JPH11355315A - 無線通信ネットワークシステム - Google Patents

無線通信ネットワークシステム

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JPH11355315A
JPH11355315A JP10172173A JP17217398A JPH11355315A JP H11355315 A JPH11355315 A JP H11355315A JP 10172173 A JP10172173 A JP 10172173A JP 17217398 A JP17217398 A JP 17217398A JP H11355315 A JPH11355315 A JP H11355315A
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JP
Japan
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station
wireless communication
base station
terminal
terminal station
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Pending
Application number
JP10172173A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Tanaka
修一 田中
Shiro Nihei
子朗 二瓶
Toshikazu Suwa
利和 諏訪
Koichi Kato
晃一 加藤
Kenju Iwasaki
健樹 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ship Research Institute
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Ship Research Institute
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Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd, Ship Research Institute filed Critical Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末局、基地局を統括管理し効率的で安定し
たセル間干渉の無いものを提供すると共に、簡易にロー
ミングを実現することができる無線通信ネットワークシ
ステムを提供する。 【解決手段】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
複数の基地局と、前記基地局との間で無線通信を行うた
めの無線通信装置を有する端末局とを備え、前記情報テ
ーブルに登録された端末局に対し順次データアクセスを
行う無線通信ネットワークシステムにおいて、前記端末
局5と前記基地局1,2,3とを統括的に制御する制御
局7を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信エリア(セ
ル)間での干渉を抑えて、効率よくデータ通信を行うこ
とができるようにした無線通信ネットワークシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルを用いた有線ネットワークは、
すでに確立した技術として社会の様々な場所で活用され
ている。しかしながら、有線であるがために移設、配置
変更に多額の費用を要するという問題点がある。このよ
うな問題点に対しケーブルの無線化、即ち無線LANの
実現は有効な手段である。しかし、無線LANを構築す
る場合、無線であるがために幾つかの問題が生ずる。具
体的には、例えばデータリンクを保った状態での端末局
の移動(以下、ローミングという。)を可能にする手段
を必要とする(例えば、特開平7−115422号)。
【0003】従来の無線通信ネットワークシステムで
は、複数の基地局が存在し、この基地局間を端末局が移
動する場合、基地局の運用については、プライオリティ
テーブルをもとに通信サービスが行われるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信ネットワークシステムでは、基地局の不備(故
障など)やセル構成の変更、通信サービスタイムの変更
等の際に、システム全体を停止して、プライオリティテ
ーブルの変更を行わなければならないという問題があ
る。また、従来の無線通信ネットワークシステムでは、
無線到達距離からなるセル構築であるため、設置場所の
