JPH11352820A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JPH11352820A
JPH11352820A JP17657898A JP17657898A JPH11352820A JP H11352820 A JPH11352820 A JP H11352820A JP 17657898 A JP17657898 A JP 17657898A JP 17657898 A JP17657898 A JP 17657898A JP H11352820 A JPH11352820 A JP H11352820A
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roller
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stopping
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、安価かつ簡単な構造で、定着体の
回転を強制的に停止することのできる定着装置及びこの
定着装置を備える画像形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 転写紙P上に担持された未定着像に熱及
び圧力を付与する回転自在な定着ローラ18aにより上
記未定着像を転写材P上に定着させる定着装置18にお
いて、定着ローラ18aの回転を強制的に停止可能なト
ルクリミッター62を有することにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】定着装置及びこの定着装置を
備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定着装置にあっては、画像形成装
置の小型化が図られたことにより、記録媒体たる転写材
が定着装置内に突入したときに、上記転写材がその衝撃
で振動し、そのとき上記転写材の後端が転写帯電器を抜
けていないために転写ズレが発生してしまうことがあっ
た。これを防止するため、定着装置は特開平08−24
1008号に記載されているように、定着体たる定着ロ
ーラの周速を一定に保ち、画像品質を向上させるための
手段として、フライホイール等の慣性力の大きい制御部
材が使用されているものが知られており、実用に供され
ている。
【0003】かかる定着装置118は、図10に示すよ
うに、回転軸132上にフライホイール133およびギ
ヤG106が固定されており、定着ローラ118aの回
転をギヤG105、G106、軸132を介してフライ
ホイール133に伝達するようになっている。
【0004】定着ローラ118aは、コピー終了又は定
着部(定着ローラ118aと加圧ローラ118bとの圧
接部)でのジャム(転写材Pが滞留すること)時には、
定着クラッチ(図示せず)のOFFにより、電動モータ
(図示せず)の駆動伝達が解除され、定着ローラ118
a自身の回転抵抗などにより自然に減速しながら停止す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
定着装置118にあっては、定着ローラ自身の回転抵抗
などにより自然に減速しながら停止する構成になってい
るため、フライホイール133の慣性力が大きいとその
分停止距離が長くなる。
【0006】これにより、例えば分離爪144の先端1
44bにて、転写材Pがジャムを起こした場合、定着ロ
ーラ118aヘの駆動が解除されても慣性力で定着ロー
ラ118aが回転し続けようとするため、加圧ローラ1
18bの回転方向に転写材Pによって爪144が押し付
けられることによる、ローラの破損等の問題が生じる虞
があった。
【0007】また、定着装置118内でジャムをおこし
た転写材Pが、定着ローラ118aの回転によって内側
に巻き込まれて転写材のちぎれ等によって機械内部に入
り込み、ジャム処理(滞留した転写材を取り除くこと)
が不可能な状態になる虞があった。
【0008】近年、画像形成装置の小型化と、より安定
した画質が求められるなか、定着ローラの周速を一定に
するため、大型の制御部材の使用は避けられないため、
定着装置内に転写材が滞留した際に上述のような問題が
さらに大きくなる虞がある。
【0009】そこで、本発明は、安価かつ簡単な構造
で、定着体の回転を強制的に停止することのできる定着
装置及びこの定着装置を備える画像形成装置の提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、記録媒体上に担持された未定着像に熱及び圧力を
付与する回転自在な定着体により上記未定着像を上記記
録媒体上に定着させる定着装置において、定着体の回転
を強制的に停止可能な停止手段を有するという第一の発
