide)
と呼ぶ番組表データである。映像表示において、システ
ム制御部100は、メモリ制御手段104を制御してフ
レームメモリ102からのデコードした画像データとO
SDデータををライン単位で読み出す。ライン単位に読
み出されたデータは、出力バッファ手段105に一時格
納される。
【0010】システム制御部100は、映像復号化部1
01より抜き出した入力画像の解像度情報とユーザより
予め指示される出力モニタのアスペクト比に従い、映像
処理ユニット800の水平フィルタ回路8001、80
02、及び垂直フィルタ回路8003の拡大率を設定
し、図8(a)に示す拡大処理を制御する。拡大処理さ
れたデコード画像は、合成回路8004でOSDデータ
と合成され外部出力される。
【0011】このように、従来のMPEGデコードシス
テムでの映像処理装置は、予め定められた拡大率に対応
する専用回路、及びOSDデータとの合成回路を備え、
デコード画像の解像度情報等に従い表示出力を生成して
いる。図9は、静止画情報サービスに対応するため、動
画、OSDの表示に加えて、静止画表示を実現する場合
のMPEGデコーダシステムのブロック図を示す。映像
処理ユニット800は、2系統の水平フィルタ回路80
01、8002と垂直フィルタ回路8003とを備え、
各々動画データ、静止画データ用として制御し、動作デ
ータと静止画データの切り替え回路8005を新たに備
える。
【0012】動作としては、システム制御部100がフ
レームメモリ102に対しOSDデータだけでなく、静
止画データを描画する。静止画データは、例えばデジタ
ル衛星放送でのデータ放送を利用して送られてきたり、
電話回線を介して送られてくる。いずれもユーザの操作
によりデータを取得し、システム制御部100の制御に
より表示する。フレームメモリ102に描画された静止
画データは、メモリ制御手段104により動画データ、
OSDデータと共にライン単位に出力バッファ手段10
5に読み出される。この時、動画データの垂直フィルタ
処理を行う場合、動画データは連続する2ライン分のデ
ータを読み出す。
【0013】このデータを用いて、図9に示す映像処理
ユニットにより、動画と静止画データに対し独立に縮小
処理を実行し、この演算結果をOSDデータと合成する
ことで、図11に示すような出力画面を得ることができ
る。以上のように従来の映像表示装置では、事業者毎に
異なる表示仕様に対応し、図7、図9に示すような専用
回路を備えて実現していた。これらは、通常MPEGビデオ
デコーダLSIの回路の一部として内蔵される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の映像
表示装置では、事業者毎に異なる専用回路が必要とな
り、複数の放送事業者に対応するには、個々の表示要求
に対し、別々の回路が必要となり回路規模の増大を招い
たり、事業者毎に最適化すると別品種のLSIとして開発
する必要があり、開発コスト増を招くといった課題を有
していた。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の映像表示装置は、画素クロック内に少なく
とも1回の演算処理を行う演算器とこれに入力すべきデ
ータの選択と出力とを制御する命令シーケンサを備え、
この命令を表示クロックに同期して実行させることで、
映像の拡大・縮小処理、及びOSDとの合成処理を実現
する。
【0016】この構成により、従来装置のような専用回
路を各要求仕様毎に備えるという実現手法ではなく、演
算器と命令シーケンサとを共通の回路とし、命令を切り
替えることで複数の表示仕様に対応することが可能とな
る。
【0017】
【実施の形態】本発明の請求項1に記載の映像表示装置
は、表示データを格納するフレームメモリと、表示タイ
ミングを生成する表示タイミング生成手段と、前記表示
タイミング生成手段に同期して前記フレームメモリから
表示データを読み出すメモリ制御手段と、前記メモリ制
御手段により読み出された表示データを一時的に格納す
る出力バッファ手段と、画素クロック内に少なくとも1
回の演算を行い表示データを生成する演算器と、前記出
力バッファ手段からピクセルクロックに同期して表示デ
ータを読み出すと共に、前記演算器に入力するデータを
選択するデータ選択手段と、前記表示タイミング生成手
段のタイミングに同期して前記データ選択手段と前記演
算器とを制御する命令シーケンサとを備え、前記命令シ
ーケンサが、前記演算器と前記データ選択手段を制御す
るための制御情報を格納した命令メモリと、画素クロッ
ク内に少なくとも1つ以上の命令を読み出す命令実行制
御手段と、前記読み出された命令をデコードし、前記デ
ータ選択手段により前記演算器に入力するデータを制御
する命令デコーダ手段とを有することを特徴とするもの
である。映像の拡大・縮小及びOSDとの合成処理とい
