JPH113550A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH113550A
JPH113550A JP9154888A JP15488897A JPH113550A JP H113550 A JPH113550 A JP H113550A JP 9154888 A JP9154888 A JP 9154888A JP 15488897 A JP15488897 A JP 15488897A JP H113550 A JPH113550 A JP H113550A
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JP9154888A
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Inventor
Toshihisa Tanaka
稔久 田中
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録層を複数有する多層記録媒体の各記録層
に対して、適切なパワーの光ビームで記録、再生あるい
は消去する。 【解決手段】 各記録層の各半径位置の各情報トラック
ごとに試し書き動作を行い、その再生信号を検査するこ
とによって、各情報トラックに対する情報の記録、消去
または再生動作に最適な光ビームパワーの条件を求め
る。また、基準となる記録層上であって半径位置の異な
る複数の情報トラックに対する記録、消去または再生条
件と、異なる記録層における同一半径位置の情報トラッ
クに対する記録、消去または再生条件とから求められた
両者間の感度係数に基づいて、異なる記録層上の異なる
半径位置の情報トラックに対する条件を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクま
たは光ディスクなどの情報記録媒体に記録あるいは再生
を行う情報記録再生装置に関し、特に記録層を複数有す
る多層記録媒体に対して記録あるいは再生を行う情報記
録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスクなどの情報記録媒
体の記憶容量を向上させるために様々な試みがなされて
いる。特に、記録媒体を高データ密度化する技術とし
て、記録層を多層化することが考えられている。
【0003】一般に、光磁気記録再生方法や、相変化記
録方法に用いられる記録媒体では、記録の際、直径1ミ
クロン位に小さく絞った光ビームを照射することにより
記録層の一部の温度を上げることにより行われる。これ
らヒートモード記録と呼ばれる熱を利用した記録を行う
記録媒体においては、情報を記録した通り正確に再生す
るためには情報を表すマークを記録する際に、照射する
光ビームのパワーを適切に設定することが必要である。
【0004】このため、情報記録再生装置は、このよう
な記録に適切なパワーの値を記録パワーテーブルとして
具備するものがある。さらには、実際に記録媒体に記録
を行い、前述のパワーテーブルを作成するといった作業
を行うものがあり、記録の際にはこのテーブルをもとに
記録パワーが設定される。
【0005】また、この記録に適切なパワーは、記録時
の記録媒体の線速度により変わる。特に、データの高速
アクセスが要求される用途では、記録媒体が記録・再生
の半径位置にかかわらず回転数一定で使用されることが
多い。
【0006】しかし、この場合、記録媒体の半径位置に
より記録媒体の線速度が異なり、記録に適切なパワーも
半径位置で異なることになる。このため、記録媒体を半
径位置で複数の領域に分け、領域ごとの記録パワーを上
記の記録パワーテーブルに具備し、このテーブルをもと
に上記のゾーンごとに記録パワーを設定するという方法
が取られている。
【0007】また、この記録に適切なパワーの値は、一
般には個々の記録媒体によって異なるために、記録パワ
ーに関する情報を記録媒体製造時に測定し記録媒体上に
あらかじめ記録する方法が取られている。さらには、実
際に記録を行い記録媒体特有の記録条件を求めておき、
記録媒体が装置に装着された時にこの情報を読み取り、
その値をもとに上記のパワーテーブルの値を書き換え、
記録媒体に応じた適切なパワーで記録できる工夫もなさ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報記録再生装置では、単層すなわち単一記
録層に対するパワーテーブルに基づきパワー制御を行う
ものとなっているため、他の記録層において適切なパワ
ーを設定することができないという問題点があった。一
般に、多層記録媒体では記録媒体作製時に記録膜や誘電
体膜や透明膜を形成したディスクを何枚も貼り合わせた
構造をとるため、各記録層までの光ビームの透過率や記
録膜の特性の差を多く生み出す要因となる。
【0009】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、記録層を複数有する多層記録媒体の各記録
層に対して、適切なパワーの光ビームで記録、再生ある
いは消去できる情報記録再生装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による情報記録再生装置は、所定情報
を任意の記録層上の情報トラックに異なる記録条件で試
験的に複数記録する試験記録手段と、任意の記録層上の
情報トラックから再生された所定情報を示す再生信号を
検出する再生信号検出手段と、所定の記録層上の情報ト
ラックに対して、試験記録手段によりそれぞれ所定情報
を複数記録するとともに、再生信号検出手段によりこれ
ら所定情報を示す再生信号をそれぞれ検出し、これら再
生信号に基づいて前記情報トラックに対する記録,消去
または再生条件を選択する試し書き手段と、この試し書