明によって達成される。
【0011】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、停止手段は、定着装置内に記録媒体が滞
留したときに、定着体の回転を強制的に停止させる連動
手段を有するという第二の発明によっても達成される。
【0012】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
の発明において、連動手段は、定着体を駆動する駆動手
段が駆動力接続解除したときに、定着体の回転を強制的
に停止させるようになっているという第三の発明によっ
ても達成される。
【0013】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、停止手段は、
摩擦力により定着体の回転を阻止する摩擦部材を有して
いるという第四の発明によっても達成される。
【0014】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、停止手段
は、磁力により定着体の回転を阻止する磁性部材を有し
ているという第五の発明によっても達成される。
【0015】又、本出願によれば、上記目的は、第二の
発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、連動手段は、
定着体の回転を停止させる摩擦力又は磁力を定着体へ伝
達可能であるという第六の発明によっても達成される。
【0016】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスにより形成された画像情報を記録媒
体に記録する画像形成装置であって、第一の発明の定着
装置を備えるという第七の発明によっても達成される。
【0017】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明において、停止手段は、定着装置内に記録媒体が滞
留したときに、定着体の回転を強制的に停止させる連動
手段を有するという第八の発明によっても達成される。
【0018】更に、本出願によれば、上記目的は、第八
の発明において、連動手段は、定着体を駆動する駆動手
段が駆動力接続解除したときに、定着体の回転を強制的
に停止させるようになっているという第九の発明によっ
ても達成される。
【0019】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、停止手段は、
摩擦力により定着体の回転を阻止する摩擦部材を有して
いるという第十の発明によっても達成される。
【0020】更に、本出願によれば、上記目的は、第七
の発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、停止手段
は、磁力により定着体の回転を阻止する磁性部材を有し
ているという第十一の発明によっても達成される。
【0021】又、本出願によれば、上記目的は、第八の
発明乃至第十一の発明のいずれかにおいて、連動手段
は、定着体の回転を停止させる摩擦力又は磁力を定着体
へ伝達可能であるという第十二の発明によっても達成さ
れる。
【0022】すなわち、本出願にかかる第一の発明にあ
っては、停止手段が、定着体の回転を強制的に停止させ
る。
【0023】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、定着装置内に記録媒体が滞留した際に、停止手段に
備えられた連動手段が、定着体の回転を強制的に停止さ
せる。
【0024】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、定着体を回転駆動させる駆動手段が駆動力の接続を
解除した際に、停止手段に備えられた連動手段が、定着
体の回転を強制的に停止させる。
【0025】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、停止手段が、摩擦部材の摩擦力により、定着体の回
転を強制的に停止させる。
【0026】更に、本出願にかかる第五の発明にあって
は、停止手段が、磁性部材の磁力により、定着体の回転
を強制的に停止させる。
【0027】又、本出願にかかる第六の発明にあって
は、停止手段に備えられた連動手段が、摩擦力又は磁力
を定着体に伝達することにより、定着体の回転を強制的
に停止させる。
【0028】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、停止手段が、定着体の回転を強制的に停止させる。
【0029】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、定着装置内に記録媒体が滞留した際に、停止手段に