った映像表示処理を、命令シーケンサの命令で記述する
ことができる。
【0018】また、本発明の請求項2に記載の映像表示
装置は、請求項1に記載の命令メモリが少なくとも1画
素クロック内の実行命令を格納するものであって、 命
令実行手段が画素クロックに同期して命令メモリを繰り
返し読み出し、1ライン分の命令実行を制御する手段を
備えたことを特徴とするものである。1画素分という少
ない命令メモリで実現できる。
【0019】本発明の請求項3に記載の映像表示装置
は、請求項1または請求項2記載の演算器の出力を一時
的に記憶可能でかつデータ選択手段へ出力可能な演算結
果バッファ手段を持つことを特徴とするものである。演
算結果を一時的に蓄積することで、演算した結果を次サ
イクル以降でも自由に演算器入力として選択することが
可能となり、より多くの種類の演算処理を命令で制御で
きるようになる。
【0020】本発明の請求項4に記載の映像表示装置
は、請求項1〜3記載の演算器からのデータ出力を出力
バッファ手段に書き戻すライトバック手段を備え、命令
シーケンサがライトバック手段も制御することを特徴と
するものである。拡大・縮小後のデコード画像をフレー
ムメモリに書き戻す機能により、複数の縮小画像を並べ
て表示する画面を提供することもできる。
【0021】本発明の請求項5に記載の映像表示装置
は、 請求項1〜4記載の命令シーケンサが画素クロッ
ク周波数に応じて、画素クロック内に読み出す命令数を
切り替える手段を備えたことを特徴とするものである。
デコード画像に応じて画素クロック内の実行命令数を切
り替えることで、480本や1080本のインタレース
走査、480本や720本の順次走査が混在して放送さ
れる場合でも、実行命令数の変更のみで映像処理を実現
することができる。
【0022】(実施例1)以下に本発明の請求項1〜3
の映像表示装置の実施の形態例について図1、図2を用
いて説明する。図1において、システム制御部100、
映像復号化部101、フレームメモリ102、表示タイ
ミング生成手段103、メモリ制御手段104、出力バ
ッファ手段105は従来例と同様の構成である。
【0023】映像処理ユニット106は、出力バッファ
手段105からピクセルクロックに同期して表示データ
を読み出すと共に後述の演算器に入力するデータを選択
するデータ選択手段1061と、画素クロック内に少な
くとも6回の演算を行い表示データを生成する演算器A
1062、演算器B1063、演算結果を一時的に記憶
するレジスタファイル1064と、出力切替手段106
5とで構成される。
【0024】データ選択手段1061は、水平拡大率に
応じて出力バッファ手段105からのデータ読み出しを
制御する機能を備えるものとする。これは、例えば8ビ
ットの加算器を持ち、画素クロック毎に固定値をインク
リメントして、加算器のキャリーを次画素データの読み
出しトリガとすることで実現できる。この場合、水平拡
大率はインクリメントする固定値で指定でき、8ビット
加算器出力が水平拡大処理時の演算係数として利用でき
る。
【0025】また、演算器A、Bは、各々以下の式を実行
するものとする。 演算器A: (演算結果)=α×A+β×B+C 演算器B: (演算結果)=γ×D+(1−γ)×E 命令シーケンサ107は、表示タイミング生成手段10
3のタイミングに同期してデータ選択手段1061と演
算器1062、1063とを制御するものであり、次の
4つで構成される。
【0026】命令メモリ1071は、演算器1062、
1063の入力と出力を制御するための制御情報を格納
したもの、命令実行制御手段1072は、画素クロック
内に複数個の命令読み出しを制御するもの、命令デコー
ダ手段1072は命令メモリ1071より読み出された
命令をデコードし、データ選択手段105に対して演算
器1062、1063に入力するデータを制御するで構
成される。
【0027】命令は、演算器A1062に対する係数値
α、β及び入力データA,、B、Cの選択と、演算器B10
63に対する係数値γ及び入力データD、Eの選択と、各
々の演算器の出力先(結果をどこに書き込むかの情報:
レジスタファイル1064への書き込みか、出力切替手
段1065か)を指定するものとする。また命令メモリ
1071は、6命令を格納するものとし、命令実行制御
手段1072はこれを画素クロックに同期して繰り返し
て読み出し1ライン分の命令実行を制御するものとす
る。
【0028】以上のように構成された実施の形態につい
て図2を用いて動作を説明する。まず、システム制御手
段100は、表示制御を1ライン単位に制御する。具体
的には、システム制御部100の指示により、メモリ制
御手段104は、表示すべきデータをライン単位にフレ
ームメモリ102から出力バッファ手段105に読み出
す。映像処理ユニット106と命令シーケンサ107