空間特性がセルの大きさ、形状を決定し、自由なセル構
成が困難になるという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、端末局、基地局
を統括管理し効率的で安定したセル間干渉の無いものを
提供すると共に、簡易にローミングを実現することがで
きる無線通信ネットワークシステムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
無線通信装置及び情報テーブルを有する複数の基地局
と、前記基地局との間で無線通信を行うための無線通信
装置を有する端末局とを備え、前記情報テーブルに登録
された端末局に対し順次データアクセスを行う無線通信
ネットワークシステムにおいて、前記端末局と前記基地
局とを統括的に制御する制御局を備えたことを特徴とす
るものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記制御局は稼働している基地局の数を確
認することを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記制御局は基地局間の通信エリアの干渉
を防止することを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記制御局は基地局内の端末局数を確認す
ることを特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、無線通信装置及び
情報テーブルを有する複数の基地局と、前記基地局との
無線通信を行うための無線通信装置を有する端末局とを
備え、前記情報テーブルに登録された端末局に対し順次
データアクセスを行う無線通信ネットワークシステムに
おいて、端末局からの通信状態情報に基づいて端末局が
接続される基地局を制御する制御局を備えたことを特徴
とするものである。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載のも
のにおいて、通信状態情報が端末局で受信された基地局
からのパケットの数であることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項5記載のも
のにおいて、前記通信状態情報が基地局からのパケット
を端末局が受信したときの受信電界強度であることを特
徴とするものである。
【0013】請求項8記載の発明は、無線通信装置及び
情報テーブルを有する複数の基地局と、前記基地局との
無線通信を行うための無線通信装置及び自局位置を測位
する測位手段を有する端末局とを備え、前記情報テーブ
ルに登録された端末局に対し順次データアクセスを行う
無線通信ネットワークシステムにおいて、前記端末局か
らの自局位置情報に基づいて前記端末局が接続される基
地局を制御する制御局を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載のものにおいて、無線通信装置がスペクト
ル拡散無線通信装置であることを特徴とするものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面を参照して説明する。
【0016】図1は、スペクトラム拡散(SS)無線通
信方式による無線LANの構築例であり、基地局1,
2,3と、移動する端末局5(5A〜5D)と、端末局
5及び基地局1,2,3を統括管理する制御局7とを備
えている。基地局1,2,3と当該基地局1,2,3の
通信エリア内の端末局5とはSS通信方式によりデータ
を送受信している。言い替えれば、これら基地局はその
通信エリア内の各端末局と無線LANを構成し、ポーリ
ング手順により端末局をアクセスしデータの授受を行
う。このため、ある基地局の無線LANを構成する端末
局は当該基地局に登録されていることを要する。また、
基地局1,2,3と制御局7とは有線LAN1に接続
し、有線LAN1の端末として機能する。
【0017】図2は基地局1,2,3におけるSS通信
機の構成例を示すブロック図である。図2において、こ
のSS通信機は、有線系通信部21、SS無線通信部2
2、メモリ部23、及び制御部24から構成されてい
る。
【0018】有線系通信部21は有線LAN1との通信
を行う部分であり、例えば、イサーネット等に代表され
るものである。SS無線通信部22はSS変調/復調を
司る部分であり、メモリ部23は有線系通信部21とS
S無線通信部22とのデータを記憶・中継する部分であ
り、制御部24はこれら三ブロックを制御し定められた
手順(プロトコル)によりデータの中継を行う部分であ
る。
【0019】図3は端末局5におけるSS通信機の構成
例を示すブロック図である。図3において、この端末局
5は基地局側のSS通信機と無線でデータを授受するS