備えられた連動手段が、定着体の回転を強制的に停止さ
せる。
【0030】更に、本出願にかかる第九の発明にあって
は、定着体を回転駆動させる駆動手段が駆動力の接続を
解除した際に、停止手段に備えられた連動手段が、定着
体の回転を強制的に停止させる。
【0031】又、本出願にかかる第十の発明にあって
は、停止手段が、摩擦部材の摩擦力により、定着体の回
転を強制的に停止させる。
【0032】更に、本出願にかかる第十一の発明にあっ
ては、停止手段が、磁性部材の磁力により、定着体の回
転を強制的に停止させる。
【0033】又、本出願にかかる第十二の発明にあって
は、停止手段に備えられた連動手段が、摩擦力又は磁力
を定着体に伝達することにより、定着体の回転を強制的
に停止させる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
に関して、添付図面の図1乃至図9に基づき説明する。
【0035】(第1の実施形態)先ず、本発明における
第一の実施形態の画像形成装置の一例たる電子写真方式
の複写機について図1乃至図3に基づき説明する。
【0036】図1は、本実施形態における画像形成装置
の概略構成を示す断面図であり、図2は、図1の画像形
成装置要部の概略構成を示す断面図であり、図3は、図
1の画像形成装置に備えられた定着装置の概略構成を示
す上視図である。
【0037】かかる複写機は、図1に示すように、外周
面に静電潜像が形成されるドラム状の感光ドラム1と、
感光ドラム1の外周面を規定電位に帯電するためのロー
ラ状の一次帯電器2と、規定電位に帯電せしめられた上
記外周面に露光により静電潜像を形成する光学系20,
21,22,23,24,25,26,50と、上記静
電潜像を現像剤により可視画像化する現像装置3と、上
記外周面に形成された可視画像(顕像)をシート状の記
録媒体たる転写材Pに転写するローラ状の転写帯電器4
と、定着装置18とを備えている。
【0038】かかる複写機は、複写機の本体10内には
潜像担持体である感光ドラム1が回転自在に支持されて
おり、感光ドラム1の周囲には一次帯電器2、現像装置
3、転写帯電器4、分離帯電器5、クリーナ6等のプロ
セス機器が配されている。
【0039】そして、現像装置3の上方には現像剤であ
るトナーを補給するためのトナーホッパー7が設置さ
れ、装置本体10の一側(図3の右側)には、複数枚の
転写材Pを積層収容してなる給紙カセット11,12,
13,14が上下4段に亘って設けられている。
【0040】各給紙カセット11,12,13,14か
ら供給される転写材Pは、装置本体10内を図1に示す
矢印方向に搬送されるが、その搬送経路にはレジストロ
ーラ15、ベルト搬送装置16、定着前ガイド17、定
着体たる定着ローラ18aと加圧ローラ18bとを含ん
で構成されており、加圧ローラ18bは、その表層部が
弾性体によって構成されている。
【0041】他方、装置本体10内の上部には、光学系
を構成するランプ20、反射ミラー21〜26、光学レ
ンズ50等が配されている。しかして、装置本体10の
上面に設けられた原稿載置台301上にセットされた原
稿51は光学系によって読み取られ、原稿に対応する光
像が感光ドラム1上に露光されると、一次帯電器2によ
ってその表面が帯電された感光ドラム1上には静電潜像
が形成され、この静電潜像は現像装置3によって現像さ
れてトナー像として顕画化される。
【0042】一方、例えば給紙カセット11からは転写
材Pが供給され、転写材Pは上記レジストローラ15に
よってタイミングを合わされて感光ドラム1と転写帯電
器4の間の転写部に送られ、感光ドラム1上に形成され
た上記トナー像の転写を重ね、その後、分離帯電器5の
作用によって感光ドラム1から分離される。
【0043】そして、感光ドラム1から分離された転写
材Pは、ベルト搬送装置16によって定着装置18に送
られ、定着装置18の定着ローラ18aと加圧ローラ1
8bとによって扶持されてこれらを通過することによっ
て熱及び圧力でトナー像の定着を受けた後、排出ローラ
19によって装置本体10外へ排出される。
【0044】次に、定着装置18の概略構成に関して、
図2及び図3に基づいて説明する。
【0045】定着ローラ18は、回転自在な定着ローラ
18aと、定着ローラ18aと圧接する加圧ローラ18
bと、定着ローラ18aに回転力を与え回転駆動させる
駆動手段たる電動モータ27と、定着ローラ18aの回
転を阻止する停止手段たる回転力制限部材62と、電動
モータ27から定着ローラ18aへの回転力を伝達又は
遮断(ON/OFF)する定着クラッチ35と、定着ク
ラッチ35のON/OFFに応じて、回転力制限部材か
ら定着ローラ18aへの定着ローラ18aの回転を阻止
する力を伝達又は遮断(ON/OFF)する連動手段た
る回転力伝達装置61とを有している。