き手段により、各記録層上の情報トラックに対する記
録,消去または再生条件を選択し、選択された記録,消
去または再生条件に基づいて任意の記録層上の情報トラ
ックに対して情報の記録,消去または再生を行う制御手
段とを備えるものである。
【0011】したがって、試し書きとして、所定の記録
層上の情報トラックに対して、試験記録手段により、所
定情報が異なる記録条件で試験的に複数記録され、その
記録層上の情報トラックから、再生信号検出手段によ
り、所定情報を示す再生信号が検出される。そして、こ
の試し書きにより、各記録層上の情報トラックに対する
記録,消去または再生条件が選択され、選択された記
録,消去または再生条件に基づいて任意の記録層上の情
報トラックに対して情報の記録,消去または再生が行わ
れる。
【0012】また、制御手段は、試し書き手段により、
所定の記録層上の半径位置の異なる複数の情報トラック
に対する記録,消去または再生条件を選択し、選択され
た記録,消去または再生条件に基づいて前記記録層上の
任意の半径位置の情報トラックに対する記録,消去また
は再生条件を算出するようにしたものである。したがっ
て、所定の記録層上の半径位置の異なる複数の情報トラ
ックに対する記録,消去または再生条件が選択され、選
択された記録,消去または再生条件に基づいて前記記録
層上の任意の半径位置の情報トラックに対する記録,消
去または再生条件が算出される。
【0013】また、制御手段は、試し書き手段により、
異なる2つの記録層上の同一半径位置の情報トラックに
対する記録,消去または再生条件をそれぞれ選択し、選
択された記録,消去または再生条件から求めた両記録層
間の感度係数に基づいて、一方の記録層上の各半径位置
の情報トラックに対する記録,消去または再生条件から
他方の記録層上の各半径位置の情報トラックに対する記
録,消去または再生条件を算出するようにしたものであ
る。したがって、異なる2つの記録層上の同一半径位置
の情報トラックに対する記録,消去または再生条件がそ
れぞれ選択され、選択された記録,消去または再生条件
から求めた両記録層間の感度係数に基づいて、一方の記
録層上の各半径位置の情報トラックに対する記録,消去
または再生条件から他方の記録層上の各半径位置の情報
トラックに対する記録,消去または再生条件が算出され
る。
【0014】また、記録条件として、記録パルスの波高
値およびパルス幅を用いるようにしたものである。ま
た、再生条件として、再生パワーレベルおよび高周波重
畳の周波数を用いるようにしたものである。また、消去
条件として、消去パワーレベルを用いるようにしたもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である情報
記録再生装置のブロック図である。同図において、2は
記録媒体1の半径方向に移動可能なように配置された光
ヘッドである。
【0016】光ヘッド2は、所定パワーの光ビーム(レ
ーザ光)を出力する発光素子(半導体レーザ:LD)2
1、記録媒体1に反射光を検出する受光素子(PINフ
ォトダイオード)24、発光素子21の出力を検出する
受光素子(PINフォトダイオード)27、光ビームの
フォーカスを制御するフォーカスアクチュエータ25、
およびトラック位置を制御するトラックアクチュエータ
26を有している。
【0017】記録媒体1には、複数の記録層ここでは2
つの記録層1A〜1Cが厚さ方向に重なるようにして形
成されている。各記録層1A〜1Cには、同心円状ある
いは螺旋(スパイラル)状であって、記録媒体1の半径
方向に交互にランドおよびグルーブからなるトラック溝
が形成されている。
【0018】また、コントロール部6は、情報記録再生
装置の各部を制御するCPU(制御手段)であり、各種
演算処理機能を有している。EP−ROM7は、不揮発
性のメモリであり、コントロール部6の制御動作に必要
な情報を記憶する。
【0019】特に、EP−ROM7には、記録、消去あ
るいは再生動作時に用いられる光ビームの最適パワーを
示す情報が記憶される。これら情報は、パワーマップと
呼ばれ、本発明では、記録媒体1の各記録層ごとに、各
半径位置の情報トラックに対応して、記録、消去あるい
は再生動作時に用いられる光ビームの最適パワーを示す
情報が記憶される。
【0020】光ヘッド2の発光素子21から分光器(偏
光ビームスプリッタ)22を介して記録媒体1に照射さ
れた光ビームは、所定の記録層上のランドまたはグルー
ブに光ビームスポットを形成する。ここで反射された反
射光は、分光器22を介して受光部が複数(例えば4分
割)に分割されている受光素子24で受光され、それぞ
れの受光信号が信号生成部3に出力される。
【0021】信号生成部3では、これら受光信号に基づ
いて光ビームとトラックとの位置的誤差を示すトラッキ
ングエラー信号TE、焦点誤差を示すフォーカスエラー
信号FEなどの各種サーボ信号を生成する。さらに信号
生成部3では、トラックに記録されている情報を示す再
生信号RDを生成する。
【0022】フォーカスエラー信号FEは、S字曲線と
呼ばれる形状の信号であり、トラッキングエラー信号T
Eはトラックの1ピッチ分に相当する正弦波状の信号で
ある。なお、トラッキングエラー信号TEは、分割され
た各受光部の受光信号の差として検出される。
【0023】これに対し、トラッキングエラー信号は各
受光信号の和となり、トラッキングエラー信号TEとは
位相が90°ずれている。また、再生信号RDには、記
録媒体1のプリフォーマット部から得られる信号とユー
ザによって書き込まれるデータ部から得られる信号があ
る。
【0024】ID検出部5は、この再生信号RDから記
録媒体1のプリフォーマット部に書かれたIDアドレス
を認識する。このIDアドレスには、層番号、トラック
ナンバー、セクタナンバーなどが含まれており、これに
