JPH11350668A - 畜舎用屋根材 - Google Patents
畜舎用屋根材Info
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- JPH11350668A JPH11350668A JP16089498A JP16089498A JPH11350668A JP H11350668 A JPH11350668 A JP H11350668A JP 16089498 A JP16089498 A JP 16089498A JP 16089498 A JP16089498 A JP 16089498A JP H11350668 A JPH11350668 A JP H11350668A
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- Japan
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- roofing
- overhanging edge
- core
- barn
- roof
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- Pending
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 表面材1と、芯材2と、裏面材3との積
層を有している。表面材1は波板であり、芯材2は断熱
層であり、裏面材3は、可撓性を有する軟質シートであ
る。裏面材3は、芯材2の一端面から一側方に張り出し
た裏面材張出し縁5を有しており、表面材1は、芯材2
の他端縁から他側方に張り出した表面材張出し縁4を有
している。2以上の屋根材を施工するときには、第1及
び第2の屋根材を並べ、第1の屋根材の表面材張出し縁
を第2の屋根材の表面材上に重ね、第2の屋根材の裏面
材張出し縁を第1の屋根材の裏面材上に重ねて隣接する
屋根材相互間に形成される隙間を隠す。
Description
舎、鶏舎)に用いる屋根材、特に断熱性を保有させた屋
根材に関する。
産食品に押されて厳しい経営環境下におかれている。畜
産界においては、畜産食品の高付加価値、差別化を追及
する中で、より衛生的で安全でしかも美味な食肉の供給
を図る経営努力が求められるようになってきている。
が推進され、畜舎内は、特定の環境条件に設定されるよ
うになり、外気の温度をしゃ断するため、畜舎の屋根に
は断熱材を組込んだ屋根材(以下これを断熱屋根材とい
う)が用いられるようになってきた。屋根板として施工
するときには、2以上の断熱屋根材を畜舎の建物の棟
木、母屋に張り渡されて垂木に釘打ちすることによって
施工される。その施工要領はトタン屋根を施工する要領
と同じである。
熱屋根材をサイジング様式に並べて施工したときに互い
に隣接して施工された任意の2枚の断熱屋根材につい
て、その端縁間に隙間(通常1〜3mm、最大5mmの
隙間)ができる。このため、断熱欠陥を生じるだけでな
く、畜舎内から天井を見上げたときの見栄えが悪く、ま
た、畜舎内を消毒するときには、散布された消毒剤が屋
根の隙間から散逸し、この結果、消毒剤の利用効率が低
下するという問題がある。
根材の相互間に隙間を生じさせない畜舎用屋根材を提供
することにある。
め、本発明による畜舎用断熱屋根材においては、表面材
と、芯材と、裏面材との組合せを有する畜舎用屋根材で
あって、表面材は、凹凸条が賦型された波板であり、芯
材は、合成樹脂発泡体による断熱層であり、表面材に積
層一体化され、裏面材は、可撓性を有する軟質シートで
あり、芯材を覆い、裏面材張出し縁を有し、裏面材張出
し縁は、芯材の一端面より側方に張り出し、2以上の屋
根材を用いて畜舎の屋根に施工されたときに、隣接する
他の屋根材の裏面材の表面に重ね合せて屋根材の相互間
に形成される隙間を隠すものである。
曲りぐせが付けられ、隣接する他の屋根材の裏面材の表
面に自ずから密着するようになっているものである。
張り出す表面材張出し縁を有し、表面材張出し縁は、2
以上の屋根材を用いて畜舎の屋根に施工されたときに、
隣接する他の屋根材の表面材上に重ね合せるものであ
り、表面材張出し縁と、裏面材張出し縁とは、芯材に対
する張り出し方向を互いに異にするものである。
根材の実施の形態を図によって説明する。
においては、表面材1と、芯材2と、裏面材3との積層
体からなるものである。
が平行に付されたいわゆる波板である。表面材1には、
カラー鋼板、アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板、銅
板、ステンレス板、アルミニウム板などの金属板のほ
か、ポリ塩化ビニル、ポリエステル板などの合成樹脂板
を用いることができ、凹凸条は、ロールフォーミングあ
るいは成形加工によって板面に賦型される。
ムなどの硬質合成樹脂発泡層によって形成されたもので
ある。裏面材3は、硬質合成樹脂層を裏打ちする軟質シ
ートであり、可撓性を有している。裏面材3には、クラ
フト紙、ライナー紙、炭酸カルシウム混抄紙などの紙、
アルミ箔などの金属箔、ポリエチレンフィルムなどの合
成樹脂フィルムあるいは、これらの積層体が使用され
る。
面材3とは積層一体化されており、表面材1及び裏面材
3は、それぞれ張出し縁を有している。表面材1の張出
し縁が表面材張出し縁4であり、裏面材3の張出し縁が
裏面材張出し縁5である。表面材張出し縁4は、凹凸条
の数条分を芯材2の端縁からその側方に張り出させた部
分であり、裏面材張出し縁5は、裏面材3を芯材1の端
縁から側方に向けて張り出させた部分である。
張り出し方向は、芯材2の一側と他側、すなわち互いに
異なる方向に張り出させている。それぞれの張出し縁
4,5は、表面材1又は裏面材3の大部分を残して裏面
材3と芯材2又は表面材1と芯材2との積層の一部をそ
の端から切り取ることによって得られる。
なる硬質合成樹脂層、例えばポリウレタンフォームの層
を裏面材上に形成する際に、裏面材3に対するフォーム
層の形成領域を制限することによっても芯材2の端面に
裏面材張出し縁5を形成できる。この場合、芯材2の端
面は中突の形状になるが、その突出量が僅かであればそ
のままでよく、不都合があれば、図2に示すように芯材
2の端面に形成される中突の部分Eのみを消去してもよ
い。
を施工するに際し、例えば第1屋根材6aと第2屋根材
6bとを並べるときには、図3(a)に示すように第1
の屋根材6aの表面材を張り出した側の端面と、第2の
屋根材6bの裏面材を張り出した側の端面とを互いに突
き合わせ、ついで、図3(b)に示すように第1の屋根
材6aの表面材張出し縁5aを第2の屋根材6bの表面
材1a上に重ね合せ、同様に第2の屋根材6bの裏面材
張出し縁5bを第1の屋根材6aの裏面材1aの表面に
重ね合せる。
屋根材6bとが一連に接続される。3以上の屋根材を接
続する要領も全く同じである。もっとも、屋根の両端に