【0046】定着装置18に備えられた定着ローラ18
aは、図2に示すように、電動モータ27によって回転
駆動され電動モータ27の出力軸端に結着されたプーリ
28と回転軸29の一端に結着されたプーリ30との間
には、無端状の駆動ベルト31が巻装されている。
【0047】又、回転軸29の他端には、ギヤG1が結
着されており、定着ローラ18aの回転軸18a−1の
一端にはギヤG4が結着され、ギヤG1は回転軸34上
のギヤG2に噛合している。
【0048】定着クラッチ35のONによりギヤG2の
駆動が、ギヤG3に伝達されギヤG3に噛合しているギ
ヤG4を回転させる。
【0049】定着ローラ18aの回転軸18a−1の他
端には大径のギヤG5が結着されており、ギヤG5は、
回転軸32に結着された小径のギヤG6に噛合してい
る。
【0050】そして、回転軸32の自由端にはフライホ
イール33及びギヤG7が結着され、回転軸65の一端
にはギヤG9が結着されており、同軸上に回転力伝達装
置(以下、電磁クラッチという)61及び他端にはギヤ
G10が結着されている。
【0051】ギヤG10は、回転軸65の一端に結着さ
れたギヤG11に噛合している。ギヤG11の回転によ
り軸65も回転して、支板63に固定された回転力制限
部材(以下、トルクリミッターという)62のトルクが
軸65にかかる。
【0052】画像形成動作が開始されると、電動モータ
27が駆動され、電動モータ27の回転はプーリ28、
駆動ベルト31及びプーリ30を経て回転軸29に伝達
される。
【0053】回転軸29の回転は、ギヤG1、G2及び
定着クラッチ35がONされることによりギヤG3に伝
達され、さらにギヤG4を介して定着ローラ18aに伝
達され定着ローラ18aが所定速度で回転駆動されて前
述のトナー像の定着に供される。
【0054】定着ローラ18aの回転はギヤG5,G6
によって増速されて回転軸32に伝達され、さらにギヤ
G7、G8、G9に伝達されるが、電磁クラッチ61は
OFFになっておりG10以降には伝達されないように
なっている。
【0055】回転軸32及びこれに結着されたフライホ
イール33が定着ローラ18aよりも速い速度で回転駆
動することで、フライホイール33による定着ローラ1
8aの慣性力が増大されて周速が一定に保たれるため、
転写ズレに伴う画像乱れの発生が抑制され、高質画像が
常に安定して得られる。
【0056】次に、像を定着された転写材Pは、通常な
らば軸部43a,44aを中心に回転自在な分離爪4
3,44によって定着ローラから分離され、ジャム検知
センサーフラッグ40を通過して排紙され、定着クラッ
チ35がOFFすることで定着ローラ18aおよびフラ
イホイール33は惰性で回転しながら減速し停止する。
【0057】しかし、定着部でのジャム等の異常をセン
サー41で検知した場合、定着クラッチ35がOFFに
なると同時に電磁クラッチ61がONになり、トルクリ
ミッター62のトルクがギヤG11〜G7を介して、回
転軸32伝達される。よって、定着ローラ18aおよび
フライホイール33の回転を強制的に短時間で停止する
ことが可能となる。
【0058】これにより図4に示すように、分離爪44
の先端44bにて転写材Pが爪ジャムをおこしても、加
圧ローラ18bの回転方向に転写材Pによって爪44が
押し付けられることによる、ローラヘの傷付けや破損を
防止することが可能となる。また、ジャムをおこした転
写材Pが、ローラの回転によって内側に巻き込まれて、
ちぎれ等によるジャム処理不可能な状態になることが防
止される。
【0059】よって、本実施形態によれば、トルクリミ
ッター62が、定着ローラ18aの回転を強制的に停止
させるようになっているので、定着装置18内に転写材
Pが滞留した際に、定着ローラ18aへの転写材Pの巻
き込みや定着ローラ18aの破損等を防止することがで
きる。
【0060】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態に関して、図5に基づいて説明する。尚、図5
は、本実施形態にかかる画像形成装置のに備えられた定
着装置の概略構成を示す上視図であり、第一の実施形態
と同様の構成に関しては、同符号を付してその説明を省
略する。
【0061】本実施形態は、軸32上に電磁クラッチ6
1およびトルクリミッター62を配したものであって、
この場合も定着部でのジャム等の異常をセンサー41で
検知した場合、同時に電磁クラッチ61がONになり、
出力回転板70に結着されているトルクリミッター62
のトルクによって、定着ローラ18aおよびフライホイ
ール33の回転を強制的に短時間で停止することを、よ
り簡単な構成にて可能としている。
【0062】よって、本実施形態によれば、トルクリミ
ッター62が、定着ローラ18aの回転を強制的に停止