より記録媒体1上のレーザスポット追従位置がコントロ
ール部6に通知される。
【0025】なお、記録媒体1のフォーマットによって
は層番号が直接書き込まれていない場合(例えば、トラ
ックナンバー、セクタナンバーなどが各記録層にわたっ
て連番で割り当てられている場合)も有り得る。しか
し、レーザスポットが記録媒体1のいずれの記録層に追
従しているかをIDアドレスとフォーマットに基づいて
認識すれば、層番号を求めることができる。
【0026】フォーカスアクチュエータ25とともにフ
ォーカシング移動手段を構成する対物レンズ23の媒体
垂直(厚さ)方向における位置は、対物レンズフォーカ
ス位置センサ28によって検出され、対物レンズフォー
カス位置信号LPとして出力される。この信号LPは、
対物レンズ23の移動にしたがって、単調に増加または
減少する。
【0027】対物レンズフォーカス位置センサ28は、
フォーカスエラー検出と比べて検出感度が低く、検出範
囲が広い。このセンサ28から出力される対物レンズフ
ォーカス位置信号LPは、フルスケールが対物レンズ2
3の動作範囲幅1〜2mmに相当する制御勾配を持つセ
ンサ信号である。
【0028】一方、対物レンズ23の媒体半径方向にお
ける位置は、対物レンズトラック位置センサ29によっ
て検出され、対物レンズトラック位置信号TPが出力さ
れる。この信号TPは、対物レンズ23の移動にしたが
って単調に増加または減少する。
【0029】なお、これら再生信号RD、フォーカスエ
ラー信号FE、トラッキングエラー信号TE、および対
物レンズフォーカス位置信号LPは、A−D変換部4に
より検出され、装置全体を制御するコントロール部6に
対してディジタル情報として出力される。これにより、
コントロール部6は、各記録層上の各半径位置のトラッ
クにおける光ビームの最適記録/消去パワーを選択し、
あるいは各サーボループのゲイン調整やオフセット調整
を行う。
【0030】次に、各サーボループのうちフォーカスサ
ーボループについて説明する。記録媒体1の所定記録層
に光ビームスポットをシークおよび合照させるフォーカ
スサーボループは、ゲイン設定部8A、位相補償部10
A、シーク/追従切換部12のスイッチ12A、AFド
ライバ13およびフォーカスアクチュエータ25から構
成される。
【0031】フォーカスエラー信号FEは、ゲイン設定
部8Aおよひ位相補償部10Aによって最適ゲインに設
定される。オフセット印加部12は、記録媒体1の目標
とする記録層にレーザスポットを追従させる追従制御動
作(フォーカシング動作)を行うために、位相補償部1
0Aから出力されたフォーカスエラー信号FEにオフセ
ット値を印加して、制御の目標値を変化させる。
【0032】また、所望の記録層にレーザスポットを移
動させる層間シーク動作を行うために、対物レンズフォ
ーカス位置信号LPにオフセット値を印加して、制御の
目標値を変化させる。なお、フォーカスエラー信号FE
および対物レンズフォーカス位置信号LPに加えるオフ
セット値の分解能としては、それぞれ対物レンズ23の
移動量が0.01μm程度,1μm程度となる電圧刻み
があればよい。
【0033】オフセット値が印加されたこれら信号は、
シーク/追従切換部12のスイッチ(SW)12Aに入
力される。シーク/追従切換部12のスイッチ12A
は、コントロール部6からの指示に応じて、各サーボル
ープの信号を切り換えることにより、層間シーク動作と
追従制御動作との切り換えを行う。
【0034】この場合、層間シーク動作時にはスイッチ
12Aによりレンズフォーカス位置信号LPが選択さ
れ、また追従動作時にはフォーカスエラー信号FEが選
択され、それぞれAFドライバ13へ出力される。これ
により、AFドライバ13からフォーカスアクチュエー
タ25に駆動電流が供給されて対物レンズ23が媒体垂
直方向に駆動され、光ビームスポットが所望の記録層に
層間シークされ、あるいは追従制御される。
【0035】なお、AFドライバ13の前段には、対物
レンズ23を媒体垂直方向に掃引動作させる掃引部13
Aと、これを切換接続するスイッチ(SW)13Bが設
けられている。これにより、装置立ち上げ時のフォーカ
ス引き込みが行われる。
【0036】次に、トラッキングサーボループについて
説明する。記録媒体1の所定トラックに光ビームスポッ
トをシークおよび追従させるトラッキングサーボループ
は、ゲイン設定部8B、位相補償部10B、シーク/追
従切換部12のスイッチ12B、ATドライバ14およ
びトラッキングアクチュエータ26から構成されてい
る。
【0037】トラックエラー信号TEは、ゲイン設定部
8Bおよび位相補償部10Bによって最適ゲインに設定
される。オフセット印加部12は、記録媒体1の目標と
する記録層にレーザスポットを追従させる追従制御動作
(トラッキング動作)を行うために、位相補償部10A
から出力されたトラックエラー信号TEにオフセット値
を印加して、制御の目標値を変化させる。
【0038】なお、トラックエラー信号TEに加えるオ
フセット値の分解能としては、対物レンズ23の移動量
が0.01μm程度となる電圧刻みがあればよい。オフ
セット値が印加された信号TE、および対物レンズトラ
ック位置センサ29からの対物レンズトラック位置信号
TPは、シーク/追従切換部12のスイッチ12Bに入
力される。
【0039】シーク/追従切換部12のスイッチ12B
は、コントロール部6からの指示に応じて、各サーボル
ープの信号を切り換えることにより、面内シーク動作と
追従制御動作との切り換えを行う。この場合、面内シー
ク動作時にはスイッチ12Aにより対物レンズトラック
位置信号TPが選択される。
【0040】また追従動作時にはトラックエラー信号T
Eが選択され、それぞれATドライバ14へ出力され