S通信機を備えている。このSS通信機は、SS無線通
信部42、メモリ部43、及び制御部44から構成され
ている。
【0020】SS無線通信部42はSS復調/変調を司
る部分である。当然のことであるが基地局の無線通信部
22と端末局のSS無線通信部42とのSS変調及びS
S復調方式は同じものでなければならない。メモリ部4
3はSS無線通信部42のデータを記憶・中継する部分
であり、制御部44はこれら二ブロックを制御し定めら
れたプロトコルによりデータの中継を行う部分である。
【0021】図4は制御局7におけるSS通信機の構成
例を示すブロック図である。図4において、このSS通
信機は、有線ネットワーク通信部51、メモリ部53、
及び制御部54から構成されている。有線ネットワーク
通信部51は有線LAN1との通信を行う部分である。
メモリ部53は有線ネットワーク通信部51のデータを
記憶・中継する部分であり、制御部54はこれら二ブロ
ックを制御し定められたプロトコルによりデータの中継
を行う部分である。
【0022】SS無線ネットワーク制御局7は、図1に
示すように、基地局1,2,3と同じネットワーク上に
有線LANでお互いを結んでおり、それぞれの基地局
1,2,3と有線LAN上で制御パケットを交換するこ
とによって、各基地局1,2,3、及び端末局5の管理
運用を実現している。
【0023】本装置による制御局7は、以下に示す基地
局、端末局管理機能を有する。
【0024】1)基地局の無線ネットワーク参加権利の
認証 各基地局1,2,3は起動時に有線ネットワーク上の制
御局7に対し順次問い合わせを行い参加権利の認証を行
う。図5に認証手順を示す。基地局1は、起動時に制御
局7に対してネットワーク参加要求パケットを送信す
る。これを受信した制御局7は、基地局1の登録を行
い、基地局1に対して了承パケットを送信する。この動
作が順次繰り返され、すべての基地局1,2,3が了承
パケットを受信した時点で認証動作が終了する。この処
理により制御局7は、稼働している基地局1,2,3数
を確認することができる。
【0025】2)基地局の稼働状態の確認 稼働している基地局1,2,3に対し定期的に稼働状態
の問合わせを行う。図6に問合わせ手順を示す。制御局
7は、定期的に基地局1,2,3に対し稼働状態の問合
わせパケットを送信する。これを受信した例えば基地局
1及び基地局2は、制御局7に対し応答パケットを送信
する。この時、基地局において、ハード故障やソフトの
不備が生じていた場合には、制御局7に応答パケットが
送信されないため、制御局7は当該基地局に問題が発生
したことを知ることができる。この結果、故障による基
地局の停止等を確認でき、不備が生じた基地局のネット
ワーク参加権利を取り下げ、システムへの影響を防ぐこ
とができる。
【0026】3)基地局の無線通信サービス時間の決定
と通信サービス開始・終了のスケジューリング 制御局7は、稼働している基地局(認証を受けている基
地局)に対し無線通信サービス時間の指示と通信サービ
ス開始を通報する。複数の基地局が隣接して存在する場
合、通信エリア(セル)間で干渉し、効率よくデータ通
信を行うことができなくなる。これを解消するため、稼
働している基地局を1つに限定し、隣接するセルが同時
に動くことによる無線通信干渉を防ぐものである。図7
はこの手順を示す。制御局7は、基地局1に対し通信サ
ービス時間と通信サービス開始を指示するパケットを送
信する。これを受信した基地局1は、指示されたサービ
ス時間の間、通信サービスを行う。サービス終了後、制
御局7に対し通信サービス終了通知パケットを送信す
る。この動作を順次繰り返し、処理することにより、稼
働している基地局を1つに限定する。
【0027】4)各基地局内の端末局数の確認 各基地局は端末局の加入・離脱を管理し、端末局の加入
・離脱が発生すると直ちに制御局7へ通報する。加入と
は目的の基地局が管理するポーリングテーブルに端末局
を登録することを意味し、離脱とはそのテーブルから端
末局を削除することを意味する。基地局のポーリングテ
ーブルに端末局が登録されるとこの端末局は当該基地局
の管理下に置かれる。この離脱動作はポーリング方式の
Pフェーズによって実行され、加入動作はPフェーズか
らコンテンション方式のCフェーズに切り換えて実行さ
れる。
【0028】図8に制御局7への通報手順を示す。図8
において基地局1は、新規に加入してきた端末局5A
(図1)に対してその加入が完了した時点で、制御局7
に対し端末局加入通報パケットを送信する。これを受信
し積算することにより制御局7は、加入してくる端末局
5Aの台数を確認することができる。離脱していく端末
局5B(図1)に対して基地局1は、離脱が完了した時
点で制御局7に対し端末局離脱通報パケットを送信す