させるようになっているので、定着装置18内に転写材
Pが滞留した際に、定着ローラ18aへの転写材Pの巻
き込みや定着ローラ18aの破損等を防止することがで
きる。
【0063】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態に関して、図6に基づいて説明する。尚、図6
は、本実施形態にかかる画像形成装置に備えられた定着
装置の概略構成を示す上視図であり、第一の実施形態と
同様の構成に関しては、同符号を付してその説明を省略
する。
【0064】本実施形態は、図2のギヤG9以降の構成
をギヤG4に噛合させたものである。構成上定着部の手
前にスペース的に制約がある場合、駆動側に取り付ける
ことが可能であることを示している。この場合も定着部
でのジャム等の異常をセンサーで検知した場合、同時に
電磁クラッチ61がONになり、トルクリミッター62
のトルクによって、定着ローラ18aおよびフライホイ
ール33の回転を強制的に短時間で停止することを可能
としている。
【0065】よって、本実施形態によれば、トルクリミ
ッター62が、定着ローラ18aの回転を強制的に停止
させるようになっているので、定着装置18内に転写材
Pが滞留した際に、定着ローラ18aへの転写材Pの巻
き込みや定着ローラ18aの破損等を防止することがで
きる。
【0066】(第四の実施形態)次に、本発明の第四の
実施形態に関して、図7に基づいて説明する。尚、図7
は、本実施形態にかかる画像形成装置に備えられた定着
装置の概略構成を示す上視図であり、第一の実施形態と
同様に構成に関しては、同符号を付してその説明を省略
する。
【0067】本実施形態は、フライホイール80の外周
がギヤ形状になっており、この場合も定着部でのジャム
等の異常をセンサーで検知した場合、同時に電磁クラッ
チ61がONになり、トルクリミッター62のトルクに
よって、フライホイール33の外周に負荷をかけ、これ
により定着ローラ18aの回転を強制的に短時間で停止
することを可能としている。
【0068】よって、本実施形態によれば、トルクリミ
ッター62が、定着ローラ18aの回転を強制的に停止
させるようになっているので、定着装置18内に転写材
Pが滞留した際に、定着ローラ18aへの転写材Pの巻
き込みや定着ローラ18aの破損等を防止することがで
きる。
【0069】(第五の実施形態)次に、本発明の第五の
実施形態に関して、図8に基づいて説明する。尚、図8
は、本実施形態にかかる画像形成装置に備えられた定着
装置の概略構成を示す上視図であり、第一の実施形態と
同様のP構成に関しては、同符号を付してその説明を省
略する。
【0070】本実施形態は、軸32上に第1の摩擦部材
たる摩擦板90が固定されており、吸引装置97の動作
により軸95を中心に回転自在なアーム93が回動し
て、軸92上に固定された第2の摩擦板91を第1の摩
擦板90に押し付けることにより軸32にトルクをか
け、これにより定着ローラ18aの回転を強制的に短時
間で停止することを可能としている。
【0071】よって、本実施形態によれば、摩擦板90
が、定着ローラ18aの回転を強制的に停止させるよう
になっているので、定着装置18内に転写材Pが滞留し
た際に、定着ローラ18aへの転写材Pの巻き込みや定
着ローラ18aの破損等を防止することができる。
【0072】(第六の実施形態)次に、本発明の第六の
実施形態に関して、図9に基づいて説明する。尚、図9
は、本実施形態にかかる画像形成装置に備えられた定着
装置の概略構成を示す上視図であり、第一の実施形態と
同様の構成に関しては、同符号を付してその説明を省略
する。
【0073】本実施形態は、第一の実施形態で示したト
ルクリミッター62に代えて磁石によつて構成される磁
性部材201を、軸65上に配したものであって、この
場合も定着部でのジャム等の異常をセンサー41で検知
した場合、同時に電磁クラッチ61がONになり、部材
201の磁力が軸65に働くことで回転抵抗になり、そ
れによって発生したトルクが、ギヤG5〜G11を介し
て、回転軸32伝達される。よって、定着ローラ18a
およびフライホイール33の回転を強制的に短時間で停
止することが可能となる。
【0074】よって、本実施形態によれば、磁性部材2
01が、定着ローラ18aの回転を強制的に停止させる
ようになっているので、定着装置18内に転写材Pが滞
留した際に、定着ローラ18aへの転写材Pの巻き込み
や定着ローラ18aの破損等を防止することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、停止手段が、定着体の回転を強制的
に停止させるようになっているので、定着装置内に記録
媒体が滞留した際に、定着体への記録媒体の巻き込みや
定着体の破損等を防止することができる。