る。これにより、ATドライバ14からトラッキングア
クチュエータ26に駆動電流が供給されて、対物レンズ
23が媒体半径方向に駆動され、光ビームスポットが所
望のトラックに面内シークされ、あるいは追従制御され
る。
【0041】次に、キャリッジサーボループについて説
明する。光ヘッド2を媒体半径方向に位置決めするキャ
リッジを制御するキャリッジサーボループは、ゲイン設
定部8C、位相補償部10C、面内/層間シーク切換部
19、基準速度部18、シーク/追従切換部12のスイ
ッチ12C、キャリッジドライバ15から構成される。
【0042】対物レンズトラック位置センサ29から出
力された対物レンズトラック位置信号TPは、ゲイン設
定部8Cおよび位相補償部10Cによって最適ゲインに
設定される。位相補償部10Cからの信号TP、および
面内/層間シーク切換部19からの制御信号は、シーク
/追従切換部12のスイッチ12Cに入力される。
【0043】シーク/追従切換部12のスイッチ12C
は、コントロール部6からの指示に応じて、各サーボル
ープの信号を切り換える。これにより、面内/層間シー
クを同時に行う面内/層間シーク動作と、対物レンズ2
3の媒体半径方向の位置がキャリッジドライバ15にフ
ィードバックされる、いわゆるダブルサーボ制御動作と
の切り換えを行う。
【0044】この場合、面内/層間シーク動作時には、
スイッチ12Aにより面内/層間シーク切換部19から
の制御信号が選択される。またダブルサーボ制御動作時
には、位相補償部10Cからの対物レンズトラック位置
信号TPが選択され、それぞれキャリッジドライバ15
へ出力される。
【0045】これにより、キャリッジドライバ15から
キャリッジ(図示せず)に駆動電流が供給されて、光ヘ
ッド2の対物レンズ23が媒体半径方向に駆動される。
そして、光ビームスポットが所望のトラックに面内シー
クされ、あるいは追従制御される。
【0046】なお、面内/層間シーク切換部19は、層
間シークと面内シークを同時に行う場合、キャリッジの
移動に応じてキャリッジドライバ15の出力に生じる逆
起電圧に基づいてキャリッジの速度を検出する。そし
て、基準速度発生部18から出力される基準速度とキャ
リッジ速度との差を、制御信号としてシーク/追従切換
部12に出力する。
【0047】このとき、コントロール部6は、先に算出
した媒体半径方向の移動量からキャリッジの移動速度を
決定し、この移動速度を示す基準速度信号を基準速度部
27から出力させる。こうして、所望の速度でキャリッ
ジが移動するように制御が行われる。また、面内/層間
シーク切換部19は、キャリッジドライバ15の出力に
生じる逆起電圧の積算を、常時、行うことにより、キャ
リッジの位置を得ている。
【0048】コントロール部6は、面内/層間シーク切
換部19で得られた位置情報を基に媒体半径方向の現在
位置を推定して、それに応じて基準速度発生部18から
の基準速度を逐次変更する(例えば、目標位置に近づい
たら減速するなど)。以上のようにして、レーザスポッ
トを媒体垂直方向に移動させる層間シークと媒体半径方
向に移動させる面内シークとが同時に行われる。
【0049】これにより、光ヘッド2を媒体半径方向に
位置決めするキャリッジ(図示せず)にキャリッジドラ
イバ15から駆動電流が供給され、キャリッジが媒体半
径方向に駆動される。以上のように、対物レンズ23、
トラッキングアクチュエータ26およびキャリッジは、
トラッキング移動手段として機能する。
【0050】このようにして、記録媒体1の所望の記録
層の所望のトラックに光ビームスポットがシークされ追
従制御され、そのスポット位置に最適なパワーの光ビー
ムが出力される。16はコントロール部6からの指示、
または発光素子21の出力を検出する受光素子27から
のLDパワーモニタ信号に基づいてLDドライバ17を
制御することにより、発光素子21から所望のパワーの
光ビームを出力させるLDパワー制御部である。
【0051】コントロール部6は、前述したアドレス情
報に基づいて光ビームが照射されている層番号および半
径位置を算出し、その層番号および半径位置に応じて予
めEP−ROM14に格納されている光ビームのパワー
値を読み出してLDパワー制御部15に指示する。これ
により、記録媒体1の記録層および半径位置に応じた適
切なパワーの光ビームが出力される。
【0052】なお、このパワー制御は、記録/消去/再
生動作によってもそれぞれ適切な値に切り換えられる。
また、コントロール部6は、記録媒体1が装填された場
合、あるいは必要に応じて、記録媒体1の所定記録層お
よび所定半径位置において、情報トラックに試し書き動
作を行い、その再生信号を検査することによって、各記
録層および半径位置での記録動作に最適な記録、消去ま
たは再生条件を選択する(試し書き手段)。
【0053】以下、図2を参照して、本発明の第1の実
施の形態による動作として、多層の非オーバーライト記
録媒体に対する最適記録パワー選択動作について説明す
る。図2は、多層の非オーバーライト記録媒体に対する
最適記録パワー選択動作(試し書き動作)を示すフロー
チャートである。
【0054】なお、非オーバライト記録媒体とは、記録
動作に必要な光ビームのパワーが消去動作のパワーに比
較して低い記録媒体のことをいう。ここでは、非オーバ
ーライト記録媒体のうち、特に、複数の記録層が形成さ
れた多層の記録媒体を例に説明する。
【0055】記録媒体1が情報記録再生装置に装填され
てから記録媒体1が所定の回転数に達した後に、所定の
シーク制御系(図示せず)により、光ヘッド2をサーボ
立ち上げの初期位置に移動させる(ステップ201)。
続いて、光ビームパワーの基準となる基準層、例えば、
光ヘッド2に最も近い記録層、あるいは最も遠い記録層
上の所定トラックに光ビームスポットを追従させる(ス
テップ202)。