は、このデータを用いて、1ライン分の出力データを生
成する。出力バッファ手段105への表示データ読み出
しまでは従来例とその動作は同じである。以下では、図
8(a)に示す入力解像度が352×240の場合で、
表示時に水平・垂直方向に2倍拡大するものとして説明
する。この場合、出力バッファ手段105には、フレー
ムメモリ102よりデコード画像の連続する2ライン分
のデータを保持するものとする。
【0029】図2は、従来例の図7の映像処理を実現し
た例であり、画素クロックを13.5MHzとし、映像処
理ユニット、命令シーケンサの動作クロックを6倍の8
1MHzとしている。命令実行制御手段1072は、画素
クロックに同期して命令メモリ1071より0〜5番地
までの命令を繰り返し読み出す。命令デコーダ手段10
73は、読み出された命令をデコードしてデータ選択手
段1061と演算器A1062と演算器B1063を以下
のように制御する。
【0030】演算器A: (1) 命令1: データ選択手段1061によりデコ
ード画像(動画)の第1のラインの水平2画素データと
係数値データを選択し、同データによる乗加算処理を実
行させる。演算結果は、レジスタファイル1064に書
き込ませる。 (2) 命令2: データ選択手段1061により第2
のラインの水平2画素と係数値データを選択し、同デー
タによる乗加算処理を実行させる。演算結果はスルー
(データ選択手段にフィードバック)させる。 (3) 命令3: データ選択手段1061により命令
1で書き込んだレジスタファイルデータと命令2の演算
結果(スルーさせたもの)を選択し、乗加算演算を実行
する。これにより、第1のラインと第2のラインデータ
による垂直演算を実行したことになる。演算係数値α、
βは、データ選択手段1061に係数レジスタを持た
せ、システム制御手段100がライン単位に設定するこ
とで実現できる。演算結果はレジスタファイル1064
に書き込ませる。 (4) 命令スロット4〜6は命令実行を特に行わな
い。
【0031】演算器B: (1) 命令1: データ選択手段1061により演算
器Aの命令3で書き込んだレジスタファイル1064の
データと背景色となるレジスタ値(データ選択手段10
61に保持)を選択し、演算を行う。演算係数値γは、
データ選択手段1061においてデコード画像の有効表
示期間信号より生成するものとする。演算結果はスルー
(データ選択手段にフィードバック)とする。これによ
り、有効表示領域外を特定の背景色に塗りつぶすしたデ
ータを生成する。 (2) 命令2: データ選択手段1061により命令
1の演算結果とOSDデータとを選択し、合成処理を行
う。OSDデータは、映像データとの合成値(γ係数
値)を持つものとする。演算結果は、出力切替手段10
65に書き込みし、外部モニタへの出力させる。 以上のような1画素分の命令(6ステップ)を記述し、
命令実行制御手段1072により図2に示すように画素
クロックに同期させて繰り返し実行することで、1ライ
ン分の画面データを生成することができる。また、デコ
ード画像に対する拡大処理は、演算器Aにおける命令1
〜3を変更することで対応できる。例えば、水平拡大処
理の場合は、命令1のみ実行し、命令2〜命令6をNO
P(NoOperation)とすることで対応でき
る。
【0032】一方、図3は図1の映像表示装置におい
て、従来例の図9の映像処理を実現した例である。以下
では、デコード画像(動画)と静止画データの2種類の
画面を、各々水平・垂直方向に1/2縮小するものとし
て説明する。垂直1/2縮小時は、連続する2ラインに
より補間処理を行ってデータを生成するものとする。図
2と同様に画素クロックを13.5MHzとし、映像処理
ユニット、命令シーケンサの動作クロックを6倍の81
MHzとする。命令シーケンサ107で制御される命令を
以下のように制御する。
【0033】演算器A: (1) 命令1〜命令3: 図2と同じ。 (3) 命令4〜命令6: 実行内容は命令1〜3と同
じだが、データ選択手段1061より演算データとして
静止画データを選択する点が異なる。 演算器B: (1) 命令1: データ選択手段1061により演算
器Aの命令3で書き込んだレジスタファイル1064と
背景色となるレジスタ値(データ選択手段1061に保
持)を選択し、演算を行う。演算結果はレジスタファイ
ル1064に書き込ませる。 (3) 命令2: データ選択手段1061により演算
器Aの命令6で書き込んだレジスタファイル1064と
背景色となるレジスタ値(データ選択手段1061に保
持)を選択し、演算を実行する。演算結果はスルーさせ
る。 (4) 命令3: データ選択手段1061により命令
1で書き込んだレジスタファイル1064と命令2の演
算結果を選択し、演算を行う。演算係数値γは、データ