【0076】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
定着装置内に記録媒体が滞留した際に、停止手段に備え
られた連動手段が、定着体の回転を強制的に停止させる
ようになっているので、停止手段の使用頻度を低減し、
停止手段の耐久性を得に必要とせず安価に簡単な構造
で、定着装置内に記録媒体が滞留した際に、定着体への
記録媒体の巻き込みや定着体の破損等を防止することが
できる。
【0077】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、定着体を回転駆動させる駆動手段が駆動力の接続を
解除した際に、停止手段に備えられた連動手段が、定着
体の回転を強制的に停止させるようになっているので、
停止手段に上記駆動手段からの駆動力の負担を低減し、
停止手段の耐久性を得に必要とせず安価に簡単な構造
で、定着装置内に記録媒体が滞留した際に、定着体への
記録媒体の巻き込みや定着体の破損等を防止することが
できる。
【0078】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
停止手段が、摩擦部材の摩擦力により、定着体の回転を
強制的に停止させるようになっているので、定着装置内
に記録媒体が滞留した際に、定着体への記録媒体の巻き
込みや定着体の破損等を防止することができる。
【0079】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、停止手段が、磁性部材の磁力により、定着体の回転
を強制的に停止させるようになっているので、定着装置
内に記録媒体が滞留した際に、定着体への記録媒体の巻
き込みや定着体の破損等を防止することができる。
【0080】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
停止手段に備えられた連動手段が、摩擦力又は磁力を定
着体に伝達することにより、定着体の回転を強制的に停
止させるようになっているので、定着装置内に記録媒体
が滞留した際に、定着体への記録媒体の巻き込みや定着
体の破損等を防止することができる。
【0081】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、停止手段が、定着体の回転を強制的に停止させるよ
うになっているので、定着装置内に記録媒体が滞留した
際に、定着体への記録媒体の巻き込みや定着体の破損等
を防止することができる。
【0082】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
定着装置内に記録媒体が滞留した際に、停止手段に備え
られた連動手段が、定着体の回転を強制的に停止させる
ようになっているので、停止手段の使用頻度を低減し、
停止手段の耐久性を得に必要とせず安価に簡単な構造
で、定着装置内に記録媒体が滞留した際に、定着体への
記録媒体の巻き込みや定着体の破損等を防止することが
できる。
【0083】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、定着体を回転駆動させる駆動手段が駆動力の接続を
解除した際に、停止手段に備えられた連動手段が、定着
体の回転を強制的に停止させるようになっているので、
停止手段に上記駆動手段からの駆動力の負担を低減し、
停止手段の耐久性を得に必要とせず安価に簡単な構造
で、定着装置内に記録媒体が滞留した際に、定着体への
記録媒体の巻き込みや定着体の破損等を防止することが
できる。
【0084】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
停止手段が、摩擦部材の摩擦力により、定着体の回転を
強制的に停止させるようになっているので、定着装置内
に記録媒体が滞留した際に、定着体への記録媒体の巻き
込みや定着体の破損等を防止することができる。
【0085】更に、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、停止手段が、磁性部材の磁力により、定着体の回転
を強制的に停止させるようになっているので、定着装置
内に記録媒体が滞留した際に、定着体への記録媒体の巻
き込みや定着体の破損等を防止することができる。
【0086】又、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、停止手段に備えられた連動手段が、摩擦力又は磁力
を定着体に伝達することにより、定着体の回転を強制的
に停止させるようになっているので、定着装置内に記録
媒体が滞留した際に、定着体への記録媒体の巻き込みや