【0056】この場合、各サーボループの調整すなわち
サーボ調整を行っても良い。例えば、フォーカスサーボ
ループのゲイン調整およびオフセット調整や、トラッキ
ングサーボループのゲイン調整およびオフセット調整
を、ゲイン設定部8A〜8Cおよびオフセット印加部1
1において行う。
【0057】この後、基準層上のトラックに対して試し
書き動作を行う(ステップ203〜208)。試し書き
の領域としては、媒体半径方向に少なくとも2点以上の
ポイント、ここでは半径位置R1〜Rmを取るものとす
る。
【0058】まず、記録媒体1の基準層に予め記録され
ているセクタのアドレス情報(フォーマット済みのID
情報)の再生を行う。これにより、現在のトラック位置
を判定した後、試し書きを行う所定半径位置Riまで面
内シーク制御系により光ビームスポットを移動させる
(ステップ203)。
【0059】ここでは、前述したフォーカス制御および
トラッキング制御を並行して行うことにより、光ビーム
スポットを所定トラックに追従させ、前述と同様にして
アドレス情報を再生し、現在のトラックが半径位置Ri
にあることを確認する。この後、その所定トラックに対
して消去動作を行う(ステップ204)。ただし、記録
媒体1が追記型(ライトワンス)の記録媒体であれば、
この消去動作は不要となる。
【0060】次に、図9に示すように、光ビームの記録
パワー81を段階的にP1〜Pnに切り換えて、最小マ
ークを連続して書き込んでいく(ステップ205)。図
9は、非オーバライト記録媒体の最適記録パワーを求め
る動作を示すシーケンス図である。
【0061】なお、記録パワー波形は図5に示すような
矩形パルスを基本とする。図5は、光ビームの記録パワ
ーの一波形例を示す説明図である。しかし、立ち上がり
特性を強調したアナログ補正を行ったもの(図示せず)
でもよい。
【0062】このようにして記録パワーを変えて書き込
まれたマークを再生した場合、その再生信号レベル8
2、および再生信号振幅レベル83に変化を与える。図
7に示すように、一般に、最適に記録されたマーク62
を基準にとった場合、過剰なパワーで記録されたマーク
61の再生信号振幅64は減少し、平均値のレベル67
は上昇する。図7は、光ビームの記録パワーと再生信号
の関係を示す説明図である。
【0063】また、少ないパワーで記録されたマーク6
3の再生信号振幅66は減少し、平均値レベル69も減
少する。したがって、最適記録パワーを推定する場合に
は、その再生信号の振幅をモニタし、図9に示すよう
に、再生信号振幅83が最大となった記録パワーを選択
する(ステップ206)。
【0064】続いて、その最適記録パワーを基準層上の
半径位置Riでの最適記録パワーPw0iとしてEP−
ROM7に記憶する(ステップ207)。なお、逐一パ
ワーを切り換えるごとに再生パワーの振幅を観測するよ
うにしても良いし、連続的に切り換えたパワーで最初に
書き込んだ後にまとめて振幅最大の検出を行っても良
い。
【0065】このようにしてステップ203〜207ま
での処理(試し書き手段)を、半径位置R1〜Rmにつ
いて繰り返して実施することにより(ステップ20
8)、基準層上の各半径位置R1〜Rmのトラックの最
適パワーを取得する。次に、記録媒体1に形成された基
準層以外の記録層に対する試し書き動作を行う(ステッ
プ209〜218)。
【0066】この場合、試し書きを行うトラックは、半
径位置R1〜Rmのいずれか1ポイントだけ選択する。
なお、この半径位置としてランドトラックの最終試し書
き半径位置Rmを選択することにより、光ヘッド2の移
動制御を省略することができ、処理時間を短縮すること
が可能となる。
【0067】まず、試し書きを行っていない記録層、例
えば第j層に層間シークし(ステップ209)、半径位
置Rmのトラックに光ビームスポットを追従させる(ス
テップ210)。この後、前述のステップ203〜20
7(試し書き手段)と同様に、第j層上の半径位置Rm
において段階的に記録パワーを変えて記録し、その再生
信号の振幅最大を検出する。
【0068】そして、その記録パワーを第j層上の半径
位置Rmのトラックの最適記録パワーPwjmとして記
憶する(ステップ211〜214:試し書き手段)。次
に、この第j層の半径位置Rmでの最適記録パワーPw
jmと、基準層の半径位置Rmでの最適記録パワーPw
0mとに基づいて、両記録層間における最適記録パワー
の感度係数αjを以下の式で算出する(ステップ21
5)。
【0069】αj = Pwjm/Pw0m この感度係数αjを用いれば、第j層上の任意の半径位
置ごとに最適記録パワーを算出できる(ステップ21
6)。すなわち、基準層の各半径位置で検出した最適記
録パワーPw0iに、前述の感度係数αjを積算して、
第j層の各半径位置での最適記録パワーPwjiを算出
する。
【0070】なお、同一記録層における連続的な半径位
置での最適記録パワーは、試し書きにより各半径位置で
得られた最適記録パワーをもとに補間を行い作成する。
得られた第j層の各半径位置ごとの最適記録パワーをパ
ワーマップとしてEP−ROM7などに記憶する(ステ
ップ217)。
【0071】このようにしてステップ209〜217ま
での処理を、各記録層について繰り返して実施すること
により(ステップ218)、記録媒体1の全記録層上の
各半径位置のトラックの最適記録パワーを示すパワーマ
ップを取得する。そして、このパワーマップに基づいて
以降の動作における光ビームの記録パワーを制御する。
【0072】次に、図3,4を参照して、本発明の第2
の実施の形態による動作として、多層のオーバーライト
記録媒体に対する最適記録パワー選択動作について説明
する。図3,4はオーバライト記録媒体に対する最適記
録パワー選択動作(試し書き動作)を示すフローチャー
トである。