位置する屋根材については、さらに他の屋根材を接続を
する必要がないため、開放端側の表面材張出し縁また
は、裏面材張出し縁は不要である。
4に示すように波板の凹凸条Pが棟木8から桁9に向う
ように方向を決めて垂木10に釘打ちされ、畜舎の建物
7の屋根として施工される。
材、例えば第1の屋根材6aと第2の屋根材6bとを並
列に並べて施工したときにそれぞれの屋根材に備えた裏
面材張出し縁5aが隣接する他の屋根材6bの裏面材3
の表面を覆うため、屋根材6a,6bの隣接相互間に形
成される隙間を隠蔽することができる。特に各屋根裏面
材張出し縁5には、芯材2側に向けて予め曲りぐせを付
しておけば、これを他の板の表面材は、波板であるた
め、屋根材に密着させることができる。
施工する場合に、第1の屋根材6aの表面材の凹凸条P
のピッチと、第2の屋根材の凹凸条Pのピッチとを合致
させる必要から、第1屋根材の芯材と第2屋根材の芯材
間の隙間に多少のバラツキができても、一方の屋根材に
設けた裏面材張出し縁に覆われて目立たない。表面材の
波板に形成された波型には、その形状、ピッチの大小に
よって、小波、中波、角波に分類することができる。
領を示す。図5(a)は、凹凸条が小波、(b)は中
波、(c)は角波の例である。裏面材張出し縁の長さ
は、いずれの場合であっても5〜30mmもあれば実用
上十分である。
るが、ウレタンフォームの形成時の面材に用いられるク
ラフト紙などの紙、金属箔、合成樹脂フィルムであれ
ば、30mm以内の張り出し長さでは自己保型性を維持
し、張り出し部分が内側に垂れることはなく、さらには
積極的に上向きの曲りくせを付しておくことによって、
隣接する他の屋根材の表面に密着するために、裏面材の
継ぎ目を目立たせず、また、違和感を感じさせない。も
し、裏面材張出し縁の張り出し厚さが5mm以下では、
屋根材の相互間に形成される隙間を完全に隠すことがで
きない。
舎、豚舎、鶏舎のような簡略な建物の屋根板に用い、2
以上の屋根材を並べて接続したときに、隣接する屋根材
の相互間に生ずる継ぎ目がそれぞれの屋根材に一体に備
えた裏面材張り出し部分によって、覆われるために、サ
イジング様式の屋根板に比べて断熱欠損を起こしにく
く、また、屋根材の合せ目が見えないので外観が優れ、
その上天井面が平滑となるため、ごみ、ほこり、汚れが
付着しにくく、さらには、畜舎内の消毒を行ない易く、
ひいては室内を衛生的に保つことができる効果を有す
る。
(b)は、接続された屋根材を示す図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面材と、芯材と、裏面材との組合せを
有する畜舎用屋根材であって、 表面材は、板面に凹凸条が賦型された波板であり、 芯材は、合成樹脂発泡体による断熱層であり、表面材に
積層一体化され、 裏面材は、可撓性を有する軟質シートであり、芯材を覆
い、裏面材張出し縁を有し、 裏面材張出し縁は、芯材の一端面より側方に張り出し、
2以上の屋根材を用いて畜舎の屋根に施工されたとき
に、隣接する他の屋根材の裏面材の表面に重ね合わせて
屋根材の相互間に形成される隙間を隠すものであること
を特徴とする畜舎用屋根材。 - 【請求項2】 裏面材張出し縁は、芯材側に向けて曲り
ぐせが付けられ、隣接する他の屋根材の裏面材の表面に
自ずから密着するようになるものであることを特徴とす
る畜舎用屋根材。 - 【請求項3】 表面材は、芯材の他端面より側方に張り
出す表面材張出し縁を有し、 表面材張出し縁は、2以上の屋根材を用いて畜舎の屋根
に施工されたときに、隣接する他の屋根材の表面材上に
重ね合せるものであり、 表面材張出し縁と、裏面材張出し縁とは、芯材に対する
張り出し方向を互いに異にするものであることを特徴と
する請求項1に記載の畜舎用屋根材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16089498A JPH11350668A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 畜舎用屋根材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16089498A JPH11350668A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 畜舎用屋根材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11350668A true JPH11350668A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15724671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16089498A Pending JPH11350668A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 畜舎用屋根材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11350668A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008163551A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Ig Kogyo Kk | 断熱屋根材の連結構造 |
JP2008240346A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 金属屋根用断熱材 |
JP2015140624A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | 古河電気工業株式会社 | 複合構造体 |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16089498A patent/JPH11350668A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008163551A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Ig Kogyo Kk | 断熱屋根材の連結構造 |
JP2008240346A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 金属屋根用断熱材 |
JP2015140624A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | 古河電気工業株式会社 | 複合構造体 |
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