る。これを受信し積算することにより制御局7は、離脱
していく端末局5Bの台数を確認することができる。
【0029】また、制御局7から基地局に端末局5(5
A〜5D)の加入・離脱を指示することができる。端末
局5B(図1)について制御局7は、基地局1へ端末局
離脱指示パケットを送信すると、基地局1において端末
局5Bの離脱が行われ、その完了を離脱完了応答パケッ
ト送信し制御局7に知らせる。さらに基地局2に対し端
末局5Bの加入を指示する端末局加入指示パケットを送
信すると、離脱と同様に端末局5Bの加入が完了次第、
制御局7に端末局加入応答パケットが送信され、制御局
7は端末局5Bの加入を確認する。この処理は、以下に
説明するローミングにおいて重要な処理となる。これに
よれば、制御局7は、各基地局に接続されている端末局
5(5A〜5D)の数を動的につかむことができる。
【0030】5)ローミング 制御局7は、端末局5から定期的に送られてくる端末局
情報をもとに端末局5の基地局間のデータリンクを保っ
た状態での移動(ローミング)を判定し、端末局5へ基
地局1,2,3の切り替えを指示する。
【0031】a)実施の形態1:図9において、点線で
描かれた大きな丸は各基地局1,2における夫々の通信
エリア(セル)を示している。
【0032】端末局5Aは、[1]で、基地局1との通
信状態情報(例えば、受信パケット数、受信電界強度)
を、接続している基地局1に定期的に通報する。この基
地局1に接続されている他の端末局5Bは、通常受信待
機状態であるので、基地局1の通信サービス時間以外に
サービスを行っている基地局2のパケットも受信するこ
とができる。この場合において、端末局5Bは、隣接す
る基地局2の受信可能エリアに近づいたことをパケット
の受信により認識できる。ただし、送信は接続している
基地局1のみにしか実行することができない。端末局5
Aから通信状態情報を受信した基地局1は、[2]で、
制御局7にこの情報を逐次通報する。[3]で、端末局
5Aがセルの境界付近に移動すると、隣接する基地局2
のパケットが受信できるようになりこの情報が制御局7
まで通報される。
【0033】この制御局7では、通信状態情報(受信パ
ケット数、受信電界強度)から、端末局5Bが現在接続
している基地局1の通信エリアから基地局2の通信エリ
アに近づいたことを判断し、[4]で、基地局1に端末
局の離脱を指示する。この制御局7からの指示を受け、
基地局1は、[5]で、端末局5Bの離脱を実行する。
離脱処理の完了後、[2]で、これを制御局7に通報す
る。この制御局7は、基地局1からの端末局離脱完了通
報を受けて、[6]で、基地局2に対し端末局5Bの加
入を指示する。これを受信した基地局2は、[7]で、
端末局5Bの加入を実行する。加入処理を完了した後
に、[8]で、これを制御局7に通報し、ローミングに
関する一連の動作を完了する。
【0034】ローミングの判断には種々のものが提案さ
れる。例えば、一つに受信パケット数の比較に基づくも
のがある。接続中の基地局からのパケットよりも他の基
地局からのパケットを多く受信した時には、最も多く受
信した基地局への切り換えを判断するものである。二つ
に受信電界強度の比較に基づくものがある。接続中の基
地局からのパケットを受信した時の受信電界強度が、他
の基地局からのパケットを受信した時の受信電界強度よ
りも低い時、最も高い受信電界強度で受信した基地局へ
の切り換えを判断するものである。三つに距離の比較に
基づくものがある。接続中の基地局のセル半径を越える
距離に端末局が移動した時、最も近い基地局への切り換
えを判断するものである。各判断は単独での使用はもち
ろん複合での使用が可能である。
【0035】この実施の形態1によれば、セル間の干渉
も無く、簡易にローミングを実現することができる。
【0036】b)実施の形態2:この実施の形態2で
は、端末局5に対して、図10に示すように、外部接続
としてRS−232Cなどのシリアル方式を用いてGP
S側位装置61が接続されている。図11において、実
線で描かれた大きな丸は各基地局1,2における夫々の
通信エリア(セル)を示している。この丸の半径は、各
基地局それぞれに対し決定したもので、各端末局には、
この半径とGPS側位した基地局の座標値を登録し、常
に自局がどのセルのどこにいるかGPS測位によって判
定できるように設定されている。
【0037】端末局5Aは、基地局の座標とGPS側位
した自局の位置座標とから各基地局との距離を算出し、
その位置情報を、[1]で、基地局1に通報する。この
端末局5Aが、[3]で、基地局1のセルの境界付近に
移動して、当該セルの半径を越えると、一番近い基地局
2との距離とそのセルの半径とから、端末局5Bは、基
地局2のセルに進入したことを知る。隣接する基地局2
との距離が基地局1との距離より近くなりパケットが受