【0073】なお、オーバライト記録媒体とは、例えば
光磁気記録媒体や相変化型記録媒体などのように、記録
動作に必要な光ビームのパワーが消去動作のパワーに比
較して高い記録媒体のことをいう。ここでは、オーバー
ライト記録媒体のうち、複数の記録層が形成された多層
の記録媒体を例に説明する。
【0074】記録媒体1が情報記録再生装置に装填され
てから記録媒体1が所定の回転数に達した後に、所定の
シーク制御系(図示せず)により、光ヘッド2をサーボ
立ち上げ初期位置に移動させる(ステップ301)。続
いて、光ビームパワーの基準となる基準層、例えば、光
ヘッド2に最も近い記録層、あるいは最も遠い記録層上
の所定トラックに光ビームスポットを追従させる(ステ
ップ302)。
【0075】この場合、各サーボループの調整すなわち
サーボ調整を行っても良い。例えば、フォーカスサーボ
ループのゲイン調整およびオフセット調整や、トラッキ
ングサーボループのゲイン調整およびオフセット調整
を、ゲイン設定部8A〜8Cおよびオフセット印加部1
1において行う。
【0076】この後、基準層上のトラックに対して試し
書き動作を行う(ステップ303〜306)。試し書き
の領域としては、媒体半径方向に少なくとも2点以上の
ポイント、ここでは半径位置R1〜Rmを取るものとす
る。
【0077】まず、記録媒体1に予め記録されているセ
クタのアドレス情報(フォーマット済みのID情報)の
再生を行う。こりにより、現在のトラック位置を判定し
た後、所定の試し書き領域までシーク制御系により光ヘ
ッド2を移動させる(ステップ303)。
【0078】ここでは、前述したフォーカス制御および
トラッキング制御を並行して行うことにより、光ビーム
スポットを所定トラックに追従させ、前述と同様にして
アドレス情報を再生し、現在のトラックが半径位置Ri
にあることを確認する。この後、現在追従動作中の所定
記録層の所定半径位置に対する試し書き処理を実行する
(ステップ304)。
【0079】図4は、オーバーライト記録媒体に対する
試し書き処理を示すフローチャートであり、以下、図4
を参照して説明する。まず、現在追従動作中の半径位置
のトラックに対して、DC(直流)記録およびDC(直
流)消去動作を行い、再生信号の最大値(記録状態)L
w、および最小値(消去状態)Leを得る(ステップ4
01)。
【0080】次に、図10に示すように、光ビームの記
録パワー91を段階的にP1〜Pnに切り換えて、長マ
ークを連続して書き込んでいく(ステップ402)。図
10は、オーバライト記録媒体の最適記録パワーを求め
る動作を示すシーケンス図である。なお、記録パワー波
形は図6に示すようなパルストレインを基本とする。図
6は、光ビームの記録パワーの他の波形例を示す説明図
である。
【0081】このようにして記録パワー91を変えて書
き込まれた長マークを再生した場合、その再生信号レベ
ル92のDC(直流)成分に変化を与える。その変化が
Lw−Leの幅の10%(DLew)を越えた場合の記
録パワー91をPhthとしてEP−ROM7に記憶す
る(ステップ403,404)。
【0082】次に、図11に示すように、求められた記
録パワーPhthを用いて設定した記録パルスにより長
マークを記録する(ステップ405)。図11は、オー
バライト記録媒体の最適消去パワーを求める動作を示す
シーケンス図である。その後、段階的に消去パワー10
1を切り換えて消去を行う(ステップ406)。
【0083】消去後の再生信号レベル102がLw−L
eの幅の10%を(DLew)下回った場合の消去パワ
ー101をPlthとしてEP−ROM7に記憶する
(ステップ407,408)。そして、得られたPht
hとPlthを用いて消去パワーPaを算出する(ステ
ップ409)。
【0084】次に、得られた消去パワーPaを用いてP
w1を段階的に変えながら最小マークを繰り返し記録す
る。その後、最小マーク繰り返し再生信号の平均値レベ
ルを検出し、そのレベルがLw−Leの幅の中央となる
記録パワーPw1を選択する。
【0085】さらに、このPa、Pw1を用いて長マー
クを繰り返し記録する。そして、図8に示すように、長
マーク繰り返し再生信号の平均値レベルがLw−Leの
幅の中央値となる記録パワーPw2を選択する(ステッ
プ410,411)。図8は、最適記録パワーと再生信
号レベルの関係を示す説明図である。
【0086】これにより、現在追従動作中の所定記録層
上の所定半径位置において、最適な記録,消去パワーで
あるPa,Pw1,Pw2を得て、処理を終了する(ス
テップ412)。このようにして、ステップ304(図
3参照)の試し書き処理(試し書き手段)で得られた各
パワーPa,Pw1,Pw2を、現在追従動作中の基準
層の半径位置Riにおける最適パワーとしてEP−RO
M7に記憶する(ステップ305)。
【0087】このようにしてステップ303〜307ま
での処理を、半径位置R1〜Rmについて繰り返して実
施することにより(ステップ316)、基準層上の各半
径位置R1〜Rmのトラックの最適な記録および消去パ
ワーを取得する。次に、記録媒体1に形成された基準層
以外の記録層に対する試し書き動作を行う(ステップ3
07〜313)。
【0088】この場合、試し書きを行うトラックは、半
径位置R1〜Rmのいずれか1ポイントだけ選択する。
なお、この半径位置としてランドトラックの最終試し書
き半径位置Rmを選択することにより、光ヘッド2の移
動制御を省略することができ、処理時間を短縮すること
が可能となる。
【0089】まず、試し書きを行っていない記録層、例
えば第j層に層間シークする(ステップ307)。続い
て、半径位置Rmのトラックに光ビームスポットを追従
させる(ステップ308)。
【0090】この後、前述のステップ304と同様にし
て、図4に示す試し書き処理を実行することにより、第