選択手段1061においてデコード画像(動画)の有効
表示期間信号より生成するものとし、これを選択する。
演算結果はスルーさせる。 (5) 命令4: データ選択手段1061により命令
3の演算結果とOSDデータを選択し、演算を行う。演
算結果は、出力切替手段1065に書き込みし、外部モ
ニタへの出力させる。
【0034】以上により、図1に示す同一の映像表示装
置で、図3の命令を実行することで、図9に示す映像処
理にも容易に対応することができる。最近の半導体技術
の進歩により、回路の動作周波数は飛躍的に伸びてお
り、画素クロックに対して演算器等の動作クロックを高
くすることが容易になってきている。例えば、81MHz
より高い周波数で実行させることができれば、本発明の
構成に従えば、容易に静止画像或いは動画像を2つ表示
することなども可能となる。
【0035】また、図1の実施例では2つの演算器によ
りフィルタ演算と合成演算を別々に実行させて実現して
いるが、本発明は特にその構成に限定するものではな
い。例えば、1つの演算器で実現しても構わないし、更
に複数の演算器を組み合わせても構わない。演算器も、
上述の実施例で説明したような乗加算処理に限定するも
のではなく、その他の演算処理を実行するものでも良
い。
【0036】また、上記した実施例では、命令メモリサ
イズを1画素分として説明しているが、複数画素分や1
ライン分を備えても構わない。また、レジスタファイル
を用いた構成として説明したが、演算結果を毎サイクル
使用することように命令を指定すれば、レジスタファイ
ルを持たなくとも実現できる。 (実施例2)次に、本発明の請求項4の記載の映像表示
装置の実施の形態例について図4を用いて説明する。
【0037】図1と同じ構成要素については同一の番号
を付与し、説明を省略する。書戻し手段1066は、演
算器A 1062及び演算器B 1063からの出力デー
タを書き戻す制御を行うもので、入出力バッファ手段1
08は、フレームメモリ102からの表示データの読み
出しに加えて、書戻し手段1066から書き戻されたデ
ータをフレームメモリ102に書き込む機能を備える。
【0038】命令シーケンサ107の命令で、演算結果
の書き込み先として書戻し手段1066を選択すること
で、処理したデコード画像などを入出力バッファ手段1
08に書き込む。動作としては、命令デコーダ手段10
73より書戻し手段1066が選択されると、演算器A
1062または演算器B1063の出力データを、書戻
し手段1066で一旦格納する。
【0039】書戻し手段1066は、格納したデータ
を、表示読み出し以外のサイクルで入出力バッファ手段
108に転送する。システム制御部100は、1ライン
分の演算結果データが書き込まれると、メモリ制御手段
104によりフレームメモリ102に対しての書き込み
転送を制御する。書き戻された画像を、静止画像として
フレームメモリ102より読み出して表示を行えば、縮
小した複数のデコード画像を並べて表示することも可能
となり、例えば番組表に縮小された静止画をはめ込むな
どのユーザインタフェース画面を容易に提供することが
できる。
【0040】(実施例3)次に、本発明の請求項5に記
載の映像表示装置の実施の形態例について図5を用いて
説明する。図1と同じ構成要素については同一の番号を
付与し、説明を省略する。デジタル放送では、フレーム
レートのの異なる放送サービスを提供するものもある。
例えば、480本や1080本のインタレース走査、4
80本や720本の順次走査の混在放送などである。こ
のような場合、表示のためのクロックをデコード画像に
よって切り替える必要がある。
【0041】本実施例では、このような場合に、映像処
理ユニット106と命令シーケンサ107の動作周波数
はそのままにし、画素クロック内の実行命令数のみを切
り替えることで対応する映像表示装置を説明する。実行
命令数切替え手段1074は、画素クロック内に読み出
す命令数を切り替えるものであり、システム制御部10
0により制御される。
【0042】動作としては、システム制御部100が、
デコード画像の解像度情報により、表示クロックを切り
替える際に、実行命令数切替え手段1074に対し、予
め定めた命令数を設定する。命令実行制御手段1072
は、実行命令数切替え手段1074で指示される命令数
分を繰り返して読み出す。
【0043】以上の構成により、表示クロックが切り替
えられた場合でも、問題なく映像処理を実行することが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の映像表
示装置によれば事業者によって異なる表示要求仕様に対
し、共通のハードウエアと表示要求仕様に対応した命令
の組み合わせにより、容易に各種機能を実現することが
できる。また、その命令メモリも1画素分の少ないサイ