信できるようになると、この位置情報が、[2]で、制
御局7まで通報される。制御局7では、この位置情報か
ら端末局5Bが現在接続している基地局1のセルから基
地局2のセル進入したことを判断し、基地局1に、
[4]で、端末局5Bの離脱を指示する。
【0038】基地局1は、制御局7からの指示を受け、
[5]で、端末局5Bの離脱を実行する。離脱処理が完
了した後、これを制御局7に通報する。この制御局7
は、基地局1からの端末局離脱完了通報を受けて、
[6]で、基地局2に対し端末局5Bの加入を指示す
る。これを受信した基地局2は、[7]で、端末局5B
の加入を実行する。加入処理が完了した後、[8]で、
これを制御局7に通報し、ローミングに関する一連の動
作を完了する。
【0039】この実施の形態2では、ローミング判定に
GPS位置情報を用いるので、空間特性を考慮したセル
構成よりも、大小様々なセルを構成できる自由度の高い
ネットワークを構築することができる。
【0040】c)実施の形態3:この実施の形態3は、
GPS測位情報を用いる点でb)の方式と同じである。
本実施の形態では、無線ネットワーク制御局7は通信エ
リア(セル)データベースを地図と対応させた座標形式
で持ち、各基地局の通信エリア(セル)をそのデータベ
ース上に割り付けている。
【0041】一般的に、図12aに示すように、基地局
1のセル1a内では当該基地局1の管理下で端末局との
通信が行われ、基地局2のセル2a内では当該基地局2
の管理下で端末局との通信が行われる。しかし、基地局
1に近くても基地局1の通信困難領域63が存在し、基
地局2に近くても基地局2の通信困難領域65が存在す
ることがある。この実施の形態3では、制御局7が、図
12bに示すように、通信エリア(セル)データベース
を地図と対応させた座標形式で持つので、端末局が送信
する位置情報は常に地図上にマップされ、接続すべき基
地局を判定し、端末局が他の基地局の無線通信エリアに
割り付けられた領域に進入した場合、前記b)に示す手
順と同様の手順で基地局の切り替えが行われる。
【0042】無線通信エリアを座標系式で持つことで、
複雑形状のセルや基地局が一つ以上のセルをサービスす
る構成が可能になり、より柔軟なセル設計が可能にな
る。従って、セル形状を空間特性に適応させて配置する
ことが可能になり、例えば、図12bに示すように、基
地局1の通信困難領域63に端末局が進入した場合に
は、当該端末局が基地局2の管理下に置かれ、基地局2
の通信困難領域65に端末局が進入した場合には、当該
端末局が基地局1の管理下に置かれる等、通信不可能な
領域の存在しにくいシステム構成を構築することができ
る。
【0043】以上説明した本ネットワークでのローミン
グは、端末局が、無線通信状態を保持したまま基地局間
を移動することを意味し、制御局はd)で示した接続管
理機能を応用することで実現する。
【0044】以下にその一連の動作手順をまとめて記す
と、 [1]端末局から基地局へ自局情報(通信状態情報、位
置情報)を無線にて送信。
【0045】[2]これを受信した基地局が制御局へこ
の情報を有線LAN上で送信。
【0046】[3]制御局は、この情報を判定し基地局
の切り替えを判定(ローミング判定)。この時点で制御
局は、切り替え先の基地局を決定している。
【0047】[4]端末局が現在接続している基地局に
この端末局の離脱を指示(有線)。
【0048】[5]指示された基地局は、端末局の離脱
を実施(無線)。
【0049】[6]同基地局が端末局の離脱完了を制御
局へ有線で送信。
【0050】[7]制御局は、離脱完了を受信後、端末
局の移動先である基地局に対し端末局の加入を指示(有
線)。
【0051】[8]指示された基地局は、端末局の加入
を実施(無線)。
【0052】[9]同基地局が端末局の離脱完了を制御
局へ有線で送信。
【0053】[10]制御局が、離脱完了のパケットを
受信し、端末局のローミングが完了。ということにな
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、端末局、基地局の統括
管理により、セル間干渉の無い通信サービスを実現し、
効率の良い通信サービスを提供することができる。ま
た、SS無線ネットワークシステムにおけるローミング
を簡易に実現することができる。例えば、GPS測位情
報を利用した無線通信エリア構成を構築することができ
る。地図情報と無線状態情報とを関連づけた多角形セル
構成による安定した無線通信エリア構成を構築すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線LANシステム構成例を示す図。
【図2】基地局SS無線通信機のブロック図。
【図3】端末局SS無線通信機のブロック図。