j層上の半径位置Rmのトラックの最適な記録,消去パ
ワーPa,Pw1,Pw2を得る(ステップ309)。
そして、EP−ROM7に記憶する(ステップ31
0)。
【0091】続いて、この第j層の半径位置Rmでの各
最適パワーと、基準層の半径位置Rmでの最適パワーと
に基づいて、両記録層間における最適パワーの感度係数
A〜Cを以下の式で算出する(ステップ311)。 Aj = Pajm/Pa0m Bj = Pw1jm/Pw10m Cj = Pw2jm/Pw20m
【0092】これら感度係数を用いれば、第j層上の任
意の半径ごとの最適記録,消去パワーを算出できる(ス
テップ312)。すなわち、基準層の各半径位置で検出
した最適パワーPa,Pw1,Pw2に、前述の感度係
数A〜Cを積算して、第j層の各半径位置Riでの最適
パワーPawji,Pw1ji,Pw2jiを算出す
る。
【0093】なお、同一記録層における連続的な半径位
置での最適記録パワーは、試し書きにより各半径位置で
得られた最適記録パワーをもとに補間を行い作成する。
得られた第j層の各半径位置ごとの最適な記録パワーお
よび消去パワーをパワーマップとしてEP−ROM7な
どに記憶する(ステップ313)。
【0094】このようにして、ステップ307〜313
までの処理を、各記録層について繰り返して実施するこ
とにより(ステップ314)、記録媒体1の全記録層上
の各半径位置のトラックの最適パワーを示すパワーマッ
プを取得する。そして、このマップに基づいて以降の動
作における光ビームの記録パワーを制御する。
【0095】このように、本発明は、記録媒体1の各記
録層における各半径位置の各情報トラックごとに試し書
き動作を行い、その再生信号を検査することによって、
各情報トラックに対する情報の記録、消去または再生動
作に最適な光ビームパワーの条件を求めるようにしたも
のである。したがって、従来のように、単層すなわち単
一記録層に対するパワーテーブルに基づいて、記録,消
去あるいは再生時に用いる光ビームのパワー制御を行う
ものと比較して、異なる記録/消去感度を有する他の記
録層に対しても確実に記録、再生あるいは消去すること
ができる。
【0096】また、本発明は、基準となる記録層上であ
って半径位置の異なる複数の情報トラックに対する記
録、消去または再生条件と、異なる記録層における同一
半径位置の情報トラックに対する記録、消去または再生
条件とから求められた両者間の感度係数に基づいて、異
なる記録層上の異なる半径位置の情報トラックに対する
条件を算出するようにしたものである。したがって、試
し書き手段による各情報トラックにおける記録,消去ま
たは再生条件の選択処理を省略することができ、より迅
速に最適な記録,消去または再生条件を選択することが
可能となる。
【0097】また、本発明は、同一記録層上の半径位置
の異なる複数の情報トラックに対する記録、消去または
再生条件から、任意の半径位置の情報トラックに対する
条件を算出するようにしたものである。したがって、試
し書き手段による各情報トラックにおける記録,消去ま
たは再生条件の選択処理を省略することができる。これ
に応じて、より迅速に最適な記録,消去または再生条件
を選択することが可能となる。
【0098】なお、以上の説明において、非オーバライ
ト/オーバーライトいずれの記録媒体に対する試し書き
動作のうち、基準となる記録層すなわち基準層は、その
物理的位置が限定されるものではなく、いずれの記録層
であっも構わない。
【0099】また、異なる記録感度を有するランドおよ
びグルーブの各情報トラックについて、光ビームの最適
な記録、再生パワーを記録条件として求める場合を例に
説明したが、これに限定されるものではなく、例えはパ
ワーの代わりに光ビームの最適なパルス幅を記録条件と
して求めるようにしても良い。また、最適再生パワーや
再生時の高周波重畳を各記録層について試し読みを行
い、独立あるいは相関をもって決定してするようにして
も良い。
【0100】また、予め記録媒体に、各記録層の記録、
再生、消去条件の相関情報を記録しておくものとし、い
ずれか一方のトラックに対して試し書き動作を行った
後、これら媒体情報を用いて、両トラックの記録、再
生、消去条件を設定するようにしてもよい。また、試し
書き動作を記録再生装置の調整工程内で行い、各記録層
の平均的な媒体特性に対する各々の記録、再生、消去条
件および相関条件の一部あるいは全てを予めワンタイム
ROMに書き込んでおくようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、所定の
記録層上の情報トラックに対して、それぞれ所定情報を
複数記録するとともに、これら所定情報を示す再生信号
をそれぞれ検出し、これら再生信号に基づいて情報トラ
ックに対する記録,消去または再生条件を選択する試し
書き手段を設けて、この試し書き手段により、各記録層
上の情報トラックに対する記録,消去または再生条件を
選択し、選択された記録,消去または再生条件に基づい
て任意の記録層上の情報トラックに対して情報の記録,
消去または再生を行うようにしたものである。
【0102】したがって、従来のように、単層すなわち
単一記録層に対するパワーテーブルに基づいて、記録,
消去あるいは再生時に用いる光ビームのパワー制御を行
うものと比較して、異なる記録/消去感度を有する他の
記録層に対しても確実に記録、消去または再生すること
ができる。
【0103】また、試し書き手段により、所定の記録層
上の半径位置の異なる複数の情報トラックに対する記
録,消去または再生条件を選択し、選択された記録,消
去または再生条件に基づいて前記記録層上の任意の半径
位置の情報トラックに対する記録,消去または再生条件
を算出するようにしたものである。また、試し書き手段