ズで実現することも可能であり、回路規模としても従来
装置と殆ど変わらず実現できる。
【0045】これらより、従来課題であった要求仕様毎
に別品種の回路(LSI)を制作することによる開発コス
トを低減できるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例である映像表示装置を示
すブロック図
【図2】図1に示す映像表示装置での命令シーケンサに
おける命令実行例を示した図
【図3】図1に示す映像表示装置での命令シーケンサに
おける別の命令実行例を示した図
【図4】本発明の第2の実施の形態例である映像表示装
置を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態例である映像表示装
置を示すブロック図
【図6】従来の映像表示装置の例を示すブロック図
【図7】従来の映像表示装置における映像処理ユニット
の詳細ブロック図
【図8】(a)デジタル放送受信機におけるビデオ出力
仕様を示した図 (b)デジタル放送受信機におけるパンスキャン表示処
理を示した図
【図9】従来の映像表示装置における別の映像処理ユニ
ットの詳細ブロック図
【符号の説明】
100 システム制御部 101 映像復号化手段 102 フレームメモリ 103 表示タイミング生成手段 104 メモリ制御手段 105 出力バッファ手段 106 映像処理ユニット 1061 データ選択手段 1062 演算器A 1063 演算器B 1064 レジスタファイル 1065 出力切替手段 1066 書戻し手段 107 命令シーケンサ 1071 命令メモリ 1072 命令実行制御手段 1073 命令デコーダ手段 1074 実行命令数切替え手段 108 入出力バッファ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/66 H04N 5/66 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データを格納するフレームメモリ
    と、 表示タイミングを生成する表示タイミング生成手段と、 前記表示タイミング生成手段に同期して前記フレームメ
    モリから表示データを読み出すメモリ制御手段と、 前記メモリ制御手段により読み出された表示データを一
    時的に格納する出力バッファ手段と、 画素クロック内に少なくとも1回の演算を行い表示デー
    タを生成する演算器と、 前記出力バッファ手段からピクセルクロックに同期して
    表示データを読み出すと共に、前記演算器に入力するデ
    ータを選択するデータ選択手段と、 前記表示タイミング生成手段のタイミングに同期して前
    記データ選択手段と前記演算器とを制御する命令シーケ
    ンサとを備え、 前記命令シーケンサが、前記演算器と前記データ選択手
    段を制御するための制御情報を格納した命令メモリと、
    画素クロック内に少なくとも1つ以上の命令を読み出す
    命令実行制御手段と、前記読み出された命令をデコード
    し、前記データ選択手段により前記演算器に入力するデ
    ータを制御する命令デコーダ手段とを有することを特徴
    とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記命令メモリが少なくとも1画素クロ
    ック内の実行命令を格納するものであって、 前記命令実行手段が画素クロックに同期して前記命令メ
    モリを繰り返し読み出すことを特徴とする請求項1記載
    の映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記演算器の出力を一時的に記憶可能で
    かつ前記データ選択手段へ出力可能な演算結果バッファ
    手段を持つことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の記載の映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記演算器からのデータ出力を前記出力
    バッファ手段に書き戻すライトバック手段を備え、命令
    シーケンサが前記ライトバック手段も制御することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の映像表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記命令シーケンサが、画素クロック内
    に読み出す命令数を切り替える手段を備えたことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の映像表示装
    置。
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