【図4】制御局SS無線通信機のブロック図。
【図5】参加権利の認証手順を示す図。
【図6】基地局の稼働状態確認手順を示す図。
【図7】無線通信サービスタイム制御手順を示す図。
【図8】端末局の管理手順を示す図。
【図9】ローミング手順を示す図。
【図10】GPS側位情報を用いたローミングで使用す
る端末局を示すブロック図。
【図11】GPS側位情報を用いたローミング手順を示
すブロック図。
【図12】GPS側位情報を用いたローミング手順を示
すブロック図であり、aは無線通信状態情報マップ、b
はサービスエリアマップである。
【符号の説明】
1,2,3 基地局 5(5A〜5D) 端末局 7 制御局 51 有線ネットワーク通信部 53 メモリ部 54 制御部 63,65 通信困難領域
フロントページの続き (72)発明者 田中 修一 東京都三鷹市新川6丁目38番1号 運輸省 電子航法研究所 航空施設部・設置技術研 究室内 (72)発明者 二瓶 子朗 東京都三鷹市新川6丁目38番1号 運輸省 電子航法研究所 航空施設部・設置技術研 究室内 (72)発明者 諏訪 利和 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 加藤 晃一 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 岩崎 健樹 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    複数の基地局と、前記基地局との間で無線通信を行うた
    めの無線通信装置を有する端末局とを備え、前記情報テ
    ーブルに登録された端末局に対し順次データアクセスを
    行う無線通信ネットワークシステムにおいて、 前記端末局と前記基地局とを統括的に制御する制御局を
    備えたことを特徴とする無線通信ネットワークシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記制御局は稼働している基地局の数を
    確認することを特徴とする請求項1記載の無線通信ネッ
    トワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記制御局は基地局間の通信エリアの干
    渉を防止することを特徴とする請求項1記載の無線通信
    ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御局は基地局内の端末局数を確認
    することを特徴とする請求項1記載の無線通信ネットワ
    ークシステム。
  5. 【請求項5】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    複数の基地局と、前記基地局との無線通信を行うための
    無線通信装置を有する端末局とを備え、前記情報テーブ
    ルに登録された端末局に対し順次データアクセスを行う
    無線通信ネットワークシステムにおいて、前記端末局か
    らの通信状態情報に基づいて前記端末局が接続される基
    地局を制御する制御局を備えたことを特徴とする無線通
    信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記通信状態情報が端末局で受信された
    基地局からのパケットの数であることを特徴とする請求
    項5記載の無線通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記通信状態情報が基地局からのパケッ
    トを端末局が受信したときの受信電界強度であることを
    特徴とする請求項5記載の無線通信ネットワークシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    複数の基地局と、前記基地局との無線通信を行うための
    無線通信装置及び自局位置を測位する測位手段を有する
    端末局とを備え、前記情報テーブルに登録された端末局
    に対し順次データアクセスを行う無線通信ネットワーク
    システムにおいて、前記端末局からの自局位置情報に基
    づいて前記端末局が接続される基地局を制御する制御局
    を備えたことを特徴とする無線通信ネットワークシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記無線通信装置がスペクトル拡散無線
    通信装置であることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かに記載の無線通信ネットワークシステム。
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