により、異なる2つの記録層上の同一半径位置の情報ト
ラックに対する記録,消去または再生条件をそれぞれ選
択し、選択された記録,消去または再生条件から求めた
両記録層間の感度係数に基づいて、一方の記録層上の各
半径位置の情報トラックに対する記録,消去または再生
条件から他方の記録層上の各半径位置の情報トラックに
対する記録,消去または再生条件を算出するようにした
ものである。したがって、試し書き手段による各情報ト
ラックにおける記録,消去または再生条件の選択処理を
省略することができ、より迅速に最適な記録,消去また
は再生条件を選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による情報記録再生装
置のブロック図である。
【図2】 非オーバライト記録媒体に対する試し書き動
作を示すフローチャートである。
【図3】 オーバライト記録媒体に対する試し書き動作
を示すフローチャートである。
【図4】 オーバライト記録媒体に対する試し書き処理
を示すフローチャートである。
【図5】 光ビームの記録パワーの一波形例を示す説明
図である。
【図6】 光ビームの記録パワーの他の波形例を示す説
明図である。
【図7】 光ビームの記録パワーと再生信号の関係を示
す説明図である。
【図8】 最適記録パワーと再生信号レベルの関係を示
す説明図である。
【図9】 非オーバライト記録媒体の最適記録パワーを
求める動作を示すシーケンス図である。
【図10】 オーバライト記録媒体の最適記録パワーを
求める動作を示すシーケンス図である。
【図11】 オーバライト記録媒体の最適消去パワーを
求める動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…記録媒体、1A〜1C…記録層、2…光ヘッド、2
1…発光素子、22…分光器、24,27…受光素子、
25…フォーカスアクチュエータ、26…トラッキング
アクチュエータ、28…対物レンズフォーカス位置セン
サ、29…対物レンズトラック位置センサ、3…信号生
成部、4…A−D変換部、5…ID検出部、6…コント
ロール部、7…EP−ROM、8A〜8C…ゲイン設定
部、10A〜10C…位相補償部、11…オフセット印
加部、12…シーク/追従切替部、13…AFドライ
バ、14…ATドライバ、15…キャリッジドライバ、
16…LDパワー制御部、17…LDドライバ、18…
基準速度発生部、19…面内/層間シーク切換部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録層を有するとともに、各記録
    層上に同周円状あるいは螺旋状に設けられた溝状の情報
    トラックが形成されたディスク形状の記録媒体を用い
    て、情報の記録,消去または再生を行う情報記録再生装
    置において、 所定情報を任意の記録層上の情報トラックに異なる記録
    条件で試験的に複数記録する試験記録手段と、 任意の記録層上の情報トラックから再生された所定情報
    を示す再生信号を検出する再生信号検出手段と、 所定の記録層上の情報トラックに対して、試験記録手段
    によりそれぞれ所定情報を複数記録するとともに、再生
    信号検出手段によりこれら所定情報を示す再生信号をそ
    れぞれ検出し、これら再生信号に基づいて前記情報トラ
    ックに対する記録,消去または再生条件を選択する試し
    書き手段と、 この試し書き手段により、各記録層上の情報トラックに
    対する記録,消去または再生条件を選択し、選択された
    記録,消去または再生条件に基づいて任意の記録層上の
    情報トラックに対して情報の記録,消去または再生を行
    う制御手段とを備えることを特徴とする情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記録再生装置におい
    て、 制御手段は、 試し書き手段により、所定の記録層上の半径位置の異な
    る複数の情報トラックに対する記録,消去または再生条
    件を選択し、選択された記録,消去または再生条件に基
    づいて前記記録層上の任意の半径位置の情報トラックに
    対する記録,消去または再生条件を算出することを特徴
    とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報記録再生装置におい
    て、 制御手段は、 試し書き手段により、異なる2つの記録層上の同一半径
    位置の情報トラックに対する記録,消去または再生条件
    をそれぞれ選択し、選択された記録,消去または再生条
    件から求めた両記録層間の感度係数に基づいて、一方の
    記録層上の各半径位置の情報トラックに対する記録,消
    去または再生条件から他方の記録層上の各半径位置の情
    報トラックに対する記録,消去または再生条件を算出す
    ることを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報記録再生装置におい
    て、 記録条件として、記録パルスの波高値およびパルス幅を
    用いることを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の情報記録再生装置におい
    て、 再生条件として、再生パワーレベルおよび高周波重畳の
    周波数を用いることを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の情報記録再生装置におい
    て、 消去条件として、消去パワーレベルを用いることを特徴
    とする情報記録再生装置。
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