定着体の破損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第一の実施形態の画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置要部の概略構成を示す模式
的断面図である。
【図3】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的上面図である。
【図4】第一の実施形態にかかる画像形成装置要部にお
けるジャム発生時の状態を説明する模式図である。
【図5】本発明における第二の実施形態の定着装置の概
略構成を示す模式的上面図である。
【図6】本発明における第三の実施形態の定着装置の概
略構成を示す模式的上面図である。
【図7】本発明における第四の実施形態の定着装置の概
略構成を示す模式的上面図である。
【図8】本発明における第五の実施形態の定着装置の概
略構成を示す模式的上面図である。
【図9】本発明における第六の実施形態の定着装置の概
略構成を示す模式的上面図である。
【図10】従来の画像形成装置要部の概略構成を示す模
式的断面図である。
【符号の説明】
10 複写機(画像形成装置) 18a 定着ローラ(定着体) 18 定着装置 62トルクリミッター(停止手段) 27 モータ(駆動手段) 61 回転力伝達装置(連動手段) 90 摩擦板(摩擦部材) 201 磁性部材 P 転写材(記録媒体)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に担持された未定着像に熱及
    び圧力を付与する回転自在な定着体により上記未定着像
    を上記記録媒体上に定着させる定着装置において、定着
    体の回転を強制的に停止可能な停止手段を有することを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 停止手段は、定着装置内に記録媒体が滞
    留したときに、定着体の回転を強制的に停止させる連動
    手段を有することとする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 連動手段は、定着体を駆動する駆動手段
    が駆動力接続解除したときに、定着体の回転を強制的に
    停止させるようになっていることとする請求項2に記載
    の定着装置。
  4. 【請求項4】 停止手段は、摩擦力により定着体の回転
    を阻止する摩擦部材を有していることとする請求項1乃
    至請求項3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 停止手段は、磁力により定着体の回転を
    阻止する磁性部材を有していることとする請求項1乃至
    請求項3のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 連動手段は、定着体の回転を停止させる
    摩擦力又は磁力を定着体へ伝達可能であることとする請
    求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 一連の画像形成プロセスにより形成され
    た画像情報を記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項1に記載の定着装置を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】 停止手段は、画像形成装置内に記録媒体
    が滞留したときに、定着体の回転を強制的に停止させる
    連動手段を有することとする請求項7に記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 連動手段は、定着体を駆動する駆動手段
    が駆動力接続解除したときに、定着体の回転を強制的に
    停止させるようになっていることとする請求項8に記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 停止手段は、摩擦力により定着体の回
    転力を制限する摩擦部材を有していることとする請求項
    7乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 停止手段は、磁力により定着体の回転
    力を制限する磁性部材を有していることとする請求項7
    乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 連動手段は、定着体の回転を停止させ
    る摩擦力又は磁力を定着体へ伝達可能であることとする
    請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
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